Newsletter No.147   15 March 2011

 

リリース情報 − Classical & Contemporary

Aurora ACD5059 CD+DVD-video A Migrant in the New (新天地の渡り鳥)
[CD]
シェル・トゥーレ・インネルヴィーク (1974-) I-IV
ダーヴィド・ブラトリ (1972-) Microwaves
ペーテル・トルンクヴィスト (1963-) Q/Carving
ラグンヒル・ベシュタード (1956-) Respicio
イーヴァー・フロウンベア (1950-) Waves and velocities of dawn and dusk
[DVD]
ラヴァシル・ヌールルム アーティスティック・ポートレート『新天地の渡り鳥 (Trekkfugl i det nye)
ロルフ・ヴァリーン (1957-) Scratch
エーリク・デーリン (1976-) Head On
ジェイムズ・ウッド (1953-) Elanga N'Kake singing to his craft [excerpt]
  シェル・トゥーレ・インネルヴィーク (NIME instruments)
 [録音 2009年-2010年 ノルウェー音楽アカデミー、リンデマンホール (オスロ)]
 [制作 マッツ・クレーソン、シェル・トゥーレ・インネルヴィーク 録音・ミクシング マッツ・クレーソン] 試聴盤

◇ノルウェーの打楽器奏者シェル・トゥーレ・インネルヴィーク Kjell Tore Innervik (1974-)。「私にとって音楽は、根源的なさまざまな疑問の答を探るための、つねに変化する生きた媒体だ。人とつながるために私は何をしようとしているのか? 誰のために私は演奏しているのか? どんな手段を使って私は作業すればいいのか、創造と演奏の芸術家として私はどんな役割を担っているのか? この録音には、そうした問いに対する私の考えが示されている」。そう語るインネルヴィークは、アルバム「A Migrant in the New (新天地の渡り鳥)」で NIME (New Interfaces for Musical Expression) (音楽表現と芸術公演のための新しいテクノロジー研究の国際会議) のために考案した「四分音マリンバ、打楽器、風船、その他、打ったり撫でたりすることで演奏目的に使う部材」を含む NIME instruments を演奏し、音の新しい風景に挑みます。ノルウェーのダーヴィド・ブラトリ David Bratlie (1972-)、ペーテル・トルンクヴィスト Peter Tornquist (1963-)、ラグンヒル・ベシュタード Ragnhild Berstad (1956-)、ロルフ・ヴァリーン Rolf Wallin (1957-)、エーリク・デーリン Erik Dæhlin (1976-)、デンマークのイーヴァー・フロウンベア Ivar Frounberg (1950-)、イギリスのジェイムズ・ウッド James Wood (1953-)。彼らがインネルヴィークのために書いた作品を共同制作し、録音とミクシングも担当したのはストックホルム生まれのマッツ・クレーソン Mats Claesson (1955-) です。彼は1990年からノルウェー音楽アカデミーで准教授を務め、プロダクションや技術コンサルタントとしてさまざまな音楽現場で活躍しています。DVDに収録された『新天地の渡り鳥』は、インネルヴィークの音楽を映像面から体験する目的で作られました。ノルウェーの画家、写真家のラヴァシル・ノルドルム Lavasir Nordrum が起用され、NIME instruments を演奏するインネルヴィークの姿をいろいろな角度から映像に捉えています。

Aurora ACD5062 Call-Notes (地鳴き) − シュンネ・スコウエン (1950-) ポートレート
 "Une Soirée d'été..." (「ある夏の宵…」) (1991) (ヴァイオリンソロのための)
  ゲイル・インゲ・ロツベルグ (ヴァイオリン)
 [録音 2005110日 リス教会 (オスロ)]
 [録音 アウドゥン・ストリーペ] [Afontibus ATB-CD04]
 Hils Domitila! (やあドミティラ!) (1980) (ピアノのための)
  エレン・ウゲルヴィーク (ピアノ)
 [録音 2010622日-23日 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]
 [制作 アーリル・エーリクスタ  録音 アウドゥン・ストリーペ]
 NATTSTYKKE (夜の小品) (1987) (管弦楽のための)
  ノルウェー放送管弦楽団 クリスチャン・エッゲン (指揮)
 [録音 20091116日 ノルウェー放送 (NRK) 大スタジオ (オスロ)]
 [制作 アーリル・エーリクスタ  録音 モッテン・ヘルマンセン]
 Fair Play, Pocket Music for Percussion (フェアプレー、打楽器のためのポケットミュージック) (1992) (1-3)
  SISU
   ビョルン・スカンセン (打楽器) マリウス・ソービ (打楽器) トゥーマス・ニルソン (打楽器)
   アーリル・トルヴィーク (打楽器)
 [録音 2010622日-23日 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]
 [制作 アーリル・エーリクスタ  録音 アウドゥン・ストリーペ]
 "...à travers les paroles" (「…言葉を通して」) (2007) (ヴァイオリンソロのための)
  ゲイル・インゲ・ロツベルグ (ヴァイオリン)
 [録音 20086月、9月 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]
 [録音 ファブラ・スタジオ  マスタリング アウドゥン・ストリーペ] [ATB-CD09]
 catchme! (キャッチミー!) (2007) (チェロとピアノのための)
  エレン・ウゲルヴィーク (ピアノ) ヨハンネス・マッテンス (チェロ)
 [録音 2010622日-23日 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]
 [制作 アーリル・エーリクスタ  録音 アウドゥン・ストリーペ]
 おおヴィルヘルム、ヴィルヘルム (O Vilhelm, Vilhelm) (2007) (弦楽四重奏+1 のための)
  ルート・ヴィルヘルミーネ・マイエル (声)
  オスロ弦楽四重奏団
   ゲイル・インゲ・ロツベルグ (ヴァイオリン) リヴ・ヒルデ・クロック (ヴァイオリン)
   アーレ・サンバッケン (ヴィオラ) オイスタイン・ソンスタード (チェロ)
 [録音 2010123日 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]
 [制作 アーリル・エーリクスタ  録音 アウドゥン・ストリーペ]
 待って!(Vent!) (2004) (ピアノのための)
  エレン・ウゲルヴィーク (ピアノ)
 [録音 2010622日-23日 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]
 [制作 アーリル・エーリクスタ  録音 アウドゥン・ストリーペ]
 バレエ《女予言者》の場面 (Scenes from Volven) (1989)
  トゥーネ・クルーセ (アルト) ノルウェー放送管弦楽団 クリスチャン・エッゲン (指揮)
 [録音 201067日 ノルウェー放送 (NRK) 大スタジオ (オスロ)]
 [制作 ジェフ・マイルズ  録音 モッテン・ヘルマンセン]
 [テープ素材サウンドエンジニア インゲル・リーセ・オイロース、エリサベト・アンドレアソン、カーリン・トレリース、
  トリル・カールセン、マッツ・クレーソン] 試聴盤

◇ノルウェー国立オペラ・バレエが上演した1989年のバレエ《女予言者》で大成功を収め、現代ノルウェーの文化を担う音楽家のひとりとして活躍するシュンネ・スコウエン Synne Skouen (1950-) の初めての "ポートレート・アルバム"。彼女の音楽は、われわれの日常の生活や体験と密接な関わりをもち、その「親しい感覚」が聴き手に何かを切実に語ります。静寂と休止と距離が随所に配置され、その奥からわれわれに呼びかけ、誘ってくる何か。マルグリット・デュラスの小説『青い目、黒い髪』から曲名をとった、「Meditation sur Marguerite D. pour violon serul (マルグリット・Dによるヴァイオリンソロのための瞑想)」の副題をもつ《"Une Soirée d'été..."》と、《"...à travers les paroles"》以下の作品が、打楽器アンサンブル SISU の演奏する3つの《Fair Play, Pocket Music for Percussion》を挟んで収録されています。北欧叙事詩『巫女の予言 (Voluspå)』に基づく《女予言者》からは、予言者とノルンたちが生と死の紐を編む、約15分の審判の場面が選ばれました。

BIS CD1488/90 6CD's for price of 3 GP・テレマン (1681-1767) リコーダー音楽大集成
 12の幻想曲 TWV40:2-13 通奏低音なしの6つのソナタ TWV40:101-106 二重奏曲 (ソナタ TWV40:107)
 二重奏による6つのソナタ TWV40:118-123 二重奏曲第2TWV124-129 通奏低音つき8つのソナタ
 通奏低音つき2つのソナティネ リコーダーとファゴットのための協奏曲 TWV52:F1
 2つのリコーダーのための協奏曲 TWV52:B1 リコーダーとヴィオラダガンバのための協奏曲 TWV52:a1
 2つのリコーダーのための協奏曲 TWV52:a2 リコーダーとフルートのための協奏曲 TWV52:e1
 リコーダーと弦楽のための組曲 イ短調 TWV55:a2 リコーダー協奏曲 ハ長調 TWV51:C1
 リコーダー協奏曲 ヘ長調 TWV51:F1
  クラース・ペーション (リコーダー) ダン・ラウリン (リコーダー) マイケル・マックロー (バロックファゴット)
  ペネロピー・エヴィソン (トラヴェルソ) ドロットニングホルム・バロックアンサンブル
  ミーメ・ヤマヒロ・ブリンクマン (チェロ) オラフ・ラーション (ヴィオラダガンバ) 鎌田真由美 (ハープシコード)
 [録音 1982年-2008年 スウェーデン]

BIS SACD1749 SACD hybrid (Multichannel/stereo) ペーテル・マッテイ、アリア集
WA・モーツァルト (1756-1791) オペラ《ドン・ジョヴァンニ》 K527 − シャンパンの歌 「半分はこちらへ」
 オペラ《フィガロの結婚》 K492 − 「もう訴訟に勝っただと」 アリア「彼に目を向けたまえ」 K584
ピョートル・チャイコフスキー (1840-1893)
 オペラ《エフゲニー・オネーギン》 − 「あれがあのタチヤナ」 「あなたは手紙をくれた」
リヒャルト・ワーグナー (1813-1883) オペラ《タンホイザー》 − 「この貴きまどいを」 夕星の歌
シャルル・グノー (1818-1893) オペラ《ファウスト》 − 「この土地を去る前に」
ジョアッキーノ・ロッシーニ (1792-1868) オペラ《セビーリャの理髪師》 − 「私は町のなんでも屋」
ジュゼッペ・ヴェルディ (1813-1901) オペラ《ドン・カルロ》 − 「私だ、カルロ」
ベンジャミン・ブリテン (1913-1976) オペラ《ビリー・バド》 − 「見ろ、船窓から月光が」
  ペーテル・マッテイ (バリトン) ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団 ローレンス・レネス (指揮)
 [録音 200811月、20093月、201010月 ストックホルム・コンサートホール]

BIS SACD1852 SACD hybrid (Multichannel/stereo) マックス・ブルッフ (1838-1920)
 ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26 ロマンス ヘ長調 作品85 (ヴァイオリンと管弦楽のための)
 弦楽五重奏曲 イ短調 (遺作)
  ワジム・グルズマン (ヴァイオリン) ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 アンドルー・リットン (指揮)
  サンディス・シテインベルグス (ヴァイオリン) マキシム・リサーノフ (ヴィオラ) イルゼ・クリャーヴァ (ヴィオラ)
  レイニス・ビルズニェクス (チェロ)
 [録音 200910月 グリーグホール (ベルゲン)、9月 ノルトキルヒェン城 (ヴェストファーレン)]

BIS SACD1881 SACD hybrid (Multichannel/stereo) JS・バッハ (1685-1750) カンタータ全集 第48
 カンタータ第34番「おお永遠の炎、おお愛のみなもと」 BWV34
 カンタータ第117番「至高の善に賛美と栄光あれ」 BWV117
 カンタータ第98番「神のみわざは善きかな」 BWV98
 カンタータ第120番「神よ、人は汝をひそかにたたう」 BWV120
  ハナ・プレシコヴァ (ソプラノ) ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) 水越啓 (テノール) ペーター・コーイ (バス)
  バッハ・コレギウム・ジャパン 鈴木雅明 (指揮)

Chandos CHAN10664 ヨハン・ハルヴォシェン (1864-1935) 管弦楽作品集 第3
 交響曲第3番 ハ長調 (1928) (フォスハイム 校訂版) 黒鳥 (Sorte svane)
 結婚行進曲 (Bryllupsmarsj) 作品32-1 (ヴァイオリンと管弦楽のための)
 カラスの森のワタリガラスの結婚 (Rabnabryllaup uti Kraakjalund) (弦楽オーケストラのための)
 劇音楽《フォッセグリム (Fossegrimen)》作品21 組曲 (ハリングフェレと管弦楽のための)
 ベルゲンシアーナ (ベルゲンの昔の旋律によるロココ変奏曲)
  (Bergensiana: Rokokkovariationer over en gammel Bergens melodi)
  ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 ネーメ・ヤルヴィ (指揮) ラグンヒル・ヘムシング (ハリングフェレ)
  マリアンネ・トゥーシェン (ヴァイオリン)
 [録音 2009824日-92日、2010830日-91日 グリーグホール (ベルゲン、ノルウェー)]

Glyndbourne GFOCD011 2CD's ベンジャミン・ブリテン (1913-1976)
 オペラ《ねじの回転 (The Turn of the Screw)》 作品54
  ウィリアム・バーデン (テノール、プロローグ、ピーター・クイント) カミッラ・ティリング (ソプラノ、家庭教師)
  ジョアンナ・ソンジ (ソプラノ、フローラ) クリストファー・スラッディン (ボーイソプラノ、マイルズ)
  アン=マリー・オーウェンズ (メッツォソプラノ、グロース夫人) エマ・ベル (ソプラノ、ミス・ジェセル)
  ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 エドワード・ガーディナー (指揮)
 [録音 20078月 グラインドボーン (ライヴ)]

◇ヘンリー・ジェイムズの短編にもとづくブリテンの傑作オペラ。スウェーデンのソプラノ、カミッラ・ティリング Camilla Tilling (1971-) が家庭教師 (the governess) を歌ったグラインドボーン・オペラ公演のライヴ録音。ピーター・クイントをアメリカのテノール、ウィリアム・バーデン William Burden が歌い、グロスター生まれのイギリスの指揮者、20119月からバーミンガム市交響楽団の首席客演指揮者に就任予定のエドワード・ガーディナー Edward Gardiner (1974-) が指揮しています。

Naxos 8.572430-31 2CD's ロベルト・シューマン (1810-1856) ゲーテのファウストからの情景 WoO3
  イヴォナ・ホッサ (ソプラノ、懸念、天使、贖罪の女) クリスティーネ・リボー (ソプラノ、グレートヒェン、罪深き女、困窮)
  アンナ・ルバンスカ (アルト、アマリアの女、欠乏)
  エヴァ・マルシニク (アルト、マルテ、エジプトのマリア、罪障、栄光の聖母)
  ダニエル・キルヒ (テノール、アリエル、法悦の神父)
  ヤーコ・コルテカンガス (バリトン、ファウスト、マリア崇拝の博士、天使に似た神父)
  アンドリュー・ガンゲスタッド (バス、メフィストフェレス、悪霊、瞑想の神父)
  ワルシャワ少年合唱団 ワルシャワ・フィルハーモニック管弦楽団・合唱団 アントーニ・ヴィト (指揮)

Proprio PRO0110 ある芸術家に (Til en kunstner) − パウリーネ・ハル (1890-1969) 歌曲とピアノ曲集
 子守歌 (Berceuse) ある芸術家に (Till en konstnär) 黄昏に (I skymningen)
 スヴェン・ヘルルフセンの言葉 (Svend Herlufsens ord) ワルツ (Vals) 作品1-3 (ピアノソロのための)
 アンナの歌 (Annas sangor)
 
− 第4曲「ねえ、盗んだのが誰なのか、おまえに言えるかしら (Säg, kan du nämna mig tjufvens namns)
  第3曲「少女は草地で野いちごを摘み (Små flickorna i gräset de plocka smultronbär)
 露にぬれた花よ (Du blomst i dug) わたしの大きな苦しみから (Aus meinen grossen Schmerzen)
 秘密の花園 (Der verschlossene Garten) わが心 (Mein Herz) 冬の夕べ (Winterabend)
 黄昏どきの夢 (Traum druch die Dämmerung) 作品1-1 (ピアノソロのための) ヴェスレモイ (Veslemøy)
 途方に暮れて (Raadlaus) 冬の嵐 (Vinter-strom) 愛の歌 (エロティク) (Erotikk) 作品1-2 (ピアノソロのための)
 空 (Le ciel) 巷に雨が降るごとく (Il pleure dans mon coeur) 暗く果てない眠り (Un grand sommeil noir)
 スケルツィーノ (Scherzino) 作品1-4 牧場で (Auf einer Wiese) 魂 (Seelen) 憂鬱の小鳥 (Vöglein Schwermut)
 死んでしまった感覚 (Tote Sinne) この世に (Über die Welt hin)
  トーヴェ・トレスダール (メッツォソプラノ) ペール・アルネ・フランセン (ピアノ) イングリ・アンスネス (ピアノ)
 [録音 20108月 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]
 [制作 モッテン・リンドベルグ (2L)   録音 ベアトリス・ユハンネセン] 試聴盤

◇アガーテ・バッケル・グロンダールとともに第二次世界大戦前の世代を代表するノルウェーの女性作曲家、パウリーネ・ハル Pauline Hall (1890-1969)。音楽批評家、作家、音楽書翻訳家としても活動。国際現代音楽協会 (ISCM) のノルウェー支部会長を23年に渡って務め、歌曲、ピアノ曲、室内楽曲、管弦楽曲、劇音楽のジャンルに作品を残しました。代表作に挙げられる管弦楽のための《ヴェルレーヌ組曲》と劇音楽《ユリウス・カエサル》組曲が Simax"Norway in Music"1枚としてリリースされています (PSC3105)。ハルの書いた歌曲は約50曲。『ある芸術家に』には、ガルボルグ Arne Garborg (1851-1924)、ブー・ベリマン Bo Bergman (1869-1967)、ヤコブセン Jens Peter Jacobsen (1847-1885)、ハイネ Heinrich Heine (1797-1856)、モルゲンシュテルン Christian Morgenstern (1871-1914)、ヴェルレーヌ Paul Verlaine (1844-1896) をはじめとするノルウェー、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、フランスの詩による抒情と内省の歌が22曲収録されました。1920年代に初演され好評だったもの、出版されなかったせいで忘れられてしまっていた作品です。この演奏のためには、ノルウェー国立図書館所蔵の手稿譜が使われました。メッツォソプラノのトーヴェ・トレスダール Tove Træsdal とピアノで共演するペール・アルネ・フランセン Per Arne Frantzen、作品1のピアノ曲を弾くイングリ・アンスネス Ingri Andsnes (1978-)。歌心のある素晴らしい音楽家たちです。アルバムの制作は 2L (Lindberg Lyd) のモッテン・リンドベルグ Morten Lindberg が担当。優れた音質で知られる 2L レーベルと同じクオリティの録音が、ソフィエンベルグ教会で行われたセッションの "楽興の時" を伝えます。

Proprius PRCD2059 テレマニア (TELEMANNia)GP・テレマン (1681-1767)
 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ト長調 TWV52:G1 4つのヴァイオリンのための協奏曲 ト長調
 リコーダーとバスーンのための協奏曲 ヘ長調 TWV52:F1
 2つのフラウトトラヴェルソ、バスーンと通奏低音のための四重奏曲 ニ短調 (《ターフェルムジーク 第2集》 から)
 ヴァイオリン、バスーンと通奏低音のためのトリオソナタ 変ロ長調 TWV42:B5
 ヴァイオリン、ヴィオラダガンバ、バスーンと通奏低音のための協奏曲 ロ短調
  REBaroque マリア・リンダール (コンサートマスター、芸術監督)
 [録音 2010425日-26日 スウェーデン放送 (ストックホルム) 第2スタジオ]

◇マリア・リンダール Maria Lindal がコンサートマスターと芸術監督を務める、ストックホルムの REBaroque は、ライブ感あふれる演奏が特色のピリオド楽器アンサンブルです。『ルーマン − スウェーデン・ヴィルトゥオーゾ (The Swedish Virtuoso)(PRCD2044)、ビーバー、モーリーをはじめとする作品を集めた『変奏 (Variations)(PRCD2046) につづき、テレマンの協奏曲と室内楽作品を録音しました。

http://www.rebaroque.se/english/index.html

Proprius PRCD2061 2CD's for price of 1 Like a Flame − フレゼリク・マウレ (1977-) 自作自演集
 Origin Like a Flame Fleeting Glimpses Towards Truth A Temptation Merry-go-round
 Awakening Awake To Become Realization Truth Odditorium Through the Mist
 Crossing Borders Dreams of Childhood Dreams Memories of Meadows Behind the Mask
 Empty Fair Lament Journey Forever Destiny Ascending End of the Circle
  フレゼリク・マウレ (オルガン) [イェアロネ教会 (イェアロネ、デンマーク) のフローベニウス・オルガン (2009年)]

◇デンマークの作曲家、ピアニスト、オルガニスト、フレゼリク・マウレ Frederik Magle (1977-) が、コペンハーゲンに近いイェアロネ Jørlunde の教会に設置されたフローベニウス・オルガンで自作を演奏。

http://www.magle.dk/pipe-organ-jorlunde-church.html

 

リリース情報 − Jazz

dB Productions dBCD142 ハーヤーティ・カフェー − For värmens skull (心の温もりのために)
ヤン・シーグルド (1955-) Den spanska hatten (スペインの帽子) Hermods, Örebro (ヘルモーズ、オレブルー)
 Målaren (画家) For värmens skull (心の温もりのために) Om blott kärlek fanns (愛があるなら)
 Som en vind (風のように) Så nära som nu (もう少しで) Tänk dig (ありがとう)
 Det finns dagar (まだ日はある) Sju (7) Med basker svart (黒いベレー帽をかぶり)
 Förlåt min jord, förlåt (許してくれ私の世界よ、許してくれ)
  ハーヤーティ・カフェー (ヴォーカル) イェシカ・オットソン (ヴォーカル) クリステル・カールベリ (ギター)
  パトリク・アルビン (ダブルベース) ホーカン・アンデション (アコーディオン)
  ダン・"イーセン"・マルムクヴィスト (クラリネット) フィリプ・ルーネソン (ウード、マンドリン)
  アンデシュ・ヴェステルゴード (パーカッション) ヤン・シーグルド (ピアノ)

1961年にアルバムデビューしたというスウェーデンのジャズシンガー、ハーヤーティ・カフェー Hayati Kafe の新録音はバラード集。ヤン・シーグルド・トリオとしての活動で知られるピアニスト、ヤン・シーグルド Jan Sigurd (1955-) が作曲とピアノを担当しています。

Grappa GRCD4328 シェティル・ビョルンスタ (1952-) オラトリオ《クジラの歌 (Hvalenes sang)
  アンネリ・ドレッケル (ヴォーカル) スヴァンテ・ヘンリソン (チェロ) シェティル・ビョルンスタ (ピアノ)
  ビョルン・チャールズ・ドライエル (ギター) ビョルン・シェルミール (ベース) ルーネ・アルネセン (ドラムズ)
  スヴェン・ペーション (サウンドデザイン) ショーボドクーレ (海の小屋合唱団) オラヴ・ネス (合唱編曲、指揮)
 [録音 2009628日 ウーセベルグ文化ホール (トンスベルグ、ノルウェー) (ライヴ)]
 [制作 シェティル・ビョルンスタ  録音 ヤン・エーリク・コングスハウグ] 試聴盤

◇オスロ・フィヨルドの西に面し、かつて捕鯨基地の置かれていたヴェストフォル県では毎年、県を挙げての音楽祭、ヴェストフォル国際フェスティヴァルが開催されます。ノルウェー近代捕鯨の先駆者、スヴェン・フォイン Svend Foyn (1809-1894) の生誕200年にあたる2009年、フェスティヴァルは、ジャズピアニスト、作曲家のシェティル・ビョルンスタ Ketil Bjørnstad (1952-) に記念の作品を委嘱しました。《クジラの歌》。ヴェストフォルを代表する詩人、アルフ・ラーシェン Alf Larsen (1885-1967) とオスムン・ブリニルセン Aasmund Brynhildsen (1917-1974)、哲学者で登山家のペーテル・ヴェッセル・サプフェ Peter Wessel Zapffe (1899-1990) の詩をテクストとする〈クジラの歌〉〈ある日ここで目覚めた〉〈おお孤独よ〉〈はるか遠い過去の夜〉〈流氷に跳びおりた〉など、17章から構成されるオラトリオです。クジラの神秘の世界と探求者フォインの現実の世界が詩的な枠組みのうちに交差し、「生けるものすべてが分かち合う苦悩、その友愛への大いなる賛歌」 (PW・サプフェ) が歌い上げられます。女性ヴォーカルのアンネリ・ドレッケル Anneli Drecker、オラヴ・ネス Olav Næss 指揮のショーボドクーレ Sjøbodkoret (海の小屋合唱団)。スウェーデンの作曲家でチェリストのスヴァンテ・ヘンリソン Svante Henryson (1963-) も参加しました。スヴェン・ペーション Sven Persson がサウンドデザインを担当したライヴ録音が、レインボースタジオのヤン・エーリク・コングスハウグ Jan Erik Kongshaug の手でミクシング、マスタリングされています。

Prophone PCD110 Finnish Jazz  A Week Ago Today
 Paterson Falls The Ritual and the Blues Our World Doctor Wong's Bird Song Pacific Coast Highway
 Dah Dot Dah Village Nights A Week Ago Today
  デイナ・スティーヴンズ (テナーサックス) アンドレ・スメリウス (ドラムズ)
  ジョージ・コントラフーリス (ハモンドオルガン) テーム・ヴィーニカイネン (エレクトリックギター)
  ゲスト ミッコ・インナネン (サクソフォーン)

◇フィンランド・ジャズシーンで活躍するアンドレ・スメリウス André Sumelius。彼がサンフランシスコとニューヨークで共演したデイナ・スティーヴンズ Dayna Stephens (1978-) をヘルシンキに呼びたい、という願いが実現したアルバム。「オルガンは楽器じゃなく、ノリのいいビートマシン」というギリシャのオルガニスト、ジョージ・コントラフーリス George Kontrafouris と、スメリウスのファーストアルバムから一緒に仕事をしてきたテーム・ヴィーニカイネン Teemu Viinikainen がセッションに加わりました。演奏されるのは、スティーヴンズの旋律的な曲をメインにスメリウスの数曲とコントラフーリスの1曲。フィンランドを代表するジャズミュージシャンのひとり、ミッコ・インナネン Mikko Innanen (1978-)1曲、ゲスト参加しています。

Storyville 101.4267 マス・ヴィニング・トリオ − Open Minds
 Someday My Prince Will Come (いつか王子様が) My Funny Valentine (マイ・ファニー・ヴァレンタイン)
 Summertime (サマータイム) Hardly like an Evening Sunset Open Minds How Deep Is the Ocean
 Sam Irah Straight to Chaser Golden Key I skovens dybe, stille ro (深く静かな森の中で)
  マス・ヴィニング・トリオ
   ジャン=ミシェル・ピルク (ピアノ) マス・ヴィニング (ベース) ビリー・ハート (ドラムズ)

◇デンマークを代表するベーシストのひとり、マス・ヴィニング Mads Vinding (マッズ・ヴィンディング) の最新アルバム。マイルズ・デイヴィス、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターをはじめとするプレーヤーと600枚を超すアルバムを録音してきたビリー・ハート Billy Hart とは35年以上にわたって付き合ってきたものの、フランスに生まれ、1995年からニューヨークに住むジャン=ミシェル・ピルク Jean-Michel Pilc との共演は初めて。ビリー・ハートの提案から実現したトリオです。フランク・チャーチルの《いつか王子様が》、リチャード・ロジャーズの《マイ・ファニー・ヴァレンタイン》、ガーシュウィンの《サマータイム》、アーヴィング・バーリンの《How Deep Is the Ocean》、セローニアス・モンクの《Straight to Chaser》のスタンダード曲、デンマーク伝承の《深く静かな森の中で》、ピルク (3曲)、ハートとヴィニングの自作 (それぞれ1曲) によるプログラムが組まれました。一風変わった和声、親しげな会話、スリリングな掛け合い……"Open Minds" のタイトルが、何かおもしろいことを暗示していそうです。

Stunt Records STUCD10092 CD+DVD-video special price エド・シグペン・トリオ − You and the Night and the Music
[CD] Funk Dumplin (Buck Hill) You'd Be So Nice to Come Home to (Cole Poter) Down with It (Bud Powel)
 Meaning (Carsten Dahl) Shufflin' Long (Ed Thigpen) Well You Needn't (Thelonious Monk)
 You and the Night and the Music (Arthur Schwartz/Howard Dietz)
  エド・シグペン・トリオ
   エド・シグペン (ドラムズ) カーステン・ダール (ピアノ) イェスパー・ボーディルセン (ベース)
 [録音 2002714日 チボリ公園グラスホール (コペンハーゲン) (ライヴ)]
[DVD] "Master of Time, Rhythm and Taste"
  エド・シグペン ビリー・テイラー ホレース・パーラン イェンス・ヴィンター エド・シグペン一家
 [PAL (PAL/NTSC 変換機能のあるプレーヤーか PC のみ再生可能)]

◇ビリー・テイラー・トリオ (1965-1959)、オスカー・ピーターソン・トリオ (1959-1965) のドラマーとして人気の高かったアメリカのドラマー、エド・シグペン Ed Thigpen (1959-1965) は、1974年、コペンハーゲンに移り、ケニー・ドルーをはじめとするアメリカのプレーヤー、スヴェン・アスムセン、マス・ヴィニング、アレックス・リル、ニルス=ヘニング・エアステズ・ペーザセンをはじめとするデンマークのミュージシャンたちと共演、新たな活動を展開していきました。2010113日に他界したシグペンをしのび、2002年コペンハーゲン・ジャズフェスティヴァル期間の714日に彼がカーステン・ダール Carsten Dahl、イェスパー・ボーディルセン Jesper Bodilsen とチボリ公園のホールで行ったライヴの録音がリリースされます。DVD には、《Shufflin' Long》のライヴ映像、シグペン一家、ビリー・テイラーやホレース・パーラン、彼と交流のあったミュージシャンの出演する映像を92分にまとめたドキュメンタリーが収録されています。

 

リリース情報 − Blues, Folk, Pop & World Music

dB Productionss 10PCD003 Fab Lab (ファブ・ラブ) − New Age
 Sång Till Anarkismen Cloth and Coin 1 Ark 4 I Brutna Tripplar Bidrag Chagall Alatonia 1
 Sprnklr Alatonia 2 Kite Flying on Open Roofs Cloth and Coin 2 Stjärnklart Skipe Hg
 Eight Chords Membryon Ark 4 II Gagnef Rör Inte Vår Fina Skog, Raw Power 1
 Guitar Sounds for King David 1 Rör Inte Vår Fina Skog, Raw Power 2 Fab Lab Remixed
 Feedback, Brutna Tripplar, Ark 4 Ark 4 III Kleinkunst Guitar Sounds for King David 2
 Summer Nights I Bollhav Ark 3 Ark 5 Ark 8 Kvartett Elegi Kleinkunst 18:29-4
 Sång För Anarkismen Prosa Ark 4 IV Farlig Fara The Remembering Castle
  Fab Lab
  イングリード・ファルク (ヴォーカル) マリカ・ラーゲルクランツ (ヴォーカル)
  ユーハン・アッリーアス (サクソフォーン) ペール・アンデシュ・シュット (パーカッション)
  アンナ・リンダール (ヴァイオリン) アンドレアス・ブリンク (エレクトリックギター)
  トミー・ラーション (ドラムズ)
 [録音 2009年-2010年 ブーム・タウン (ボルレンゲ)、エレメント・スタジオ (ヨーテボリ)、EMS (ストックホルム)、
  ブルンスヴィーク国民高等学校 (ルンドヴィーク)、私宅の居間、台所、寝室、地下室]
 [制作・録音 Fab Lab] 試聴盤

◇ユニークな企画で驚かせてくれるギタリスト、モッテン・ファルク Mårten Falk (1973-) を中心とするアヴァンギャルド・グループ、ファブ・ラブ Fab Lab がゲストミュージシャンと録音した「ニューエージ」ミュージック。dB Productions の新しいライン、10Point の新作です。

Grappa GRCD4343 ボルテロッカ少女合唱団 − Mine Visur (わたしの歌)
 Vil du gifta deg/Eg har høyrt Snåle mi jente Lars Linkerifot (ラーシュ・リンケリフット) Hanefar
 Toll (小さな松) Eg tente meg so lengie Laling og Bruredans Eg gjekk meg en gong
 Springdans fra Vestfold (ヴェストフォルのスプリンガル) Sulla lulla So ro godt barn (おやすみ、よい子)
 Mine Visur (わたしの歌) Bruremarsj fra Valsøfjord (ヴァルソフィヨルドの婚礼行列の曲) Sulla meg litt
 Vesle pusekatt/Katta ligger under ovenen sjuk Lova Line Eg aktar inkje Slängposka (スレングポルスカ)
 Bånsull fra Bislett (ビスレットの子守歌)
  ボルテロッカ少女合唱団 リン・アンドレア・フグルセト (指揮)
  ヴェーガル・ヴォールダール (ハリングフェレ、フィドル、オクターヴフィドル)
  オスムン・ライスタ (ギター、バリトンギター、ダブルベース、ヴォーカル)
  ビリエル・ミステレッゲン (太鼓、パーカッション、口琴、ヴォーカル)
 [録音 20105月 ルーヴィーセンベルグ教会 (オスロ)]
 [制作 リン・アンドレア・フグルセト  録音 トゥール・マグネ・ハリバッケン] 試聴盤

◇「町の子だって民謡を歌う!」。ヴォーカルグループ、トリオ・メディイーヴァル Trio Mediaeval のメンバー、リン・アンドレア・フグルセト Linn Andrea Fuglseth (1969-) がオスロのボルテロッカ小学校と協力して2004年に創立したアンサンブル、ボルテロッカ少女合唱団 Bolteløkka Jentekor がノルウェーの民謡を歌うアルバムを作りました。フィドルのヴェーガル・ヴォールダール Vegar Vårdal、ギターとベースのオスムン・ライスタ Åsmund Reistad、パーカッションのビリエル・ミステレッゲン Birger Mistereggen。フォークミュージシャン三人が加わり、谷と村に伝わる民謡を歌う子供たちの楽しい気分を盛りあげます。

heilo HCD7252 イェルムン・ラーシェン・トリオ − Aurum (黄金)
 Menuett (メヌエット) Drømmeland (夢の国) Vals til Hans (ハンスのワルツ) Aurum (黄金)
 Vals i Desember (12月のワルツ) Bachslått (バッハの歌) Solbønn (太陽の祈り) Kjerkeslått (教会の歌)
 Rosenkransvals (ロザリオのワルツ) Dada (ダダ) Brudemarsj (婚礼行列の曲) Dans (ダンス)
 Emanuelvals (エマヌエルワルツ)
  イェルムン・ラーシェン・トリオ
   イェルムン・ラーシェン (フィドル) アンレアス・ユートネム (ピアノ、リードオルガン)
   ソンレ・マイスフィヨルド (ベース)
  ヘルゲ・ノルバッケン (パーカッション)
 [録音 2010415日-16日、19日-21日 レインボー・スタジオ (オスロ)]
 [制作 ヨールン・フルーゲ・サムエルセン  録音 ヤン・エーリク・コングスハウグ] 試聴盤

◇「ノルウェー中部、ノルトロンデラグに伝わる音楽を基礎にみずからの新しい音楽宇宙を創造する」というフィドル奏者で作曲家のイェルムン・ラーシェン Gjermund Larsen (1981-) がアンレアス・ユートネム Andreas Utnem、ソンレ・マイスフィヨルド Sondre Meisjord と組んだトリオ。2008年スペルマン賞 (ノルウェー・グラミー賞) を受けたアルバム『到着 (Ankomst)(HCD7235) から2年、新しいアルバムがリリースされました。グーブランスダールのフィドル奏者、ハンス・W・ブリーミ (1917-1998) の音楽をインスピレーションの源とする哀愁のワルツ。JS・バッハ、ビーバーの《ロザリオのソナタ》からインスピレーションを授かったスロット (ノルウェーの歌) とワルツ。ノルウェー・ソロイスト合唱団のために作曲した《太陽の祈り》。アルネ・ムーデンの《教会の歌 (Kyrklåt)》を念頭におき、スウェーデンのダーラナ地方の晴れた夏の日を想って書いたという曲。13曲すべてラーシェンが作曲しました。オスロのレインボー・スタジオでセッションが行われ、ヤン・エーリク・コングスハウグが録音を担当した、すばらしく臨場感のある録音です。

heilo HCD7254 ハルグリーム・ベルグ、エーリク・ロイネ − Sputer og drev
 Fyryspel Stundo e Kjeringi God Grårisingen Heimreis frå Bryllaup (結婚式からの帰郷)
 Fru Stenersen (ステネシェン嬢) Tobakksfjerdingen Svenskadn på Norderhov Nødre Myre-Låtten
 Gode minner (楽しい思い出) Døgnslåtten (24時間の歌) Seljefløytepols (柳笛のポルスカ)
 Legdekallen (貧しき人びと) Låtten Hass Mikkel Moe Skåren (麦刈りの跡) Tusselåtten (小妖精の歌)
 Munnharpe i 100 (口琴100年) Kunt Sindresen Juven (クヌート・シンレセン・ユーヴェン)
 Bufarhalling (ビュファルハリング)
 [ボーナストラック (歴史的録音)]
 Her koma guta frå Hallingdal og Valdres (ハリングダールとヴァルレスから若者がやってくる)
 Nisselåtten (ニッセの歌) Trip Berg I føykje og Snjor
  ハルグリーム・ベルグ (口琴) エーリク・ロイネ (口琴)
  ゲスト ヒシュテン・ブローテン・ベルグ (ヴォーカル) クヌート&オーレ・オースタ・ブローテン (ランゲレイク)
   トリル・クヴァルヴォーグネス (ヴォーカル) ヨー・アスゲイル・リ (アコーディオン) ローベット・ノルマン (ギター)
   アリ・トゥンダ (P3) ルーアル・ヴァンゲン (12弦ギター)
 [録音 2010412日 リュドローヴェン (ネスビーエン、ハリングダール)]
 [制作・録音 トゥール・マグネ・ハリバッケン] 試聴盤

◇口琴 (こうきん)。唇の近くにあて、指で弾いたり紐を引っぱって、金属でできた弁を振動させ、音を出す楽器。英語で Jew's harp、ノルウェー語で munnharpe。ハルグリーム・ベルグ Hallgrim Berg とエーリク・ロイネ Erik Røine のふたりは、ノルウェーきっての口琴の名手といわれます。「踊ってみてもよし、静かに座って聴くもよし……山の歌が聞こえますか? 地平線が見えますか? 喜びと悲しみ、温かさと野生……真の愛を感じますか? 魔法がわかりますか?」。演奏歴を足すと100年のふたりが、思いもかけない旅に誘ってくれるアルバムです。

heilo HCD7257 ヒシュテン・ブローテン・ベルグ − ノルウェー民謡を歌う (Songen)
 Vesle Kari Vår (かわいいカーリ) Eg gjekk meg opp til Seterli Svarterabben
 Båamann, Blåmann, Bukken Min (ブローマン、ブローマン、ぼくの雄山羊) Vesle Lerka (かわいい雲雀)
 Eg ser deg utfor gluggen (窓の外にあなたの影が) Astrid, mi Astrid (私のアストリ) Fram dansar ein haugkall
 Bendik og Årolilja (ベンディクとオーロリリヤ) Eg gjætte tulla (羊のトゥッラと15年)
 Besta syng barneviser (歌うのは子供の歌が一番): Killa bukk/Pisi og fuglen/Sporven sat på lydør
 Pål på haugen (ポールは丘の上で) Anne Knutsdotter (アンネ・クヌーツドッテル) Ung Åslaug (若いオースラウグ)
 Eg veit ei lita jente (かわいらしい少女を知っている)
  ヒシュテン・ブローテン・ベルグ (ヴォーカル、口琴) アーリル・アンデシェン (ベース)
  スチャン・カシュテンセン (ペダルスティール、バンジョー、アコーディオン、コーラス)
  アンビョルグ・リーエン (ハリングフェレ、フィドル、ニッケルハルパ、コーラス)
  ビョルン・オーレ・ラッシュ (リードオルガン、足音、コーラス)
  ライヴ・ソルベルグ (マンドラ、トラーデル・アコーディオン、ハルペレイク、ギター、口笛、口琴、コーラス)
 [録音 2010年春 コングスハーヴン・スタジオ (クリスチャンサン、ノルウェー)]
 [制作 ライヴ・ソルベルグ  録音 ルーアル・ロースベルグ] 試聴盤

◇ヒシュテン・ブローテン・ベルグ Kirsten Bråten Berg (1950-) は、南ノルウェーのアーレンダール生まれ。セーテスダールのヴァッレで銀細工の工房を営みながらフォークシンガーとして活動し、1979年と1988年に発表したアルバムがスペルマン賞 (ノルウェー・グラミー賞) を獲得しました。1990年、ECM をはじめとするレーベルの録音で知られる、ノルウェーを代表するベーシスト、アーリル・アンデシェン Arild Andersen (アリルド・アンデルセン) と出会い、1992年から彼のグループに参加して歌っています。大切にしていた雄山羊が姿を消してしまったと嘆く少年の歌《ブローマン、ブローマン、ぼくの雄山羊》、ノルウェーの女性歌手たちの優しい歌で世界に知られるようになった《私のアストリ》。『ノルウェー民俗舞曲集 (Norske folkedansar)』 (1961年、1985年) から17曲が歌われています。

heilo HCD7259 ベネディクテ・マウルセト − Alde (大波)
 Bøn (祈り) Fylgje (霊魂) Til Knut (クヌートに) Torghallingen (広場のハリング)
 Springar på seltakvednstille (ハルダンゲル調律のスプリンガル) Lett regn av lys (光の軽い雨)
 Sissel-Hallingen (シセル=ハリング) Alida Inspirasjon (霊感) Kjetil-slåtten (シェティル=スロット)
 Mellomspel (間奏曲) Jenglenuten Gamle Gunnar (老グンナル) Vals (ワルツ) Alde (大波)
  ベネディクテ・マウルセト (ハリングフェレ、ヴィオラダモーレ、ヴォーカル)
 [録音 2010315日、16日 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]
 [制作 ベネディクテ・マウルセト、アウドゥン・ストリーペ  録音 アウドゥン・ストリーペ] 試聴盤

◇ベネディクテ・マウルセト Benedicte Maurseth (1983-) はハルダンゲル地方アイフィヨルドの生まれ。7歳のときにクヌート・ハムレ Knut Hamre についてハリングフェレ (ハルダンゲルフィドル) を学び始め、オーレ・ブル・アカデミーに進みました。現在はベルゲンに住み、フィドル演奏、ヴォーカル、作曲と幅広く活動。2009年、ヨン・フォッセ Jon Fosse の小説《寝ずの番 (Andvake)》の劇場版がノルウェー劇場で上演された際の音楽を担当するなど、新しい民俗音楽の作曲も手がけています。クヌート・ハムレと共演した『Rosa i botnen (苗床のばら)』 (Heilo HCD7206) (2006)、ノルドリ、オプハイム、スコーレと共演した『Fodne ho svara stilt(HCD7222) (2008) につづく『Alde (大波)』は、マウルセトの初めてのソロアルバム。1600年代と1700年代から伝わるハリングフェレを弾き、ガット弦とバロック弓を使うことから生まれる深く温もりのある音は、彼女のフィドル演奏の魅力のひとつといわれます。全13曲、マウルセト自身が作曲、編曲しました。


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CD Artwork © BIS, dB Productions, Naxos (Sweden), Glyndebourne (UK), heilo/Grappa, Norwegian Socity of Composers, Proprio (Norway), Storyville, Sundance Music (Denmark)