Newsletter No.107   15 November 2007

 

リリース情報 − Classical & Contemporary

Celestial Harmonies (USA) 13264-2 ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス (1875-1911)
 ピアノ作品全集第4
 楽興の時 嬰ヘ短調 VL163 3つの前奏曲 VL241, VL242, VL251 (作品13)
 前奏曲 変ロ短調 VL252 前奏曲 変ニ長調 VL253 前奏曲 ニ長調 VL272
 3つの前奏曲 VL247-249 (作品14) 3つの前奏曲 VL260, VL264, VL261 (作品17)
 ピアノソナタ ヘ長調 VL155 前奏曲 変ロ長調 VL257 即興曲 ニ短調 VL298
 思い出の前奏曲 VL299 前奏曲 ハ長調 VL318 前奏曲 ニ短調 VL319
 前奏曲 ハ短調 VL324 前奏曲 ロ短調 VL326 前奏曲 ロ短調 VL329 前奏曲 ハ長調 VL331
 前奏曲 ハ長調 VL330 マズルカ ト長調 VL170 ポロネーズ イ長調 VL173
 リトアニアの子守歌 VL174 前奏曲 ロ短調 VL176 蜃気楼 イ短調 VL175
  ロカス・ズボヴァス (ピアノ) [録音 2006912日-14日 バイエルン放送第2スタジオ]

◇ニコラウス・ラフゼンの急逝により中断していたチュルリョーニス Mikalojus Konstanthinas Ciurlionis (1875-1911) のピアノ作品シリーズ。チュルリョーニスの孫にあたるロカス・ズボヴァス Rokas Zubovas が引き継いで再開しました。ズボヴァスはリトアニア生まれ。R・シャルクシュニーテに音楽を学び、リトアニア音楽アカデミーでユルギス・カルナヴィチュスのクラスに参加しています。在学中にチュルリョーニス全共和国ピアノコンペティションに出場し、第1位を獲得しました。アメリカとスイスに留学。シカゴの聖サビエル大学の講師を経て、2001年からリトアニア音楽アカデミーのピアニストを務めています。

[シリーズ旧作]

Celestial Harmonies (USA) 13184-2 ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス (1875-1911)
 ピアノ作品全集第1
 フーガ ハ短調 作品10-1 前奏曲 ロ短調 作品3-1 マズルカ ロ短調 作品3-3
 夜想曲 嬰ヘ短調 作品4-1 他
  ニコラウス・ラフゼン (ピアノ)

Celestial Harmonies (USA) 13185-2 ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス (1875-1911)
 ピアノ作品全集第2
 前奏曲 ニ短調 作品1 マズルカ ヘ長調 VL143 ワルツ ロ短調 VL144 海の曲集 作品28 他
  ニコラウス・ラフゼン (ピアノ)

Celestial Harmonies (USA) 13222-2 ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス (1875-1911)
 ピアノ作品全集第3
 4つの前奏曲 作品26 2つの前奏曲と2つのフゲッタ 作品29 民謡集 4つの前奏曲 作品7
 2つのカノンとフゲッタ 作品9 4つのマズルカ 他
  ニコラウス・ラフゼン (ピアノ)

Centaur CRC2886  エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) ピアノ作品集 第7
 ヴァイオリンソナタ第3番 ハ短調 作品45  ヴァイオリンソナタ第2番 ト長調 作品13
 ヴァイオリンソナタ第1番 ヘ長調 作品8
  マルシア・ヘンリー・リーベナウ (ヴァイオリン) アントニオ・ポンパ=バルディ (ピアノ)

Chandos CHAN10441 カップ一族の管弦楽作品集
アルトゥール・カップ (1878-1952) 《ドン・カルロ (Don Carlo)》 序曲 (1899)
オイゲン・カップ (1908-1996) 民族叙事詩「カレヴィポエク」 からの組曲
ヴィレム・カップ (1913-1964) 交響曲第2番 ハ短調
  BBCフィルハーモニック ネーメ・ヤルヴィ (指揮)

dacapo 2.110407 DVD カール・ニルセン (1865-1931)
 オペラ《仮面舞踏会 (Maskerade)FS39
  スティーヴン・ミリング (バス、イェロニムス) スサネ・レスマーク (メッツォソプラノ、マウデローネ)
  ニルス・ヨーアン・リス (テノール、レアンダー) ヨハン・ロイター (バリトン、ヘンリク)
  オーレ・ヘーゼゴー (テノール、アーヴ) ポウル・エルミング (テノール、レナード)
  ギセラ・スティレ (ソプラノ、レオノーラ) ステン・ビリエル (バリトン、夜警)
  王立デンマーク・オペラ合唱団 王立デンマーク管弦楽団 ミケール・シェーンヴァント (指揮)
 [演出 カスパー・ベク・ホルテン、モーアン・アリング] [録画 2006年 (ライヴ)]
 [共同制作 王立デンマーク劇場、デンマーク放送 (DR)]
 [NTSC Region 0 デンマーク語、英語、ドイツ語字幕 デンマーク語歌詞]

◇カール・ニルセン Carl Nielsen (1865-1931) の代表作のひとつ。オリジナルのデンマーク語による上演の初映像化。

Danacord DACOCD658 ヨアキム・アナセン (アンデルセン) (1847-1909) フルートのための作品全集 第5
 ハンガリーの旋律による序奏とカプリース (Introduction et Caprice sur des Airs Hongroises) 作品58
  (フルートと管弦楽のための) (オーケストレーション フレミング・ネアゴー)
 特徴的な幻想曲 (Fantaisie Caractéristique) 作品16 (フルートと管弦楽のための)
  (オーケストレーション フレミング・ネアゴー)
 オランダ国歌による幻想曲「Wien Neerlands Bloed
  (Fantaisie über die Holländische Volkshymne "Wien Neerlands Bloed") 作品35 (フルートと管弦楽のための)
 小協奏曲 (Concertstûck) 作品3 (フルートと管弦楽のための)
 タランテラ (Tarantella) 作品10 (フルートと管弦楽のための) (オーケストレーション フレミング・ネアゴー)
  トマス・イェンセン (フルート) 南ユラン交響楽団 ジョルダーノ・ベリンカンピ (指揮)
 [録音 2007529日-31日、61日 アルシオン・コンサートホール (セナボー、デンマーク)]
 [制作 モーテン・モーエンセン、クラウス・ビリト  録音 クラウス・ビリト] 試聴盤

◇ヨアキム・アナセン Joachim Andersen (1847-1909) は、フルートのためのエチュード188曲で知られる、19世紀を代表するデンマークのフルート奏者。南ユラン交響楽団のソロフルート奏者、トマス・イェンセン Thomas Jensen (1949-) による作品全集の第5集。第1集につづき、フルートと管弦楽のための作品が演奏されています。作品58、作品16、作品103曲はスコアもパート譜も見つからなかったため、アナセンのピアノリダクション譜に基づいてフレミング・ネアゴー Flemming Neergård が再オーケストレーションを行った楽譜により録音が行われました。

Daphne DAPHNE1029 Open Mind − ロルフ・マッティンソン (1956-) 作品集
 Open Mind (2005) (管弦楽のための)
  スウェーデン放送交響楽団 マンフレート・ホーネク (指揮)
 [録音 2005815日 ベールヴァルドホール (ストックホルム) (ライヴ)]
 チェロ協奏曲第1(2005)
  マッツ・リードストレム (チェロ) ノールシェーピング交響楽団 マッツ・ロンディン (指揮)
 演奏会幻想曲《Exposé(2005) (チェロ独奏のための)
  マッツ・リードストレム (チェロ) 
 [録音 200764日-5日 ド・イェール・ホール (ノールシェーピング、スウェーデン)]
 Shimmering Blue (2005) (フルート協奏曲第1番)
  マグヌス・ボーゲ (フルート) マルメ交響楽団 マッツ・ロンディン (指揮)
 [録音 200742日-3日 マルメ・コンサートホール (マルメ、スウェーデン)]
 [制作 シンシア・セッテルクヴィスト、ビョーン・ウッデーン
  録音 イアン・シーダーホルム、モーリス・モガール、ハンス・ラーション] 試聴盤

◇マッティンソン Rolf Martinsson (1956-) は現代スウェーデンでもっとも聴衆から支持される作曲家のひとり。ラヴェル、ベルク、初期のシェーンベルク、ルトスワフスキ、さまざまに異なるスタイルの20世紀音楽から影響を受けながら、"わが道" を歩きつづけ、みずからの作曲スタイルを確立してきました。作品集「Dreams(DAPHNE1022)、木管五重奏のための《Coloured Flames》 (「FlamesDAPHNE1019)、3つのピアノ曲 (天秤座、双子座、獅子座) (「SoloDAPHNE1018)。Daphne の新しいアルバムではマッティンソンが2005年に書いた作品が演奏されます。"open mind" (開かれた心) は作曲者が自由に表現の方法を選ぶことのできる空間。自発性、センスあるユーモア、鋭い直感力、幅広い表現力 −− マッツ・リードストレム Mats Lidström (1959-) の演奏にインスピレーションを得たチェロ協奏曲。マグヌス・ボーゲ Magnus Bage (1967-) が発展させた "グリッサンド" 技法は "ゆらめくブルー" (shimmering blue) につながります。聴き手とコミュニケートする音楽。協奏曲のカデンツァからとった《Exposé》 (むきだし) をのぞき、すべて委嘱により作曲されました。

hänssler CD98.259 セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943)
 ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18 ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30
  ヘンリ・シーグフリードソン (ピアノ) SWRシュトゥットガルト放送交響楽団
  ステファン・ソリヨム (指揮)
 [録音 20061016日-19日 ジンデルフィンゲン・シュタットハッレ]

◇シベリウスのピアノトランスクリプション集 (hänssler 98.261) を録音したフィンランドのヘンリ・シーグフリードソン Henri Sigfridsson (1974-)。ステファン・ソリヨム Stefan Solyom (1979-) はストックホルム生まれ。王立音楽大学で学んだ後、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーでヨルマ・パヌラとレイフ・セーゲルスタムに指揮法を学びました。ダーグ・ヴィレーンの管弦楽作品集 (Phono Suecia PSCD716) が代表的録音。

Naxos 8.557498 ユーセフ・マッティン・クラウス (1756-1792) バレエのための音楽
 パントマイム (Pantomime) ニ長調 VB37 バレエ《漁師たち (Fiskarena)VB40
 パントマイム ト長調 VB38 《アルミード (Armide)》 のためのバレエ音楽 VB39
  スウェーデン室内管弦楽団 ペッテル・スンドクヴィスト (指揮)

◇クラウス Joseph Martin Kraus (1757-1792) の現存するバレエ (パントマイム) 2曲と劇的な音楽で知られる《漁師たち》に、グルックのオペラ《アルミード》 が1787年、ストックホルムの王立オペラで上演された際にクラウスが作曲したバレエ音楽を加えた作品集。

Naxos 8.557844 フェルディナント・リース (1784-1838) ピアノ協奏曲集 第2
 スウェーデン国民歌による変奏曲 作品52 序奏とポロネーズ 作品174
 ピアノ協奏曲第3番 嬰ハ短調 作品55
  クリストファー・ヒンターフーバー (ピアノ) イェヴレ交響楽団 ウーヴェ・グロット (指揮)

Naxos 8.570311 ディズリク・ブクステフーデ (c.1637-1707) オルガン作品集 第6
 前奏曲 ト短調 BuxWV150 カンツォーナ ハ長調 BuxWV160 今ぞわが魂よ主をたたえよ BuxWV215
 今ぞわが魂よ主をたたえよ BuxWV 213 第1旋法のマニフィカート BuxWV204
 前奏曲 ヘ長調 BuxWV145 われ汝に感謝す、愛する主よ BuxWV194 カンツォネッタ BuxWV225
 神もしわれらとともになかりせば BuxWV222 前奏曲 ハ長調 BuxWV136 わが愛する神に BuxWV179
 トッカータ ト長調 BuxWV165 前奏曲 ト長調 BuxWV162
  ジュリア・ブラウン (オルガン) [聖セシリア大聖堂 (ネブラスカ州、オマハ) のマーティン・パシ製オルガン]

Ondine ODE1098-2 ヨーナス・コッコネン (1921-1996) 管弦楽作品集
 チェロ協奏曲 (1969) 交響曲第3(1967) 交響曲第4(1971)
  マルコ・ユロネン (チェロ) フィンランド放送交響楽団 サカリ・オラモ (指揮)
 [録音 20063月、10月 (交響曲) 文化の家 (ヘルシンキ)]
 [制作 セッポ・シーララ  録音 ペンティ・マンニッコ] 試聴盤

◇限られた数のモティーフからひとつの統一体を構築する。ヨーナス・コッコネン Joonas Kokkonen (1921-1996) は、シベリウスの "交響的思考" を受け継いだ作曲家のひとりです。建築家アルヴァー・アールト Alvar Aalto と親交があり、「"質への情熱" が創作を支配する」というアールトの言葉をコッコネン自身も信念としてもっていました。コッコネンの音楽は作風により、大きく3つの時期に分けられます。ネオクラシカル、十二音と音列、自由調性。このディスクに集められた曲はいずれも、3番目の時期に属しています。

 打楽器が活躍する色彩的な交響曲第3番。"力で解決すること" を好まないコッコネンは、作品の最後にアダージョの楽章をもってきています。この交響曲は1968年の NOMUS (北欧音楽委員会) 賞を受けました。チェロ協奏曲はコッコネンが書いた唯一の協奏曲。ユーモアと活気みちた音楽の間に荘重な気分のアダージョがはさまれる5楽章の作品です。第4番の交響曲は荒々しい情熱と宗教的内省が共存。コッコネンの代表作、オペラ《最後の誘惑 (Viimeiset kiusaukset)》 を予示する音楽とも言われます。

 マルコ・ユロネン Marko Ylönen はラウタヴァーラ (ODE819-2) とヨウニ・カイパイネン (ODE1062-1) の協奏曲を録音したチェリスト。チャバ・シルヴァイ、エルッキ・ラウティオ、ヘイッキ・ラウタサロ、ハインリヒ・シフに学び、タピオラ・シンフォニエッタ、フィンランド放送交響楽団の首席奏者を務めながらソロイスト、室内楽奏者として活躍。2004年夏のコシュホルム音楽フェスティヴァルでは芸術監督を任されました。20世紀の音楽に共感を寄せるサカリ・オラモ Sakari Oramo。ペンティ・マンニッコ Pentti Mannikko が録音を担当し、フィンランド放送交響楽団の色彩的な響きを鮮やかな音でとらえています。

 パーヴォ・ベリルンド (ベルグルンド) Paavo Berglund がフィンランド放送交響楽団を指揮した交響曲第1番、第4番、《"...durch einen Spiegel..." (「…一枚の鏡をとおして…」)》 (ODE860-29) とともに、コッコネンの管弦楽作品をもっとも楽しめる、重要なディスクです。

Ondine ODE1105-2 フィーヴァー (Fever) − カリタ・マッティラ、ジャズコンサート
コール・ポーター (1891-1964) It's All Right with Me (イッツ・オール・ライト・ウィズ・ミー)
リチャード・ロジャーズ (1902-1979) 私のお気に入り (My Favorite Things) ブルームーン (Blue Moon)
ジョン・ダヴェンポート、エディ・クーリー フィーヴァー (Fever)
ジャイミ・シルヴァ、ネウザ・テイシェイラ ガチョウのサンバ (O Pato)
アントニオ・カルロス・ジョビン (1927-1994) コルコバード (Corcovado)
ハロルド・アーレン (1905-1986) Stormy Weather (ストーミー・ウェザー)
ジョージ・ガーシュウィン (1898-1937)
 Nice Work If You Can Get It (ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャン・ゲット・イット)
ジェローム・カーン (1885-1945) 煙が目にしみる (Smoke Gets in Your Eyes)
ジョージ・ガーシュウィン (1898-1937) 私の愛する人 (The Man I Love)
コール・ポーター (1891-1964) You Do Something to Me (ユー・ドゥー・サムシング・トゥー・ミー)
 Love for Sale (ラブ・フォー・セール)
ソニー・バーク、ポール・フランシス・ウェブスター Black Coffee (ブラック・コーヒー)
ビリー・ストレイホーン (1915-1967) Lush Life (ラッシュ・ライフ)
ハロルド・アーレン (1905-1986) Come Rain or Come Shine (降っても晴れても)
  カリタ・マッティラ (ヴォーカル) フィーヴァー・バンド ストリングズ
  キルモ・リンティネン (ピアノ、指揮)
  ハウ・メニー・シスターズ
   アンナ=マリ・カハラ (ヴォーカル) ピルヨ・アイットマキ (ヴォーカル) メルヴィ・ヒルトゥネン (ヴォーカル)
 [録音 20078月 タンペレホール (タンペレ、フィンランド) (ライヴ)]
 [制作 セッポ・シーララ  録音 エンノ・マエメツ] 試聴盤

◇ミュージカル・ナンバーを歌う「ワンダフル (Wonderful)(ODE848-2)、オーケストラをバックにシンガーソングライターの曲を歌った「海に歌う (Lauluja merelle)(ODE907-2)、キャバレーソングとミュージカルの歌もまじえた「カリタ・マッティラ、ライヴ・イン・ヘルシンキ (Live!)(ODE968-2)。新しいノンクラシカル・アルバム「フィーヴァー (Fever)」では、"世界のプリマドンナ" カリタ・マッティラ Karita Mattila (1960-) が "ジャズ" を聴かせます。メトロポリタン・オペラの舞台に招かれるようになり、アメリカの生活に馴染んだマッティラ。ジャズに挑むにふさわしい時がやってきました。
 「まったく新しい、スタイルのまるっきり違うオペラの役を勉強するのに似てるわ……いい音楽って決して歳を取らないの」と語るマッティラとの素敵なひととき! コール・ポーター、リチャード・ロジャーズ、ガーシュウィン、ハロルド・アーレン。プラターズが歌ってヒットした《煙が目にしみる》。ジャズ・ミュージシャンたちもレパートリーにしているブラジル生まれの2曲、《ガチョウのサンバ》とアントニオ・カルロス・ジョビンの《コルコバード》。カリタがスウィングする! フィンランドでもっとも期待されるジャズ作曲家、ピアニストのひとり、UMOジャズ・オーケストラを率いるキルモ・リンティネン Kirmo Lintinen (1967-) が編曲とピアノを担当。8人編成のフィーバー・バンドには、ユッカ・エスコラ Jukka Eskola、ミッコ・ムストネン Mikko Mustonen、ミカ・カッリオ Mika Kallio ら、フィンランド・ジャズシーンで活躍するミュージシャンが参加しています。マッティラのバックで歌うのはハウ・メニー・シスターズ How Many SistersUMOジャズ・オーケストラと共演した "Stolen Moments" (Prophone PCD064) を初めとするアルバムで人気の高い女性ヴォーカルトリオです。
 20078月、スカンディナヴィアでもっとも大きなホールのひとつ、タンペレホールで行われた数回のコンサートがライヴ録音されました。

Ondine ODE1112-2 フィンランドの情景 (Kuvia suomesta) − フィンランド管弦楽作品集
ウーノ・クラミ (1900-1961) 演奏会序曲《スオメンリンナ (Suomenlinna)》 作品30
セリム・パルムグレン (1878-1951)
 組曲《フィンランドの情景 (Kuvia Suomesta)》 作品24 − 春の夢 (Kevätunelmia) そりの旅 (Rekimatka)
レーヴィ・マデトヤ (1887-1947)
 オペラ《ポホヤの人々 (Pohjalaisia)》組曲 作品52 − 囚われ人の歌 (Vangin laulu)
ロベルト・カヤヌス (1856-1933) 交響的序曲 (Overtura sinfonica)
オスカル・メリカント (1868-1924) ゆるやかなワルツ (Valse lente) 作品33
アルマス・ヤルネフェルト (1869-1958) 前奏曲 (Preludi)
トイヴィ・クーラ (1883-1918) 結婚行進曲 (Häämarssi) 作品3b-2
タネリ・クーシスト (1905-1988) フィンランドの祈り (Suomalainen rukous) 作品27-2
アーレ・メリカント (1893-1958) イントラーダ (Intrada)
ジャン・シベリウス (1865-1957) 悲しいワルツ (Valse triste) 作品44-1 春の歌 (Kevätlaulu) 作品16
  ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム (指揮)
 [録音 20076月 フィンランディアホール (ヘルシンキ)]
 [制作 セッポ・シーララ  録音 エンノ・マエメツ] 試聴盤

◇北欧でもっとも古い歴史を誇るヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団の創設125周年記念アルバムは、18世紀、フィンランド湾に建造された要塞の島、スオメンリンナを曲名とする序曲に始まり、春の深い悲しみを描くシベリウスの《春の歌》に終わるプログラム。1828年にヘルシンキ・フィルハーモニックを創設しシベリウスの交響曲第1番を初演、主に指揮者として活躍したロベルト・カヤヌスをはじめとするフィンランドの作曲家たちの作品が演奏されています。1995年以来、首席指揮者を務めるセーゲルスタムが指揮。20076月、ヘルシンキのフィンランディアホールで録音セッションが行われました。フィンランドの景色を収めたカラー写真18枚を使ったデジパックのアルバム。親しい人にプレゼントしたくなるかもしれません。

Ondine ODE1118-2 Act − ロルフ・ヴァリーン (1957-) 管弦楽のための作品集
 Act (アクト) (行動する) (2003) (管弦楽のための)
  オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 ヤープ・ファン・ツヴェーデン (指揮)
 Das war schön! (きれいだった!) (2006) (打楽器ソロと管弦楽のための)
  マーティン・グルビンガー (打楽器) オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 ジョン・アクセルロッド (指揮)
 Tides (タイズ) (潮流) (1998) (6人の打楽器奏者と管弦楽のための)
  クロウマータ打楽器アンサンブル オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 ユッカ=ペッカ・サラステ (指揮)
 [録音 20069月、10月、20072月 オスロ・コンサートホール]
 [制作 アーリル・エリクスタード  録音 マーリト・アスケラン、オイスタイン・ノルデンゲン] 試聴盤

◇ノルウェーの作曲家、ロルフ・ヴァリーン Rolf Wallin (1957-) は今年、50歳。5月にはオスロ・フィルハーモニックによる "ヴァリーン・フェスティヴァル" コンサートが行われました。オラヴ・アントン・トメセン、フィン・モッテンセン、ロジャー・レノルズ、ヴィンコ・グロブカール、湯浅譲二に学び、トランペット奏者としてアンサンブルに参加して実験的ジャズとロックなど、広い範囲の音楽を体験してきました。クラリネット協奏曲 (Aurora ACD5002, ACD5011)NOMUS (北欧音楽委員会) 賞を受賞。現代北欧を代表する作曲家のひとりとして、海外からも注目されました。人の力が結集して生む "音の大伽藍" 《Act (アクト)》。鳥の歌とモーツァルトのメロディに基づく協奏曲《Das war schön! (きれいだった!)》。潮の流れが絡み合い、ひとつの動きに収束する、6人の打楽器奏者と管弦楽のための合奏協奏曲《Tides (タイズ)》。初録音の曲を集めた作品集には、オスロ・フィルハーモニックの音楽監督ユッカ=ペッカ・サラステ Jukka-Pekka Saraste、ヨーロッパ・コンサートホール機構の "Rising Artist 2007/08" に選ばれたオーストリアの打楽器奏者マーティン・グルビンガー Martin Grubinger (1983-)、スウェーデンの打楽器アンサンブル "クロウマータ (Kroumata)" らが参加しました。"教室" と "語法" に別れを告げた "今日の音楽"。オスロのホールで市民から親しく声をかけられていたヴァリーンの姿と重なります。

Pavane ADW7378 ヨーゼフ・マルクス (1882-1964) ヴァイオリンソナタ イ長調 (1913)
  トビアス・リングボリ (ヴァイオリン) ダニエル・ブルメンタール (ピアノ)
 [録音 19961119日−20日]

◇オーストリアの作曲家が書いた演奏時間約60分のソナタ。トビアス・リングボリ Tobias Ringborg (1973-) は、ルーマンの《アッサッジョ》 (Nytorp 9902) を録音したスウェーデンのヴァイオリニスト。1745年製グァダニーニを弾いています。

Simax PSC1227 Nordic Edition エドヴァルド・フリフレート・ブレイン (1924-1976) 交響曲全集
 交響曲第1番 作品4 (1949-50) 交響曲第2番 作品8 (1951-54) 交響曲第3番 作品16 (1968)
  ノルウェー放送管弦楽団 ペーテル・シルヴァイ (指揮)
  [録音 20051月 ノルウェー放送 (NRK) (オスロ) 大スタジオ]
  [制作 アーリル・エリクスタード  録音 モッテン・ヘルマンセン] 試聴盤

◇エドヴァルド・フリフレート・ブレイン Edvard Fliflet Bræin (1924-1976) は、ノルウェーの第2次世界大戦後世代作曲家のひとり。指揮者としてベルゲンでデビュー。クラリネット四重奏のための《愉快な音楽家たち (De glade musikanter)》 (作品1) と《序曲 (Overture)》 (作品2) (Simax PSC3117) を発表、作曲家協会のメンバーになりました。交響曲第1番がオスロで初演された後、作曲家協会の奨学金を得てパリに留学。ジャン・ルヴィエの下で学びました。オペラ《アンネ・ペーデルスドッテル (Anne Pedersdotter)(PSC3121) が代表作。管弦楽のための《外海へむけて (Ut mot havet)(PSC3117, BIS CD1367) は、憧れの気分にみちた簡素なメロディをもち、もっとも演奏されることの多いノルウェー管弦楽作品となっています。交響曲は3曲。第2次世界大戦後の愛国的気分を反映した、伝統的語法の第1番。第2番は、表面的な装飾を排したネオクラシカルな音楽。オスロ・フィルハーモニックによる1964年の演奏を聴いた批評家、クラウス・エッゲ、ライマル・リフリング、フィン・モッテンセンの3人はそろって、ショスタコーヴィチの作品との類似性を指摘しました。ドラマティックな単一楽章の第3番。3曲のうち対位法的手法がもっとも際立ち、不協和音のクラスターなど、モダニスト的手法も使われています。いずれも世界初録音です。

Sterling CDA1662-63 2CD's ラーシュ・セッレルグレン 第3
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
 創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO80 [録音 197745日]
ロベルト・シューマン (1810-1856) 交響的幻想曲 作品13 [録音 1981514日]
フェレンツ・リスト (1811-1886) ピアノソナタ ロ短調 [録音 1979427日]
フレデリク・ショパン (1818-1849) 練習曲第12番 ハ短調 作品10-12 《革命》
 バラード第1番 ト短調 作品23 夜想曲第5番 嬰ヘ長調 作品15-2
 ポロネーズ第6番 変イ長調 作品53 《英雄》 [録音 1966111日]
クロード・ドビュッシー (1862-1918) 前奏曲集第1巻 [録音 1978420日]
 映像第1集 − 水の反映 (Reflets dans l'eau) [録音 1975312日]
  ラーシュ・セッレルグレン (ピアノ)

Sterling CDS1071-2 German romantics フィリップ・ルートヴィヒ・シャルヴェンカ (1847-1917) 管弦楽作品集
 交響詩《春の急流 (Frühlingswogen)》 作品87
 アルカディア組曲 (Arkadische Suite) ロ長調 作品76
 幻想的小品《愛の夜 (Liebesnacht)》 作品40
  イェヴレ交響楽団 クリストファー・ファイフィールド (指揮)
 [録音 20073月 イェヴレ・コンサートホール] [制作・録音 ショーン・ルイス]

Sterling CDS1072-2 シンフォニックウィンドのための音楽
ベルンハード・ヘンリク・クルーセル (1775-1838)
 協奏交響曲 ロ長調 作品3 (クラリネット、ホルン、バスーンとシンフォニックウィンドのための)
フランツ・クロンマー (1759-1831) (クルーセル 編曲) 2つのクラリネットのための協奏曲 変ホ長調
ベルンハード・ヘンリク・クルーセル (1775-1838) (アンデシュ・ヴィークルンド 編曲)
 葬送行進曲 (Sorgmarsch)
  ダン・ラーション (クラリネット) エーリク・ラップ (ホルン) アンドレアス・フロム (バスーン)
  オーショッタ・シンフォニック・ウィンドアンサンブル オーロフ・ブーマン (指揮)
 [録音 2007125日、20061012日、2007126日 オーショッタ・シンフォニックウィンド・ホール]
 [制作 アンデシュ・ヴィークルンド  録音 シルヴェ・シェーベリ]

 

リリース情報 − Jazz

Resonant Music RM19-2 エスペン・ルード − Melancholy Delight
 Piece for Dad Retrospective Theme Melancholy Delight Aase's Waltz (オーセのワルツ)
 Breakfast on the Terrace Selma in Love Sound of Silent Fingers Summer in September
 Like a Summer Breeze
  ヨン・ポール・インデルベルグ (バリトンサックス) ロブ・ウェアリング (ヴィブラフォーン)
  クリスチャン・ハウグ (アクースティックギター、エレクトリックギター)
  テリエ・ゲヴェルト (アクースティックベース、フェンダー・ジャズベース)
  エスペン・ルード (ドラムズ)

Stunt Records STUCD07092 マイケル・ブレイク − The World Awakes, a Tribute to Eli "Lucky " Thompson
 Lucky Charms Reminiscent The World Awakes Little Tenderfoot Scratch To You Dear One
 Single Petal of a Rose 他
  マイケル・ブレイク (テナーサックス、ソプラノサックス、クラリネット) セーアン・シェルゴー (キーボード)
  ヨナス・ヴェスタゴー (ベース) クレスティン・オスグッド (ドラムズ)
  ペーター・フールサング (バスクラリネット、クラリネット) カスパー・トランベア (トランペット)
  ラース・ビョアンシェル (ヴァイオリン) ヘンリク・ダム・トムセン (チェロ) テディ・クンペル (ギター)
  ロブ・ヨスト (ホルン)
 [録音 2006118日、9日 コペンハーゲン]

Stunt Records STUCD07112 ホレース・パーラン・トリオ − My Little Brown Book
 Little Esther My Little Brown Book Party Time Things We Did Last Summer Quietude
 Everything Happens To Me Fran Dance Lotus Blossom
  ホレース・パーラン・トリオ
   ホレース・パーラン (ピアノ) クリスティーナ・フォン・ビューロウ (アルトサックス)
   イェスパー・ロンゴー (ベース)
 [録音 2007328日、29日、522日 ホレース・パーラン自宅]

Stunt Records STUCD07122 アナス・ベアクランツ − About Time
 Dedication Pavo That's Nice, Don't Stop Chief Sitting Bull About Time
 While My Horn Gently Weeps Coaches Solo/Duo ad libitum Lunberg
  アナス・ベアクランツ (トランペット、フリューゲルホルン)
  ヴィンセント・ニルソン (トロンボーン、バストロンボーン) ヤーコブ・カールソン (ピアノ)
  ラッセ・ルンドストレム (ベース) レンナット・グルフステット (ドラムズ)
  [録音 2007310日-11日 ストックホルム]

 

リリース情報 − Blues, Folk, Pop & World Music

Opus 3 CD22072 SACD (4.1 surround/stereo, hybrid) ペーデル・アーヴ・ユグラス − Beyond
 Beyond Exit Nightwaltz Decisions Exile Impressions Keep in Mind
 Jag Tide Mist Captain's Call Fine
  ペーデル・アーヴ・ユグラス (エレキギター、スライドギター、アクースティックギター、
   スライド、バラライカ、キーボード、ピアノ、ハモンドオルガン B3、フェンダーローズ、
   ポンプオルガン、エレクトリックベース、パーカッション)
  ビョーン・ハムリン (ハーモニカ) マッツ・アルスベリ (アップライトベース)
  マッツ・ペーション (ドラムズ、パーカッション) ヘンリク・ヴァルテル (ドラムズ、パーカッション)
  スティーナ・ルンドマーク (コーラス)
 [録音 20072月、6月 Opus 3 スタジオ (イェーナ、スウェーデン)]
 [制作 ビョーン・ハムリン  録音 ヤン=エーリク・ペーション] 試聴盤

◇スウェーデンのミュージシャン、ペーデル・アーヴ・ユグラス Peder af Ugglas"Autumn Shuffle" (CD22042) に次ぐ Opus 3 のアルバム。

Artwork © Opus3 (Sweden)


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