2017年12月

『Kom regn(雨よ降れ)』

LAWO Classics LWC1134 contemporary/classical

   
オスロ大学女声合唱協会 Kvindelige Studenters Sangforening(KSS)は、1895年の創設。男声合唱が主流のノルウェーの合唱界の中で、「新しい」音楽を求めながら、女声合唱の活動を支えつづけてきました。神学者ヨースア・ステーグマンの詩のブロアソンによる訳に作曲したヴァーレン Fartein Valen の《高きところより雨よ降れ》からタイトルを採ったアルバム。伝承の賛美歌、『エレミア哀歌』、カスリーン・レイン、スタイン・メーレン、ルーシー・ショーたちの詩、シェイクスピアのソネット、ポール=ヘルゲ・ハウゲンの『ジョルジュ・ド・ラ・トゥールによる瞑想』をテクストに、ヌールハイム Arne Nordheim、ホーヴラン Egil Hovland、ニューステット Knut Nystedt、クルーセ Bjørn Kruse たち、ノルウェーの作曲家が女声合唱のために作曲した20世紀の作品が歌われます。

『Kom regn(雨よ降れ)』
ファッテイン・ヴァーレン(1887–1952)
 女声合唱のためのモテット
 《高きところより雨よ降れ(Kom regn fra det høie)》 Op.25(1936)
 女声合唱のための2つのモテット
 (To motetter for kvinnekor) Op.14(1931)
  なにゆえ、独りで座っているのか(Quomodo sedet sola civitas)
  天の元后、歓び給え(Regina coeli laetare)
アルネ・ヌールハイム(1931–2010)
 シェリーの2つの断片に寄せる音楽
 (Music to Two Fragments by Shelley)(1985)
  銀の鍵(Silver Key) いや、音楽よ(No, Music)
エギル・ホーヴラン(1924–2013)
 栄光は父と子と聖霊に(Gloria Patri) Op.137 no.2(1991)
 見よ、わたしが約束を果たす日が来る(Se, dager kommer)(1975)
クヌート・ニューステット(1915–2014)
 貝殻(Shells)(1973) 感覚(Sansene)
 わたしは兄弟の番人(I am my brother's keeper)
 マリアの歌(Mary's Song)
ビョルン・クルーセ(1946–)
 耳にたえなる楽の音よ、なぜ憂い顔で音楽を聞くのです
 (Music to hear, why hear'st thou music sadly?)
 雨のごとく我が上を流れよ(Renn over meg som regn)
  オスロ大学女声合唱協会
  マーリト・トンデル・ボスベルグ・ヴァイデ(指揮)

録音 2016年6月24日–26日、9月23日–25日、10月21日–23日 リス教会(オスロ、ノルウェー)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

価格 ¥2,350(本体価格)

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『モーツァルト、シェーンベルク』

LAWO Classics LWC1138 classical

   
アンサンブル・アレグリア Ensemble Allegria は、オスロの室内オーケストラ。2007年、ノルウェー国立音楽アカデミーの学生たちによって創設され、ベルゲン国際フェスティヴァル、ハルダンゲル音楽祭、オスロ室内楽フェスティヴァル、フィヨルド・クラシックス、ウルティマ現代音楽祭などに出演してきました。マリア・アンゲリカ・カールセン Maria Angelika Carlsen(1988–)が創設時からリーダーと芸術監督を務めています。2012年にグリーグの《ホルベアの時代から》やクヴァンダールの曲などを演奏した『アンサンブル・アレグリア』(LAWO Classics LWC1044)でアルバム・デビュー。2015年にリリースされた、バルトークの《ディヴェルティメント》、ハイドン、ショスタコーヴィチの作品による『Volt 22』(LWC1082)は「スペルマン賞」(ノルウェー・グラミー賞)にノミネートされました。北欧を代表するアンサンブルのひとつ、オスロ・ソリスト合唱団と『わが命の光』(BIS SACD2184)で共演、J・S・バッハのモテット(BIS SACD2251)の録音にも参加しています。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)
 協奏交響曲 変ホ長調 K.364/320d
アルノルト・シェーンベルク(1874–1951)
 浄められた夜(Verklärte Nacht) Op.4 *
  マリア・アンゲリカ・カールセン(ヴァイオリン)
  マルテ・フースム(ヴィオラ)
  アンサンブル・アレグリア
  ベーリト・カルダス(コンサートマスター) *

録音 2015年4月9日–10日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)、4月17日–18日 リス教会(オスロ)
制作 ヴェーガル・ランドース
録音 トマス・ヴォルデン

価格 ¥2,350(本体価格)

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『雅歌、アルス・ヴィヴェンディ』

LAWO Classics LWC1140 contemporary/classical

   
コレギウム・ムジクム Collegiûm Mûsicûm は、ノルウェー、ベルゲンのアンサンブル。1978年、ヤン・クリステンセン Jan Chritensen により創設され、プロフェッショナルとアマチュア、約100人の器楽奏者と合唱団員が演奏活動を楽しんでいます。LAWO Classics からリリースされるアルバムには、コレギウム・ムジクムがベルゲンの作曲家に委嘱した作品が2曲収められました。トシュタイン・オーゴール=ニルセン Torstein Aagaard-Nilsen(1964–)の《アルス・ヴィヴェンディ(生活術)》は、ゲーオルグ・ヨハンネセン Georg Johannesen(1931–2005)の1990年の詩集『アルス・ヴィヴェンディ - または、人生の7つの徳(Ars Vivendi – eller de syv levemåter)』から選んだ詩に作曲された作品です。〈信頼(Tro)〉〈節制(Måtehold)〉〈知恵(Klokskap)〉〈勇気(Mot)〉〈正義(Rettferd)〉〈希望(Håp)〉〈愛(Kjærlighet)〉の7曲。クヌート・ヴォーゲ Knut Vaage(1961–)は、管弦楽曲、室内楽曲、器楽曲、オペラと、幅広く手がけ、オペラ《誰かが来るだろう》(Aurora ACD5043)やピアノ協奏曲《北海道の庭》(Aurora ACD5072)といった作品が知られています。『ソロモンの雅歌』をテクストとする《雅歌》は、新印象主義とでも呼べるスタイルも取り入れ、作曲されました。指揮者のアイヴィン・グッルベルグ・イェンセン Eivind Gullberg Jensen(1972–)は、ヨルマ・パヌラとレオポルト・ハーガーに指揮を学び、ヨーロッパ各地のオーケストラとオペラに客演。2012年、ノルウェー国立歌劇場の《ラ・ボエーム》の新演出に起用され、2017年には《トスカ》でウィーン国立歌劇場にデビューしました。

『雅歌、アルス・ヴィヴェンディ』
トシュタイン・オーゴール=ニルセン(1964–)
 アルス・ヴィヴェンディ(Ars Vivendi)(2014)
 (合唱、ヴィブラフォーンと弦楽オーケストラのための)
クヌート・ヴォーゲ(1961–)
 雅歌(Høgsongen)(2009)(2人の独唱者、合唱と管弦楽のための)
  コレギウム・ムジクム
  アイヴィン・グッルベルグ・イェンセン(指揮)
  マーリ・エーリクスモーエン(ソプラノ)
  ハルヴォル・F・メーリエン(バリトン)

録音 2015年9月11日–13日 ベルゲン要塞(ベルゲンフース城)(ベルゲン、ノルウェー)
制作 トシュタイン・オーゴール=ニルセン、クヌート・ヴォーゲ
録音 グンナル・ヘルライフ・ニルセン

価格 ¥2,350(本体価格)

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『風景画(Paesaggio)- テューバと管弦楽のための作品集』

Coviello Classics COV91727 classical

   
イギリスのヴォーン・ウィリアムズが、82歳の時、ロンドン交響楽団の50周年記念のコンサートのために作曲した《バステューバと管弦楽のための協奏曲》。スウェーデンのルンドクヴィスト Torbjörn Iwan Lundquist(1920–2000)が、Rikskonserter(スウェーデン国立コンサート機構)の委嘱で作曲、1978年4月、デンマークの奏者ミケール・リンとオレブルー室内管弦楽団(スウェーデン室内管弦楽団)の共演で初演された《風景》。そのほかにも、『スター・ウォーズ』の音楽で知られるジョン・ウィリアムズの協奏曲など、金管楽器のテューバを「ソロ楽器」とした作品は多く、田園詩の「ロマンス」が美しい印象を残すヴォーン・ウィリアムズの作品をはじめ、そのいくつかは「音楽の宝石」と呼ばれています。テューバと管弦楽のための作品を集めたアルバム『風景画』。ソリストのジークフリート・ユング Siegfried Jung はテーメシュブルク生まれ。ワイマールの「フランツ・リスト」音楽大学でヴァルター・ヒルガースに学び、1999年からマンハイム国立劇場管弦楽団のテューバ奏者を務めています。完璧主義者ではなく、クラシカル音楽のアーティストとして音楽を楽しみ、エンターテイナーとして聴く人たちを楽しませることを目指しているという音楽家。ハープを弾いているヨハンナ・ユング Johanna Jung は、夫人です。ジークフリートが教わったドイツのテューバ奏者、教師、編曲家、指揮者としても活動するヴァルター・ヒルガース Walter Hilgers(1959–)がこのアルバムの指揮を担当しています。

『風景画(Paesaggio)- テューバと管弦楽のための作品集』
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872–1958)
 テューバ協奏曲(Concerto for Bass Tuba and Orchestra)(1954)
ヴィリ・メルツ
 ディヴェルティメント(Divertimento)
 (テューバ、ハープと管弦楽のための)
トゥルビョーン・イーヴァン・ルンドクヴィスト(1920–2000)
 風景(Landskap)(1978)
 (テューバ、弦楽オーケストラとピアノのための)
アンドレーア・チョラニー(1964–)
 祈り(Prayer)(テューバ、ハープと弦楽のための)
イオネル・ドミトル(1915–1997)(ヴィリ・メルツ 編曲)
 ルーマニア舞曲第2番(テューバと管弦楽のための)
  ジークフリート・ユング(テューバ)
  ヨハンナ・ユング(ハープ)
  マンハイム国立劇場管弦楽団
  ヴァルター・ヒルガース(指揮)

録音 2017年2月20日–24日 シュターツフィルハーモニー(ルートヴィヒスハーフェン、ドイツ)

価格 ¥2,450(本体価格)

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『5 Go Adventuring Again』

Stunt Records STUCD17162 jazz

   
デンマークのミュージシャン。作曲家、サクソフォーンとフルートの奏者として活躍するフレズリク・ロンディン Fredrik Lundin(1963–)がデンマークのジャズ・シーンに登場したのは1981年でした。優雅でありながら、爆発的なエネルギーをもつプレーヤー。独創性とヴィルトゥーゾ性を発揮し、メインストリームのジャズだけでなく、実験的な音楽など、さまざまなスタイルに挑戦。彼が主宰する11人編成のブルース/ルーツ/ジャズ指向のバンド「Fredrik Lundin Overdrive」、「Five Go Adventuring Again」、トリーネ=リーセ・ヴェーリングのヴォーカルを加えた「Offpiste Gurus」、「Marilyn Mazur Group(マリリン・マスア・グループ)」といったバンドで活動してきました。「Five Go Adventuring Again」のメンバーは、ポーランドのトランペッター、トマス・ダブロフスキ Tomasz Dabrowski、スウェーデンのふたりのプレーヤー、トロンボーンのペッテル・ヘングセル Petter Hängsel と共鳴弦をもつ自作のダブルベース bazanar を演奏するヨエル・イッレルハーグ Joel Illerhag、デンマークのドラマー、アナス・プローヴィス Anders Provis、そしてサクソフォーンのロンディン。このクインテットによりロンディンは「小さな」バンドによる大きな響きと多彩な表情を創造してきました。ジェイムズ・ブレイクからヨン・バルケ、ベーラ・バルトークからT-ボーン・バーネット、ポール・ブレイからレッドベリーと、さまざまな音楽からインスピレーションを得て彼がこのアンサンブルのために作曲した作品は、物語性に特徴があると言われます。『5 Go Adventuring Again』は、2017年9月、コペンハーゲンの The Village Recording で行ったスタジオ・ライヴを収録したアルバムです。

『5 Go Adventuring Again』 
 The Hound of Baskerville(Fredrik Lundin)
 Crumbling Castles(Fredrik Lundin) 
 Wondering(Fredrik Lundin) Dodging Bullets(Fredrik Lundin)
 The Pond(Fredrik Lundin) Borderland(Fredrik Lundin)
 Jumping Jack(Fredrik Lundin) 
 Tilbage til start(振り出しに戻る)(Fredrik Lundin)
 Being in a Dark Place(Fredrik Lundin)
 Prairie Dreams(Fredrik Lundin) 
  Five Go Adventuring Again 
   フレズリク・ロンディン(テナーサックス、
    ソプラノサックス、バリトンサックス) 
   トマス・ダブロフスキ(トランペット)
   ペッテル・ヘングセル(トロンボーン、Sylo Synth) 
   ヨエル・イッレルハーグ(bazantar) 
   アナス・プローヴィス(ドラム、Spds drumpads、パーカッション) 
  ゲスト 
   イェスパー・ルーヴデール(コントラバス・クラリネット)

録音 2017年9月7日–10日 The Village Recording(コペンハーゲン)(ライヴ)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Hanne Boel Unplugged 2017』

Sundance Music SU9093-2 jazz

   
ハネ・ボール Hanne Boel は、1957年、コペンハーゲンのバウスヴェーア生まれ。1980年に王立デンマーク音楽アカデミーを卒業、ボストンのバークリー音楽大学で1年間学びました。帰国してからの5年間、ファンクバンド「Blast(ブラスト)」の歌手、合唱団のソリスト、音楽教師として過ごし、1987年にヤーアン・エムボー、マス・ヴィンディング、アレクス・リールと共演してジャズアルバム『Shadow of Love』を録音。翌年発表した自身のアルバム、R&B/ソウル調の『Black Wolf』でデンマーク音楽賞の最優秀女性歌手賞を獲得しました。素敵な声と歌唱スタイルのシンガーです。『Unplugged 2017』は、2017年2月、デンマークのオルボーとコペンハーゲンで行った、電子楽器を使わない(unplugged)、アコースティック楽器と弦楽四重奏の共演によるコンサートのライヴ録音です。

『Hanne Boel Unplugged 2017』
 Starting All over Again(Phillip Mitchell)
 My Kindres Spirit(Martin Page)
 Don't Know Much about Love(John Hiatt)
 Black Wolf(Hanne Boel/Lars Vesterholt)
 Broken Angel(Hanne Boel/Martin Hall/Ole Hansen)
 Chance of a Lifetime(Martin Hall)
 You Kept Me Waiting(Hanne Boel/Emil Falck/Anders SG)
 I Wanna Make Love to You(Jerry Williams)
 Light in Your Heart(Martin Page/Bernie Taupin)
  ハネ・ボール(ヴォーカル) ヤコブ・フォンク(ギター)
  イェンス・ロンゲ(ギター) アナス・バク(キーボード)
  ヤコブ・アナセン(パーカッション)
  ストリングズ
   ベティーナ・マリー・エサキ(ヴァイオリン)
   ベネディクテ・ダムゴー(ヴァイオリン)
   アンドレーアス・ベルニット(ヴィオラ)
   リヴェ・ヨハンソン(チェロ)

録音 2017年2月11日 Musikkens Hus(音楽ホール)(オルボー)、2月12日 コンサートホール(コペンハーゲン)(ライヴ録音)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Uppers』

Stunt Records STUCD17152 jazz

   
1990年代に活動したデンマークのインディ・ポップ/ロック・バンド「Fielfraz(フィールフラス)」でリードヴォーカルとギターを担当したシンガーソングライターのクラウス・ヘムプラー Claus Hempler と、2016年春、5年ぶりのアルバム『Perfume』を発表した歌手のディクテ・ヴェスタゴー・マセン Dicte Vestergaard Madsen のデュオ「ディクテ+ヘムプラー」の最初のスタジオ・アルバム。《Practice Makes Perfect(習うより慣れろ)》以下、オリジナルの9曲による「ロードムービー(道行の映画)」のスタイルで制作されました。

『Uppers』
 Practice Makes Perfect Sheep Dreams
 Everything Will Come True What Love Can Do
 Uppers My Thoughts Go out like Wild Horses
 Teen Sunshine Meltdown The Brakes Don't Work
  ディクテ+ヘムプラー
   クラウス・ヘムプラー(ヴォーカル、アコースティックギター)
   ディクテ・ヴェスタゴー・マセン(ヴォーカル)
  ミカ・ヴァンデボー(エレクトリックギター)
  ケーヴ・グリーマン(ピアノ、モーグ、シンセサイザー)

録音 2017年8月–9月 ケーヴ・スタジオ
制作 ケーヴ・グリーマン、クラウス・ヘムプラー

The Dark & Stormy Tour 2012 Jazzhouse

価格 ¥2,350(本体価格)

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『ダウスゴー、ニルセン』

Seattle Symphony Media SSM1017 classical

   
デンマークの指揮者トマス・ダウスゴー Thomas Dausgaard(1963–)は、2014年から2015年のシーズンにかけて、アメリカのワシントン州、シアトル交響楽団の首席客演指揮者を務め、2016年3月、その契約が2019年から2020年まで延長されることが発表されました。そして2017年10月、シアトル交響楽団は時期音楽監督としてダウスゴーを指名、2018年から2019年のシーズンの就任が決まりました。カール・ニルセンの交響曲全曲録音の第1作。 《ひろがりの交響曲》の副題をもつ第3番は4楽章の作品。「エネルギーの爆発と人生の肯定」の「アレグロ・エスパンシーヴォ」、ニルセンの生まれたフューンの田舎を想わせる、ソプラノとバリトンのヴォカリーズの加わる「アンダンテ・パストラーレ」、「夢と覚醒状態の間」で平衡をたもった「アレグレット・ウン・ポコ」、「仕事と日常生活の健やかな楽しみへの賛歌」という「アレグロ」の終曲。「不滅」の邦題が使われていた第4番は「生の衝動ありは生の表現。そう私たちが理解していることを表現するつもりだ」とニルセンが語った作品。「生は不屈であり、消してしまうことはむずかしい……音楽は生であり、同様に消しがたい」。

カール・ニルセン(1865–1931)
 交響曲第3番 FS60(Op.27) 《ひろがりの交響曲(Sinfonia espansiva)》 *
 交響曲第4番 FS76 CNW28(Op.29)
 《消しがたきもの(Det uudslukkelige)》
  シアトル交響楽団 トマス・ダウスゴー(指揮)
  エステリー・ゴメス(ソプラノ) *
  ジョン・テイラー・ウォード(バリトン) *

録音 2017年6月8日–10日(第3番)、2015年11月12日–14日 S. Mark Taper Foundation Auditorium, Benaroya Hall(シアトル、ワシントン州)

価格 ¥2,250(本体価格)

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『ユンパネン、ドビュッシー』

Ondine ODE1304-2 2CD's for price of 1 classical

  

『ユンパネン、ドビュッシー』
クロード・ドビュッシー(r1862–1918)
 前奏曲集 第1巻(Préludes 1) 前奏曲集 第2巻(Préludes 2)
 子供の領分(Children's Corner)
  パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ)

録音 2016年6月–8月 フリードリヒ・エーベルト・ホール(ハンブルク)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『運命の歌(Songs of Destiny)』

Ondine ODE1301-2 classical

  
スウェーデンのイェヴレ交響楽団が首席指揮者・芸術監督のハイメ・マルティンと進めるブラームスのシリーズ。第2作では、エーリク・エーリクソン室内合唱団が共演、合唱作品が取り上げられます。ヘルダーリンの詩をテクストとする《運命の歌》、ゲーテの戯曲に基づく《運命の女神の歌》、シラーの詩による《哀悼の歌》、1859年に最終稿が完成した初期の《埋葬の歌》。プログラムの後半は、対照的な気分をもつ、ブラームス自身が選曲、オーケストレーションを施したワルツ集《愛の歌》と《新・愛の歌》の9曲。

『運命の歌(Songs of Destiny)』
ヨハネス・ブラームス(1833–1897)
 運命の歌(Schicksalslied) Op.54
 運命の女神の歌(Gesang der Parzen) Op.89
 哀悼の歌(Nänie) Op.82
 埋葬の歌(Begräbninsgesang) Op.13
 ワルツ集《愛の歌》(Liebeslieder-Waltzer) Op.52/65
  答えてくれ、いとしいひとよ(Rede Mädchen, allzu liebes) Op.52 no.1
  巌に激しく潮が(Am Gesteine rauscht die Flut) Op.52 no.2
  美しい夕映えのように(Wie des Abends schöne Röte) Op.52 no.4
  かわいい小鳥が(Ein kleiner, hübscher Vogel nahm) Op.52 no.6
  みどりのホップの蔓が(Die gruüne Hopfenranke) Op.52 no.5
  私の心を苦しめている(Nagen am Heryen) Op.65 no.9
  ああ、世間の奴らとは(Nein, es ist nicht aus zukommen) Op.52 no.11
  やさしく愛らしいきみの瞳(Wenn so  lidt dein Auge mir) Op.52 no.8
  ドナウの河のほとり(Am Donaustrande) Op.52 no.9
   エーリク・エーリクソン室内合唱団
  イェヴレ交響楽団 ハイメ・マルティン(指揮)

録音 2017年2月4日–7日 イェヴレ・コンサートホール(イェヴレ、スウェーデン)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『主を賛美せよ(Laudate Dominum)』

Ondine ODE1302-2 classical

  
ラトビアのヴァスクス Pēteris Vasks(1946–)の合唱のための近作。《主よ、平安を与えたまえ》は、ヴァスクスの70歳記念コンサートのために作曲された作品。「私たちの時代の絶望の叫び、私たちの狂気の世界への祈り。音楽は私たちの信仰と愛と魂を強くする力をもっていると、私は信じています」(ヴァスクス)。15世紀スイスの聖者フリュー・フォン・ニコラスの瞑想からインスピレーションを得たという《わが主よ、わが神よ》。《祈り》と《沈黙の果実》は、マザー・テレサのテクストに作曲された作品です。

『主を賛美せよ(Laudate Dominum)』 
ペーテリス・ヴァスクス(1946–) 
 主よ、平安を与えたまえ(Da pacem Domine)(2016) 
 わが主よ、わが神よ(Mein Herr und mein Gott)(2016) 
 主を賛美せよ(Laudate Dominum)(2016) * 
 祈り「主よ、私たちの目を開いてください」
 (Prayer "Lord, open our eyes")(2011) 
 沈黙の果実(The Fruit of Silence)(2013) 
  ラトビア放送合唱団 シンフォニエッタ・リガ
  シグヴァルズ・クリャーヴァ(指揮)
  イルゼ・レイネ(オルガン) *

録音 2017年5月 聖ヨハネ教会(リガ、ラトビア)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Tankens kartotek(思考のファイルボックス)』

Imogena IGCD144 jazz

   
「Strange Birds Passing」(不思議な鳥が渡っていく)は、ヨーテボリ演劇音楽大学の即興演奏プログラムで学んだ学生たちが2014年に結成したジャズカルテットです。『Tankens kartotek(思考のファイルボックス)』は、彼らのデビューアルバム。最初の曲《Radioskugga》(ラジオ電波の届かないところ)から、パリの通りを曲名にとった《Avenue Corentin Cariou》まで、ベースのエリアス・ヘルクヴィスト Elias Hällqvist が、フランスの印象主義、ニューヨークのジャズ、スウェーデンのフォークミュージックと鳥の歌からインスピレーションを得て作曲したという9曲が演奏されます。ジャケット・アートワークとミクシングもヘルクヴィストが担当しました。

『Tankens kartotek(思考のファイルボックス)』
 Radioskugga(Elias Hällqvist)
 Till den det berör(ご担当者様)(Elias Hällqvist)
 Rastplats jorden(休息の地)(Elias Hällqvist)
 Vinter(冬)(Elias Hällqvist)
 Arbetets lust och leda(働く意欲と嫌気)(Elias Hällqvist)
 Tankens kartotek(思考のファイルボックス)(Elias Hällqvist)
 Musik för pyloner(パイロンのための音楽)(Elias Hällqvist)
 Höst(秋)(Elias Hällqvist)
 Avenue Corentin Carious(Elias Hällqvist)
  Strange Birds Passing
   ダニエル・ヌーデーン(バスクラリネット、サクソフォーン)
   ペール=グンナル・ユーリウソン(ピアノ)
   エリアス・ヘルクヴィスト(ベース)
   アントン・ユーンソン(ドラム)

録音 Studio Epidemin

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Regula de Tri』

Imogena IGCD138 jazz

   
ピアニストのマッティアス・エングストレム Mattias Engström、ベーシストのアンドーレアス・バケルンド Andreas Backelund、ドラマーのクラース・フィンゴード Klas Finngård。スウェーデンの西部地方生まれのプレーヤーたちが結成したアンサンブル。アンドレーアスとマッティアスの作曲した「スウェーデンの控えめの音とアメリカの外向きの音が出会った」ナンバーと、トリニー・ソーデルベリとブリット・リンデボリの曲をアンドレーアスが編曲した《Diggi-loo Diggi-lej》のプログラム。

『Regula de Tri』
 Klåfinger(Andreas Backelund) Syntax Error(Mattias Engström)
 Diggi-loo Diggi-lej
 (Torgny Söderberg/Britt Lindeborg/arr. Andreas Backelund)
 Song for Balboa(Andreas Backelund)
 Jules Rules(Mattias Engström) Syllogism(Mattias Engström)
 Hobgoblin(Mattias Engström) Catch!(Andreas Backelund)
 Tömte(Andreas Backelund)
 Spellevink(Mattias Engström)
  Regula de Tri
   マッティアス・エングストレム(ピアノ、メロディカ)
   アンドーレアス・バケルンド(ベース)
   クラース・フィンゴード(ドラム)

録音 2016年11月

価格 ¥2,350(本体価格)

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『スウェーデン・ジャズの歴史 第11集(Svensk jazzhistoria Vol.11)』

Caprice CAP22067 4CD's jazz

   
スウェーデン・ジャズの歴史を録音と資料でたどるシリーズの第11集。「Jazz Cosmopolit(ジャズ・コスモポリタン)」のサブタイトルで1970年から1979年の録音を4枚のCDに収録。ゲオルク・リーデル、ステーン・オーベリ、プッテ・ヴィクマン、ローベット・マルムベリとレッド・ミッチェル、ベルント・ルーセングレーン、アリス・バブス、ニルス・リンドベリ、ヤン・ガルバレク=ボボ・ステーンソン・カルテット、モニカ・セッテルルンドとスティーヴ・キューン、ラーシュ・グッリン、ベンクト・ハルベリ、レッナールト・オーベリ、ペール・ヘンリク・ヴァリーンたち、全62トラック。英語とスウェーデン語のエッセイと写真を収めた188ページのブックレットが付いています。

『スウェーデン・ジャズの歴史 第11集(Svensk jazzhistoria Vol.11)』
[CD1]
Arbete & Fritid
 En solig dag på landet + The Big Bad Bag of Baba-Louie
Georg Riedel & Radiojazzgruppen
 Svit Cosmopolit, final part
Takt & Ton
 Blues in My Shoes
Kustbandet
 Åk ej, Rut
Sten Öbergs Kvintett
 Charlie Boy
Staffan Harde
 Substance I
Sevda
 Batum
Nils Sandström
 Manteca
Mount Everest
 S.J.
Robert Malmberg & Red Mitchell
 Empty Pocket Samba
Putte Wickman
 Happy New Year
Wallgrens Orkester
 Khalida's Lullaby
Janne Schaffer
 Vindarnars madrass
Rena Rama
 Batiali
Bernt Rosengrens Kvartett
 Ramblin'
Nannie Porres, Bernt Rosengrens Orkester
 En gång älskade jag
Appendix
 Thetan
[CD2]
Umeå Big Band & Benny Baily
 Love for Sale
Alice Babs & Nils Lindberg
 There's Something About Me
Gugge Hedrenius Big Blues Band
 Four Five Six
Jan Garbarek-Bobo Stenson Quartet
 Wichi-Tai-To
Lasse Werner och hans Vänner
 Sergel + Ryka sunvan
Göteborg Muskkvartett
 Ej budze vojna budze
Björn Alkes Kvartett
 Blues för Ann-Katrin
Solar Plexus
 Mercy, Mercy, Mercy
Mount Everest
 Spirits
Åke Johansson Trio
 Monday Date
Monica Zetterlund & Steve Kuhn
 If You Could See Me Now
Eje Thelin Group
 Time
Iskra
 Solsken över Ångermanälven
Ann Kristin Hedmark & Sandvik Big Band
 Blues Eyes
Spjärnsvallet
 Pojkarna
Kornet
 Sju hungriga år
Musikteatergruppen Oktober
 Gå med i kvinteirkeln!
[CD3]
Lars Gullin & Radiojazzgruppen
 The Arching Heart of an Oak, Part Ii & III
Urban Hansson & Emphasis on Jazz
 Foursome
Opposite Corner
 Lurdans (Buciumeana) ur Rumänska folkdanser
Häxmjölk
 Funky Roots
Egba
 Trabajo para Egba
Bernt Rosengren Big Band
 Manhattan Reflections
Puls
 Metropolis
Bengt Hallberg & Radiojazzgruppen
 Bounce Tempo
Bent Persson
 High Society
Sansara Music Band
 Birth Cry, part I
Lennart Åberg Orchestra
 Partial Solar Eclipse, part VI
Okay Temiz & Oriental Wind
 Les noto
Sture Nordin
 Sea Stone
Änglaspel
 Italiensk dröm
[CD4]
Monica Zetterlund & Radiojazzgruppen
 Swedish Love in the Southern Bronx, part I
Erik Norström Trio
 99,5
Nexus
 Ida Lupino
Christer Boustedt Quintet
 Ping Pong I
Mwendo Dawa
 The Pond
Waves
 Fasching
Mamba
 Skånsk vinter
Sumpens Swingsters
 Mardi Gras in New Orleans
Nils Lindberg & Saxes Galore
 Storm Warning
Per Henrik Wallin Trio
 Wuppertal
Lokomotiv Konkret
 Siciliansk öppning
Rena Rama
 Lisas piano
Peter Gullin
 Sommarpsalm
Tintomara
 Dagens efter

価格 ¥6,400(本体価格)

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『エントロピア(Entropia)』

BIS SACD2305 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical

   
「曽祖父は作曲家(ジャン・シベリウス)、祖父は指揮者(ユッシ・ヤラス)、母はオーケストラのミュージシャン、父はアマチュアでジャズを演奏していました……」。ラウリ・ポッラ Lauri Porra(1977–)は、作曲家、さまざまな楽器のプレーヤーとして国際的にも知られます。彼の管弦楽作品は各国のオーケストラが演奏、2016年のヘルシンキ・フェスティヴァルではフィンランド放送交響楽団の委嘱による《コホタ》がオープニング・コンサートで初演されました。プレーヤーとしての活動もめざましく、「ラウリ・ポッラ・フライオーバー・アンサンブル Lauri Porra Flyover Ensemble」では、ロックとジャズから、クラシカル、エレクロトニック、映画音楽まで、さまざまな音楽を演奏。2005年からは、フィンランドを代表するメタルバンド「ストラトヴァリウス Stratovarius」でベースを弾いています。

「熱力学第二法則:ΔS>0 エントロピーは、乱雑さと時間方向を測るために使うことができる……」(ヘルシンキ大学物理学部教授シモ・フオタリ)。アルバムのタイトル曲《エントロピア(Entropia》は、交響楽団とベースギターという、対照のはっきりしたふたつを結合させた協奏曲です。「エントロピーの寓意(アレゴリー)として、ふたりの人間の出会いと関係の分担を使った」(ラウリ・ポッラ)。「ふたつ」から生じる乱雑、破壊、混沌、そして何かが生まれる。4つの楽章の第3楽章は、2017年12月、フィンランド独立100周年を祝いヘルシンキで行われたコンサートでも、ポッラのベース、ヤーコ・クーシスト Jaakko Kuusisto(1974–)の指揮で演奏されました。

「点、場所、位置、セクション、パラグラフ、条項、すぐに」と文脈によって異なる意味をもつフィンランド語がタイトルの《コホタ》は、「ラッパー」をソリストとする管弦楽作品です。「とてもおもしろいテクストを作る、表現性の素晴らしいアーティスト」とポッラが語る、パペリ・T(ヘンリ・プルッキネン) Paperi T(Henri Pulkkinen)のラップ、サムリ・コスミネン Samuli Kosminen のパーカッション。ラウテンヴェルク(リュート=ハープシコード)とヴィオラ・オルガニスタ(レオナルド・ダ・ヴィンチの描画に基づく)という2つの歴史的楽器を組み合わせた「オムニヴェルク Omniwerk」をポッラが担当しています。《ドミノ組曲》は〈Stasis(ステイシス)〉〈Domino(ドミノ)〉〈Surrender(降伏)〉の3曲。記譜された音楽に即興が組み込まれ、サムリ・コスミネンの担当するサウンドプロセシングが印象的に使われます。

『エントロピア(Entropia)』
ラウリ・ポッラ(1977–)
 コホタ(Kohta)(2016)(ラッパーと管弦楽のための) *
 ドミノ組曲(Domino Suite)(2017)(ソリストと管弦楽のための) 
  Stasis(ステイシス) ** Domino(ドミノ)***
  Surrender(降伏) **
 エレクトリックベースのための協奏曲《エントロピア(Entropia)》
 (2015) †
[Bonus track] コホタ(Kohta)(器楽バージョン)
  パペリ・T(ヴォーカル) *
  サムリ・コスミネン(追加パーカッション *、サウンドプロセシング **/***) 
  ヴィリ・オッリラ(オルガン) *
  ファティマ・ボイクス・カント(クラリネット) *
  ヨーナス・リーパ(ドラム・セット) ***
  アキ・リッサネン(ピアノ) **
  ラウリ・ポッラ(エレクトリックベース †、オムニヴェルク *)
  ラハティ交響楽団 ヤーコ・クーシスト(指揮)

録音 2017年1月(コホタ、エントロピア)、2017年5月(ドミノ組曲) シベリウスホール(ラハティ、フィンランド)
制作 インゴー・ペトリ
共同制作・追加録音 ラウリ・ポッラ、サムリ・コスミネン
録音 ファビアン・フランク
録音(Vocals in Kohta) Lerin paja studio(録音:トンミ・ヴァイニカイネン)
 
価格 ¥2,650(本体価格)

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『ヴァリーン、ビューエネ』

BIS SACD2242 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical   


アヴァンギャルド・ロック、ジャズ、古楽から、伝統的なクラシカル音楽まで、幅広いジャンルを背景に作曲、クラリネット協奏曲(1996年)で NOMUS(北欧音楽委員会)賞を受賞したロルフ・ヴァリーン Rolf Wallin(1957–)。『あり得べき諸都市/本質を衝く風景』(2L083SABD)など「思索」を背景とする作品を発表、作家としての活動でも知られるアイヴィン・ビューエネ Eivind Buene(1973–)。世代もスタイルも異なるノルウェーの作曲家ふたりの作品を2曲ずつ収めたアルバム。ヴァリーンの《都会の肌の下に(Under City Skin)》は、ヴィオラを独奏者とした作品を「ヴァイオリニスト、弦楽オーケストラとサラウンドサウンド」のために改作。「都会の実在の音」を織りこんだ〈ハイヒール(High-heeled Shoes)〉〈夜の公園(The Park at Night)〉〈機関車(Locomotive)〉〈田園詩(Pastorale)〉の4つの楽章から構成された「詩的な音の旅」です。「現れては消える感覚」と作曲者が語る《出現(Appearances)》は、アンサンブル・アンテルコンタンポランの委嘱で書いた作品を15人の小アンサンブルのために改訂した版で演奏されます。ビューエネの《ヴァイオリン協奏曲》は、繊細で詩的な音の織りなすページを中心とする作品。〈堕ちていく天使たち(Falling Angels)〉〈ぐっすり眠る(Sound Asleep)〉〈死者の声の間で(Among Voices of the Dead)〉の3楽章に作曲者の音楽的、文学的な素養が濃く反映しています。シューベルトのソナタの断片など、思いつくままにアイデアを投げ入れた6つの「小品」による《ミニチュア(Miniatures)》。ヴァイオリニストのペーテル・ヘッレスタール Peter Herresthal(1970–)は、現代の作品を主なレパートリーとし、彼が BIS レーベルに録音したヌールハイム、トンメセン、ヘルステニウス、マトレ、デンマークのヌアゴー、イギリスのトマス・アデスの作品は、メディアから注目されてきました。

『ヴァリーン、ビューエネ』 
ロルフ・ヴァリーン(1957–) 
 都会の肌の下に(Under City Skin)(2009/2017)
 (独奏ヴァイオリン、弦楽オーケストラとサラウンドサウンドのための) * 
 出現(Appearances)(2003/2007)(15の楽器のための版) ** 
アイヴィン・ビューエネ(1973–) 
 ミニチュア(Miniatures)(2009/2016)(アンサンブルのための) † 
 ヴァイオリン協奏曲(2013–16)  †† 
  ペーテル・ヘッレスタール(ヴァイオリン) */††
  アークティック・フィルハーモニック室内管弦楽団 * 
  アークティック・フィルハーモニック・シンフォニエッタ **/†/††
  オイヴィン・ビョロー(指揮)

録音 2016年3月–4月 ストルメン・コンサートホール(ボードー、ノルウェー)(出現、協奏曲)、2016年12月 ストルメン・コンサートホール(ボードー)(ミニチュア)、2016年12月 ノルウェー・アークティック大学音楽院(トロムソ)(都会の肌の下に) 
制作 ハンス・キプファー 
録音 マッティアス・シュピツバルト、イェンス・ブラウン(都会の肌の下に)

価格 ¥2,650(本体価格)

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『セバスチャン・ファーゲルルンド』

BIS SACD2295 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical

   
セバスチャン・ファーゲルルンド Sebstian Fagerlund(1972–)は、フィンランドの作曲家。モダニズムの厳しさに対抗するかのような豊かな色彩と響きのスタイルで書かれた管弦楽作品や、ヴァイオリン協奏曲《光の中の暗黒》(SACD2093)やファゴット協奏曲(SACD2206)など、大きな規模と高度な技巧の協奏曲で知られ、2016年から2017年にかけてアムステルダム・コンセルトヘボウのコンポーザー・イン・レジデンスを務めました。タンペレとベルゲンのフィルハーモニックの委嘱による《石造物》は、シャーマニズムの儀式のために造られたとされる建造物からインスピレーションを得て作曲された作品です。風や水に吹き寄せられてできる《吹きだまり》は、フィンランド放送交響楽団とヨーテボリ交響楽団とガリシア交響楽団の共同委嘱作。暗い彩りの「ラルゴ・ミステリオーゾ」に始まる、ゆっくりしたテンポを基本とする音楽には、ベルイマンの映画を基に作曲したオペラ《秋のソナタ》(2014–16)のメロディも使われています。この2曲とともに「三部作」を構成する最後の作品は、2018年4月にアムステルダムで初演される予定で準備が進められています。

ギターと管弦楽のための協奏曲《通過》は、「ギターの静かな音は管弦楽の響きにかき消されてしまう」ことをあえて強みと考えて作曲したという作品です。ギター奏者イスモ・エスケリネン Ismo Eskelinen(1971–)によって初演された独奏曲《Kromos》の素材が使われ、「モデラート・コン・アニマ」「インテンソ、リベラメンテ」「エスプレッシヴォ」「リトミコ」「ブリランテ」「インテンソ」の6つの楽章が切れ目なく演奏されます。フィンランド放送交響楽団の首席指揮者を務めるハンヌ・リントゥ Hannu Lintu(1967–)は、デンマーク国立交響楽団を指揮して録音したソンライフ・ラスムセンの交響曲第1番《海洋の日々》がNOMUS(北欧音楽委員会)賞を受賞するなど、今日の音楽の解釈でも高い評価を獲得しています。

セバスチャン・ファーゲルルンド(1972–)
 吹きだまり(Drifts)(2017)(管弦楽のための)
 石造物(Stonework)(2015)(管弦楽のための)
 ギター協奏曲《通過(Transit)》(2013) *
  イスモ・エスケリネン(ギター) *
  フィンランド放送交響楽団 ハンヌ・リントゥ(指揮)

録音 2016年2月–3月(石造物)、2016年8月(通過)、2017年6月(吹きだまり) ヘルシンキ・ミュージックセンター(フィンランド)
制作 ラウラ・ヘイキンヘイモ
録音 ヤリ・ランタカウリオ(YLE)(石造物)、アンナ=カイサ・ケンピ(YLE)(通過)、エンノ・マエメツ(Editroom)&アンティ・ポホヨラ(YLE)(吹だまり)

価格 ¥2,650(本体価格)

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『ラーシュ・カールソン』

BIS SACD2286 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical

   
ラーシュ・カールソン Lars Karlsson(1953–)は、スウェーデンとフィンランドに挟まれたバルト海、フィンランド自治領のオーランド諸島に生まれました。シベリウス・アカデミーで作曲法、ピアノとオルガンを学び、フリーランスの作曲家として活動しています。ネオロマンティックで表現的なスタイルに始まり、「調性と旋律」を意識しながら半音階的語法や自由調性といった手法を模索。1990年代の初頭、伝統的な長調と短調の調性による、全音階的メロディで彩色したヴァイオリン協奏曲を発表したころ、現在のスタイルにたどり着いたと言われます。 

《ペール・ラーゲルクヴィストの詩による7つの歌》は、スウェーデン生まれのバリトン歌手、ガブリエル・スオヴァネン Gabriel Suovanen(1977–)のアイデアから生まれた作品です。1951年のノーベル文学賞を受賞したスウェーデンの作家、劇作家、詩人、エッセイストのラーゲルクヴィスト Pär Lagerkvist(1891–1974)の詩がテクスト。「岸に打ち寄せる波のように」は、1976年の合唱曲につづき再びテクストに選ばれました。クラリネット協奏曲は、〈レント-アレグレット〉〈アンダンテ〉〈プレスト〉の3楽章構成。初期の作品の素材も再使用され、伝統的手法により書かれています。この作品のアイデアを提供したクリストフェル・スンドクヴィスト Christoffer Sundqvist(1964–)は、フィンランド放送交響楽団首席クラリネット奏者。ファーゲルルンド(BIS SACD1707)やノルドグレン(Alba ABCD359)のクラリネット協奏曲を録音、ソリストとしても活動しています。ラップランド室内管弦楽団の芸術監督を務めるヨン・ストゥールゴールズ John Storgårds(1963–)は、カールソンとの交流が深く、2つの交響曲やフィンランド国立オペラによる《ロードハムン》の初演を指揮。2007年にヘルシンキ・フィルハーモニックがセーゲルスタムの指揮でカールソンのヴァイオリン協奏曲を演奏した際にはヴァイオリンのソロを担当しました。

ラーシュ・カールソン(1953–) 
 ペール・ラーゲルクヴィストの詩による7つの歌
 (Sju sånger till text av Pär Lagerkvist)(2010–12)
 (バリトンと管弦楽のための) * 
  レント・ドロローゾ
  「苦悩、苦悩はわたしの遺産(Ångest, ångest är min arvedel…)」 
  プレスト・ネルヴォーゾ
  「かけがえのないあなた(Ingentig är som du…」) 
  レント・リリコ
  「もっとも美しい時は黄昏(Det är vackrast när det skymmer…)」 
  プレスト・フリオーゾ
  「燃える船のように(Som ett brinnande skepp…」) 
  レント・エ・ウン・ポコ・ルバート
  「岸に打ち寄せる波のように(Som en våg…)」 
  アレグロ
  「あなたは私のアフロディーテ(Du är min Afrodite…)」 
  レント「わたしの木はカサマツ(Mitt träd är pinjen…)」 
 クラリネット協奏曲(2013–15) ** 
  ガブリエル・スオヴァネン(バリトン) *
  クリストフェル・スンドクヴィスト(クラリネット) ** 
  ラップランド室内管弦楽団 ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)

[楽器 Buffet Crampon R13 Vintage B-flat clarinet Mouthpiece: Alessandro Licostini]

録音 2016年9月–10月 コルンディ文化の家(ホール)(ロヴァニエミ、フィンランド) 
制作 ロバート・サフ 
録音 マッティアス・シュピツバルト

価格 ¥2,650(本体価格)

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『ラフマニノフ ピアノ協奏曲』

BIS SACD2338 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) classical

   

セルゲイ・ラフマニノフ(1873–1943)
 ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18
 ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30
  エフゲニー・スドビン(ピアノ)
  BBC交響楽団 サカリ・オラモ(指揮)

録音 2017年2月 メイダ・ヴェイル・スタジオ(ロンドン)

価格 ¥2,650(本体価格)

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『バルトの声(Baltic Voices)』

Harmonia Mundi HMX2908793 3CD's contemporary/classical

   
ポール・ヒリアーとエストニア・フィルハーモニック室内合唱団が、バルト海沿岸の国々の近代と現代の合唱作品を歌った『バルトの声』シリーズ。エストニアのクレークの《ダヴィデの詩篇》、トルミスの《ラトビアのブルドン・ソング》、フィンランドのラウタヴァーラの《ロルカ組曲》、ラトビアのヴァスクスの《われらに平和をお与えくださ》……。カトリック、正教、プロテスタントと、キリスト教の3つの派の聖歌を取り上げた第2集。リトアニアのアウグスティナスの《足踏みしている花嫁》、フィンランドのベリマンの《絞首台の4つの歌》……。Harmonia Mundi USA のロビーナ・G・ヤングが、2002年の7月から2005年の4月まで、足かけ4年かけて制作した3枚のアルバムがセットでリリースされます。

『バルトの声(Baltic Voices)』
[CD1] 『バルトの声 第1集』
キリルス・クレーク(1889–1962)
 ダヴィデの詩篇(Taaveti laulud)
  詩篇104番「わたしの魂よ、主をたたえよ」
  (Taaveti lalu 104 "Kiida, mu hing, Issandat!")
  いかに幸いなことか(Õnnis on inimene)
  詩篇141番「主よ、わたしはあなたを呼びます」
  (Taaveti lalu 141 "Issand, ma hüüan Su poole, kuule mind!")
  詩篇121番「目を上げて、わたしは山々を仰ぐ」
  (Taaveti lalu 121 "Päeval ei pea päikene sind vaevama”)
スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム(1942–)
 主よ、わたしの祈りを聞いてください(Hear my prayer, O Lord)
 (パーセルによる)
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928–2016)
 ロルカ組曲(Lorca–sarja) Op.72(1973)
  馬乗りの歌(馬に乗って)(Canción de jinete)
  叫び(El Grito) 月が昇る(La luna asoma)
  マラゲーニャ(Malagueña)
ヴェルヨ・トルミス(1930–)
 ラトビアのブルドン・ソング(Latvies burdona dziesmas)(1982)
  出会いの歌(Garais sauciens) 春の歌(Rota dziesma)
  婚礼の歌の競技会(Kazu apdziedasanas)
  葬式の歌(Seru dziesma) 亜麻の畑(Linu druva)
  真夏の歌(Ligo dziesma)
スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム(1942–)
 それで充分だ(Es ist genug)(1986)
アルヴォ・ペルト(1935–)
 "...which was the son of…"(2000)
ペーテリス・ヴァスクス(1946–)
 われらに平和をお与えください(Dona nobis pacem)(1998)
 (混声合唱と弦楽オーケストラのための) *
  エストニア・フィルハーモニック室内合唱団 タリン室内管弦楽団 *
  ポール・ヒリアー(指揮)
 [録音 2002年7月18日、19日、22日–24日
   タリン・メソジスト教会(タリン、エストニア)][HMU907311] 
[CD2] 『バルトの声 第2集』
ウルマス・シサスク(1960–)
 《父と子と聖霊に栄光あれ(Gloria Patri)》の5つの歌
  I 今日キリストは蘇られた(Surrexit Christus hodie)
  II われらみな喜びの声を上げよ(Omnis una gaudeamus)
  IV 父を賛美せよ(Benedicamus Patrem)
  XXIII さあ祈ろう(Oremus)
  XIX 恵み深い主に感謝せよ(Confitemini Domino)
トイヴォ・トゥレフ(1958–)
 そして静寂のなか、私といるのはあなただけ
 (And then in silence there with me be only you)(2002)
ペア・ヌアゴー(1932–)(グンナル・エーリクソン(1936–)編曲)
 冬の讃美歌(Winter Hymn)(1976/84)
ガリーナ・グリゴリエヴァ(1962–)
 離脱の時(On Leaving)(1999)
アルフレート・シュニトケ(1934–1998)
 3つの聖歌(1983–84)
  エストニア・フィルハーモニック室内合唱団 ポール・ヒリアー(指揮)
 [録音 2003年7月14日–17日
   聖母マリア大聖堂(ハープサル、エストニア)][HMU907331]
[CD3] 『バルトの声 第3集』
ヴァツロヴァス・アウグスティナス(1959–)
 足踏みしている花嫁(The Stomping Bride)(1994)
ペレ・グズモンセン=ホルムグレーン(1932–2016)
 ステートメンツ(Statements)(1969)
カイヤ・サーリアホ(1952–)
 夜、別れ(Nuit, adieux)(1991 rev.1996)
 (四重唱と混声合唱のための)
リーティス・マジュリス(1961–)
 眩まされた眼は言葉を失う(The dazzled eye  lost its speech)(1992)
エーリク・ベリマン(1911–2006)
 絞首台の4つの歌(Vier Galgenlieder) Op.51b(1960)
 (3人の語り手と混声合唱のための)
アルギルダス・マルティナイティス(1950–)
 アレルヤ(Alleluia)(1996)
エルッキ=スヴェン・トゥール(1959–)
 瞑想(Meditatio)(2003) *
ヘンリク・グレツキ(1933–)
 5つのクルピエ地方の歌 Op.75(1999)
  エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
  ポール・ヒリヤー(指揮)
  ラッシャー・サクソフォーン四重奏団 *
 [録音 2004年10月25日–29日、2005年4月19日–20日
   タリン・メソジスト教会(タリン、エストニア)][HMU907391] 

制作 ロビーナ・G・ヤング、ブラッド・マイケル
録音 ブラッド・マイケル、ジェフ・マイルズ

価格 ¥3,450(本体価格)

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『ミステリオーゾ(Misterioso)』

Proprius PRCD2079 contemporary/classical

   
フランスのトロンボーン奏者フランソワ・ルモニエ François Lemmonier とスウェーデンのオルガニスト、カーリン・ネルソン Karin Nelson のデュオ。グレゴリオ聖歌、ルネサンスとバロックの音楽、スウェーデン民謡、セロニアス・モンクのジャズナンバーと、多様な時代とスタイルの作品が、即興演奏を加える可能性も考えて選ばれ、ふたりのオリジナル曲を2曲加えたプログラムが組まれました。「現代の美術館に昔の彫刻が展示されているように、古い作品をかつて聞かれたのとは違う視点から見つめる……」。トロンボーンとオルガンのための編曲もルモニエとネルソンがふたりで行いました。

『ミステリオーゾ(Misterioso)』
セロニアス・モンク(1917–1982)
 ミステリオーゾ(Misterioso)
スウェーデン、ムーラの民謡
 ある朝、私はひっそりと立っていた(Hemlig stod jag en morgon)
フランソワ・ルモニエ
 Mnemosynum(思い出)
ハンス・レーオ・ハスラー(bap.1564–1612)
 踊れ、跳べ(Tanzen und Springen)
グレゴリオ聖歌
 第8旋法のマニフィカト(Magnificat VIII. Toni)
ジローラモ・フレスコバルディ(1583–1643)
 トッカータ ト長調
アントニオ・デ・カベソン(1510–1566)
 パヴァーナ・グロサーダ(Pavana Glosada)
フランソワ・ルモニエ/カーリン・ネルソン
 綱渡り師のバラード(La ballade du funambule)
レオポルト・モーツァルト(1719–1787)
 アダージョ(Adagio)
  カーリン・ネルソン(オルガン)
  フランソワ・ルモニエ(トロンボーン)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『過ぎし時の夢(Dreams of the Past)』

Proprius PRCD2081 contemporary/classical

    
「経験と記憶というものがなかったとしたら、人生とは何だろう? 自身の過去のことを音楽という手段を使って夢想する。それは、とりわけ美しいことだ……」。スウェーデンのヨーテボリを本拠にオルガニスト、合唱指揮者、作曲家として活動するエルランド・ヒルデーン Erland Hildén(1963–)の『瞑想と幸福感(Meditation och eufori)』(PRCD2055)につづくアルバム『過ぎし時の夢』。前のアルバムと同じオルグリューテ新教会 Örgryte nya kyrka で録音セッションが行われ、プログラムの前半はシュニトガー Schnitger 製作の北ドイツ・バロック様式の主オルガン(中全音律(ミーントーン)調律)、後半はヘンリー・ウィリス Henry Willis 製作(1871年)のイギリス・ロマンティック様式の第2オルガンと、楽器を弾き分けています。

『過ぎし時の夢(Dreams of the Past)』
エルランド・ヒルデーン(1963–)
 儀式の踊り(Ritual Dancing)(2006/17) *
 悲しみの踊り(Dance of Sorrow)(2016) *
 オルガンのための4つの動物(Four Animals for Organ)(2016) *
  蛇(Snake) ジャガー(Jaguar)
  ミドリハチドリ(Colibri) 鷲(Eagle)
 パチャクテク(Pachakuti)(2017)**
 キーボードのための組曲(2015/17)**
  前奏曲「祖父の葉書」(Prelude "Grandfather's Postcard")
  メヌエット「蟻の行列」(Minuet "Parade of Ants")
  マーチ「象のバレエ」(March "Ballet of Elephants")
  アンダンテ「内省」(Andante "Introspetion")
  終曲「宇宙空間の音楽」(Finale "Outer Space Music")
 曼荼羅(Mandala)(2015) **
  ブラジルの曼荼羅(Brazilian Mandala)
  ケルトの曼荼羅(Celtic Mandala)
  アメリカの曼荼羅(American Mandala)
  エルランド・ヒルデーン(オルガン)

録音 オルグリューテ新教会(ヨーテボリ、スウェーデン)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『ヴァイオリンとコントラバスのための二重奏曲』

audite AU97732 contemporary/classical

   
「すべての楽器には音色、技術、精神、それぞれの面でアイデンティティがある……」。多くの作曲家が関心を寄せるようになってきた、室内楽の楽器としてのコントラバスと「スター楽器」ヴァイオリンによる「デュオ」。フィンランドのヴァイオリニスト、エリナ・ヴァハラとオランダのベーシストが共演、ニーク・デ・グローンのふたりが、ヨーロッパと韓国の作曲家が作曲した「個人的なテーマ」を扱った7曲を録音しました。ペンデレツキの《協奏的二重奏曲》は、《聖ルカ受難曲》《ポーランド・レクイエム》といった大規模で「告白的」な作品から離れた彼が、ソロ曲や室内楽曲を書くようになったころ、アンネ=ゾフィー・ムターから委嘱されて書いた作品。曲名が示すとおり、ふたつの楽器が対等な役割を担う、ユン・イサンの《Together》。フィンランドのヴァイオリニスト、ヤーコ・クーシストは、ラハティ交響楽団のコンサートマスターを経験、作曲家、指揮者としての活動が増えてきました。《Miniö》は、ジョン・アダムズの音楽も投影された神秘的な響きの作品。エストニアのエルッキ=スヴェン・トゥールは、ヴァイオリンとコントラバスのデュオを「超楽器」とみなして《共生》を作曲したと言います。1991年と2003年の二度のイラク戦争を背景にもつという〈戦争(Krieg)〉と〈平和(Frieden)〉の2楽章からなる、オーストリアのアルフレート・フーバーの《(Re)Actio》。「小品の達人」といわれるハンガリーのクルターグが、「人も音楽も、花の移ろい」のメッセージをこめた《Virág az ember (for Miyako)(人は花にすぎない(ミヤコに))》。ドイツのヴォルフガング・リームの《ダイアド(Dyade)》は、「アダージョ」のエピソードに心の歌が歌われる、ヴァイオリンとコントラバスの対話。エリナ・ヴァハラ Elina Vähärä は、ラハティ交響楽団のコンサートでデビューしました。ソリスト、室内楽奏者として活躍。フィンランド、ヨーロッパ、アメリカのオーケストラと共演、日本を含むアジアや南米のツアーに同行してきました。カールスルーエの音楽大学で教授を務めています。ニーク・デ・グロート Niek de Groot は、王立コンセルトヘボウ管弦楽団をはじめとするアンサンブルの首席奏者を経て、2006年からソリスト、室内楽奏者として活動、エッセンの芸術大学のシニア教授を務めています。

『ヴァイオリンとコントラバスのための二重奏曲』
クシシュトフ・ペンデレツキ(1933–)
 協奏的二重奏曲(Duo concertante)(2011)
 (ヴァイオリンとコントラバスのための)
ユン・イサン(尹伊桑)(1917–1995)
 Together(1989)(ヴァイオリンとコントラバスのための)
ヤーコ・クーシスト(1974–)
 Miniö Op.23(2012)
エルッキ=スヴェン・トゥール(1959–)
 Symbiosis(共生)(1996)
アルフレート・フーバー(1962–)
 (Re)Actio Op.18(2012)
ジェルジュ・クルターグ(1926–)
 Virág az ember (for Miyako)(人は花にすぎない(ミヤコに))(2000)
ヴォルフガング・リーム(1952–)
 ダイアド(Dyade)(2011)(ヴァイオリンとコントラバスのための)
  エリナ・ヴァハラ(ヴァイオリン)
  ニーク・デ・グロート(コントラバス)
  
録音 2017年1月9日–11日 ライプニツ・ザール(ハノーファー・コングレス・セントラム)
制作 ルトガー・ベッケンホーフ
編集 ユストゥス・バイアー [PCM 96kHz/24bit 録音]

価格 ¥2,500(本体価格)

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『燃え上がる感情から(Appassionata)』

2L 2L142SACD SACD hybrid(5.1 surround/stereo) classical

   
ティーナ・マルガレータ・ニルセン Tina Margareta Nilssen は、スイス生まれ、ノルウェーのピアニスト。トロンハイムで育ち、ヨルゲン・ラーシェン、イジー・フリンカ、ドイツのハイデ・ゲルツ、イェンス・ハーラル・ブラトリにピアノを学びました。師のハイデ・ゲルツとデーナ・ピアノデュオ Dena Piano Duo を結成、『モーツァルト/グリーグ 第1集』(2L40SACD)、『モーツァルト/グリーグ 第2集』(2L57SABD)、『グリーグへのオマージュ』(2L094SABDJ)の3つのアルバムを 2L レーベルに録音しています。初めてのソロアルバム。「人生の喜び、婚約したばかりの気分」に特徴づけられ、高度な技術の求められる「青年」グリーグのソナタ。まったく新しい創造をめざす戦いと苦悩の映されるベートーヴェンの《熱情》ソナタ。ピアニストのスタンダード・レパートリーに含まれる2曲の間にノルウェーの女性作曲家シグネ・ルンド Signe Lund(1868–1950)の《5つの小品》が演奏されます。ルンドは、グリーグの故郷でもあるベルゲン生まれ。クリスチャニア(現 オスロ)でエリカ・リ・ニッセンにピアノ、音楽理論と作曲をイーヴェル・ホルテルに学びました。《5つの小品》は、力強くエネルギッシュな〈即興曲〉に始まる、予期せぬハーモニーの展開、変化に富んだ音楽の色彩が特徴的な作品です。1897年に作曲され、1905年に出版されました。初録音の作品です。

『燃え上がる感情から(Appassionata)』
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 ピアノソナタ ホ短調 Op.7
シグネ・ルンド(1868–1950)
 5つの小品(Cinq Morceaux) Op.34
  即興曲(Impromptu) メロディ(Mélodie)
  ゆったりしたワルツ(Valse lente)
  即興曲(Improvisata) ノヴェレット(Novelette)
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770–1827)
 ピアノソナタ第23番 ヘ短調 Op.57《熱情(Appassionata)》
  ティーナ・マルガレータ・ニルセン(ピアノ)

録音 2016年10月 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作 ヴォルフガング・プラッゲ
バランス・エンジニアリング ビアトリス・ヨハンネセン
ミクシング・マスタリング モッテン・リンドベルグ

[DXD (352.8kHz/24bit) 録音]

価格 ¥2,450(本体価格)

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『ダウスゴー、ブラームス』

BIS SACD2253 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) classical

   
スウェーデン室内管弦楽団と音楽監督のダウスゴー Thomas Dausgaard(1963–)によるロマンティシズム時代の音楽シリーズ。交響曲第1番、9つの《愛の歌》、3つのハンガリー舞曲を収録した第1集(SACD1756)(2011年録音)につづくブラームス。前のアルバムで作曲者自身の編曲による3曲(第1番・第3番・第10番)が演奏された《ハンガリー舞曲集》は、第5番、第6番、第7番の3曲がダウスゴーの編曲で録音されました。

ヨハネス・ブラームス(1833–1897)
 交響曲第2番 ニ長調 Op.73
 ハイドンの主題による変奏曲
 (Variationen über ein Thema von Haydn) Op.56a
 大学祝典序曲(Akademische Festouvertüre) Op.80
ヨハネス・ブラームス(1833–1897)(トマス・ダウスゴー(1963–)編曲)
 ハンガリー舞曲集(Ungarische Tänze) WoO1 - 第5番 第6番 第7番
  スウェーデン室内管弦楽団 トマス・ダウスゴー(指揮)

録音 2016年5月、6月 オレブルー・コンサートホール(オレブルー、スウェーデン)
制作 インゴー・ペトリ
録音 ファビアン・フランク(Arcantus Musikproduktion)

価格 ¥2,650(本体価格)

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Choice

『エッシャー弦楽四重奏団』

BIS SACD2280 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) classical

   
エッシャー弦楽四重奏団 Escher String Quartet は、マンハッタン音楽学校に学んだ音楽家たちが2005年に結成した、ニューヨーク市を拠点とするアンサンブル。ツェムリンスキーの弦楽四重奏曲全集(Naxos)につづいて録音したメンデルスゾーンの四重奏曲全集(BIS SACD1960, SACD1990, SACD2160)は、第2集が「ガーディアン」紙の2016年 Top 10 CD に選ばれ、第3集が BBC Music Magazine Award にノミネートされるなど、ヨーロッパも舞台に活躍する彼らに高い評価を与えました。ドヴォルジャークの《アメリカ》など3曲を演奏したアルバム。デイン・ジョーハンセンに代わるチェリストのブルック・スペルツ Brook Speltz は、ロサンジェルス生まれ。カーティス音楽院のピーター・ワイリーとジュリアード音楽学校のジョエル・クロスニックに学びました。

アントニーン・ドヴォルジャーク(1841–1904)
 弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 Op.96 B.179《アメリカ》
ピョートル・チャイコフスキー(1840–1893)
 弦楽四重奏曲第1番 ニ長調Op.11
アレクサンドル・ボロディン(1833–1887)
 弦楽四重奏曲第2番 ニ長調
  エッシャー弦楽四重奏団
   アダム・バーネット=ハート(第1ヴァイオリン)
   アーロン・ボイド(第2ヴァイオリン)
   ピエール・ラポワント(ヴィオラ)
   ブルック・スペルツ(チェロ)

録音 2017年3月 ライツターデル(ノイマルクト、ドイツ)

価格 ¥2,650(本体価格)

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『優しさ(Tendresses)』

Daphne DAPHNE1060 classical

   
オーケ・ウッデーン Åke Uddén(1903–1987)は、スウェーデンの作曲家。1920年代、パリ音楽院でジョルジュ・コサードやシャルル・トゥルヌミールたちに学び、ラヴェルと「六人組(Les Six)」から大きな影響を受けたと言われます。彼は、ストックホルムの王立音楽大学の和声法と対位法の教授を務めながら、室内楽曲と声楽曲を中心に作曲、旋律と和声に印象主義の色彩の反映した作品を残しました。ウッデーンの作品は、リュセル四重奏団の演奏する弦楽四重奏曲第1番が、オーケの子息、現在 Daphne レーベルを主宰するビョーン・ウッデーン Björn Uddén のプロデュースでラヴェルとメルケル・メルケシュの作品と一緒に Vanguard Classics からリリースされていました。ウプサラ・チェンバーソロイスツの新しいアルバムには、これまであまり演奏されてこなかった作品が含まれています。ピエール・ルイスの『ビリティスの歌』による3つの歌を歌うシャルロット・ヘレカント Charlotte Hellekant は、現代の作品も多く手がけ、ニューストレムの歌曲集(DAPHNE1017)やスヴェトラーノフ指揮の《シンフォニア・デル・マーレ》(Phono Suecia PSCD709)の録音に起用されています。

『優しさ(Tendresses)』
オーケ・ウッデーン(1903–1987)
 弦楽四重奏曲第1番(1940)
 弦楽三重奏曲(1928)
 『ビリティスの歌』の3つ歌
 (Tre sånger ur Les chansons de Bilitis)
  優しさ(Tendresses)(1941)
  歌(Chanson)(1945) 人形(La Poupée)(1942)
 弦楽四重奏曲第2番(1955)
  シャルロット・ヘレカント(メゾソプラノ)
  ウプサラ・チェンバーソロイスツ

録音 2017年1月–3月

価格 ¥2,450(本体価格)

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『アドルフ・フレードリク・リンドブラード ピアノ小品集』

Daphne DAPHNE1059 classical

   
アドルフ・フレードリク・リンドブラード Adolf Fresrik Lindbrad(1801–1878)は、19世紀スウェーデンのロマンティシズムを代表する作曲家のひとり。ステーンハンマルが「歌の国」スウェーデンを讃えて作曲したカンタータ《歌(Sången)》に引用された《夏の日》をはじめとする歌曲と《冬の夕べのこと》や《夢》などの合唱曲で知られます。リンドブラードが書いた約60のピアノ曲は、その多くが出版されておらず、これまで見過ごされてきました。エルフリーダ・アンドレーのピアノ作品全集(DAPHNE1047)を録音したオスカル・エークベリ Oskar Ekberg(1977–)は、リンドブラードのピアノ作品の手稿譜を研究。2つの《無言歌》など22曲を初めての選集にまとめました。

『アドルフ・フレードリク・リンドブラード ピアノ小品集』
アドルフ・フレードリク・リンドブラード(1801–1878)
 アレグロ ト長調 鐘(Chimes) イ短調 無言歌 ト短調
 アンダンテ ヘ長調 アレグロ・ヴィヴァーチェ イ長調
 かつては(Formerly) イ長調 今(Now) イ短調
 アレグロ ト長調 無言歌 ホ短調 アレグレット ト長調
 モデラート・クワジ・アレグレット イ短調
 アンダンテ ハ短調 アレグロ・モルト ホ短調
 マーラの優しい手と穏やかな手触りに
 (For Malla’s calm hand and mild touch) ヘ長調
 アンダンテ・コン・モート イ短調 アレグロ ロ短調
 アンダンテ ト短調 アレグロ ニ短調
 歯痛の幻想曲(Toothache Fantasy) ロ短調
 献呈、親しみと温もりをこめて
 (Dedication, Intimate and Warm) 変ホ長調
 別れ(Farewell) 変イ長調
  オスカル・エークベリ(ピアノ)

録音 2016年3月26日–28日 Aula Medica(ソルナ、スウェーデン)
 
価格 ¥2,450(本体価格)

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『夜のヒオン(Hion om natten)』

Nilento NILCD1706 contemporary/classical

   
《夜のヒオン》は、20世紀初頭、中央ヨーロッパのある国を舞台にした寓話オペラ。独裁者ミケールが、夜は誰も起きていてはならないという布告を出す。夜の森に何があるのか。シグナは、ただひとりミケールに逆らい、ナルゴニオンの森の精の助けを借りて夜の秘密を探る……。王立劇場や自由劇場の舞台に立つ俳優、劇作家、作家のヘンリク・ストール Henrik Ståhl(1975–)が執筆した台本に作曲家で指揮者のクリストフェル・ヌービン Chritoffer Nobin が作曲。2014年秋、作品を委嘱したノルショーピング交響楽団のルイ・ド・イェール・コンサートホールで初演され、5000人を超す子供たちを楽しませたと言われる作品です。

クリストフェル・ヌービン(作曲)・ヘンリク・ストール(台本)
 子供オペラ《夜のヒオン(Hion om natten)》(2014)
  ヨハンナ・ルードストレム(メゾソプラノ)
  ヤコブ・ホーグストレム(バリトン) 
  マッティン・ヴァンベリ(テノール)
  サビーナ・スヴェイアケル(ソプラノ)
  ヘンリク・ストール(台詞、ナルゴニオン)
  メンダール室内合唱団 ノルショーピング交響楽団
  クリストフェル・ヌービン(指揮)

録音 2016年–2017年 ルイ・ド・イェール・コンサートホール(ノルショーピング)、スウェーデン放送(SR)第3スタジオ、ニレント・スタジオ(ヨーテボリ)
制作 ラーシュ・ニルソン
録音 ミケール・ダールヴィド

価格 ¥2,450(本体価格)

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『スヴァンベリ、ドビュッシーの前奏曲集第1集を弾く(Kristina Svanberg plays Claude Debussey Préludes Volume I)』

Nilento NILCD1705 classical

   
クリスティーナ・スヴァンベリ Kristina Svanberg(1949–)は、スウェーデンのカールスクーガ生まれ。室内楽のピアニスト、ソリスト、音楽教師として活動しています。ブラームス、ラフマニノフ、ショパンを弾いた『クリスティーナ・スヴァンベリ』(NILCD514)に次ぐ Nilento Records 第2作。〈デルフォイの舞姫〉〈アナカプリの丘〉〈亜麻色の髪のおとめ〉〈沈める寺〉〈吟遊詩人〉など《前奏曲集 第1集》の全12曲と《ベルガマスク組曲》の〈月の光〉のプログラム。

クロード・ドビュッシー(1862–1918)
 前奏曲集 第1集(Préludes I) L.117
 ベルガマスク組曲(Suite bergamasque) L.75
  - 月の光(Claire de lune)
  クリスティーナ・スヴァンベリ(ピアノ)

録音 2017年 ニレント・スタジオ(ヨーテボリ、スウェーデン)
制作 クリスティーナ・スヴァンベリ、ラーシュ・ニルソン
録音 ラーシュ・ニルソン
 
価格 ¥2,450(本体価格)

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『海景色 - 海底2万マイル(Seascapes – 2000 Leagues under the Sea)』

The Gothenburg Combo COMBOCD005 contemporary

    
ヨーテボリ・コンボ The Gothenburg Combo は、2004年、フランスのモンテリマールで開催された第13回国際ギター・デュオ・コンペティションで第1位と聴衆賞を獲得したダーヴィド・ハンソン David Hansson とトマス・ハンジ Thomas Hnasy のアンサンブル。彼らの自主レーベルの第5作。ジュール・ヴェルヌの小説にちなむサブタイトルがつけられ、海とその秘密と美しさが2本のアコースティック・ギターで描かれます。「ネモ船長も脱帽しそうだ」(ヤン・グランドヴァル)、「驚くほど美しく、ダイナミック」(マッツ・ハルベリ)、「信じがたい流れをもった音楽」(P・M・ヨンソン)、「ハンソンとハンジ、ふたりの見事な音楽の交流から、果てしなく素晴らしい旅が生まれる」(トビアス・マグヌソン)とスウェーデンの各メディアから評されたアルバムです。

『海景色 - 海底2万マイル(Seascapes – 2000 Leagues under the Sea)』
 Vanikoro(バニコロ) Kuroshio(黒潮) The Red Sea(紅海)
 Birds of Paradise(極楽鳥) A Lost Continent(失われた大陸)
 Maelstrom(大渦巻き) Lost in a Heavy Sleep(深い眠りに落ち)
 The Coral Realm(サンゴ礁)
 The Last Words of Captain Nemo(ネモ船長の最後の言葉)
 Out There Lies True Existence(そこに真実の存在がある)
  ヨーテボリ・コンボ
   ダーヴィド・ハンソン(ギター) トマス・ハンジ(ギター)

録音 2017年春

価格 ¥2,450(本体価格)

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