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『虚しい栄光の歌(Songs of Vain Glory)』

Wigmore Hall Live WHLIVE0090 classical

 
イギリスのソプラノ歌手ソフィー・べヴァン Sophie Bevan(1983–)と王立音楽大学の学生時代から共演をつづけるピアニスト、セバスチャン・ウィブルー Sebastian Wybrew が、2014年12月14日、ウィグモアホールで行なったリサイタルのライヴ録音。第一次世界大戦の勃発から100年を記念、「国を離れ戦った者たちの興奮と幻滅と安らぎ、そして、後に残った者の愛と恐怖と喪失」を語った英語の歌によるプログラムが組まれました。トマス・ハーディの詩にフィンジが作曲した〈月食に思う〉、トマス・モアの詩によるブリテンの《ああ、なんと心を奪う眺め》、アイヴズ自身が詩を書いた《トムは船出する》、マシュー・アーノルドの詩によるブリッジの《夢の中で会いにきてく》、スタンフォードがヘンリー・ニューボルトの詩をテクストに作曲した《海の歌》の第4曲〈帰航〉。《世界に女の子があなただけだったら》は、20世紀初頭イギリスの貴族一家を描いたテレビ・シリーズ『ダウントン・アビー』の印象に残る場面でも歌われたスタンダード・ナンバー。同じくミュージカルから生まれた、ウェールズのアイヴァー・ノヴェロの《ライラックの花を集めましょう》は、アンコールとしても歌われました。

『虚しい栄光の歌(Songs of Vain Glory)』
ジェラルド・フィンジ(1901–1958)
 月食に思う(At a Lunar Eclipse) Op.19 no.6
ベンジャミン・ブリテン(1913–1976)
 ああ、なんと心を奪う眺め(O the sight entrancing)
アーサー・サマヴェル(1863–1937)
 戦場に赴くルーカスタに寄せて(To Lucasta, on going to the wars)
フランク・ブリッジ(1879–1941)
 一週間しか経たない(Tis but a week)
チャールズ・アイヴズ(1874–1954)
 トムは船出する(Tom Sails Away)
アイヴァー・ガーニー(1890–1937)
 このうえない神聖な夜(Most Holy Night)
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード(1852–1914)
 穏やかな日(A soft day)
ベンジャミン・ブリテン(1913–1976)
 かわいいポリー・オリヴァー(Sweet Polly Oliver)
ヘイドン・ウッド(1882–1959)
 ピカルディのバラ(Roses of Picardy)
ロバート・P・ウェストン(1878–1936)/バート・リー(1880–1946)
 Good bye-ee
ナット・エイヤー(1887–1952)
 世界に女の子があなただけだったら(If you were the only girl in the world)
アイヴァー・ノヴェロ(1893–1951)
 ライラックの花を集めましょう(We'll gather lilacs)
ヨーゼフ・ハイドン(1732–1809)
 水夫の歌(Sailor's Song)  HXXVLa:31
エドワード・エルガー(1857–1934)
 潜水艦(Submarines)
ベンジャミン・ブリテン(1913–1976)
 トム・ボウリング(Tom Bowling)
アイヴァー・ガーニー(1890–1937)
 船(The ship)
ベンジャミン・ブリテン(1913–1976)
 静かな夜にはたびたび(Oft in the stilly night)
ジョン・アイアランド(1879–1962)
 春の悲しみ(Spring sorrow)
リザ・レーマン(1862–1918)
 最愛のあなた、私が死んでも(When I Am Dead, My Dearest)
フランク・ブリッジ(1879–1941)
 夢の中で会いにきてくれ(Come to me in my dreams)
ピーター・ウォーロック(1894–1930)
 私だけの国(My Own Country)
グスターヴ・ホルスト(1874–1934)
 旅路の果て(Journey’s End) Op.48 no.9
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード(1852–1914)
 帰航(Homeward Bound) Op.19 no.4
アイヴァー・ノヴェロ(1893–1951)
 ライラックの花を集めましょう(We'll gather lilacs) (reprise)
  ソフィー・べヴァン(ソプラノ) セバスチャン・ウィブルー(ピアノ)

録音 2014年12月14日 ウィグモアホール(ロンドン)(ライヴ)

価格 ¥1,200(本体価格)

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『アメリカの交響曲(American Symphonies)』

BIS  SACD2118 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical 


ウォルター・ピストン Walter Piston(1894–1976)の交響曲第6番は、1955年の作曲。ボストン交響楽団が創立75周年を記念して委嘱、クーセヴィツキーと夫人ナタリーの思い出に献呈された作品です。「フルエンド・エスプレシーヴォ」「レジェリッシモ・ヴィヴァーチェ」「アダージョ・セレーノ」「アレグロ・エネルジーコ」。彼のネオクラシカルな作風の代表的作品に挙げられ、セントルイス交響楽団とレナード・スラトキンのアメリカ音楽シリーズの一枚(RCA 60798-2-RC)をはじめとする録音でも知られます。

サミュエル・ジョーンズ Samuel Jones(1935–)は、ミシシッピ州インヴァネス生まれ。イーストマン音楽学校で作曲をハワード・ハンソン、バーナード・ロジャーズ、ウェイン・バーロウに学んでいます。交響曲第3番は、テキサスの州立公園「パロ・デュロ・キャニオン」の広大な風景を「アメリカーナ」の気分も漂わせる、ソナタ形式の一楽章の「描画」にとらえた作品です。

スティーヴン・アルバート Stephen Albert(1941–1992)は、ニューヨーク生まれの作曲家。イーストマン音楽学校でバーナード・ロジャーズに作曲を学び、ストックホルムでカール=ビリエル・ブルムダールに師事しました。ジェームズ・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』から副題を採った交響曲第1番《Riverrun(川流れ河岸)》が、1985年ピュリツァー賞の音楽賞に選ばれています。交響曲第2番は、創立150周年のためニューヨーク・フィルハーモニックから委嘱を受けて作曲されました。「きわめてロマンティックな雰囲気。不透明なテクスチュアはシベリウスを連想させる」(ランス・フリーデル)音楽に始まる第1楽章、「マーラーの第9交響曲の『ロンド=ブルレスケ』を思い起こさせる」スケルツォの第2楽章、最初の楽章の素材を劇的に展開した第3楽章。アルバートが、1992年12月27日、自宅のあるマサチューセッツのケープコッドで自動車事故に遭い亡くなったため、作曲家のセバスチャン・カリアー Sebastian Currier(1959–)がオーケストレーションを完成させ、初演されました。クラシカル、フィルムスコアと、ジャンルを問わず輝かしい演奏で知られるロンドン交響楽団と、アメリカの指揮者ランス・フリーデル Lance Friedel による演奏。
  
『アメリカの交響曲(American Symphonies)』 
ウォルター・ピストン(1894–1976) 
 交響曲第6番(1955) 
サミュエル・ジョーンズ(1935–) 
 交響曲第3番《パロ・デュロ・キャニオン(Palo Duro Canyon)》(1992) 
スティーヴン・アルバート(1941–1992) 
 交響曲第2番(1992) 
  ロンドン交響楽団 ランス・フリーデル(指揮)

録音 2017年4月 ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
制作 ロバート・サフ
録音 ファビアン・フランク

価格 ¥2,650(本体価格)

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『一条の光(A Certain Slant of Light)』

Pentatone PTC5186634 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) classical/contemporary 


エミリ・ディキンソン Emily Dickinson(1830–1886)は、南北戦争とその戦後の時代、マサチューセッツの大学町アマストで隠遁者のような生活を送り、56歳で没しました。彼女が紙切れに書きつけた1789篇ともいわれる詩は、死後五年が経って最初の詩集として世に出され、生前はまったく知られなかったディキンソンが、ウォルト・ホイットマンとならぶ19世紀アメリカを代表する詩人と称されるようになりました。アメリカのソプラノ歌手リサ・デロン Lisa Delon の新しいアルバム『一条の光(A Certain Slant of Light)』では、ディキンソンの詩をテクストに採った4人の作曲家の作品が歌われ、彼女の詩作の多様性が示されます。

コープランドの《エミリ・ディキンソンの8つの詩》は、声とピアノのために書かれた12の連作歌曲がオリジナルです。「ディキンスンの破壊的な脱俗性の挑戦を受けて立ったコープランドの応答」(『アーロン・コープランドのアメリカ』G・レヴィン/J・ティック、奥田恵二訳)。管弦楽がふさわしい8曲をコープランド自身が選び、オーケストレーションを施した作品です。

ジェイク・ヘジー Jake Heggie(1961–)は、フロリダ州ウェスト・パームビーチ生まれ。カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)で学び、《デッドマン・ウォーキング(Dead Man Walking)》(2000年)や《白鯨(Moby-Dick)》(2010年)などのオペラ、声楽曲、管弦楽と室内楽の作品を手がけてきました。ディキンソンの5編の詩による《日々新たに》は、キリ・テ・カナワの70歳を祝い、ラヴィニア・フェスティヴァルから委嘱を受けて作曲された作品です。ゴードン・ゲティ Gordon Getty(1933–)は、「石油王」と呼ばれたJ・ポール・ゲティの第4子に生まれ、ビジネスマン、投資家、慈善家として活動し、作曲家として《アッシャー家(Usher House)》《ジャンヌと鐘(Joan and the Bells)》といったオペラ、合唱曲、管弦楽曲、ピアノ曲を作曲。ディキンソンの32編の詩に作曲され、リサ・デロンが歌った歌曲集《The White Election》(PTC5186054)をはじめ、かなりの数のアルバムが Pentatone レーベルからリリースされています。《4つのディキンソンの詩》は、リサ・デロンのアメリカ歌曲アルバム『The Hours Begin to Sing(時間が歌い始める)』(PTC5186459)でピアノ共演版が歌われていました。新しい録音は、ヘジーの作品と同様、管弦楽版による演奏です。

サンフランシスコ交響楽団音楽監督のマイケル・ティルソン・トマス Michael Tilson Thomas(1944–)は、南カリフォルニア大学(USC)のインゴルフ・ダールから指揮と一緒に作曲を学びました。オペラ《アンネ・フランクの日記から(From the Diary of Anne Frank)》や、広島への原爆投下から50年の1995年に行われた「パシフィック・ミュージック・フェスティヴァル(PMF)」のための《Shówa/Shoáh》などを作曲しています。彼は、コープランドの歌曲を通じて「ディキンソンの詩の世界に足を踏み入れた」と語り、ルネー・フレミングのために書いた《エミリ・ディキンソンの詩》では、コープランドの選択とは異なる、「皮肉、苦み、社会批評」といった色合いの濃い7篇を選び、作曲しています。このアルバムでは〈時の奇妙な流れを下り〉など5曲が抜粋して歌われます。

マルセイユ・フィルハーモニック管弦楽団 Orchestre Philharmonique de Marseille は、マルセイユ・オペラ(マルセイユ市立オペラ)のオーケストラ。ローレンス・フォスター Lawrence Foster が、2012/2013年のシーズンから音楽監督を務めています。

『一条の光(A Certain Slant of Light)』
アーロン・コープランド(1900–1990)
 エミリ・ディキンソンの8つの詩(8 Poems of Emily Dickinson)
 (1948 orch. 1958-70)
  自然、このうえなく優しい母(Nature, the gentlest mother)
  軍隊の喇叭のように風が(There came a wind like a bugle)
  世界がつまらなく感じられる(The world feels dusty)
  心よ、あの人のことは忘れましょう(Heart, we will forget him)
  いとしい月、三月よ、入っておいで(Dear March, come in!)
  あるべき眠りは(Sleep is supposed to be)
  天国へ行くの!(Going to Heaven!)
  馬車(The Chariot)
ジェイク・ヘジー(1961–)
 日々新たに(Newer Every Day)(2014)
  沈黙(Silence)
  わたしは取るに足りない!あなたはどう?(I'm Nobody! Who are you?)
  名声(Fame)
  わたしがずっと愛していたことを(That I did always love)
  おやすみ(Goodnight)
ゴードン・ゲティ(1933–)
 4つのディキンソンの詩(Four Dickinson Poems)(2008)
  雪花石膏の部屋で安らかに(Safe in Their Alabaster Chambers)
  一羽の鳥が歩道をやってきた(A Bird Came Down the Walk)
  一条の光が射しこむ(There's a Certain Slant of Light)
  死のために私が立ちどまれなかったから
  (Because I Could Not Stop for Death)
マイケル・ティルソン・トマス(1944–)
 《エミリ・ディキンソンの詩(Poems of Emily Dickinson)》
  2002)(抜粋)
  時の奇妙な流れを下り(Down Time's Quaint Stream)
  聖書(The Bible) 名声(Fame)
  地球には数々の調べがある(The Earth Has Many Keys)
  なにもかも私から奪っていいけれど(Take All Away from Me)
  リサ・デロン(ソプラノ)
  マルセイユ・フィルハーモニック管弦楽団
  ローレンス・フォスター(指揮)

録音 2017年6月、7月 マルセイユ(フランス)

価格 ¥2,550(本体価格)

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『コープランド、バーバー、ガーシュウィン』

Somm SOMMCD0118[旧譜] classical


オーケストラ・オブ・ザ・スワン Orchesra of the Swan(OOTS)は、イングランド、ウォリックシャーのストラトフォード=アポン=エイヴォンを本拠とするプロフェッショナル室内管弦楽団です。1995年、ストラトフォード・サマーフェスティヴァルで演奏するためヴィオラ奏者のデイヴィッド・カーティス David Curtis により創設されました。年に50回近いコンサートを行い、シェイクスピア没後400年の2016年にはイスタンブール国際フェスティヴァルで演奏しています。20世紀アメリカの音楽によるプログラム。コープランドの《静かな都会》は、アーウィン・ショーの戯曲のために書いた劇付随音楽を基に作曲されました。静まりかえった街に男がひとりトランペットを吹く。トランペット、コールアングレと弦楽オーケストラによる情景的な音楽です。《エミリ・ディキンソンの8つの詩》は、南北戦争とその戦後の時代、マサチューセッツの大学町で隠遁者のような生活を送ったエミリ・ディキンソンの詩による声とピアノのための12の連作歌曲がオリジナルです。この作品に取りかかった時、コープランドは、詩人の暮らしたアマストの家を訪れ、部屋の窓からの緑の眺めに心をひかれたといわれます。コープランド自身のオーケストレーションによる曲集です。サミュエル・バーバーの《ノックスヴィル、1915年の夏》は、ジェイムズ・エイジー James Rufus Agee(1909–1955)の散文詩に作曲されたノスタルジックな音楽。《カプリコーン協奏曲》は、フルート、オーボエ、トランペットと弦楽オーケストラのための「合奏協奏曲」スタイルで書かれ、バーバーがマウント・キスコの自宅につけた名前を曲名にしています。最後はガーシュウィンの《サマータイム》。エイプリル・フレドリック April Fredrick は、ミネソタ州のノースウェスタン大学とロンドンの王立音楽アカデミーで学んだアメリカのソプラノ歌手。これがデビューアルバム。2011年5月29日のコンサートのライヴ録音です。

『コープランド、バーバー、ガーシュウィン』
アーロン・コープランド(1900–1990)
 静かな都会(Quiet City)(1939)
サミュエル・バーバー(1910–1981)
 ノックスヴィル、1915年の夏(Knoxville, Summer of 1915)
  Op.24(1947)
 カプリコーン協奏曲(Capricorn Concerto) Op.21(1944)
アーロン・コープランド(1900–1990)
 エミリ・ディキンソンの8つの詩(8 Poems of Emily Dickinson)
 (1948 orch. 1958-70)
ジョージ・ガーシュウィン(1898–1937)
 歌劇《ポーギーとベス(Porgy and Bess)》(1935)
 - サマータイム(Summertime)
  エイプリル・フレドリック(ソプラノ)
  オーケストラ・オブ・ザ・スワン
  デイヴィッド・カーティス(指揮)

録音 2011年5月29日 Civic Hall(ストラトフォード=アポン=エイヴォン、イングランド)(ライヴ) 

価格 ¥2,350(本体価格) 

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『Flow(流れ)』

Losen Records LOS197-2 jazz

 
アリーナ・ロストツカヤ Alina Rostotskaya は、ロシアのヴォーカリスト、作曲家、バンドリーダー。ロシア劇場芸術アカデミーで音楽プロデュース、モスクワ・ジャズミュージック大学でジャズ・ヴォーカルを学び、モスクワ・ジャズヴォーカリスト・コンペティションでグランプリを受賞、ポーランド、ラトビアのリガ、エストニアのコンペティションでも上位に選ばれました。『Flow』は、アリーナと彼女のバンド「ジャズモバイル(Jazzmobile)」のデビューアルバムです。ジャズ、ロシアの民謡、クラシカル・ミュージックのアコースティック・フュージョン。彼女は、ロシア語と英語で歌い、ジャズのスキャットやモダンクラシックのヴォカリーズといった、さまざまな器楽的唱法も試みています。ジャズモバイルのプレーヤーのうち、ピアノのエフゲニー・レベジェフ、ベースのアントン・レヴニュク、ドラムのイグナト・クラフツォフは「LRK トリオ」(LOS186-2)のメンバーです。モスクワの「モスフィルム」スタジオで録音された音源。ECM レーベルをはじめとする録音で名高いヤン・エーリク・コングスハウグ Jan Erik Kongshaug がオスロのレインボースタジオでミクシングとマスタリングを行っています。2016年4月にロシアでリリース、ロシアのジャズ愛好家から温かい歓迎を受けたと言われるアルバムです。

『Flow(流れ)』
 Morenika(Trad./arr. Alina Rostotskaya)
 At Night(Alina Rostotskaya/arr. Vladimir Nesterenko)* 
 Wonderland(Alina Rostotskaya)*
 Birth(Alina Rostotskaya)
 Evening in Berlin(Alina Rostotskaya)**
 Oh, You My River(Trad./arr. Alina Rostotskaya)***
 Lullaby for Agafya(Alina Rostotskaya)
  アリーナ・ロストツカヤ(ヴォーカル、メロディカ **、オカリナ ***) 
  ジャズモバイル
   エフゲニー・レベジェフ(ピアノ)
   アンドレイ・クラシルニコフ(サクソフォーン)
   マクシム・シビン(ギター)
   アントン・レヴニュク(ベース)
   イグナト・クラフツォフ(ドラム)
   ウラジーミル・ネステレンコ(フルート)*
 
録音 Misfilm studio(モスクワ)
制作 アリーナ・ロストツカヤ
録音 アンドレイ・レヴィン

価格 ¥2,350(本体価格)

"Wonderland"

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『マ・メール・ロワ(Ma mère l'Oye) 』

Harmonia Mundi HMM905281 classical

    
フランスの指揮者フランソワ=グザヴィエ・ロト François-Xavier Roth(1971–)と、彼の主宰するピリオド楽器アンサンブル、レ・シエクル Les Siècles のシリーズ。Harmonia Mundi レーベルの第2作も、最初の《ダフニスとクロエ》(HMM905280)と同じラヴェル作品の特集です。《マ・メール・ロワ》は、『マザー・グース』を基にした4手のピアノのための5曲をオーケストレーション、〈前奏曲(Prélude)〉〈紡ぎ車の踊りと情景(Danse du rouet et scène)〉と5つの〈間奏曲〉を追加してバレエ音楽とした作品。《シェエラザード》は、『アラビアン・ナイト』を題材とする夢幻劇(féerie)の音楽として予定され、序曲だけが完成、1898年5月に作曲者の指揮で初演された作品です。《クープランの墓》は、1914年から1917年にかけて書かれたピアノ独奏曲から〈フーガ〉と〈トッカータ〉を外した4曲の管弦楽組曲。シリーズのこれまでの録音と同様、初演当時の楽器による演奏です。

モーリス・ラヴェル(1875–1937)
 バレエ音楽《マ・メール・ロワ(Ma mère l'Oye)》 (1911)
 夢幻劇の序曲《シェエラザード(Shéhérazade)》 (1898)
 組曲《クープランの墓(Le tombeau de Couperin)》 (1919)
  レ・シエクル フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮) 

録音 2016年10月31日 フィルハーモニー・ド・パリ、11月2日 サウスバンク・センター(ロンドン)、11月4日 シテ・ド・ラ・ミュジーク・ド・ソワソン(パリ)(マ・メール・ロワ)、2017年5月20日、9月9日、9月17日 フィルハーモニー・ド・パリ(シェエラザード)、8月13日 ブローニュ=ビヤンクール、ラ・セーヌ(パリ)(クープラン)(すべてライヴ録音)

価格 ¥2,600(本体価格) 

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『Sciuscià(靴みがき)』

Losen Records LOS192-2 jazz

   
セルジョ・カサーレ Sergio Casale は、イタリアのミュージシャン。若い時、ペルージャ・ジャズオーケストラのメンバーに選ばれフルートとサクソフォーンを担当、同じ年にローマ歌劇場とオーケストラ団員として契約しました。その後、カリアリ、ペルージャ、トリノの歌劇場、ローマやバルセロナのジャズバンドで演奏。作曲家としても活動してしています。『Sciuscià(靴みがき)』は、第二次世界大戦を経験したイタリア人の姿を題材にとり、社会の問題やイタリア人のアイデンティを追求した「ネオリアリズム」時代のイタリア映画とその時代をその音楽により回顧するというアイデアを基に作られたアルバムです。20世紀後期、イタリアではクラシカル音楽を背景にもつ作曲家たちが映画のための音楽を手がけ、ヴィットリオ・デ・シーカとアレッサンドロ・チコニーニ、フェデリコ・フェリーニとニーノ・ロータ、ミケランジェロ・アントニオーニとジョヴァンニ・フスコといった監督と作曲家のパートナーシップから、傑作と呼ばれる作品が多く生まれました。フェリーニの『I vitelloni』(邦題『青春群像』)『Lo sceicco bianco』(『白い酋長』)『La strada』(『道』)『8 ½』、デ・シーカの『Stazione Termini』(『終着駅』)『Ladri di biciclette』(『自転車泥棒』)『 Sciuscià』(『靴みがき』)、アントニオーニの『Il grido』(『さすらい』)『Avventura』(『情事』)、ピエル・パオロ・パゾリーニの『Uccellacci e uccellini』『Che cosa sono le nuvole』(オムニバス映画『Capriccio all’italiana』第4エピソード)、マリオ・モニチェリの『Guardie e ladri』、ルキノ・ヴィスコンティの『Rocco e i suoi fratelli』(『若者のすべて』)。アントニオ・アリエターノ Antonia Arietano は、オーケストラの首席クラリネット奏者からキャリアをスタート、室内楽のプレーヤーとしても活動。ヴァイオリンとヴィオラ奏者のセルジョ・ファネッリ Sergio Fanelli の参加したトリオによるセッションで録音されました。

『Sciuscià(靴みがき)』
 Uccellacci e uccellini - Titoli di testa(Ennio Morricone)
 I vitelloni - I(Nino Rota) I vitelloni - II(Nino Rota)
 Geppetto - I(Fiorenzo Carpi) Geppetto - II(Fiorenzo Carpi) 
 Geppetto - III(Fiorenzo Carpi)
 Pinocchio: birichinata(Fiorenzo Carpi)
 Stazione Termini, Ladri di biciclette & Sciuscià(Alessandro Cicognini)
 Il grido: commento al film(Giovanni Fusco)
 Bolero Avventura(Giovanni Fusco)
 Lo sceicco bianco(Nino Rota)
 Guardie e ladri(Alessandro Cicognini)
 La strada - I(Nino Rota) La strada - II(Nino Rota)
 Che cosa sono le nuvole    8 ½ - La passerella d'addio(Nino Rota)
 L'amore di Rocco(Nino Rota)
 Uccellacci e uccellini - Titoli di coda(Ennio Morricone)
  セルジョ・カサーレ(フルート、ピッコロ)
  アントニオ・アリエターノ(クラリネット)
  セルジョ・ファネッリ(ヴィオラ、ヴァイオリン)

録音 2013年6月、12月 GrandeMago-Music Farm(イタリア)
編曲・制作・録音 セルジョ・カサーレ

価格 ¥2,350(本体価格)

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