2018年9月 

『ヒッラとリーシ(Hilla ja Liisi)』

Alba ABACD17 CD picture book children music/classical


ヒッラとリーシは、かわいらしい妖精のような生き物。音楽が好き、楽しくて元気いっぱい。人間の心をもっていて、友だち思い……。『ヒッラとリーシ』のキャラクターたちと彼らの世界は、フィンランドのイラストレーター、サリ・アイロラ Sari Airola が創りました。彼女は、絵本や教科書やピクチャーカードの作家として知られ、ラハティ・ポリテク(現、ラハティ応用科学大学)やヘルシンキのアールト大学でグラフィックデザインを教えています。『ヒッラとリーシ』は、24センチ平方の大きさの絵本に作られ、アイロラのイラストと、子供たちが一緒に歌うことができるよう、歌の楽譜と歌詞が載っています。12の歌を作詞作曲したのは、マリ・カトカ Mari Kätka、ウッラ・ピースパネン Ulla Piispanen、トゥオマス・ケサラ Tuomas Kesälä。コウヴォラ音楽クラスの児童合唱団とキュミ・シンフォニエッタと共演した録音のCDがアルバムの最後につけられています。エサ・ヘイッキラ Esa Heikkilä(1962–)はフィンランドの指揮者。ラハティ交響楽団でヴァイオリンを弾き、オスモ・ヴァンスカとセーゲルスタムに指揮を学んでいます。

『ヒッラとリーシ(Hilla ja Liisi)』
 ヒッラとリーシ(Hilla ja Liisi)
  前奏曲「ヒッラとリーシ」(Alkusoitto  "Hilla ja Liisi")
 引越し屋さんの行進曲(Pakkaajan Marssi)
  お祝いの気分(Juhlatunnelma) 靴のマズルカ(Kenkämasurkka)
  トロルたちのダンス(Peikkokansan Tanssi)
  なつかしい思い出の味(Maistan Muistan Maun)
  夕べの歌(Iltalaulu) 時の歌(Aikalaulu) おともだち(Kaveri)
  いちばんのおともだち(Paras Ystäväin)
  おばけごっこしない?(Leikitäänkö Kummitusta)
  さいごの歌(Loppulaulu) 
  マリ・カトカ(歌、ヒッラ)
  ウッラ・ピースパネン(歌、リーシ)
  コウヴォラ児童合唱団
  トゥオマス・ケサラ(ピアノ)
  キュミ・シンフォニエッタ エサ・ヘイッキラ(指揮)  

録音 2015年11月23日–26日 クーサーホール (クーサンコスキ、フィンランド)
録音 マルック・ヴェイヨンスオ
 
価格 ¥3,500(本体価格)

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『アルファベット(Aapine)』

Alba ABACD18 classical/crossover


フィンランドの西海岸、ラウマ在住の詩人でパフォーマー、ヘリ・ラークソネン Heli Laaksonen(1972–)が2013年に出版した『アルファベット(Aapine)』にアッツォ・アルミラ Atso Almila(1953–)が作曲。序曲、フィンランド語とスウェーデン語の29のアルファベットからなる、老若男女のためのフィンランド南西部の方言による「あいうえお作文」。コンテンポラリー・ミュージックがレパートリーのトゥルクの室内合唱団「キー・アンサンブル」と、タピオラ合唱団(タピオラ少年少女合唱団)の共演。

『アルファベット(Aapine)』
アッツォ・アルミラ(1953–)
 アルファベット(Aapine)
  Intro Aakkossi niil, ko ymmärtävä jo pualest sanast!
  A Kato kui vahva A!
  B Beet ei tartte ku Bilteman kassa
  C C-luokas citykarhu reissas meren yli
  D Onk ireoi? Onk vireoi?
  E Ei tul mittä! Ei mittä!
  F Meijä flik putos soffalt! Fiuu vaa!
  G Geet käytetä harvo eikä sillonka, kyl kreipi ilmanki kuarituks saa
  H Hirv hiiht kilppa hiiren kans
  I Iik! Ihana!
  J Jos mää olissi jänes, en ossais lukke. Jestas!
  K Kani kirjot kunnajohtajal
  L Laiskmakkaral tul liävä luulovika
  M Mamma mankeloit. Mää kattosi viärest
  N Nokikolar ol kotosi Naantalist, nuahos vahinkos nokanki naapurilt
  O Ovel koputeta. Oi voi!
  P Pulu painel päim punassi. Pilli sois oikopäät!
  Q Q näyttä sivistynylt ja kuulosta koulu käynylt, mut kuka sen tunte!
  R Raija erhettys reitist
  S Suvel isä viä meijät onkel
  T Tammimetäs on tuhat tamme
  U Uurevuare uutine: Mukul sai mummult upouure luistime!
  V Vinkki sul, kenel o ain vilu!
  W Woi welje, mut willois o hämärä!
  X Yx miäs kexis xylitol ja hyvin kexiski
  Y Kello lyä yhreksä. Yä hyäkkä yläkertta hyssyttämä
  Z Nyy mää kerro sul, kummottos mennä zumpa
  Å Jås Manu ålis ruatinkiäline ja Tellle Turumaalt kåtåsi
  Ä Älä ikä ruppe kärttyseks ämmäks, äläkä ainaka äijänkränäks!
  Ö Pöllöl suli jäätelö löllöks
  キー・アンサンブル室内合唱団 タピオラ合唱団
  テーム・ホンカネン(指揮)

録音 2017年1月14日–15日 リーヒマキ守備隊教会(Riihimäen varuskuntakirkko)(リーヒマキ、フィンランド)
制作 パシ・ヒュオッキ
録音 マルック・ヴェイヨンスオ

価格 ¥2,300(本体価格)

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『モーツァルト - サーアンセン』

Alba ABCD418 SACD hybrid(5.0 multichannel/stereo) classical

 
モーツァルトが1782年から1783年にかけてウィーンで作曲した3つのピアノ協奏曲。第11番へ長調、第12番イ長調、第13番ハ長調。最初に作曲された第12番は、第2楽章「アンダンテ」の音楽が1782年に亡くなったJ・C・バッハに捧げる墓碑銘とされ、第9番のピアノ協奏曲《ジュノーム》などとともにモーツァルト初期のもっとも魅力的な作品に数えられています。デンマークのピアニスト、カトリーネ・ギスリンゲ Katine Gislinge とスウェーデンのステーンハンマル四重奏団による、モーツァルト自身が作った「ピアノと弦楽四重奏のための版」の演奏。ギスリンゲのご主人、独創的な音風景の作品で知られるベント・サーアンセン Bent Sørensen が彼女のために作曲した『パピヨン三部作(Papillons Trilogy)』の一作、《ルーセンバード(Rosenbad)》(Dacapo 8.226135)のアンサンブルです。この3作のカデンツァは、《ルーセンバード》の作曲中、サーアンセンが彼女から頼まれて作曲しまいた。「わたしが作曲に集中している時、カトリーネの練習しているモーツァルトが彼女の部屋から聞こえてきた。ひとまず断片を書きつけ、後でモーツァルトのスコアを研究した」。「軽やかに弾むカトリーネのモーツァルト」と一体になるカデンツァの作曲。「磨きあげられた床を作業靴で踏むわけにはいかない。モーツァルトの素晴らしい音楽を壊すことを避けるだけでなく、わたしの音楽を付け加えなければならない。モーツァルトに何かをつけ足すことなどできるのか? 魔法のような言葉に溺れることなくモーツァルトを取りこむことができるのか?」。サーアンセンが書いたカデンツァには「《ルーセンバード》の痕跡」も刻まれました。スウェーデン放送のストックホルムのスタジオでのセッション録音。BIS 録音を数多く手がけているトーレ・ブリンクマンが、制作、エンジニアリング、編集を担当しています。 

W・A・モーツァルト(1756–1791)(カデンツァ:ベント・サーアンセン(1958–)) 
 ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 K.415/387b(ピアノと弦楽四重奏のための版) 
 ピアノ協奏曲第11番 へ長調 K.413/387a(ピアノと弦楽四重奏のための版) 
 ピアノ協奏曲第12番 イ長調 K.414/385p(ピアノと弦楽四重奏のための版) 
  カトリーネ・ギスリンゲ(ピアノ) 
  ステーンハンマル四重奏団 
   ペーテル・オーロフソン(第1ヴァイオリン)
   ペール・オーマン(第2ヴァイオリン) 
   トニー・バウアー(ヴィオラ)
   マッツ・オーロフソン(チェロ)

録音 2016年10月25日–28日 スウェーデン放送第3スタジオ(ストックホルム、スウェーデン) 
制作・録音 トーレ・ブリンクマン 

価格 ¥2,300(本体価格)

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『喚起(Evocation)』

Alba ABCD421 SACD hybrid (5.1 multichannel/stereo) contemporary/classical

  
フィンランドのペール・ヘンリク・ノルドグレン Pehr Henrik Nordgren(1944–2008)は、1967年の弦楽四重奏曲第1番から2008年の弦楽四重奏曲第11番まで、約40の室内楽作品を作曲しました。このジャンルから、テンペラ四重奏団による第10番と第11番(ABCD308)に続き、4つの作品の録音がリリースされます。ノルドグレンの音楽が簡素で明確な調性に向かう兆しを見せはじめ、彼の「アイドル」だったというショスタコーヴィチとのつながりが明らかになる1970年代後半に書かれた弦楽四重奏曲第3番。《Equivocations(あいまいな言葉)》は、民俗楽器カンテレ固有の「色」を使った瞑想的な音楽。《無伴奏チェロソナタ》は、詩的な〈喚起(Evocation)〉、ヴィルトゥオーゾ的な〈反抗(Defiance)〉、静謐な〈間奏曲:枕(Interlude: Oreiller)〉、「つけぼくろ」も示唆する〈パッチ(Patch)〉の4楽章。初期の作品の「メロディック=ポリフォニック・クラスター技法」に似た語法を使った、苦悶の色の濃い《弦楽五重奏曲》。「作曲は、私自身を表現したいという欲求のはけ口」(ノルドグレン)。

『喚起(Evocation)』
ペール・ヘンリク・ノルドグレン(1944–2008)
 弦楽四重奏曲第3番 Op.27(1976)
 Equivocations(あいまいな言葉) Op.55(1981)
 (カンテレと弦楽三重奏のための)*
 無伴奏チェロソナタ Op.83(1992)**
 弦楽五重奏曲 Op.110(2000)***
  コッコラ四重奏団
   レイヨ・トゥンカリ(ヴァイオリン)
   アンニカ・ブランカル(ヴァイオリン)
   ハンナ・パッカラ(ヴィオラ)
   ラウリ・プラッカ(チェロ)
  エイヤ・カンカーンランタ(カンテレ)*
  マルコ・ユロネン(チェロ)**
  ヤンネ・ヴィルッカラ(チェロ)***

録音 2016年11月23日–25日、2017年5月10日–12日 スネルマン・ホール(コッコラ、フィンランド)
制作・録音 録音 サイモン・フォックス=ガール

価格 ¥2,300(本体価格)

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『ポルトハン・オルガンで弾くバッハ(Bach on Porthan Organ)』

Alba ABCD424 classical


ヘルシンキから北へ約100キロ、ハメーンリンナのヤナッカラ市の中世教会にあるオルガンは、マルッティ・ポルトハンのオルガン工房で製作され、1993年に教会に設置されました。ポルトハンのオルガンは、特定の歴史様式を再現したデザインと、耐湿度性を高め共鳴を抑えるため若木を熱処理した材料を使うことによる安定した美しい音色が評価されています。ヤナッカラ教会のオルガンは、ベーレント・フスと甥のアルプ・シュニトガーが1668年から1675年にかけて製作した、北ドイツのシュターデ市、聖コスマ・エ・ダミアノ教会のオルガンをモデルに作られました。ポルトハン・オルガンは、平均律からミーントーンへの切り替えがスイッチ操作で行われ、この録音は平均律で演奏されています。ポルトハン・オルガン設置25周年を記念するアルバム。《前奏曲とフーガ ニ長調》に始まり《トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調》のグランドフィナーレまで、祝祭気分にみちたプログラムが組まれました。スザンネ・クヤラ Susanne Kujala(1976–)は、ベルリン生まれ。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンの後、1998年からヘルシンキに移り、シベリウス・アカデミーでアコーディオンとオルガンを学びました。2013年、現代音楽の楽器としてのオルガンをテーマにした論文で博士号を取得。シベリウス・アカデミーで教えながら、オルガニストとして現代フィンランドの作曲家、バッハ父子、リスト、レーガーたちの作品によるソロ活動を行っています。彼女はアコーディオン奏者としても活動し、カレヴィ・アホの《2つのアコーディオンのためのソナタ》の録音(BIS-1886)にも参加しました。
 
『ポルトハン・オルガンで弾くバッハ(Bach on Porthan Organ)』
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)
 前奏曲とフーガ ニ長調 BWV.532 ソナタ ホ短調 BWV.528
 前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543 ソナタ ハ短調 BWV.526
 トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV.564
  スザンネ・クヤラ(オルガン)

録音 2018年3月19日–20日 ヤナッカラ教会(ヤナッカラ、フィンランド)
制作 ヴェリ・クヤラ
録音 マルック・ヴェイヨンスオ

価格 ¥2,300(本体価格)

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『妖しげなカンテレ(Outo Kantele)』

Alba NCD57 contemporary/classical


ヘルシンキの商科大学(現、アールト大学商学部)の女声合唱団 KYN(キュン)は、バラード、フォークソング、ジャズといったジャンルの音楽をレパートリーとするユニークな活動で知られます。『新しい始まり(Kynnyksellä)』(ABCD223)『あなたにお話しするなら(Jos minä puhuisin sinulle)』(ABACD15)に続く Alba レーベルへの新録音は、ユッカ・リンコラ Jukka Linkola(1955–)の「ルーツを共有する2つのストーリー」です。リンコラは、ジャズ・ピアニスト、ジャズとクラシカルの作曲家としてフィンランドを代表する音楽家のひとり。KYN とリンコラのコラボレーションは1990年代から始まり、彼の音楽は合唱団の活動に欠かせないレパートリーになっています。2つの作品はいずれもリンコラ自身がテクストを書きました。《呪文》は、フィンランドに古くから伝わる呪文とシャーマニズム的なルーネソングに、リンコラがミシガン州のスペリオル湖を訪れた際に出会った、自然への愛をユーモアたっぷりに歌ったアメリカ先住民の歌が重ねられています。〈石の呪文(Loitsu kiville)〉〈呪文の創造(Loitsu synty)〉〈オッツォの呪文(Loitsu Otsolle)〉〈空の熊(Karhu taivaalla)〉〈魚釣りの呪文(Kalastusloitsu)〉〈サウナの呪文(Kylvetysloitsu)〉〈幸運の呪文(Loitsu pelionnelle)〉〈手の呪文(Loitsu käsille)〉〈感謝の歌(Kiitoslaulu)〉。《妖しげなカンテレ》は、〈妖しげなカンテレ(Outu kantele)〉〈悪は善を知らない(Ei pahat hyvästä tiiä)〉〈おいで(Tule)〉〈歌って子供を寝かしつける(Laulan lasta nukkumahan)〉〈カッコウ(Käki)〉〈貧しい者の定め(Armottoman osa)〉〈踊りの歌(Tanssilaulu)〉の7曲。フィンランドの抒情詩集『カンテレタル』の詩をリンコラが自由にアレンジしたテクストが歌われます。

『妖しげなカンテレ(Outo Kantele)』 
ユッカ・リンコラ(1955–) 
 組曲《呪文(Loitsut)》(2013) 
 組曲《妖しげなカンテレ(Outo Kantele)》(2010) 
  女声合唱団 KYN カイヤ・ヴィータサロ(指揮) 
  パヌ・サヴォライネン(ヴィブラフォーン)
  ヨハンナ・ユホラ(ハーモニカ)
  キルモ・リンティネン(ピアノ)

録音 2017年4月1日、9月16日、2018年2月3日 Finnvox Studiot(ヘルシンキ)、2017年10月26日、2018年2月8日 Studio Freda 
制作 ティモ・レヘトヴァーラ、ミルヤ・ミケラ 
録音 マッティ・フレドリクソン

価格 ¥2,300(本体価格)

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『ルトスワフスキ、デュティユー』

Pentatone PTC5186689 SACD hybrid(Multichannel/stereo) contemporary/classical


Pentatone と専属契約を結びドヴォルジャークとラロの協奏曲(PTC5186488)などのアルバムをリリースしたドイツ=カナダのチェリスト、ヨハネス・モーザ Johannes Moser(1979–)の Penatone 第4作。ルーザスのオペラ《カフカの審判》の初演を指揮したデンマークのトマス・スナゴー Thomas Søndergård(1969–)とベルリン放送交響楽団の共演で、ロストロポーヴィチのために作曲されたチェロ協奏曲を2曲、演奏しています。ルトスワフスキのチェロ協奏曲は、エネルギーと緊張感に満ち、彼の代表作のひとつとされる作品。〈序奏(Introduction)〉〈4つのエピソード(Four Episodes)〉〈カンティレーナ(Cantilena)〉〈終曲(Finale)〉の4つの楽章が切れ目なく演奏されます。デュティユーの《遥かなる遠い国へ》は、ボードレールの『悪の華』の「髪」の一節をタイトルに引用した〈謎(Énigme)〉〈眼差し(Regard)〉〈うねり(Houles)〉〈鏡(Miroirs)〉〈賛歌(Hymne)〉の5楽章の神秘的、夢を想わせる音楽。

ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913–1994)
 チェロ協奏曲(1970)
アンリ・デュティユー(1916–2013)
 チェロ協奏曲《遥かなる遠い国へ(Tout un monde lointain)》(1967–70)
  ヨハネス・モーザー(チェロ)
  ベルリン放送交響楽団 トマス・スナゴー(指揮)

録音 2017年9月、2018年3月 ベルリン放送局本館 Haus des Rundfunks(ベルリン、ドイツ)

価格 ¥2,550(本体価格)

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『イーダ・ヘンリエテ・ダ・フォンセカ 作品全集』

Danacord DACOCD777 classical


デンマーク音楽史から忘れられてしまっていたロマンティシズム時代の女性作曲家フォンセカの初めての作品全集。イーダ・ヘンリエテ・ダ・フォンセカ Ida Henriette da Fonseca は、1806年、コペンハーゲンに生まれました。王立劇場で合唱指揮者を務めていたジュゼッペ・シボーニに姉エミーリエと一緒に学び、1827年、アルト歌手として王立オペラにデビューしました。1840年に引退、宮廷歌手として歌を教え、1848年、作曲家としての最初の作品を発表しました。ドイツ、デンマーク、ノルウェーの詩に作曲した作品。ソプラノのヘレーネ・ヴァス・ハンセン Helene Hvass Hansen は、王立デンマーク音楽アカデミーで学び、スザンナ、パミーナ、グレーテルなどの役のほか、クルト・ヴァイルの作品、アンディ・ペイプの子供オペラの主役も歌っています。共演のカトリーネ・ペネロプ  Cathrine Penderup は『デンマーク女性作曲家のロマンティック・ピアノ作品集』(DACDOCD680)が好評のピアニストです。ディスクの最後にヘンリク・エンゲルブレクト Henrik Engelbrekt による「イーダ・ヘンリエテ・ダ・フォンセカ」の紹介(デンマーク語)が Podcast で収録されています。
 
『イーダ・ヘンリエテ・ダ・フォンセカ 作品全集』
イーダ・ヘンリエテ・ダ・フォンセカ(1806–1858)
 孤独(Einsamkeit)(ヴィルヘルム・ミュラーの詩)
 期待(Die Erwartung)(シラーの詩)
 懺悔する女学生(Den angrende Skole-Pige)(作者不詳の詩)
 ロウゲンの川辺に立つトウヒ(Granen ved Lougen)
 (ヨハン・ストルム・ムンクの詩)
 あの山を越えて(Über die Berge dort)(作者不詳の詩)
 泣かないで!(K・Cの詩)
 告別(Der Abschied)(ゲーテの詩)
 恋する田舎の若者(Den elskende Bondeknøs)
 (エーダム・ウーレンスレーヤーの詩)
 冬の不安(Vinterangst)(エーダム・ウーレンスレーヤーの詩)
 新年に(Zum neuen Jahr)(ゲーテの詩)
 バイロンの像(Byrons Statue)(アンドレーアス・ムンクの詩)
 虹(Regnbuen)(エーダム・ウーレンスレーヤーの詩)
 いやに無口な羊飼いの娘(Die spröde Schäferin)(ゲーテの詩)
 ワルツとロマンス「私の娘」(Vals og Romance "Mi eja Jente")
 エーリとグルヒュンディ(Aly og Gulhyndy)
 (エーダム・ウーレンスレーヤーの詩)
 ムーンのロマンス=エコー(Romance-Eccoet på Møn)(作者不詳の詩)
 5月の歌(Maylied)(ゲーテの詩)*
 舞踏のかけあいの歌(Wechsellied zum Tanze)(ゲーテの詩)*
  ヘレーネ・ヴァス・ハンセン(ソプラノ)
  カトリーネ・ペネロプ(ピアノ)
  室内合唱団ムシカ *

価格 ¥2,450(本体価格)

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『マーラー - スウェーデン放送交響楽団』

Harmonia Mundi HMM902366 classical


  
グスタフ・マーラー(1860–1911)
 交響曲第5番 嬰ハ短調
  スウェーデン放送交響楽団 ダニエル・ハーディング(指揮)

価格 ¥2,600(本体価格)

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『ラトビアの室内交響曲』

Skani SKANI059 contemporary


アンドリス・ジェニーティス Andris Dzenītis(1978–)、アニトラ・トゥムシェヴィカ Anitra Tumševica(1971–)、リンダ・レイマネ Linda Leimane(1989–)。ラトビアの若い世代の作曲家の初録音作品。

 『ラトビアの室内交響曲』
アンドリス・ジェニーティス(1978–)
 Sin(fonietta)(2014)
アニトラ・トゥムシェヴィカ(1971–)
 Die Stimme(声)(2012)
リンダ・レイマネ(1989–)
 Guesstimations(2014)
  シンフォニエッタ・リガ ノルムンツ・シュネー(指揮)

録音 2017年4月20日–21日(ジェニーティス)、6月1日–2日 ラトヴィア放送第1スタジオ(リガ、ラトビア)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『三人のオソキンス(The Three Osokins)- ラトビアのピアノ音楽

Skani SKANI060 contemporary/classical


2018年、ラトビアの建国100年を記念するアルバム。セルゲイス Sergejs Osokins(1960–)、アンドレイス Andrejs Osokins(1984–)、2015年の国際ショパン・コンクールで注目されたゲオルギス Gerogijs Osokins(1995–)の「三人のオソキンス」の弾くラトビアのピアノ音楽。ザーリーティスの小品、ヴィートリスの《子守歌》、イヴァノフスの《5つの前奏曲 第2集》など、これまで知られていなかった傑作と、ヴィートリスの《波の歌》、ヴァスクスの《四季(The Seasons)》の第1曲〈白景色〉といった有名な曲。マスカッツがジョージアへの旅からインスピレーションを得て書いたという《ツミンダ・サメバ》は、オソキンスたちに献呈された作品。 

『三人のオソキンス(The Three Osokins)- ラトビアのピアノ音楽』
ペーテリス・ヴァスクス(1946–)
 夏の夕べの音楽(Music for a Summer Evening)
 白景色(White Scenery)
アードルフス・スクルテ(1909–2000)
 アリエッタ(Arietta)
  ゲオルギス・オソキンス(ピアノ)
ヤーニス・ザーリーティス(1884–1943)
 アルバムのページ(Albuma lapa) 詩(Pooēma)
 前奏曲(Prelūdija) 追憶(Reminiscence)
 なんともいえない喜び(Viegla jūsmaJ)
 マズルカ(Mazuruka) 変ト長調
ヤーニス・イヴァノフス(1906–1983)
 5つの前奏曲 第1集(1952–53) 5つの前奏曲 第2集(1978–79)
  セルゲイス・オソキンス(ピアノ)
アルトゥルス・マスカッツ(1957–)
 ツミンダ・サメバ(Tsminda Sameba)
ヤーセプス・ヴィートリス(1863–1948)
 子守歌(Berceuse) Op.41 no.1 ワルツ Op.9 no.2
 前奏曲 変ロ短調 Op.16 no.2 子守歌(Berceuse) Op.18 no.1
 波の歌(Song of the Waves) Op.41 no.2
  アンドレイス・オソキンス(ピアノ) 

録音 2017年10月 ラトビア放送第1スタジオ(リガ)、ツェーシス・ヴィゼメ・コンサートホール(ツェーシス、ラトビア)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『1945年』

Skani SKANI062 contemporary/classical


1985年4月4日、ヴァシーリー・シナイスキー指揮のラトビア国立交響楽団により初演された、ラトビアがソ連とナチス・ドイツに占領され、蹂躙された時代の「1945年」がテーマのイヴァノフス Jānis Ivanovs とカルルソンス Juris Karlsons の作品。

『1945年』
ヤーニス・イヴァノフス(1906–1983)
 交響曲第5番(1945)
ユリス・カルルソンス(1948–)
 交響楽団のための音楽《1945》(1985)
  ラトビア国立交響楽団 アンドリス・ポガ(指揮) 

録音 2017年5月29日–6月2日 大ギルド・コンサートホール(リガ、ラトビア)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『ダウガヴァ(Daugava)』

Skani SKANI064 contemporary/classical


マールティンシュ・ブラウンス Mārtiņš Brauns(1951–)が、東ヨーロッパを流れる「ダウガヴァ川」を詠んだライニス Rainis(1865–1929)の詩をテクストに作曲した合唱曲集。ラトビア建国100年と「ラトビア歌と踊りの祭典」献呈された作品。

マールティンシュ・ブラウンス(1951–)
 ダウガヴァ(Daugava)(合唱とキーボードのための)
  ラトビア放送合唱団
  シグヴァルズ・クリャヴァ(指揮)
  マールティンシュ・ブラウンス(キーボード、ヴォーカル)
  アガーテ・ブルキナ(ソプラノ)
  ヴォルデマールス・カルパチス(ヴォーカル) 

録音 2018年2月 聖ヨハネ教会(リガ)、1997年 スタジオ「マールティンシュ」(リガ、ラトビア)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『春がやってくる(Kevät kerran on koittava) - フィンランド大公国の希少合唱曲集』

BIS CD2442 classical

 
ヘルシンキ室内合唱団と芸術監督ニルス・シュヴェケンディーク Nils Schweckendiek の『エーリク・ベリマン 合唱作品集 1936年-2000年』と『祝え喜べ!- フィンランドのクリスマス』(BIS SA-2322)に続くアルバム。フィンランドがロシア支配の大公国(Grand Duchy of Finland)だった1809年から1917年の時代に作曲され、シベリウスの音楽やナショナル・ロマンティシズムが主流になるとともに忘れられていった後期ロマンティシズムのスタイルの合唱曲。アルバムのテーマは「春」。ロシア帝国の自治領だった「冬の時代」から解放された「フィンランドの春」が重ね合わせられています。フィンランド国歌を作曲したパーシウスの《春の朝》、クラリネットの協奏曲と四重奏曲で知られるクルーセルの《幸あれ、なんじ気高き北の国!》、混声合唱団「シルヴィア・クラブ」を創設したカール・ヨハン・モーリング Karl Johan Moring の《待つ者》と《復讐》、彼の合唱団で歌っていたガブリエル・リンセーン Gabriel Linsén の《収穫作業人の歌》とヘンリク・ボレニウス Henrik Borenius の《歌うつがいの鳥に寄せて》、ヘルシンキ音楽学校(現、ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミー)を創設したマルティン・ヴェゲリウスが民謡を編曲した《娘は踊りの輪に入る》、後任として校長を務めたメラルティンの3曲。人気のあった歌を当時のスタイルで再現するため、フィンランド化の進む中でフィンランド語の歌詞に置き換えられスウェーデン語やドイツ語の歌は、一部の曲をのぞき、オリジナルの詩が歌われます。エールストレムの《白鳥》とコッランの《朝の歌》は、オリジナルの詩による楽譜が見当たらず、フィンランド語の歌詞からそれぞれウェーデン語とドイツ語に復元。ボレニウスの《歌う番いの鳥に》は、トペリウス Zachris Topelius の詩が紛失したため、最初に出版されたフィンランド語歌詞の楽譜が使われました。
 


『春がやってくる(Kevät kerran on koittava) - フィンランド大公国の希少合唱曲集』
エルッキ・メラルティン(1875-1937)
 朝に(Aamulla)(J・H・エルッコの詩)
カール・コッラン(1828–1871)
 朝の歌(Morgenlied)(ルートヴィヒ・ウーラントの詩)
ヘンリク・ボレニウス(1840–1909)
 歌うつがいの鳥に寄せて(Laulajaparille)
 (サクリス・トペリウスの詩、フィンランド語訳者不詳)
カール・ヨハン・モーリング(1832–1868)
 待つ者(Den väntande)(カール・ユーハン・モーリングの詩)
 復讐(Hämnden)(ユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリの詩)
ベルンハード・ヘンリク・クルーセル(1775–1838)
 幸あれ、なんじ気高き北の国!(Hell dig, du höga Nord!)
 (フレードリク・ベルンハード・コステルの詩)
『ピエ・カンツィオーネス』/ヘイッキ・クレメッティ(1876–1953)
 緑の季節に(In vernali tempore)/
  来たれ、祝福されし春(Tullos kevät armahin)
フレードリク・パーシウス(1810–1891)
 春の朝(Vårmorgonen)(ユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリの詩)
ラファエル・レテーン(1845–1898) 
 夕べの歌(Iltalaulu)(作者不詳の詩)
フレードリク・アウグスト・エールストレム(1801–1850) 
 白鳥(Svanen)(ユーハン・ルードヴィーグ・ルーネベリの詩)
ロベルト・カヤヌス(1856–1933)
 セレナード(Serenad)(エーリク・ユーハン・スタグネリウスの詩)
伝承曲(エミール・シヴォリ(1864–1929)編曲)
 喜びと悲しみ(Iloa ja surua)(フィンランド民謡)
ルードヴィーグ・シーリヤンデル(1851–1911)
 森の中で(Metsässä)(作者不詳の詩)
ペッカ・ユハニ・ハンニカイネン(1854–1924)
 プンカハルユの歌う娘(Punkarharjun laulutyttö)(A・オクサネンの詩)
エーリク・アウグスト・ハーグフォシュ(1827–1913)
 春のポルスカ(Kevätyhtiön polska)(A・O・ヴィアレーンの詩)
伝承曲(マルティン・ヴェゲリウス(1846–1906)編曲)
 娘は踊りの輪に入る(Och jungfrun hon går i dansen)
 (ウーシマーの輪踊り)
ルードヴィーグ・シーリヤンデル(1851–1911) 
 静かに!(Hiljaa!)(作者不詳の詩)
プリムス・レッパネン(1872–1934)
 一度だけ夏の夢を見た(Näin unta kesästä kerran)
 (エイノ・レイノの詩)
エミール・ゲネツ(1852–1930)
 静かな国へ(Ins stille Land)
 (ヨハン・ガウデンツ・フライヘル・フォン・ザーリス=ぜーヴィスの詩)
アルマス・ヤルネフェルト(1869–1958)
 孤児と小鳥(Orpo ja lintu)(『カンテレタル』の詩)
 恋しい人の小道(Armahan kulku)(『カンテレタル』の詩)
エルッキ・メラルティン(1875-1937)
 ダルトゥラの葬送歌(Darthulan hautauslaulu)
 (『オシアン』/J・L・ルーネベリ/ユリヨ・ヴェイヨラ)
オスカル・メリカント(1868–1924)
 東から吹く風の中に(Itätuulessa)(セヴェリ・ヌオルマーの詩)
エルッキ・メラルティン(1875-1937) 
 輪踊りの歌(Piirilaulu)(作者不詳の詩)
伝承曲(リカルド・フレデリク・ファルティン(1835–1918)編曲)
 輪踊りの歌(Piiritanssilaulu)(フィンランド民謡)
ガブリエル・リンセーン(1838–1914)
 収穫作業人の歌(Skördefolkets visa)(サクリス・トペリウスの詩)
  ヘルシンキ室内合唱団 ニルス・シュヴェケンディーク(指揮)
  
録音 2017年3月、4月 ヤルヴェンパー教会(ヤルヴェンパー、フィンランド)
制作・録音 マリオン・シュヴェーベル

価格 ¥2,550(本体価格)

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『ジェズアルド・影(Gesualdo・ Shadows)』

Dacapo 2.110428 DVD-video contemporary/classical 


ヴォーカルアンサンブル「アルス・ノーヴァ」と「ムシカ・フィクタ」の首席指揮者を務めるボー・ホルテン Bo Holten(1948–)は、100を超す作品の作曲家としても知られ、《王の侍医の訪問(The Visit of the Royal Physician)》(2.110408)をはじめオペラも手がけてきました。《ジェズアルド・影》(ジェズアルドの影)は、ホルテンが魅了されつづけてきたというルネサンスの作曲家カルロ・ジェズアルドの「情熱的な青年時代から神秘に包まれた晩年、暴力とうつ病。外面な本分と内面の脆さの間に自分を失った偉大な芸術家のドラマ」を今の時代を映して作り上げた「モダン・バロックオペラ」です。エーヴァ・ソンメスタード・ホルテン Eva Sommestad Holten が台本を執筆。第1幕「ナポリ」、第2幕「フェラーラ」、第3幕「ジェズアルド」の3つの幕にジェズアルドの時代が描かれ、彼の作曲したマドリガルとともに物語が進むスタイルで作られています。

ボー・ホルテン(1948–)
 モダン・バロックオペラ《ジェズアルド・影(Gesualdo・Shadows)》
  ゲアト・ヘニング=イェンセン(テノール、カルロ・ジェズアルド)
  ハンナ・カッペリーン(ソプラノ、マリア・ダヴァロス)
  アン=クリスティン・ヴェッサー・インゲルス
  (ソプラノ、レオノーラ・デステ)
  グイド・パエヴァタルー(バリトン、フェラーラ伯爵)
  ラスムス・クーラ・トムセン(バスバリトン、ファブリツィオ・カラファ)
  トゥール・リンド(バリトン、影)
  アンデシュ・ヤコブソン(バス、フォンタネッリ)
  ムシカ・フィクタ
  コンチェルト・コペンハーゲン
  ボー・ホルテン(指揮)

演出・振付 デーダ・クリスティーナ・コロンナ
装置・衣装 エーヴァ・ソンメスタード・ホルテン
録画 2016年11月4日 フューン・オペラ(オーゼンセ、デンマーク)(ライヴ)
制作 ペーター・ボーウヴァート
録音制作 プレーベン・イーヴァン

[NTSC DTS 5.0/Dolby Digital 5.0/PCM stereo 114min 英語歌詞 英語・ドイツ語・イタリア語字幕 All Region(0)]

価格 ¥3,700(本体価格)

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『ゴルトベルク変奏曲(Goldberg Variations)』

Dacapo 8.226210 contemporary/classical

 
マドリード音楽院と王立デンマーク音楽アカデミーで学び、コペンハーゲンを本拠にサクソフォーン奏者、オルガニスト、作曲家として活動するペーター・ナバロ=アロンソ Peter Navarro-Alonso(1973–)の『四季』(8.226591)に続く新作。J・S・バッハの《ゴルトベルク変奏曲》を、リコーダーのボレテ・ローズ Bolette Roed(1979–)のリコーダー、打楽器のデーヴィズ・ヒレブラント David Hildebrandt(1976–)と組んだトリオ「アルファ(Alfa)」のために「リコンポーズ」。オリジナルの「アリア、第1変奏-第30変奏、アリア」に「音符」は追加せず、独創的なやり方で音色、響き、テクスチュアに変化をもたらす作業が行われています。

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750)/ペーター・ナバロ=アロンソ(1973–)
 ゴルトベルク変奏曲(Goldberg-Variationen) BWV.988
  アルファ
   ボレテ・ローズ(リコーダー)
   ペーター・ナバロ=アロンソ(サクソフォーン)
   デーヴィズ・ヒレブラント(打楽器)

録音 2015年11月11日–16日 ヘアスホルム教会(ヘアスホルム、デンマーク)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Poem(詩)』

Nilento Records NILCD1805 jazz

 
森泰人とダーヴィド・スンドビューと結成したトリオで知られる、スウェーデン・ジャズシーンを代表するピアニストのひとり、トミー・コッテル Tommy Kotter のソロ・アルバム。彼が作曲した、4つの季節に寄せる詩、「ジャズとカクテル」で彩色したバラードとワルツ。ルーネ・リンドストレム作詞、ホーカン・ノルレーン作曲のスウェーデンでもっとも親しまれている歌のひとつ《夏至祭の歌》、シャルル・トレネのシャンソン《ラ・メール(海)》、ドイツのラルフ・アルニー作曲の《アムステルダムのチューリップ》(原題《Tulpen aus Amsterdam》)。アルバムの最後は、マテー・サラー作詞の『春が来た』をコッテルが日本語で弾き語りする《Mori song》。美しい「抒情」のアルバム。

『Poem(詩)』
 Visa vid midsomartid(夏至祭の歌)(Håkan Norlén)
 Summerpoem(夏の詩)(Tommy Kotter)
 La Mer(ラ・メール(海))(Charles Trenet)
 Heartland(ハートランド)(Tommy Kotter)
 Speldosan(オルゴール)(Tommy Kotter)
 Autumnpoem(秋の詩)(Tommy Kotter)
 Skyddsängel(守護天使)(Tommy Kotter)
 Ljuset från Krubban(飼い葉桶の光)(Tommy Kotter)
 Winterpoem(冬の詩)(Tommy Kotter)
 Tulpaner från Amsterdam(アムステルダムのチューリップ)
 (Ralph Arnie)
 Spirngpoem(春の詩)(Tommy Kotter)
 Cherry Blossom(桜の花)(Tommy Kotter)
 Mori song(Harugakita)(春が来た)(Tommy Kotter)
  トミー・コッテル(ピアノ)

録音 2017年10月 ニレント・スタジオ(コッレレード、スウェーデン)
制作 トミー・コッテル
録音 ミケール・ダールヴィド

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Ama』

Footprint Records FRCD094 jazz/classical/crossover

 
ジャズ・ベーシストとして名高い、スウェーデンのアンデシュ・ヨルミン Anders Jormin(1957–)が、初めて共演した時から望んでいたというポーランドの室内合唱団「カメラータ・シレジア(Camerata Silesia)」と指揮者アンナ・ショスタク Anna Szostak とのコラボレーション・アルバム。シェイクスピア、ヘミングウェイ、ヴェルギリウス、セネカ、自作の詩、さらに、カトリックとプロテスタントの古い聖歌と賛美歌やノルウェーと日本の素材をテクストに、中世の聖歌、民謡、ヨーロッパ・バロック、ジャズを背景に自由な即興をまじえて作曲されたヨルミンの新旧の作品をアカペラ合唱、ベース・ソロ、混声合唱とベースで演奏しています。彼がトリオ・メディイーヴァルのために書いた同名の作品を編曲した《Ama》がアルバム・タイトル。

『Ama』
アンデシュ・ヨルミン(1957–)
 Radius solaris(Catholic prayer/Anders Jormin)
 Alleluyah(Song of Solomon 2:6(『ソロモンの雅歌』)/Anders Jormin)
 Doubt Thou the Stars(星が火だということを疑っても)
 (William Shakespeare/Anders Jormin)
 Three Shades(Anders Jormin)
 Hemingway Intonations(Ernest Hemingway/Anders Jormin)
 Ama(Virgil/Seneca/Anders Jormin)
 Shakespearean Sketches(William Shakespeare/Anders Jormin)
 Veri floris(春の花)(Anonymus/Anders Jormin)
 Gestures(Virgil/Seneca/Anders Jormin)
 Congregations of Plovers(Virgil/Seneca/Anders Jormin)
 Komorebi Requiem(木洩れ陽レクイエム)(Anders Jormin)
 Ascension of Larks(Anders Jormin) M.(Anders Jormin)
 Ave Maria(Catholic prayer/Sinikka Langeland/Anders Jormin)
  アンデシュ・ヨルミン(ベース)
  カメラータ・シレジア アンナ・ショスタク(指揮)

録音 2017年6月28日–30日 ポーランド国立放送交響楽団コンサートホール(カトヴィツェ、ポーランド)
制作・録音 ペール・ショーステーン
 
価格 ¥2,450(本体価格)

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『シンプル・ソング(A Simple Song)』

BIS SACD2327 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) classical

 
スウェーデンの宮廷歌手アンネ・ソフィ・フォン・オッター Anne Sofie von Otter(1955–)のキャリアは、彼女が生まれたストックホルムの聖ヤコブ教会から始まりました。教会の青少年合唱団で歌い、教会で行われているバッハの《マタイ受難曲》コンサートのソロに起用。1982年、最初のソロ・コンサートをこの教会で行いました。この時に共演したベンクト・フォシュベリ Bengt Forsberg(1952–)とは、その後30年以上に渡る共演が続いています。オペラ《秋のソナタ》(SA-2357)をリリースしたばかりのフォン・オッターの『シンプル・ソング』は、この聖ヤコブ教会でセッション録音されたアルバムです。タイトルにとられたバーンスタインの《ミサ》のナンバーから、ミュージカル《サウンド・オブ・ミュージック》の〈すべての山を登れ〉まで、「宗教」と「心」でつながる17の曲。「典礼の手かせ足かせを逃れ、自然に湧き出る賛美の心を高らかに歌え」を基本のスタンスに歌われます。コープランドの《エミリ・ディキンソンの12の詩》の第10曲、ジャズの和声とゴスペルの歌唱を取り入れた〈オルガンが話すのを時々聞いた〉。ホイッティアーのクエーカーの賛美詩によるアイヴズの曲。マーラーが交響曲第3番と第2番の楽章とした『子供の不思議な角笛』の詩による2曲。陽が昇り、愛する人と結ばれる……マッケイのドイツ語詩にシュトラウスが作曲した《あした!》。デュリュフレとフランク・マルタンの《レクイエム》から1章ずつ。メシアンがデュカスに学んでいた頃に作曲した《3つの歌》とプーランクの《平和への祈り》。リストが《巡礼の年 第2年:イタリア》の第1曲〈婚礼(Sposalizio)〉に基づいて書いた《アヴェ・マリア》は、オルガンの長い序奏で始まります。ペルトが2曲。スコットランドの詩人ロバート・バーンズの詩にペルトが作曲した《わが心はハイランドにあり》。『子供の不思議な角笛』の編者のひとり、ブレンターノがナイチンゲールの歌を詠んだ詩による《何年もの昔、歌っているのを聞いた》は、原曲どおり、ヴァイオリンとヴィオラの共演で歌われます。〈すべての山に登れ〉は、フォン・オッターがブラッド・メルドーの共演で素敵に歌った〈何かいいこと〉(naîve V5241)に次ぐ《サウンド・オブ・ミュージック》のナンバーです。ピアニストとして知られるフォシュベリは、ヨーテボリの音楽大学でオルガンを学びました。聖ヤコブ教会に1976年に設置されたマークセン・オルガン Marcussen & Søn を弾き、彼の子息ミケール・フォシュベリ Michael Forsberg がレジストレーションを担当しました。フォン・オッターの子、ファビアン・フレードリクソン Fabian Fredriksson が〈シンプル・ソング〉のエレクトリックギターを弾いています。

『シンプル・ソング(A Simple Song)』
レナード・バーンスタイン(1918–1990)
 シンプル・ソング(A Simple Song)
 (スティーヴン・シュウォーツ、レナード・バーンスタインの詩)
(《ミサ(Mass)》(1971)から)*
アーロン・コープランド(1900–1990)
 オルガンが話すのを時々聞いた(I've heard an organ talk sometimes)
 (エミリ・ディキンソンの詩)
チャールズ・アイヴズ(1874–1954)
 静穏(Serenity)(ジョン・グリーンリーフ・ホイッティアーの詩)
グスタフ・マーラー(1860–1911)
 三人の天使がやさしい歌を歌い(Es sungen drei Engel)
 (『子供の不思議な角笛』の詩)
 原光(Urlicht)(『子供の不思議な角笛』の詩)
リヒャルト・シュトラウス(1864–1949)
 たそがれの夢(Traum durch die Dämmerung)
 (オット・ユリウス・ビーアバウムの詩)
 あした!(Morgen!)(ジョン・ヘンリー・マッケイの詩)**
アルヴォ・ペルト(1935–)
 わが心はハイランドにあり(My Heart's in the Highlands)(2000)
 (ロバート・バーンズの詩)
モーリス・デュリュフレ(1902–1986)
 ピエ・イエズ(Pie Jesu)(《レクイエム》から)***
オリヴィエ・メシアン(1908–1992)
 3つの歌(Trois mélodies)(1930)
  なぜ?(Pourquois?)(オリヴィエ・メシアンの詩)
  ほほえみ(Le sourire)(セシル・ソヴァージュの詩)
  行方不明の婚約者(La fiancée perdue)(オリヴィエ・メシアンの詩)
フランシス・プーランク(1899–1963)
 平和への祈り(Priez pour paix)(シャルル・ドルレアンの詩)
フランク・マルタン(1890–1974)
 アニュス・デイ(Agnus Dei)(《レクイエム》から)
アルヴォ・ペルト(1935–)
 何年もの昔、歌っているのを聞いた(Es sang vor langen Jahren)
 (1985)(クレメンス・ブレンターノの詩)†
フランツ・リスト(1811–1886)
 アヴェ・マリア(Ave Maria) S.60
リチャード・ロジャーズ(1902–1979)
 すべての山に登れ(Climb Ev'ry Mountain)
 (オスカー・ハマースタイン二世(作詞))
 (《サウンド・オブ・ミュージック》から)
  アンネ・ソフィ・フォン・オッター(メゾソプラノ)
  ベンクト・フォシュベリ(オルガン)
  ファビアン・フレードリクソン(エレクトリックギター)*
  シャロン・べザリー(フルート)*
  マルガレータ・ニルソン(ハープ)*/**
  ニルス=エーリク・スパルフ(ヴァイオリン)**/†
  マリー・マクラウド(チェロ)***
  エレン・ニスベト(ヴィオラ)†

録音 2016年12月 聖ヤコブ教会(ストックホルム、スウェーデン)
制作・録音 マリオン・シュヴェーベル

価格 ¥2,650(本体価格)

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『ウジャマー(Ujamaa)』

2L 2L146SABD Pure Audio Blu-ray + SACD hybrid(5.1 surround/stereo) contemporary/classical 

 
ヘンニング・ソンメッロ Henning Sommerro(1952–)。ノルウェー、ヌールムーレのスルナダール生まれの音楽家。同郷の詩人ハンス・ヒルバクの詩に作曲した《春の息吹き(Vårsøg)》(春風の口笛に雪解けの水)で人気を博し、フォーク・ミュージシャン、歌手、作曲家として、ノルウェー音楽シーンのさまざまな「舞台」で活躍しています。代表作とされる《3つのグレゴリオの思考》と《パルティザン・レクイエム》、ヴォールフリュ教会の委嘱による《聖母マリアの生誕》(2L060SACD)、ニーダロス大聖堂合唱団のフランスツアーのための《ヨハネ》(2L072SACD『ニーダロス(Nidaros)』)などの作品を作曲してきました。彼が「導きの星」とするのは、予測できないことの起きる「オープンな空間」。「新しい要素が生まれ、古いものが広げられると、それまでの輪郭が消されて新しい姿が見えてくる」。2013年からトロンハイムのノルウェー工科自然科学大学(NTNU)の教授。作曲法、対位法、オルガン即興を教えています。

アルバム『ウジャマー』では、「カンタータ」として書かれた、ソンメッロの作品の中では規模の大きい2作が演奏されます。《ウジャマー》は、2008年のトロンハイム・ジャズフェスティヴァルの委嘱で作られた作品です。「同胞であること」「家族の愛」「仲間」を意味するスワヒリ語を曲名にとり、〈ヨーロッパ(Europa/Europe)〉 〈アフリカ(Afrika/Africa)〉〈アメリカ(Amerika/America)〉 〈アジア(Asia)〉〈オーストラリア(Australia)〉〈フィナーレ(Finale)〉の6つの部分から構成されています。テクストは、オスロ国際平和研究所を創設した社会学者で数学者のヨハン・ガルトゥング Johan Galtung(1930–)の『Art and Peace(芸術と平和)』と子息のアンドレーアスとの共著『A Flying Orange Tells Its Tale(空飛ぶオレンジが話すこと)』。このアルバムでは、オリジナルにいくつかの変更を加えた版で演奏されます。スウェーデンのトラッド・ミュージシャン、レーナ・ヴィッレマルク Lena Willemark(1960–)がヴォーカルと「クルニング(家畜を呼ぶ声)」。ジャズ・サクソフォーン奏者ヨン・ポール・インデルベルグ John Pål Inderberg(1950–)は、リー・コニッツやチェット・ベイカーとも共演したミュージシャン。トロンハイム交響楽団のバスクラリネット奏者、ベルギー出身のリク・ド・ジェーテル Rik de Geyter と、ジャズ・ミュージシャンでトロンハイム交響楽団でドラムを担当するエスペン・オールベルグ Espen Aalberg(1975–)が、それぞれソロを受け持っています。

《氷山》は、フラム号による北極探検で知られる科学者で国際政治家のフリチョフ・ナンセン Fritdtjof Nansen(1861–1930)と彼の最初の妻、エヴァ・サーシュ(ナンセン) Eva Sars (Nansen)(1858–1907)のストーリーによる、2人の独唱者、混声合唱と管弦楽のための作品です。〈太陽(The Sun)〉〈氷(The Ice)〉〈海(The Sea)〉〈戦い(The Battle)〉〈ビジョン(Vision)〉の5部で構成。『エッダ』の『巫女の予言(Voluspå)』に基づくソプラノの歌「Kom sol, kom sunnan(来たれ日輪、来たれ南より)」に始まり、曲名にとられた表現主義詩人クリストフェル・ウプダール Kristofer Uppdal(1878–1961)の詩、ウェールズの詩人ディラン・トマス Dylan Thomas(1914–1953)の詩が、ノルウェー語、英語、ロシア語で歌われます。ロシアの指揮者セルゲイ・インコフの委嘱で作曲され、2003年、トロムソ室内管弦楽団(現、アークティック・フィルハーモニック室内管弦楽団)により初演されました。

2曲の録音セッションは、2017年8月、トロンハイムのオラヴホールで行われました。ノルウェー軍西部音楽隊(ノルウェー海軍音楽隊)の首席指揮者を務めるインガル・ベルグビュー Ingar Bergby(1964–)が指揮。トロンハイム交響楽団、ヴォーカルアンサンブル、ソリストが 9.1 channel のマイク・セッティングを囲む(サラウンド)配置で「DXD (24bit/352.8kHz) 録音」されました。

『ウジャマー(Ujamaa)』
ヘンニング・ソンメッロ(1952–)
 ウジャマー(Ujamaa)(ヴォーカル、サクソフォーン、
  バスクラリネット、打楽器と管弦楽のための)*
 氷山(Iceberg)(2人の独唱者、混声合唱と管弦楽のための)**
  レーナ・ヴィッレマルク(「クルニング」、ヴォーカル)*
  ヨン・ポール・インデルベルグ(サクソフォーン)*
  リク・ド・ジェーテル(バスクラリネット)*
  エスペン・オールベルグ(打楽器)*
  アイル・インデルハウグ(ソプラノ)**
  フロリン・デミット(バリトン)**
  トロンハイム・ヴォーカルアンサンブル **
  トロンハイム交響楽団 インガル・ベルグビュー(指揮)

録音 2017年8月 オラヴホール(トロンハイム、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング モッテン・リンドベルグ
録音 ビアトリス・ヨハンネセン

[DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
[Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 7.1.4 Dolby Atoms(48kHz), 7.1.4 Auro-3D(96kHz), 2.0 LPCM(24bit/192kHz), mShuttle: MP3 + MQA, Region: ABC]
[SACD DSD(5.1 surround 2.8224 Mbit/s/ch, 2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch)/CD 2.0 stereo(16 bit/44.1 kHz)/MQA CD]

価格 ¥3,900(本体価格)

5.1 DTS–HD MA, 9.1 Auro-3D, Dolby Atoms と 2.0 LPCM の音声を収録した Pure Audio Blu-ray ディスクと、SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクは通常のCDプレーヤーでも再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクは Blu–ray プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください。

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『ベルゲン・フィルハーモニック - ベルリオーズ』

Chandos CHSA5219 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical

  
1830年の7月革命の犠牲となった兵士を悼むためフランス内相アドリアン・ド・ガスパランから依頼されベルリオーズが作曲した《死者のための大ミサ曲》は、2018年ベルゲン国際フェスティヴァルのメインプログラムとして注目されました。大編成のオーケストラと合唱団、テノール独唱、4組のバンダによる大曲。2015年からベルゲン・フィルハーモニックの首席指揮者を務めるエドワード・ガードナーの指揮。ジョン・ピカードの《エデン》と《ガイア交響曲》(BIS SA-2061)を録音したバンド、アイカンゲル=ビョルスヴィーク・ムシークラーグ Eikanger-Bjørsvik Musikklag がバンダ。クラシカル音楽の分野の若い才能を育成するためベルゲン国際フェスティヴァル、オスロ・フィルハーモニック、バラッド・ドゥーエ音楽学校が共同で主宰するプログラム「クレッシェンド(Crescendo)」と、ベルゲン・フィルハーモニック・ユースオーケストラのメンバーも参加しました。テノール・ソロのブルール・マグヌス・トーデネス Bror Magnus Tødenes(1993–)は、ノルウェー科学技術大学(NTNU)音楽学部の才能発掘プログラム「若い音楽家」に参加、ローマの聖チェチーリア音楽院で歌唱を学びました。ノルウェー国内、ウィーン国立歌劇場やザルツブルクの音楽祭の舞台に立ち、2014年にソロアルバム『ユッシの思い出(Remembering Jussi)』をリリースしています。 

エクトル・ベルリオーズ(1803–1869)
 死者のための大ミサ曲(レクイエム)(Grande messe de morts) Op.5
  ブルール・マグヌス・トーデネス(テノール)
  コレギウム・ムジクム合唱団 エドヴァルド・グリーグ合唱団
  王立ノーザン音楽大学合唱団
  アイカンゲル=ビョルスヴィーク・ムシークラーグ
  ベルゲン・フィルハーモニック・ユースオーケストラのプレーヤー
  クレッシェンドのプレーヤー
  ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団
  エドワード・ガードナー(指揮)

録音 2018年5月21日–24日 グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)(ライヴ) 

価格 ¥2,450(本体価格)(特別価格)

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『ヴィルヘルム・ステーンハンマル』

BIS SACD2424 SACD hybrid(5.0 surround/stereo) classical

 
ヴィルヘルム・ステーンハンマル Wilhelm Stenhammar(1871–1927)は、ストックホルムに生まれ、ピアニスト、指揮者、作曲家として活躍しました。2つの歌劇、2曲のピアノ協奏曲と交響曲、6曲の弦楽四重奏曲、《森で》《逢い引きから帰ってきた娘》をはじめとする多くの歌曲、第2曲の《スウェーデン》が「もうひとつの国歌」のように歌われている《ひとつの国民》や《歌》といったカンタータなどを作曲。高貴さと温かみをあわせもつ音楽が、「歌の作家」ステーンハンマルの手による細やかなニュアンスに満ちたメロディとともに広く愛されてきました。彼はシベリウスと親しく、ステーンハンマルは弦楽四重奏曲第4番をシベリウスに、シベリウスは交響曲第6番を彼に献呈しています。

交響曲第2番は、後期ロマンティシズムに古風な様式を融合させて書かれ、「ドリア旋法の交響曲」とも呼ばれます。4分の3拍子の踊りのステップで始まる「アンダンテ・エネルジーコ」の第1楽章。変奏曲にソナタ風のエピソードを組み込んだ「アンダンテ」の第2楽章。第3楽章〈スケルツォ〉は、スウェーデンの軽快な踊り。第4楽章〈終曲〉は、序奏、対位法と声楽ポリフォニーに基づく3つの部分、コーダから構成されています。1915年4月22日、ヨーテボリのオーケストラの創立10周年コンサートで初演。ステーンハンマルの献辞がスコアの冒頭に記されています--「わが愛する友人たち ヨーテボリ交響楽団メンバーに」。

《セレナード》は、交響曲第2番とともにスウェーデンのオーケストラのレパートリーとして定着した作品です。1907年、「憧れの地」イタリアに休暇で滞在していた時にアイデアが浮かび、交響曲第2番と同じ1911年ごろから作曲に着手。1914年1月30日、王立スウェーデン管弦楽団をステーンハンマルが指揮して初演したものの、それほどの成功を収めず、1919年になって改訂され、1920年3月3日、ヨーテボリで初演されました。「とても速く快活に」の〈序曲(Ouvertura)〉、「ワルツのテンポで、少し静かに」の〈カンツォネッタ(Canzonetta)〉と〈スケルツォ(Scherzo)〉と「少し遅めのアンダンテ」の〈夜想曲(Notturno)〉が切れ目なく演奏され、最後が「控えめなテンポ」の〈終曲(Finale)〉。改訂に際してカットされた「メヌエットのテンポで」の第2楽章は、《レヴェレンツァ(Reverenza)》(BIS SA-2359)の曲名の独立した作品とされました。

マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれ、スウェーデンの指揮者ヘルベルト・ブロムシュテット(ヘルベット・ブルムステット) Herbert Blomstedt(1927–)は、ブルックナーやベートーヴェンの作品とともに、カール・ニルセンをはじめとする北欧の作品も数多く手がけてきました。ステーンハンマルの作品は、ネーメ・ヤルヴィとヨーテボリ交響楽団による新録音(BIS SA-2359)がリリースされた《歌》を、スウェーデン放送交響楽団を指揮して1982年に全曲録音(Caprice CAP21358)しています。

ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871–1927)
 交響曲第2番 ト短調 Op.34(1911–15)
 セレナード(Serenad) へ長調 Op.31(1911–13 rev.1919)
  ヨーテボリ交響楽団 ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)

録音 2013年12月(交響曲)、2014年6月(セレナード) ヨーテボリ・コンサートホール(ヨーテボリ、スウェーデン)(ライヴ)
制作 レッナールト・デーン
録音 トゥルビョーン・サミュエルソン 

価格 ¥2,650(本体価格)

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『カール・アウグスト・ヘルマン ピアノ作品全集』

Toccata Classics TOCC0418 classical


カール・アウグスト・ヘルマン Karl August Hermann(1851–1909)は、エストニアの言語学者、ジャーナリスト、作曲家。タルトゥ大学で神学、ライプツィヒ大学で比較言語学を学び、1882年からエストニアの新聞「Eesti Postimees」の編集に携わりました。気運の高まっていたエストニアの国民運動を支持、新聞「Perno Postimees」を買収してタルトゥで発行、タルトゥ大学のエストニア語の講師も務めました。ヘルマンは、音楽、言語学、ジャーナリズムなど多岐に渡るジャンルに関心を寄せ、多くの歌曲と合唱曲を書き、エストニア各地の歌祭りにディレクターとして参加。1907年には民話に基づいて台本を執筆、作曲した、エストニアで作られた最初のオペラとみなされている《ウクとヴァネムイネ(Uku ja Vanemuine)》を発表しています。エストニア民謡の要素も反映する、19世紀ロマンティシズムのピアノ曲。モナコ生まれ、フランスのピアニスト、ニコラ・ホルヴァト Nicolas Horvath(1977–)の演奏。すべて初録音です。

カール・アウグスト・ヘルマン(1851–1909) ピアノ作品全集
 黄昏時の夏の夕暮れ(Suve õhtu eha ajal)
 感情的な夢(Tundline unistus) 人生の戦い(Des Lebens Kampf)
 冬と春(Winter und Frühling)
 エストニア国民ワルツ(Valse nationale des Esthoniens)
 息を切らして(Ausser Athem!)
 変奏され変調されたエストニアの旋律(Air estonien varié et modulé)
 謎解き(Die Lösung des Rätsels)
 エストニア民謡(Estnische Volkslied) 夏の歌(Air d'été)
 こっけいなハンスの結婚(Pulli Hansu pulmad)
 エストニア・ワルツ(Eesti Waltz)
 ハミング、角笛とバグパイプの歌(Alletamine ja sarve- ning torupilli lugu)
 人生を考える(Pensées de vie) 音楽的な思考(Pensée Musicale)
 祭りの行進曲(Marche de Fête) ワルツの気分(Walzerstimmung)
 アンダンティーノ イ長調 アルバムの一葉(Albumi leht)
 アレグレット へ長調 失くした手袋(Kadund Kinnas)
 演奏会用練習曲(Concert-Étude) ハ長調
 悲しみと幸せ(Traurig und freudig)
 3つの性格的な小品(Kolm karakterpala)
  Per aspera ad astra
  (ペル・アスペラ・アド・アスペラ(困難を経て星へ))
  In hilaritate Polca futura(未来のポルカ)
  ニコラ・ホルヴァト(ピアノ)

録音 2016年7月9日 Studio Paris-Forêt(アシェール=ラ=フォレ、フランス)

価格 ¥2,250(本体価格)

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