Newsletter No.149   15 May 2011

 

リリース情報 − Classical & Contemporary

Alba ABCD320 SACD hybrid (5.1 surround/stereo) エーロ・ハメーンニエミ (1951-)
 歌曲集《赤い大地と降りそそぐ雨 (Sade ja punainen maa)(2008)
  ボンベイ・ジャヤシュリ (ヴォーカル) プーングラム・スブラマニアム (ムリダンガム)
  S・カールティック (ガタム) ミンナ・ペンソラ (ヴァイオリン) ヘイッキ・ニクラ (バスクラリネット)
  アヴァンティ!室内管弦楽団 ヨン・ストゥールゴールズ (指揮)
 歌曲集《鳥と風 (Lintu ja tuuli)(1993-94)
  ラウラ・レイスマ (ソプラノ) ユッカ・ランタマキ (ヴァイオリン) ラリマッティ・プネルプロ (チェロ)
  アヴァンティ!室内管弦楽団 ヨン・ストゥールゴールズ (指揮)

◇エーロ・ハメーンニエミ Eero Hämeenniemi (1951-)。フィンランドの若い作曲家たちが作ったグループ、「耳を開け! (Korvat auki!)」の初代会長を務め、その後、モダニズムを捨て、伝統的なネオエクスプレッショニストのスタイルに転向。1990年代の初めからは、インド古典音楽の要素を取り入れた音楽語法による作品を発表するようになりました。ハメーンニエミの新しいアルバムに収録された《鳥と風 (Lintu ja tuuli/The Bird and the Wind)》 は、その時代の代表的作品のひとつです。「誕生と死の5つの歌」の副題をもち、フィンランドの民俗詩と古代インドの詩をグレゴリー・ウォレン=ウィルソン Gregory Warren-Wilson が英訳したテクストをソプラノが弦楽5部の共演で歌い、2人のインド踊り手が加わるステージで演奏されます。ヨエンスー・フェスティヴァルの委嘱により、1993年から1994年にかけて作曲されました。歌曲集《赤い大地と降りそそぐ雨 (Sade ja punainen maa/Red Earth and Pouring Rain)》 は、南インドの古典音楽、カルナータカ (カルナティック) 音楽を代表する女性歌手のひとり、ボンベイ・ジャヤシュリ Bombay Jayashri のために作曲された作品です。タミル語の詩集『Kuruntokai』から選んだ5つの愛の詩をハメーンニエミ自身が翻訳したテクスト。ソロヴォーカル、管弦楽、ヴァイオリン・ソロ、バスクラリネット・ソロ、ムリダンガム mridangam (南インドの両面太鼓)、ガタム ghatam (壺) の編成。ムリダンガムのプーングラム・スブラマニアム Pungkulam Subramaniam とガタムのS・カールティック S. Karthick による即興演奏の織り込まれる音楽です。今日の音楽からタンゴまで、あらゆるジャンルに素晴らしい演奏を聴かせる室内オーケストラ、アヴァンティ! Avanti! をヘルシンキ・フィルハーモニックの首席指揮者、ヨン・ストゥールゴールズ John Storgårds (1963-) が指揮しました。2曲とも世界初録音です。

audite AU92651 SACD hybrid (Multichannel/stereo) エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) 管弦楽作品全集 第1
 交響的舞曲 (Symfoniske danser) 作品64
 《ペール・ギュント (Peer Gynt)》 組曲第1番 作品46
 《ペール・ギュント (Peer Gynt)》 組曲第2番 作品55
 リカルド・ノルドロークのための葬送行進曲 (Sørgemarsj til minne om Rikard Nordraak) EG107
  ケルンWDR交響楽団 アイヴィン・オードラン (指揮)
 [録音 2010104日-8日 ケルン・フィルハーモニー] [制作 WDR]

◇ノルウェーの指揮者、ヴァイオリニスト、アイヴィン・オードラン Eivind Aadland (1956-)1981年から1989年にかけてベルゲン・フィルハーモニックのコンサートマスターを務め、シベリウス・アカデミーのヨルマ・パヌラの下で指揮法を学びました。オスロ・フィルハーモニックやスウェーデン室内管弦楽団を含む北欧のオーケストラとヨーロッパ各地のオーケストラに指揮者として客演。オスロのノルウェー・オペラでは《ドン・ジョヴァンニ》《フィガロの結婚》《魔笛》《こうもり》の公演を指揮しています。2003年から2010年までトロンハイム交響楽団の首席指揮者兼アーティスティック・リーダー。これまでの代表的録音は、ノルウェー軍音楽隊を指揮してグレインジャー、フローラン・シュミット、ホルストの音楽を颯爽と、美しく聴かせたウィンドバンド作品集 (Simax PSC1208) とスタヴァンゲル交響楽団を指揮した『ノルウェー・ラプソディ』 (BIS CD1367) です。オードランの指揮でケルンWDR交響楽団が演奏するグリーグの管弦楽作品全曲録音第1作。リンデマンがノルウェーの山と谷を歩いて集めた民謡をまとめた『古いまた新しいノルウェーの山のメロディ』の曲を素材とする4つの《交響的舞曲》、イプセンの劇『ペール・ギュント』のための付随音楽による2つの組曲、そして、「祖国の音楽を芸術音楽として再生する」という志をグリーグと分かち合った友、ノルウェー国歌「われらこの国を愛す (ノルウェーよ、そはわが祈り)」を作曲したリカルド・ノルドローク Rikard Nordraak (1842-1866) の死を悼んだ葬送行進曲。ケルンのフィルハーモニーでセッション録音されました。

BIS CD1405 クロード・ドビュッシー (1862-1918) ピアノ曲全集 第5
 2つのアラベスク (2 Arabesques) ベルガマスク組曲 (Suite bergamasque) ピアノのために (Pour le piano)
 舞曲 (Danse) バラード (Ballade) ロマンティックなワルツ (Valse romanthique) 夢想 (Rêverie)
 マズルカ (Mazurka) 夜想曲 (Nocturne) ボヘミア舞曲 (Danse bohémienne)
  小川典子 (ピアノ)

BIS SACD1600 SACD hybrid (Multichannel/stereo) グスタフ・マーラー (1860-1911) 歌曲集
 亡き子をしのぶ歌 (Kindertotenlieder) 5つのリュッケルトの歌 (5 Lider nach Rückert)
 さすらう若人の歌 (Lieder eines fahrenden Gesellen)
  カタリナ・カルネウス (メッツォソプラノ) ヨーテボリ交響楽団 スサンネ・マルッキ (指揮)
 [録音 20076月、20101月、8月 ヨーテボリ・コンサートホール]

BIS SACD1707 SACD hybrid (Multichannel/stereo) セバスチャン・ファーゲルルンド (1972-) 管弦楽作品集
 クラリネット協奏曲 (2005-06) パルティータ (Partita) (2007-09) (弦楽オーケストラと3人の打楽器奏者のための)
 Isola (島) (2007) (管弦楽のための)
  クリストフェル・スンドクヴィスト (クラリネット) ヨーテボリ交響楽団 ディーマ・スロボジェニュク (指揮)
 [録音 20086月、20106月 ヨーテボリ・コンサートホール]

◇オペラ《デーベルン (Döbeln)(2008-09) で国際的な注目を集めたスウェーデン系フィンランドの作曲家セバスチャン・ファーゲルルンド Sebastian Fagerlund (1972-) の管弦楽作品集。初演者のクリストフェル・スンドクヴィスト Christoffer Sundqvist がソロを吹くクラリネット協奏曲と、ハンセン氏病と精神病の患者を隔離した歴史をもつトゥルク諸島の島を描く《Isola (島)》 は、コシュホルム音楽祭の委嘱作により作曲された作品です。

BIS SACD1755 SACD hybrid (Multichannel/stereo) WA・モーツァルト (1756-1791) ヴァイオリン協奏曲全集 第2
 ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調 K207 ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K211
 ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K218 アダージョ ホ短調 K261 ロンド ハ長調 K373
  リチャード・トニェッティ (ヴァイオリン、指揮) オーストラリア室内管弦楽団
 [録音 20102月、20092月 ACO スタジオ (シドニー)]

BIS SACD1968 SACD hybrid (Multichannel/stereo) オーレ・オルセン (1850-1927)
 交響的音詩《アスゴールの騎行 (Asgaardsreien)》 作品10 トロンボーン協奏曲 ヘ長調 作品48
 交響曲第1番 ト長調 作品5
  クリスチャン・リンドベリ (トロ
ンボーン、指揮) ルーネ・ハルヴォシェン (指揮) (協奏曲)
  アークティック・フィルハーモニック管弦楽団
 [録音 2011年2月 ハシュタード文化ホール (ハシュタード、ノルウェー)]

◇オーレ・オルセン Ole Olsen (1850-1927) はノルウェー北部フィンマルクのハンマルフェスト生まれ。作曲とオルガンを学んだ後、ニーダロス大聖堂の修復のためにトロンハイムを訪れていたドイツの建築家ハインリヒ・シルマーに推されライプツィヒ音楽院に留学しました。オルセンが最初に手がけた交響的ジャンルの曲、交響曲ト長調は、ライプツィヒで学んでいた1873年に作曲が始められたと考えられています。〈アレグロ・マエストーゾ〉〈スケルツォ。アレグロ〉〈アンダンテ〉〈アンダンテ・クワジ・アダージョ、アレグロ・アッサイ〉の4楽章は、スヴェンセンの系譜にあるロマンティクな音楽。「第1番」として出版されたものの、オルセンの唯一の交響曲です。ヨハン・セバスチャン・ヴェルハーヴェン Johann Sebastian Welhaven (1807-1873) が、ノルウェーの民話に題材を採り、1845年に出版した詩に基づく交響的音詩《アスゴールの騎行》 (パート譜では「交響的音画 (Symphonisches Tonbild)」)。谷と野と荒れ地の上空を「馬を駆って行く者たち」が、打楽器とハープを加えた三管編成の管弦楽で描かれます。1886年に発表された協奏曲 Konzert for Waldhorn og orkester は、「ホルンまたはトロンボーンの独奏」と二管編成の管弦楽のために作曲されました。

 ノルウェーの北極圏にあるトロムソとボードーの両市、トロムスとノルランの両県が進める共同プロジェクト、トロムソ室内管弦楽団とボードー・シンフォニエッタを母体に20094月に発足したアークティック・フィルハーモニック管弦楽団のデビューアルバム。首席指揮者のクリスチャン・リンドベリ Christian Lindberg (1958-) が指揮し、彼がソロを担当する協奏曲は、ルーネ・ハルヴォシェン Rune Halvorsen が指揮しています。《アスゴールの騎行》と交響曲は、ラトビア交響楽団とテリエ・ミケルセンの演奏 (Sterling CDS1086-2) に次ぐ録音です。

BIS CD1975 レウヴスタ・ブリュークの音楽秘宝 第2
ジュゼッペ・タルティーニ (1692-1770) ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ短調 D55 ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 D15
ゴットフリート・ケーラー (?-before 1704) 2つのフルートのためのソナタ
GF・ヘンデル (1685-1759) オペラ《オットーネ》 − 2つのフルートのための二重奏曲
ユーハン・ヘルミク・ルーマン (1694-1758) フルートソナタ第4番 ト長調
ヒンリク・フィリップ・ヨンセン (1716/17-1779) ハープシコードソナタ第3番 1757年復活祭のための教会音楽 (抜粋)
作者不詳 チェロソナタ ハ短調
  ドロットニングホルム・バロックアンサンブル
 [録音 201010月、20111月、2月 レウヴスタ教会 (レウヴスタ・ブリューク、スウェーデン)]

◇ストックホルムの北西、大学都市ウプサラの近郊に位置し、18世紀に鉄鋼業で栄えたレウヴスタ・ブリューク Leufsta Bruk (ローヴスタブリューク Lövstabruk) に残された、ベルギーの資本家で楽譜マニアでもあったルイ・ド・イェールの膨大な自筆譜コレクションをドロットニングホルム・バロックアンサンブルが演奏する。好評だった第1(CD1526) につづく第2集のリリースです。

Bluebell ABCD114 3CD's for price of 2 グローナ・ルンドのユシー・ビョーリング (Jussi Björling at Gröna Lund)
ボロディン、トスティ、ヌードクヴィスト、ヴォルフ、リスト、リヒャルト・シュトラウス、プッチーニほかの作品
  ユシー・ビョーリング (ユッシ・ビョルリング) (テノール) ベッティル・ブークステット (ピアノ)
  ヘリ・エーベット (ピアノ)
 [録音 1950年-1960年 グローナ・ルンド (ストックホルム) (ライヴ)]

Caprice CAP21681 4CD's+DVD (PAL) for price of 4 CD's コレクターズ・クラシックス (Collector's Classics)12
 スウェーデンのピアニスト − 1950年以前のスウェーデンのピアニストたち
  (Svenska tangenter − Svenska pianister före 1950)
  グレタ・エーリクソン (ピアノ) ハンス・レイグラーフ (ピアノ) ヴィルヘルム・ステーンハンマル (ピアノ)
  エミール・シェーグレン (ピアノ) ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル (ピアノ) ナタネル・ブルーマン (ピアノ)
  グンナル・ド・フルメリ (ピアノ) 他
 (曲目・演奏者後報)
 [録音 1903年-1970年]

◇音楽学者カール=グンナル・オーレーン Carl-Gunnar Åhlén の監修する歴史的録音のシリーズ。

Chamber Sound CSCD10041 Gravitation − チェロ・デュオのための音楽
ミクローシュ・マロシュ (1943-) デュオ (Duo) (1970)
アッラ・ザガイケヴィチ (1966-) Gravitation (2001)
ラーシュ・エークストレム (1956-) Gimel (1997)
アンナ・エーリクソン (1963-) Navkapsel (2007)
リュドミラ・ユーリナ (1962-) Distanzierung (1996)
ペーテル・シュバク (1947-) Speculatio (1992)
ワジム・ラルチコフ (1967-) Inter Lacrimas et luctum (1995)
  デュオ・ヴィオロンチェリッシモ
   オルガ・ヴェセリナ (チェロ) ワジム・ラルチコフ (チェロ)

◇オルガ・ヴェセリナ Olga Veselina とワジム・ラルチコフ Vadim Larchikov が、1995年、ウクライナのオデッサで結成したデュオ・ヴィオロンチェリッシモ Duo Violoncellissimo がチェロ二重奏のための現代作品と彼らに献呈された作品を録音。

Chamber Sound CSCD10042 Nordost (北東) − トロンボーンと打楽器のための音楽
レイレイ・チャン (1971-) Jubilee-Jubilate From Amen to Amen Roaring in the clouds
フォルカー・シュタウプ (1961-) 北東 (Nordost)
ヨニー・アクセルソン (1963-)/イーヴォ・ニルソン (1966-) 跳飛 (Rikoschett)
  アクセルソン&ニルソン・デュオ
   ヨニー・アクセルソン (打楽器) イーヴォ・ニルソン (トロンボーン)
  ムシカ・ヴィテ

Chamber Sound CSCD10043 Souveniers Ombres − スタファン・ストルム (1964-) 作品集
 Ombres Distance Souveniers ...sans paroles Souveniers Distance Ombres
 Ein Hauchund nichts (マリンバのための) Athem...Raum (オルガンのための)
 Kurven des Flugs (フルートのための)
  トリオ・トリブカイト=ペッテション=ベリ
   ベンクト・トリブカイト (オルガン) ミケール・ペッテション (フルート) ダニエル・ベリ (打楽器)

Chamber Sound CSCD10044 Spanning − スカンディナヴィアのエレクトロアクースティック音楽
マーリン・ボング (1974-) Twilight Collider (2004) (フルート、バスフルートとライヴエレクトロニクスのための)
ハンス・パルメント (1956-) Short Cuts
アンデシュ・ブルムクヴィスト (1956-) Löpa Varg
ミリヤム・タッリ (1976-)
 Last year`s sun still glitters in the drop of water (2000) (増幅フルート、EAM とチベットベルのための)
トマス・リリエホルム (1944-) Streams
ヘンリク・フリスク (1969-)
 Repetition Repeats all other Repetitions (2006) (10弦ギターとエレクトロニクスのための)
小櫻秀樹 (1970-) Komponist-bin ich! (2006) (サクソフォーンとエレクトロニクスのための)
  ザビーネ・フォーゲル (フルート、バスフルート) モニカ・マティセン (フルート) ペーテル・サルメラ (打楽器)
  ステファン・オステルシェー (ギター) ヨリエン・ペッテション (アルトサックス、バスサックス)

Danacord DACOCD682 シェイクスピアと『ハムレット』から生まれた音楽 (Music inspired by Shakespeare and Hamlet)
フレゼリク (フリートリヒ)・クーラウ (1786-1832)

 劇付随音楽《ウィリアム・シェクスピア (William Shakespeare)》 作品74 − 序曲
ピョートル・チャイコフスキー (1840-1893) 幻想序曲《ハムレット》 作品67
フェレンツ (フランツ)・リスト (1811-1886) 交響詩《ハムレット》 G109
ヨーゼフ・ヨアヒム (1831-1907) 演奏会序曲《ハムレット》 作品4
エドワード・マクダウェル (1860-1908)
 2つの交響詩《ハムレットとオフィーリア (Hamlet and Ophelia)》 作品22
  南ユラン交響楽団 ヴラディーミル・ジヴァ (指揮)
 [録音 2010517日-22日 アルシオン (セナボー、デンマーク)]
 [制作 レンナット・デーン  録音 ステファン・フロック] 試聴盤

◇ドイツ生まれのデンマークの作曲家クーラウ Frederik (Friedrich) Kuhlau (1786-1832) が、ノルウェー出身の劇作家カスパー・ヨハネス・ボイ Casper Johannes Boye (1791-1853) ーグに献呈されたチャイコフスキーの幻想序曲。アメリカの作曲家、第2番のピアノ協奏曲が知られるエドワード・マクダウェル Edward Ma4幕の劇に書いた付随音楽の序曲。グリーグに献呈されたチャイコフスキーの幻想序曲。アメリカの作曲家、第2番のピアノ協奏曲が知られるエドワード・マクダウェル Edward MacDowell (1860-1908) がハムレットとオフィーリアを主題に書いた2曲の交響詩をひとつにした《ハムレットとオフィーリア》。ロマンティックな作風の19世紀の作曲家たちがシェイクスピアと『ハムレット』からインスピレーションを授かって作曲した管弦楽曲集。シューマン夫妻 (DACOCD688)、ラヴェルとドビュッシーとフランク (DACOCD672) でピアニストのオレク・マルシェフと共演した南ユラン交響楽団とヴラディーミル・ジヴァ Vladimir Ziva 指揮による録音です。

Footprint Records FRCD041 そこに火が燃える (Det brinner en eld)
− スヴェン=エーリク・ユーハンソン (1919-1997) 合唱作品集
 そこに火が燃える (Det brinner en eld) わたしは喜びにみち (Det gläder mig) 花嫁のワルツ (Brudvals)
 今、君を愛す (Jag älskar dig nu) わたしは岩壁を愛す (Jag älskar hälleberget)
 いとしい人に寄せる小さな詩 (Liten dikt till min älskade) 献呈 (Tillägnan)
 君は憧れを知っているか (Vet du vad längtan är) 愛の歌 (Liebeslied) 不在の豹 (Der Panther)
 墓碑銘 (Gravskrift) ギターとアコーディオン (Gitarr och dragharmonika) 天使の愛 (Änglakärlek)
 グローベリの歌 (Gråbergssang) ぼくらは露に濡れた山を越えて行く (Vi gå över daggstänkta berg)
 ヒキガエルについて (Om paddor) ネズミと害獣に向かって (Mot rattor och ohyra) Triss
 農場のタンゴ (Gårdstango) 色いっぱいの明かりをもって (Med många kulörta lyktor)
 君は言葉をなくしてしまった (Du har tappat ditt ord) 愛の歌 (Kärleksvisa)
 灰色の小鳥さえいない (Inte ens en grå liten fågel) 彼のやってくるのが聞こえるか (Kan du höra honom komma)
 暗い庭園 (En dunkel örtagård) 主はわが羊飼い (Herren är min herde)
 神の喜びを感じるのとおなじように (Som sådden förnimmer Guds välbehag) 賛美歌と竪琴 (Psaltare och lyra)
 わが心のメロディ (Mitt hjärtas melodi) 《変わりゆく夜の歌 (Sånger i förvandlingens natt)》 から
  リルケ・アンサンブル グンナル・エーリクソン (指揮、ギター) マッツ・エーリクソン (ギター)
  マグヌス・エルデニウス (アコーディオン) マグヌス・リクルンド (アコーディオン)
  カロリーナ・アンデション (ソプラノ) イェンニ・サミュエルソン (フルート) ミケール・アンデション (ボンボ)
  ニーナ・エヴァルド (ソプラノ)
 [録音 2006年-2009年]

Footprint Records FRCD049 Düben Delights (デューベンの喜び) − 『デューベン・コレクション』の歌曲集
クラート・ビュトナー (1616-1679) 「主の僕 (しもべ) らよ、主を賛美せよ (Laudate pueri Dominum)」 (詩編113番)
ディダコ・フィレターリ Salve rex Christe
ヴィンチェンツォ・アルブリーチ (1631-1696) 「神が創りしものすべてを (Omnia quae fecit Deus)
ヨハン・タイレ (1646-1724) わたしは神が宣言なさるのを聞きます (Ach, dass ich hören sollte dass Gott)
イグナティオ・フォン・グネッセル 神がもとに来たれ (Venite ad me)
ヴィンチェンツォ・アルブリーチ (1631-1696) 2声のシンフォニア (Sinfonia à 2)
アウグスティン・プフレーガー (1635-1686) 正しき人の魂は神の御手にあり (Justorum animae in manu Dei sunt)
ヨハン・ニコラウス・ハンフ (1665-1711)
 「どのようなときにも、わたしは主をたたえ (Ich will den herrn loben allezeit)」 (詩編34番)
  アンナ・ユーブラント (ソプラノ) ドゥーベン・ユナイテッド
 [録音 20091月]

◇エマ・カークビーに学び、ヨーテボリ・バロックとハーモニー・オブ・ヴォオセズのメンバーとして活躍するスウェーデンのソプラノ、アンナ・ユーブラント Anna Jobrant のソロデビュー・アルバムは、17世紀と18世紀の音楽を収めた『デューベン・コレクション』から。ほとんどの歌曲が初めて録音されます。

Footprint Records FRCD053 Ach Swea Trohn (ああスウェーデンの王座よ) − 『デューベン・コレクション』の祝祭音楽
ブクステフーデ、ディズリク (ディートリヒ) (c.1637-1707)
 「喜びに響け (Klinget für Freuden ihr lärmen Klarinen)BuxWV119
 「来たれと天使に告げよ (Befiehl dem Engel, dass er komm)BuxWV10
クリスチャン・ガイスト (1650-1711) Quis hostis in coelis
 Ach Swea Trohn (ああスウェーデンの王座よ) 5声のソナタ (Sonata à 5)
 「汝の若き時よりの妻に喜びを抱け (Freue dich des Weibesdeiner Jungend)」 (『旧約聖書』から)
 「主よ、怒ってわたしを責めないでください (Domine ne in furore tuo arguas me)」 (『旧約聖書』から)
 パッサカリア (Passacaglia)
ユーハン・ヴァレンティン・メーデル (1649-1719)
 「全地よ、主に向かって喜びの叫びをあげよ (Jubilate Deo omnis terra)
フランツ・トゥンダー (1614-1667) 「主は我が光なり (Dominus illuminatio mea)」 (『旧約聖書』から)
  ヨーテボリ・バロック マグヌス・シェルソン (指揮) ヤン・ボリエソン (バス)
 [録音 20095月]

◇ブクステフーデ作品集 (FRCD033) の成功を受けマグヌス・シェルソン Magnus Kjellson とヨーテボリ・バロック Göteborg Baroque が、スウェーデン、ウプサラ大学図書館所蔵の『デューベン・コレクション』から祝祭の音楽を録音。

Intim Musik IMCD116 2CD's ハインリヒ・シャイデマンと作者不詳のマニフィカト
ハインリヒ・シャイデマン (c.1595-1663) 第1旋法のマニフィカト 第2旋法のマニフィカト 第3旋法のマニフィカト
 第4旋法のマニフィカト 第5旋法のマニフィカト 第6旋法のマニフィカト 第8旋法のマニフィカト
作者不詳 第7旋法のマニフィカト 第8旋法による幻想曲風マニフィカト
  カーリン・ネルソン (オルガン) [オルグリューテ新教会 (ヨーテボリ) の北ドイツ様式オルガン]
 [録音 2010216日-17日、19日-20日 オルグリューテ新教会 (ヨーテボリ、スウェーデン)]
 [録音 エーリク・シッケマ]

◇カーリン・ネルソン Karin Nelson はスウェーデン北部シェレフテオー生まれ。ピテオー音楽学校とヨーテボリ音楽学校で学び、アムステルダムのスヴェーリンク音楽院に留学。ヨーテボリ大学音楽演劇アカデミー (旧 ヨーテボリ音楽学校) で教えながら、ヨーテボリ国際オルガン・アカデミーの共同芸術監督を務めています。シャイデマンのマニフィカトを即興の観点から捉え、研究することが、彼女の博士論文のテーマです。

Ladybird 79556817 大聖堂の結婚式の音楽 − 皇太子妃ヴィクトリアとダニエル・ヴェストリング氏 2010619
(Bröllopsmusiken från Storkyrkan - HKK Kronprinsessan Victoria & Herr Daniel Westling 19 juni 2010)
アンデシュ・オールヴァル (1932-) (ブリット・ハルクヴィスト 編曲) このすばらしい夏に (I denna ljuva sommartid)
  アードルフ・フレードリク児童合唱団 ブー・ユーハンソン (指揮)
ヒューゴ・ヴェストリング (1930-)
 ヴィクトリアとダニエルのための結婚行進曲 (Brollopsmusiken till Victoria och Daniel)
  ヒューゴ・ヴェストリング (ヴァイオリン) トマス・ヴェストリング (ヴァイオリン)  ブリット=マリ・ヨンソン (アコーディオン)
ユド=アクセル・ユーハンソン (1900-1970) (インゲラ・ヨンスドッテル・オムネル 編曲)
 ヒュースビの花嫁の行列 (Husby brudmarsch)
  アードルフ・フレードリク児童合唱団 ブー・ユーハンソン (指揮)
ブリット=マリ・ヨンソン (1959-) Varisen
  ヒューゴ・ヴェストリング (ヴァイオリン) トマス・ヴェストリング (ヴァイオリン) ブリット=マリ・ヨンソン (アコーディオン)
ユーハン・ヘルミク・ルーマン (1694-1758)
 ドロットニングホルムの音楽 (Drottningholmsmusiken) − アレグロ・コン・スピリト (Allegro con spirito)
  王立ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団 グスタフ・シェークヴィスト (指揮)
作者不詳 鐘の音 (Klockringning)
  演奏者不詳 (鐘)
イングヴァル・リードホルム (1921-) ヴィクトリア皇太子妃のファンファーレ (Kronprinsessan Victorias Fanfar)
  近衛兵音楽隊ウィンドセクション

ジェレマイア・クラーク (1674-1707) (マティアス・ヴァーゲル 編曲)
 グロスター公爵の行進曲 (The Duke of Gloster's March)

  近衛兵音楽隊ウィンドセクション マティアス・ヴァーゲル (オルガン)
ヴァルデマー・オーレーン (1894-1982) (マティアス・ヴァーゲル 編曲)
 谷と野原はやさしい緑におおわれ (En vänlig grönskas rika dräkt) 
  大聖堂合唱団 グスタフ・シェークヴィスト室内合唱団 近衛兵音楽隊ウィンドセクション
  王立ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団 マティアス・ヴァーゲル (オルガン)
カーリン・レーンクヴィスト (1957-) 賛歌 (Hymn)
  シャネッテ・ショーン (ソプラノ) グスタフ・シェークヴィスト室内合唱団 大聖堂合唱団
  王立ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団 グスタフ・シェークヴィスト (指揮)
メルヒオル・テシュナー (1584-1635) (マティアス・ヴァーゲル 編曲) われら勇気を出し (Vi lyfter våra hjärtan)
  グスタフ・シェークヴィスト室内合唱団 大聖堂合唱団 近衛兵音楽隊ウィンドセクション
  王立ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団 マティアス・ヴァーゲル (オルガン)
ヨリエン・エロフソン (1962-) (P・エークダール オーケストレーション) When You Tell the World You're Mine
  アイネス・シフス (ヴォーカル) ビョーン・シフス (ヴォーカル) グスタフ・シェークヴィスト室内合唱団
  大聖堂合唱団 王立ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団 グスタフ・シェークヴィスト (指揮)
ジークフリート・カルク=エーレルト (1877-1933) (トマス・ブランティガン 編曲)
 Praise the Lord with drums and cymbals
  近衛兵音楽隊ウィンドセクション マティアス・ヴァーゲル (オルガン)
ユーハン・ヘルミク・ルーマン (1694-1758)
 ドロットニングホルムの音楽 (Drottningholmsmusiken) − アレグロ (Allegro) ヴィヴァーチェ (Vivace)
  王立ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団 グスタフ・シェークヴィスト (指揮)
作者不詳 エペルブーのゴングロート (Gånglåt från Äppelbo)
  アードルフ・フレードリク児童合唱団 ブー・ユーハンソン (指揮)
ヒューゴ・ヴェストリング (1930-) 忠誠の誓い (Hyllning)
  ヒューゴ・ヴェストリング (ヴァイオリン) トマス・ヴェストリング (ヴァイオリン) ブリット=マリ・ヨンソン (アコーディオン)
エルランド・フォン・コック (1910-2009) 花は地に生き (De blomster som i marken bor)
  アードルフ・フレードリク児童合唱団 ブー・ユーハンソン (指揮)
 [録音 20106月]

Linn CKD372 SACD hybrid (Multichannel/stereo) ウィリアム・バード (1543-1623) コンソート曲全集
 3声のファンタジー (第3番) 5声のブラウニング 4声の「光の消ゆる前に」 5声のイン・ノミネ (第3番)
 4声の「救い主キリスト」 5声のイン・ノミネ (第4番) 4声のファンタジー (第3番) 3声の「天使は優雅なる言葉にて」
 5声のファンタジー 6声のファンタジー (第1番) 3声のファンタジー (第1番) 4声の「光なり日なるキリスト」 (第1番)
 5声のイン・ノミネ (第2番) 4声の「光なり日なるキリスト」 (第2番) 4声のイン・ノミネ (第2番)
 6声のファンタジー (第2番) 4声のミゼレーレ 4声のファンタジー (第1番) 4声の「光なり日なるキリスト」 (第3番)
 5声のイン・ノミネ (第5番) 4声のイン・ノミネ (第1番) 6声のパヴァーヌとガイヤルド 6声のファンタジー (第
3番)
 5声のパヴァーヌとガイヤルド 4声の「天使は優雅なる言葉にて」 (第2番) 3声のファンタジー (第2番)
 5声のプレリュードとグラウンド
  ファンタズム
   ローレンス・ドライファス (トレブルヴィオール、ディレクター)
   ウェンディ・ギレスピー (トレブルヴィオール、テナーヴィオール) ジョナサン・マンソン (テナーヴィオール)
   エミリア・ベンジャミン (テナーヴィオール) ミッコ・ペルコラ (テナーヴィオール、バスヴィオール)
   マルック・ルオヤラン=ミッコラ (バスヴィオール)

Naxos 8.572460 ショパンの弟子によるヴァイオリンとピアノの作品集
カロル (カール)・ミクリ (1819-1897) 大二重奏曲 イ長調 作品26
トマス・DA・テレフセン (1823-1874) ヴァイオリンソナタ第1番 ト長調 作品19
 ヴァイオリンソナタ第2番 ホ短調 作品37
シャルル・フィルチ (1830-1845) アレグレットと変奏
  ヴォイテク・プロニエヴィチ (ヴァイオリン) アレクサンドル・ヤコビツェ=ギトマン (ピアノ)

Naxos 8.572704 ジャン・シベリウス (1865-1957) 交響曲第2番 ニ長調 作品43
 《カレリア (Karelia)》組曲 作品11
  ニュージーランド交響楽団 ピエタリ・インキネン (指揮)

nosag records CD181 ヴァイオリン・デュオのための作品集 第8集
オレク・ゴトショシク (1951-) ユダヤの民謡から (1990)
セシリア・フランケ (1955-) Febris (2005-06)
ユーハン・ラムストレム (1965-)
 KAKEL (2002 rev.2004) (2つのヴァイオリンとエレクトロアクースティック・テープのための)
 Vallombrosa per il duo del violino (2008)
ハンス=エーリク・ダールグレン (1954-) Imagines Memoriae (2002)
  デュオ・ジュラン
 [録音 20106月]

nosag CD187 ある旅をめぐり (Om en resa) − ハンス=ヨーラン・エルヴィング、コンサートピアニスト
クロード・ドビュッシー (1862-1918) 西風の見たもの (Ce qu'a vu le vent d'ouest) (《前奏曲集 第1集》 第7曲)
 金色の魚 (Poissons d'or) (《映像 第2集》 第3曲) ビーノの門 (La Puerta del Vino) (《前奏曲集 第2集》 第3曲)
 アナカプリの丘 (Les collines d'Anacapri) (《前奏曲集 第1集》 第5曲)
エミール・シェーグレン (1853-1918) 気分 (Stemningar) 作品20 − アンダンティーノ (Andantino)
 散歩道で (På vandring) 作品15 (6つの幻想的小品) − 朝の散歩 (Morgonvandring)
マヌエル・デ・ファリャ (1876-1946) 火祭りの踊り (Danza ritual del fuego/Rituel elddans)
 ベティカ幻想曲 (アンダルシア幻想曲) (Fantasia Bética/Fantasia Baetica)
ラグナル・テュネウス (1898-1972)
 24の前奏曲 (24 preludier) − 勝ち誇って (Triumfante) アンダンテ (Andante) 雨の日 (Regndag)
  左手のために (Pour la main gauche) コンモード (Commodo) グラーヴェ (Grave)
ベンジャミン・ブリテン (1913-1976) 組曲《休日の日記 (Holiday Diary)》 作品5
トシュテン・ニルソン (1920-1999)
 ある旅をめぐり (Om en resa) (作品102) (1983)
  前奏曲 (Preludier) エアー (Air) ヴェームンド古墳 (Wemunds högar) 平原の教会 (Kyrkorna på slätten)
  飛行艇 (Båtar) アルベルト・ジャコメッティ (Alberto Giacometti) ストロイエ (Ströget)
  ボーショー修道院 (Bosjökloster) キュッラベリ半島 (Kullaberg) 別れ (Avsked)
ヨハネス・ブラームス (1833-1897) ラプソディ ロ短調 作品79-1
  ハンス=ヨーラン・エルヴィング (ピアノ) [ライヴ録音] 試聴盤

◇スウェーデンのピアニスト、ハンス=ヨーラン・エルヴィング Hans-Göran Elfving (1924-) はセーデルテリエ Södertälje に生まれました。ストックホルムの南、30キロに位置し、メーラレン湖とバルト海を結ぶ運河のある町として発展した、人口約6万の工業都市です。エルヴィングは、エミール・オンベリ、ユングヴェ・フリュクト、ホセ・リベラ、スティーナ・スンデル=リンネにピアノを学び、ドロシー・アーヴィングの下で歌曲解釈を研究した後、ピアニストとしての活動を始めました。リサイタル、オーケストラや室内楽奏者との共演。アイスランド、フィンランドなど北欧諸国やドイツへの演奏旅行も行いました。地道な演奏活動のかたわら、エルヴィングは故郷セーデルテリエでピアノを教え、2011421日に87歳を迎えた今も現役のピアノ教師として活動しています。

 華々しく活躍しメディアの注目を集める音楽家たちとは離れたところで謙虚に活動するひとりのピアニストのポートレート・アルバム。このCDには、ドビュッシー、ファリャ、ブリテン、ブラームス、「ロマンティック・スウェーデン」のシェーグレン Emil Sjögren (1853-1918) といった彼の主要なレパートリーの作品と彼が得意とする20世紀スウェーデンの音楽からテュネウスとトシュテン・ニルソンの作品が含まれました。

 ラグナル・テュネウス Ragnar Thunaeus (1898-1972) はピアニスト、音楽教師、作曲家として活動。50曲を数える作品を残したほか、多くの編曲を手がけました。《24の前奏曲》から選んだロマンティックな気分の6曲。エルヴィングは、テュネウスの「スペシャリスト」とも呼ばれています。作曲家、ピアニスト、オルガニスト、教会音楽家として活躍し、2曲のピアノ協奏曲とピアノ組曲が Caprice Composer Series のアルバム (CAP21417) で紹介されたトシュテン・ニルソン Torsten Nilsson (1920-1999) の《ある旅をめぐり》は、ニルソンが友人とスウェーデンのスコーネ地方とデンマークを旅した時の印象を綴り、組曲にまとめた作品です。1985127日、エルヴィングがマルメで初演しました。

 このアルバムに使われた音源は、エルヴィングが1970年代以降に行ったコンサートのライヴ録音です。録音年月日と場所、エンジニアは不明。エルヴィング所有のカセットとオープンリールのテープが nosag records のステラン・サグヴィークの手で新たにデジタルマスタリングされました。

 収録された音楽から伝わる、ひとりのピアニストの人と歴史。アルバムのインレイカードには慈愛に満ちたまなざしのハンス=ヨーラン・エルヴィングの写真が添えられています。

nosag records CD194 ユーハン・ハンメルト (1953-) ピアノのための前奏曲集 第1
 第1番 第3番 第5番 第7番 第8番 第11番 第12番 第25番 第26番 第27番 第28番 第30
 第31番 第32番 第33番 第34番 第36
  ステファン・リンドグレン (ピアノ)
 [録音 201011月]

◇「ピアノのための前奏曲を書かないではいられない」と語るユーハン・ハンメルト Johan Hammerth (1953-)。《ストックホルム・カンタータ》 (Phono Suecia PSCD121) やピアノ協奏曲第1(Caprice CAP21608) が知られるスウェーデンの作曲家です。1999年に24曲を作曲、2008年に左手のための第25番から第32番を完成させました。201012月には第48番の作曲が進められていたといわれ、この第1集には同じ2010年の第33番、第34番、第36番が収録されています。

Profil PH08063 木管五重奏のための作品集
クロード=ポール・タファネル (1844-1908) 木管五重奏曲
サミュエル・バーバー (1910-1981) 夏の音楽 (Summer Music) 作品31
カール・ニルセン (1865-1931) 木管五重奏曲 FS100 (作品43)
  シャンティリー五重奏団
   ピルミン・グレール (フルート) フローリアン・グルーベ (オーボエ)
   ヨハンネス・ツールル (クラリネット) ドミートリー・ババノフ (ホルン) ベンチェ・ボガーニ (バスーン)

◇シャンティリー五重奏団 Quintett Chantily は、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ベルリン放送交響楽団、ミュンヘン・フィルハーモニックなどのオーケストラのソロ奏者をメンバーとするアンサンブル。

Toccata Classics TOCC0067 アイヴィン・アルネス (1872-1932) ピアノのための作品集
 ノルウェー民謡による10のピアノの小品 作品39 ロマンス (Romance)
 創作主題による変奏曲 (Variations sur un thème original) 作品5 4つのピアノの小品 作品4
 3つの小品 (Trois Morceaux) 作品32 気分 (Stemning) 3つのピアノの小品 (Drei Klavierstücke) 作品9
  エルリング・ラグナル・エーリクセン (ピアノ)
 [録音 20071218日-19日、2008315日 ビェルグステード公園小コンサートホール (スタヴァンゲル、ノルウェー)]

◇ノルウェーの作曲家アイヴィン・アルネス Eyvind Alnæs (1872-1932) はフレデリクスタの生まれ。オスロ (当時クリスチャニア) でホルテル Iver Holter (1850-1941) に学んだ後、グリーグ、シンディング、クリスチャン・カッペレンの支援により奨学金を獲得。グリーグ、シンディング、スヴェンセンも教わったライプツィヒのライネッケの下で作曲の研究を続けました。帰国後、オスロに近いドランメンの教会でオルガニストの職に就き、音楽家としての活動をはじめました。もっぱら歌曲とロマンスの作曲家として知られているものの、アルネスは、ハ短調 (作品7) とニ長調 (作品43) の2曲の交響曲 (Sterling CDS1084-2)、管弦楽のための《創作主題による交響的変奏曲》 (作品8)、ピアノ協奏曲 (作品27) (hyperion CDA67555) など、規模の大きな作品も手がけました。大曲のひとつに数えられる1895年の《創作主題による変奏曲》を含むピアノのための作品集。アルネスのピアノ曲は、グリーグに倣ったノルウェー民謡の旋律とリズムをもった抒情的スタイルにフランス印象主義の色彩と華やかなピアニズムを加えた音楽に特色があると言われます。エルリング・ラグナル・エーリクセン Erling Ragnar Eriksen は、ブーディル・アルネセンの歌ったアルネス歌曲集 (Simax PSC1110) で共演したノルウェーのピアニスト。すべて初録音です。

Toccata Classics TOCC0074 GP・テレマン (1681-1767) 音楽による礼拝 (Harmonischer Gottes-Dienst)3
 7つのカンタータ
 復活祭後の第5日曜日「あなたは死して生きるだろう (Deine Toten werden leben)TVWV1:213
 三位一体後の第3日曜日「誰もが牢と石と鎖に憧れを抱く (Wer sehnet sich nach Kerker, Stein und Kette)TVWV1:1594
 三位一体後の第7日曜日「ナイルよ、イスラエルへ (Wenn Israel am Nilusstrande)TVWV1:1562
 三位一体後の第11日曜日「あなたの心は真実を探す (Duchsuche dich, o stolzer Geist)TVWV1:399
 三位一体後の第15日曜日「人は過ちとともに (Trifft menschlich und voll Fehler sein meiste Zeit zusammen)TVWV1:1417
 三位一体後の第19日曜日「悪い評判がもたらすもの (Es ist ein schlechter Ruhm)TVWV1:506
 三位一体後の第23日曜日「この上なく魅惑的な大地よ (Locke nur, Erde, mit schmeichelndem Reize)TVWV1:1069
  ベルゲン・バロック
   モナ・ユルスルード (ソプラノ) フルーデ・トゥーシェン (リコーダー)
   ハンス・クヌート・スヴェーエン (ハープシコード、オルガン) トマス・C・ボイセン (テオルボ)
   マルック・ルオラヤン=ミッコラ (チェロ)
 [録音 2006111日-4日 ベルゲン、ノルウェー]

◇欧米のメディアから注目され、高く評価されるベルゲン・バロック Bergen Barokk によるテレマンの《音楽による礼拝、または一般用の教会カンタータ》全曲録音シリーズ。第1(TOCC0037)、第2(TOCC0057) につづく第3集は、1726年にハンブルクで発表された7曲のソロカンタータ。三位一体後の第3日曜日「誰もが牢と石と鎖に憧れを抱く」は初録音です。

 

リリース情報 − Jazz

Vax Records VAXCD1014-1030 17CD's special price ウッラ・ビルクヴィスト全録音 (Complete Recordings)
  ウッラ・ビルクヴィスト (ヴォーカル)
 [録音 1929年-1946年]

◇スウェーデンを代表するジャズヴォーカル、ウッラ・ビルクヴィスト Ulla Billqusit (1907-1946) の全録音の集成。200ページのブックレット付。

 

リリース情報 − Blues, Folk, Pop & World Music

Kakafon KAKACD002 カヤ (Kaja)Rust
 Broken Bone Tantz Lullaby for Mira and Idun Valse Triste Hoting Elegie SOS Sveg
 Phantom Limb Tiergarten Solitaire
  カヤ
   リヴェット・ヌード (ヴァイオリン、ヴィオラ) カミッラ・オーストレム (アコーディオン、ピアノ)
   ダニエル・ヴェイディン (ベース)

◇クレツマーをベースにタンゴ、バックビート、フォークミュージック、フランス風ワルツ、即興の要素を取り入れた、スウェーデンのコンテンポラリー・クレツマー。


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