2019年5月 

Our Select

『ベートーヴェン - サラステ』

Profil PH18066 5CD's classical


2010年からケルンWDR交響楽団の首席指揮者を務めたユッカ=ペッカ・サラステ Jukka-Pekka Saraste(1956–)は、2018年/2019年のシーズンを最後にこのポストを離れます。「ケルンの新しい時代の夜明け」と言われたマーラーの交響曲第9番(PH10035)に始まり、ストラヴィンスキーの《火の鳥》と《幻想的スケルツォ》(PH11041)とリリースされたケルン・フィルハーモニーでのライヴ録音のシリーズ。ブラームスの管弦楽作品(PH18032)に続くベートーヴェンは、2017年11月と2018年の2月から3月にかけてと、2つの時期に録音された演奏です。「そもそもの始まりは、子供のころ耳にした重くロマンティックなベートーヴェンでした。そして、時代考証による当時の響きという、演奏スタイルの革命的な進展に出会います。今、私たちが手に入れることのできる情報に基づき、その両方のアプローチの感じられるベートーヴェンを示したいと思っています」(サラステ)。サラステはケルンのオーケストラについて「……大きく息を使い、大きな線を描くことのできるオーケストラ……『ドイツの伝統』が明らかな金管セクションや、木管楽器の演奏テクニックと、『ユニバーサル』なスタイルの弦楽器セクションが合わさって生まれる大きな効果……」と語り、この「多くのドイツのオーケストラが磨きあげてきた理想の響き」を最大限に活用、「ドイツの響き」と「細部まで聞こえる、今までになかった透明度」(ミヒャエル・シュトルク=シュレーン)の「ベートーヴェン」を実現。シベリウスが第3番の交響曲を作るにあたって研究した「ベートーヴェンの音楽の推進力」を基本とした自然な流れのうちに「ベートーヴェンの交響曲の啓蒙性」を示しています。第4番と第5番は、2018年6月にリリースされたディスク(PH17084)と同じ録音です。
 
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770–1827)
[Disc 1]
 交響曲第1番 ハ長調 Op.21
 交響曲第3番 変ホ長調 Op.55 《エロイカ》
[Disc 2]
 交響曲第2番 ニ長調 Op.36
 交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 《田園》
[Disc 3]
 交響曲第7番 イ長調 Op.92
 交響曲第8番 へ長調 Op.93
[Disc 4]
 交響曲第9番 ニ短調 Op.125 *
[Disc 5]
 交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
 交響曲第5番 ハ短調 Op.67
  ケルンWDR交響楽団 ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
  ラウラ・アイキン(ソプラノ)* インゲボルク・ダンツ(アルト)*
  マクシミリアン・シュミット(テノール)* タレク・ナズミ(バス)*
  北ドイツ放送合唱団 * ケルン放送合唱団 *

録音 2017年11月20日–25日(第1番–第5番)、2018年2月26日–3月3日(第6番–第9番) ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)
制作 ギュンター・ヴォッラスハイム
録音 アルント・コッパス
 
価格 ¥5,000(本体価格)

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『ボストン・ソナタ(Boston Sonatas)』

Alba ABCD443 contemporary/classical


フィンランド・モダニズムの「大長老」パーヴォ・ヘイニネン Paavo Heininen(1938–)のフルート協奏曲《昔(Autrefois)》(ABCD350)に次ぐ新しいアルバム。ヴァイオリニストのカイヤ・サーリケットゥとピアニストのユハニ・ラーゲルシュペツが共演、2016年の《ボストン・ソナタ》を演奏しています。この作品は、ヘイニネンの代表作のひとつ、サーリケットゥが録音した《ヴァイオリンソナタ》 Op.25(1970)を聴いたマサチューセッツ州ボストンのジャネット・パッカーの委嘱で作られました。「絶対音楽の提唱者としての私の立場は今も変わらないが、われわれが目にするものや経験することは必ず、思考の過程を色づけし、より高いエネルギーレベルに引き上げる」(ヘイニネン)。ヘイニネンは作曲に先立ってボストンを訪れ、古都の佇まいと現代の姿の共存する、魅力と刺激にみちた街の空気からインスピレーションを得て最初の《ボストン・ソナタ》を作曲。余った素材を使って第2番《ボストン変奏曲》と第3番《ボストン・バラード》を作りました。《ボストン変奏曲》は〈Capriccio notturno〉〈Elegiaco〉〈Symmel〉〈Scherzo〉〈Agitato e pesante〉、《ボストン・バラード》は〈Guirlande〉〈Duetto〉〈"Pizzica, fuzzica…"〉〈Capriccio et Pentanomos〉〈Pezzo tematico〉〈Aubade〉〈Finale APPENDIX: Transform... Culmen...〉。楽想の関連する3作は《ボストン・ソナタ》(Op.134)としてまとめられ、2018年5月、ヘイニネンの80歳の誕生日を祝うヘルシンキのコンサートでサーリケットゥとラーゲルシュペツの演奏で初演されました。 

[プロフィール] 

カイヤ・サーリケットゥ Kaija Saarikettu(1957–)。フィンランドのタンミサーリ生まれ。1977年、シベリウス・アカデミーを卒業。1985年からシベリウス・アカデミーで教え、途中、スウェーデンのエツベリ室内楽学校と王立ストックホルム音楽大学の教授を務める。主に室内楽奏者として演奏活動を行い、ヘイニネンとエングルンドをはじめとする現代フィンランドの作品、シベリウス作品のアルバムなどを録音した。 

ユハニ・ラーゲルシュペツ Juhani Lagerspetz(1959–)。トゥルク生まれ。トゥルク音楽院、シベリウス・アカデミー、レニングラード(現、サンクトペテルブルク)音楽院で学ぶ。室内楽の奏者、ソリストとして活動。ミッコ・ヘイニオの《ヘルメス》(ピアノ協奏曲第6番)、トルルス・モルクと共演したブラームスのチェロソナタ(Simax PSC1029)が代表的録音。

『ボストン・ソナタ(Boston Sonatas)』 
パーヴォ・ヘイニネン(1938–) 
 ボストン・ソナタ(Boston Sonatas) Op.134(2016)
 (ヴァイオリンとピアノのための) 
  ソナタ第1番《ボストン・ソナタ(Boston Sonata)》 
  ソナタ第2番《ボストン変奏曲(Boston Variations)》 
  ソナタ第3番《ボストン・バラード(Boston Ballad)》 
  カイヤ・サーリケットゥ(ヴァイオリン)
  ユハニ・ラーゲルシュペツ(ピアノ)

価格 ¥2,300(本体価格)

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『タンゴ・ラデアード(Tango Ladeado)』

Alba ABCD441 tango/contemporary/classical


クラシカル・アコーディオンの第一人者のひとり、ヤンネ・ラッテュア Janne Rättyä に誘われる「タンゴ」の旅。アルベニスのピアノ曲をゴドフスキが編曲した〈タンゴ〉とスカルラッティのバロック・スタイルのソナタに始まり、テリー・ライリー、ルー・ハリソン、ペレイラ、サティ、ジョン・ケージ、ルイス・デ・パブロ、マルチヌー、ストラヴィンスキーと、目まぐるしく世界を巡り、ピアソラのチェロとピアノのための《ル・グラン・タンゴ》に終わる。ライリーの《砂漠の歌(Cantos Desiertos)》の第5曲〈タンゴ・ラデアード(Tango Ladeado)〉(傾いたタンゴ、偏ったタンゴ)がアルバム・タイトルにとられています。ラッテュアは、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーと、ドイツ、エッセンのフォルクヴァング芸術大学で学びました。2003年からグラーツ国立音楽大学の教授を務め、ソリスト、室内楽奏者として活動。バッハの《ゴルトベルク変奏曲》やスカルラッティのソナタの編曲などのアルバムを録音しています。ラッテュアの「旅の仲間」は、パトリック・デメンガ Patrick Demenga。ベルン音楽院で学び、ケルンのボリス・ペルガメンシコフとニューヨークのハーヴィ・シャピロに師事したドイツのチェリストです。

『タンゴ・ラデアード(Tango Ladeado)』
イサーク・アルベニス(1860–1909)(レオポルト・ゴドフスキ(1870–1938)編曲)
 タンゴ Op.165 no.2(《スペイン》 Op.165)から)
ドメニコ・スカルラッティ(1685–1757)
 ソナタ ト短調《ブルレスカ(Burlesca)》
テリー・ライリー(1935–)
 タンゴ・ラデアード(Tango Ladeado)
ルー・ハリソン(1917–2003)
 タンディのタンゴ(Tandy's Tango)
エドゥアルド・ペレイラ(1900–1973)
 エル・アフリカーノ(El Africano)
エリック・サティ(1866–1925)
 永遠のタンゴ(Le Tango Perpetuel)
ジョン・ケージ(1912–1992)
 永遠のタンゴ(バージョン A)(Perpetual Tango Vers. A)
ルイス・デ・パブロ(1930–)
 タンゴ(《肖像画とトランスクリプション(Retratos y transcripciones)》
 (1984)から)
ジョン・ケージ(1912–1992)
 永遠のタンゴ(バージョン B)(Perpetual Tango Vers. B)
ボフスラフ・マルチヌー(1890–1959)
 タンゴ(《ミニチュアのフィルム(Film en miniature)》 H.148 から)
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882–1971)
 タンゴ(1940)
ボフスラフ・マルチヌー(1890–1959)
 タンゴ(《調理場のレヴュー(Le revue de cuisine)》 H.161 から)
アストル・ピアソラ(1921–1992)
 ル・グラン・タンゴ(Le Grand Tango)
  ヤンネ・ラッテュア(アコーディオン)
  パトリック・デメンガ(チェロ)

価格 ¥2,300(本体価格)

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『ヴェネリティ(Veneliti)』

2L 2L153SABD Pure Audio Blu-ray + SACD hybrid(5.0 surround/stereo) traditional/contemporary/classical


オルヤン・マトレ Ørjan Matre は、ノルウェー国立音楽大学で学び、「独自の声」の際立った作曲家としてノルウェーの音楽シーンで活動をつづけています。彼が10年以上にわたり共同作業を行なってきたオスロ室内合唱団とのコラボレーションによる『ヴェネリティ』。このアルバムのため彼は、合唱団が伝統のレパートリーとするノルウェー民謡に新たに編曲。憧れの心を歌う賛美歌、神秘的な民話、ほろ苦い恋の歌を、本質の部分を変えることなく、彼自身の解釈で新しい命を吹きこみました。山の王に誘われて山の洞窟に入り、魔法の飲み物を飲まされる娘を歌う中世のバラード《ヴェネリティ》。死者を送る集まりで歌われてきた《美しく長い休息を知っている》。ハリングダールの「スプリンガル」《ルステマンのスロット》。死の床にある若者が歌詞を書いたといわれ、オスロ室内合唱団のメンバーがフォーク歌手のユンニ・ローヴリから直接教わった《私を元に戻してください、神よ》。天国で愛する人たちと再会する願いを歌う《主の友ら》。アスラク・ブレッケの古い録音に基づく《ストーレ・ストルリ》。フィドルと口琴で演奏されるメロディにポール=ヘルゲ・ハウゲン Paal-Helge Haugen(1945–)が歌詞をつけた《最高の土地》。テレマルクから山を越えスルダールへと歌われていった恋の歌《おお、わが愛しのシーグリ》。夕べの歌《今、日の光が》。

オスロ室内合唱団 Oslo Kammerkor は、1984年、グレーテ・ペーデシェンにより創設、ソンドレ・ブラトラン、ヒシュテン・ブローテン・ベルグ、ユンニ・ローヴリといったノルウェーを代表するフォーク・ミュージシャンたちと共演してきました。2005年からホーコン・ダニエル・ニューステットが指揮者と音楽監督を務めています。指揮者のニューステット Håkon Daniel Nystedt(1980–)は、ノルウェー国立音楽大学と王立デンマーク音楽アカデミーで学び、スカンディナヴィアのオーケストラを指揮、《フィガロの結婚》や《子供と呪文》などのオペラも手がけています。『ヴェネリティ』は、「イマーシブオーディオ」のパイオニアのひとり、モッテン・リンドベルグ Morten Lindberg が制作。オスロのリス教会で録音セッションが行われました。

『ヴェネリティ(Veneliti)』
オルヤン・マトレ(1979–)(編曲)
オルヤン・マトレ(1979–)
 前奏曲(Forspill)
ベーリト・オプハイム(1967–)(アグネス・ビューエン・ガルノース(1946–)が、テレマルク県ヴィニェのブリタ・ブラトラン(1910–1975)から伝えられた曲による)
 ヴェネリティ(Veneliti)
ヘルガ・グンネス(スルダールのオースヒル・ヴェトルフースが、スキョル、ヴェストレのエーノク・オールセン・ヴェストレの形式で作った曲による)
 美しく長い休息を知っている(Jeg vet en hvile)
ベーリト・オプハイム(1967–)(ハリングダール県ヘムセダールのアルネ・アンデルダールによる)
 ルステマンのスロット(Rustemannlåtten)(スプリンガル)
ユンニ・ローヴリ(ソグンのヴィーグダール、ラグナル・ヴィーグダール(1913–1991)による)
 私を元に戻してください、神よ(Und mig, gud)
オルヤン・マトレ(1979–)
 間奏曲(Mellomspill)
ベーリト・オプハイム(1967–)(ヴォッセストランのアンデシュ・A・ヨルダーレンによる)/オルヤン・マトレ(1979–)
 主の友ら(Herrens venner)
アスラク・ブレッケ(テレマルク県ヴィニェ)/ヴィーダル・スクレーデ(ワルツ作曲)
 ストーレ・ストルリ(Ståle Storli)
ヒシュテン・ブローテン・ベルグ(クヌート・ヨンソン・ヘッディ(1857–1938)による)
 最高の土地(Bestelanden)
ヘルガ・グンネス(スルダールのオースヒル・ヴェトルフースが、スルダールのニルス・モーの形式で作った曲による)
 おお、わが愛しのシーグリ(Å, kjæra mi Sigrid)
オルヤン・マトレ(1979–)
 後奏曲(Etterspill)
ユンニ・ローヴリ(ラグナル・ヴィーグダールによる)
 今、日の光が(Nu dagens lys)
  オスロ室内合唱団 ホーコン・ダニエル・ニューステット(指揮) 

録音 2017年6月、10月、11月 リス教会(オスロ)
制作・バランスエンジニアリング モッテン・リンドベルグ
録音エンジニアリング ビアトリス・ヨハンネセン、イェルムン・スコーグ 

[DXD(24bit/352.8kHz)録音]
[Blu-ray: 5.0 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 5.0.4 Dolby Atmos(48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz),  5.0.4. Auro-3D(96kHz), mShuttle: MQA + FLAC + MP3 Region ABC]
[SACD hybrid(5.0 surround DSD/2.0 stereo DSD)/CD 2.0 stereo(16bit/44.1kHz)/MQA-CD]

価格 ¥3,900(本体価格)

Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu–ray プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください。SACD ディスクの CD 層は MQA-CD 仕様になっており、MQA デコーダーを搭載した機器を使用すればハイレゾ・スペックの音を聴くことができます。

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『気管(Trachea)』

2L 2L154SABD Pure Audio Blu-ray + SACD hybrid(5.0 surround/stereo) contemporary/classical


『聖母讃歌』(2L095SABD)『拝謁』(2L61SACD)をリリースしたオスロの室内合唱団「スコラ・カントールム」とトーネ・ビアンカ・スパッレ・ダール Tone Bianca Sparre Dahl の新作。「気管。ここで人の息は精製され、こよなく美しい、力強く、優しい芸術へと変貌する。声という原始の楽器による歌により、われわれの感情にどれほどの深みがあるかを測ることができる」。このアルバムでは、フォークとジャズからインスピレーションを得た作品から現代的な作品まで、独自の音楽風景をもつ「今」の合唱作品が6曲歌われます。ハリングフェレとフィドルのプレーヤー、フォーク・ミュージシャンのビョルン・コーレ・オッデ Bjørn Kåre Odde の《スニッラ・パテア》は、踊るためではなく聴くための「フォーク」として、民俗音楽の要素と技法を取り入れて書かれた「ヴァイオリンと合唱」の作品。マッティン・オーデゴール Martin Ødegaard の《気管》では、合唱と4つのホルンが聴き手を囲むよう配置され、歌詞をもたない「歌」と楽器の音が「空間」を行き交う作品に作られています。ストーレ・クライベルグ Ståle Kleiberg の《宇宙のものすべて》は、マスタイン・メーレン Stein Mehren(1935–2017)の詩集『Corona(コロナ)』の2つの詩をテクストにした2楽章の作品。スコラ・カントールムのテノール、ビョルン・モッテン・クリストフェシェン Bjørn Morten Christophersen は、作曲家としても活動。『拝謁』の《この家の主は》やオスロ・フィルハーモニック・ブラスの『金管の織物』(2L143SABD)に示される明快で多彩な表現力が高く評価さレテいます。《カシワの木とかげろう》は、H・C・アンデルセンの『年とったカシワの木の最後の夢(Det gamle egetræs sidste drøm/The Last Dream of the Old Oak)』に基づき、スコラ・カントールムの50周年記念の委嘱策として作られました。スウェーデンのカーリン・レーンクヴィスト Karin Rehnqvist の曲は、バルカン戦争に巻きこまれたクロアチアの11歳の少年が口にしたという言葉「目を閉じれば平和の夢が見える」を歌詞とした、彼女が「平和のプロジェクト」と呼ぶ作品です。「英語だけで(Just in English)」と「12の言語で(In twelve tongues)」の2部に分かれ、前半はスウェーデンの民俗音楽、後半はそれぞれの国の音楽を反映させた音楽で書かれています。フロイ・オーグレ Frøy Aagre は、リーダーアルバム『Cycle of Silence』(ACT9491)など、ジャズのプレーヤーとして知られます。《グローリア》は、「天のいと高きところには神に栄光あれ」と歌う合唱を彼女のサクソフォンが美しく紡いでゆくスタイルの作品です。 

『気管(Trachea)』
ビョルン・コーレ・オッデ(1990–)
 スニッラ・パテア(Snilla Patea)(2016)(ヴァイオリンと合唱のための)
マッティン・オーデゴール(1985–)
 気管(Trachea)(2018)(4つのホルン、二重合唱と独唱のための)
ストーレ・クライベルグ(1958–)
 宇宙のものすべて(Alt i universet)(1988)(合唱のための)
ビョルン・モッテン・クリストフェシェン(1976–)
 カシワの木とかげろう(Oak and Mayfly)(2014)(合唱のための)
カーリン・レーンクヴィスト(1958–)
 目を閉じれば平和の夢が見える
 (When i Close My Eyes, I Dream of Peace)(2016)
フロイ・オーグレ(1977–)
 グローリア(Gloria)(2014)(サクソフォーンと合唱のための)
  スコラ・カントールム
  トーネ・ビアンカ・スパッレ・ダール(指揮)
  ビョルン・コーレ・オッデ(ヴァイオリン)
  マリー・ソールム・グラン(ホルン)
  ニクラス・セバスチャン・グレンヴィーク(ホルン)
  ダニエル・ヴァイセト・シェレスヴィーク(ホルン)
  ユリウス・プラネヴィチュス(ホルン)
  フロイ・オーグレ(サクソフォーン)

録音 2016年12月(オッデ)、2018年11月(オーデゴール、クライベルグ)、2015年12月(クリストフェシェン、レーンクヴィスト)、2014年8月(オーグレ) ウラニエンボルグ教会(オスロ)
制作・バランスエンジニアリング モッテン・リンドベルグ
録音エンジニアリング ビアトリス・ヨハンネセン

[DXD(24bit/352.8kHz)録音]
[Blu-ray: 5.0 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 7.0.4. Dolby Atmos(48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz),  7.0.4. Auro-3D(96kHz), mShuttle: MQA + MP3 Region ABC]
[SACD hybrid(5.0 surround DSD/2.0 stereo DSD)/CD 2.0 stereo(16bit/44.1kHz)/MQA-CD]


価格 ¥3,900(本体価格)

Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu–ray プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください。SACD ディスクの CD 層は MQA-CD 仕様になっており、MQA デコーダーを搭載した機器を使用すればハイレゾ・スペックの音を聴くことができます。

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『惑星、エニグマ変奏曲』

BIS SACD2068 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)[BIS ecopak] classical


ニューヨーク・シティ・バレエの音楽監督、アメリカのアンドルー・リットン Andrew Litton(1959–)は、2003年から2015年のシーズンまで、首席指揮者としてベルゲン・フィルハーモニックを指揮しました。この間、BBC Proms への出演をはじめとするヨーロッパとアメリカへのツアーや BIS レーベルなどへの録音も行い、ベルゲン市のオーケストラの国際的評価を高めることに貢献。国王ハーラル五世からノルウェー国王功労褒章を授与、騎士に叙せられました。ベルゲン・フィルハーモニックの桂冠音楽監督、ボーンマス交響楽団の桂冠指揮者、シンガポール交響楽団の首席客演指揮者を務めています。新しくリリースされるエルガーとホルストの作品は、2013年と2017年にベルゲンのグリーグホールでのセッション録音による演奏です。エルガーの《エニグマ変奏曲》として知られる『創作主題による変奏曲』は、1898年から1899年にかけて作曲されました。オリジナルの主題につづき、妻アリス("C.A.E.")、親しい知人たち、出版に携わる友人のオーガスタス・J・イェーガー("Nimrod")とエルガー自身("E.D.U.")(終曲)を「スケッチ」した14の変奏で構成された、多彩な表情をみせる音楽です。ホルストの《惑星》は、「戦争をもたらす者」〈火星〉から「神秘主義者」〈海王星〉まで、7曲の「組曲」として作曲されました。終曲の〈海王星〉に加わる2組の女声三部合唱は、ヴォーカルアンサンブル「ベルゲン・グリーグ合唱団」とベルゲン・フィルハーモニックの合唱団の女声セクションが歌っています。

エドワード・エルガー(1857–1934)
 エニグマ変奏曲(Enigma Variations) Op.36
グスターヴ・ホルスト(1874–1934)
 組曲《惑星(The Planets)》 Op.32
  ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団
  アンドルー・リットン(指揮)
  ベルゲン・グリーグ合唱団女声セクション
  ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団合唱団女声セクション

録音 2013年6月(エルガー)、2017年2月 グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
制作 インゴー・ペトリ
録音 イェンス・ブラウン(エルガー)、アンドレーアス・ルーゲ、マティアス・スピツバルト
 
価格 ¥2,650(本体価格)

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『ジャルバート|バッハ|ペルト|ヴァスクス』

BIS SACD2309 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)[BIS ecopak] contemporary/classical


ロサンジェルス室内管弦楽団(LACO)は、1968年の創設。サー・ネヴィル・マリナー、ジェラード・シュワルツ、アイオナ・ブラウン、クリストフ・ペリック、ジェフリー・カヘインが音楽監督を歴任、アメリカ屈指の室内管弦楽団のひとつと呼ばれるようになりました。2019年/2020年のシーズンからハイメ・マルティンが音楽監督を務めています。ロサンジェルス室内管弦楽団の初めての BIS レーベルへの録音。コンサートマスターのマーガレット・ベイチャーのソロで、J・S・バッハのイ短調の協奏曲など「ヴァイオリンとオーケストラ」の作品を4曲、演奏しています。 

ピエア・ジャルバート Pierre Jalbert(1967–)は、ニューハンプシャー州マンチェスターのフランス系カナダの家系生まれ。オハイオ州のオーバリン音楽院でピアノと作曲を学び、ペンシルべニア大学の主任教授ジョージ・クラムの下で作曲の博士号を取得しました。アーロン・コープランドを「ヒーロー」と呼び、ジャルバート自身、色彩感のある、すばらしく巧みに作られた、人好きのする音楽を発表しています。初録音の《ヴァイオリン協奏曲》は、〈Soulful, mysterious – Scherzando(感情のこもった、神秘的な - スケルツァンド)〉と〈With great energy(大きなエネルギーとともに)〉の2楽章の作品です。2002年から2005年までコンポーザー・イン・レジデンスを務めたロサンジェルス室内管弦楽団と、セントポール室内管弦楽団、ミルウォーキー交響楽団の共同委嘱で作曲。2017年6月にミネソタ州セントポール、2018年2月にウィスコンシン州ミルウォーキーで演奏され、3月、ロサンジェルス室内管弦楽団により西海岸初演されました。 

アルヴォ・ペルトの《フラトレス(兄弟たち)》は、1977年、室内アンサンブルのために作曲され、ギドン・クレーメルが「ヴァイオリンとピアノ」の版を演奏して以来、ペルト自身が編曲した版のほか、アーティストたちが自分たちの楽器のために作った版もあり、ペルトのもっとも演奏されることの多い「クラシック」になったと言われます。このアルバムでは、作曲者自身が1992年に作った「ヴァイオリン、弦楽オーケストラと打楽器」の版が演奏されます。ラトビアの作曲家ペーテリス・ヴァスクスの《孤独な天使》は、1999年に作曲した弦楽四重奏曲第4番の終楽章を「悲しい目で見つめながら世界の空を飛ぶ天使」をイメージして改作、ギドン・クレーメルにより初演された作品です。 

マーガレット・ベイチャー Margaret Batjer は、1998年からロサンジェルス室内管弦楽団のコンサートマスター を務め、ソリスト、室内楽奏者として活動、南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校とコルバーン音楽アカデミーで教えています。ジェフリー・カヘイン Jeffrey Kahane(1956–)とロサンジェルス室内管弦楽団が共演したヒラリー・ハーンのバッハの協奏曲集(DG)で《2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調》の第2ヴァイオリンを担当しました。私生活では、数多くの映画とテレビの音楽を書いている作曲家ジョエル・マクニーリーの夫人です。

『ジャルバート|バッハ|ペルト|ヴァスクス』 
ピエア・ジャルバート(1967–) 
 ヴァイオリン協奏曲(2017) 
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685–1750) 
 ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV.1041 
アルヴォ・ペルト(1935–) 
 フラトレス(Fratres)(1977/92)
 (ヴァイオリン、弦楽オーケストラと打楽器のための版) 
ペーテリス・ヴァスクス(1946–) 
 孤独な天使(Lonely Angel/Vientuļais Eņģelis)(1999/2006) 
  マーガレット・ベイチャー(ヴァイオリン) 
  ロサンジェルス室内管弦楽団 ジェフリー・カヘイン(指揮)

[楽器 'Milstein' Stradivarius(1716)]  

録音 2018年3月17日 アレックス・シアター(グレンデール、カリフォルニア)、3月18日 UCLA ロイスホール(ロサンジェルス、カリフォルニア)(ライヴ録音)(ジャルバート)、2018年9月15日 コルバーン音楽学校 ジッパーホール(ロサンジェルス、カリフォルニア)(バッハ、ペルト、ヴァスクス) 
制作 ジュディス・シャーマン 
録音 エドワード・アンコーナ 
 
価格 ¥2,650(本体価格)

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キタローネのためのタブラチュア

BIS SACD2417 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)[BIS ecopak] early music


イタリア初期バロック音楽を代表する作曲家のひとり、テオルボの名手として活躍したカプスベルガーの「キタローネのためのタブラチュア集」の音楽。ユーナス・ヌードベリ Jonas Nordberg は、王立ストックホルム音楽大学とザルツブルク・モーツァルテウムで学びました。16世紀から19世紀ごろの撥弦楽器を弾き、ソリスト、室内楽と通奏低音の奏者として活動。ヴィゼ、ヴァイス、デュフォーのリュート作品を弾いた最初のソロ・アルバム(Eudora EUD-SACD-1502)の他、ルーマンのフルートと通奏低音のためのソナタ(BIS SA-2105, SA-2155)とヴィヴァルディのリコーダー協奏曲(SA-2035)でダン・ラウリンと、『愛と喪失のヒロインたち』(SA-2248)でルビー・ヒューズと共演しています。

ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(c.1580–1651)
 キタローネのためのタブラチュア集第4巻
 (Libro quarto d'intavolatura di chitarrone)から
  トッカータ第1番 パッサカリア第1番 ガリアルダ第1番
  カンツォーネ第1番 トッカータ第2番 パッサカリア(第2番)
  ガリアルダ第8番 カナリオ
 キタローネのためのタブラチュア集第1巻
 (Libro primo d'intavolatura di chitarrone)から
  フィレンツェのアリア
 キタローネのためのタブラチュア集第4巻 から
  トッカータ第9番 パッサカリア第4番 ガリアルダ第7番
 キタローネのためのタブラチュア集第1巻 から
  トッカータ第5番 ガリアルダ第11番 ガリアルダ第12番
 キタローネのためのタブラチュア集第4巻 から
  バーロ第1番
 キタローネのためのタブラチュア集第1巻 から
  トッカータ・アルペジアータ
 キタローネのためのタブラチュア集第4巻 から
  バッタリア カプスベルガー
  ユーナス・ヌードベリ(テオルボ) 

録音 2018年9月 ロンナ教会(ロンナ、スウェーデン)

価格 ¥2,650(本体価格)

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『シューベルト ヴァイオリンのための音楽 第1集』

BIS SACD2363 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)[BIS ecopak] classical


ビーバーの《ロザリオのソナタ》を全曲録音(BIS SA-2096)したピリオド・ヴァイオリン奏者のアリアドネ・ダスカラキスによるシューベルトのシリーズ第1作がリリースされます。ダスカラキス Ariadne Daskalakis(1969–)は、マサチューセッツ州ボストン生まれ。ニューイングランド音楽院プレップスクールでエリック・ローゼンブリスにヴァイオリンを教わり、ジュリアード音楽院でシモン・ゴルトベルク、ベルリン芸術大学でイラン・グロニヒとトーマス・ブランディスに学びました。ドイツ在住。自身が結成した「アンサンブル・ヴィンテッジ・ケルン」をはじめとするコンサート活動を行い、ケルン音楽舞踊大学のヴァイオリン科で教授として教えています。ケルン・アカデミーの音楽監督を務めるアメリカの指揮者、マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ Michael Alexandeer Willens は、ジュリアード音楽院でジョン・ネルソンに学び、タングルウッドでレナード・バーンスタインに師事しました。ヴァイオリンとピアノの作品では、ミラノ生まれ、オランダのピアニスト、パオロ・ジャコメッティ Paolo Giacometti がフォルテピアノを弾いて共演しています。 

『シューベルト ヴァイオリンのための音楽 第1集』
フランツ・シューベルト(1797–1828)
 ロンド イ長調 D.438(ヴァイオリンと弦楽のための)*
 協奏曲 ニ長調 D.345(ヴァイオリンと管弦楽のための)*
 ポロネーズ 変ロ長調 D.580(ヴァイオリンと管弦楽のための)*
 ソナタ ト短調 D.408(ヴァイオリンとピアノのための)**
 幻想曲 ハ長調 D.934(ヴァイオリンとピアノのための)**
  アリアドネ・ダスカラキス(ヴァイオリン)
  ケルン・アカデミー *
  マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ(指揮)*
  パオロ・ジャコメッティ(フォルテピアノ)** 

[楽器 Guadagnini(1754)] 

録音 2017年12月 ドイツ放送室内楽ホール(ケルン)*、2018年2月 ライデン音楽堂(ライデン、オランダ)

価格 ¥2,650(本体価格)

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『ヴァンスカ - マーラー』

BIS SACD2346 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)[BIS ecopak] classical


 
グスタフ・マーラー(1860–1911)
 交響曲第1番 ニ長調《巨人(Titan)》
  ミネソタ管弦楽団 オスモ・ヴァンスカ(指揮)

録音 2018年3月 オーケストラホール(ミネアポリス、ミネソタ)
 
価格 ¥2,650(本体価格)

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『北の踊り(Northern Dances)- スカンディナヴィアとエストニアの民俗音楽』

Toccata Next TOCN0004 traditional/improvisation


イーデンスタムとリュドヴァル、スウェーデンのミュージシャンふたりの演奏するノルウェーとスウェーデンの伝承曲、エストニアのコラール、そして3つの「即興」。グンナル・イーデンスタム Gunnar Idenstam(1961–)は、聖ヤコブ室内合唱団と共作した『フォーク・クリスマス』(BIS-NL 5031・SA-2334)、ニッケルハルパ奏者のユーハン・へーディンとのデュオで録音した『スウェーデンの調べ(Lågar)』(Caprice CAP21733・CAP21807)などの録音で知られるオルガニスト、作曲家、フォークミュージシャン。ニッケルハルパのエーリク・リュドヴァル Erik Rydvall(1983–)は、ストックホルムのフォークミュージック・グループ「Nordic」のメンバー。2013年にノルウェーのハリングフェレ奏者オラヴ・ルクセンゴール・ミェルヴァとのデュオ・アルバム『砕氷船(Isbrytaren)』(Heilo HCD7279)をリリースしています。

『北の踊り(Northern Dances)- スカンディナヴィアとエストニアの民俗音楽』
グンナル・イーデンスタム(1961–)/エーリク・リュドヴァル(1983–)
 北の踊り(Northern Dances)
伝承曲
 ソルヴェ・クヌートのスプリンガル(Springar efter Sölve Knut)
アルネ・ムデーン(1936–2015)
 教会行進曲
エストニアのコラール
 ただひとりを讃えます(Ma kiitlen ykspäinis)
グンナル・イーデンスタム(1961–)
 マリアの結婚のワルツ(Maris’s Wedding Waltz)
エストニアのコラール
 あなたの手にするキリストの光(Oh Kristus valgus oled saa)
伝承曲
 スヴェン・ドゥーナトのポルスカ ニ長調(Polska D efter Sven Donat)
グンナル・イーデンスタム(1961–)/エーリク・リュドヴァル(1983–)
 北の物語(Northern Stories)
イェストリークランド地方の伝承曲
 オッケルブーの老人たちの気に入りのポルスカ
 (Ockelbogubbarnas favorit Polska)
伝承曲(セクスドレーガ・コレクション)
 ポルスカ イ短調
伝承曲
 カール・リンドブラードのポルスカ イ短調
 (Polska a-moll efter Karl Lindblad)
 Storhurven
オストラ・リュドの伝承曲
 アンデシュ・ラーションのポルスカ(Polska efter Anders Larsson)
アーレ・モッレル(1955–)
 白鳥(Svanen)
オーレの伝承曲
 ラップ=ニルスのポルスカ(Polska efter Lapp-Nils)
伝承曲
 がらくたの山:オラヴ・ヴェステンフォルのポルスカ
 (Storebråten: Polska efter Olav Vestenfor)
伝承曲(アンドレーアス・ホークのコレクション)
 ポロネーズ ト長調(Polones G-dur)
ノルウェーの伝承曲
 ハンス・ブリーミの行進曲(Marsj efter Hans Brimi)
グンナル・イーデンスタム(1961–)/エーリク・リュドヴァル(1983–)
 北の鐘(Northern Bells)
  グンナル・イーデンスタム(オルガン)
  エーリク・リュドヴァル(ニッケルハルパ)

録音 2018年1月29日–30日 クリスチャンサン大聖堂(クリスチャンサン、ノルウェー)

価格 ¥2,250(本体価格)

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『Reach』

Oslo Session Recordings OSR005 jazz/folk/pop


ジェイコブ・ヤング Jacob Young の主宰する「Oslo Session Recordings」レーベルの第5作。シンガーソングライター、マルテ・ロイエングのデビュー・アルバムです。マルテ・ロイエング Marte Røyeng(1990–)は、ノルウェーの港町ホルテン生まれ。子供時代、一家のヴァンのカーステレオから流れるジェームズ・テーラーやモーツァルトを聴き、十代になってからは、ノルウェーのソンドレ・レルケ、ジョニ・ミッチェル、スーパートランプたちの歌に親しみ、フィオナ・アップル、ブレイク・ミルズ、ルーファス・ウェインライト、ゲイブリエル・カヘインと、関心を広げていったといいます。彼女にとって初めてのアルバム『Reach』。「高みに向かって」という彼女の思いを込めたアルバム・タイトルをつけ、フォーク、ポップミュージック、ブルース、ジャズ、クラシカルと、彼女を育んできたさまざまな音楽を反映した、彼女の作詞、作曲による9曲と共作の1曲を歌っています。よく知っているものを深く掘り下げ、知らないものに挑む衝動に駆られることを恐れない。「音楽家マルテ・ロイエング」の確かな第一歩を記すアルバムです。録音セッションは「IT と環境の街、ハルデン」とオスロのスタジオで行われ、ジャズグループ「パングパング」(LOS194-2)のサンデル・エーリクセン・ノルダール sandel Eriksen Nordahl とイーヴァル・ミュルシェット・アスハイム Ivar Myrset Asheim たちが参加しました。マルテ・ロイエングは、現在、音楽を彩色する「音のパレット」を広げるためノルウェー国立音楽大学の作曲プログラムで現代音楽の技法を学んでいます。

『Reach』
 Hold(Marte Røyeng) Pull of the Moon(Marte Røyeng)
 My Eyes Betray Me(Marte Røyeng)
 Ring in the Deep(Marte Røyeng)
 Wherever You Are(Marte Røyeng) Loser's Game(Marte Røyeng)
 Any Feeling(Marte Røyeng)
 Find a Hill(Marte Røyeng/Siril Malmedal Hauge)
 Making It Up(Marte Røyeng)
 Shake Yourself Awake(Marte Røyeng)
  マルテ・ロイエング
  (ヴォーカル、マンドリン、アコースティックギター、
   エレクトリックギター、ハイストラングギター)
  マリウス・グランベルグ・レクスタ
  (ピアノ、ハルモニウム、シンセサイザー、ハモンドオルガン、
   クラヴィネット、フェンダーローズ)
  ベンディク・ベルゲスティーグ
  (エレクトリックギター、ラップスティール、バッキングヴォーカル)
  イーヴァル・ミュルシェット・アスハイム
  (ドラム、パーカッション、バッキングヴォーカル)
  エヴェン・オルメスタ(ベース)
  サンデル・エーリクセン・ノルダール
  (ベース、アコースティックギター、バリトンギター、
   ハイストラングギター、バッキングヴォーカル)
  イェンニ・ベルゲル・ミューレ
  (バスクラリネット、クラリネット、バッキングヴォーカル)
  オーサ・レー(ヴァイオリン)
  マグヌス・マーフィ・ヨーエルソン(トロンボーン)
  イングリ・フロースラン・レクスタ(バッキングヴォーカル)  

録音 2017年5月、11月 Athletic Sound(ハルデン、ノルウェー)、2017年12月 Albatross Recorders(オスロ)
制作 エヴェン・オルメスタ
録音 ダーグ・エーリク・ヨハンセン(ハルデン)、エヴェン・オルメスタ(オスロ)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『フィニ・ヘンリケス ピアノの小品』

Danacord DACOCD840 classical


デンマークのフィニ・ヘンリケス Fini Henriques は、ニルス・W・ゲーゼの勧めもあってベルリンに赴き、ヨーゼフ・ヨアヒムにヴァイオリンを、ヴォルデマール・バルギールに作曲を学びました。管弦楽曲、バレエ、室内楽曲などを作曲。世紀の変わり目の時代、チャーミングで人好きのする音楽が人々から歓迎されました。へンリケスは、子供の生活からインスピレーションを得た、シューマンの《子供の情景》に似たピアノの小品も作曲、3巻の曲集として出版しました。トマス・トロンイェム Thomas Tronhjem(1954–)は、クーラウのピアノ作品集(Rondo)を録音したデンマークのピアニスト。3つの曲集から52曲を選んだ、初録音のコレクションです。

『フィニ・ヘンリケス ピアノの小品』
フィニ・ヘンリケス(1867–1940)
 子供の詩(Børnelyrik) Op.30(1908)
  小さな中国娘(Den lille Kineserinde) 子守歌(Vuggevise)
  行進曲:兵隊さんたち(Marsch: Soldater)
  スキを押しながら(Bag Ploven) 道化(Narren)
  ひとりぼっち(Den Ensomme) 輪になって(I Manegen)
  夕暮れ(Aften) 上機嫌(I godt Humør)
  悲しみのメヌエット(Sorgens Menuet)
  捕まえられるものなら(Kan du fange mig?)
  曲芸師(Jongløren) パントマイム(Pantomime)
  砂漠をさまよい歩き(Vandring gennem Ørkenen)
  夏のゲーム(Sommerleg) デンマーク(Danmark)
  鳴き鳥(Sangfuglen) 野蛮人の踊り(De Vildes Dans)
  夢でしかなかった(Det var kun en Drøm)
  ふたりの老人(De to Gamle)
 メロディ・アルバム(Melodisk Album) Op.50(1919)
  歩兵(Infanteri) 指ぬきを探せ(Tampen brænder)
  悲しくて(Den Vemodige) 猿小屋で(I Abeburet)
  ハートのクイーン(Hjeter Dame) いつも幸せ(Evig fornøjet)
  小さなぼんやり者(En lille Stivstikker)
  黄金の如きまこと(Tro som Guld)
  けんかっ早い奴(De skændes) ロシアの踊り(Russerdans)
  ウィンナ・ワルツ(Wienervals) 墓地で(Til Graven)
  砲兵(Artilleri) いちばん小さいもの(Den mindste)
  おしゃべりな人(Den Snakkesalige) 絞首台へ(Til Skafottet)
  熊の踊り(Bjørnedans) よそ者(En Fremmed)
   重苦しくて(Hypokonderen) 夕べの歌(Aftensang)
  夜(Natten)
 小さな水彩画(Miniatur-Aquareller) Op.21(1900)
  ぴょんぴょん跳ねる(Ride Ranke) 九九の表(Den lille Tabel)
  わんぱく小僧(Den lille Spilopmager) 賛歌(Hymne)
  子守歌(Vuggesang) ネズミを追いかける猫(Katten efter Musen)
  ポチの死(Trofast's Død) 幼稚園で(I Børnehaven)
  鬼火(Lygtemænd) メロディ(Melodi)
  トマス・トロンイェム(ピアノ)

録音 2018年5月 聖マルコ教会(オーフス、デンマーク)
録音・マスタリング クラウス・ビューリト
編集 トマス・トロンイェム

価格 ¥2,450(本体価格)

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『北欧の歌曲(Nordic Songs)』

Danacord DACOCD841 classical


スウェーデンのメゾソプラノ歌手、ウッラ・リクランデル Ulla Ricklander は、 ヴィースバーデンでヒルデグント・ローマン=ベッカー、コペンハーゲンでボーディル・ギュモースとクヌーズ・エリマーに学び、ストックホルムでリー・ストラスバーグの演技メソッドも研究しました。現在、デンマークを本拠にオペラ歌手、ミュージカルと子供劇場の女優として活動しています。デンマークのピアニスト、カトリーネ・ペネロプ Cathrine Penderup の共演で歌う北欧の歌曲。数多い作品の中からリクランデルが自分の「心」にもっとも近いと感じている19曲を歌っています。スウェーデンのニューストレム Gösta Nystroem が、エッバ・リンドクヴィスト、エーディト・ソーデルグラン、ヤルマル・グッルベリ、ラグナル・イェンデルの詩に作曲した《海辺の歌》、グリーグの《H・C・アンデルセンの詩による『心の歌』》、エルンスト・ユーセフソン、グスタフ・フローディング、ユーハン・L・ルーネベリの詩をテクストにしたシベリウスの4つの歌曲。ベナ・モー Benna Moe は、デンマークとスウェーデンでオルガニスト、ピアニスト、歌手として活躍。カトリーネ・ペネロプが録音した『デンマーク女性作曲家のロマンティック・ピアノ作品集』(DACOCD680)で《教則の習作》(Op.6, Op.9)の数曲が紹介されていました。リクランデルが選んだ6曲は、イーヴァン・ブラットの詩による作品です。 

ヨースタ・ニューストレム(1890–1966)
 歌曲集《海辺の歌(Sånger vid havet)》(1942–43)
  岩礁で(Ute i skären) 夜想曲(Nocturne) 海の歌(Havets visa)
  わたしは海辺に家を(Jar har ett hem vid have)
  月の出を待ち(Jag väntar månen)
ベナ・モー(1897–1983)
 歌曲 Op.30
  小川(Bäcken)
  あなたとともに居させてください(Lät mig vara hos dig)
 歌曲 Op.31
  ベツレヘムに御子が生まれた(Ett barn är fött) 生きること(Liv)
  世界を見回さないで(Sök inte runt i världen) ゴルゴタ(Golgatha)
エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 H・C・アンデルセンの詩による『心の歌』
 ("Hjertets melodier" af H.C. Andersen) Op.5
  茶色のふたつの瞳(To brune øjne)
  海の永遠の動きをあなたは知らない(Du fatter ej bølgernes evige gang)
  君を愛す(Jeg elsker dig)
  私の思いは高い峰のように(Min tanke er et mægtigt fjeld)
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 黒いばら(Svarta rosor) Op.36 no.1
 葦よそよげ(Säv, säv, susa) Op.36 no.4
 初めてのくちづけ(Den första kyssen) Op.37 no.1
 逢い引きから帰ってきた娘(Flickan kom ifrån sin älskings möte)
  Op.37 no.5
  ウッラ・リクランデル(メゾソプラノ)
  カトリーネ・ペネロプ(ピアノ) 

録音 2018年11月 聖ルカ教会(フレゼリクスベア、デンマーク)
制作・録音 トーステン・イェセン 

価格 ¥2,450(本体価格)

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Choice

『小道と踏み段を通って(By Footpath and Stile)』

Resonus RES10109 classical


フィンジ四重奏団 Finzi Quartet は、王立ノザーン音楽大学でクリストファー・ロウランドの下で結成され、2009年、第5回トロンハイム国際室内楽コンペティションで第2位、2010年の Royal Over-Seas League(ROSL)コンペティションの第1位に選ばれました。フィンジ四重奏団のデビュー録音。アンサンブル名の由来となったジェラルド・フィンジ Gerald Finzi の弦楽四重奏作品を演奏しています。バリトンと弦楽四重奏のための歌曲集《小道と踏み段を通って》は、フィンジがトマス・ハーディの詩に作曲した50を超す歌曲の最初の作品です。後の作品ほどの洗練はみられないものの、出版されて間もないハーディの詩に対する若い作曲家の直感的反応から生まれた音楽が瑞々しく、フィンジの最初の「里程標」とみなされています。マーカス・ファーンズワース Marcus Farnsworth は、イギリスのバリトン歌手。2009年のウィグモアホール国際歌唱コンペティションで第1位を獲得、オペラとコンサートの歌手として活動しています。オーボエと弦楽四重奏のための《間奏曲》は、「フィンジの成熟した表現形式がはっきりと示された最初の作品」(スティーヴン・バンフィールド)。ルース・ボリスター Ruth Bolister は、ロンドンの王立音楽アカデミーなどで学び、イギリス・ナショナル・オペラの首席奏者を務めています。弦楽オーケストラのための《ロマンス》と《前奏曲》、ヴァイオリンとピアノのための《エレジー》、クラリネットとピアノのための《5つのバガテル》は、クリスチャン・アレグザンダーの編曲した弦楽四重奏版による演奏です。《バガテル》の編曲は、フィンジの生誕100年を記念して委嘱され、2001年7月14日、リッチフィールド大聖堂で行われたコンサートでデイヴィッド・キャンベルとエンデリオン弦楽四重奏団により初演されました。フィンジ四重奏団とロバート・プレーンによる演奏は、この編曲の初めての録音です。プレーン Robert Plane は、ウェールズ BBC ナショナル管弦楽団、バーミンガム市交響楽団、ロイヤル・ノーザン・シンフォニアの首席クラリネット奏者。Naxos レーベルを中心に多くの録音を行い、フィンジのクラリネット協奏曲とローレンス・アシュモア編曲の《5つのバガテル》を演奏したアルバム(Naxos 8.553566)は「Classic CD Magazine」の「最優秀協奏曲録音」と BBC Radio 3 の「Buiding a Library」の一枚に選ばれました。

『小道と踏み段を通って(By Footpath and Stile)』
ジェラルド・フィンジ(1901–1956)(クリスチャン・アレグザンダー 編曲 *)
 ロマンス(Romance) Op.11(弦楽四重奏のための)*
 小道と踏み段を通って(By Footpath and Stile) Op.2
 (バリトンと弦楽四重奏のための)
  訪ね歩き(Paying Calls)
  ピクニックのあった場所で(Where the picnic was)
  牡牛たち(The Oxen)
  ご主人さまと木の葉たち(The master and the leaves)
  教会墓地に育つものたちの声
  (Voices from things growing in a churchyard)
  一同退場(Exeunt omnes)
 前奏曲(Prelude)(弦楽四重奏のための)*
 間奏曲(Interlude) Op.21(オーボエと弦楽四重奏のための)
 エレジー(Elegy) Op.22(弦楽四重奏のための)*
 5つのバガテル(Five Bagatelles) Op.23
 (クラリネットと弦楽四重奏のための)*
  前奏曲(Prelude) ロマンス(Romance) キャロル(Carol)
  フォルラーナ(Forlana) フゲッタ(Fughetta)
  フィンジ四重奏団
   サラ・ウォルステンホルム(第1ヴァイオリン)
   ナタリー・クロウダ(第2ヴァイオリン)
   ルース・ギブソン(ヴィオラ)
   リディア・シェリー(チェロ)
  マーカス・ファーンズワース(バリトン)
  ルース・ボリスター(オーボエ)
  ロバート・プレーン(クラリネット)

録音 2012年2月5日–7日 オールセインツ教会(諸聖人教会)(イースト・フィンチリー、ロンドン) 
制作・録音 アダム・ビンクス

価格 ¥2,350(本体価格)

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『フィニ・ヘンリケス ピアノ曲集』

Dacapo 8.226150 classical


世紀の変わり目を控えた19世紀最後の20年、1860年代に生まれた世代の作曲家たちがデンマーク音楽に新しい風を吹かせました。特に、ルイ・グラス(1864–1936)、カール・ニルセン(1865–1931)、フィニ・ヘンリケス Fini Henriques(1867–1940)の3人は、それぞれ異なる方法と語法で器楽作品の分野にスタイルの革新をもたらし、その後のデンマーク音楽の方向を示したと言われています。フィニ・ヘンリケスは、1867年、フレゼリクスベアに生まれました。7歳の時、母の手伝いを受け、最初のピアノ小品集を作曲。8歳からヴァイオリンを学び始めました。ニルス・W・ゲーゼの助言により王立デンマーク音楽アカデミーには進まず、ヴァルデマー・トフテにヴァイオリン、王立デンマーク管弦楽団の指揮者を務めていたヨハン・スヴェンセンに音楽理論を学んだ後、1888年から1891年にかけてベルリンの王立プロイセン音楽大学でヴォルデマール・バルギールとヨーゼフ・ヨアヒムの指導を受けました。ヘンリケスは、幅広いジャンルに作曲。歌劇《白内障の外科医(Stærstikkeren)》やバレエ《人魚姫(Den lille havfrue)》といった劇場音楽、オーボエと弦楽のための組曲、弦楽四重奏曲 イ短調、ヴァイオリンソナタ ト短調などが主要作品とされています。ピアノ曲は、子供のための曲集《絵本》《小さな水彩画》《子供の詩》《メロディ・アルバム》《親指トム》に106曲、大人のための《格言》《6つのピアノの小品》《詩》《エロティック》《性格的小品》《メロディ・プロフィール(シルエット)》に55曲が収められました。クリスティーナ・ビャアケー Christina Bjørkøe(1970–)は、コペンハーゲン生まれのピアニスト。テレーセ・コペル、ジュリアード音楽院のシーモア・リプキン、王立デンマーク音楽アカデミーのアネ・ウーランに学びました。ベートーヴェンの《ディアベッリ変奏曲》(Danacord DACOCD747)、ホルムボーのヴァイオリンとピアノの作品集(8.226063)など、ソロと室内楽を中心に録音も多く、カール・ニルセンのピアノ作品全集(cpo 777 413-2)で2009年のデンマーク音楽賞の最優秀ソロ録音賞を受けています。

フィニ・ヘンリケス(1867–1940)
 格言(Aphorismer) Op.6 - 第4曲 愛している(Jeg elsker)
 絵本(Billedbogen)(1899)
  ABC 人形の子守歌(Dukkens vuggevise) めくら鬼(Blindebuk)
  夕べの祈り(Aftenbøk) 人形の踊り(Dukke-dans)
  小さな兵隊(Den lille soldat) 母さんの膝で(På moders skød)
  休み時間(Frikvarteret) ボール(Bolden)
  「まったくほんとう」("Det er virkelig sandt!")
  お招き遊び(Kommer fremmede)
  ムチと手綱で(Med pisk og tømme) 学校から(Fra skole)
  くるくる回す人(Snurrebassen) 郷愁(Hjemve)
  小さな騎手(Den lille jockey) 小妖精の踊り(Nissernes dans)
  眠れる森の美女(Tornerose) 泣く子(Det grædende barn)
  鬼ごっこ(Tagfat)
 メロディ・プロフィール(シルエット)(Melodiske profiler) Op.38
 (1911)
  蔦(Vedbend) 悲しみのワルツ(Sorgens vals)
  夏の気分(Sommerstemning) 雄やぎ(Gedebuk)
  憂鬱(Vemod) 子供のうたた寝(Barneblund) 切望(Udve)
  鶏が告げる夜明け(Hønsemorgen) 優雅(Gratie)
  スプリンター(Jurtigløberen) いじめる人(Drillepind)
  学者ぶる人(Pedanten) 愛のワルツ(Kærlighedsvals)
  死亡記事(Nekrolog) 田舎の冗談(Landlig skæmt)
  フラッパー(Backfisch) 晩夏(Eftersommer)
  過ぎてしまった(Forbi) 断念(Resignation)
 エロティック(Erotik) Op.15(1896)
  メロディ(Melodie) 愛のワルツ(Valse d'amour) 蝶々(Papillon)
  小さいロマンス(Petite romance) 流行り歌(Chanson populaire)
   クリスティーナ・ビャアケー(ピアノ)

録音 2018年6月24日–26日 デンマーク国立音楽アカデミー(南デンマーク音楽院)コンサートホール「オデオン」(オーゼンセ、デンマーク)
制作・録音 モーテン・モーウンセン 

価格 ¥2,350(本体価格)

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『フィニ・ヘンリケス ヴァイオリンとピアノのための作品集』

Dacapo 8.226151 classical


フィニ・ヘンリケス Fini Henriques のヴァイオリンとピアノのための音楽。《ロマンス》や《カンツォネッタ》といった小品、ヴァイオリニストでもあったヘンリケス以来、デンマークのヴァイオリニストたちが好んで弾いてきた〈蚊の踊り〉を含む《さまざまな小品集》と4曲の《ノヴェレッテ》が演奏されます。ヴァイオリンのヨハネス・スー・ハンセン Johannes Søe Hansen(1965–)は、デンマーク国立交響楽団の首席コンサートマスターのひとり。王立デンマーク音楽アカデミーでミラン・ヴィテクに学び、「ヤコブ・ゲーゼ奨学金」と「ソニング賞」を受けてベルンに渡ってイゴール・オジムに師事。マルタ・リバロヴァーに学んだ後、1990年、ソリストとしてデビューしました。ヘンリケスの『ピアノ曲集』(8.226150)を同時に録音したクリスティーナ・ビャアケー Christina Bjørk Bjørkøe(1970–)と定期的にデュオを組み、コンサートとホルムボーのヴァイオリンとピアノの作品集(8.226063)などの録音活動を行っています。 

フィニ・ヘンリケス(1867–1940)
 ロマンス(Romance) Op.43(1919)
 北欧舞曲(Nordisk dans)(c.1920)
 エロティコン(Erotikon) Op.56(1921)
 マズルカ(Mazurka) Op.35(1911)
 ロマンス《晩夏(Sensommer)》 Op.50(1909)
 魔女の踊り(Hexedansen)
 レリジョーゾ(Religioso) Op,34(1911)
 子守歌(Wiegenlied)(1915)
 さまざまな小品集(Kleine bunte Reihe) Op.20(1899)
  羊飼いの若者(Hyrdendrengen) パントマイム(Patomime)
  イエスマンたち(Nikke-dukker) メヌエット(Menuetto)
  蚊の踊り(Myggedans) エロティック(Erotik)
 カンツォネッタ(Canzonetta) Op.27(1923)
 悲しみ(Sorg)(1923) バレリーナ(Ballerina)  Op.51(1921)
 ノヴェレッテ(Novelletter) Op.26(1905)
  アレグロ・ノン・トロッポ アンダンテ・ソステヌート
  アレグレット・グロテスコ アレグロ・ノン・トロッポ
 小さなワルツ(Petite Valse)(c.1920)
 子守歌(Berceuse/Vuggesang)(1921)
  ヨハネス・スー・ハンセン(ヴァイオリン)
  クリスティーナ・ビャアケー(ピアノ) 

録音 2018年6月27日–29日 デンマーク国立音楽アカデミー(南デンマーク音楽院)コンサートホール「オデオン」(オーゼンセ、デンマーク)
制作・録音 モーテン・モーウンセン
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『クーラウ、マリング ピアノ四重奏曲』

Dacapo 6.220591 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical


「デンマーク文化の黄金時代」を彩ったひとり、フリードリク・クーラウ Friedrich Kuhlau の音楽。第1番と第2番(6.220596)に続き第3番のピアノ四重奏曲が、コペンハーゲン・ピアノ四重奏団の演奏でリリースされます。第3番ト短調は、ロシアの商人、J・M・ヴィトコフスキーの委嘱を受け、1828年秋、《妖精の丘》の書き終わった後、短期間で完成されました。ファンファーレ風の主題と優美で伸びやかな主題による〈アレグロ・コン・モルト・フオコ〉、溌剌としたスケルツォと「レントラー」のトリオの〈アレグロ・アッサイ〉、素朴な主題による「抒情」の変奏曲〈アダージョ〉、ソナタ=ロンド形式の〈アレグロ・ポコ・アジタート〉。1829年秋、コペンハーゲンの宮廷ワイン商人クリスチャン・ヴォーゲペータセンがイグナーツ・モシェレスのために開催した音楽の夕べでクーラウがピアノを弾き、初演しています。 

もう一曲のピアノ四重奏曲を作曲したオト・マリング Otto Malling は、「黄金時代」を継ぐ19世紀後期に作曲家、オルガニスト、ピアニスト、指揮者として活躍しました。ニルス・W・ゲーゼの主導する「旧守的体制」の「音楽協会」に対抗して、C・F・E・ホーネマン、ヤコブ・ファブリーシュスとともに「コンサート協会」を設立。サン=サーンス、グノー、ドリーブ、マスネのフランス音楽を含む「今日」の音楽の紹介に努めました。ゲーゼとJ・P・E・ハートマンの死後、音楽アカデミーの教授、学長、大聖堂のオルガニストといった仕事を引き継ぎ、デンマーク音楽の新しい時代に貢献しました。ピアノ協奏曲ハ短調とピアノ三重奏曲イ短調(8.224114)、オルガンのための《聖パウロ》と《十字架上の最後の7つの言葉》(8.224023)が、Dacapo レーベルからリリースされています。ピアノ四重奏曲ハ短調は、北欧ナショナル・ロマンティシズムのスタイルにフランス音楽のハーモニーの色彩も加えた音楽。〈アレグロ - プレスト - ラルゴ〉、ノルウェーの「ハリング」のリズムを取り入れた「スケルツォ」、たそがれ時の「夜想曲」、「アレグロ・コン・フオコ」の「終曲」の4楽章で構成されています。 

コペンハーゲン・ピアノ四重奏団。デンマーク生まれのベネディクテ・ダムゴー Benedikte Damgaard とネール・ブラスムネス・タイルマン Neel Bramsnæs Teilmann(1984–)、チェコ、ブルノ生まれのクリスティーナ・フィアロヴァ Kristina Fialova(1987–)、ベルリン生まれ、王立デンマーク音楽アカデミーでモーテン・ソイテンのソリスト・クラスとティム・フレゼリクセン教授とイェンス・エルヴェケーアの室内楽クラスに学んだアダム・シュタートニキ(エーダム・スタズニキ) Adam Stadnicki(1986–)。前作に続き、ティム・フレゼリクセン Tim Frederiksen とメテ・ドゥーウ Mette Due が共同で制作にあたりました。

フリードリク・クーラウ(1786–1832) 
 ピアノ四重奏曲第3番 ト短調 Op.108 
オト・マリング(1848–1915) 
 ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.80 
  コペンハーゲン・ピアノ四重奏団 
   ベネディクテ・ダムゴー(ヴァイオリン) 
   クリスティーナ・フィアロヴァ(ヴィオラ) 
   エーダム・スタズニキ(アダム・シュタートニキ)(チェロ) 
   ネール・タイルマン(ピアノ)

録音 2015年2月16日–19日(クーラウ)、2016年9月27日–29日、30日(マリング) 王立デンマーク音楽アカデミー、コンサートホール(コペンハーゲン) 
制作 ティム・フレゼリクセン、メテ・ドゥーウ

価格 ¥2,350(本体価格)

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『クーラウ ヴァイオリン・ソナタ集 第2集』

Dacapo 8.226083 classical


フリードリク・クーラウのヴァイオリンとピアノのための音楽。クリスティーナ・オストラン Christina Åstrand(1969–)とペア・サロ Per Salo(1962–)のデュオによるアルバムの第2集が録音されました。クーラウ Frederik(Friedrich) Kuhlau は、北ドイツのユルツェン生まれ。ハンブルクでカントルのシュヴェンケの下で学び、24歳の時、ハンブルクを占領したナポレオン軍に徴兵されることを避け、デンマークに渡りました。生来のコスモポリタンな性格から、コペンハーゲンを中心とする音楽界から距離を置き、ピアノ曲、フルートと弦楽器のための室内楽曲、童話オペラ《ルル》(Kontrapunkt 32009/11)など、ロマンティックな音楽を作曲していきました。第1集(8.226082)に続く新しいアルバムでは、クーラウの最初のソナタと「デュオ・ブリラン」(華やかな二重奏曲」の名で出版された「ヴァイオリンまたはフルートをともなうピアノのための3つのソナタ」が演奏されます。へ短調のヴァイオリン・ソナタは、1821年の作品。ベートーヴェンの歌曲《うずらの鳴き声(Der Wachtelschlag)》の「嵐のモチーフ」に似た主題と『アパッショナータ・ソナタ』を思わせるピアノパートをもち、作曲の翌年、ドイツのシムロックから出版され、スクールメイトだったルイ・シュポーアに献呈されました。後にフランスのフルート奏者、ポール=イポリート・カミュが「フルートソナタ」に編曲。現在も演奏されることの多い作品になりました。《デュオ・ブリラン》は、変ロ長調、ホ短調、ニ長調の3曲。いずれも「アレグロ」の長い第1楽章と、それぞれに個性的な「アダージョ」あるいは「アンダンテ」の第2楽章と「アレグロ」の第3楽章から構成されています。

『クーラウ ヴァイオリン・ソナタ集 第2集』
フリードリク・クーラウ(1786–1832)
 ヴァイオリン・ソナタ へ短調 Op.33
 3つのデュオ・ブリラン(Trois Duos Brillants) Op.110
  デュオ第1番 変ロ長調 デュオ第2番 ホ短調 デュオ第3番 ニ長調
  デュオ・オストラン/サロ
    クリスティーナ・オストラン(ヴァイオリン)
    ペア・サロ(ピアノ)

録音 2017年6月 デンマーク放送(DR)コンサートホール、第4スタジオ(コペンハーゲン)
制作・録音 プレーベン・イーヴァン

価格 ¥2,350(本体価格)

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『赤い靴(The Red Shoes)』

Dacapo 8.224729 contemporary/classical


「『少女は踊る。そして、踊りをやめられないまま、夜の闇へ入りこんでいった』。赤という色にはたくさんの意味がある。血の色、危険の色、誘惑と情熱と恋の色。ハンス・クリスチャン・アンデルセンは、この象徴する意味を新たな極限まで使って『赤い靴』という残酷な物語を書いた……」。ロンドン生まれ、デンマーク在住の作曲家シヴォーン・ラム Siobhan Lamb の《赤い靴》は、アンデルセンの「童話」を「音楽物語」に再加工した作品。グレゴリー・ウォレン・ウィルソンとヘルゲ・スロートをリーダーとするコペンハーゲンの器楽グループ「スオニ・アンサンブル(The Suoni Ensemble)」の演奏。

シヴォーン・ラム(1963–)
 赤い靴(The Red Shoes)
  The Opening The 'No' Song The Church
  Choice, Temptation, Church and Dance Loss The Ball
  The Tired Jig Fear and Safety Peace
  スオニ・アンサンブル
  コペンハーゲン国際児童合唱団

録音 2016年4月11日–17日 デンマーク放送(DR)コンサートホール、第3スタジオ(コペンハーゲン)
制作 シヴォーン・ラム
録音 ラース・C・ブルーン
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『遠くへの憧れ(Drang in der Ferne)- シューベルト歌曲とアイスランド民謡』

Genuin GEN19645 classical


アイスランドのテノール、ベネティクト・クリスチャウンソン Benedikt Kristjánsson のデビュー・アルバム。シューベルトの歌曲と母国の民謡をならべて歌っています。ベネディクトは、1987年、アイスランド北部のフーサヴィーク生まれ。16歳からレイキャヴィークの歌唱学校で学び、ハムラクリーズ合唱団に参加しました。レイキャヴィーク音楽大学を2007年に卒業後、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でスコット・ウィアたちに学び、2011年6月、グライフスヴァルトのバッハ歌唱コンペティションで第1位と聴衆賞を獲得しました。ブレーメンのドイツ・カンマーフィルハーモニー、シュターツカペッレ・ベルリン、ドレスデンとフライブルクのバロック管弦楽団など、ヨーロッパとアメリカで活動しています。ピアニストのアレクサンダー・シュマルチ Alexander Schmalcz は、ライプツィヒ音楽演劇大学の教授。ライプツィヒの男声五重唱団「アンサンブル・ノビレス」がグリーグやシベリウスの合唱曲を歌った『故郷への帰還(Landkjending)』(GEN17469)のピアノを担当していました。

『遠くへの憧れ(Drang in der Ferne)- シューベルト歌曲とアイスランド民謡』
アイスランド民謡
 谷は美しくとも(Fagurt er í Fjörðum)
フランツ・シューベルト(1797–1828)
 遠くへの憧れ(Drang in der Ferne) D.770
 さすらい人の月に寄せる歌(Der Wanderer an den Mond) D.870
 船乗り(Der Schiffer) D.526
アイスランド民謡
 わが舌よ、賛美の言葉を言え(Tunga mín vertu treg ei á)
フランツ・シューベルト(1797–1828)
 それらがここにいたことは(Dass Sie hier gewessen) D.775
 好奇心の強い男(Der Neugierige) D.795 no.6
 (《美しい水車屋の娘》から)
 遊びにおぼれて(Versunken) D.715
アイスランド民謡
 僕らふたりは野原に立っていた(Stó’ðum tvö í túní)
フランツ・シューベルト(1797–1828)
 君こそわが憩い(Du bist die Ruh) D.776
 かじかみ(Erstarrung) D.911 no.4(《冬の旅》から)
アイスランド民謡
 ねんねん坊や(Sofðu, unga ástin mín)
ヨウン・レイフス(1899–1968)
 子守歌(Vögguvísa)
フランツ・シューベルト(1797–1828)
 泉のほとりの若者(Der Jüngling an der Quelle) D.300
アイスランド民謡
 くちづけしてくれ、優しい娘さん(Kysstu mig, hin mjúka mær)
フランツ・シューベルト(1797–1828)
 いやな色(Die böse Farbe) D.795 no.17(《美しい水車屋の娘》から)
 歓迎と別れ(Willkommen und Abschied) D.767
アイスランド民謡
 宵の明星が輝いていても(Blástjarnan þótt skarti skær)
フランツ・シューベルト(1797–1828)
 漁夫の恋の幸せ(Des Fischers Liebesglück) D.933
アイスランド民謡
 アイスランド、祝福されし地よ(Ísland farsælda frón)*
フランツ・シューベルト(1797–1828)
 流れの上で(Auf dem Strom) D.943
  ベネティクト・クリスチャウンソン(テノール)
  アレクサンダー・シュマルチ(ピアノ)
  ティルマン・ヘフス(ホルン)* 

録音 2018年8月16日–18日 ベルリン
 
価格 ¥2,100(本体価格)

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『Northbound』

Losen Records LOS211-2 jazz


「時間と調性の枠の中で曲を作り、三人が一緒になってその歌を探っていく。時間をかけ、異なるアプローチを試みる。この音楽はどこへ向かうのか……わたしは、今、歌の中心、歌の魂にどうやれば最小限のやり方でたどり着けるか、その方法を探ることに夢中だ」。『Northbound(北に向かって)』は、『Moving』(Ozella Music)を2015年にリリースしたベルゲン在住のピアニスト、アイヴィン・オースタ Eivind Austad(1973–)のトリオが、2018年に録音したアルバム第2作。トリオのメンバーは、最初のアルバムと同じ、ベルゲン生まれのベーシスト、マグネ・トールモセーテル Magne Thormodsæter(1973–)と、トロンハイム生まれのドラマー、ホーコン・ミョセット・ヨハンセン Håkon Mjåset Johansen(1975–)。8つのトラックの7曲をオースタが作曲。ジャズと即興音楽、そして、映画音楽、バロック音楽、ECM 的サウンド、ソウルとゴスペルといった、彼のバックグラウンドとなった要素を反映させて作ったといいます。トラック2では、ファースト・アルバムの《Life on Mars(ライフ・オン・マーズ)》につづき、「おとなになって、その凄さがわかった」デヴィッド・ボウイの《スペイス・オディティ》が「オリジナルに近く、ある程度の不協和音を加え、曲の終わりに半音階を使って」演奏されます。ベルゲン大学グリーグ・アカデミーのホールでのセッション録音です。

『Northbound』
 7 Souls(Eivind Austad) Space Oddity(David Bowie)
 Northbound(Eivind Austad) Open Minded(Eivind Austad)
 Beyond the 7th Ward(Eivind Austad)
 Folk(Eivind Austad)  Down That Road(Eivind Austad)
 Faith(Eivind Austad) 
  アイヴィン・オースタ・トリオ
   アイヴィン・オースタ(ピアノ)
   マグネ・トールモセーテル(ベース)
   ホーコン・ミョセット・ヨハンセン(ドラム) 

録音 2018年4月26日–27日 グリーグ・アカデミー グンナル・セーヴィーグ・ホール(ベルゲン、ノルウェー)
制作 トマス・T・ダール
録音 ダーヴィデ・ベルトリーニ 
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『Quilter(キルター)』

Losen Records LOS212-2 jazz


ベルゲンのギタリスト、トマス・T・ダール Thomas T. Dahl(1973–)は、ジャズ・ミュージシャンとして幅広く活動し、マッツ・アイレットセンの『Rubicon』(ECM)をはじめ、70枚近いアルバムの録音に参加してきました。ベルゲン国際フェスティヴァルと同時期に開催されるノルウェー最大のジャズ・フェスティヴァル「Nattjazz(ナイトジャズ)」には作曲家として作品を委嘱され、プロデューサーとしてアイヴィン・オースタ・トリオの『Moving』(Ozella)や近作の『Northbound』(LOS211-2)などのアルバムの制作に携わっています。『Quilter』は、ダールの主宰するカルテット「The Court(コート)」の最初のアルバムです。メンバーは、アイヴィン・オースタのトリオにも参加しているマグネ・トールモセーテル Magne Thormodsæter(1973–)のベースとホーコン・ミョセット・ヨハンセン Håkon Mjåset Johansen(1975–)のドラム。ピアノのハルメン・フラーンゲ Harmen Fraanje(1976–)はオランダのミュージシャンです。アムステルダム芸術大学/アムステルダム音楽院で教えながら、作曲家、サイドマンとしてヨーロッパ・ジャズシーンの音楽家たちと共演をつづけています。”Quilter”……キルトやパッチワークを作る人。《Hermit》(隠者)から《Procession》(行列)まで8つのナンバーすべて、ダールが作曲。ギターとピアノ、そしてベースとドラムもメロディ・ラインを担い、それぞれのロジックで「音」と「色彩」のレイヤーを重ねながら「室内楽」のアンサンブルを展開していきます。『Northbound』と同じダーヴィデ・ベルトリーニが録音エンジニアリングを担当しました。

『Quilter(キルター)』
 Hermit(Thomas T. Dahl) A Wait(Thomas T. Dahl)
 Ballestre(Thomas T. Dahl) So and So(Thomas T. Dahl)
 Dice(Thomas T. Dahl) Rad 3310(Thomas T. Dahl)
 Quilter(Thomas T. Dahl) Procession(Thomas T. Dahl)
  The Court(コート)
   トマス・T・ダール(ギター)
   ハルメン・フラーンゲ(ピアノ)
   マグネ・トールモセーテル(ベース)
   ホーコン・ミョセット・ヨハンセン(ドラム)

録音 2017年5月23日–24日 聖ヤコブ教会(ベルゲン、ノルウェー)
制作 トマス・T・ダール
録音 ダーヴィデ・ベルトリーニ

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Jazz at Berlin Philharmonic IX – Pannonica』

ACT Music ACT9889-2 jazz


コンサート「Jazz at Berlin Philharmonic」のライヴ録音をリリースするシリーズ。第9作は、イギリス生まれのジャズのパトロンで作家のパノニカ・ドゥ・コーニグズウォーターへのトリビュート・アルバムとして制作され『Pannonica』のサブタイトルがつけられました。2019年2月6日のコンサート。彼女がジャズ・ミュージシャンを支援するきっかけになったと言われるセロニアス・モンクの《ラウンド・ミッドナイト》、「Jazz Baroness(ジャズ男爵夫人)」をモデルに作られたというセロニアス・モンクの《パノニカ》とホレス・シルヴァーの《ニカの夢》、バド・パウエルの《シリア》。フィンランドのピアニスト、イーロ・ランタラ Iiro Rantala(1970–)を中心に、スウェーデンのベーシスト、ダン・ベリルンド Dan Berglund(1963–)とオスロ生まれのドラマー、アントン・エーゲル Anton Eger(1980–)、モンクと共演したことのあるアメリカのアーニー・ワッツ Ernie Watts(1945–)とポーランド出身のアンゲリカ・ニーシャー Angelika Niescier(1970–)のサックス。モンクの《パノニカ》にジョン・ヘンドリクスが歌詞をつけた《Little Butterfly》などヴォーカル・ナンバーは、アメリカのジャズ、ソウル、R&B のシンガー、シャレニー・ウェイド Charenée Wade が歌っています。

『Jazz at Berlin Philharmonic IX – Pannonica』
 'Round Midnight(Thelonious Monk)
 Bolivia Blues(Thelonious Monk)
 Poor Butterfly(Raymond Hubbel/Sonny Rollins)
 Nica's Dream(Horace Silver) Celia(Bud Powell)
 Little Butterfly(Pannonica)(Thelonious Monk/Jon Hendricks)
 Get It Straight(Thelonious Monk/Sally Swisher)
  イーロ・ランタラ(ピアノ、リーダー)
  ダン・ベリルンド(ベース)
  アントン・エーゲル(ドラム)
  アンゲリカ・ニーシャー(アルトサックス)
  アーニー・ワッツ(テナーサックス)
  シャレニー・ウェイド(ヴォーカル)

録音 2019年2月6日 ベルリン・フィルハーモニー(ベルリン)
制作 シギ・ロッホ
録音 クラウス・ショイアマン

価格 ¥2,350(本体価格)

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『エストニアの呪文 1(Estonian Incantations 1)』

Toccata Next TOCN0002 contemporary/classical


古代エストニア魔術の呪文の原始主義から、単旋律聖歌、エレクトリック・サンプリングと、幅広いスタイルの現代エストニアの作曲家4人の音楽。エレクトリックギター、アコースティックギター、合唱の出会うところに思いも寄らない音世界が生まれる……。タウノ・アインツ Tauno Aints(1975–)は、エストニア音楽アカデミーでレポ・スメラとヘレナ・トゥルヴェに作曲を学び作曲家、アレンジャー、ポップ・ミュージシャンとして活動。《鞭打ち》は〈鞭打ち除け〉と〈苦痛除け〉の2部構成の作品です。スヴェン・グリュンベリ Sven Grünberg(1956–)は、チベット仏教の考えに共感した瞑想的オルガンやエレクトリックの作品で知られる、アンビエントとプログレッシヴ・ロックの作曲家、ミュージシャン。ギタリストで作曲家のロベルト・ユリエンダール Robert Jürjendal(1966– )とサクソフォーン奏者で作曲家のラウル・ソート Raul Sööt(1969–)の作品。ラトビア出身のカルパルス・プトニンシュ Kaspars Putniņš(1966–)指揮のエストニア・フィルハーモニック室内合唱団、マルクス・"マルツィ"・ニューマン Marzi Nyman(1979–)、アンドレ・モーケル Andre Maaker といったフィンランドのミュージシャン、エストニアのプレーヤーたちによるセッション録音。

『エストニアの呪文 1(Estonian Incantations 1)』
タウノ・アインツ(1975–)
 鞭打ち(Vitsa)(2013)
 (エレクトリックギターと混声合唱のための協奏曲)*
スヴェン・グリュンベリ(1956–)
 私にあなたが見つけられるだろうか(Kas ma Sind leian?)(2016)
 (室内合唱と7弦アコースティックギターのための)**
ロベルト・ユリエンダール(1966– )
 夜は長かった(See öö oli pikk)(2013)
 (室内合唱と3つのエレクトリックギターのための)***
ラウル・ソート(1969–)
 沈黙よりも静かな(Vaikusestki vaiksem)(2013)
 (室内合唱と2つのギターのための)†
タウノ・アインツ(1975–)
 …われら汝に感謝す(…teid täname)(2013)
 (混声合唱と即興のための)††
  マルツィ・ニューマン(ギター)*/††
  アンドレ・モーケル(7弦アコースティックギター)**/††
  ウィークエンド・ギタートリオ ***/††
  アイン・アガン(フレットレス・ギター)†/††
  パウル・ダニエル(エレクトリックギター)†/††
  アンニカ・ロホムス(ヴォーカル)†
  エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
  カルパルス・プトニンシュ(指揮)
  ロベルト・ユリエンダール(エレクトリックギター、エレクトロニクス)
  トニス・レーメツ(エレクトリックギター、エレクトロニクス)
  マルト・ソー(エレクトリックギター、エレクトロニクス)

録音 2016年12月5日–8日 統一メソジスト教会(タリン、エストニア)

価格 ¥2,250(本体価格)

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『マルメ聖アンドレーアス教会のオルガントリオ(Orgeltrio i Malmö S:t Andreas kyrka)』

Proprius PRCD2084 contemporary/classical


ヴァイオリン、チェロ、そしてオルガンがアンサンブルの軸としてピアノと色彩とダイナミックな音をもつフル・オーケストラの役割を担うトリオ。マルメ音楽アカデミーで教えるマリカ・ファルトスコーグ、サムリ・オルンストローメル、アンデシュ・ユンソンの3人が聖アンドレーアス教会で録音したアルバムでは、このアンサンブルのレパートリーに定着したドイツのラインベルガー Josef Rheinberger の《協奏曲(組曲)》(「コン・モート」「主題と変奏」「サラバンド」「終曲」)と、彼らが委嘱した新作を演奏しています。「霊的なものを呼び出す」行為を曲名にとったフィンランドのカイ=エーリク・グスタフソン Kaj-Erik Gustafsson の《祈り 第2番》。《シチリアの雨だれ》を作曲したウーカシュ・リソフスキ Lukasz (Łukasz) Lisowski は、ポーランドに生まれ、マルメを中心にヴィオラ奏者として活動しています。作曲はロルフ・マッティンソンに学びました。スタファン・ストルム Staffan Storm は、ルンド大学で音楽学と歴史、マルメのアカデミーで作曲法と音楽理論を学び、ダルムシュタットの新音楽国際夏期講習などでエリオット・カーター、ハリソン・バートウィッスル、ジェラール・グリセイに師事、1993年からアカデミーで教えています。《詩編》は、『旧約聖書 - ダヴィデの詩編』からインスピレーション得た5つの曲で構成した作品です。 

ヴァイオリンのマリカ・ファルトスコーグ Marika Fältskog はヘルシンキ生まれ。2008年の春からマルメ交響楽団の第1コンサートマスターを務めています。サムリ・オルンストローメル Samuli Örnströmer もフィンランド出身。チェロ・ソロ奏者として2001年にマルメ交響楽団に加わりました。アンデシュ・ユンソン Anders Johnsson(1969–)は、マルメに隣接するスロツスターデン教区のオルガニストです。ペール・リュデーン、ジャン・ボワイエ、ハンス・ファーギウスたちに学びました。マルメの聖ヨハネ教会のオルガンを弾いた『スウェーデンのシンフォニック・オルガン(The Symphonic Swedish Organ)』(PRCD2052)が代表的録音です。

『マルメ聖アンドレーアス教会のオルガントリオ(Orgeltrio i Malmö S:t Andreas kyrka)』 
ヨーゼフ・ラインベルガー(1839–1901) 
 ヴァイオリン、チェロとオルガンのための協奏曲(組曲) Op.149
 (1891) 
カイ=エーリク・グスタフソン(1942–) 
 ヴァイオリン、チェロとオルガンのための《祈り 第2番》
 (Invocazione n:o 2 per violino, violoncello ed organo)(2014) 
ウーカシュ・リソフスキ(1977–) 
 シチリアの雨だれ(Raindrop siciliana)(2017)
 (ヴァイオリン、チェロとオルガンのための) 
スタファン・ストルム(1964–) 
 詩編(Psalmi)(2012)(ヴァイオリン、チェロとオルガンのための) 
  天は神の栄光を物語り(Cæli entrant gloriam Dei)(詩編19番) 
  バビロンの流れのほとりに座り(Super flumina Babylonis)
  (詩編137番)
  涸れた谷に鹿が水を求めるように
  (Sicut cervus desiderat ad fontes aquarum)(詩編42番) 
  主はわが主に言われた(Dixit Dominus Domino meo)(詩篇110番) 
  大いなる主、限りなく贊美される主。わたしたちの神の都にある
   聖なる山は
  (Magnus Dominus et laudabilis nimis, in civitate Dei nostri)
  (詩編48番) 
  マリカ・ファルトスコーグ(ヴァイオリン) 
  サムリ・オルンストローメル(チェロ) 
  アンデシュ・ユンソン(オルガン)

録音 2018年2月2日–3日、9月22日 聖アンドレーアス教会(マルメ、スウェーデン) 
制作・録音 ディック・クーマンス

価格 ¥2,450(本体価格)

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『The World Is (Y)ours』

arcantus ARC19012 contemporary/classical


フィンランドのチェリスト、カティ・ライティネン Kati Raitinen は、シベリウス・アカデミーのマルッティ・ロウシとエツベリ音楽学校のフランス・ヘルメションに学び、ディプロマを取得。王立スウェーデン管弦楽団のソロ・チェリストを務め、J・S・バッハ《ゴルトベルク変奏曲》の録音(Caprice CAP21695)で2005年の「Grammis(スウェーデン・グラミー賞)」を受けた「シリアクス=ペーション=ライティネン・トリオ」のメンバーとして室内楽の活動もつづけています。無伴奏チェロのための作品集。ヴァイオリンのための作品をチェロ用に作ったイギリスのアナ・クライン Anna Clyne の《Rest These Hands(この両手を休め)》、シベリウス初期の作品、藤倉大とラウタヴァーラの作品。スウェーデンのユーハン・ウッレーン Johan Ullén(1972–)は、シベリウス・アカデミーでリーサ・ポホヨラに学び、近代のピアノ曲が主なレパートリーのピアニストとしても知られます。心理学用語を曲名にした《The Dark Triad – Psychological Tango Traits(ダークトライアド - 心理的タンゴの特性)》は、〈Fear Nothing(Psychopathic)〉(恐れることはない(サイコパシー))、〈Love Thyself(Narcissistic〉(汝自身を愛せよ(ナルシシズム))〈The World Is Yours(Machiavellian〉(世界はあなたのもの(マキャヴェリアニズム))の3曲で構成。ライティネンのために書かれた作品です。

『The World Is (Y)ours』
アナ・クライン(1980–)
 Rest These Hands(この両手を休め)(2009/14)(チェロのための版)
ジャン・シベリウス(1865–1957)
 主題と変奏(c.1887)(チェロ独奏のための)
藤倉大(1977–)
 Eternal Escape(2001/06)(チェロのための)
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928–2016)
 独奏チェロのためのソナタ(1969)
ユーハン・ウッレーン(1972–)
 The Dark Triad – Psychological Tango Traits
 (ダークトライアド - 心理的タンゴの特性)(2017)
  カティ・ライティネン(チェロ)

録音 2018年3月、10月 イレスタ教会(エンショーピング、スウェーデン)
制作・録音 インゴー・ペトリ
 
価格 ¥2,650(本体価格)

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『Danish Ballads…& More(デンマーク・バラード…と、もっと)』

Stunt Records STUCD18102 jazz



『Danish Ballads…& More(デンマーク・バラード…と、もっと)』
 Forelsket i København/In Love with Copenhagen
 (コペンハーゲンに恋をして)(Bent Fabricius-Bjerrre)
 Dansevise/Dance Song(踊りの歌)(Otto Fancker)
 Havnen/The Wharf(埠頭)(Aage Stentoft)
 Ally Cat(味方の猫)(Bent Fabricius-Bjerrre)
 Det var en lørdag aften/On a Saturday Night
 (それは土曜の夕べのこと)(Traditional) 
 Take It Easy(気楽にいこう)(Leo Mathisen)
 Montmartre Blues(モンマルトル・ブルース)(Oscar Pettiford)
 My Little Anna(わたしの可愛いアナ)
 (Niels-Henning Ørsted Pedersen)
 I skovens dybe, stille ro/In the Still of the Woods
 (深く静かな森の中で)(Traditional)
 Svinninge Blues(スヴィニンゲ・ブルース)
 (Oscar Pettiford/Erik Moseholm)
  スコット・ハミルトン(テナーサックス)
  ヤン・ルンドグレーン(ラングレン)(ピアノ)
  ハンス・バッケンルート(ベース)
  クリスチャン・レト(ドラム)

録音 2018年11月7日–8日 Nilento Studio(コッレレード、スウェーデン)
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『オリーヴ山上のキリスト』

Naxos.8.573852 classical


1803年の宗教的オラトリオ《オリーヴ山上のキリスト》は、ミサ曲ハ長調や《ミサ・ソレムニス》に先立つ、ベートーヴェンがこのジャンルで手がけた最初の作品です。キリスト教徒ではなく理神論者だったというベートーヴェンは、オリーヴ山のゲッセマネで祈り苦しむイエスのエピソードを、『聖書』にテクストを求めず、フランツ・クサヴァー・フーバーと共同で台本に執筆。全体を「劇」としてとらえた作品に作り上げました。〈序奏 - レチタティーヴォ - アリア〉〈レチタティーヴォ - アリア - 天使の合唱〉〈レチタティーヴォ - 二重唱〉〈レチタティーヴォ - 兵士の合唱〉〈レチタティーヴォ - 兵士と使徒の合唱〉〈レチタティーヴォ - 三重唱 - 天使の合唱〉の6曲から構成。作曲家でもあるセーゲルスタム Leif Segerstam が、フィンランドの歌手、トゥルク(オーボ)の合唱団とオーケストラを指揮。全体を通じて遅めのテンポをとり、それぞれの場の気分と感情に重点をおいた引き締まった演奏と評されています。混声合唱と弦楽四部のための《悲歌》は、ベートーヴェンのパトロンのひとり、パスクァラティ男爵に献呈された作品です。 

ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770–1827)
 オラトリオ《オリーヴ山上のキリスト(Christus am Ölberge)》
  Op.85(1802–03)
 悲歌(Elegischer Gesang) Op.118(c.1814)
  ハンナ=レーナ・ハーパマキ(ソプラノ)
  ユッシ・ミュリュス(テノール)
  ニクラス・スポングベリ(バス)
  オーボ大聖堂合唱団 トゥルク・フィルハーモニック管弦楽団
  レイフ・セーゲルスタム(指揮)

録音 2017年5月15日–17日 トゥルク・コンサートホール(トゥルク、フィンランド)
 
価格 ¥1,100(本体価格)

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『北欧の音楽(Nordic Music)』

Hänssler Classic HC17027 classical


アナ=マリヤ・マルコヴィナ Ana-Marija Markovina(1970–)は、クロアチア生まれのピアニスト。ヴィターリ・マルグリス、アナトーリ・ウゴルスキー、パウル・バドゥーラ=スコダに学びました。ボンの「ベートーヴェンフェスト」、「シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭」などのフェスティヴァルに参加、新日本フィルハーモニー交響楽団やフィンランドのオウル交響楽団に客演しています。C・P・E・バッハの『鍵盤独奏作品全集』(Hänssler Classic  98-003)が代表的録音です。「音楽には自由がなければいけない……予期していなかったことが起きてほしいし、時には危険を顧みないことをする勇気も必要」と考える彼女の新しいアルバム。『北欧の音楽』と題して、ヨーロッパ音楽の世界で独自の「声」をもつ北欧の作曲家たち、グリーグ、ベールヴァルド、カール・ニルセンの作品によるプログラムが組まれました。「まるで谷間で何かが誘っているかのよう」(アイナル・ステーン=ノクレベルグ)な抒情と舞曲のリズムを織りこみ、ノルウェーの自然と人々の歓びの姿を音楽に映した、エドヴァルド・グリーグ のピアノ協奏曲。《抒情小曲集第8集》の第6曲、『幸福を祈る人々がやってくる』の曲名が予定されていたという《トロールハウゲンの婚礼の日》が、ピアノソロのアンコールとして演奏されます。

フランス・ベールヴァルド(フランツ・ベルワルド)は、ストックホルムのドイツ系一家の生まれ。ルーマンとクラウスの後、ステーンハンマルやアルヴェーンに先立ち、時代を先取りする音楽を作った作曲家としてスウェーデン音楽史に名を刻みました。4つの交響曲(BIS-795/796)、ヴァイオリン協奏曲、七重奏曲変ロ長調、歌劇《ソリアのエストレッラ》など、幅広いジャンルに魅力的な作品を残しています。彼の唯一のピアノ協奏曲は、グリーグやシューマンの協奏曲の「ソウルメイト」ともみなされる、高度な技巧を要求する、ロマンティックな作品です。「アレグロ・コン・ブ、リオ」「アンダンティーノ」「アレグロ・モルト」の3楽章が切れ目なく演奏されます。カール・ニルセンの歌劇のひとつ、『旧約聖書』の『サムエル記上』に基づく、サウルの若いダビデに対する嫉妬と敵意の物語を描いた《サウルとダヴィデ》の第2幕への前奏曲「アレグロ・マルツィアーレ」は、単独でも演奏される管弦楽作品です。シュレースヴィヒ=ホルシュタイン交響楽団と総音楽監督を務めるオーストリアのペーター・ゾンメラー Peter Sommerer の指揮による共演。かつてデンマーク領だったシュレースヴィヒ=ホルシュタイン(スレースヴィ=ホルステーン)と国境を接する南デンマーク、スナボーのホール「アルシオン」でのセッション録音です。 

エドヴァルド・グリーグ(1843–1907)
 ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16(1868 rev.1906-07)
 トロールハウゲンの婚礼の日(Bryllupsdag på Troldhaugen) Op.65 no.6
フランス・ベールヴァルド(1796–1868)
 ピアノ協奏曲 ニ長調(1855)
カール・ニルセン(1865–1931)
 歌劇《サウルとダヴィデ(Saul og David)》 FS25 CNW1(1898–1901)
 - 第2幕への前奏曲
  アナ=マリヤ・マルコヴィナ(ピアノ)
  シュレースヴィヒ=ホルシュタイン交響楽団
  ペーター・ゾンメラー(指揮) 

録音 2018年10月16日–18日、3月26日 「アルシオン」コンサートホール(スナボー、デンマーク)
制作 ヨハンネス・カンマン
録音 ヨハン・ギュンター
 
価格 ¥2,500(本体価格)

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『聖ヨハネ・クリュソストムスの典礼』

Ondine ODE1336-2 classical

 

ピョートル・チャイコフスキー(1840–1893)
 聖ヨハネ・クリュソストムスの典礼 Op.41
 9つの宗教的合唱曲
  ヘルヴィウムの讃歌 第1番 ヘルヴィウムの讃歌 第2番
  ヘルヴィウムの讃歌 第3番 汝をほめたたえん
  それはふさわしきこと 天にいますわれらの父よ
  幸いなるかな選ばれし者 願わくはわが祈りとどけ
  今や天の軍勢
  ラトビア放送合唱団 シグヴァルズ・クリャヴァ(指揮)
  カールリス・ルーテンタールス(テノール) 

録音 2019年1月8日、10日、11日、14日 聖ヨハネ教会(リガ、ラトビア)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『オスロ・フィルハーモニック+ペトレンコ』

LAWO Classics LWC1088 classical


オスロ・フィルハーモニックとペトレンコによるスクリャービンの交響曲全曲録音。第3番と第4番を収録したシリーズ第1作が、SACD hybrid から「CD」に仕様変更され、再リリースされます。このリリースにより、SACD hybrid ディスクは、カタログから外れました。 

アレクサンドル・スクリャービン(1872–1915)
 交響曲第3番 ハ長調 Op.43《神聖な詩》
 交響曲第4番 Op.53《法悦の詩》
  オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
  ヴァシーリー・ペトレンコ(指揮) 

録音 2015年2月 オスロ・コンサートホール 

価格 ¥2,350(本体価格)

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『デンマークの偉大なピアニスト、ヴィクト・シューラー 第3集』

Danacord DACOCD832–833 2CDR's classical


20世紀中期を代表するデンマークのピアニストのひとり、ヴィクト・シューラー Victor Schiøler(1899–1967)の録音を復刻するシリーズ。リスト、サン=サーンス、グリーグの協奏曲を中心にした第1集(DACOCD491–492)、チャイコフスキーの協奏曲、シューマンの《謝肉祭》、ブラームスの《3つの間奏曲》、ベートーヴェンの《クロイツェル・ソナタ》、シューベルトの三重奏曲などの第2集(DACDCD781–782)に続く第3集。彼の名声を海外にも広げた HMV(Denmark)録音のベートーヴェンのソナタや TONO レーベルのショパンなどが、初めてCD化されます。

『デンマークの偉大なピアニスト、ヴィクト・シューラー 第3集』
[Disc 1]
W・A・モーツァルト(1756–1791)
 幻想曲 ハ短調 K.396/385f
 [録音 1955年 HMV KBLP 13, mtx 138-2N(Mono)]
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770–1827)
 ピアノソナタ第23番 へ短調 Op.57《熱情》
 [録音 1958年 HMV KBH 1011, mtx 2XCS 182-2-C(Mono)
 ピアノソナタ第30番 ホ長調 Op.109
 [録音 1952年 HMV KALP 2, mtx 2XCS 21-4N(Mono)
 ピアノソナタ第32番 ハ短調 Op.111
 [録音 1952年 HMV KALP 2, mtx 2XCS 22-6N(Mono)
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906–1975)
 ポルカ(バレエ《黄金時代》から)
 [録音 1953年 HMV 7RK2, mtx 7XCS10-2N(Mono)
[Disc 2]
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770–1827)
 ピアノソナタ第8番 ハ短調 Op.13《悲愴》
 [録音 1958年 HMV KBH 1011, mtx 2XCS 181-A-2(Mono)
フレデリク・ショパン(1818–1849)
 ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58
 [録音 1953年 HMV KALP 5, mtx 2XCS 48-1N(Mono)
 ピアノソナタ第2番 変ロ短調 Op.35
 [録音 1953年 HMV KALP 5, mtx 2XCS 42-2N(Mono)
 バラード第3番 変イ長調 Op.47
 [録音 1953年 HMV 7EBK 1002, mtx 7TCS 134-2N(Mono)
 幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
 [録音 1954年 TONO EP 43025, mtx 4025-1(Mono)
  ヴィクト・シューラー(ピアノ)

トランスファー・エンジニアリング クラウス・ビューリト 

価格 ¥4,900(本体価格)

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

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『トゥーランドット』

Swedish Society Discofil SCD1166–67 2CD's ciassical


ダーラナ地方、ボルレンゲ生まれのテノール歌手ユッシ・ビョルリング Jussi Björling(1911–1960)とスコーネ地方のヴェストラ・カールプ生まれのソプラノ歌手ビルギット・ニルソン Birgit Nilsson(1918–2005)は、1930年と1946年にそれぞれストックホルムの王立歌劇場でデビュー、本格的なキャリアをスタートさせました。メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座と歩みを進め、20世紀を代表するオペラ歌手として音楽史に名を刻みました。このふたりのスウェーデンの歌手が持ち役を歌ったプッチーニの《トゥーランドット》は、イタリアのソプラノ、レナータ・テバルディ Renata Tebaldi(1922–2004)を加え、RCA がステレオによる全曲録音の多くを任せていたエーリヒ・ラインスドルフ Erich Leinsdorf(1912–1993)の指揮で1959年夏、ローマ歌劇場でセッション録音されました。メトロポリタン歌劇場ゆかりの音楽家たちによるこの録音は、ビョルリング、ニルソン、テバルディと、ティムール役のジョルジョ・トッツィをはじめとする歌手の歌、ローマ歌劇場のオーケストラとコーラスを率いるラインスドルフの指揮、技術とセンスを備えたスタッフによる録音と、オペラの全曲録音に必要な要素が極めて高い水準にあり、バランスも優れ、大きな話題を呼びました。アメリカとイギリスを中心にメディアの評価も高く、今なお、このオペラの代表的録音のひとつに挙げられています。

ジャコモ・プッチーニ(1858–1924)
 歌劇《トゥーランドット(Turandot)》
  ユッシ・ビョルリング(テノール、カラフ)
  ビルギット・ニルソン(ソプラノ、トゥーランドット)
  レナータ・テバルディ(ソプラノ、リュー)
  ジョルジョ・トッツィ(バス、ティムール)
  アレッシオ・デ・パオリス(テノール、皇帝アルトゥム)
  マリオ・セレーニ(バリトン、ピン)
  ピエロ・デ・パルマ(テノール、パン)
  トンマーゾ・フラスカーティ(バス、ポン)
  レオナルド・モンレアーレ(バス、役人)
  アデリオ・ザゴナーラ(テノール、ペルシャの王子)
  アンナ・ディ・スタジオ(ソプラノ、トゥーランドットの侍女)
  ネッリ・プッチ(ソプラノ、トゥーランドットの侍女)
  ミリアム・フナーリ(ソプラノ、トゥーランドットの侍女)
  ローマ歌劇場合唱団 ローマ歌劇場管弦楽団
  エーリヒ・ラインスドルフ(指揮) 

録音 1959年7月3日–11日 ローマ歌劇場(ローマ、イタリア) [RCA 録音]
 
価格 ¥2,850(本体価格)

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12月の定休日


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