Newsletter No.152   15 August 2011

 

リリース情報 − Classical & Contemporary

Acte Prealable AP0245 ポーランド、ポズナンで活動する作曲家のフルートのための新作集
バルバラ・カシュバ (1983-) Geysir (間欠泉)
マリア・チフィクリンスカ ポーランド民謡による変奏曲 (2つのフルートのための) *
アルトゥル・クロシェル (1973-) Traverse modulation (2010) *
ヤヌシュ・スタルミェルスキ (1959-) Three shepherds (三人の羊飼い) */**
  エヴァ・ムラフスカ (フルート) アウスヒルドゥル・ハーラルスドウッティル(フルート) *
  グルー・サンヴィーク (フルート) **
 [録音 2011215日-16日 アウラ・ノーヴァ (新講堂) (ポズナン、ポーランド)]

Alba ABCD329 冬のりんご (Talviomenoita) − フィンランドのナショナルロマンティック合唱音楽
ジャン・シベリウス (1865-1957) 舟の旅 (Venematka) 作品18-3 恋するもの (Rakastava) (作品14) JS160c
 そこなわれた声 (Sortunut aani) 作品18-1
トイヴォ・クーラ (1883-1918) 舟歌 (Venelaulu) 作品21-2 春の歌 (Kevätlaulu) 作品11-7
  黎明 (Auringon noustessa) 作品11-3 キャラヴァンの合唱 (Karavaanikuoro) 作品21-1 眠り (Nuku)
  メロディ (Sävel) りんごの木 (Omenapuut) 作品11-1
アルマス・ヤルネフェルト (1869-1958) 恋するものの道 (Armahan kulku)
アルマス・マーサロ (1885-1960) 子守歌 (Tuutulaulu)
リカルド・ファルティン (1835-1918) (編曲) 谷に咲くばら (Ruusu laaksossa)
レーヴィ・マデトヤ (1887-1947) (編曲)
 3つの民謡 (Kolme kansanlaulusovitusta) 作品57
  夏の夜わたしは森をとおり (Läksin minä kesäyönä käymään)
  炉から眠りが語りかける (Uni kysyy uunin päältä) ああ、早く夕闇が訪れてくれれば (Voi, jos ilta joutuisi)
セリム・パルムグレン (1878-1951) 子守歌 (Tuutulaulu) 夏の夕べ (Kesäilta) 作品59b-1 (編曲) ぶらんこ (Keinu)
 ポプラ (Poppelit) 夜に糸を紡ぐ者 (Yökehrääjä) 悲しみ (Suru) 作品16b-1 夏至 (Juhannus)
 春のメロディ (Kevätsävel) 春の風 (Kevättuuli) 春の蝶 (Kevätperhot) ため息 (Huokaus) 海で (Merellä)
  クレメッティ音楽大学室内合唱団 ヘイッキ・リーモラ (指揮) テルットゥ・イソ=オヤ (ソプラノ)
  トゥオマス・カタヤラ (テノール*) ヨーセ・ヴァハソユリンキ (バス)
 [録音 2010619日-22日 タンペレ・ホール、小講堂 (タンペレ、フィンランド)]
 [制作 ユッタ・セッピネン  録音 メッティ・ヘイノネン] 試聴盤

◇シベリウス、クーラ、ヤルネフェルト、マーサロ、ファルティン、マデトヤ、パルムグレン。19世紀と20世紀フィンランドの作曲家たちが作曲、編曲した「ナショナルロマンティック」な作風の合唱曲集。クレメッティ音楽大学室内合唱団 Klemetti-Oposton Kamarikuoro は、1959年、ハラルド・アンデシェーン Harald Andersén により創設されました。合唱のプロフェッショナルとレベルの高いアマチュアを広く国内から集め、毎夏、集中したリハーサルが行われます。合唱団の目的のひとつは、新作と演奏機会の少ない作品をプロモートすること。フィンランド国内で定期的にコンサートを開催し、1966年アメリカ、1979年ソ連、そして1988年には日本へのツアーを行いました。指揮者のヘイッキ・リーモラ Heikki Liimola (1958-) は、シベリウス・アカデミーで合唱指揮とトランペットとのディプロマを取得し、オーケストラの指揮をヨルマ・パヌラ、合唱指揮をエーリク・エーリクソンの下で学びました。1999年から2004年まで、みずから創設したタンペレ・フィルハーモニック合唱団の指揮者を務めました。全27ページのブックレットにはトゥーラ・マンテュヤルヴィとヤーコ・マンテュヤルヴィによる作曲者、作詞者、曲の詳しい解説 (英語・フィンランド語) と歌詞の対訳が掲載されています。「見よ、わが魂よ、われらが生の歓びのいかにもろく、はかなき」。コスケンニエミの詩をテクストとしたトイヴォ・クーラの《黎明》は、フィンランド・ナショナルロマンティシズムの合唱音楽が要約された作品とも言われます。美しい音楽です。

ATMA Classique ACD2 2354 忘れられた民族 (Forgotten Peoples) − ヴェルヨ・トルミス (1930-)
 アカペラ混声合唱曲集
 秋の風景 (Sügismaastikud) (1964) 聖ヨハネの日 (Jaanilaulud) 北極光 (Virmalised)
 告解の三が日の歌 (Vastlalaulud) 舟の上で歌う (Laevas lauldakse) ヴェスパの小道 (Vespa rajad)
  ムジカ・インティマ
 [録音 2005103日-7日]

◇抒情的だったかと思えば、呪術のような原始の響きが心にとりつく。エストニアの作曲家ヴェルヨ・トルミス Veljo Tormis (1930-) の書いた代表的作品集を12人編成のカナダのヴォーカルアンサンブル、ムジカ・インティマ Musica Intima が録音しました。

BIS CD1155 ヴァシーリ・カリンニコフ (1866-1901) 交響曲第1番 ト短調 交響曲第2番 イ長調
  マレーシア・フィルハーモニック管弦楽団 ケース・バケルス (指揮)
 [録音 200012月 デワン・フィルハーモニック・ペトロナスホール (クアラルンプール、マレーシア)]

BIS CD1774 ダニエル・シュナイダー (1961-) 作品集
 島 (バストロンボーンと弦楽五重奏のための) アラビア序曲《シュローク》
 トロンボーンと管弦楽のための組曲 ダン変奏曲 (ピアノのための)
 世界一周 (ソプラノサックス、バストロンボーンとピアノのための)
 バストロンボーン協奏曲《零下》 靴職人行進曲 (ソプラノサックスとバストロンボーンのための)
 島 (バストロンボーンとピアノのための)
 《忠実な羊飼い》 から (アントニオ・ヴィヴァルディ (1678-1741) 原曲)
 フゲッタ ハ短調 BWV961 (JS・バッハ (1685-1750) 原曲)
  シュテファン・シュルツ (バストロンボーン) ダニエル・シュナイダー (ソプラノサックス) 沢野智子 (ピアノ)
  ベルリン放送交響楽団 ミヒャエル・ザンデルリング (指揮) ミヒャエル・ヘルムラート (指揮)
 [録音 200910月 ゲルトナーシュトラッセ・スタジオ、20103月 ゼンダザール放送館 (ベルリン)]

BIS CD1802
アントワーヌ・ライヒャ (レイハ) (1770-1836) 木管五重奏曲 変ホ長調 作品88-2
 コールアングレと木管四重奏のための3つの小品
ボフスラフ・マルチヌー (1890-1959) ピアノと木管楽器のための六重奏曲
レオシュ・ヤナーチェク (1854-1928) 青い鳥の行進 (ピッコロとピアノのための) 六重奏曲《青春 (Mládi)
  ベルリン・フィルハーモニー木管五重奏団 マリオン・ラインハルト (バスーン)
  マンフレート・プライス (バスクラリネット) ヘンドリク・ハイルマン (ピアノ)
 [録音 200510月、200910月 ベルリン・フィルハーモニー室内楽ホール]

BIS SACD1834 SACD hybrid (Multichannel/stereo) シューマン夫妻の歌曲集
ロベルト・シューマン (1810-1856)
 ミルテの花 (Myrthen) 作品25 − 献呈 (Widmung) くるみの木 (Der Nussbaum) はすの花 (Die Lotusblume)
  ズライカの歌 (Lied der Suleika) 花嫁の歌 (その1) (Lied der Braut Nr.1) 花嫁の歌 (その2) (Lied der Braut Nr.2)
 メアリー・スチュアート女王の詩 (Gedichte der Königin Maria Stuart) 作品135
 民謡 (Volksliedchen) 作品51-2 天は一滴の涙を落とし (Der Himmel hat eine Tränen geweint) 作品37-1
 女の愛と生涯 (Frauenliebe und -leben) 作品42
クララ・シューマン (1819-1896)
 歌曲集 作品13 − わたしは暗い夢の中に立っていた (Ich stand in dunklen Träumen)
  愛の魔法 (Liebeszauber) わたしはあなたの瞳に (Ich hab' in deinem Auge)
 ローレライ (Lorerei) 3つの歌曲 作品12
  ミーア・ペーション (ソプラノ) ヨーゼフ・ブラインル (ピアノ)
 [録音 20106月 ニューブルーカイェン 11 (旧スウェーデン音楽アカデミー) (ストックホルム)]
 [制作・録音 イェンス・ブラウン] 試聴盤

BIS CD1860 CD+DVD-video アッラン・ペッテション (1911-1980)
 交響曲第1(1951) (クリスチャン・リンドベリ 校訂版) 交響曲第2(1952-53)
  ノールショーピング交響楽団 クリスチャン・リンドベリ (指揮)
 DVD (60min): 交響曲第1番スコア完成まで
 [録音 20105月-6月 ルイ・ド・イェール・コンサートホール (ノールショーピング、スウェーデン)]

BIS SACD1891 SACD hybrid (Multichannel/stereo) JS・バッハ (1685-1750) カンタータ全集 第49
 カンタータ第188番「われ、かたき信頼を抱く」 BWV188
 カンタータ第156番「片足は墓穴にありてわれは立つ」 BWV156
 カンタータ第159番「見よ、われらはエルサレムにのぼる」 BWV159
 カンタータ第171番「神よ、汝の名のごとく、汝の栄光もあり」 BWV171
  レイチェル・ニコルズ (ソプラノ) ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) ゲルト・テュルク (テノール)
  ペーター・コーイ (バス) バッハ・コレギウム・ジャパン 鈴木雅明 (指揮)
 [録音 20109月 神戸松蔭女子学院大学チャペル]

BIS CD1936/38 4CD's+Bonus DVD for price of 3 ジャン・シベリウス (1865-1957) 作品全集 第13集 − さまざまな作品
オルガンのための作品、宗教音楽
 2つの小品 作品111 (オルガンのための)
  イントラーダ (Intrada) (1925) (シングルペダル版) 葬送音楽 (Surusoitto) (1931) (出版譜)
 2つの小品 JS153 (オルガンのための)
  前奏曲 (Preludium) (1925) 後奏曲 (Postludium) (1925/1926?)
 3つのアンティフォナ (Kolme johdantovorolaulua) JS110 (朗誦者 (バリトン)、混声合唱とオルガンのための) (1925)
  棕櫚の聖日に (Palmusunnuntaina) 諸聖人の祝日に (Pyhäinpäivänä tai hautajaisjumalanpalveluksissa)
  キリスト教青少年の儀式 (Kristillisissä nuorisojuhlissa)
 主の祝福 (Herran sinaus) JS95 (バリトンとオルガンのための) (1925)
 フリーメーソンの儀式音楽 (Rituaallmusiikki/Musique réligieuse) 作品113 (テノール、男声合唱とオルガンのための)
管弦楽曲
 大気の娘 (ルオンノタル) − ポホヨラの娘 (Luonnotar - Pohjolan tytär) (断片) (1905-06)
 無題の断片 イ長調 (1907-10)
室内楽曲
人魚姫 (Den lilla sjöjungfrun) (断片) JS59 (朗読と弦楽四重奏のための) (c.1888-89)
ピアノ曲
 《クッレルヴォ (Kullervo)》 第2楽章のスケッチ (29/12/1891) 交響曲第2番 終楽章のスケッチ (1899)
 交響曲第5番のスケッチ (22/9/1914)
 子供のためのピアノ曲集 (Pianokomppositioner för barn) JS148 (1898-99) (21曲)
 《キュッリッキ (Kyllikki)》 全3曲のスケッチ (1904) 《風景2 (Landscape II)》 のための2つのスケッチ (1928-29)
 《おお、主の恵みの (O Herra, Siunaa)》 スケッチ (1930年代初期)
オルガン音楽
 4つの音楽例 (23/11/1886) 即興のための主題 (1933) 《2つの小品 作品111》 のスケッチ
 2つの小品 作品111
  イントラーダ (Intrada) (1925) (ダブルペダル版) 葬送音楽 (Surusoitto) (1931) (手稿譜)
その他
 2つの対位法例 (混声合唱と管弦楽のための) (1889)
  主よ、あなたは岩 (Herr, du bist ein Fels) 主よ、慈しみの御業を示してください (Herr, erzeige uns dine Gnade)
 《カッリオ教会の鐘のための旋律》 の企画案 (Vorschläge für die Glocken [der Kallio-Kirche]) (2種) (グロッケンシュピールのための) (1911)
 カッリオ教会の鐘の音 (Kallion kirkon kellosävel) 作品65b (1912) (ピアノのための)
 フリーメーソンの儀式音楽 (Rituaallmusiikki/Musique réligieuse) 作品113
 
(1, 2, 7, 9曲の異版、1, 5曲のハルモニウム版、4, 10曲のピアノ版)
  ハッリ・ヴィータネン (オルガン) ヨルマ・ヒュンニネン (バリトン) ドミナンテ合唱団 セッポ・ムルト (指揮)
  ハンヌ・ユルム (テノール) ヘルシンキ大学男声合唱団 (YL) マッティ・ヒュオッキ (指揮)
  ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮) ヤーコ・クーシスト (指揮) ユーハン・シムベリ (朗読)
  テンペラ四重奏団 フォルケ・グレースベク (ピアノ) アンドリュー・バーネット (グロッケンシュピール)
 アンダンテ・フェスティーヴォ (Andante Festivo) JS34b
  フィンランド放送交響楽団 ジャン・シベリウス (指揮) [録音 193911日 放送 (モノーラル)]
 くつろぐシベリウス [約6分] [撮影 1927年、1945年] [CD3: AVCD (CD Extra) 仕様]
シベリウスをめぐる人々 (Around Sibelius) (CD4)
ロベルト・カヤヌス (1856-1933) フィンランド・ラプソディ (Suomalainen rapsodia)1番 ニ短調 作品5
 交響詩《アイノ (Aino)》 (管弦楽と男声合唱のための)
  YL (ヘルシンキ大学男声合唱団) ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮) [CD1223]
トイヴォ・クーラ (1883-1918) 結婚行進曲 (Häämarssi) 作品3b
  エーロ・ヘイノネン (ピアノ) [CD198]
レーヴィ・マデトヤ (1887-1947) ぼくとおいで (Tule kanssani) 作品9-3 ゆらり、ゆらり (Heijaa, heijaa!) 作品60-1
 あなたはわたしが見つめていると思った (Luulit, ma katselin sua...) 作品68-3
 あなたがいなくなってから (Lähdettyäs) 作品2-1 闇の草 (Yrtit tummat) 作品9-1
  タル・ヴァルヤッカ (ソプラノ) ラルフ・ゴトーニ (ピアノ) [CD88]
フェルッチョ・ブゾーニ (1866-1924) バガテル (Bagatellen) 作品28
  ペール・エーノクソン (ヴァイオリン) キャスリーン・ストット (ピアノ) [CD784]
フレードリク・パーシウス (1809-1891) ポリ連隊行進曲 (Björneborgarnas marsch)
  ヘルシンキ・アカデミック男声合唱団 ヘンリク・ヴィークストレム (指揮) [CD1694]
アルマス・ヤルネフェルト (1869-1958) 組曲 変ホ長調 (1897)
 子守歌 (Berceuse) (1904) (ヴァイオリンと管弦楽のための)
  ヤーコ・クーシスト (ヴァイオリン、指揮) ラハティ交響楽団 [CD1753]
シベリウスの音楽に誘われ (Visual Journey to the Music of Jean Sibelius) (Bonus DVD)
ヤンネ・グローニング撮影のフィンランド半島の写真
 アンダンテ・フェスティーヴォ カレリア組曲 − 間奏曲、行進曲風に
 間奏曲 (第4幕第1場への前奏曲) (劇付随音楽《ペレアスとメリザンド》 から)
 夜想曲 (劇付随音楽《ベルシャザールの饗宴》 から) 悲しいワルツ (劇付随音楽《クオレマ (死)》 から)
 ユモレスク第2番 エレジー (劇付随音楽《国王クリスチャン二世》 から) フィンランディア
  ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮) ヨーテボリ交響楽団 ネーメ・ヤルヴィ (指揮) [PAL 16:9 Stereo]

C Major 70 7108 DVD-video UNIKO
 Atmos Utu Lious Plasma Särmä Kalma Emo Kamala Avara Särmä
  キンモ・ポヨホネン (アコーディオン、声)
  サムリ・コスミネン (エレクトロニック・パーカッション、サンプリング、プログラミング)
  クロノス・カルテット  デイヴィッド・ハリントン (ヴァイオリン) ジョン・シャーバ (ヴァイオリン)
   ハンク・ダット (ヴィオラ) ジェフリー・ザイグラー (チェロ)
 [収録 2004年 ヘルシンキ (ヘルシンキ・フェスティヴァル、ライヴ)] [監督 クリス・ワイツ]
 [All Region (0) NTSC Color 16:9 Dolby Digital 5.1 surround/PCM stereo 66min (+16min bonus) 英語]

◇フィンランドのアコーディオン奏者キンモ・ポヨホネン Kimmo Pohjonen と打楽器奏者サムリ・コスミネン Samuli Kosminen がクロノス・カルテットの委嘱を受け作曲した《UNIKO》の2004年ヘルシンキ・フェスティヴァルで行われた初演の映像。このライヴの後、モスクワ、ノルウェー、北米でライヴ演奏。2007年にニューヨーク市のアヴァター・スタジオで録音セッションが行われ、CD リリースされました (Ondine ODE1185-2)

Canary Classics CC09
ロス・エドワーズ (1943-) ヴァイオリン協奏曲《マニニャス》
ジャン・シベリウス (1865-1957) ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 [ABC Classics 476 3943 (476 3947)]
  アデーレ・アンソニー (ヴァイオリン) アデレード交響楽団 アルヴォ・ヴォルメル (指揮)
 [録音 2009610日-12日 アデレード・タウンホール (アデレード、オーストラリア)]

Channel Classics CCSSA31411 SACD hybrid (Multichannel/stereo) フランシス・プーランク (1899-1963)
 ミサ曲 (Messe) ト長調 7つの歌 (Sept chansons) 小室内カンタータ《雪の夕暮れ (Un soir de neige)
 カンタータ《人間の顔 (Figure humaine)
  スウェーデン放送合唱団 ペーター・ダイクストラ (指揮)

cpo 777 426-2 2SACD's hybrid (Multichannel/stereo) special price ヴィルヘルム・ステーンハンマル (1871-1927)
 弦楽四重奏曲第3番 ヘ長調 作品18 弦楽四重奏曲第4番 イ短調 作品25
 弦楽四重奏曲第5番 ハ長調 作品29《セレナード (Serenad)》 弦楽四重奏曲第6番 ニ短調 作品35
  オスロ弦楽四重奏団
   ゲイル・インゲ・ロツベルグ (ヴァイオリン) ペール・クリスチャン・スカルスタード (ヴァイオリン)
   アーレ・サンバッケン (ヴィオラ) オイスタイン・ソンスタード (チェロ)
 [録音 200738日-10日 (第3番・第4番)、200631日-4日 ヤール教会 (オスロ)]
 [制作 ヨルン・ペーデシェン  録音 ジェフ・マイルズ] 試聴盤

◇ゲイル・インゲ・ロツベルグ Geir Inge Lotsberg とペール・クリスチャン・スカルスタード Per Kristian Skalstad のヴァイオリン、アーレ・サンバッケン Are Sandbakken のヴィオラ、Øystein Sonstad のチェロ。オスロ弦楽四重奏団は、1991年の結成以来、グリーグ、スヴェンセン、ニューステット、カール・ニルセン、シベリウスと北欧の弦楽四重奏曲を継続して録音してきました。オスロ弦楽四重奏団によるステーンハンマル Wilhelm Stenhammar (1871-1927) のプロジェクトは、弦楽四重奏曲の全6曲を録音する予定で進んでいたものの、途中、第2ヴァイオリンがスカルスタードからリヴ・ヒルデ・クロック Liv Hilde Klokk に代わったため、4曲を録音したところで中断。アンサンブルを再び構築するには時間がかかるため、第1番と第2番の録音は断念されました。

 「ベールヴァルドを思わせる明るく、軽やかな田園詩に始まり、ゆっくりしたテンポの哀調にみちたフーガに終わる第3番。第3番と同様に明らかにベートーヴェンの後期作品から影響を受けた第4番は、民謡の旋律の使用と、あるパッセージでの広範囲にわたる半音階による音楽に特徴がある」 (ブー・ヴァルネル)。第4番を初演したアウリン四重奏団のリーダー、ステーンハンマルと親しかったヴァイオリニストで作曲家のトゥール・アウリン Tor Aulin は、「死にもの狂いでリハーサルに励んだ……この作品の核にあるものが絶望的なほどよくわかるので、夢にまで見てしまう」と、言っています。第4番はステーンハンマルが敬愛するシベリウスに献呈されました。

 ハ長調の第5番は、ステーンハンマルが声楽ポリフォニーをあらためて研究した後に作曲した作品です。《セレナード》の副題をもち、バラード《騎士フィン・コンフーセンフェイ (Riddaren Finn Komfusenfej)》による変奏曲の第2楽章〈バラータ (Ballata)〉でよく知られています。最後の第6番 (作品35) は、管弦楽のための《セレナード (Serenad)》 (作品31) (第1稿)、ピアノのための《晩夏の夜 (Sensommarnatter)》 (作品33)、交響曲第2番ト短調 (作品34) の後、1916年に作曲されました。「禁欲的なまでに簡素な主題の素材、非情なまでにポリフォニックな第1楽章の展開、緩徐楽章の澄みきった穏やかな音楽は郷愁を誘う、荒々しく突進する無窮動の終曲」 (ブー・ヴァルネル)。

 オスロ弦楽四重奏団による4曲は、「スウェーデン音楽アンソロジー」のため1980年代初頭にアナログ録音されたゴトランド四重奏団 (第3番・第4番)、フレスク四重奏団 (第5番)、コペンハーゲン弦楽四重奏団 (第6番) の録音 (Caprice CAP21338, CAP21339)、そしてボロディン四重奏団の第3(Sweidsh Society Discofil SCD1032) とセッテルクヴィスト弦楽四重奏団の第6(Opus3 CD19702) 以来の録音です。

Harmonia Mundi HMU807565 SACD hybrid (Multichannel/stereo) クリスマス物語 (The Christmas Story)
作者不詳 天よ、露を滴らせよ (Rorate coeli desuper)
伝承曲 来たれ、エマヌエル (Veni veni Emanuel)
 エッサイの根から一輪のばらが咲いた (Es ist ein Ros entsprungen)
ビアジオ・トマジ (1585-1640) 主なる神が園の中を歩く音が (Dum deambularet Dominius in Paradisum)
ハワード・スケンプトン (1947-) 囚われのアダムは横たわり (Adam lay y-bounden)
ロバート・ルーカス・ピアサル (1795-1856) 甘き喜びのうちに (In dulci jubilo)
アレッサンドロ・グランディ (1586-1630) ガブリエルが御使い (Missus est Gabriel)
作者不詳 われらのために御子が生まれた (Puer natus est)
ウィリアム・バード (1543-1623) おお、大いなる神秘 (O magnum mysterium)
ジョヴァンニ・フランチェスコ・アネリオ (c.1567-1630) 羊飼いたちよ、月の光に照らされ (Voi ch'ai notturni rai)
伝承曲 眠れ、うるわしき御子よ (Dormi, dormi, o bel bambin) さあ羊飼いたちよ (Liebe Hirten)
 祈りのヨーデル (Andachtsjodler)
ジョン・ヘンリー・ホプキンズ (1792-1868) われら東方の三人の王は (We three kings)
作者不詳 星を見て (Videntes stellam)
伝承曲 この日ひととなり (Personent hodie)
作者不詳 ヘロデの怒り (Herodes iratus) ラマで声が聞こえた (Vox in Rama)
ヨハネス・エッカルト (1553-1611) 山を越えてマリアが行く (Übers Gebirg Maria geht)
 マリアが宮に入りし時 (Maria wallt zum Hiligtum)
伝承曲 ひいらぎと蔦は (The holly and the ivy)
ニルス・W・ゲーゼ (1817-1890) 幼子イエスはかいばおけに横たわり (Barn Jesus in en krybbe lå)
伝承曲 ウィー・ウィッシュ・ユー・ア・メリー・クリスマス (We wish you a merry Christmas)
  シアター・オブ・ヴォイセズ アルス・ノーヴァ・コペンハーゲン ポール・ヒリアー (指揮)
 [録音 20111月 ガーニソン教会 (コペンハーゲン)] 試聴盤

◇イタリア、ドイツ、デンマーク、イギリス、アメリカから集めた単旋聖歌、モテット、伝承のキャロルをポール・ヒリアー Paul Hillier が編曲。シアター・オブ・ヴォイセズ Theatre of Voices とアルス・ノーヴァ・コペンハーゲン Ars Nova Copenhagen とともに楽しむ『クリスマス物語』。

Naxos 8.572659 ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス (1875-1911) ピアノ作品集 第1
 ユモレスク ト短調 VL162 前奏曲 ヘ短調 VL164 前奏曲 変ロ長調 VL169 夜想曲 ヘ短調 VL178
 即興曲 嬰ヘ短調 VL181 前奏曲 ロ短調 VL182a 夜想曲 嬰ハ短調 VL18
 前奏曲 嬰ヘ長調 《主の使い》 VL184 前奏曲 嬰ヘ短調 VL185 前奏曲 ロ短調 VL186
 前奏曲 変ニ長調 VL187 前奏曲 ヘ長調・イ短調 VL188 前奏曲 ヘ短調 VL197 シャンソネット VL199
 マズルカ 変ホ短調 VL222 前奏曲 イ短調 VL230 マズルカ ロ短調 VL234 ソナタ ヘ長調 VL155
  ムザ・ルバチキテ (ピアノ) [Marco Polo 8.223549]

Ondine ODE1173-2 カイヤ・サーリアホ (1952-)
 クラリネット協奏曲《人の真の感覚 (L'om le vrai sens)(2010) Laterna Magica (幻灯機) (2008) (管弦楽のための)
 レイノ歌曲集 (2007) (ソプラノと管弦楽のための)
  あなたを見つめる (Sua katselen) ああ、心よ (Sydän) 平安 (Rauha) 夕べの祈り (Iltarukous)
  カリ・クリーク (クラリネット) アヌ・コムシ (ソプラノ) フィンランド放送交響楽団 サカリ・オラモ (指揮)
 [録音 201017日 セッロホール (エスポー) (レイノ)、531日-61日 フィンランディアホール (ヘルシンキ) (Laterna)、
  2011418日-20日 文化の家 (ヘルシンキ)]
 [制作 ラウラ・ヘイキンヘイモ  録音 ヤリ・ランタカウリオ] 試聴盤

◇フィンランドのカイヤ・サーリアホ Kaija Saariaho (1952-) は今日の芸術音楽シーンをリードする作曲家のひとり。2011年から2012年にかけてニューヨークのカーネギーホールの Composer-in-Residence を務めています。《人の真の感覚》は、フィンランド放送交響楽団、BBC (英国放送協会)、ポルトガルのカーザ・ダ・ムジカ (Fundação Casa da Música)、スウェーデン放送交響楽団、ラジオ・フランス (Radio France) がカリ・クリーク Kari Kriikku (1960-) のために共同で委嘱したクラリネット協奏曲。パリのクリュニー美術館 Musée de Cluny に展示された中世のタペストリー『貴婦人と一角獣 (La Dame à la Licorne)』を基に構想され、タペストリー6枚それぞれのテーマと考えられている〈聴覚 (L'Ouïe)〉〈視覚 (La Vue)〉〈嗅覚 (L'Odorat)〉〈触覚 (Le Toucher)〉〈味覚 (Le Goût)〉〈わが唯一の望み (第六感) (A mon seul désir)〉のタイトルを冠した6つの楽章から構成されています。独奏部分は、クリークの協力を得ながら作曲が進められ、彼の表現と演奏の技巧、そして華やかなパフォーマンスが随所に活かされています。管弦楽のための《Laterna Magica (幻灯機)》のタイトルは、スウェーデンの映画監督イングマル・ベルイマン Ingmar Begman (1918-2007) の回顧録『Laterna Magica (幻灯機)』からとられました。キャンドルやオイルランプの光源がスライドの映像を投射する機械。「音の蜃気楼を生みながら、移ろい消滅する、気体状の音の世界」が示されます。ベルリン・フィルハーモニーとルツェルン・フェスティヴァルの委嘱により作曲されました。近代フィンランドを代表する詩人のひとり、エイノ・レイノ Eino Leino (1878-1926) の詩による《レイノ歌曲集》は、〈平安〉をのぞく3曲が、ピア・ヴァッリのピアノと共演した『アヌ・コムシ、エイノ・レイノの詩を歌う』 (Alba ABCD231) で歌われていました。「哲学と自己分析」の音楽。大阪国際フェスティヴァル、フィンランド放送交響楽団、カーザ・ダ・ムジカが委嘱し、2001年ムジカ・ノーヴァ・ヘルシンキのコンサートでアヌ・コムシ Anu Komsi (1967-) が初演しました。

Ondine ODE1180-2D 2CD's special price ピョートル・チャイコフスキー (1840-1893)
 バレエ《くるみ割り人形》 作品71 (全曲)
  ロシア・ナショナル管弦楽団 ミハイル・プレトニョフ (指揮)
 [録音 20113月 モスフィルム、第1録音スタジオ (モスクワ)]

Ondine ODE1188-2
エクトル・ベルリオーズ (1803-1869)
 オペラ《ベアトリスとベネディクト (Béatrice et Bénédict)》 作品27 − 序曲
 イタリアのハロルド (Harold in Italy) 作品16 (ヴィオラと管弦楽のための交響曲)
  (第1楽章はベルリオーズがパガニーニのために書いた未出版のヴィオラパート版による。世界初録音)
ニコロ・パガニーニ (1782-1840)
 大ヴィオラと管弦楽のためのソナタ (Sonata per la Gran Viola e Orchestra) 作品35
  デイヴィッド・アーロン・カーペンター (ヴィオラ) ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
  ヴラディーミル・アシュケナージ (指揮)
 [録音 2011413日-16日 フィンランディアホール (ヘルシンキ)]

Pro Musica PPC9063 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) 電線と紐 (Wire and String) − ロルフ・ヴァリーン (1957-)
 イメッラ (Imella) (2009) (フィドルとアンサンブルのための) *
 The Age of Wire and String (電線と紐の時代) (2005) (アンサンブルのための)
 ライナー・マリア・リルケの3つの詩 (Drei Gedichte von Rainer Maria Rilke) (1994/2007) **
  スサンナ・ルンデング (フィドル) * シリ・トリエセン (ソプラノ) ** ブード・シンフォニエッタ
  クリスチャン・エッゲン (指揮)
 [録音 2010412日-15日 大スタジオ (ブード、ノルウェー)]
 [制作 ロルフ・ヴァリーン  録音 ホーヴァル・クリステンセン] 試聴盤

◇ノルウェーの作曲家ロルフ・ヴァリーン Rold Wallin (1957-)。クラリネット協奏曲 (Aurora ACD5002, ACD5011)1998年の北欧音楽委員会 (NOMUS) 賞を受け、純粋な芸術音楽を創作するかたわら、バレエ、演劇、視覚芸術など他分野のプロフェッショナルとの共同作業にもインスピレーションにみちた作品を発表してきました。新しいアルバム『電線と紐』には、この「異なる世界」との出会いから生まれた作品が3曲収録されています。《イメッラ》は「フィドルとアンサンブルのための協奏曲」。「活力と率直な表現の民俗音楽と、広大で絶えず変化する音風景の旅に聴き手を誘うことのできる芸術音楽を結びつける」という、ヴァリーンが抱いてきた夢を実現した作品です。ブード・シンフォニエッタ Bodø Sinfonietta の委嘱を受け、スサンネ・ルンデング Susanne Lundeng のために作曲されました。《The Age of Wire and String (電線と紐の時代)》は、フランスの現代音楽グループ、アンサンブル・コート=サーキット Ensemble Court-circuit の委嘱作。「われわれの世界とはまったく異なる世界を描く」アメリカの作家ベン・マーカス Ben Marcus (1967-) の第1作『The Age of Wire and String (電線と紐の時代)』 (1995) から作品名と8つの楽章の曲名を借用しています。《ライナー・マリア・リルケの3つの詩》。「激しい感情と深い精神性が出会った100年前の時代、その詩的世界に立ち戻り、当時の表現主義に音楽を彩色させた」 (ヴァリーン)。〈愛の歌 (Liebes-Lied)〉〈栄光の仏陀 (Buddha in der Glorie)〉〈終わりに (Schlußetück)〉の3曲から構成されています。

Signum Classics SIGCD238
ウィリアム・ウォルトン (1902-1983) ヴァイオリン協奏曲 (1938-39)
 弦楽のための2つの小品 (映画音楽《ヘンリー五世》 (1944) から)
サミュエル・バーバー (1910-1981) ヴァイオリン協奏曲 作品14 弦楽のためのアダージョ (1937)
  トマス・ボウズ (ヴァイオリン) マルメ・オペラ管弦楽団 ジョーセフ・スウェンセン (指揮)
 [録音 20103月]

Signum Classics SIGCD258 パラプラクシス (Parapraxis) − バスーン、管弦楽と合唱のための作品集
スティーヴン・フロスト (1959-) パラプラクシス (Parapraxis) バスーン協奏曲
シェル・モルク・カールセン (1947-) セレナータ (Serenata) 作品113
  シギン・ビルケラン (バスーン) アンサンブル96 オイスタイン・フェヴァング (合唱指揮)
  ベラルーシ国立室内管弦楽団 インゴ・エルンスト・ライール (指揮)
 [録音 2006年-2008年]

Simax PSC1222 nordic edition 旅日記から (From a Travel Diary) − ゲイル・トヴェイト (1908-1981)
 旅日記から (Frå ei reisedagbok) (弦楽四重奏のための組曲形式の8楽章)
  地中海 (Middelhavet) アッピア街道 (Via Appia) シチリア (Sicilia) トリポリ (Tripoli) シロッコ (Sirocco)
  エル・エスコリアル (El Escorial) セビーリャ (Sevilla) サハラの星空 (Stjernehimmel over Sahara)
 バレエ《家の守り神 (Husguden)》 作品184 (フルート、オーボエ、ホルン、ハープと弦楽四重奏のための)
 七重奏曲 (Septet) (2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ダブルベース、オーボエとホルンのための)
 聖ヨハネの夕べ (Jonsokkvelden)
 
(2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ダブルベース、コールアングレとホルンのための七重奏曲)
  フラガリア・ヴェスカ
   トール・ヨハン・ボーエン (ヴァイオリン) イ・ヤン (ヴァイオリン)
   ベネディクト・ロワイエ (ヴィオラ) ヨハンネス・マッテンス (チェロ) セシーリ・ローケン (フルート)
   クリスチャン・モッテンセン (ダブルベース) ヨハンナ・ノウシアイネン (ハープ)
   ルーネ・ブルーダール (ホルン) ステフェン・ブリンドハイム (オーボエ、コールアングレ)
 [録音 20091121日-22日 ソフィエンベルグ教会 (オスロ) (旅日記から)、
  1113日-15日 ホフ教会 (オストレ・トーテン、ノルウェー)]
 [制作 トニー・ハリソン  録音 ジェフ・マイルズ] 試聴盤

◇ゲイル・トヴェイト Geirr Tveitt (1908-1981) は、《ハルダンゲルの100の旋律》組曲やピアノ協奏曲で知られる、20世紀ノルウェーを代表する作曲家のひとり。作品番号をもち作品目録に記載された曲だけでも250曲を超すものの、1970712日、彼が自宅としていたハルダンゲルのトヴェイト農場を襲った火事により多くの楽譜と手稿譜が失われてしまいました。近年、その音楽遺産を救うため、楽譜の調査と発掘、ノルウェー国立音楽アカデミーの作曲クラスを中心とする復元作業が行われてきました。Simax のアルバム『旅日記から』では、世界初録音の室内楽作品が4曲紹介されます。「弦楽四重奏のための組曲形式の8楽章」の副題をもつ《旅日記から》は、地中海と周辺の国々の伝統音楽からもインスピレーションを得たとされ、トヴェイトが弦楽四重奏のために書いた現存する唯一の作品です。べルゲン室内楽協会の委嘱により作曲、1960510日に初演されました。楽譜が失われてしまった〈シロッコ〉は、トール・ヨハン・ボーエン Tor Johan Bøen (1971-) がラジオ放送の録音を基に復元した楽譜で演奏されています。室内アンサンブルのためのバレエ《家の守り神》は、ハルダンゲル地方の民話に基づく作品です。ハリング、ルール、スプリンガル、ガンガル……ノルウェーの民俗舞曲を自然のロマンティックな雰囲気で彩色し、抒情的な間奏を配した音楽が、フルート、オーボエ、ホルン、ハープと弦楽四重奏により演奏されます。ベルゲン国際フェスティヴァルが委嘱し、1956527日、ニューゴールスパルケンの野外ステージで上演されました。2曲の七重奏曲は、スンフィヨルド生まれの作家、民謡歌手のヤーコブ・サンデ Jakob Sande (1906-1967) の詩による歌曲、《一日が黄昏に向かう時 (Nar dagen till Skyming)》と《聖ヨハネの夕べ》を弦楽器と木管楽器のために書き直した作品。196751日、サンデを追悼するノルウェー放送の番組で演奏されました。イザイの『弦楽のための三重奏曲集』 (PSC1295) で国際的な評価を上げたヴァイオリニスト、トール・ヨハン・ボーエンが創設した、オリジナル楽器によるアンサンブル、フラガリア・ヴェスカ Fragaria vesca (オランダイチゴ属エゾヘビイチゴ、英名 Wild strawberry ワイルドストロベリー) の演奏です。

 

リリース情報 − Jazz

Stunt Records STUCD11042 ヤン・ハーベク・カルテット − Copenhagen Nocturne
 Harlem Nocturne Is You Is Or Is You Ain't My Baby (勝手にしやがれ) Sing, Sing, Sing I Love Paris
 We'll Be Together Again Too Darn Hot Lazy River Carioca
  ヤン・ハーベク・カルテット
   ヤン・ハーベク (テナーサックス) ヘンリク・ゴネ (ピアノ) エスケ・ネアリケ (ベース) アナス・ホルム (ドラムズ)
 [録音 20101127日 STC スタジオ (コペンハーゲン)]

◇最初のリーダーアルバム "In the Still of the Night"Jazz Special"Album of the Year 2009" に選ばれ、2009年デンマーク音楽賞の "New Jazz Name" にノミネートされたヤン・ハーベク Jan Harbeck の第2作は "Copenhagen Nocturne"。スタンダードナンバーとバラードを中心に構成したプログラム。普通より一段速く、一定のビートをもった彼のバラードは "walking ballad" と呼ばれています。ヘンリク・ゴネ Henrik Gunde、エスケ・ネアリケ Eske Nørrelykke は前作のメンバー。ドラムズはアナス・ホルム Anders Holm に替わりました。

Stunt Records STUCD11052 ゴネ・オン・ガーナー − Live at Jazzcup
 Bridge over Troubled Water Speak Softly Love - Love Theme from "Godfather" She
 Gundes mango You Are So Beautiful Jealous Guy Svantes lykkelige dag (スヴァンテの楽しい日)
 Thank You for the Music At Seventeen Money, Money, Money
 Udrust dig helt fra Golgata (ゴルゴタよりすでに武器をもて) Den allersidste dans (とっておきの踊り)
  ゴネ・オン・ガーナー
   ヘンリク・ゴネ (ピアノ) ニコラス・コック (ベース) ステーン・ホルム (ドラムズ)
  ルネ・オレセン (コンガ)
 [録音 200935日-7日 ジャズカップ (コペンハーゲン) (ライヴ)]

◇コンセプトは「エロル・ガーナーならこんな風に演奏しただろう」。ヘンリク・ゴネ Henrik Gunde、ニコラス・コック Nicolas Kock、ステーン・ホルム Steen Holm1995年に結成したジャズ・トリオ、ゴネ・オン・ガーナー Gunde on Garner の第3作は、コペンハーゲンのライヴハウス、ジャズカップ Jazzcup で行った演奏のライヴ録音。ポール・サイモン、ニーノ・ロータ、シャルル・アズナヴール、ビリー・プレストン、ジョン・レノン、ABBA、ジャニス・イアン、デンマーク・ロマンティシズムの作曲家ニルス・W・ゲーゼ Niels Wilhelm Gade (1817-1890)、映画音楽のスコアを多く手がけたカイ・ノーマン・アナセン Kai Normann Andersen (1900-1967)、そして自作によるプログラム。

 http://www.youtube.com/watch?v=V3lXwkije-Q

Stunt Records STUCD11072 ヨーナス・ヨハンセン − Move This
 Today I Slept a Little Late Resurrection Benjamin Blue The Perfet Day Coasting The Hat
 Cara Mañanera Montmartre Alfonsina y el Mar Helt rundt på gulvet Sunny Boatman Street
 Swaying Gently Sideways
  フレードリク・ルンディン (テナーサックス) ヤコブ・クリストファセン (ピアノ) ダニエル・フランク (ベース)
  ヨーナス・ヨハンセン (ドラムズ) 
 [録音 20101213日-14日 ニレント・スタジオ (ヨーテボリ、スウェーデン)]

◇デンマーク放送ビッグバンド DR Big Band、ニルス=ヘニング・エアステズ・ペーザセン Niels-Henning Ørsted Pedersen のトリオ、ハンス・ウルリク Hans Ulrik とスティーヴ・スワロウ Steve Swallow とのトリオなど、デンマークのジャズ界で活躍するヨーナス・ヨハンセン Jonas Johansen のグループ MOVE。「"Today I Slept A Little Late" はフレードリクが10年前に書いた美しいメロディ。"Resurrection Benjamin Blue" は、前にわれわれとプレイしていたピアニストのベン・ベシアコウへのオマージュ。"The Perfet Day"…申し分のない一日は、クール、生きることの意味を知る。くつろぎ、生きていることに深い感謝を捧げる。"Coasting"…高速1号線をドライブする、片腕は窓の外に、夏の微風を髪に感じる……コペンハーゲンの運河地区のひとつ、クリスチャンスハウンにある私のアパートメントの眺望がインスピレーションとなった "Sunny Boatman Street"……」 (ヨハンセン) "Move This" は、20年にわたり活動をつづける彼らの4枚目のアルバムです。

Stunt Records STUCD11082 スコット・ハミルトン、イェスパー・ティロ − Scott Hamilton Meets Jesper Thilo
 Blue Lou Good Bait Just Friends Blue Monk Bernie's Tune Body and Soul Blues up and down
  スコット・ハミルトン (テナーサックス) イェスパー・ティロ (テナーサックス) セーアン・クリスチャンセン (ピアノ)
  イェスパー・ロンゴー (ベース) クリスチャン・レト (ドラムズ)
 [録音 2011130日 STC スタジオ (コペンハーゲン)]

◇スコット・ハミルトン Scott Hamilton とデンマークのイェスパー・ティロ Jesper Thilo。ヴェテランのテナーサックス奏者ふたりが共演。ライナーノーツに書かれた "not a tenor battle" に、「バトル」の概念を超えた音楽が展開したことが示されます。ソロアルバムの "With a Star in My Heart" (STUCD07142)"Upon a Star" (STUCD08161) が人気のセーアン・クリスチャンセン Søren Kristiansen"Jesper Lundgaard Trio plays Cornelis" (Touché Music TMcCD024) のイェスパー・ロンゴー Jesper Lundgaard"Scott Hamilton Scandinavian Five - Live at Nefertiti" (STUCD09182) のドラマー、クリスチャン・レト Kristian Leth がセッションに参加しました。

Stunt Records STUCD11112 ヤコブ・クリストファセン・トリオ − JC3
 Baker's Blues JC3 Star (to My Love) Lazy JC Roadtrip Don't Think Twice Behave like a Gentleman
 
Filigree in Five
  ヤコブ・クリストファセン・トリオ
   ヤコブ・クリストファセン (ピアノ、オルガン、フェンダーローズ、ワーリツァー)
   イェスパー・ボーディルセン (ベース) ヨーナス・ヨハンセン (ドラムズ)
  ルネ・ハーダー・オレセン (パーカッション) (on "Baker's Blues")

◇「国際的に成功したことが当然のデンマークのミュージシャン。活力と遊び心いっぱい。美しいメロディをもつジャズ。けっして甘すぎることなく、純真で美しい。メインストリームというより、この音楽はジャズの血そのものだ」。ウェブサイト All about Jazz は、ヤコブ・クリストファセン Jacob Christoffersen のトリオが2005年にリリースしたアルバム "Facing the Sun" について、そう書いています。それから6年。イェスパー・ボーディルセン Jesper Bodilsen、ヨーナス・ヨハンセン Jonas Johansen とのトリオによる新録音。ボブ・ディランの《Don't Think Twice》をのぞきクリストファセンのオリジナル曲です。パーカッション奏者のルネ・ハーダー・オレセン Rune Harder Olesen"Baker's Blues" に参加しています。

 

リリース情報 − Blues, Folk, Pop & World Music

Opu3 CD22111 SACD hybrid (Stereo) エリック・ビブ − Blues, Ballads & Work Songs
 Goin' down the Road Feelin' Bad John Henry Take This Hammer Cocaine Blues Candy Man
 Goin' down Slow Sittin' on Top of the World Come back Baby Frankie & Albert Stagger Lee
 Juke Dance My Honey Pie Satisfied Sophisticated Shade
  エリック・ビブ (ギター、ヴォーカル) カハンガ・"マスター・ヴムビ"・デクラ (エレクトリックギター)
  クリステル・リュッサリデス (エレクトリック・スライドギター、マンドラ)
  ルーゲル・エークマン (ヘフネル・ヴァイオリンベース) ブー・ユーリーン (スーザフォーン)
  スヴァンテ・ドレイク (マウスパーカッション、シェイカー)
 [録音 20056月-20113月 Opus 3 Records (イェーナ、スウェーデン)]
 [制作 エリック・ビブ、ヤン=エーリク・ペーション  録音 ヤン=エーリク・ペーション] 試聴盤

◇「ブルージーなトラッドソングのソロアルバムを作らないか」。『Blues, Ballads & Work Songs』は、エリック・ビブ Eric Bibb が長年の友人でもある Opus3 Records のヤン=エーリク・ペーション Jan-Eric Persson の提案を受けて生まれました。ブルース、バラード、ワークソングは、60歳を迎えるシンガーソングライターのビブが生涯かけて取り組んできたレパートリー。ビブの編曲によるトラッドソング、ビブのオリジナルが3曲、デイヴ・パーキンズ Dave Perkins との共作が1曲含まれます。「古き時代の空気」を伝える音楽は、Opus3 Records のスタジオで時間をかけて録音されました。


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