2020年12月 

『静かな村(stille grender)』

2L 2L164SABD Pure Audio Blu-ray + SACD hybrid(5.1 surround/stereo) classical/jazz 


70年を超す歴史をもつノルウェー少女合唱団 Det Norske Jentekor は、芸術監督スンダール=アスク Anne Karin Sundal-Ask(1973–)の指揮で『人々の心の調べ(Folketoner)』(2L144SACD)と『いまだ残る美しいもの(The Beauty That Still Remains)』(2L157SABD)の2枚のアルバムをここ数年の間にリリースし、独創性の高いユニークな音楽を強く印象づけました。新作の『静かな村(stille grender)』は、2020年の2月、オスロのウラニエンボルグ教会でセッション録音されたアルバム。ノルウェーの人たちが親しみ、大切にするクリスマス・キャロルを、ECM Records のアルバムで知られるジャズ・ピアニストのトルド・グスタフセン Tord Gustavsen(1970–)の共演で歌っています。プログラム最初は、カリヨンの音を模したとされる4つの音のオスティナートをベースにした《キャロル・オブ・ザ・ベル》。この曲に基づくピアノ・ソロの「即興」。ヘンニング・ソンメッロの編曲による《静かな村は光に輝き》とアンドルー・スミス編曲の《うるわしき青空》。ノルウェー放送のテレビドラマ・シリーズ『Jul i Svingen(スヴィンゲンのクリスマス)』の主題歌。グスタフセンの即興をともなってヴォカリーズで歌われる《聖しこの夜》。「合唱とピアノのクリスマス」から想像されるものとは異なる「体験」を意図して作られたアルバムです。

『静かな村(stille grender)』
ミコラ・レオントヴィチ(1877–1921)/
 ピーター・J・ウィルウフスキー(1902–1978)
 (ノルウェー語歌詞:マイク・マクガーク、
  シーグヴァット・ダーグスラン(1963–))
 キャロル・オブ・ザ・ベル(鐘のキャロル)(Carol of the Bells)
トルド・グスタフセン(1970–)
 鐘(The Bells)(《キャロル・オブ・ザ・ベル》によるピアノ即興)
ラーシュ・ソロース d.y.(1887–1976)/ヤコブ・サンデ(1906–1967)
(ヘンニング・ソンメッロ(1952–)編曲)
 静かな村は光に輝き(静かな村に明るい光が)
 (Det lyser i stille grender)(クリスマスイブ(Julekveld))
ヤコブ・ゲアハード・マイデル(1778–1857)/
 N・F・S・グロントヴィ(1783–1872)
 (アンドルー・スミス(1970–)編曲)
 うるわしき青空(Deilig er den himmel blå)
オッド・ノールストーガ(1972–)/シェティル・インドレガール(1972–)
(アンネ・カーリン・スンダール=アスク(1973–)編曲)
 スヴィンゲンのクリスマス(Jul i svingen)
フランツ・グルーバー(1787–1863)
 聖しこの夜(Glade jul/Stille natt)(ヴォカリーズとピアノ即興による)
リカルド・ノルドローク(1842–1866)/
 アンデシュ・ホーヴデン(1860–1943)
 (トーネ・クローン(1960–)編曲) 
 この世にクリスマスの鐘が鳴る(Joleklokk over jorda)
伝承曲/ベルント・ストイレン(1858–1937)
(リン・アンドレーア・フールセット(1969–)編曲)
 天にある砦を知っている(Eg veit i himmelrik ei borg)
グスタフ・ヌードクヴィスト(1886–1949)/
 カール=ベッティル・アイネスティーグ(1924–)/
 エドヴァルド・エーヴェシュ(1853–1919)
 クリスマス、輝くクリスマス(Jul, jul strålande jul)
ペーデル・クヌーセン(1819–1863)/
 マリー・ヴェクセルセン(1832–1911)
 (アンドルー・スミス(1970–)編曲)
 クリスマスイブには幸せな気持ちに(Jeg er så glad hver julekveld)
エミー・シェーレル(1858–1925)
 たくさんのキャンドルに灯がともった(Nå tennes tusen julelys)
伝承曲/ハンス・エードルフ・ブロアソン(1694–1764)
(ヘンニング・ソンメッロ(1952–)編曲)
 つねに待ち望む心を(Mitt hjerte alltid vanker)
アインシーデルン伝承曲/ベルント・ストイレン(1858–1937)
(トーネ・クローン(1960–)編曲)
 われらが救い主よ来たれ(Folkefrelsar
トルド・グスタフセン(1970–)
 昨日の夜、新たな光が(Ljoset nytt i natti rann)(ピアノ・ソロ)
シュレジェン民謡/ベアンハート・セヴェリン・インゲマン(1789–1862)
 この世はうるわし(Deilig er jorden)
  ノルウェー少女合唱団
  アンネ・カーリン・スンダール=アスク(指揮)
  トルド・グスタフセン(ピアノ)

録音 2020年2月 ウラニエンボルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング・編集・ミクシング・マスタリング モッテン・リンドベルグ

[DXD(24bit/352.8kHz)録音]
[Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 7.1ß.4. Auro-3D(96kHz), 7.1.4. Dolby Atmos(48kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MQA + FLAC + MP3 Region ABC]
[SACD hybrid(5.1 multichannel DSD/2.0 stereo DSD)]

価格 ¥3,900(本体価格)

Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu–ray プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください。

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『ミサ・ソレムニス』

Harmonia Mundi HMM902427 classical 


ベートーヴェンの生誕と没後を記念する「The Harmonia Mundi 2020–2027 Edition」シリーズ。2021年最初のディスクとしてルネ・ヤーコプス指揮の《ミサ・ソレムニス》がリリースされます。この「荘厳ミサ曲」は、『第9交響曲』とほぼ同時期、1819年から1823年の間に作曲され、ベートーヴェンのパトロンだったニコライ・ガリツィン侯爵の援助の下、1824年4月にサンクトペテルブルクで初演されました。作品は、オーストリア大司教に就任したルドルフ大公に献呈され、後期の弦楽四重奏曲とピアノソナタとともにベートーヴェン晩年の最大の業績とみなされています。ヤーコプスの録音では、合唱がオーケストラの左右、ソリスト4人がオーケストラの後ろに配置されました。「19世紀の終わりまで、オラトリオの公演では合唱はオーケストラの横、あるいはオーケストラの前におかれ、後方に配置されることはありませんでした。これには大きな利点があります。合唱団が、難しいパッセージでも歌いやすいことがひとつ。もうひとつ、こうすることで、ベートーヴェンが腐心したテクストを聴衆がより深く理解することができます。また、4人のソリストをオーケストラの後ろに配置すると、まるで天使のアンサンブルのようです。これがベートーヴェンの夢見ていた方法なのではないかと、私は考えています。前方の地上の合唱と後方の天使の声が、互いに呼応することで、ダイナミックなコントラストが生まれます」(ルネ・ヤーコプス)

ベルリンのテルデックス・スタジオで行われたセッションには、ノルウェーのバリトン歌手、ヨハンネス・ヴァイセル Johannes Weisser(1980–)が参加しています。彼は、王立デンマーク音楽アカデミーと王立オペラ・アカデミーで学び、ヤーコプスの録音した《ドン・ジョヴァンニ》(Harmonia Mundi HMC901964.66)のタイトルロールを歌って注目されました。グリーグの歌曲を歌った『グリーグを訪ねて』(Simax PSC1310)、クライベルグのオペラ・オラトリオ《ダビデとバト・シェバ》(2L084SABD)と《現代人のためのミサ曲》(2L136SABD)、ベルゲン・フィルハーモニックとガードナーの《ペール・ギュント》(Chandos CHSA5190)、ゲーゼの《妖精王の娘》(Dacapo 8.226035)など、数多くの録音に起用されています。

ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770–1827)
 ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123
  ベルリン RIAS 室内合唱団 フライブルク・バロック・オーケストラ
  ルネ・ヤーコプス(指揮)
  ポリーナ・パルトリチャク(ソプラノ) ゾフィー・ハルムゼン(メゾソプラノ)
  スティーヴ・ダヴィスリム(テノール) ヨハンネス・ヴァイセル(バス)

録音 2019年5月 Teldex Studio(ベルリン)

価格 ¥2,600(本体価格)

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『ホルムボー 弦楽四重奏曲 第1集』

Dacapo 8.226212 classical


2007年に結成されたデンマークのアンサンブル、ナイチンゲール弦楽四重奏団は、ランゴーの弦楽四重奏曲全曲録音(6.200004)の第2集(6.220576)がリリースされた2014年、弦楽四重奏団として初めて「Gramphone」誌の「Young Artist of the Year Award」を受賞しました。彼女たちの次のプロジェクトは、20世紀に作曲された、世に知られていない弦楽四重奏曲群のひとつ、ホルムボーの弦楽四重奏曲のシリーズです。

デンマークのヴァウン・ホルムボー Vagn Holmboe(1909–1996)は、弦楽四重奏曲の作曲を十代から始め、86歳で亡くなる直前にも新作に取り組んでいたと言われます。このジャンルの作品は30を超え、そのうち22曲が彼の公式作品カタログに含められました。第1集では3曲が演奏されます。『ベーラ・バルトーク追悼』の副題がノートに記された第1番。第3番は、ホルムボーの「アイドル」ハイドンに倣った動機の扱いが特徴的な作品です。バルトークの第4番の四重奏曲と同じく、遅いテンポの楽章を中心に置いた5楽章の対称的な形式で書かれています。コペル四重奏団が初演した後、ルイージ・ダッラピッコラやマーチャーシュ・シェイベルが選考委員を務め、1953年にオスロで開催された ISCM(国際現代音楽協会)「世界音楽の日々」で演奏されました。第15番は、アレグロの3つの楽章と「葬送(Ffunèbre)」の楽章で構成された緊張感のある簡潔な作品です。

ヴァウン・ホルムボー(1909–1996)
 弦楽四重奏曲第1番 Op.46(1949)
 弦楽四重奏曲第3番 Op.48(1949)
 弦楽四重奏曲第15番 Op.135(1977–78)
  ナイチンゲール弦楽四重奏団
   ゴンヴォ・シーム(ヴァイオリン)
   ヨセフィーネ・ダルスゴー(ヴァイオリン)
   マリーエ・ルイーセ・ブロホルト・イェンセン(ヴィオラ)
   ルイーサ・スヴァプ(チェロ)

録音 2017年9月10日、11月5日、11月11日(第3番)、2018年2月24日–25日(第1番)、2018年9月22日、11月11日(第15番) 王立デンマーク音楽アカデミー スタジオホール(コペンハーゲン)
制作 ティム・フレゼリクセン
録音 ラグンヘイズル・ヨウンスドウッティル
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『エルデーディ四重奏曲 II』

BIS SACD2358 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)[BIS ecopak] classical 


アリーナ・イブラギモヴァ Alina Ibragimova を中心に2005年に結成、「コントラストを印象づける明暗法、陰影法」の美術用語をグループ名にした「キアロスクーロ四重奏団」のハイドン・シリーズ第4作。「アレグロ・コン・スピリト」の第1楽章が、持続和音に支えられる上昇主題から始まる第78番《日の出》。第2楽章「カンタービレ・エ・メスト」の〈ラルゴ〉に由来するニックネームがついた第79番。ハイドンが、ソナタ形式や二部形式などの伝統的な形式を打ち破るといった革新的な手法を使い、「アダージョ」の〈幻想曲〉を第2楽章に配した第80番。デルデーディ伯爵に献呈されたことから『エルデーディ四重奏曲』と呼ばれる曲集の「第75番・第76番《五度》・第77番」(BIS SA-2348)に続く残りの3曲です。

『エルデーディ四重奏曲 II』
ヨーゼフ・ハイドン(1732–1809)
 弦楽四重奏曲第78番 変ロ長調《日の出》 Op.76 no.4(Hob.III:78)
 弦楽四重奏曲第79番 ニ長調《ラルゴ》 Op.76 no.5(Hob.III:79)
 弦楽四重奏曲第80番 変ホ長調 Op.76 no.6(Hob.III:80)
  キアロスクーロ四重奏団
   アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
   パブロ・エルナン=ベネディ(ヴァイオリン)
   エミリー・ホーンルンド(ヴィオラ)
   クレール・チリヨン(チェロ)

[楽器 Violins: Anselmo Bellosio c.1780, Andrea Amati 1570/Viola: Willems c.1700/Cello: Carlo Tononi 1720]

録音 2018年1月 ゼンデザール(ブレーメン、ドイツ)
制作 アンドルー・キーナー
録音 ファビアン・フランク 

価格 ¥2,650(本体価格)

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『ヴァンスカ+マーラー』

BIS SACD2396 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)[BIS ecopak] classical

 

グスタフ・マーラー(1860–1911)
 交響曲第10番 嬰ヘ長調(デリック・クック版第3稿(第2版)(1989))
  ミネソタ管弦楽団 オスモ・ヴァンスカ(指揮)

録音 2019年6月 オーケストラホール(ミネアポリス、ミネソタ州)
制作 ロバート・サフ

価格 ¥2,650(本体価格)

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『シンガポール交響楽団+ラフマニノフ』

BIS SACD2512 4SACD’s hybrid(5.0 surround/stereo) classical 


シンガポール交響楽団と2019年まで音楽監督を務めたラン・シュイ Lan Shui(1957–)のラフマニノフは、ピアノ協奏曲と組み合わせた第1番と第3番の交響曲と、第2番と作曲者自身のオーケストレーションによる《ヴォカリーズ》のディスクがリリースされていました。この4曲をセット化した新しいアルバムには、幻想曲《岩》や交響詩《死の島》など、初めて紹介される音源による管弦楽作品が加えられています。

セルゲイ・ラフマニノフ(1873–1943)
[Disc 1]
 交響曲第1番 ニ短調 Op.13(1895)[BIS SA-2012] 
 交響的楽章 ニ短調《ユース・シンフォニー》(1891)
 交響詩《ロスティスラフ公》(1891)
[Disc 2]
 交響曲第2番 ホ短調 Op.27(1906–07)[BIS SA-1712]
 ヴォカリーズ Op.34 no.14(1912)[BIS SA-1712]
[Disc 3]
 交響曲第3番 イ短調 Op.44(1935–36)[BIS SA-1988]
 交響的舞曲 Op.45(1940)
[Disc 4]
 幻想曲《岩》 Op.7(1893) 
 歌劇《アレコ》の4つ抜粋(1893)
  序奏 男たちの踊り 間奏曲 女たちの踊り
 ジプシーの主題によるカプリッチョ(Capriccio bohémien) Op.12(1894)
 スケルツォ ニ短調(1887)
 歌劇《けちな騎士》への前奏曲 Op.24(1904)
 交響詩《死の島》 Op.29(1908)
  シンガポール交響楽団 ラン・シュイ(指揮)

録音 2008年7月(第2番、ヴォカリーズ)、2011年7月、8月(第3番)、2012年8月(第1番、間奏曲、女たちの踊り、カプリッチョ)、2013年7月、8月(交響的楽章、ロスティスラフ公、序奏、男たちの踊り、スケルツォ、前奏曲、死の島)、2014年11月(交響的舞曲)、2015年11月(岩) エスプラネード・ホール(シンガポール)
制作 マリオン・シュヴェーベル(第2番、第3番)、インゴー・ペトリ(第1番、カプリッチョ 、間奏曲、女たちの踊り、交響的楽章、ロスティスラフ公、序奏、男たちの踊り、スケルツォ、前奏曲、死の島)、ハンス・キプファー(交響的舞曲)、イェンス・ブラウン(岩)
録音 ファビアン・フランク(第2番)、トーレ・ブリンクマン(第3番、交響的舞曲)、ハンス・キプファー(第1番、カプリッチョ 、間奏曲、女たちの踊り)、イェンス・ブラウン(交響的楽章、ロスティスラフ公、序奏、男たちの踊り、スケルツォ、前奏曲、死の島)、インゴー・ペトリ(岩)
 
価格 ¥6,400(本体価格)

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『パークラマ - アメリカのパーカッション作品集』

Naxos 8.574244 classical 


王立デンマーク音楽アカデミーの教授、ゲアト・モーテンセンがアカデミーに設立した「パークラマ・パーカッション・アンサンブル(Percuama)」の「ソロ」アルバム。ジョン・ケージの《First Construction (in Metal)》は、通常使われない打楽器のために作曲した『Construction』の第1作。日本とバリのゴング、中国とトルコのシンバル、ドラムブレーキ、鉄床、ウォーターゴング、弦に金属棒を当てる役割の助手のつくピアノなどの楽器を使用した、《Construction in Metal》の曲名で発表された作品。ヒナステラの「十二音」期の作品のひとつ《魔術的アメリカに寄せるカンタータ》は、彼の最初の夫人メルセデス・デ・トロの詩をテクストにした〈夜明けの前奏曲と歌(Preludio y canto a la aurora)〉〈夜想曲と愛の歌(Nocturno y canto de amora)〉〈戦士の出発のための歌(Canto para la partida de los guerreros)〉〈幻想の間奏曲(Interludio fantástico)〉(楽器のみ)〈苦悶と悲惨の歌(Canto de agonía y desolación)〉〈予言の歌(Canto de la profecíaa)〉の6曲の作品。1961年、ワシントンで開催された「第2回アメリカ音楽祭」で初演されたました。十二音技法とインドやアフリカの音楽の要素を融合させたルー・ハリソンの《ヴァイオリンと打楽器のための協奏曲》。ヴァレーズの《イオニザシオン》は、消防車のサイレンを含む37の楽器を13人の奏者が演奏する、打楽器アンサンブルのための先駆的作品のひとつ。近代アメリカを代表するパーカッション作品を演奏したアルバムです。 

『パークラマ - アメリカのパーカッション作品集』
ジョン・ケージ(1912–1992)
 First Construction (in Metal)(1939)
 (6人の打楽器奏者と助手ひとりのための)
アルベルト・ヒナステラ(1916–1983)
 魔術的アメリカに寄せるカンタータ(Cantata para América mágica)
  Op.27(1960)
 (ドラマティック・ソプラノとパーカッション・オーケストラのための)
ルー・ハリソン(1917–2003)
 ヴァイオリンと打楽器のための協奏曲(1959)
エドガー・ヴァレーズ(1883–1965)
 イオニザシオン(Ionisation)(1929–31)(13人の打楽器奏者のための)
  パークラマ・パーカッション・アンサンブル
  シーネ・アスムセン(ソプラノ)
  ニクラス・ヴァレンティン(ヴァイオリン)
  ジャン・トレル(指揮)

録音 2009年3月6日(ヴァレーズ)(ライヴ)、2013年3月9日(ハリソン)、2014年3月8日9日(ヒナステラ)、2015年11月8日(ケージ) 王立デンマーク音楽アカデミー コンサートホール(コペンハーゲン) 

価格 ¥1,100(本体価格)

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『ORCA』

Stunt Records STUCD20092 jazz 


ピアニスト、作曲家、アレンジャーとして活躍するデンマークのカトリーネ・ヴィンフェルト Kathrine Windfeld が Stunt Records の初アルバムとしてリリースした『Latency(潜在)』(STUCD17062)は、多くの批評家に新鮮な印象を与えた最初のビッグバンドアルバム『Aircraft』と同様、彼女の書いた作品と躍動するバンドの演奏が温かく迎えられたと言われます。ビッグバンドの第3作、Stunt Records の2枚目のアルバムは、“killer whale” の名をもつ「海の捕食者」、美しい姿をした「Orca(シャチ)」をタイトルに制作されました。「岸から返す波」を描いたアルバム最初の曲から、最後の曲、ペーター・イェンセンと共作した「海藻」まで、南フュンに生まれ育ち、「海に魅せられた」彼女のさまざまな想いを映したナンバーを演奏したアルバムです。

『ORCA』
 Undertow(Kathrine Windfeld) The Lifting(Kathrine Windfeld)*
 Orca(Kathrine Windfeld) Dark Navy(Kathrine Windfeld)
 Harvest(Kathrine Windfeld) Fish(Kathrine Windfeld)
 Ferry(Kathrine Windfeld)*
 Seaweed(Kathrine Windfeld/Peter Jensen)
  カトリーネ・ヴィンフェルト・ビッグバンド
   カトリーネ・ヴィンフェルト(ピアノ)
   アンドレ・バク(トランペット、フリューゲルホルン)
   ロルフ・トフテ・ルケ(トランペット、フリューゲルホルン)
   マウヌス・オーセト(トランペット、フリューゲルホルン)
   マイ・ベーリト・グアソラ(トランペット、フリューゲルホルン)
   ヨーラン・アベッリ(トロンボーン)
   ヴィーイ・オーゴー(トロンボーン)
   アンデシュ・ラーション(トロンボーン)
   アンドレ・イェンセン(トロンボーン)
   ヤコプ・ロンバク(アルトサックス、ソプラノサックス)
   マウヌス・トゥーアロン(アルトサッックス)
   ローアル・エルム・ラーセン(テナーサックス)
   イーダ・カールソン(テナーサックス)
   アスケ・ドラスベク(バリトンサックス、バスクラリネット)
   ヴィクトル・サンドストレム(ギター)
   ヨハネス・ヴァート(ベース)
   ヘンリク・ホルスト・ハンセン(ドラム)
   ガボール・ボラ(テナーサックス・ソロ)*

価格 ¥2,350(本体価格)

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『All Good as It Is』

Stunt Records STUCD20122 pop/rock/jazz


「ディクテ(Dicte)」の名で親しまれているシンガー・ソングライター、ベネディクテ・ヴェスタゴー・マセン Benedicte Westergaard Madsen は、1966年、デンマークのグロストロプに生まれました。1989年にオーフスで結成したバンド「Her Personal Pain」とソロで活動、ジャズ、クラシカル、R&B、ロックといった多ジャンルの要素による音楽を発表。2007年「デンマーク音楽賞」の「年間最優秀女性歌手」にノミネートされました。若いころ大ファンだったというジャニス・ジョプリンの音楽は、今も彼女のレパートリーのひとつです。『All Good as It Is』(あるがままで大丈夫)は、クラウス・ヘムプラーとのデュオで録音した2017年の『Uppers』(STUCD17152)に次ぐ Stunt Records のアルバム。「政治的な目覚め、毒にあたった心、船酔い、人生の喜び、傷つきやすさ、貪欲、無限…ちょっとだけの愛」といった、大人の生き方に影響を及ぼす些細なことをテーマに作られています。

『All Good as It Is』
 Can’t Be the Last Venom Seasick The Stop Sign I’m on Fire
 If You Love Me My New Jesus Changed for the Road The Beach
 Silence
  ディクテ(ヴォーカル)
  セーアン・ミケルセン(ベース、キーボード、ギター、ドラム、
   プログラミング、ヴォーカル)
  ヨーナス・ストロク (ベース、キーボード、プログラミング、
   チェンバロ、ピアノ、パーカッション、オルガン)
  クリストファー・ムラー(ヴォーカル、キーボード)
  ニコライ・トープ・ラーセン(キーボード、ピアノ、オンドマルトノ、
   ベース)
  タイトゥア・ラセン(ピアノ、ヴォーカル)
  クリスティーネ・エリーセ・ペーザセン(チェロ)
  イェスパー・エルネゴー(ドラム)
  ミケル・ダムゴー(メロトロン)
  シモン・モーア(ベース)
  ミカ・ヴァンボーア(ギター・ソロ)
  リーネ・フェリング(ヴォーカル)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『The Long Journey』

MXN Recordings MXN4002 progressive 


Naxos Norway のレーベル「MXN Recordings」の新譜。シンガー・ソングライターのトム・ヘル Thom Hell が、ギターのヨルン・ラクネス Jørn Raknes とエレクトロニクスのヴィーダル・I・エシュフィヨルド Vidar I. Ersfjord と結成したグループ「Mr. Mibbler」は、「三銃士」とも呼ばれ、ノルウェーのプロデューサーやミュージシャンたちの賞賛を集めてきました。このアルバムでは、自然音、COVID-19 を取り上げた日本のラジオをはじめとする「人工音」をサンプリング加工、ギターとシンセサイザーのパッセージを加えてイフェクトをかけた、個性的な音づくりにの音楽が展開されます。
『The Long Journey』 
 Isle of Wool The Long Journey Passage MIO Before Thereafter
 Seamless Clockwork Yeay Yosso Osso Herr Nilsson Sitting on an F
 Fingers A Streetcar Names Eternity Funeral
  Mr. Mibbler
   トム・ヘル(ヴォーカル) ヨルン・ラクネス(ギター)
   ヴィーダル・I・エシュフィヨルド(エレクトロニクス)

録音・ミクシング Mr. Mibbler
マスタリング モッテン・ルン

価格 ¥2,450(本体価格)

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『リンドストレム+モーツァルト』

Swedish Society Discofil SCD1177 contemporary/classical

 
エミール・ユーナソンは、「クラリネットのイングヴェイ・マルムスティーン」とスウェーデンのロック・ギタリストにたとえられ、「ロックスターのオーラをもつ」「クラリネットに期待されることのハードルを上げた」「伝統的な基準を打ち破る特効薬のように自分の楽器を使う魔術師」と、各国のメディアからさまざまな賛辞を得てきました。クリスチャン・リンドベリは、彼のために委嘱を受けてクラリネット協奏曲《グローンステット氏のとっぴな夢》(BIS SA-2188)を作曲。多くの分野の人たちがユーナソンと彼の音楽に関心を寄せていると言います。友人のステファン・ソリヨムがヘルシングボリ交響楽団を指揮して共演した新録音。ユーナソン夫人エミ・リンドストレム Emmy Lindstöm(1984–)の《クラリネット協奏曲第1番》は、スウェーデンの4つのオーケストラから共同委嘱を受けて作曲された作品です。ロンドンの公園にちなむ《ハムステッド・ヒースの丘で》の副題がつけられ、3楽章の音楽として書かれています。〈高空飛行(Flying High)〉〈セイヨウサンザシ(Midland Hawthorn)〉。終楽章の〈グラグラしたフニャフニャしたもの(Wibblly Wobbly Timey Wimey)〉は、夫妻が好きだというイギリスBBCのSFテレビドラマ・シリーズ『ドクター・フー(Doctor Who)』からとられました。モーツァルトが亡くなる1791年に作曲した《クラリネット協奏曲 イ長調》は、《ハムステッド・ヒースの丘で》に通じる「なによりもまず、個人的な音楽」(ユーナソン)として演奏されます。夫妻の名前に共通する文字を曲名にした《Em の歌(Song about Em)》は、モーツァルトの《クラリネット協奏曲 イ長調》の「アンコール」として書かれました。「歌の国スウェーデン」を思わせる、メランコリックな気分の「超ロマンティック」な音楽です。で録音セッションは、ヘルシングボリ・コンサートホール行われ、BIS Records の録音を多く手がけている Take5 Music Production のチームが制作と録音を担当しました。

[プロフィール]
エミール・ユーナソン Emil Lindström Jonason(1983–)。スウェーデンのクラリネット奏者。ベニー・グッドマン、ルイ・アームストロング、ケニー・ダヴァーンを聴いて育ち、「悪名高い」スパイク・ジョーンズと彼のバンド「シティ・スリッカーズ」に特に強くひかれたといいます。10歳でクラリネットを習い始め、クレズマー・バンドの演奏を経験した後、王立ストックホルム音楽大学に入学しました。ディプロマ・コンサートではジョン・コリリアーノの協奏曲を王立ストックホルム・フィルハーモニックの共演で演奏、2009年、ヨーロッパ・コンサートホール機構の “Rising Star” にノミネートされました。「教えることが大好きなだけ」。王立ストックホルム音楽大学と、ヴェスヴェロースのメーラルダーレン大学の音楽オペラ・カレッジで教えています。

『リンドストレム+モーツァルト』
エミ・リンドストレム(1984–)
 クラリネット協奏曲第1番
 《ハムステッド・ヒースの丘で(At the Hills of Hampstead Heath)》
ヴァルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756–1791)
 クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
エミ・リンドストレム(1984–)
 Em の歌(Song about Em)(クラリネットと弦楽のための)
  エミール・ユーハンソン(クラリネット、バスクラリネット)
  ヘルシングボリ交響楽団 ステファン・ソリヨム(指揮)

録音 2019年8月 ヘルシングボリ・コンサートホール(ヘルシングボリ、スウェーデン)
制作・ミクシング イェンス・ブラウン
録音・編集 ホーカン・エークマン

価格 ¥2,350(本体価格)

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『イェオリ・グリヤス、バリオスを弾く(Georg Gulyás plays Barrios)』

Proprius PRSACD2086 SACD hybrid(Multichannel/stereo) classical


J.S. バッハの作品集(PRSACD2014, PRSACD2062)とブリテンの声とギターのための作品集(PRSACD2075)で国際的にも高く評価されたスウェーデンのギタリスト、イェオリ・グリヤス  Georg Gulyás の新作。Proprius レーベルに録音した最初のアルバム(PRCD2008)に立ち返り、ラテンアメリカのギター作品を取り上げました。アグスティン・バリオス・マンゴレ Agustin Barrios Mangoré(1885–1944)。パラグアイに生まれ、アルゼンチンのブエノスアイレスでギターのヴィルトゥオーゾと作曲家としてのキャリアをスタートさせました。ヨーロッパへの演奏旅行をした1930年代から “Nitsuga Mangore” の「分身(オルター・エゴ)」を展開、「ジャングルのパガニーニ」として名を売っていきます。「旅するギタリスト」と呼ばれた彼がモンテビデオのサン・ホセ大聖堂を訪れ、荘厳な印象を3つの曲に刻んだ《大聖堂》。ショパンからインスピレーションを得たとされる《ワルツ》が2曲。「舟歌」の《フリア・フロリダ》。祖国に捧げる《パラグアイ舞曲》。ギターという楽器の特性を活かし、情景と心象風景を描いた《森に夢見る》と《人形の夢》。ほろ苦い《悲しみのショーロ》。民俗音楽の味わいをもつ《サンバ風に》。神の愛を願い、バリオスの「白鳥の歌」となった《最後のトレモロ》。《クリスマスの歌》で閉じるプログラム。

『イェオリ・グリヤス、バリオスを弾く(Georg Gulyás plays Barrios)』
アグスティン・バリオス(1885–1944)
 大聖堂(La Catedral)
  憧憬の前奏曲(Preludio saudade)
  敬虔なアンダンテ(Andante religioso)
  荘重なアレグロ(Allegro solemne)
 ワルツ第3番(Vals No.3) ワルツ第4番(Vals No.4)
 フリア・フロリダ(Julia Florida) パラグアイ舞曲(Danza Parauaya)
 森に夢見る(Un Sueño en la Floresta)
 人形の夢(El Sueño de la Muñequita)
 悲しみのショーロ(Choro da Saudade)
 サンバ風に(Aire de Zamba) 最後のトレモロ(El Último Trémolo)
 クリスマスの歌(Villancico de Navidad)
  イェオリ・グリヤス(ギター)

[楽器 Renato Barone, Italy]

録音 2019年6月27日–28日 聖ペテロ教会(ストックホルム)
制作・録音・編集・マスタリング トゥルビョーン・サミュエルソン 

価格 ¥2,350(本体価格)

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『ヌアゴー、ルーザス 独奏チェロのための作品集』

Ondine ODE1381-2 contemporary/classical 


サロネン、コロンビ、サーリアホの『独奏チェロのための作品』(ODE1294-2)をリリースしたアメリカのチェリスト、ウィルヘルミナ・スミスWilhelmina Smith の第2作。ペア・ヌアゴー Per Nørgård が独奏チェロのために作曲した5曲のソナタから3曲。ソナタ第1番は、「fortsat forandring(継続する変化)」をベースにした〈Lento ma espansivo- Allegro non troppo〉〈Tranuquillo〉〈Allegro con brio〉の「in tre satser(3楽章の)」作品。ソナタ第2番《In due tempi(2つの時代に)》は、1953年に作曲した《Solo intimo(心の奥のソロ)》(Op.8)と1980年の《Solo in scèna(情景の中のソロ)》をひとつにした作品。ソナタ第3番は、一本のメロディラインで書いた第1楽章〈Prayer I(祈り I)〉と第3楽章〈Prayer II(祈り II)〉の間にチェロをポリフォニーの楽器として使った第2楽章〈Outcry(叫び)〉を挟む構成。劇作家サミュエル・ベケットの出演したテレビ番組で彼がカメラに向かって言った言葉「What - is the Word」を副題にした「小ソナタ」として作曲されました。

ポウル・ルーザス Poul Ruders の《技巧練習曲(Bravoursttudien)》は、デュファイ、ジョスカン・デ・プレ、ラ・リュたちも作品の素材に使った15世紀フランスの古謡「武装した人(L’homme armé)」を主題に作曲されました。 〈変奏1:序曲(Variation 1: Overture)〉〈変奏2:レチタティーヴォ(Variation 2: Recitative)〉〈変奏3:セレナード I(Variation 3: Serenade I)〉〈変奏4:ポプリ(Variation 4: Potpourri)〉〈変奏5:練習曲(Variation 5: Etude)〉〈変奏6:間奏曲(Variation 6: Intermezzo)〉〈変奏7:幻想曲(Variation 7: Fantasia)〉〈変奏8:セレナード II(Variation 8: Serenade II)〉〈終曲:古典的変奏(Finale: Variation classique)〉〈主題「武装した人」(Theme “L’homme armé)〉。4曲すべて、モーテン・ソイテンの演奏(第1番・第2番:Dacapo 8.224007、第3番・練習曲:8.226007)に次ぐ録音です。

『ヌアゴー、ルーザス 独奏チェロのための作品集』
ペア・ヌアゴー(1932–)
 独奏チェロソナタ第1番(1951-53)
 独奏チェロソナタ第2番《In due tempi(2つの時代に)》(1953/1980)
 独奏チェロソナタ第3番《Sonata Breve: What - is the Word!》(1999)
ポウル・ルーザス(1949–)
 技巧練習曲(Bravoursttudien)(1976)
  ウィルヘルミナ・スミス(チェロ)

録音 2019年6月3日–5日 ハムライン大学 サンディンホール(セントポール、ミネソタ州)

価格 ¥2,350(本体価格)

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『The Real You』

Stunt Records STUCD20132 jazz 


イタリアのジャズ・ピアニスト、エンリコ・ピエラヌンツィ Enrico PIeranunzi とデンマークのベーシスト、トマス・フォネスベク Thomas Fonnesbæk は、2017年のコペンハーゲン・ジャズフェスティヴァルでデュオで演奏。そのデュオ・コンサートをライヴ収録したアルバム『Blue Waltz - Live at Gustavs』(STUCD18012)が2018年にリリースされ、話題を呼びました。ともに「ワールドクラス」の二人は、このフェスティヴァルの後も共演を続け、さまざまな経験を積んだと言います。ピエラヌンツィとフォネスベクの新録音『The Real You』。「私が音楽的に成長するにあたりもっとも重要な役割を果たした音楽家、かつてピアニストとしてモダンジャズに大きな影響を与え、今なおその影響力を保ちつづけているかもしれないビル・エヴァンズへのトリビュート」(ピエラヌンツィ)と「ビルが敬愛し、独自のメロディアスな伴奏でソロ楽器としてのベースの役割を一変させたベーシスト、自動車事故のため25歳の若さで短い生涯を悲劇的に閉じたスコット・ラファロへの会釈」(フォネスベク)をコンセプトに、ビル・エヴァンズの《Only Child》と《Interplay》、フィル・マーコウィッツの《Sno’ Peas》、ふたりのオリジナル曲を演奏しています。コペンハーゲンのスタジオ「The Village Recording」でのセッション録音。 

『The Real You』
 Hindsight(Enrico PIeranunzi) Only Child(Bill Evans)
 The Real You(Enrico PIeranunzi)
 Passing Shadows(Enrico PIeranunzi)
 Our Foolish Hearts(Enrico PIeranunzi/Thomas Fonnesbæk)
 Sno’ Peas(Phi Markowitz) Il giardino de Anne(Enrico PIeranunzi)
 I Will Look after You(Thomas Fonnesbæk)
 Dreams and the Morning(Enrico PIeranunzi)
 Interplay(Bill Evans)
 More Stars(Enrico PIeranunzi/Thomas Fonnesbæk)
 People Change(Thomas Fonnesbæk)
 Bill and Bach(Enrico PIeranunzi/Thomas Fonnesbæk)
  エンリコ・ピエラヌンツィ(ピアノ)
  トマス・フォネスベク(ベース)

録音 2020年7月 The Village Recording(コペンハーゲン) 

価格 ¥2,350(本体価格)

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『Gnus(ヌーの群れ)』

Losen Records LOS253-2 jazz 


ヴィーダル・ヨハンセン Vidar Johansen は、ノルウェーのジャズ・シーンにテナーサックス・プレーヤーとして登場した10代の頃から、作曲者、編曲者としての才能を認められてきました。Losen Record のアルバム『Gnus(ヌーの群れ)』は、ベーシストのティーネ・アスムンセン Tine Asmundsen が企画したオスロ・コンサートホールの小ホールで行われたコンサートをライヴ収録して作られました。1973年のコングスベルグ・ジャズフェスティヴァルのワークショップでヨハンセンと出会い、以来、共演を重ねてきたピアニストのルネ・クラーケグ Rune Klakegg をはじめとするプレーヤーが参加。ヨハンセンが何十年もの間に書いた手稿譜の山の中から特に思い入れがあるという曲を演奏しました。タイトル曲の《Gnus》は、ヨハンセンが1980年ごろマッラ・ジャズハウスで演奏したのをクラーケグが聞き、ずっと耳に残っていたという作品。デンマークの童謡を曲名にとった《Busken Smoul》。《Her [Anner ikke]》は「ノルウェーでもっとも美しいバラードのひとつ」(クラーケグ)。マーサー・エリントンの依頼でビッグバンド用にも編曲された《Song for an Absent Piano Player》。ヨハンセンが成功をつかむきっかけとなった「バルケ=ヨハンセン・カルテット」で初めて演奏された《My Boy》。プレーヤーの即興やテクニックに比べて見過ごされがちな「作曲」をクローズアップ。全ナンバーがヨハンセンの編曲で演奏されます。どこか懐かしい雰囲気をもったジャズのアルバムです。

『Gnus(ヌーの群れ)』
 Gnus(Vidar Johansen) Her [Anner ikke](Vidar Johansen)
 Busken Smoul(Vidar Johansen)
 Song for an Absent Piano Player(Vidar Johansen)
 Liten Frostmåler(Vidar Johansen)
 Osckars Drøm(Vidar Johansen) In a Dream (Vidar Johansen)
 My Boy(Vidar Johansen)
  ヴィーダル・ヨハンセン(テナーサックス、ソプラノサックス)
  マグヌス・オーネスタ・オーセット(トランペット、フリューゲルホルン)
  ルネ・クラーケグ(ピアノ)
  ティーネ・アスムンセン(ベース)
  テリエ・エンゲン(ドラム) 

録音 2020年1月8日 オスロ・コンサートホール 小ホール(オスロ、ノルウェー)(ライヴ録音)
制作 ティーネ・アスムンセン、ヴィーダル・ヨハンセン
録音 ジョージ・ヘルムケ
ミクシング・マスタリング ヴィーダル・ルンデン
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『Second Time’s the Charm(二度目の正直)』

Losen Records LOS249-2 jazz 


『1+1=3』(LOS232-2)をリリースしたガイル・オーゲ・ヨンセン Geir Aage Johnsen のドラム、フレードリク・サーランデル Fredrik Sahlander のベース、ベルント・モーエン Bernt Moen のピアノによるトリオの第2作。モーエンが、4つのコードをベースに作曲、どんな曲名にするか苦労しなかったという《イントロ》。チャック・ウェインが作曲、マイルズ・デイヴィスが変更の手を入れて「スタンダード」になった《ソーラー》。モーエンが最初に教わった「スタンダード曲」をまったく新しい切り口で再訪したという、ガーシュウィンの《霧の日》。「モンクのようにやった人はいない」と、モーエンが「大好き」な曲《ベムシャ・スウィング》。ガイル・オーゲのドラムが「輝く」《The Scenes(情景)》。「この曲を演奏したことのないジャズ・ミュージシャンはいるか?」というナンバーをこれまでと違った角度から演奏した《枯葉》。モーエンの新しい編曲をトリオのメンバーが楽しみながら演奏したコルトレーンの《ジャイアント・ステップス》。ハーモニーとテンポに手を加えてはテイクを重ねたという《バラード》。アグデル大学のスタジオで行われたセッションの録音です。 

『Second Time’s the Charm(二度目の正直)』
 The Intro(Bernt Moen) Solar(Chuck Wayne)
 A Foggy Day(George Gershwin)
 Bemsha Swing(Thelonious Monk/Denzil Best)
 The Scenes(Bernt Moen) Autumn Leaves(Joseph Kosma)
 Giant Steps(John Coltrane) The Ballad(Bernt Moen)
  ガイル・オーゲ・ヨンセン(ドラム)
  フレードリク・サーランデル(ベース)
  ベルント・モーエン(ピアノ) 

録音 2020年7月 アグデル大学 スタジオ A(クリスチャンサン、ノルウェー)
制作 ベルント・モーエン
ミクシング・マスタリング ラーシュ・ニルソン(NIlento Studios, Sweden)
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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『Notre Dame(ノートルダム)』

Losen Records LOS245-2 jazz 


マティルデ・グロース・ヴィッダール Mathilde Grooss Viddal(1969–)は、ノルウェーのクラリネットとサックスのプレーヤーで作曲家。オスロ大学で音楽学、アグデル大学で作曲、ヨーヴィーク工科大学でプログラム・エンジニアリングを学び、ノルウェーのジャズ・シーンとフェスティヴァルで活動しています。フリーランス・ジャズアンサンブル「FriEnsemblet」をはじめ、いくつかのグループのリーダーを務め、作曲と編曲の国際的な賞を獲得してきました。「メディテーション&プレヤーズ(Mediation and Prayers)」も彼女を中心とするグループのひとつ。イギリスに生まれ、ノルウェーのモルデで育ったヘイデン・パウエル Hayden Powell(1983–)たちが参加した管楽器のアンサンブルです。『Notre Dame(ノートルダム)』は、中世から近年まで、さまざまな音楽を素材にした13曲で構成されいます。ノートルダム寺院の晩課で聞いたカトリックの栄唱。ノルウェーの谷あいで歌い継がれてきた賛美歌。プレトリウスの単旋聖歌《エッサイの根より(一輪のばらが咲いた)(Der hev ei rose sprunge)》。『ノルウェー賛美歌集』に収められたロルフ・カールセンの《暗闇にふるえ、ひざまずく者よ(Du som låg i natti seine)》。M. H. モンクの《日暮れて四方は暗く(おお、わたしのそばにいてください)(O bli hos meg)》。スコットランド伝承の曲《The Boy’s Lament for his Dragom》。時を超えた「瞑想と祈り」のアルバムです。

『Notre Dame(ノートルダム)』
 Notre Dame * Reflection I Psalm 1 Reflection II Psalm 2
 Reflection III Du som låg i natti seine * Reflection IV Mediation
 Reflection V - Psalm 3 The Boy’s Lament for his Dragon
 Afterthought Prayer *
  メディテーション&プレヤーズ
   マティルダ・グロース・ヴィッダール
   (B♭クラリネット、バスクラリネット、
    ソプラノサックス、テナーサックス)
   ヘイデン・パウエル(トランペット)
   ボルゲ=アーレ・ハルヴォシェン(テナーサックス)
   オイヴィン・ブレッケ(トロンボーン)
   ペール・ヴィリ・オーセルード(トランペット、エレクトロニクス)*

録音 2013年–2016年 レインボースタジオ(オスロ)、2015年 フェルヴィーク教会(トロムソ、ノルウェー)*
制作 マティルダ・グロース・ヴィッダール
録音 ヤン・エーリク・コングスハウグ、ボルド・トシュテンセン *、ラスムス・ソーレム *
ミクシング マッティン・アブラハムセン
マスタリング モッテン・ルン
 
価格 ¥2,350(本体価格)

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ヘレーナ・ムンクテルの音楽』

BIS SACD2204 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)[BIS ecopak] classical

 
ヘレーナ・ムンクテル Helena Munktell(1852–1919)は、スウェーデンのダーラナ地方、グリュークスブーに生まれました。ストックホルム音楽院(現、王立ストックホルム音楽大学)で、ライプツィヒ音楽院に留学したルードヴィーグ・ノルマンたちに学び、ウィーンのユリウス・エプシュタイン、パリのバンジャマン・ゴダールとヴァンサン・ダンディに師事。1885年にスウェーデンで作曲家としてデビューしました。交響的絵画《砕ける波》や《ダーラナ組曲》などの管弦楽曲、室内楽曲、歌曲、オペラを中心に作品を発表。ダンディが委員長を務めていたパリの国民音楽協会(SNM)と、王立スウェーデン音楽アカデミーの会員に選ばれ、1918年には女性作曲家としてただひとり、スウェーデン作曲家協会の共同創設者に名を連ねました。

BIS レーベルが初めて制作するムンクテルの作品集。彼女の代表作とされている《10の歌曲》と2つの室内楽曲が収録されています。《ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調》は、循環形式と和声の書法などから、セザール・フランクのイ長調のソナタからインスピレーションを得て書かれたとされる4楽章の作品です。1905年の秋にストックホルムでフランクのソナタと同じコンサートで初演された後、第2楽章〈スケルツォ・ブルスコ〉の58小節が作曲者の手で削除され、フランスで出版されました。このアルバムの最後に追加収録された〈スケルツォ・ブルスコ〉は、初演時の初稿による演奏です。《小三重奏曲》は、作曲年の記載がなく、ドイツ語の曲名がつけられたことから、パリ留学の前、ストックホルムで作曲されたと考えられている作品です。

《10の歌曲》は、なかば私的な集まりや公のコンサートで歌われて好評を博した歌をパリの著名な出版者、アルフォンス・ルデュックが曲集として1900年に出版した作品です。ムンクテルの友人サークルの詩人、アメデ=ランデリ・エティシュ Amédée-Landély Hettich(1856–1937)が、ダニエル・ファルストレムやエマ・スパッレたちのスウェーデン語の詩をフランス語に訳してテクストにした7曲、エティシュ自身の詩による《ゆりかごから》と《あなたが望むなら》。ムンクテルの作曲したコミックオペラ《フィレンツェにて(I Firenze)》の〈カンティレーナ〉は、アルマン・シルヴェストル Armand Silvestre(1837–1901)によるフランス語訳がテクストに使われています。

BIS は、このアルバムの録音にスウェーデンのベテランと若手の優れた音楽家を起用しました。ヴァイオリニスト、コンサートとオペラの指揮者として活動、ムンクテルの管弦楽作品集(Sterling)を含む約20枚のディスクを録音しているトビアス・リングボリ Tobias Ringborg。2019年のバーバラ・ハンニガン率いる《放蕩児の遍歴》のツアーでアン・トルーラブ役を歌い、12月のノーベル賞授賞式コンサートに出演したソプラノのソフィ・アスプルンド Sophie Asplund。ザグレブ音楽アカデミーのヴァルター・デシュパリとスウェーデンのトゥールレイフ・テデーンに学び、室内楽のチェリストとして活動するクリスティーナ・ヴィニアルスキ Kristina Winiarski。アンデシュ・シールストレム、マッツ・ヴィードルンド、イタリアのコンスタンティン・ボジーノに学び、スウェーデン放送 P2 のアーティスト・イン・レジデンスを務めるピアニスト、ペーテル・フリース・ユーハンソン Peter Friis Johansson。彼が音楽財団の監督を務めているイレスタ教会でのセッション録音。「スウェーデン・ロマンティシズム」の香るアルバムです。

ヘレーナ・ムンクテルの音楽』
ヘレーナ・ムンクテル(1852–1919)
 ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.21(1905)
 10の歌曲(Dix Mélodies)(声とピアノのための)
  セレナード(Sérénade) 森の奥深く(Dans le lointain des bois)
  五月の夜、聞こえてくるもの(Ce qu’entendent les nuits)
  ゆりかごから(D’un berceau) カンティレーナ(Cantilène)
  魅惑(Fascination) 最後の子守歌(La dernière berceuse)
  愛の流浪者(Exil d’amour) あなたが望むなら(Si tu le voulais)
  誠実な心(Fidélité)
 小三重奏曲(Kleines Trio)(ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための)
 ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.21
 - スケルツォ・ブルスコ(Scherzo Brusco)(初稿)
  トビアス・リングボリ(ヴァイオリン)
  ソフィ・アスプルンド(ソプラノ)
  クリスティーナ・ヴィニアルスキ(チェロ)
  ペーテル・フリース・ユーハンソン(ピアノ) 

[楽器: Violin: Niccolò Gagliano/Cello: Italian, Anon., probably mid-18th Century/Piano: Fazioli F278 concert grand] 

録音 2019年9月(ソナタ、三重奏曲)、11月(歌曲) イレスタ教会(オールスンツブルー、スウェーデン)
制作・録音 インゴー・ペトリ 

価格 ¥2,650(本体価格)

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Amavi(私は愛した)- マイケル・イースト ヴィオールと声のための音楽 』

BIS SACD2503 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)[BIS ecopak] early music/classical


16世紀と17世紀初頭のイギリスでは、ヴィオールのコンソートがもてはやされ、作曲を手がけるイギリスの音楽家たちはこのレパートリーのための音楽を最優先に作曲していったと言われます。マイケル・イースト Michael East(c.1580–1648)も、そのひとりです。ケンブリッジ大学の音楽学士号を取得、イーリー大聖堂とスタフォードシャーのリッチフィールド大聖堂で作曲家、オルガニスト、聖歌隊指揮者として働きました。彼の作曲したヴィオールと声楽のための音楽は7巻の曲集として出版され、当時もっとも多く作品が出版された作曲家のひとりでした。代表作とされる『5声のファンタジー(ファンシー)』にアンセムとマドリガルをちりばめた構成によるイーストの作品集『Amavi(私は愛した) 』。プログラムの中心、〈Desperavi(私は絶望した)〉〈Peccavi(私は罪を犯しました)〉などラテン語の曲名がつけられた8曲の《5つのヴィオールのためのファンタジア(ファンシー)》は、この録音のちょうど400年前、1618年に出版された『第4巻』に収録され、極めて高い評価を受けました。声楽のためのアンセムとマドリガルは、同じ曲集と1610年のコレクションの曲が選ばれた他、トマス・モーリーが1601年に編纂した『オリアーナの勝利』に収録されたマドリガル「Hence stars too dim of light(星の光が弱すぎて)」が加えられています。

「フィエリ・コンソート(Fieri Consort)」は、2012年の創設されたイギリスのヴォーカルグループです。16世紀と17世紀のイタリア音楽を主なレパートリーとし、アカペラ作品と古楽器をともなう作品を指揮者を置かずに歌います。2017年のヨーク・アーリーミュージック・フェスティヴァルで「ケンブリッジ賞」を受賞しました。「チェリス・ヴィオール・コンソート(Chelys Consort of Viols)」(チェリス・コンソート・オブ・ヴァイオルズ)は、イギリスを代表するプレーヤーを集めて結成されたアンサンブルです。BBC Radio 3 に出演。クリストファー・シンプソンのエアとディヴィジョンを演奏した『Ayres & Graces』(BIS-2153)ダウランドと彼の時代の作曲家の作品を集めた『心地よき憂鬱(A Pleasing Melancholy)』(BIS SA-2283)を BIS レーベルに録音しています。チェリスは、2019年、『心地よき憂鬱』で共演した「デーム・エマ・カークビー」の70歳誕生日を祝って開催されたウィグモア・ホールのコンサートにフィエリ・コンソートとともに出演しました。

このアルバムの最後、イギリスの作曲家でジャズ・ピアニストのジル・ジャーマン Jill Jarman(1959–)が、マイケル・イーストと同時代の詩人サー・ヘンリー・ウォットン Sir Henry Wotton(1568–1639)をテクストに作曲した新作《Now are my thoughts at peace(心穏やかに思うこと)》が演奏されます。 

Amavi(私は愛した)- マイケル・イースト ヴィオールと声のための音楽 』
マイケル・イースト(1580–1648)
 Desperavi(私は絶望した)
 アンセム「ダビデは、アブサロムが殺されたと聞き(When David heard)」
 (『サムエル記下』)*/**
 Peccavi(私は罪を犯しました)
 わたしの罪に御顔を向けず(Turn thy face)(『詩編51番』)*/**
 御救いの喜びを再びわたしに味わわせ
 (O give me the comfort of thy help again)(『詩編51番』)*/**
 Vidi(私は見た)
 マドリガル「Hence stars too dim of light(星の光が弱すぎて)」
 (作者不詳の詩)*
 Penitet(私は飲んだ)
 マドリガル「Farewell sweet wood s(さようなら優しい森)」
 (作者不詳の詩)*
 Credidi(私は信じた)
 O Lord of whom I do depend(おお主よ、あなたを信頼しています)
 (ジョン・マーカントの詩)*
 Vixi(私は生きた)
 Life tell me(人生よ教えてくれ)(イタリアの詩の作者不詳訳)*
 Triumphavi(私は勝利した)
 すべての民よ、手を打ち鳴らせ(O clap your hands)(『詩編47番』)*
 神は歓呼の中を上られる(God is gone up)(『詩編47番』)*
 Amavi(私は愛した)
 マドリガル「When I lament(わたしが嘆くと)」(作者不詳の詩)*
ジル・ジャーマン(1959–)
 Now are my thoughts at peace(心穏やかに思うこと)
 (サー・ヘンリー・ウォットンの詩)*
  フィエリ・コンソート *
   ハナ・イーリー ルシンダ・コックス ヘレン・チャールストン
   ナンシー・コール ジョッシュ・クーター トム・ケリー
   ベン・マッキー
  チェリス・ヴィオール・コンソート
   イブラヒム・アジズ(トレブル・ヴィオール)
   アリソン・キンダー(トレブル・ヴィオール、テナー・ヴィオール)
   ケイト・コンウェイ(テナー・ヴィオール)
   サム・スタドレン(テナー・ヴィオール、バス・ヴィオール)
   ジェニファー・ブロック(バス・ヴィオール)
   エミリ・アシュトン(テナー・ヴィオール)** 

[楽器 Treble viol: Kazuya Sato, Japan 2006/Treble viol: Robert Eyland, England 1988/Tenor viol: Michael Metcalfe, England 1984/Tenor viol: Kazuya Sato, Japan 2007/Tenor viol: Joe Lotito, England 2012/Bass viol: Jane Julier, England 2017/Bass viol: Renate Fink, Germany 2007] 

録音 2018年8月 ガートン・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ、イングランド)
制作 マシュー・ベネット
録音 デイヴ・ラウル(ローウェル)

価格 ¥2,650(本体価格)

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隠れた宝物(Hidden Treasure)

BIS SACD2543 SACD hybrid(5.0 surround/stereo)[BIS ecopak] classical


オーストリア=スコットランドの作曲家ハンス・ガル Hans Gál は、1890年、ウィーンに近いブルン・アム・ゲビルゲの東欧系ユダヤ人の家に生まれました。ブラームスと親しかった音楽学者でもあるオイゼビウス・マンディチェフスキに対位法と形式を学び、1920年代、2作目のオペラ《Die heilge Ente(神聖なアヒル)》をはじめとする作品で作曲家として成功を収めました。1929年にマインツの音楽学校の校長に就任したものの、1933年、ナチスの台頭にともない解任。ウィーンに戻り、1938年、ナチス・ドイツによるオーストリア併合の後、イギリスに移住しました。1945年、ドナルド・トーヴィに招かれたエディンバラで大学の講師の職に就き、指揮者、ピアニスト、音楽学者としても活動し、1987年にエディンバラで没しました。歌劇、4つの交響曲を含む管弦楽曲と協奏曲、大規模なカンタータ、室内楽曲、ピアノ曲、声楽曲を作り、約140の作品が出版されています。

ガルの作曲したソロ歌曲は、67の作品が現存するといわれます。その多くは、「見習いの年」と彼が呼んだ、マンディチェフスキの下で私的に学んだ2年につづく1910年ごろから1916年の間の作品です。ガルは、その後も折にふれて歌曲を作りながらも出版せず、1929年、要請を重ねてきたシムロック出版から、1917年から1921年にかけて作曲した5曲を《5つの歌》として出版しました。BIS レーベルのこのアルバムには、この《5つの歌》と、1910年から1921年に作曲された未出版の26曲が収録されています。テクストは、ヘルマン・ヘッセ、カール・ブッセ、ハインリヒ・ハイネ、エドゥアルト・メーリケ、マックス・ダウテンダイ、ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ、フリードリヒ・アドラー、オットー・ユーリウス・ビーアバウム、リヒャルト・デーメル、クリスティアン・モルゲンシュテルン、ラビンドラナート・タゴール、C. H. フォン・ホーフマンスヴァルダウの詩と、ハンス・ベートゲがドイツ語に訳した中国の詩。テーマとスタイルの多様な詩が、彼の作品のインスピレーションとなっています。シューベルト、シューマン、ブラームス、ヴォルフ、あるいはマーラー、リヒャルト・シュトラウスといった作曲家たちの歌曲の伝統に沿った旋律と和声。ピアノ・パートの書法については、シューマンやブラームスたち、さらにはグリーグの曲から学んだと思われる跡のあることも指摘されています。

ドイツのバス・バリトン歌手、クリスティアン・イムラー Christian Immler は、テルツ少年合唱団のボーイ・アルトのソリストとしてコンサートとオペラを経験、ロンドンのギルドホール音楽学校でルドルフ・ピエルネに学びました。パリの国際ナディア=リディア・ブーランジェ国際コンペティションで優勝してキャリアをスタートさせ、アーノンクール、ルネ・ヤーコプス、鈴木雅明、ウィリアム・クリスティをはじめとする指揮者の下で歌い、グラミー賞にもノミネートされたディスクを含む、50を超す数のアルバムを録音しています。共演のピアニストは、ミュンヘンの音楽演劇大学で教授として28年間、歌曲解釈を教えたヘルムート・ドイチュ Helmut Deutsch。『隠れた宝物』のタイトルに示されるとおりのアルバムです。

隠れた宝物(Hidden Treasure)
ハンス・ガル(1890–1987)
 レディ・ローザ(Lady Rosa)(1910) 夜(Nacht)(1911)
 夜の船室にて(その1)(Nachts in der Kajüte I)(1912)
 夜の船室にて(その2)(Nachts in der Kajüte II)(1912)
 夜の船室にて(その3)(Nachts in der Kajüte III)(1912)
 星の対話(Sternenzwiesprach)(1911)
 このことを考えてみよ、おお魂よ(Denk’ es, o Seele)(1911)
 五月の月(Maimond)(1912) 愛の歌(Minnelied)(1913)
 朝の祈り(Morgengebet)(1913) 黄昏時(Dämmerstunde)(1913)
 信じてくれ(Glaube nur!)(1913) 愛に倦んで(Liebesmüde)(1911)
 まったく新しい悪党の歌(Eine gantz neu Schelmweys)(1915)
 森の喜び(Waldseligkeit)(1915)
 雲の木(Der Wolkenbaum)(1917)
 十一月の日(Novembertag)(1917)
 なんという静けさ(Welch ein Schweigen)(1917)
 夜の嵐(Nachtstürme)(1918) 花の歌(Blumenlied)(1921)
 羊飼いの歌(Schäferlied)(1921) 夕べの歌(Abendlied)(1921)
 邪悪な日(der böse Tag)(1914) 訊くな!(Frag’ nicht)(1914)
 撤回した言葉(Rücknahme)(1914)
 夜の会話(Abendgespräch)(1914)
 5つの歌(Fünf Melodien) Op.33(1917–21)
  はかない(Vergängliches) 牧場の小川(Der Wiesenbach)
  小鳥の憂鬱(Vöglein Schwermut) 三人の王女(Drei Prinzessinen)
  川の夕べ(Abemd auf dem Fluss)
  クリスティアン・イムラー(バス・バリトン)
  ヘルムート・ドイチュ(ピアノ) 

録音 2016年4月 ドイツ放送室内楽ホール(ケルン、ドイツ)
制作 サイモン・フォックス=ガル
録音 クリストフ・リーゼベルク
 
価格 ¥2,650(本体価格)

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『ドビュッシー - コペンハーゲン・メシアン四重奏団』

Danacord DACOCD842 classical


室内楽奏者、ソリスト、オーケストラ奏者として活動する4人の音楽家が2018年1月に結成したコペンハーゲン・メシアン四重奏団(Messiaen Quartet Copenhagen)のデビュー・アルバムがリリースされます。グループ名にとったオリヴィエ・メシアンの《時の終わりのための四重奏曲》と同じ楽器編成のアンサンブル。マルメ交響楽団の第2ヴァイオリン・セクションリーダーを務め、現代音楽のグループ「ストックホルム・シンドローム・アンサンブル」(『天使たちの声』(BIS SA 2344))で演奏するマーリン・ヴィリアム=オールソン Malin William-Olsson のヴァイオリン、ブラームス(DACOCD875)とシュニトケ(DACOCD878)のアルバムをリリースしたカール=オスカ・ウスタリン Carl-Oscar Østerlind(1984–)のチェロ。ピアノのクリストファー・ヒュルディ Kristoffer Hyldig(1982–)とクラリネットのヴィクト・ヴェネス Viktor Wennesz は、メシアンの音楽を録音(DACOCD756)した「アンサンブル・ノーアリュス」にも参加しています。グループは、結成以来、デンマーク放送(DR)の番組やデンマークとスウェーデンの音楽祭に出演。スウェーデンの「Musik i Syd」が企画した2020年1月のスウェーデン・ツアーも高い評価を獲得しました。ドビュッシーの作品によるプログラム。〈月の光〉で知られる《ベルガマスク組曲》はピアノソロ、《クラリネットのための第1ラプソディ》《チェロソナタ》《ヴァイオリン・ソナタ》はそれぞれの楽器がピアノと共演する「オリジナル」の演奏。《牧神の午後への前奏曲》は、メンバーのウスタリンとヒュルディが、ドビュッシーとマラルメの「エロティシズム」とアルカディアの気分にプレーヤーたちの個性と音楽を反映させて編曲した「ヴァイオリン、チェロ、クラリネットとピアノの四重奏」版で演奏されます。
 
『ドビュッシー - コペンハーゲン・メシアン四重奏団』
クロード・ドビュッシー(1862–1918)
 ベルガマスク組曲(Suite Bergamasque)(1890 rev.1905)
  前奏曲(Prélude) メヌエット(Menuet)
  月の光(Claire de Lune) パスピエ(Passepied)
 クラリネットのための第1ラプソディ
 (Première Rhapsodie pour clarinette et piano)(1909-10)
 牧神の午後への前奏曲(Prélude á l'après-midi d'un faune)(1892–94)
 (ヴァイオリン、チェロ、クラリネットとピアノのための)
 (カール=オスカ・ウスタリン、クリストファー・ヒュルディ 編曲)
 チェロソナタ ニ短調(1915)
 ヴァイオリン・ソナタ ト短調(1916–17)
  コペンハーゲン・メシアン四重奏団
   マーリン・ヴィリアム=オールソン(ヴァイオリン)
   カール=オスカ・ウスタリン(チェロ)
   クリストファー・ヒュルディ(ピアノ)
   ヴィクト・ヴェネス(クラリネット) 

録音 2018年5月23日–27日 Unitarernes Hus(コペンハーゲン、デンマーク)
制作・録音 ラグンヘイズル・ヨウンスドウッティル

価格 ¥2,450(本体価格)

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『シュニトケ  チェロとピアノのための音楽』

Danacord DACOCD878 contemporary/classical



モーテン・ソイテン、トゥールレイフ・テデーン、ラルフ・カーシュバウム、フランス・ヘルメションたちに学んだチェリスト、カール=オスカ・ウスタリン Carl-Oscar Østerlind(1984–)。デンマークとヘルシンキでアネ・ウーラン、ニクラス・シヴェレーヴ、エーリク・タヴァッシェルナ、エーロ・ヘイニネンに教わったピアニスト、エミール・グリューステン Emil Gryesten(1985–)。ブラームスの『チェロとピアノのためのソナタ』(DACOCD875)を録音したデンマークの音楽家ふたりが再び共演、シュニトケのチェロとピアノの作品を4曲録音しました。「ショスタコーヴィチの影」をうかがわせる2つの「ラルゴ」の楽章が、破壊的な「プレスト」をはさむ、ヴィルトゥオーゾ的な《チェロソナタ第1番》。ロストロポーヴィチを念頭に置いて書かれたという、5楽章の《チェロソナタ第2番》。《古い様式による組曲》は、シュニトケが映画のための書いた音楽を素材にして作られました。「歯医者の冒険」を描いた映画の音楽による〈パストラーレ(Pastorale)〉と〈バレエ(Balletto)〉、スポーツとスポーツマンの映画音楽による〈フーガ(Fuga)〉が、子供向けのアニメーション映画の音楽からとった〈メヌエット(Minuetto)〉と〈パントマイム(Pantomima)〉の間に挟まれます。《ノスタルジックな音楽(ムジカ・ノスタルジカ)》は、この組曲の〈メヌエット〉に技巧的なパッセージを加え、異なる表情の音楽にした作品です。

『シュニトケ  チェロとピアノのための音楽』
アルフレート・シュニトケ(1934–1998)
 チェロソナタ第1番(1978)
 古い様式による組曲(1972)
 チェロソナタ第1番(1994)
 ノスタルジックな音楽(Musica Nostalgica)(1992)
  カール=オスカ・ウスタリン(チェロ)
  エミール・グリューステン(ピアノ)

価格 ¥2,450(本体価格)

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『デンマークの偉大なピアニスト、フランス・エレゴー』

Danacord DACOCD897–898 2CDR's classical


フランス・エレゴー France Ellegaard(1913–1999)は、デンマーク人を両親にパリで生まれ、パリ音楽院で学びました。1927年にコペンハーゲンでコンサート・デビュー、スカンディナヴィアとヨーロッパの都市でプロフェッショナルのピアニストとして活動しました。1943年、ドイツ軍に占領されたデンマークからスウェーデンに政治亡命。1949年にフィンランドの画家ビリエル・カールステットと結婚してフィンランドの市民権を獲得しました。ソリスト、室内楽の奏者と  して活躍、1969年から1975年までヘルシンキのシベリウス・アカデミーで教えました。『デンマークの偉大なピアニスト』のシリーズでリリースされる新しいアルバムには、『3人の偉大なデンマーク女性ピアニスト』(DACOCD442-443)と『3人の偉大なデンマーク女性ピアニスト 第2集』(DACOCD481-482)に収録されていなかった、1950年代と1960年代にフィンランド国営放送(YLE)がラジオ放送したフィンランドの作品を中心とするレパートリーが初めて紹介されます。

「後期ロマンティシズムの印象主義者」セリム・パルムグレン Selim Palmgren(1878–1951)は、コンサート・ピアニストとして名を馳せ、ピアノのための作品を多く手がけました。「人生の流れ」を重ねる《川》の副題がつけられた単一楽章の《ピアノ協奏曲第2番》。《四月》の副題をもち、彼の5曲のピアノ協奏曲のうち印象主義の色彩がもっとも濃い単一楽章の《ピアノ協奏曲第5番》。リストやラフマニノフの身振りの大きなスタイルを思わせる《ピアノソナタ ニ短調》。ドビュッシーの作品に倣い小節線を省いて書かれた〈影の島〉。《仮面舞踏会》は、パルムグレンが2台のピアノのために作曲した唯一の曲です。抒情的、ロマンティックな作風の作曲家、カール・フローディン Karl Flodin(1858–1925)は、批評家としても活動、シベリウスの《レンミンカイネン》を酷評したことで知られます。シューマンやグリーグのロマンティックなスタイルに倣った4つのピアノの小品《夏》から、カール・ニルセンを思わせる手法も使われた第2曲〈エクローグ(牧歌)〉。《かわいい組曲(Suite mignonne)》は、5曲のロマンティックな作品集です。

モーツァルトの《ピアノ協奏曲第20番》は、作曲家としても知られるニルス=エーリク・フォウグステット Nils-Eric Fougstedt がフィンランド放送交響楽団を指揮して共演。ヴァイオリンとピアノの2つの作品は、1961年から1965年にかけてエレゴーの「トリオ」で演奏したヴァイオリニスト、アニヤ・イグナティウス Anja Ignatius(1911–1995)が共演しています。18世紀の古典主義に根ざした音楽を作ったトマス・ビューストレム Thomas Byström(1773–1839)の《ソナタ ト短調》。モダニズムの音楽を実験的に手がけた後、ネオクラシカルとナショナル・ロマンティシズムのスタイルに落ち着いたタネリ・クーシスト Taneli Kuusisto(1905–1988)の「ロマンティックなトーン」の《ソナタ ロ短調》。

このアルバムの演奏はすべて、ステレオ録音です。フィンランド放送のスタッフが「実験的」にステレオで録音した1950年代の音源は、クラウス・ビューリトがオリジナル録音のチャンネル・バランスなどを調整、1960年代の録音と同様、慎重なデジタル・リマスタリングを施して収録されています。広いダイナミック・レンジ、洞察と抒情で知られたエレゴーの全盛期を捉えたといわれる録音。フィンランド放送の正式ライセンスによるリリースです。

 『デンマークの偉大なピアニスト、フランス・エレゴー』
[Disc 1]
セリム・パルムグレン(1878–1951)
 ピアノ協奏曲第2番 Op.33 《川(Virta)》(1912–13)
  フランス・エレゴー(ピアノ) フィンランド放送交響楽団
  ニルス=エーリク・フォウグステット(指揮)
 [録音 1955年9月9日 ヘルシンキ]
 ピアノ協奏曲第4番 Op.85《四月(Huhtikuu/April)》(1926–27)
  フランス・エレゴー(ピアノ) フィンランド放送交響楽団
  パーヴォ・ベリルンド(ベルグルンド)(指揮)
 [録音 1966年 ヘルシンキ]
 ピアノソナタ ニ短調 Op.11(1900–11)
  フランス・エレゴー(ピアノ)
 [録音 1964年 ヘルシンキ]
 6つの抒情的小品《青春(Undgom)》 Op.28
 - 第2曲〈影の島(Skuggornas ö/Varjojen saari)〉
  フランス・エレゴー(ピアノ)
 [録音 1964年 ヘルシンキ]
 仮面舞踏会(Maskenball/Naamiaiset) Op.36(1913)
 (2台のピアノのための)
  即興詩人(Der Improvisator) 踊り子(Die Tänzerin) 
  黒のドミノ(Der schwarze Domino)
  ユモレスク(Humoristisches Gefolger)
  フランス・エレゴー(ピアノ) ティモ・ミッキラ(第2ピアノ)
 [録音 1957年3月16日 シベリウス・アカデミー(ヘルシンキ)]
カール・フローディン(1858–1925)
 4つのピアノの小品《夏(Sommer)》
 - 第2曲〈エクローグ(牧歌)(Églogue)〉
  フランス・エレゴー(ピアノ)
 [録音 1964年 ヘルシンキ]
[Disc 2]
W・A・モーツァルト(1756–1791)(カデンツァ:フランス・エレゴー)
 ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
  フランス・エレゴー(ピアノ) フィンランド放送交響楽団
  ニルス=エーリク・フォウグステット(指揮)
 [録音 1954年 ヘルシンキ]
トマス・ビューストレム(1773–1839)
 鍵盤楽器とヴァイオリンのためのソナタ ト短調 Op.1 no.2(1797)
  アニヤ・イグナティウス(ヴァイオリン) フランス・エレゴー(ピアノ)
 [録音 1966年 ヘルシンキ]
タネリ・クーシスト(1905–1988)
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ロ短調 Op.36(1944)
  アニヤ・イグナティウス(ヴァイオリン) フランス・エレゴー(ピアノ)
 [録音 1966年 ヘルシンキ]
カール・フローディン(1858–1925)
 かわいい組曲(Suite mignonne)(1900)
  フランス・エレゴー(ピアノ)
 [録音 1964年 ヘルシンキ]
 [全トラック Stereo] 

復元・デジタルマスタリング クラウス・ビューリト 

価格 ¥4,900(本体価格)

高品質メディア(Sony DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-Rによるリリースです。

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『アルペジョーネ・ソナタ』

Naxos. 8.573884 classical


チェロのレパートリーとして定着したシューベルトの《アルペジョーネ・ソナタ》は、ウィーンの楽器製造者、ヨハン・ゲオルク・シュタウファーが1823年ごろに発明した6弦の楽器「アルペジョーネ」のために書かれた作品です。その後、楽器そのものが廃れてしまい、さまざまな代替の楽器で演奏することが一般的になったものの、シューベルトがこの楽器独特の幽玄な響きを想定して書いた音楽は、アルペジョーネで演奏してこそ、作品の真の美しさを明らかにすると言われます。《ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調》は、1827年に作曲、翌年1月に初演された、シューベルトが生前に演奏した数少ない作品のひとつ。彼の晩年の作品に特徴的な、切迫したドラマとほろ苦い抒情という極端な感情をあわせもった音楽です。アレクサンドル・ルーディン Alexander Rudin は、ダニール・シャフランに学んだロシアのチェリスト。このアルバムでは《アルペジョーネ・ソナタ》をアルペジョーネで、《ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調》をチェロで演奏しています。ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのコンサートマスター、エーリヒ・ヘーバルト Erich Höbartと、フィンランドのアーポ・ハッキネン Aapo Häkkinen が共演。ポホヤンマー(オストロボスニア)のヤコブスタード、シャウマンホール Schaumansalen でのセッション録音です。

フランツ・シューベルト(1797–1828)
 アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
 ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 D.929 Op.100 *
  アレクサンドル・ルーディン(アルペジョーネ、チェロ *)
  アーポ・ハッキネン(フォルテピアノ)
  エーリヒ・ヘーバルト(ヴァイオリン)*

[楽器 Fortepiano: Conrad Graf, 1827]

録音 2019年9月26日–28日 シャウマンホール(ヤコブスタード、フィンランド)

価格 ¥1,100(本体価格)

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