Danacord


デンマークを代表するレコードレーベルのひとつ Danacord (ダナコード) は、オーナーのイェスパー・ブール Jesper Buhl 氏が1979年に設立したレーベル。“実際には存在しないレコードを求めている” 自分に対して、その願いをかなえてくれない既存のレコード産業に対するプロテストがきっかけとなって、自分のレコードレーベルを作ることに。

ブール氏が聴きたいと願った音楽のひとつは歴史的な録音の数々です。それがディスクとなったのが、カール・ニルセンの歴史的録音集(全6巻)、デンマークを代表したふたりのテノール歌手、ラウリツ・メルキオ (メルヒオール) Lauritz Melchior とアクセル・ショッツ Aksel Schiøtz の録音集成、カイ・ラウアセン Kai Laursen によるデンマーク・ヴァイオリン協奏曲集など。デンマーク放送局の音源を中心とするこれらの録音のなかには、「録音として残っていたのか」と言われるような貴重な演奏もあります。トマス・イェンセン Thomas Jensen によるニルセンの交響曲第2番は、1組だけプレスされたSP盤からの復刻です。新たに紹介されたヘアマン・D・コペルのアルバムには、彼の私的ライブラリーの録音も含まれています。

Danacord が誇りをもって続けているのが、カール・ニルセンの陰に隠れてしまったデンマーク・ロマンティシズムの作曲家の音楽に光をあてるというプロジェクトです。ルーズ・ランゴー Rued Langgaard、ヴィクトー・ベンディクス Victor Bendix、ルイ・グラス Louis Glass の交響曲全曲録音、「父と子の作曲家」シリーズ、そしてアンカー・ブリーメ Anker Blyme によるデンマークのピアノ作品録音など。他では聴くことができない作品が多数をしめており、とても貴重です。なかでも、ランゴーの名が一般的に知られるようになったのは、ブール氏のおかげだと考えられています。

王立デンマーク音楽アカデミーでピアノを学んだブール氏の好みが強く反映したのが、さまざまなピアニストたちによる音楽を紹介するシリーズです。そのひとつが、フーズム城でおこなわれるコンサートからピックアップした珍しいピアノ音楽を聴かせるシリーズ、“フーズム城音楽祭ライヴ録音 − 稀少ピアノ作品集”。1989年から2000年までの録音がリリース済みです(2002年1月現在)。もうひとつは、実力がありながら紹介される機会のない、デンマーク以外のピアニストを紹介するシリーズです。ロシアのオレク・マルシェフ Oleg Marshev (プロコフィエフ・ピアノソナタ全集、ピアノ協奏曲をはじめとするラフマニノフの作品、デンマークのピアノ協奏曲シリーズ) とニーナ・カフタラージェ Nina Kavtaradze (ムソルグスキー・ピアノ作品全集) が Danacord のために録音をつづけています。

Danacord は、デンマークの演奏家の紹介にも力を入れています。その代表がチェリストのエアリング・ブロンダル・ベンクトソン Erling Blöndal Bengtsson。スタンダード・レパートリーから珍しい曲まで、多彩な作品を録音しています。ヨーロッパ各地の優れた楽器によるオルガン・シリーズにブクステフーデの作品を録音したインゲ・ベネロプ Inge Bønnerup もそのひとりです。

このほかにも、ボー・ホルテン Bo Holten のフレデリク・ディーリアスのシリーズなど、思いがけないアルバムがリリースされ、そのたびに欧米のファンを中心に、嬉しい贈り物を喜ぶことになります。

Official Website: http://www.danacord.dk/


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DACO990 DVD-video
The Cello and IThe Scandinavian Cellist Erling Blöndal Bengtsson
[演奏曲目]
ドミートリー・ショスタコーヴィチ (1906-1975)
 チェロソナタ ニ短調 作品40 − モデラート・コン・モート
グレゴル・ピアティゴルスキー (1903-1976)
 カデンツァ (ハイドン「チェロ協奏曲第2番 ニ長調」第1楽章のための)
ゾルターン・コダーイ (1882-1967)
 無伴奏チェロソナタ 作品8 − アレグロ・マエストーゾ・マ・アパッショナート (第1楽章)
ロベルト・シューマン (1810-1856) チェロ協奏曲 イ短調 作品129 − 第1楽章 (抜粋)
JS・バッハ (1685-1750) 無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008 − クラント
ルイージ・ボッケリーニ (1743-1805) ロンド

ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
 モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO46
ピョートル・チャイコフスキー (1840-1893) ロココ風の主題による変奏曲 イ長調 作品33 (抜粋)
ヴィトルト・ルトスワフスキ (1913-1994) チェロ協奏曲 − 序奏
ヨウン・ノルダル (1926-) チェロ協奏曲 (1983) − 第1楽章 (抜粋)

ジャン・シベリウス (1865-1957) 主題と変奏 (c.1887) (チェロ独奏のための)
ニルス・ヴィゴ・ベンソン (1919-2000) 「ヴォルガの舟歌」による変奏曲 作品354
ニコライ・リムスキー=コルサコフ (1844-1908) 熊ん蜂の飛行
フレデリク・ショパン (1818-1849) チェロソナタ ト短調 作品65 − ラルゴ (第3楽章)
  エアリング・ブレンダール・ベンクトソン (チェロ) ニナ・カフタラージェ (ピアノ)
  デンマーク国立交響楽団 ミケール・シェーンヴァント (指揮) ドミートリー・キタエンコ (指揮)
  エスター・ヴァウニング (ピアノ) アンカー・ブリーメ (ピアノ)

  アイスランド交響楽団 ペトリ・サカリ (指揮)
 [インタビュー出演]
  エアリング・ブレンダール・ベンクトソン マイケル・オースティン (オルガニスト)
  ヘンリク・ブレンストロプ (チェリスト) ヨウン・ノルダル (作曲家) グンナル・クヴァラン (チェリスト)
  メレーテ・ブレンダール・ベンクトソン (妻) ヘンリク・ブレンダール・ベンクトソン (子、宝石商)
  ステファン・ブロンダール (子、画家) ニナ・カフタラージェ (ステファンの妻、ピアニスト)
  [演出 ミケール・マセン  制作 エヴァ・ヴェネルボー]
 [ボーナストラック] JS・バッハ (1685-1750) 無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009
  [DVD-video NTSC/PAL 4:3 All region Stereo Color
    英語、デンマーク語、アイスランド語、ロシア語 (英語以外の部分は英語字幕付)
    収録時間 155分+23分 (ボーナストラック)]


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Artwork © Danacord (Denmark)