Local Line

8 January - 9 December 2005

129

Ambronay AMY002 ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757) ソナタ集
   アーリン・ジルベライク (フォルテピアノ) [楽器 クリストフォーリ・モデル (56鍵)]

◆フランスの古都、アンブロネーの修道院で開催される音楽祭の自主制作レーベル。Harmonia Mundi がディストリビューターです。クリストフォーリがスペイン、ポルトガルの女王の依頼により製作した楽器は、スカルラッティも愛用したとか。ハープシコードで聴きなれた曲がどう響くのか、興味があります。


123

hyperion CDA67296 ロマンティック・ピアノ協奏曲シリーズ 第39
フレデリク・ディーリアス (1862-1934) ピアノ協奏曲 ハ短調 (1904年原典版)
ジョン・アイアランド (1879-1962) ピアノ協奏曲 変ホ長調 (1930) 伝説 (1933) (ピアノと管弦楽のための)
  ピアーズ・レイン (ピアノ) アルスター管弦楽団 デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ (指揮)

◆ディーリアスは、通常演奏される1楽章構成の1906年版ではなく、1904年オリジナル版 (3楽章) による演奏。


122

Etcetera KTC2508 2CD's for price of 1 チャールズ・アイヴズ (1874-1954) 歌曲集
 母に教わった歌 (Songs my mother taught me) ゆっくりしたマーチ (Slow march) 夢 (Dreams)
 思い出 (Memories) 子守歌 (Berceuse) セントラル・パークのロマンス (Romanzo di Central Park)
 スラッギング・ア・ヴァンパイア (Slugging a vampire) 春の歌 (Spring song) おり (The Cage)
 秋 (Autumn) われらの祖先が愛したもの (Things our Fathers loved) トムが船出する (Tom sails away)
 東の方へ (Down East) 平穏 (Serenity) 楓の葉 (Maple leaves) 病気の鷲のように (Like a sick eagle)
 カウンターの上に (On the counter) 予言者 (The See'r) 夕べ (Evening) 不死 (Immortality)
 ストックブリッジのフーザトニック川 (Housatonic at Stockbridge) もっとも偉大な人 (The greatest man)
 2輪の可憐な花 (Two little flowers) 余興 (The side show) 1, 2, 3 チャーリー・ラトリッジ (Charlie Rutledge)
 サーカス・バンド (The circus band) 夜の歌 (Night song) かつての輝き (Old flame)
 霜おく5月の夜 (Night of frost in May) 私は恨まない (Ich grolle nicht) 野の寂しさ (Feldeinsamkeit)
 年老いた母 (Alte Mutter) Weil' auf mir イルメナウ (Ilmenau) ロザムンデ II (Rosamunde II)
 Qu'il m'irait bien エレジー (Elegie) フロリアンの歌 (Chanson de Florian) 子供の時間 (The children's hour)
 Harpalus そこに小道が (There is a lane) 蜃気楼 (Mirage) 祖国よさらば (Farewell to land) 証拠 (Evidence)
 キャンプの集い (Camp Meeting) 夜警 (Watchman) His exaltation 川のほとり (At the river)
 「パラケルスス」から (from 'Parcelsus') 回想 (Rememberance) 海で (At sea) アン・ストリート (Ann Street)
 They are there!
  ロバータ・アレグザンダー (ソプラノ) タン・クローネ (ピアノ) リエン・デ・レード (ピッコロ)
  [KTC1020, KTC1068]

◆「時にはオペラティックに、時には滑稽に。それこそアイヴス。彼女は自分の身に起こったことのように歌う」 (Classical Pulse)。「〈チャーリー・ラトリッジ〉の歌い出しは、トリー・パートン風……こうやって、曲にふさわしく簡潔に歌われると、アイヴズの歌がじかに、強く心に触れる」 (Gramophone)。ロバータ・アレグザンダー Roberta Alexander とタン・クローネ Tan Crone のアイヴズ。2枚のディスクが1枚の価格で再リリースされます。

Linn CKD241 SACD (Multichannel/Stereo hybrid) アントニーン・ドヴォルジャーク (1841-1904)
 ヴァイオリン協奏曲 イ短調 B63 作品53 チェコ組曲 B93 作品39 夜想曲 ロ長調 B47 作品40
 ワルツ第1番 イ長調 B101-1 作品54-1 (弦楽オーケストラのための)
  ジョーセフ・スウェンセン (ヴァイオリン、指揮) スコットランド室内管弦楽団

◆アメリカのヴァイオリニスト、指揮者ジョーセフ・スウェンセン Joseph Swensen は、その誠実な芸術が、北欧音楽ファンをはじめとする、心あるファンから支持されています。メンデルスゾーン (〈フィンガルの洞窟〉、ヴァイオリン協奏曲 ホ短調、交響曲第3番 《スコットランド》) (CKD216)、シベリウス (〈ペレアスとメリザンド〉 、〈ベルシャザールの饗宴〉、〈テンペスト〉 組曲、悲しいワルツ、アンダンテ・フェスティーヴォ) (CKD220)、プロコフィエフ (交響曲第1番《古典交響曲》、ヴァイオリン協奏曲第2番、5つの歌) (CKD219) など、スコットランド室内管弦楽団と共演した Linn のディスクはいずれも、落ち着いて音楽を楽しませてくれる録音とあいまって、さわやかさと浮き立つような感興にみちています。とりわけメンデルスゾーンは、(日本の) 評論家が勧めるさまざまな録音 (クレンペラーの《スコットランド》 など) を聴いて失望し、「メンデルスゾーンには縁がない?」と思いこんでしまった若者に、これらの作品のもつほんとうの魅力に気づかせた録音です。新録音はドヴォルジャーク。このボヘミアの作曲家の作品を洗練された音楽として示してくれることでしょう。


1129

Bridge BRIDGE 9177 エリオット・カーター (1908-) の音楽 第6
 ヴァイオリン協奏曲 (1990)
  ロルフ・シュルテ (ヴァイオリン) オーゼンセ交響楽団 ジャスティン・ブラウン (指揮)
 4つのラウダ (ヴァイオリン独奏のための)
  ロルフ・シュルテ (ヴァイオリン)
 〈祭日 (Holiday)〉 序曲 (1944 rev.1961)
  オーゼンセ交響楽団 ドナルド・パルマ (指揮)
  [録音 1992年、2003年−2005年]

Bridge BRIDGE 9184 エリオット・カーター (1908-) の音楽 第7
 対話 (Dialogues) (2003)
  ニコラス・ホッジズ (ピアノ) ロンドン・シンフォニエッタ オリヴァー・ナッセン (指揮)
 ボストン協奏曲 (Boston Concerto) (2002)
  BBC交響楽団 オリヴァー・ナッセン (指揮)
 チェロ協奏曲 (2001)
  フレッド・シェリー (チェロ) BBC交響楽団 オリヴァー・ナッセン (指揮)
 ASKO協奏曲 (2000)
  ASKOアンサンブル オリヴァー・ナッセン (指揮) [BBC共同制作]

◆現代アメリカでもっとも魅力的な音楽を書く作曲家のひとり、エリオット・カーター Elliott Carter のシリーズ。ボストン交響楽団の委嘱作〈ボストン協奏曲〉、シカゴ交響楽団から委嘱されたチェロ協奏曲など、聴いてみたい作品ばかりです。フレッド・シェリーは、ピーター・ゼルキンが主宰していたアンサンブル、タッシのメンバーです。


1115

Ambroisie AMB9977 2CD's JS・バッハ (1685-1750)
 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集
  クリストフ・ルセ (ハープシコード) [楽器 ヨハネス・リュッケルス (1632年) (フォン・ナーゲル 1787年改修)]
  [録音 200411月]

◆バッハが長男、ヴィルヘルム・フリーデマンのために書いた練習曲集は、後に、〈平均律クラヴィーア曲集〉、〈2声と3声のインヴェンション〉 に収められることになる曲の原型、コラールなど、幅広い曲を集めた曲集です。ルセは、これまでのバッハ、クープラン、ラモーなどの録音でも、それぞれの作品に合わせた楽器選択を行ってきました。新しい録音に使われたリュッケルスは、繊細さと豊かさをあわせもった響きで知られます。作品を緻密に研究し、それを活き活きしたリズムとともに聴かせるルセの、垢抜けした感覚の音楽が楽しみです。


1113

Orfeo (Orfeo d'Or) C668 053D 3CD's リヒァルト・シュトラウス (1864-1949) オペラ〈影のない女〉
  ハンス・ホプフ (テノール、皇帝) レオニー・リザネク (ソプラノ、皇后)
  エリーザベト・ヘンゲン (メッツォソプラノ、乳母) クルト・ベーメ (バス、霊界の使者)
  ルートヴィヒ・ヴェーバー (バリトン、バラク) クリステル・ゴルツ (ソプラノ、バラクの妻)
  ウィーン国立オペラ合唱団・管弦楽団 カール・ベーム (指揮)
  [録音 1955119日 ウィーン国立オペラ (ライヴ)] 試聴

◆〈エレクトラ〉、〈ばらの騎士〉、〈ナクソス島のアリアドネ〉、〈影のない女〉、〈無口な女〉、〈カプリッチョ〉。シュトラウスのオペラがなかったら、世界のオペラハウスのレパートリーは、ほんとに寂しくなっていたでしょう。スペクタクル、センチメンタリズム、ユーモア……シュトラウスの作品には、エンタテインメントに必要な要素がすべて備わっています。オーケストレーションはあか抜けし、展開はスピーディー。ホフマンシュタール、ツヴァイク、クレメンス・クラウスらの台本が、シュトラウスにインスピレーションを与えたことがわかります。作曲はいずれも20世紀になってから。19世紀的観念と情念に支配されたヴァーグナーの音楽とは異なる世界が、ひとことで言えば、かっこいい!

 そのなかでも、ひらめきを感じさせるメロディとスペクタクル効果が際立ったのが、〈影のない女〉です。このオペラは、ミュンヘンのオペラハウスが戦後再建された際のこけら落とし公演をライヴ録音したLP (カイルベルト指揮) で知ってからというもの、いろんな録音を聴きました。バイエルン国立オペラの来日公演で市川猿之助が演出した舞台は、いまでも鮮やかな記憶として残っています。

 数種ある録音で、個人的にもっとも好きなのはカール・ベームとウィーン・フィルハーモニックによるスタジオ録音です (Decca 425 981-2)。録音会場はムジークフェラインのン大ホール。録音は19551129日に始まり、5日のセッションで全曲がステレオ収録されました (一部カットあり)。ヴィクトル・オロフとピーター・アンドリーがプロデュースした録音は音質がよく、イギリスの批評家アラン・ブライズが言った、「初期のステレオ録音は、現在聴いても、まずまずの音質。むしろ、快適な音で収録された新しいセット (サヴァリッシュ、ショルティ) のどちらよりも、スコアに書かれた音がよく聞こえるほど」 (Alan Blyth: Opera on CD (Kyle Cathie 1992, 1993) は、そのとおりでしょう。 (“まずまず (respectable) ”という表現になったのは、当時の Decca 録音にしばしばみられた、やや硬めの音質のことだと思います)ブライズは、“この作品を誰よりも知り、あるいは、愛した”ベームの人間味あふれた音楽づくり、そしてシェフラーをはじめとする歌手のアンサンブルと、役柄になりきった歌唱を讃え、このセットを第1に選んでいます。

 このスタジオ録音が実現するまでには、ちょっとした経緯がありました。この録音を Decca 本社に提案したのはカール・ベームです。国立オペラ再開を記念するウィーン・オペラ・フェスティヴァルでの上演が素晴らしく、それまでに録音されたことのないシュトラウスの傑作を録音として残す絶好の機会、とベームは考えました。しかし、“ヴァーグナーの「指輪」でさえ全曲録音がない” ことを理由に、Decca 本社はOKを出しませんでした。そこでベームが考えたのは、まず録音に取りかかることです。歌手とオーケストラは、自分と同じ考えと熱意をもっている。ノーギャラを承知で参加してくれる。そうしてセッションが始まります。バラクを歌ったルートヴィヒ・ヴェーバーがパウル・シェフラーに代わった以外は、公演と同じキャスト。時間もかぎられており、まとまった場面を録音する方法で、セッションが進みました。ライヴ演奏のような自然な流れになったのは、そのおかげでしょう。LP4枚のセットとしてリリースされたこの演奏は大成功。録音を事後承諾した Decca 本社が喜んだのも、当然です。皇后を歌ったリザネクが “銀のばら”賞をウィーン市から授与されたのは、キャリアをはじめて間もない彼女には、願ってもないことでした。

 今回 Orfeo d'Or からリリースされるアルバムは、そのスタジオ録音につながった公演のライヴ録音です。歌手のアンサンブル。国立オペラ管弦楽団 (ウィーン・フィル) のしなやかな音楽。オペラハウスで力を発揮するベームの音楽運び。自分たちの音楽を記録しておくことを願った人たちの熱意が伝わり、緊迫感のある流れは、スタジオ録音以上でしょう。

 このアルバムには、オーストリア放送とウィーン国立オペラがそれぞれ保存していた録音のうち、国立オペラのマスターテープが使われました。ライヴのモノーラル録音。ダイナミックレンジや音のひろがりはスタジオ収録にかなわないものの、丁寧なデジタル・リマスタリングのおかげで、演奏のイメージは掴むことのできる音質に仕上がっています。

 一気に聴いた後の印象。〈影のない女〉 はやはり、すごい!


1025

Zig Zag Territoires ZZT051001 WA・モーツァルト (1756-1791)
 ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K211

 交響曲第29番 イ長調 K201/186a ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K216
  ミドリ・ザイラー (ヴァイオリン) アニマ・エテルナ ジョス・ファン・インマゼール (指揮)
  [録音 2004223日−25日 コンセルトヘボウ (ブリュージュ)]

◆某有名女性ヴァイオリニストが録音したモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集が、Gramophone 誌の最新号 (October) で、ここまで言うかというくらい徹底して批評されていました。寄稿したのはリチャード・ウィグモア氏。ヴァイオリニスト本人の発言も引き合いに出し、深い洞察に裏づけされた、機知に富んだ批評はそれ自体、読み応えがありました。比較盤に挙げられたヴァイオリニストたち、ムローヴァ、パメラ・フランク、ペッカ・クーシスト (Ondine ODE1025-2) は、自分たちの演奏が正当に評価されたことを喜ぶか、少なくとも当然のことと思うでしょう。この某ヴァイオリニストの録音は (聴く気もないし) 聴いていませんが、良識ある批評家のこと、よほどのことがなければ、大切な広告主自慢の新譜に対してこれほどのことは言わないはず。ホステスクラブ風のジャケット写真には、笑ってしまいました。このアルバムが国内リリースされた暁には、ベートーヴェンの協奏曲の時と同じように “特選盤” とやらいうお墨付きをいただき、世の素朴な若者と、いい大人たちを惑わすことでしょう。日本の評論家とイギリスの批評家の良心や見識の違いも見えてきそうだし、話題には事欠きません。

 それはいいとして、2006年、モーツァルト生誕250周年を前に、インマゼールとアニマ・エテルナによるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲がリリースされました。ソロは、このピリオド楽器オーケストラのコンサートミストレス、ミドリ・ザイラー。ピアノ協奏曲全集 (独奏のため) (Channel Classics CCS Box 10) の録音。古典時代のスタイルに立ちかえりながらも現代の精神で音楽を語る演奏とでも言えるのか。スタンダールやアンリ・ゲオン流のロマンティシズムの衣装を捨てた演奏に、モーツァルトの協奏曲が思いがけない表情を見せる瞬間が絶えません。新録音のヴァイオリン協奏曲とイ長調の交響曲では、どんな音楽を聴かせてくれるのでしょうか。

 アニマ・エテルナでは今後、ホルン、フルートとハープのための協奏曲なども録音予定に入っているようです。

Artwork © Zig Zag Territoires (France)/King International


825

BBC/Opus Arte OA0927D 2DVD-video's クラウディオ・モンテヴェルディ (1567-1643)
 オペラ〈ウリッセの帰還〉
  ブライアン・アサワ アンソニー・ロルフ=ジョンソン ヤコ・ヒュイペン モニカ・バチェッリ
  マクテルド・バウマンス グラシエラ・アラヤ トビー・スペンス クリストファー・ジレット マーク・タッカー
  エイドリアン・トンプソン ダイアナ・モンタギュー バロックアンサンブル グレン・ウィルソン (指揮)
  [演出 ピエール・アウディ] [録画 199810月 音楽劇場 (アムステルダム) (ライヴ)]
  [DVD-video NTSC 16:9 (anamorphic) LPCM stereo/Dolby digital surround Color
    イタリア語 (英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、オランダ語字幕) 収録時間 約150分 (オペラ)]
  [エクストラ オペラ概要 キャスト・ギャラリー
    作品紹介 (グレン・ウィルソン、ピエール・アウディのインタビューを含む) (26分)]

Naxos 8.557490 ジャン=フィリップ・ラモー (1683-1764) オペラ〈プラテ (プラタイア)〉 組曲
 バレエ〈ピグマリオン〉 組曲 オペラ〈ダルダニュス (ダルダノス)〉 組曲
  ヨーロッパ連合バロック管弦楽団 ロイ・グッドマン (指揮)

◆ヨーロッパ連合バロック管弦楽団は、ヘンデルの〈アポロとダフネ〉 (8.555712) を録音していたピリオド楽器のオーケストラ。1985年に創設され、モダン楽器による COE (ヨーロッパ室内管弦楽団) 同様、各地の奏者が集まって活動しています。

Naxos 8.559224 ケネス・フックス (1956-) あるアメリカの場所 (An American Place) (管弦楽のための)
 夕まぐれ (Eventide) (コールアングレと管弦楽のための協奏曲)
 暗闇を出て (Out of the Dark) (室内オーケストラのための組曲)
  トマス・ステイシー (コールアングレ) ティモシー・ジョーンズ (ホルン) ロンドン交響楽団
  ジョーアン・ファレッタ (指揮)

◆ケネス・フックス Kenneth Fuchs の名前は、ちょっと思い出せませんが、どこかで耳にしたことがあります。アメリカン・ネオロマンティシズムの作曲家。ダイアモンドとパーシケッティに作曲を学びました。抒情的な音楽といわれるコールアングレ協奏曲〈夕まぐれ〉は、ニューヨーク・フィルハーモニックの首席奏者、このディスクでも演奏しているトマス・ステイシーのために作曲されました。American Classics1枚。


812

hyperion CDA67516 チャールズ・アイヴズ (1874-1854) 歌曲集
 野の寂しさ (Feldeinsamkeit) (1897) われらの祖先が愛したもの (The things our Fathers loved) (1917)
 思い出すこと (Memories) (1897) ストックブリッジのフーザトニック川 (The Housatonic at Stockbridge) (1921)
 水泳をする人々 (The swimmers) (1915-21) 檻 (The cage) (1907) 最も偉大な人 (The greatest man) (1921)
 ウィリアム・ブース将軍は天国に入る (General Willam Booth enters into Heaven) (1914)
 追想 (Remembrance) (1921) 子守歌 (Cradle song) (1919) ウェスト・ロンドン (West London) (1921)
 トムは船出する (Tom sails away) (1917) 静かな空に星が見えると (When stars are in the quiet skies)
 主よ、私ととともに (Abide with me) 私は恨むまい (Ich grolle nichit) (1899) 老いし母よ (Du alte Mutter)
 鷲には見えないところ (Where the eagle) (1906) 散歩 (Walking) (1902) 黄色くなった葉 (Yellow leaves) (1923)
 余興 (The side show) (1921) エレジー (Elegie) (1901) ニューリヴァー (The New River) (1913)
 病んだ鷲のように (Like a sick eagle) (1913?) アン・ストリート (Ann Street) (1921)
 吸血鬼を打て (Slugging a vampire) (1902) ソーロー (Thoreau) (1915) 平穏 (Serenity) (1919)
 寛容 (Tolerance) チャーリー・ラトリッジ (Charlie Rutladge) (1920/21) 1, 2, 3 (1921)
 なんだっていい、歌おう (A Song for Anything)
  ジェラルド・フィンリー (バリトン) ジュリアス・ドレイク (ピアノ)

◆ジェラルド・フィンリー Gerald Finley はカナダのバリトン歌手。hyperion のシューベルトやブリッジの歌曲集で歌っていました。初めてのソロアルバムが、ああ、アイヴズの歌曲集!! アイヴズの歌曲は、フィッシャー=ディースカウの録音をDGのドイツ盤LPで初めて聴き、立派な歌に感心しながらも、クセの強い英語がなじめませんでした。巻き舌の "r" が生理的にダメなんですね。バーバーの〈ドーヴァーの岸〉も、「おい、おい」って感じ (彼の録音では、例外的に好きですけど)。Unicorn-Kanchana からリリースされていたヘンリー・ハーフォードの2枚は、Gramphone 誌は評価していましたけど、何かが足りない感じがして。詩よりも歌が優先されていたのか。イギリス風の発音がイヤだったのか (アイヴズだからって、ボストン訛り (好き!) で歌えとは言いませんが)。もしかすると、録音の音質が気に入らなかったのかもしれません。ロバータ・アレグザンダーとか女声の録音もありますけど、アイヴズって女性の歌じゃないんだよなあ。

 「アメリカの芸術音楽がすべてなくなることがあったとしても、アイヴズの〈コンコード・ソナタ〉だけは残る。アムランが録音した 〈コンコード・ソナタ〉 (hyperion CDA67469)"desert island records"1枚!」。誰も言ってくれないので、ひとりでそう思っているボクとしては、フィンリーが歌うアイヴズはすごく興味があります。hyperion なので、テクストもきれいな活字で掲載されているでしょう。10月、ニューイングランドは紅葉の季節。ちょっと気は早いけど、“芸術の秋” (笑)。


725

Marco Polo 8.225304 ギーゼルヘル・クレーベ (1925-) ヴァイオリンのための作品集
 ヴァイオリン独奏のためのソナタ第1番 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1
 ヴァイオリン独奏のためのソナタ第2番 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2
 カプリッチョ〈雷雨に〉 (ヴァイオリン独奏のための)
 ファンタジア・インチシアーナ (ヴァイオリンとピアノのための)
  エクハルト・フィッシャー (ヴァイオリン) クリスチャン・ケーン (ピアノ)

◆クレーベ Giselher Klebe は久しぶり。セリエル技法の作品をLPの時代に聴きました。ドイツの作曲家ですが、いい感じの音楽だった記憶があります。Marco Polo では3枚目のアルバムだそうですね。

Opus Arte OA0925D DVD-video クラウディオ・モンテヴェルディ (1567-1643) オペラ〈ポッペアの戴冠〉
  シンシア・ヘイモン ブリジット・バリーズ マイケル・チャンス ハリー・ファン・デル・カンプ
  ニン・リャン ハイディ・グラント・マーフィ レ・タラン・リリーク クリストフ・ルセ (指揮)
  [演出 ピエール・アウディ] [録画 19947月 音楽劇場 (アムステルダム) (ライヴ)]
  [DVD-video NTSC 16:9 (anamorphic) All region LPCM stereo DTS surround Color
   イタリア語 (英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、オランダ語字幕) 収録時間 219分 (オペラ)]
  [ボーナス オペラ概要、キャスト・ギャラリー、インタビュー (ピエール・アウディ、クリストフ・ルセ、他)]

◆レ・タラン・リリークとルセは、authenticity だけでなく、昔の作品を今日的な音楽として楽しませてくれます。ポネルが演出したモンテヴェルディ〈オルフェオ〉のLDは、途中であきてしまった記憶があります。アーノンクールの指揮がいやだったのか、歌手がつまらなかったのか。音楽が好みでなかったということはないと思いますが。まあ、今となっては、わかりません。それだけに、この新しいDVDは楽しみです。これでもダメだったら? さあ。


75

hr musik HRMK02605 ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809) 交響曲第88番 ト長調 Hob.I/88
 交響曲第89番 ヘ長調 Hob.I/89 交響曲第91番 変ホ長調 Hob.I/91
  フランクフルト放送交響楽団 ヒュー・ウルフ (指揮) [録音 200411月、12月]

◆セントポール室内管弦楽団との Teldec のシリーズにつづく、hr musik のハイドン交響曲交響曲第1集 (第92番・第96番・第97番) (HRMHK015)、ショスタコーヴィチとカップリングの第90(HRMK011) 人気のヒュー・ウルフ (ヒュー・ウォルフ) Hugh Wolff のハイドン第2集。オーケストラはフランクフルト放送交響楽団です。モダン楽器を基本に、トランペットとホルンはノンヴァルヴ、ティンパニは18世紀の楽器のコピー、木製フルート、対向配置のヴァイオリン、ハープシコード通奏低音というのも同じ。というより、ただただ指揮者の音楽センスでしょう!


72

EuroArts 2050609 DVD-video ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
 交響曲第1番 ハ長調 作品21 [録画 20002月]
 交響曲第2番 ニ長調 作品36 [録画 19986月]
 交響曲第3番 変ホ長調 作品55 《エロイカ》 [録画 20002月]
  バーデン・バーデン&フライブルクSWR交響楽団 (南西ドイツ放送交響楽団) ミヒァエル・ギーレン (指揮)
  [DVD-video NTSC 4:3
 All region Dobly digital 5.1 surround/PCM Stereo Color]

EuroArts 2050639 DVD-video ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
 交響曲第4番 変ロ長調 作品60 [録画 20001月]
 交響曲第5番 ハ短調 作品67 [録画 199712月]
 交響曲第6番 ヘホ長調 作品68 《田園》  [録画 199712月]
  バーデン・バーデン&フライブルクSWR交響楽団 (南西ドイツ放送交響楽団) ミヒァエル・ギーレン (指揮)
  [DVD-video NTSC 4:3 All region Dobly digital 5.1 surround/PCM Stereo Color]

EuroArts 2050669 DVD-video ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
 交響曲第7番 イ長調 作品92 [録画 19986月]
 交響曲第8番 ヘ長調 作品93 [録画 20001月]
 交響曲第9番 ニ短調 作品125 [録画 19997月]
  バーデン・バーデン&フライブルクSWR交響楽団 (南西ドイツ放送交響楽団) ミヒァエル・ギーレン (指揮)
  [DVD-video NTSC 4:3 All region Dobly digital 5.1 surround/PCM Stereo Color 英語・ドイツ語・フランス語字幕]


625

Linn CKD219 SACD (Multichannel Hybrid) セルゲイ・プロコフィエフ (1891-1953)
 交響曲第1番 ニ長調 作品25 《古典交響曲》 ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 作品63
 5つの歌 (ヴァイオリンと弦楽合奏のための) (ジョーセフ・スウェンセン オーケストレーション)
  ジョーセフ・スウェンセン (ヴァイオリン、指揮) スコットランド室内管弦楽団

Phaedra 92041 In Flanders' Fields Vol.41 ヨセフ・ヨンゲン (1873-1953)
 ピアノ三重奏曲 作品10 前奏曲、変奏と終曲 作品30 (ピアノ三重奏のための)
  エラール・アンサンブル
  [ピアノ エラール (1878年製) (アムステルダム・フリッツ・ヤンマート・コレクション)]


428

Cascavelle VEL3084 WA・モーツァルト (1865-1891) ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K466
 ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K467
  フィリップ・アントルモン (ピアノ、指揮) ミュンヘン交響楽団 [録音 20049月]
  [ピアノ ベーゼンドルファー]

NHK教育テレビの「ピアノ・レッスン」の講師をアントルモンが! ひたすら音楽を強調する教え方だそうです。その話を聞いたばかりのところに、新しいモーツァルトの録音がリリースされる知らせ。ほんとうの音楽をもった、センスのいい先生が教えてくれれば、指が動くだけだったり、力まかせにひっぱたく奏法 (?) が迫力たっぷりだなんて言われる日本のピアノ界、変わるかもしれないなあ……なんて、夢物語? 聞いた話では、自分のテンポルバートまで押しつける先生がいるとか。心ある友人と、「マジかよー!」 (笑) ピアニストの経歴には教わった先生の名前がずらり。名前がないと文句を言ってくるお方もいらっしゃるそうです。ああ! まあ、そういう現実は別として、アントルモンのモーツァルト。《ジュノム》が聴きたい!なんて、選曲についての贅沢は言わないことにしましょう。

(雑記) 去年の7月、広響定期でモーツァルトの《戴冠式》 を弾いた石井克典さん。ピアニストにかぎらず、広響の定期に客演したソロイストでは例のないくらい素敵な音楽を聴かせてくれました。音響のひどさで定評のある広島の厚生年金会館なのに、ピアノの音がたっぷり聞こえたのにはびっくり。友人に言わせると、体格がいいのと、ピアノを響かせることのできる奏法を知っているからだって。ほんと、ちっとも力んだ感じがありません。音楽を創る姿勢も一緒。あれこれ工夫はしてるけど、自分が感じたモーツァルトの音楽をどう伝えるかに集中してる感じです。モーツァルトのこの曲、いつも何かしら不満があるんだけど、「なんていい曲!」って思うだけ。オーケストラのメンバーもピアニストの音楽に心酔してれば、素敵な演奏になるのは当然でしょう。若いオーケストラのいいところ? それに石井さん、「僕が、僕が!」って感じがちっともないのに、輝いていた! 謙虚なのに目立つっていうアーティスト、日本じゃめずらしい? っていうか、本当の音楽家ほど慎ましいというのが世界基準のようですね。石井さんには後で、サインをねだって、握手もしてもらいました。てへッ! (笑) ちなみに、この人選は、指揮をした広上淳一さんの提案だったとか。素晴らしい。また、ふたりで来てくれないかなあ!


48

hyperion CDA67503
レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ (1872-1958) テ・デウム ト長調 ミサ曲 ト短調 すべての国の人よ
 真理への雄々しさ 飛行機からのビジョン
ジュディス・ビンガム (1952-) ミサ曲
  ウェストミンスター大聖堂聖歌隊 マーティン・ベイカー (音楽監督)

Signum Classics SIGCD056 Single キングズ・シンガーズ − Six
伝承歌 (ローソン 編曲) Down to the River to Pray
レノン/マッカトニー (ランズウィック 編曲) ブラックバード
ジョビー・タルボット The Wishing Tree
ビリー・ジョエル ララバイ
アーヴィング・バーリン (1888-1989) (ベネット 編曲) 青い空
ニール・ヤング (ナイト 編曲) アフター・ザ・ゴールドラッシュ
  キングズ・シンガーズ

◆ニール・ヤング!!!


329

hr musik HRMK002
エクトル・ベルリオーズ (1803-1869) 幻想交響曲 作品14
セバスチャン・カリアー (1959-) Microsymph (マイクロシンフ) (1997)
  フランクフルト放送交響楽団 ヒュー・ウルフ (指揮) [録音 2000914日−15日 (ライヴ)]

hr musik HRMK010
ロベルト・シューマン (1810-1856) 交響曲第1番 変ロ長調 作品38 《春》
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827) 交響曲第6番 ヘ長調 作品68 《田園》
  フランクフルト放送交響楽団 ヒュー・ウルフ (指揮) [録音 20013月 (シューマン)、2002
1月]

hr musik HRMK011
ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809) 交響曲第90番 ハ長調 Hob.I/90
ドミートリー・ショスタコーヴィチ (1906-1975) 交響曲第9番 変ホ長調 作品70
  フランクフルト放送交響楽団 ヒュー・ウルフ (指揮)
  [録音 200112月 (ハイドン)、2001531日−61日]

hr musik HRMK015 ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809) 交響曲第92番 ト長調 Hob.I/92 《オックスフォード》
 交響曲第96番 ニ長調 Hob.I/96 《奇跡》 交響曲第97番 ハ長調 Hob.I/97
  フランクフルト放送交響楽団 ヒュー・ウルフ (指揮) [録音 200112月 (第92番)、200212月]

hr musik HRMK025
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827) 交響曲第5番 ハ短調 作品67
チャールズ・アイヴズ (1874-1854) 交響曲第2(1897-1902)
  フランクフルト放送交響楽団 ヒュー・ウルフ (指揮) [録音 20029月、20046月 (アイヴズ、ライヴ)]

◆フランクフルトのヘッセン放送との協力によりCDを制作する、ドイツの新しいレーベル、hr musik からヒュー・ウルフ (ヒュー・ウォルフ) Hugh Wolff 指揮フランクフルト放送交響楽団の録音がリリースされます。ウルフは1953年、パリ生まれ。両親はアメリカ人で、彼の国籍もアメリカです。ハーバード大学を卒業後、フランスに留学しています。1979年、ワシントン・ナショナル交響楽団の副指揮者に就任。1992年から2000年にかけてミネソタ州セントポール市のセントポール室内管弦楽団の音楽監督を務め、1997年からフランクフルト放送交響楽団の首席指揮者の地位にあります。

 ハイドンのパリ交響曲 (全6曲)、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチ、コープランドなど、セントポール室内管弦楽団との録音はどれも、テンポ感とリズム感のいい、流れの自然な素敵な演奏。情感の押しつけや、あざとい盛り上げ、あるいはエクセントリックな表現がないので、地味な印象を与えることがあるかもしれません。フィルハーモニア管弦楽団を指揮したバルトークの〈管弦楽のための協奏曲〉と〈中国の不思議な役人〉 (Teldec 9031-76350-2) は、音楽の展開と局面の転換が鮮やか。バルトークがいかに洗練された音楽を書いたかが、よくわかります (21世紀にもなったのに、ハンガリーやチェコの音楽が“土俗的”なといった形容をされることがあります。そういう言い方こそ、土俗、いや卑屈の発想。それで悪ければ、コンプレックスの産物だと思います)。

 それにつけても思うのは、FinlandiaErato と同様、Warner Classics におけるこれら Teldec のディスクの扱いのひどさです。ヒュー・ウルフの録音はどれも、廃盤になるか、コープランドの2枚 (1枚がドーン・アプショーとトマス・ハンプソンによる歌曲集) のようにチープなバジェットアルバムとして再発されたりと、散々な目に遭っています。オリジナルディスクの入手にはほんとうに苦労しますが、運良く出逢えたときの嬉しさは格別。でも、ラヴェルやドヴォルジャークがまだ……。ヒラリー・ハーンと共演したバーバーのヴァイオリン協奏曲 (セントポール室内管弦楽団、Sony Classical SK89029) も、秋の夕べを幸せにしてくれるディスクです。メージャーレーベルなので、廃盤にならないうちに手に入れておくことをお勧めします。

 フランクフルト放送交響楽団との録音で興味深いことのひとつは、ハイドンの3(HRMK015) とベートーヴェンの第5番などで、ピリオド楽器のホルン、トランペット、ティンパニが使われていること。フルートも木製の楽器です。ハイドンの交響曲にハープシコードによる通奏低音がついているのは、Teldec の録音と同じ。〈幻想交響曲〉の第2楽章には、当然のことながらコルネットが加わっています。ヴィブラートを抑えた弦楽器の奏法と、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの対向配置にも、自分の音楽を実現するための姿勢がうかがえます。

 このシリーズはカップリングもユニークです。ハイドンとショスタコーヴィチ、ベートーヴェンとアイヴズ、ベルリオーズには1959年ペンシルヴェニア生まれのセバスチャン・カリアー……なんて素敵な組み合わせだろう! ハイドンの「ロンドン・セット」は全曲が録音されるんだろうか? 今後のリリースが楽しみです。


317

Pierre Verany PV704101/02 2CD's マラン・マレ (1656-1728) ヴィオール曲集 第3巻 第1
 組曲 ヘ長調 組曲 イ長調 組曲 イ短調 組曲 変ロ長調 組曲 ニ長調
  ジャン=ルイ・シャルボニエ (ヴィオラダガンバ) ポール・ルソー (ヴィオラダガンバ)
  マウリシオ・ブラリア (テオルボ) ピエール・トロセリエ (ハープシコード)

◆第4(PV703112 5CD's)、第5(PV799091/92 2CD's、PV700039 2CD's) につづくリリース。


313

hyperion CDA67334 ガブリエル・フォーレ (1845-1924) 歌曲全集 第2
 5月 作品1-2 この世のすべての魂 作品10-1 ある僧院の廃墟で 作品2-1 リディア 作品4-2
 君なくて 作品5-3 秋の歌 作品5-1 悲しみ 作品6-2 夢のあとに 作品7-1 旅人 作品18-2
 ただひとり! 作品3-2 秋 作品18-3 歌う妖精 作品27-2 クリスマス 作品43-1 月の光 作品46-2
 憂鬱 作品51-3 生まれ給うた聖なる御子が 祈りに 牢獄 作品83-1 9月の森で 作品85-1
 歌 作品94 歌曲集〈閉ざされた庭〉 作品106
  ジェニファー・スミス (ソプラノ) ジェラルディン・マッグリーヴィ (ソプラノ) フェリシティ・ロット (ソプラノ)
  ステッラ・ドゥーフェクシス (ソプラノ) ジョン・マーク・エインズリー (テノール)
  ジャン=ポール・フシェクール (テノール) クリストファー・モールトマン (バリトン)
  スティーヴン・ヴァーコー (バリトン) グレアム・ジョンソン (ピアノ)


37

hänssler CD93.111 モーリス・ラヴェル (1875-1937) 組曲〈クープランの墓〉
 歌曲集〈シェエラザード〉 古風なメヌエット ツィガーヌ 〈ダフニスとクロエ〉 第1組曲・第2組曲
  アーリーン・オジェー (ソプラノ) ピーナ・カルミレッリ (ヴァイオリン) 南西ドイツ放送交響楽団
  エルネスト・ブール (指揮) [Astrée]
  [録音 1974年、1975年、1977年、1967年 ハンス・ロスバウト・スタジオ (バーデンバーデン]

◆エルネスト・ブールを知ったのは WergoLP、リゲティの〈アトモスフェール〉や〈ロンターノ〉でした。ミヒァエル・ギーレンを初めて聴いたのもこのころ。テンポ感、拍感、リズム感、和声感など、基本のしっかりした彼らの演奏に心地よさを感じたものです。ちょっと古いところではハンス・ロスバウトやルネ・レイボウィッツもいい感じ。同時代の音楽を“いやいや”じゃなく演奏する人には共感を覚えます。ギーレンの〈モーゼとアロン〉は、ブーレーズの録音 (CBS) がいい音に聞こえなかっただけに、ありがたい録音でした。PhilipsCDは、リマスタリングがうまくいってない感じの録音が多いなかでは、例外的なアルバムでした。アナログ録音をCD化した Philips のディスクで手元に残っているのは、このセットとエド・デ・ヴァールトの〈ばらの騎士〉くらいかな? 第2幕の《黄金の仔牛の場》 が、いやらしいけどスマートで、好きです。ブールのラヴェルは Astrée からセットでリリースされていた録音。ライヴではなく、スタジオでの録音ということもあり、興味があります。


35

New World 80618-2 チャールズ・アイヴズ (1874-1954) 知られざるアイヴズ 第2
 変化のある旋律と変奏曲 ワルツ=ロンド インヴェンション ニ長調 練習曲第1番 練習曲第2
 練習曲第4番 練習曲第5番 ピアノのための行進曲第1番−第3番 第5番 第6
 ト調とハ調の行進曲《見よ、勇者は帰る》 ピアノのための行進曲《サーカス・バンド》 他
  ドナルド・バーマン (ピアノ)

◆未出版作品と初録音の曲を集めたシリーズ。アイヴズだったら何でも聴いてみたい。


224

Harmonia Mundi France HMC901836 チェロとピアノのための作品集
リヒァルト・シュトラウス (1864-1949) ロマンス ヘ長調 チェロソナタ ヘ長調 作品6
マックス・レーガー (1873-1916) チェロソナタ ト短調 作品8 小ロマンス ニ長調 作品79-2
  エマニュエル・ベルトラン (チェロ) パスカル・アモワイヤル (ピアノ) [録音 20042月]

◆ヴァイオリンソナタをはじめとするシュトラウスの室内楽曲には独特の味わいがあります。〈エレクトラ〉、〈ばらの騎士〉、〈ナクソス島のアリアドネ〉、〈影のない女〉、〈カプリッチョ〉などの劇場のための音楽、そして歌曲がシュトラウスの本領発揮なんでしょうが、木管楽器のためのアンサンブル作品とともに、室内楽作品は人好きのする音楽です。だいたいシュトラウスという人は、ドイツの作曲家にはめずらしく、小難しいことを言わないためでしょうね。フランスのミュージシャンによる録音となれば、なおさら聴きたい気分になります。レーガー? さあー。


212

Eufoda 1345 3CD's for price of 2 モーツァルト時代の協奏曲集
カール・シュターミッツ (1745-1801) フルート協奏曲 ト長調 作品29 フルート協奏曲第3番 ニ短調
フランツ・クサヴァー・リヒター (1709-1789) フルート協奏曲 ホ短調
イグナツ・ホルツバウアー (1711-1783) フルート協奏曲 ホ短調
フランソワ・ドヴィエンヌ (1759-1803) フルート協奏曲第4番 ト短調
フランチシェク・ベンダ (1709-1786) フルート協奏曲 ホ短調
フランツ・イグナツ・ダンツィ (1763-1826) フルート協奏曲 ニ短調 作品31
フランツ・クロンマー (1759-1831) オーボエ協奏曲 へ長調 作品52
ルートヴィヒ・アウグスト・ルブラン (1752-1790) オーボエ協奏曲第1番 ニ長調
ジュゼッペ・フェルレンディス (1755-1810) オーボエ協奏曲第1番 へ長調
ヨハン・ネーポムク・フンメル (1778-1837) 前奏曲、主題と変奏 ヘ短調 作品102
  カルロス・ブリュネール (フルート) エリック・デクエッカー (フルート)
  ヨリス・ファン・デン・ハウヴェ (オーボエ) シンフォニア コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルジェンセ
  ディルク・フェルミューレン (指揮) パトリック・ペーレ (指揮)

◆ベルギーのアーティストによる、モーツァルトと同時代の作曲家たちによるフルート協奏曲、オーボエ協奏曲集。


125

marc aurel edition MA20016 2SACD's (Multichannel hybrid)
 ラインの黄金の呪い − 「エッダ」に基づく欲望と復讐の神話
  セクエンツィア

◆ヴァーグナーの「ニーベルンクの指輪」をさかのぼるとたどり着く中世アイスランド文学「エッダ」に基づく話を、ピリオド楽器グループ、セクエンツァが演奏するというだけで、具体的な音楽など内容は不明。でも、何かおもしろそうです。


124

Chandos CHAN0716 ジュゼッペ・トレッリ (1658-1709) 協奏曲集
 合奏協奏曲集 作品8 − 第2番 イ短調 第8番 ハ短調 第5番 ト長調 第6番 ト短調 《クリスマス》
  第4番 変ロ長調 第11番 ヘ長調 第9番 ホ短調
 シンフォニア ニ長調 G8 シンフォニア ニ長調 G23
 協奏曲 ニ長調 (2つのトランペット、弦楽と通奏低音のための) (マティアス・ジーデル 編曲)
  キャスリーン・ワイス (ヴァイオリン) クリスピアン・スティール=パーキンズ (トランペット)
  デイヴィッド・ブラッカダー (トランペット) コレギウム・ムジクム90 サイモン・スタンディッジ (ヴァイオリン、指揮)

◆優雅でモダンなバロック演奏。音楽が自分から語りかけてくるよう。“研究成果”を聴かされるという感じがまったくありません。

Chandos CHAN10280 2CD's ベンジャミン・ブリテン (1913-1976) オペラ〈ヴェニスに死す〉 作品88
  フィリップ・ラングリッジ (テノール) アラン・オーピ (バリトン) マイケル・チャンス (カウンターテナー)
  BBCシンガーズ シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア リチャード・ヒコックス (指揮)

◆“Venice in Peril (危機に瀕したヴェニス)”基金のために行われ、好評を博したチャリティコンサートの顔ぶれによる録音。

Chandos CHAN10283 アリス・メアリー・スミス (1839-1884) (イアン・グレアム=ジョーンズ 編)
 交響曲 イ短調 (1876) クラリネットと管弦楽のためのアンダンテ 交響曲 ハ短調 (1863)
  アンジェラ・モールズベリ (クラリネット) ロンドン・モツァルト・プレーヤーズ ハワード・シェリー (指揮)

19世紀イギリス、女性作曲家に対する偏見と闘うのはたいへんだったでしょう。イ短調の交響曲は当時、かなりの回数演奏されたとか。サンプルディスクにさわりの入っている〈アンダンテ〉は見つけものです。


121

Naïve V4995 ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827) チェロとピアノのための作品集
 チェロソナタ第1番 ヘ長調 作品5-1
 モーツァルトの「魔笛」の『娘か女か』の主題による12の変奏曲 ヘ長調 作品66
 ヘンデルの「マカベウスのユダ」の『見よ勇者は帰る』の主題による12の変奏曲 ヘ長調 作品45
 モーツァルトの「魔笛」の『恋を知る男たちは』の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO46
 チェロソナタ第3番 イ長調 作品69
  アンヌ・ガスティネル (チェロ) フランソワ=フレデリク・ギ (ピアノ) [録音 2004年7月]

◆ディストリビューターの新譜情報によると、“デュ・プレの再来”なんだそうです。「ガスティネルの演奏を聴いて、どこからそんな言葉が出てくる?」 ガスティネルの音楽をよく知る友人が、思わず叫びました。「いくら女性チェリストだからって! とんでもない迷惑」 ほんとですね。困ったものです。


111

Tritó TD0014-15 2CD's WA・モーツァルト (1756-1791) 管楽器のための協奏曲集
 フルート協奏曲第1番ト長調 K313/285c オーボエ協奏曲ハ長調 K314/271k
 クラリネット協奏曲 イ長調 K622 バスーン協奏曲 変ロ長調 K191/196d
  ハイメ・マルティーン (フルート) クリストファー・カウィー (オーボエ) ジョアン・エリク・リュナ (バセットクラリネット)
  ダビド・トマース (バスーン) カダケース管弦楽団 ネヴィル・マリナー (指揮)
  [録音 200321617日 サラゴサ・オーディトリアム (スペイン)]

◆アカデミー・オブ・セントマーティン・イン・ザ・フィールズ、フィルハーモニア管弦楽団、カダケース管弦楽団の首席オーボエ奏者、クリストファー・カウィーと、スペインのミュージシャン3人による録音。


18

Accent 新譜 − 旧録音の再リリース

Accent ACC30039 2CD's special price ジョアッキーノ・ロッシーニ (1792-1868) 小ミサ・ソレムニス
  ミレイユ・カペル (ソプラノ) カテリーヌ・パトリアス (アルト) ジョーセフ・コーンウェル (テノール)
  イェレ・ドレイエル (バス) オランダ室内合唱団 ジョス・ファン・インマゼール (ピアノ、指揮)
  ヴィネケ・ヨルダンス (ピアノ) レオ・ヴァン・デゼラール (ハルモニウム)
  [録音 1986112日] [ACD68639/40]

◆インマゼールとヨルダンスが弾く楽器は1850年代初めのエラール製ピアノ。デゼラールは、ドゥバン製ハルモニウム (1845年) を弾いています。

Accent ACC30048 2CD's special price ヤン・ディスマス・ゼレンカ (1679-1745)
 6つのトリオソナタ (1715-16) (2つのオーボエ、バスーンと通奏低音のための)
  第1番 ヘ長調 第2番 ト短調 第3番 変ロ長調 第4番 ト短調 第5番 ヘ長調 第6番 ハ短調
  パウル・ドムプレヒト (オーボエ) マルセル・ポンセール (オーボエ) クー・エビンゲ (オーボエ)
  ダニー・ボンド (バスーン) キアラ・バンキーニ (ヴァイオリン) リヒテ・ヴァン・デア・メーア (チェロ)
  ロバート・コーネン (ハープシコード) [録音 198211月、19882月] [ACC8848]

Accent ACC30078 2CD's special price ハインリヒ・シュッツ (1585-1672)
 シンフォニア・サクラ第1SWV257-276
  バーバラ・ボーデン (ソプラノ) ネレ・グラムス (ソプラノ) ロジャーズ・カヴィ=クランプ (テノール)
  ハリー・ヴァン・デア・カンプ (バス) コンチェルト・パラティーノ
  [録音 19911028日−111日] [ACC917879]

Accent ACC30083 2CD's special price ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809)
 フルート四重奏曲集 作品5 第1番 ニ長調 Hob.II/D9 第2番 ト長調 Hob.II/G4 第3番 ニ長調 Hob.II/D10
  第4番 ト長調 Hob.II/1 第5番 ニ長調 Hob.II/D11 第6番 ハ長調 Hob.II/11
 4つのフルート三重奏曲 《ロンドン三重奏曲》
  第1番 ハ長調 Hob.IV/1 第2番 ト長調 Hob.IV/2 第3番 ト長調 Hob.IV/3 第4番 ト長調 Hob.IV/4
  バルトルド・クイケン (トラヴェルソ・フルート) マルク・アンタイ (トラヴェルソ・フルート)
  シギスヴァルド・クイケン (ヴァイオリン) フランソワ・フェルナンデス (ヴィオラ) ヴィーラント・クイケン (チェロ)
  [録音 1992年] [再リリース]

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