Newsletter No.14   9 November 1999

 

北の国の暖かい音楽 - オスモ・ヴァンスカとラハティ交響楽団

 フィンランド語で “みずうみの国 (Suomi スオミ)” と呼ばれるフィンランドには、名前がついたものだけで約 60,000の湖(järvi ヤルヴィ)があるといいます。シベリウスが1904年から住んだ “アイノラ” のあるヤルヴェンパー Järvenpää もトゥースラ湖 Tuusulanjärvi のほとりの町です。そのフィンランドでは、その湖とほぼ同じ数のひとたちが合唱団 − こちらも名前のあるものに限って − のメンバーだということです。作曲家のタパニ・ランシオ Tapani Länsiö がフィンランドの音楽雑誌に寄稿した記事でそう語っています。フィンランドの人口 (516万人) を考えると、これはたいへんなことではないでしょうか。

 オスモ・ヴァンスカ Osmo Vänskä (b.1953) とラハティ交響楽団 Sinfonia Lahti の来日コンサートのことを考えていて、ふと、この話を思い出しました。彼らが徳山で − この公演しか聴けなかったことは残念ですが、いまでは“あのコンサート”を聴くことができたと考えられるようになりました − 聴かせてくれた音楽の鮮やかな記憶はいまだに色あせていません。おそらく、次に彼らの演奏会に接するまで、そのまま残ることと思います。このコンサートで聴くことができたのは、ひとことで言うと、“暖かい”音楽です。北の国の人口 95,000 の地方都市から来た“暖かい”音楽を聴かせてくれるオーケストラ。これはカルチャー・ショックでした。ラハティの100倍以上の人口をかかえる都市のオーケストラからはとうてい聴くことのできない音楽、というと叱られるでしょうか。フィンランド政府をはじめとする様々な補助があるにしても、10万に満たない人々がこんな音楽を聴かせてくれるオーケストラを支えている。でも、ランシオの言う、合唱活動に参加するひとの数のことを考えると、これはごく当たり前のことかもしれません。文化と日常の自然な関わりあいの中から、シベリウス音楽院を核とする音楽教育のネットワークが整備され、数々の優れた才能が育ってくる。文化の違いと考えるしかなさそうです。

 そのラハティ交響楽団とオスモ・ヴァンスカの新録音、エイノユハニ・ラウタヴァーラ Einojuhani Rautavaara (b.1928) の交響曲第7番《光の天使》がリリースされました (BIS CD1038)。すでにセーゲルスタムがヘルシンキのフィルハーモニーと録音した (Ondine ODE869-2)、ラウタヴァーラの代表作のひとつとしておなじみの作品です。当然のことながら、話題になるのは、セーゲルスタムの素晴らしいCDがありながら、新しい録音が必要かということでしょう。はっきり言うと、ラハティ交響楽団が録音してくれてよかったということです。といっても、新盤が出たからといって、けっして OndineCDの存在価値がなくなるということではありません。それぞれの指揮者がまったく異なるアプローチをし、作品の内包する魅力を違った角度から味わわせてくれるからです。

 一番大きな違いは、セーゲルスタムがラウタヴァーラの音楽に没入し、その神秘的な世界を鮮やかに描くことに成功しているの対して、ヴァンスカは常に醒めた目で音楽をみつめているように感じられることでしょう。そのことと関係があると言っていいのでしょう、彼とラハティ交響楽団の演奏からはこのラウタヴァーラの作品の構造がヘルシンキ・フィルの場合よりもくっきりと見えてきます。そしてセーゲルスタムの演奏よりもはっきりと、それとわかるくらい、“あの” シベリウスの交響曲の世界の残照が聞こえてくるように思います(このオーケストラの響きを耳にして、ライヴでのシベリウスを思い出したわけではないと信じます)。そして、スタジオ録音なのでライヴのシベリウスほどのインパクトは望めないものの、このコンビが醸し出す “暖かい” 音楽はここでも健在です。

 第3楽章コメ・ウン・ソーニョの途中、静かな管弦楽を背景にヴァイオリンの独奏が旋律を奏でる箇所があります。このヴァンスカの録音で独奏ヴァイオリンを弾いているのは、今年から正式にラハティ交響楽団のコンサートマスターに就任したヤーコ・クーシストです。彼のヴァイオリンの清潔感のある音色もこの録音に新たな魅力を付け加えているように思います。

 組み合わせの曲はいずれも過去にリリースされた BIS のアルバムに収録されていたラウタヴァーラの作品です。ペトリ・アランコが独奏フルートを担当したフルート協奏曲《風とともに踊る》(CD687)と《極北の歌》(鳥と管弦楽のための協奏曲)(CD575) 。この2作品、特にテープ録音された鳥の声と管弦楽が対話する《極北の歌》が、この作曲家のもっとも人気のある作品だということはご存じのとおりです。

 ヴァンスカ氏の話によると、ラハティ交響楽団の今後の録音計画として、進行中のカレヴィ・アホの全作品とラウタヴァーラの残りの交響曲 − タピオラ・シンフォニエッタとジャン=ジャック・カントロフが録音したばかりの第2番 (BIS CD910) は含まれないはずです − そしてシベリウスのカンタータ集が予定されているということです。

 

シベリウス、初期のヴァイオリンとピアノのための作品集 − ヤーコ・クーシスト

 《光の天使》で繊細なヴァイオリンの演奏を聴かせるヤーコ・クーシスト Jaakko Kuusisto (b.1974) の新しいプロジェクトは、ジャン・シベリウス Jean Sibelius (1865-1957) の初期のヴァイオリンとピアノのための作品の全曲録音です。1982年シベリウス家からヘルシンキ大学に寄贈された、1892年の交響詩《クッレルヴォ》 (クッレルヴォ交響曲) 以前、ハメーンリンナとヘルシンキでの学生時代にシベリウスが作曲した室内楽作品には、手稿譜をもとにカタログを作成したカリ・キルペライネンによると、比較的規模の大きな10数曲と多数の小品が含まているということです。ヴァイオリンとピアノのための作品のうち、ヴァイオリンソナタ ヘ長調 (1889) と組曲 ホ長調 (1888) の2曲はすでに録音されていますが −− 初期室内楽作品集第1集 (Ondine ODE826-2) と第2集 (Ondine ODE850-2) −− ヤーコ・クーシストとフォルケ・グレースベク Folke Gräsbeck (b.1956) の新しいシリーズの第1集に収録された作品はすべて初録音です。解説も担当しているグレースベクは、記録を調べたかぎり、彼らふたりによるヤルヴェンパー・シベリウス週間の9月28日のコンサートが初めての公式の場の演奏になると言っています。

 Ondine の2枚のCDのシベリウスの青年時代 −− 10歳か11歳の頃の曲、ヴァイオリンとチェロのための《水滴》も収録されています −− の作品が、彼の音楽のファンだけでなく室内楽の愛好者を楽しませてくれたように、このアルバムで演奏されている作品も多くのひとたちから歓迎されるのではないでしょうか。 シベリウス自身が、彼の伝記を書いたエーリク・フルイェルムに見せ、作品に惚れこんだ著者がそのなかで細かくふれたことから、このディスクに収められた曲のなかではもっとも有名な作品とされるニ短調の組曲 (1887-88) 、シベリウスらしい芯の強い旋律が印象的な《アンダンテ・グラツィオーソ ニ長調》(1884-85) など、若い時代の作品ならではとさえ言えそうな魅力が感じられます。

 ヤーコ・クーシストは丁寧に演奏していますが、これで (Ondine のアルバムでホ長調の組曲を弾いた、弟のペッカのように
) おおらかに旋律を歌ってくれていれば、申し分のない演奏になっていたのではないかと、それが心残りです。。それがヤーコのスタイルなのだとも思いますが……。録音の残っている、彼が第2位に選ばれた1996年カール・ニルセン国際ヴァイオリン・コンペティションでのニルセンのヴァイオリンソナタ第2番でも、第1楽章アレグロではどことなくとまどっているところが感じられるのに対して、第2楽章のモルト・アダージョになると、作品とじっくり向き合った、いい演奏を聴かせています。最近 Finlandia(フィンランディア)からリリースされたクーシスト兄弟によるプロコフィエフのヴァイオリンソナタのCDで、内省的な第1番(ヘ短調) − 第1楽章と第3楽章が作曲者自身の葬儀で演奏された、楽天的な曲が多いとされるこの作曲家にしては珍しい作品だと言われます − をヤーコが、才気あふれる第2番(ニ長調)をペッカがそれぞれ分担して演奏しているのは、兄弟それぞれの持ち味を考えたうえでの選択でしょう。

 余談になりますが、このプロコフィエフのソナタ集 (Finlandia 3984-23399-2) は − ピアノを伴う2曲のソナタの録音のバランスに若干の難はあるものの − 相当に楽しめるアルバムです。特に、あまり演奏されることのない、2つのヴァイオリンのためのソナタが印象的です。ヴァイオリンの緻密な音ではひけをとらない兄弟の、たがいに触発しながらの共演はスリリングです。Finlandia のリリース予告では、当初このアルバムは “ダブル・トラブル (Double Trouble) と題されることになっていましたが、クーシスト兄弟が「僕らはトラブルじゃないよ!」と抗議したために ダブル・ボウ (弓) (Double Bow) とすることで落ち着いた、とペッカ・クーシストが苦笑いしながら話してくれました。

 

フィンランドのヴィヴァルディ − ペッカ・クーシストとヴィルトゥージ・ディ・クフモ

 シベリウスのヴァイオリン協奏曲のソリストとしてラハティ交響楽団と同行したペッカ・クーシスト Pekka Kuusisto (b.1976) は独奏者としての資質を備えた素晴らしいヴァイオリニストだと思います。先に触れたシベリウスの組曲でも、“さあ、僕の夢を乗せていってくれ” とでも言うかのように伸びやかに旋律を歌わせ、それが二十代なかばのシベリウスが将来への希望を託したかとも聞こえる音楽と重なりあって心に響きます。セーゲルスタムと共演したシベリウスの協奏曲の録音 (Ondine ODE878-2) については、最近もイギリスの批評家が、“ぜひ買うべき” 演奏と賞賛していました。この録音について、「19歳でシベリウスを録音するって若すぎたかな」とペッカ・クーシストに尋ねられたので、きっぱりと否定しておきました。そして、「この協奏曲を好きでなかったのに、あなたの演奏を聴いて、いまではシベリウスの作品の中で最高に好きな曲だと言う人がいます」と付け加えておきました。

 “少年っぽい” 外見のためにアイドルとみられがちですが、ペッカ・クーシストは相当にしっかりした、自分の音楽に確信をもつアーティストだと思います。今回の来日公演でも、ステージに登場する時の歩き方、ヴァイオリンを弾きながら見せる様々な顔の表情などからはプロの音楽家としての自信が感じられて、清々しい印象を受けました。コンサートに同行した友人が、演奏者の立場から、音楽に集中するために払っていた努力には感心させられると言っていたのが耳に残っています。ライヴだからこその大胆な弓の運びや、第3楽章の民族舞曲としての面を打ち出した演奏も、ヴァンスカの指揮ともども強いインパクトを与える音楽でした。

 そのペッカ・クーシストの最新録音は、意外なことにヴィヴァルディの合奏協奏曲《四季》です (Ondine ODE939-2)。ここで彼は独奏ヴァイオリンと指揮を兼ねています。リリースされることは知っていましたが、本人の口から「すごくいい仕上がりだと思う」と聞かされるまでは − 作品が作品なので、と思い − 正直、あまり気に留めていませんでしたが、たしかにこれは聴きごたえのある《四季》です。サンプル盤を聴いていただいた方々も一様に「あれ?」というような表情をなさっていましたので、私の個人的な感想だけでもないと思います。

 数少ない《四季》の録音しか聴いたことがないので、他の演奏とくらべることは控えますが、少なくともヴィルトゥオージ・ディ・クフモとペッカ・クーシストは、“イタリアン・ポップス風に” とか “軍楽隊の調子で” といった、ある意味で気楽なスタイルとは異なる、ヴィヴァルディの音楽に自分たちの感性を率直にぶつけた取り組みをしています。合奏と独奏の技術の確実さと音色の美しさはこのコンビなら当然のこととして、生き生きとしたリズムと丁寧なフレーズ処理、そして ー たとえば《夏》の第3楽章プレストのように − 大胆に音楽にぶつかっていく気迫など、ケレン味なく自分たちの音楽を作り上げていく彼らの演奏は若々しさにあふれています。といって、若さの勢いだけにまかせた演奏でないことは言うまでもないと思います。こういう演奏できくと、ヴィヴァルディが単なる流行作家でなかったことが頷けます − バッハの4台のチェンバロのための協奏曲がヴィヴァルディの作品を基にしていることはご存じのとおりです。

 ギラギラした太陽が苦手なひとには、いかにも “北ヨーロッパの春” といった音楽が爽やかに、とても心地よく響くことと思います。《恋するもの》など、シベリウスの弦楽オーケストラの作品とならべて聞いてもいささかの違和感もない雰囲気が味わえる音楽です。

 ペッカ・クーシストの次回作はタネーエフの協奏曲だと言うことです。巻き寿司をほおばりながら彼が教えてくれました。



スウェーデンのヴァイオリンソナタ − セシリア・シリアクス

 Musica Sveciae Modern Classics(ムシカ・スヴェシエ・モダンクラシクス)の第5作《スウェーデンのヴァイオリンソナタ》 (Phono Suecia PSCD705) は、20世紀前期スウェーデンの音楽を紹介するこのシリーズのこれまでリリースされたタイトルの中でも、指折りの素晴らしいアルバムです。シーグルド・フォン・コック、ヒルディング・ルーセンベリ、H・メルケル・メルケシュの3人の作品が収録されています。

 シーグルド・フォン・コック Sigurd von Koch (1879-1919) のヴァイオリンソナタ ホ短調 (1913) は、それまで歌曲やピアノ独奏のための作品を作曲していた彼の転機になった作品と言われています。この作品の前に書かれたヴァイオリンソナタが1曲あったようですが失われてしまい、このホ短調の曲が現在聴くことが出来る彼の唯一のヴァイオリンとピアノのためのソナタです。ヴァイオリンを弾くことは子供のころから得意だったようですが、10代から習い始めたピアノも相当の腕前だったようです。1903年にアウリン指揮のストックホルム・コンサート協会オーケストラ(王立ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団の前身)と共演してグリーグのピアノ協奏曲を演奏した記録が残されています。1905年、外遊先のベルリンとドレスデンで当時の音楽の潮流に触れ、特にドビュッシーの音楽には強烈な印象を受けたとされています。

 かなりの自由人だったようで、ストックホルム群島(アーキペラーゴ)と海に主題をとった絵画や短編小説を作るという多才ぶりも発揮したということです 。オーネという島に自宅まで建てたそうなので、群島の自然は芸術家フォン・コックにとっては欠かせないものだったと思われます。世界中から観光客が訪れるこの地域の自然は数多くのスウェーデンの作曲家たちを魅了しているようです。毎年のように島の別荘で夏を過ごしたヒゥーゴ・アルヴェーンも、ここで得たインスピレーションによって第2番と第4番の交響曲、そして交響詩《岩礁の伝説》を作曲したとされています。

 このヴァイオリンソナタの作風も基本的には印象主義的もしくは抒情的と言えますが、全3楽章の統一感を保つために構成上の工夫をしているあたり、同時代の作曲家でも、アルヴェーンやアッテルベリよりは、むしろステーンハンマルやアウリンに近い意識をもって作曲した人のように思えます。自由なソナタ形式をとり、音楽の性格やテンポが様々に変化する第1楽章アンダンテとアレグロ、モルト・エネルジコ、感情と表現の起伏の大きい第2楽章アンダンティーノ、そして旋律が浮かぶままに書いたかのような幻想曲風の終楽章プレスト。最後に第1楽章の開始の旋律が再現して曲を閉じます。

 ヒルディング・ルーセンベリ Hilding Rosenberg (1892-1985) のソナタ第2(1940) は彼の主要な曲が集中した時期の作品です − クリスマスオラトリオ《聖なる夜》(1936)、オペラ《マリオネット》とバレー音楽《街のオルフェウス》とオラトリオ《ゴルゴタの丘》(いずれも 1938)、交響曲第3番と弦楽四重奏曲第4番 (ともに 1939)、オペラ《王の二人の娘》(1940) とつづき、このソナタのあとに交響曲第4番《ヨハネの黙示録》(1940) の初稿が作曲されています。錚々たる作品群 − 録音があるものを聴いただけでも − の中にあって、このヴァイオリンソナタは、解説の中でレンナット・ヘードヴァルsが言っているように、“新古典的な姿勢の作品ではあっても、肩の力をぬいて、はつらつとしたディヴェルティメント” です。第1楽章開始の牧歌的なカンタービレの主題を聞くと、これがルーセンベリの音楽かと思ってしまいます。しかし、この旋律に含まれるリズムの要素が次第に力を得るようになり、そのままフィナーレに突入していくあたり、やはりルーセンベリらしい緻密な書法が感じられます。醒めたロマンティシズムを漂わせる第2楽章、五音音階の動的な主題が縦横に活躍する、生き生きとして変化に富んだ終楽章。16分余りの音楽の中に作曲者の意志が鮮やかに表現されています。これからルーセンベリの音楽に触れるには最適な曲のように思います。

 このアルバムに作品が収録された3人の作曲家の中でもっともユニークなのがH・メルケル・メルケシュ H. Melcher Merchers (1882-1961) でしょう。14歳でストックホルム音楽院に入学し、1903年に音楽教師として卒業、対位法と作曲の学習をつづけながらストックホルムのいろいろなオーケストラでヴァイオリンとヴィオラの奏者としての活動をしたという経歴の持ち主です。1905年から1919年までパリに滞在、フランスびいきが高じて元のメルケル・スヴェンソン Melcker Svensson という名前を変えてしまいます (フランス風に “メルシェル・メルシェル” とは発音しないようですが)。スウェーデンに戻ってからは音楽理論を教えることに力を注ぎ、その合間に管弦楽曲から室内楽曲まで主要な作品だけでも10近くの曲を書いたとされています。

 このアルバムで演奏されているヴァイオリンソナタ 作品22 (1928) は、彼のフランス趣味が感じられる、美しい作品であり、同時に近代スウェーデンを代表するソナタと呼べる堂々とした音楽だと思います。第1楽章の開始すぐ、ピアノに聞かれる抒情的な主題は、フランスの映画音楽作曲家 − たとえばフランソワ・トリュフォーの作品《突然炎のごとく (Jules et Jim) 》の音楽を担当したジョルジュ・ドルリュー − も羨むのではないかと言いたくなるくらい “フランス” の香りがする旋律です。第2楽章アダージョ、モルト・エスプレシーヴォの憂うつな雰囲気が支配的な音楽のあと、主題が有機的な展開をする終楽章アンダンテ、モルト・ソステヌートとアレグロ − ヘードヴァルは “かなりの幅のあるソナタ形式” と言っています − では、メルケシュの作曲手腕が発揮されて見事なフィナーレとなっています。

 ヴァイオリンを弾いているセシリア・シリアクス Cecilia Zilliacus (b.1972) はストックホルム王立音楽大学でハラルド・テデーンに師事し、その後ケルンでミハエラ・マーティンに学び、独奏者としてスウェーデン各地のオーケストラと共演、そしてタンメル四重奏団 Tämmel Quartet をはじめとする室内楽活動にも参加しています。フォン・コックやルーセンベリの作品の強奏部で多少荒い音色が聞かれることを除けば、作品に対する愛着が感じられ、そして何よりもチャーミングな旋律の歌わせ方が何とも言えず魅力的な演奏だと思います 。素敵なのはルックスだけではなさそうです。室内楽を得意とするベンクト=オーケ・ルンディン Bengt-Åke Lundin (b.1962) もヴァイオリニストの作る音楽に寄り添った、素晴らしい伴奏ぶりが印象的です。

 シリアクスはタンメル四重奏団のメンバーとして Atrium(エイトリアム)にクリステル・ハンセーン Krister Hansén (b.1966) ら現代スウェーデンの作曲家の作品を (0630-17971-2)、そして Caprice(カプリース)にシベリウスのロマンスと3曲のユモレスクやラヴェルの《ツィガーヌ》などを演奏したリサイタル・アルバム (CAP21564) を録音しています。

 ジャケット写真にはこのシリーズの他のCDと同様、スウェーデンの彫刻家カール・ミレス Carl Milles (1875-1955) の作品がとりあげられています。1920年からストックホルムの美術高校で教えた後、1929年からアメリカのミシガン州に活動拠点を移して製作をつづけた、スウェーデンでは非常に高い人気を誇る作家です。ワシントンの国立記念公園にはミレスの大モニュメント彫刻が、セントルイス市街にも彼が製作した巨大な彫刻の噴水があるということです。スウェーデンのストックホルム・コンサートホールとヨーテボリ美術館の噴水彫刻も有名で、ストックホルムの中心から少し離れたリーディンイェ島の彼のアトリエ兼住居は今ではミレスゴーデン Millesgården として公開され、古代ギリシャやローマのコレクションとともに彼の彫刻群と噴水が大きな庭園いっぱいに展示されています。ストックホルムを訪れる際にはぜひお立ち寄りなさい、とスウェーデンの人たちが勧めてくれる名所のひとつです。20世紀前半のスウェーデンの意欲的な音楽作品群と調和する強い表現力のあるミレスの作品を選んだところに、このシリーズに携わるひとたちの豊かな感性を感じます。

 

Opus3 のテストCD5

 Opus3 (オーパス3) は、ジャズ、ブルース、フォークからクラシカル音楽まで、趣味性の高い選曲と演奏、そしてアクースティックな楽器の音を録音現場の暖かい雰囲気とともに伝える高い質の録音に定評のある、スウェーデンのレーベルです。この Opus3 から新しいテストCDがリリースされました。

 このディスク (CD20000) には、最近のアルバムを中心とする既発売アルバムから、録音技師でオーナーのヤン=エーリク・ペーション氏が Opus3 の上品なレーベルイメージを特によく知ってもらえる作品という観点から選んだ録音が、14のトラックにわけて収録されています。

 クラシカル音楽では、エーリク・ヴェステルベリ・ヴォーカルアンサンブルによるヤン・サンドストレム Jan Sandström の《サンクトゥス》(CD19506 から)、ストックホルム・ギター三重奏団によるアルベニスの《東洋風》(CD19701 から)、オムニバス・ウィンドアンサンブルが達者に、楽しく演奏するビゼーの《カルメン》序曲 (CD19602 から)、ヴィルヘルム・ステーンハンマル Wilhelm Stenhammar の弦楽四重奏曲第6番第2楽章(セッテルクヴィスト弦楽四重奏団)(CD19702)、そしてオルガンのマッティアス・ヴァーイェルと打楽器のアンデシュ・オストランドがアイスランドのハトルグリーム教会で録音したラヴェルの《ボレロ》(佐藤允彦 編曲)が収められています。

 クラシカル以外では、サクスのベニー・ウォーターズがストックホルムのライヴハウス“ポーンショップ The Pawnshop”で1976年4月に行った演奏のライヴから "I Can't Get Started" − 臨場感と豊かな雰囲気のある録音が音楽の温もりを伝えています −、ブルースのエリック・ビブの "Good Stuff" から選ばれた "Where the Green Grass Grows" − ルイ・アームストロングが歌った "It's aWonderful World" を思い起こさせます − 、そしてヨースタ・ルンドクヴィスト・トリオの "Treecircle""The Meaning of the Blues" がとりわけしみじみとした音楽を聞かせてくれます。以前ご紹介したことのある "Tiny Island" からは "Vaquero" が選ばれています。コントラバス、アコーディオン、レインスティック、12弦ギター、スライドギターとパーカッションの小アンサンブルによる、不思議な魅力をもつオリジナル作品です。

 Opus3 の世界に興味をお持ちの方、とりあえず録音のチェックに聞いてみようかという方、ぜひ試聴なさってください。

 このたびノルディックサウンド広島は Opus3 の正式なディストリビュータになりました。このレーベルのCDはジャンルを問わずすべてのタイトルを在庫するようになりますので、アルバムの内容などに関するご質問をお寄せください。 



グラモフォン・ジャパンの創刊

 SPレコードの時代に第1号が発行され、クラシカル音楽のスタンダード・ガイドとして世界各国で読まれているイギリス Gramophone (グラモフォン) 誌の日本語版 “グラモフォン・ジャパン” が新潮社から創刊されます。基本的に、オリジナルの批評や記事の翻訳はすべて同じ月の日本版に掲載され、それに国内新譜としてリリースされる海外音源のCDと国内録音のCDの批評が追加されるということです。

 これで、せっかく面白いCDが発売されていながら充分紹介されていたとは言えない輸入CDも、言葉の壁がなくなって、やっと一般的になるかなという気がします。批評を担当する人たちがいわゆる“レコード評論家”ではなく、はっきりと自分の意見をもっているので − イギリス人の好みが反映されるとか、クセが強いとかはあっても − しばらくつきあっていると、「この人がけなして書いているんだったら、面白いだろう」いう具合に、自分にあわせた読み方ができるようになり、それでまず裏切られることはないと思います。表現のしかたに“素直でない”ところが多いことが、イギリスでもハイブラウな雑誌とされる所以で、そのために“軽く読み飛ばす”というわけにはいきませんが、それもまた面白いところです。レコード会社の受け売りをしたり、独善的な意見を高圧的に押しつけたりとか、あるいはさんざん不満を並べ立てた挙げ句に「お勧めする」などと言ったりすることはありませんから、ご安心を。

 かなりの数のCDが紹介されることになりますが、世界中でリリースされているCDの数からするとこれでも足りないでしょう。でも、砂漠のオアシスとしての役割は充分に果たしてくれると思いますので、今後が楽しみです。創刊号にあたる12月号は11月24日には書店の店頭にならぶ予定だということです。

(TT)

新譜情報

BBC BBCP1001
エドワード・エルガー (1857-1934) 演奏会用序曲《フロワサール》作品19
  BBC交響楽団 アンドリュー・デイヴィス (指揮)
ベンジャミン・ブリテン (1913-1976) シンフォニア・ダ・レクイエム 作品20
  BBC交響楽団 マーク・エルダー (指揮)
イーゴリ・ストラヴィンスキー (1882-1971) バレエ《春の祭典》(1911-13 rev.1947)
  BBC交響楽団 ユッカ=ペッカ・サラステ (指揮)

BBC BBCP1005
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827) 交響曲第7番 イ長調 作品92
ドミートリー・ショスタコーヴィチ (1906-1975) 交響曲第3番 変ホ長調 作品20 《メーデー》
  BBCスコットランド交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮)


Danica DCD8203 ティヴォリ公園の夕べ
ハンス・クリスチャン・ロンビ、ペーター・エトロプ・ラーセン、
ハンス・ペーター・ニルセンほかの行進曲、ギャロップ
  ティヴォリ・プロムナード・オーケストラ

Finlandia 0630-12382-2 ヤーコ・リュハネン − きよしこの夜
グルーバー きよしこの夜 ジャン・シベリウス (1865-1957) 雪は深く積もって
レーヴィ・マデトヤ、ヨハンソン、コティライネン、ハンニカイネン、ヘラ、ソンニネン、ランタ、ヘイッキラほかの曲
  ヤーコ・リュハネン(バス)

Finlandia 0630-13766-2 マッティ・サルミネン − 忘れじの歌
グッドマン、ライハネン、カルキ、ゴジンスキ、クンドグレン、コレプラ、ケンッピ、ラユラ、マルムステンほかの曲
  マッティ・サルミネン(バス)

Finlandia 0630-15392-2 ヤーコ・リュハネン − 静寂のときに
オスカル・メリカント (1868-1924) 主よ、感謝します ああ、あの賛美歌を覚えていますか
アルマス・マーサロ (1885-1960) イエスよ、祈りを聞いてください
タネリ・クーシスト (1905-1988) フィンランドの祈り
カリ・ティッカ (b.1946) ポーヨイス=サヴォスタ
ピエタリネン、ラウマルタ、トイヴォ・クーラ (1883-1918) ほかの曲
  ヤーコ・リュハネン(バス) カレヴィ・キヴィニエミ(オルガン) トゥイヤ・ランタマキ(チェロ)
  フィンランド・フィルハーモニック合唱団 ヘイッキ・リーモラ(指揮)

Finlandia 0630-16194-2 聖しこの夜 − ユルキ・ニスカネンの歌うクリスマス
セザール・フランク (1822-1890) 天使の糧
アルマス・マーサロ (1855-1960) クリスマスの鐘
フランツ・グルーバー (1787-1863) 聖しこの夜
カール・コラン (1828-1871) シルヴィアのクリスマスの歌
セリム・パルムグレン (1877-1951) 聖母は赤子を揺らし
ヘイノ・カスキ (1885-1957) 雪のなか、小屋は眠り
ユルキ・ニスカネン 子供たちが天使のように歌い イエスが生まれた
ゾルターン・コダーイ (1882-1967) 天使と羊飼い (1935)  ヴィンター 鏡
ルーター 羊飼いの雪のキャロル 他 シベリウス、バッハ、マデトヤの作品(全18曲)
  ユルキ・ニスカネン(テノール) ヴェラヤペルト合唱団 ユーハン・ペララハティ(指揮) 他

Finlandia 1576-50020-2 マルッティ・タルヴェラ フィンランド民謡集
 南ポホヤンマー民謡 はこやなぎの葉 もっとも悲しい時 ヘルマの結婚式
 南ポホヤンマー民謡(トイヴォ・クーラ 編曲)
  僕は村の道を行進する そんなことを言うべきじゃない 悲しみの底から泣いて
  この幾千の年月よ 向こうに赤い家が見える ヘイッキ・ハウタラ
  ユッカ・ケトラ みんなは僕が幸せだと思っている
 カレリア地方の民謡 隣の家の娘 恋人の家 イェヴァ そして私は泣いた カレリアの春 ほか
  マルッティ・タルヴェラ(バス) ペルッティ・エーロラ・アンサンブル
  ヘルシンキ大学合唱団 ヘイッキ・ペルトラ(指揮)

Finlandia 1576-59911-2 マルッティ・タルヴェラ ー クリスマスの歌
フォーグラー ホジアンナ ジャン・シベリウス (1865-1957) 雪は深く積もって
セリム・パルムグレン、アハティ・ソンニネン、サクサライネン、トゥルネン、レーヴィ・マデトヤ ほかの曲
  マルッティ・タルヴェラ(バス) ペルッティ・エーロラ(ピアノ)

Finlandia 1576-59920-2 ソイレ・イソコスキ − フィンランドのクリスマスキャロル
ジャン・シベリウス (1865-1957)
 5つのクリスマスの歌 作品1
  クリスマスがもうそこに来ている クリスマスがやってくる 外は暗くなる
  栄誉はいらない 雪は深く積もって
カール・コラン (1828-1871) シルヴィアのクリスマスの歌
オスカル・メリカント (1868-1924) クリスマスの鐘が鳴る
エルッキ・メラルティン、セリム・パルムグレン、ヘイノ・カスキ、レーヴィ・マデトヤ ほかの曲
  ソイレ・イソコスキ(ソプラノ) フィンランド・シンフォニエッタ イルッカ・クーシスト(指揮)

Finlandia 1576-59927-2 ヘルシンキ大学合唱団とクリスマス
 ホシアンナ 荘厳、至福の三位一体 クリスマスの鐘 ほか
  ヘルシンキ大学合唱団 マッティ・ヒュオッキ(指揮)
 
Finlandia 3984-22283-2 3CD's オスカル・メリカント (1868-1924) 
 夏の夜の牧歌 作品16-2 牧歌 作品73-1 歌 作品92-1 ロマンス 作品12
 スケルツォ 作品6-4 ショパン風のワルツ 作品6-5 無言歌 作品37-2 即興曲 作品76-3
 ゆるやかなワルツ アヴェ・マリア 作品40-2 パッサカリア 作品80 夜想曲 アンニーナ
 バラード 作品69-4 海で 作品47-4 太陽が輝くとき 作品24-1 行商人の歌
 雷神鳥 作品30-4 夕べの鐘 作品106-1 ごらん、枝が揺れている 作品32-2
 ラートッカの湖 作品83-1 リンゴの花 作品53-1 たそがれに 作品69-2
 娘さん、僕に歌っておくれ! 作品30-2 主よ、感謝します
 ねんねんよ、布にくるまった可愛い子 作品2-1 なぜ僕は歌うのか 作品20-2
 青春を讃えて 作品69-3 泣いている笛 作品52-4
 ああ、母の鳥はどこへ行ったのか 作品53-2 悲しみの力 作品78-3
 おやすみ 作品75-1 他
  アウリッキ・エーロラ(ソプラノ) エーヴァ=リーサ・サーリネン(メッツォソプラノ)
  ヤーコ・リュハネン(バス) ヴェイッコ・テュルヴァネン(テノール)
  セルッポ・ウオホネン(テノール) ヨルマ・ヒュンニネン(バリトン)
  サウリ・ティーリカイネン(バリトン) キム・ボリ(バス) ラルフ・ゴトーニ(ピアノ)
  カンドミノ合唱団 他
 
Finlandia 3984-27889-2 クリスチャン・シンディング (1856-1941)
 交響曲第1番 ニ短調 作品21 交響曲第2番 ニ長調 作品88
  ノルウェー放送管弦楽団 アリ・ラシライネン(指揮)

Finlandia 3984-27890-2 ジャン・シベリウス (1865-1957) 
 音詩《レンミンカイネン組曲(4つの伝説曲)》作品22
 音詩《夜の騎行と日の出》作品55 (1907)
  トロント交響楽団 ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)

Finlandia 3984-23400-2 ドイツ・ロマン派交響曲集
 カール・マリア・フォン・ヴェーバー (1786-1826) 交響曲第1番 ハ長調 作品19 J50
  交響曲第2番 ハ長調 J51
 リヒァルト・ヴァーグナー (1813-1883) 交響曲 ハ長調
  ノルウェー放送管弦楽団 アリ・ラシライネン(指揮)

Finlandia 4509-95897-2 カンドミノ合唱団 楽しいクリスマス
 アーヴィン・バーリーン、ハンニカニネン、ヘラ、トゥルネン、ラーラ、ヒルテン ほかの曲
  カンドミノ合唱団 タウノ・サトマー(指揮)

Wisby Vaganter WVCD3 われらみな歌おう − 中世の音楽
リブレ・ヴェルメル(赤本) クンクティ・シムス(われらみな歌おう)
ピエール・モラン(14世紀) パリの風車
1230年《カルミナ・ブラーナ》写本 酒場で Tempus transit gelidum
ヴァルター・フォン・デル・フォーゲルヴァイデ (c.1170-c,1230) 豊かな響き (Der Reichston)
ギヨム・ド・マショー (c.1300-1377) 私がため息をつくと
作者不詳(フランス) Trop Souvent - Brunete - In seculum
フランチェスコ・ランディーニ (c.1325-1397) もっと知りたい人は
作者不詳(イギリス) 森の鳥 (Fuweles in the frith) ダクシア (Ductia)
レオナン(12世紀) デウム・ティーメ
コラン・ミュセ (c.1200-1250) バラッド《秋の歌》
ナイトハルト・フォン・ロイエンタール (c.1180-c.1250) Ow lieber sumer
ラーシュ・ハッセルルート Extampie nouveau
サルツブルクの僧ヘルマン Ich het czu hannt geloket mir Auf die Martinsgans
ギラルデッロ・デ・フィレンツェ (c.1320-1362) Tosto che l'alba
ギオー・ド・ディジョン (fl.1215-1225) Chanterai por mon couraige
モニオ・ド・パリ(13世紀) L'autrier par un matinet
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン (1098-1179) O Euchari
  ヴィスビ・ヴァガンテル(中世音楽グループ)

 

ワールドミュージック

Buskerud (Norway) BFCD1009 オイヴィン・ブラバント − ヴレンヤ

◇ノルウェーのハリングフェレ奏者による、スペルマン的なオリジナル舞曲集。

Heilo (Noway) HCD7152 シュトルム・ウント・ドラング − 北欧ラプソディ

◇フィドル、ギター、アコーディオン、ベース、ピアノの五人編成のグループ。北欧の舞曲を中心に、ツィンバロンが加わった東欧風の曲も演奏。

NRCD (Norway) NRCD1999 ニュエ・リングネシン − レイク

◇ノルウェーの民族音楽グループ。フィドル二人とアコーディオンを中心に、曲によっては歌が入る。

Tongang (Sweden) AWCD30 ラッセ・ソルリン − ジャムタレイカン

◇スウェーデンのフィドル奏者による、20世紀に活躍したスペルマンが演奏した舞曲のソロ演奏集。

Tongang AWCD31 Ö. R. A.

◇アコーディオン、フィドル、ニッケルハルパの3人編成によるスペルマン的な舞曲集。

Tongang AWCD32 トロルリケ・スペルマン − ポ・フッイェット

◇ニッケルハルパを中心とした十人編成のスウェーデン民族音楽グループ。

Tongang AWCD33 スパーフ・アンデシュ − オーテルフォッド

◇現役のスウェーデンの伝説的フィドル奏者スパーフ・アンデシュ (b.1915) による演奏集。

Tongang AWCD36 オステルビブルク地方(スウェーデン)のニッケルハルパ

◇スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパの歴史的録音集成。


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