Newsletter No.167   15 November 2012

 

リリース情報 − Classical & Contemporary

2L 2L083SABD SACD hybrid (5.1 surround/stereo) + Pure Audio Bluray
アイヴィン・ビューエネ (1973-)
 あり得べき諸都市 (まちまち)/本質を衝く風景 (Possible Cities/Essential Landscapes)
  あり得べき諸都市 (Possible Cities) (2005) (9つの楽器のための) (断片)
  配列図式 (Grid) (9つの楽器のための)
  あり得べき諸都市 (Possible Cities) (2005) (9つの楽器のための)
  廃墟のある風景 (Landscape with Ruins) (2006) (ピアノ三重奏のための)
  超牧歌的な研究/夜の小品/ミニチュアの風景 (Ultrabucolic Studies/Night Piece/Miniature Landscape) (2006)
   (フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ダブルベースと打楽器のための)
  モルト・フルイード (Molto fluido) (きわめてなめらかに) (2007) (クラリネットと弦楽三重奏のための)
  静物 (Nature morte) (2008) (フルート、バスクラリネット、ヴィブラフォーン、ピアノ (+ eBow) と弦楽四重奏のための)
  チカーダ・アンサンブル クリスチャン・エッゲン (指揮)
 [録音 20104月、12月 ヘニ・オンスタ芸術センター (ベールム、ノルウェー)]
 [制作・録音 モッテン・リンドベルグ]
 [DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
 [Bluray: 5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MP3 & FLAC, Region ABC] 試聴盤

◇《あり得べき諸都市 (まちまち)/本質を衝く風景》は、アイヴィン・ビューエネ Eivind Buene (1973-) がチカーダ (Cikada) とアンサンブル・アンテルコンタンポラン (Ensemble Intercontemporain) からそれぞれ委嘱を受け、2005年から2009年の間に作曲した6曲の室内楽とアンサンブル作品の集成です。「都市の中を移動することは新しい音楽を聴くことによく似ていると常に私は思っている。大都会を歩くと、見も知らぬ通りがあり、暗い路地に入ったと思うと突然明るい広場に出る」 (ビューエネ)。「物語が姿を現し、増殖し、消えていく。そうした都市の風景を音として聴けるものとする。作曲者ビューエネはこの連作によってそのことを試みています。

 ビューエネの思索とイマジネーションと創造の背景にあるのが、イタリアの作家、イタロ・カルヴィーノ Italo Calvino (1923-1985) の『見えない都市 (Le città invisibili/Invisible Cities)』です。マルコ・ポーロがフビライ汗にさまざまな空想都市について報告するという形式をとった、都市論とも現代文明批判とも考えられる小説。作曲者スコートゥンは、「都市を歩く」聴き手のための「旅行案内」として、第9章と、連作のタイトルが採られた第4章と第8章から英訳文を一節ずつブックレトに引用しています。「『時おり、その方の声が遥か遠くから聞こえて来るように思われることがあるが、それでいながらこの身は目に見えぬくせして目くらますばかりの現在に囚われておるのだ……』」 (第9章) (米川良夫・訳 河出文庫版)。連作としての初演は、20091114日、オスロ。1989年創設、2005年に NOMUS (北欧音楽委員会) 賞を受けた、固定メンバー10人のアンサンブル、チカーダ Cikada をクリスチャン・エッゲン Christian Eggen (1957-) が指揮しました。

 このアルバムの録音セッションは、初演の翌年、オスロ・フィヨルドを望むヘニ・オンスタ芸術センター Henie Onstad Kunstsenter で行われました。24bit/352.8kHzDXD 録音です。映画を楽しむための Blu-ray プレーヤーが手元にあるなら、それをオーディオ装置につないでみてください。"24bit/192kHz" の録音により、作曲者と演奏者の意図する「都市の風景」が、より鮮やかに、よりリアルに見えてくるでしょう。

 作曲者のビューエネは、『見えない都市』の言葉をもうひとつ、ノーツの最後に引用しています。「物語を支配するものは声ではございません、耳でございます」 (第9章) (米川良夫・訳)

2L 2L084SABD SACD hybrid (5.1 surround/stereo) + Pure Audio Bluray
ストーレ・クライベルグ (1958-) オペラ・オラトリオ《ダビデとバト・シェバ (David and Bathsheba)(2008)
  アンナ・エイナション (メッツォソプラノ、バト・シェバ) ヨハンネス・ヴァイセル (バリトン、ダビデ)
  ニルス・ハーラル・ソーダール (テノール、ヨアブ) フレードリク・アクセルベルグ (テノール、ウリヤ)
  ラーシュ・ユーハンソン・ブリスマン (バス、ナタン) トロンハイム交響楽団ヴォーカルアンサンブル
  トロンハイム交響楽団 トヌ・カリユステ (指揮) [歌詞 英語]
 [録音 20114月 フリー教会 (トロンハイム、ノルウェー)]
 [制作・録音 モッテン・リンドベルグ]
 [DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
 [Bluray: 5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz), 7.1 DTS-HD MA (24bit/96kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MP3 & FLAC, Region ABC] 試聴盤

◇ストーレ・クライベルグ Ståle Kleiberg は、1958年、スタヴァンゲル生まれ。トロンハイムに住み、ノルウェー工科自然科学大学 (NTNU) の音楽学部教授を務める彼は、2004911日、アメリカ同時多発テロ事件の記念日にワシントンの大聖堂で演奏されその模様が全米に中継された《ナチ迫害の犠牲者のためのレクイエム (Requiem for the Victims of Nazi Persecution)(Simax PSC1257) により、国際的に知られるようになりました。トロンハイムのニーダロス大聖堂で初演された朗読とオルガンと室内管弦楽のための《ばらの窓 (Rosevinduet)(Hemera HCD2932) と、《レクイエム》とともに三部作を構成する《嘆き:シッシ・クライン追悼 (Lamento: Cissi Klein in Memoriam)(Aurora ACD5032) とチェロ協奏曲《ドポ (Dopo)(HCD2926) が代表作とされます。音楽技法を駆使しつつ直接的な表現をめざす彼の音楽は親しみやすく、初演の後もくり返し演奏されています。

 グラミー賞にノミネートされたヴァイオリン協奏曲とダブルベース協奏曲 (2L59SACD) につづく 2L への録音は、『旧約聖書』の物語に題材を採った2幕のオペラ・オラトリオ《ダビデとバト・シェバ》です。「イスラエルの王ダビデは、ある日の夕暮れに王宮の屋上を散歩していて、水浴びする美しい女に目に留める。女は、ヘト人ウリヤの妻、バト・シェバ。バト・シェバは王宮に召され、ダビデと床を共にし、その子を宿す。ダビデの策略によりウリヤは戦死、ダビデはバト・シェバを妻に迎える。主の意に背いたダビデの行為は主の怒りを買い、バト・シェバが産んだ子は7日目に死ぬ」。個人の感情が政治的行動と影響し合い、引き起こされる重大な結末。イギリスの音楽家で作家のジェシカ・ゴードン Jessica Gordo が、「サムエル記下」の11章-12章を基に、今日的なテーマをもつ台本に書き上げました。詩編8番「主よ、わたしたちの主よ あなたの御名は、いかに力強く 全地に満ちているいることでしょう」と詩編51番「神よ、わたしを憐れんでください 御慈しみをもって。深い御憐れみをもって 背きの罪をぬぐってください」の2つの賛歌はそのまま使われ、合唱、ダビデと合唱により歌われます。メロディとハーモニーの美しい抒情と内省のオペラ。《ダビデとバト・シェバ》の初演は2008年。その後、ノルウェーと国外で再演されています。

 2L による録音は、トロンハイムのフリー教会 Frikirken でセッションが行われました。初演のホーヴァル・ステンスヴォルに代わりダビデを歌うのは、ノルウェーのバリトン、ヨハンネス・ヴァイセル Johannes Weisser (1980-)。《ドン・ジョヴァンニ》のタイトルロールをはじめとする役をヨーロッパ各地の歌劇場で歌い、グリーグ歌曲集 (Simax PSC1310) を録音しました。バト・シェバを歌うアンナ・エイナション Anna Einarsson はスウェーデンのメッツォソプラノ。ノルウェーのニルス・ハーラル・ソーダール Nils Harald Sødal とフレードリク・アクセルベルグ Fredrik Akselberg、スウェーデンのラーシュ・ユーハンソン・ブリスマン Lars Johansson Brissman が共演し、スウェーデン放送合唱団の指揮者を務めたエストニアのトヌ・カリユステ Tonu Kaljuste がトロンハイムの交響楽団と合唱団を指揮しています。

 24bit/352.8kHz DXD 録音がイスラエル王の内面のドラマを臨場感いっぱいに伝えます。

2L 2L085SACD SACD hybrid (5.1 surround/stereo) the view was all in lines (景色はみな調和していた)
ロルフ・ヴァリーン
(1957-)
 7つの命令 (Seven Imperatives) (2001)
  捜せ (Seek)/押せ (Push)/沈め (Sink)/紡げ (Spin)/突け (Stab)/寄りかかれ (Lean)/やめろ
(Quit)
アルノルト・シェーンベルク (1874-1951)/アスビョルン・スコートゥン (1961-)/ロルフ・ヴァリーン (1957-)
 12の小さなピアノ曲 (Zwölf kleine Klavierstücke)
  (シェーンベルクの《6つの小さなピアノ曲》 作品19 + ヴァリーンとスコートゥンによるシェーンベルクの作品19への6つの注釈)
アスビョルン・スコートゥン (1961-)
 ある知られざる交響曲のトランスクリプション (Transcriptions of an Unknown Symphony) (2003-06 rev.2011)
アスビョルン・スコートゥン (1961-)
 ストラヴィンスキーがバッハになり、スコートゥンがフレスコバルディになる (Stravinsky goes Bach and Schaathun goes Frescobaldi)
ロルフ・ヴァリーン (1957-) エチュード 3 (Etude 3)
アルノルト・シェーンベルク (1874-1951) 6の小さなピアノ曲 (6 kleine Klavierstücke) 作品19
  ケンネト・カールソン (ピアノ)
 [録音 20086月、201012月、20114月 ヘニ・オンスタ芸術センター (ベールム、ノルウェー)]
 [制作・録音 モッテン・リンドベルグ] 試聴盤

◇『景色はみな調和していた』は、チカーダ・アンサンブルのピアニスト、芸術面のリーダーを務めるスウェーデン出身のケンネト・カールソン Kenneth Karlsson (1952-) のソロアルバム。シェーンベルクの作品を核に、ノルウェーを代表する作曲家ふたり、ロルフ・ヴァリーン Rolf Wallin (1957-) とアスビョルン・スコートゥン Asbjørn Schaathun (1961-) の作品を配した構成がとられています。「調和した景色」の中心にあるシェーベルクの《6の小さなピアノ曲》は1911年の作品。最初の5曲は一日で書き上げられ、友人グスタフ・マーラーの死の2ヶ月後に第6曲が追加されました。大規模な作品が一般的で、シエーンベルク自身も記念碑的大作の《グレの歌》を完成させたのと同じ時期に作曲された「小さく、凝縮された曲」は、ピアニストが好きな曲のひとつと言われます。《12の小さなピアノ曲》は、シェーンベルクの《6の小さなピアノ曲》に、気心の知れたヴァリーンとスコートゥンが「シェーンベルクと同じように一日で」作曲した「作品19への注釈 (commentaire)」を3曲ずつ加えた曲集です。この曲集が加わったことで、「あらかじめ予定されたという感じの少ない、もっと自発的な何かがあれば」というカールソンの希望が叶いました。

 このアルバムではヴァリーンとスコートゥンの曲が他に2曲ずつ演奏されています。ヴァリーンの《7つの命令》は、ベルゲンのダンスカンパニー、カルト・ブランシュ Carte Blanche とピアニストのホーコン・アウストボーのために作曲した、アルファベット4字からなる「命令」をタイトルとする7曲、約21分の音楽です。《エチュード 3》は、ヴァリーンが作曲した4曲の「エチュード」のひとつ。4曲の内容に満足していなかったヴァリーンが、「この一曲なら」と、この録音のために改訂した版が演奏されています。スコートゥンの《ある知られざる交響曲のトランスクリプション》は、2003年、スコートゥンもカールソンも「モダニスト流のセリエル音楽にいささか飽き飽きしていた」ころ、委嘱により作曲されました。シューマンとスクリャービンの表現形式をイメージしながら作曲が進められ、2011年に最終稿が完成しています。《ストラヴィンスキーがバッハになり、スコートゥンがフレスコバルディになる》は、スコートゥンが近年インスピレーションの源とすることが多いというストラヴィンスキーを基点にフレスコバルディにまで展開していく、美しい小品です。

Alba ABCD341 アダージョ (Adagio) − 弦楽オーケストラのための作品集
エイノユハニ・ラウタヴァーラ (1928-) ディヴェルティメント (Divertimento) (1953)
クリスティーナ・スピネイ (1984-) シンクト (Synched) (同期して) (2010) *
エリオット・カーター (1908-) 弦楽オーケストラのためのエレジー (Elegy for String Orchestra) (1942)
マーク・サターホワイト (1954-) アシュアリ・クロス (Ossuary Cross) (骨壺十字架) (2011) *
クラーク・マカリスター (1946-) アクエ・スリス (Aquae Sulis) (2011) *
レーヴィ・マデトヤ (1887-1947) エレジー (悲歌) (Elegia) 作品4-1
ホセ・セレブリエール (1938-) アダージョ (Adagio) (1964) *
ホアキン・トゥリーナ (1882-1949) 闘牛士の祈り (La oración del torero) 作品34 (1925)
ジャコモ・プッチーニ (1858-1924) 菊 (Crisantemi) (1890)

  聖ミケル・ストリングズ (ミッケリ市管弦楽団) ホセ・セレブリエール (指揮) * 世界初録音 試聴盤

◇ウルグワイ出身のホセ・セレブリエール José Serebrier (1938-) が、フィンランド、ミッケリ市のオーケストラ、聖ミケル・ストリングズ St. Michel Strings を指揮しました。アルバムタイトルのとおり、ゆったとしたテンポの美しい作品のコレクション。弦楽オーケストラのレパートリーとして定着したラウタヴァーラ、マデトヤ、トゥーリナ、プッチーニの作品、アメリカの作曲家4人の作品、そしてセレブリエール自身の曲が演奏されています。クリスティーナ・スピネイ Cristina Spinei (1984-) は、振付師、映画監督、音楽家からの委嘱がつづき、セレブリエールが、アメリカでもっとも才能に恵まれた若い作曲家のひとりと呼ぶ作曲家です。マーク・サターホワイト Marc Satterwhite (1954-) は、ミシガン州立大学とインディアナ大学で学び、オーケストラのダブルベース奏者を務めた後、作曲に力点を置いた活動をしています。クラーク・マカリスター Clark McAlister (1946-) は、吹奏楽で知られるフレデリク・フェネルに学んだミュージックエディター、アレンジャー。彼がセレブリエールと聖ミケル・ストリングズのこのプロジェクトのために作曲した曲は、プラハにある中世の美術品を集めた博物館で見た十字架の形をした骨壺をイメージ、「アシュアリ・クロス (Ossuary Cross)」の言葉の響きにも魅せられたと言われます。そしてエリオット・カーター Elliott Carter (1908-) の《エレジー》。セレブリエール自身の曲も含め4曲が初録音です。

Alba ABCD345 SACD hybrid (Multichannel 5.1/stereo) ネビュラ (Nebula) − パーヴォ・コルピヤーコ (1977-) ギター作品集
 ギターと弦楽のための協奏曲《ネビュラ (Nebula)(2008)
 ラケル・リエフの詩による歌曲集《夢の宇宙船 (Uniavaruusalus/The Spaceship of Dreams)(2010) (メッツォソプラノとギ-ターのための)
  Lehahti parantajaenkeleistä kaunein/Paratiisin keltainen/Yön pimeässä pyramidi/Ja sinä joka piirrät/Aurinkomme
 ギターソナタ《キンバリー (Kimberley)(2006)
  ペトリ・クメラ (ギター) ティーナ・ペンティネン (メッツォソプラノ) オストロボスニア室内管弦楽団
  ユハ・カンガス (指揮) 試聴盤

◇ペトリ・クメラ Petri Kumela は、ヘルシンキ音楽院のフアン・アントニオ・ムロとニュルンベルク=アウグスブルクの音楽大学のフランツ・ハラースに学び、フィンランドでもっとも多才でもっとも魅力的なギタリストとして人気の高いひとりです。ノルドグレンのギター曲を集めた『魅せられた音 (Spellbound Tones)(ABCD218)CPE・バッハの曲のトランスクリプション集 (ABCD244)16世紀から現代までの変奏曲を集めた『Change Is Gonna Come (変化はやってくる)』 (ABCD313) につづくアルバムは、フィンランドの作曲家パーヴォ・コルピヤーコ Paavo Korpijaakko (1977-) のギター作品集です。コルピヤーコは、室内楽と器楽のための作曲からスタートし、管弦楽と劇場のための作品を手がけるようになりました。フィンランド放送交響楽団の委嘱により作曲し、タンペレ・フィルハーモニックとハンヌ・リントゥのアルバム『バスター・キートンの亡霊』 (ABCD342) で紹介された《アミューズ・ブシュ》 (2008) は、彼の代表作のひとつです。ギター協奏曲《ネビュラ》は、クメラがユハ・カンガス Juha Kangas (1945-) 指揮のオストロボスニナ室内管弦楽団と初演。宇宙の塵やガス状の物質が集まり、あるいは無数の星から成る、輝いた雲のように見える天体「星雲」をタイトルとするこの作品を、コルポヤーコが作曲法を学んだヨウニ・カイパイネンは「鋭い耳で洞察した音をめざましい技巧と結びつけた」と評価しています。歌曲集《夢の宇宙船》は、鮮やかな比喩的表現がさまざまに解釈される、フィンランドの詩人ラケル・リエフ Rakel Liehu (1939-)5つの詩がテクストです。ティーナ・ペンティネン Tiina Penttinen が委嘱し、クメラの共演で初演しました。ソナタ《キンバリー》は、コルピヤーコがギターのために書いた最初の作品です。〈アダージョ − アレグロ・コン・フォコ〉〈ノン・トロッポ・レント、ルバート〉〈アレグロ・モデラート・ファシレ〉〈プレスト〉の4楽章。クメラに献呈され、2006年、彼の手で初演されました。

Alba ABCD346 SACD hybrid (Multichannel 5.0/stereo) JS・バッハ (1685-1750) フランス組曲 第1
 前奏曲第24番 ロ短調 BWV869 (《平均律クラヴィア曲集 第1巻》 から) フランス組曲第1番 ニ短調 BWV812
 フランス組曲第2番 ハ短調 BWV813 フランス組曲第3番 ロ短調 BWV814 パッサカリア ハ短調 BWV582
  ミカ・ヴァユリネン (アコーディオン) 試聴盤

◇ミカ・ヴァユリネン Mika Väyrynen1967年ヘルシンキ生まれ。シベリウス・アカデミーとパリのギュスターヴ・シャルパンティエ音楽院に学び、1985年にデビューリサイタルを行いました。目もくらむような技巧のため「アコーディオンの魔術師」とも呼ばれ、「楽譜の背後にあるもの」を鮮やかに表現した彼の音楽は、コンサート、フィンランド放送の番組、あるいはレコード録音を通じて人々に歓びをもたらしてきました。アコーディオンの可能性を求めヴァユリネンは常に新しいレパートリーに挑戦しています。その新作は、国際的にも成功を収めた《ゴルトベルク変奏曲》 (ABCD 191) につづくバッハです。《フランス組曲》をメインにその他の曲をまじえ、2集に分けてリリースされます。

Alba ABCD347 北欧のヴァイオリン音楽 (Nordic Violin Music)
アイネス・チェチュリン (1859-1942) 子守歌 (Berceuse) (1888)
トゥール・アウリン (1866-1914)
 4つの水彩画
(Fyra akvareller) (1899)
  牧歌 (Idyll)/ユモレスク (Humoresk)/子守歌 (Vaggsång)/ポルスカ (Polska)
クリスチャン・シンディング (1856-1941) ロマンス (Romanze/Romance) ニ長調 作品79-2
ベンクト・カールソン (1890-1953) ヴァイオリンソナタ 変ホ長調 作品6 (1918)
  アンネマリ・オーストレム (ヴァイオリン) ソニヤ・フラキ (ピアノ) エミール・ホルムストレム (ピアノ) 試聴盤

◇アンネマリ・オーストレム Annemarie Åström (1977-) はフィンランドの若いヴァイオリニスト。彼女は、音楽教師として多くのヴァイオリニストを育ててきたゲーザ・シルヴァイとチャバ・シルヴァイのテレビ番組「音楽の国のかわいいヴァイオリン弾きたち」を見て、3歳からヴァイオリンを習い始めました。シベリウス・アカデミーに入学してからはヴァイオリンのソロ演奏とともに室内楽とオーケストラ演奏のクラスにも参加しています。彼女のデビューアルバムのプログラムは、アカデミーの博士課程のテーマでもあるスカンディナヴィア音楽のレパートリーから選んだ4曲です。ヘルシンキ音楽院ではシベリウスのクラスメート、その後ロンドンでヨーゼフ・ヨアヒムの下で学んだアイネス・チェチュリン Agnes Tschetschulin (1859-1942) の《子守歌》。スウェーデンのヴァイオリニストで作曲家、トゥールアウリンの《4つの水彩画》。ノルウェーのシンディングの《ロマンス》。フィンランドのベンクト・カールソン Bengt Carlson (1890-1953) のソナタは、〈アレグロ、モルト・モデラート〉〈アレグロ・ヴィヴァーチェ〉〈レント〉〈終曲、アレグロ・ヴィヴァーチェ〉の4楽章からなる約36分の作品です。忘れられようとしていた「隠れた真珠」とオーストレムが言うチェチュリンとカールソンの曲は、これが初めての録音です。共演者のソニヤ・フラキ Sonja Fräki (1977-) はフィンランド、エミール・ホルムストレム Emil Holmström はスウェーデンのピアニストです。オーストレムは、シベリウス・アカデミーがアニヤ・イグナティウスから寄贈されたガルネリを弾いています。

BIS CD1503 1948年-2001年 リゲティの旅 (1948-2001: a ligeti odyssey) − ジェルジ・リゲティ (1923-2006)
 インヴェンション (Invention) (1948) (ピアノのための)
  フレードリク・ウッレーン (ピアノ)
 木管五重奏のための6つのバガテル (6 Bagatellen für Bläserquintett) (1953)
  ベルリン・フィルハーモニー木管五重奏団
 ヴォルーミナ (Volumina) (1961-62 rev.1966) (オルガンのための)
  ハンス=オーラ・エーリクソン (オルガン)
 ルクス・エテルナ (Lux aeterna) (1966) (アカペラ合唱のための)
  スコラ・ハイデルベルク ヴァルター・ヌシュバウム (指揮)
 木管五重奏のための10の小品 (10 Stücke für Bläserquintett) (1968)
  ベルリン・フィルハーモニー木管五重奏団
 無伴奏ヴィオラソナタ (1991-94)
  今井信子 (ヴィオラ)
 ピアノのための3つのエチュード (3 Études pour piano) (1985-2001)
  Touches bloquées Canon À bout de souffle
  フレードリク・ウッレーン (ピアノ)

◇スタンリー・キューブリックの映画『2001年宇宙の旅 (2001: a Space Oddyssey)』に《レクイエム》の〈キリエ〉、《ルクス・エテルナ》《アトモスフェース》《ヴォルーミナ》が使われ、その名が広く知られることになったジェルジ・リゲティ Gyorgy Ligeti (1923-2006)1948年から2001年の曲を BIS の録音からコレクション。

BIS SACD1751 SACD hybrid (Multichannel/stereo) セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943)
 交響的舞曲 作品45 交響詩《死の島》 作品29 幻想曲《岩》 作品7
  ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 アンドルー・リットン (指揮)
 [録音 20083月、20096月 グリーグホール (ベルゲン、ノルウェー)]

BIS SACD1981 SACD hybrid (Multichannel/stereo) JS・バッハ (1685-1750) カンタータ全集 第52
 カンタータ第140番「目覚めよと呼ぶ声あり」 BWV140 カンタータ第112番「主はわが信頼すべき羊飼なり」 BWV112
 カンタータ第29番「神よ、われら汝に感謝す」 BWV29
  ハナ・ブラシコヴァ (ソプラノ) ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) ゲルト・テュルク (テノール)
  ペーター・コーイ (バス) バッハ・コレギウム・ジャパン 鈴木雅明 (指揮)

BIS SACD1985 SACD hybrid (Multichannel/stereo) WA・モーツァルト (1756-1791)
 ピアノソナタ第10番 ハ長調 K330/300h ピアノソナタ第11番 イ長調 K331/300i
 ピアノソナタ第12番 ヘ長調 K332/300k
  小川典子 (ピアノ)

BIS SACD2026 SACD hybrid (Multichannel/stereo) 13弦ギターで弾くクリスマスの夢 (Christmas Dreams on 13 Strings)
 聖しこの夜 (Stille Nacht) (グルーバー) ウェンセスラスはよい王様 (Good King Wenceslas)
 幼子イエスよ眠れ (Lulajze, Jezuníu) (ポーランドのキャロル) クリスマスの知らせ (Noël nouvelet) (フランスのキャロル)
 松明、ジャネット、イザベル (Un flambeau, Jeannette, Isabelle) (プロヴァンスのキャロル)
 森のなかでヨーラチカが生まれた (V lesu rodilas elochka) (ロシアのキャロル)
 たくさんのキャンドルに灯がともった (Nu tändas tusen juleljus) (スウェーデンのキャロル)
 もうすぐ暗くなる (Es wird schon gleich dunkel) (ドイツのキャロル) 神の御子は今宵しも (Adeste Fidelis) (J・ウェイド)
 夜は招く (Convidando está la noche) (メキシコのキャロル)
 われらの村に天使たちが (Les Anges dans nos campagnes) (フランスのキャロル)
 マリアはいばらの茂みを行く (Maria durch ein Dornwald ging) (ドイツのキャロル)
 ザンポニャーロたちの歌 (Canzone d'l zampognari) (イタリアのキャロル)
 天なる神には (It came upon the midnight clear) (アーサー・サリヴァン)
 甘き喜びのうちに (In dulci jubilo) (中世のキャロル) 三艘の舟を見た (I saw three ships) (イギリスのキャロル)
 バルー・ラミー (Baloo Lammy) (ケルトのキャロル) バルラロー (Balulalow) (ピーター・ウォーロック)
 青いクリスマス (Azure Christmas) (ミオリン) 冬の夜の夢見る星たち (Stellæ nocte hibernali somniantes) (ミオリン)
  アンデシュ・ミオリン (13弦ギター) [録音 20123月 ロンナ教会 (スウェーデン)]

CAvi 4260085532643
ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809) 弦楽四重奏曲 ニ長調 Hob.III/63 (作品64-5) 《ひばり (Lerchen)
ヨハネス・ブラームス (1833-1897) 弦楽四重奏曲第2番 イ短調 作品51-2
  デンマーク弦楽四重奏団
   ルネ・トンスゴー・セーアンセン (ヴァイオリン) フレゼリク・エラン (ヴァイオリン)
   アスビョアン・ネアゴー (ヴィオラ) フレードリク・シェイエン・シェーリン (チェロ)
 [録音 20123月 スタジオ 2 (ミュンヘン)]

◇デンマーク弦楽四重奏団 Den Danske Strygekvartet/The Danish String Quartet は、コペンハーゲンの王立音楽アカデミーの教授、ティム・フレゼリクセン Tim Frederiksen が、2001年、子供のころから友人同士サッカーと音楽を楽しんでいた15歳と16歳の青年を集めて作ったアンサンブルです。2002年夏、コペンハーゲン音楽祭でプロの弦楽四重奏団としてデビュー。そろってコペンハーゲンのアカデミーで学び、2008年、ノルウェーのチェリスト、フレードリクがメンバーに加わりました。ルネ・トンスゴー・セーアンセン Rune Tonsgaard Sørensen (1983-)2009年からコペンハーゲン・フィルハーモニック管弦楽団コンサートマスターも務めるフレゼリク・エラン Frederik Øland (1984-)、アスビョアン・ネアゴー Asbjørn Nørgaard (1984-)、フレードリク・シェイエン・シェーリン Fredrik Schøyen Sjölin (1982-)。「デンマーク青年弦楽四重奏団」の名称で録音したカール・ニルセンの弦楽四重奏曲 (dacapo 6.220521, 6.220522)CD録音デビュー。第2集に収録された弦楽五重奏曲ではフレゼリクセン教授がヴィオラを弾いています。デビュー10周年の2012年にミュンヘンで録音したハイドンの《ひばり》とブラームスのイ短調四重奏曲を収めたこのディスクが3枚目のアルバムです。

cpo 777 347-2 2CD's ルードヴィーグ・イルゲンス=イェンセン (1894-1969) 管弦楽作品集
 主題と変奏 (Tema con variazioni) (1925) パルティータ・シンフォニカ (Partita Sinfonica) (1938)
 アリア (Air) (1959) 劇音楽《ボードゥアン王の腕輪 (Kong Baldvines Armring)》 組曲 (1935/1939)
 交響曲 ニ短調 (Sinfonia in re) (1941) ロンド・マルツィアーレ (Rondo marziale) (1941)
 パッサカリア (Passacaglia) (1928)
  トロンハイム交響楽団 アイヴィン・オードラン (指揮) 試聴盤

◇ノルウェーがドイツ軍の占領から解放された1945年、亡命から帰国したオラヴ皇太子のため8000人の合唱団と3000人の男声合唱団がオスロの王宮前広場で歌った《国王へ》の作曲者。聖オラヴ没後900年の1930年には「聖オラヴのオラトリオ」劇的交響曲《帰郷 (Heimferd)》を作曲したイルゲンス=イェンセン Ludvig Irgens-Jensen (1894-1969)。伝統的な作風のため、ノルウェーの音楽がモダニズムの流れにあった1960年代から1970年代には軽視されていた作曲家のひとりです。そして、その後、2つの世界大戦の間の音楽に再び光を当てる動きが起こると、イルゲンス=イェンセンの作品も演奏され、録音も行われるようになりました。劇音楽《家畜商人》による交響的組曲《パルティータ・シンフォニカ》、1928年にイギリスのコロムビア蓄音機が主宰した作曲コンペティションで第2位を受けた《パッサカリア》など、彼が管弦楽のために書いた代表的作品集。パレスチナに赴いた十字軍の王シーグルと出会ったエルサレム王ボードゥアン Baudouin (Baldvine) (c.1065-1118 在位 1100-1118) を題材とする劇の付随音楽による組曲は、これが初めてのCD録音のはずです。指揮者のアイヴィン・オードラン Eivind Aadland (1956-) はシベリウス・アカデミーのヨルマ・パヌラに学んだひとり。ヴァイオリニストとしてベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団のコンサートマスターを務め、ノルウェーとヨーロッパ各地のオーケストラを客演指揮しています。イメージした音楽を音にする優れた技術をもち、ノルウェー軍音楽隊を指揮したグレインジャー、シュミット、ホルストのウィンドオーケストラ作品集 (Simax PSC1208) は、吹奏楽というジャンルを越え広く愛されている代表的ディスクです。2004年から2010年にかけて首席指揮者とアーティスティック・リーダーを務めたトロンハイム交響楽団との録音。《パッサカリア》は、ベルゲン・フィルハーモニックを指揮した演奏 (Simax PSC1164) に次ぐオードランの二度目の録音です。

dacapo 6.220644 SACD hybrid (Multichannel/stereo) WA・モーツァルト (1756-1791) 交響曲集 第9
 交響曲第31番 ニ長調 K297/300a 《パリ》 交響曲第33番 変ロ長調 K319 交響曲第34番 ハ長調 K338
 交響曲第31番 ニ長調 K297/300a 《パリ》 − 第2楽章 (第1版)
  デンマーク国立室内管弦楽団 アダム・フィッシャー (指揮)
 [録音 2010104日-5日、2011221日-23日 デンマーク放送コンサートホール・スタジオ (コペンハーゲン)]
 [制作 ヨン・フランセン  録音 ラース・C・ブルーン]

dacapo 8.226096 エリク・ネアビ (1936-2007) 管弦楽共演歌曲集と交響的作品集
 交響詩《虹色のヘビ (Regnbueslangen/The Rainbow Snake)(1975) (インディアンの伝説に基づく交響詩)
 リルケ歌曲集 (Rilke-Lieder) (1985) (メッツォソプラノと管弦楽のための)
  愛の誕生 (Liebesanfang) 恋人たち (Die Liebenden) 私たちは口だけ (Wir sind nur Mund)
 エドヴァルド・ムンク三部作 (レクイエム) (Edvard Munch Trilogy) (A Requiem) (1978-79)
  (エドヴァルド・ムンクの絵に基づく管弦楽と混声合唱のための交響的変容)
  叫び (Skrig) 病める子 (Den syge pige) 葬送行進曲 (Sørgemarch)
  ハネ・フィッシャー (メッツォソプラノ) コーロ・ミスト オーフス大学合唱団 オルボー交響楽団
  ボー・ホルテン (指揮)
 [録音 2011514日-17日 オルボーホール (オルボー、デンマーク)] 試聴盤

◇デンマークの作曲家エリク・ネアビ Erik Nørby (1936-) は管弦楽の可能性について高度に洗練された感覚を備え、彼の音楽には繊細な後期ロマンティシズム的色彩がありました。ネアビがその管弦楽のために書いた3つの作品。虹になったヘビが干ばつに苦しむ人々を救ったというアメリカ原住民の伝説に基づく《虹色のヘビ》 は、デンマーク放送交響楽団 (現、デンマーク国立交響楽団) の創設50周年を記念するデンマーク放送 (DR) の委嘱により作曲し、初演の後、1976年にはパリの国際作曲家会議 (Rostrum) とボストンの ISCM (国際現代音楽協会) のふたつのフェスティヴァルで再演されたネアビの代表作です。ライナー・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke (1875-1926) の詩をテクストとする3つの歌曲は、メッツォソプラノと、ハープ、ピアノ、チェレスタを含む大編成の管弦楽のための作品。《エドヴァルド・ムンク三部作》は「レクイエム」と「エドヴァルド・ムンクの絵に基づく管弦楽と混声合唱のための交響的変容」のサブタイトルをもち、詩人オーレ・サーヴィ Ole Sarvig がムンクのリトグラフを内省した詩がスコアの各楽章に引用されています。

dacapo 8.226143 ヴァウン・ホルムボー (1909-1996) ギターのためのソロ作品と室内楽作品集
 ギターソナタ第1番 作品141 (1979) ギターソナタ第2番 作品142 (1979)
 5つの間奏曲 (Intermezzi) 作品149 (1981) (ギターソロのための)
 二重協奏曲 (Duo Concertato) 作品167 (1986) (ヴァイオリンとギターのための)
 ギターソロのための5つの小品《よもやま話 (Parlare del più e del meno)》 作品176 (1988)
 歌と踊り (Canto e Danza) 作品191 (1992) (リコーダーとギターのための) *
 7つのフォークバラード (7 Folk Ballads) (1983) (リコーダーとギターのための) *
  イェスパー・シヴェベク (ギター) ヨハネス・セー・ハンセン (ヴァイオリン) ボレット・レーズ (リコーダー)
 [録音 20113月、7月、20122月 デンマーク王立音楽大学コンサートホール (コペンハーゲン)] * 初録音 試聴盤

◇ヴァウン・ホルムボー Vagn Holmboe (1909-1996)20世紀デンマークを代表する作曲家のひとり。交響曲、シンフォニア、弦楽四重奏曲、合唱のための《リベル・カンティコルム (歌の本)》など、広いジャンルに多くの作品を残しました。彼がギターのための音楽を初めて手がけたのは作曲活動に入ってから半世紀経ったころ。古い伝統をもつ楽器に魅せられたホルムボーは、2曲のソナタを書き、つづいてギターソロの小品、ヴァイオリンやその他の楽器とのデュエットを作曲しました。ギターのレパートリーから7作品を集めたアルバム。ギタリストのイェスパー・シヴェベク Jesper Sivebæk は、オーゼンセの音楽アカデミーでヨーアン・ビョアスレウに学んだ後、スウェーデンに留学し、マルメ音楽大学のペール=オロフ・ヨンソンのソロイストクラスで学んだ後、デビューしました。このホルムボーは、ポウル・ルーザスの作品集 (8.226542) (2008) に次ぐアルバム。同じデンマークのプレーヤー、ヴァイオリンのヨハネス・セー・ハンセン Johannes Søe Hansen とリコーダーのボレット・レーズ Bolette Roed の共演です。プログラムの最後に演奏される《7つのフォークバラード》は、イギリス、イスラエル、フランスとウクライナの民謡をホルムボーがギターとリコーダーのデュエットのために編曲した作品。《歌と踊り》とともに初めて録音されました。

Mariinsky MAR0527 4SACD's hybrid (Multichannel/stereo) リヒャルト・ワーグナー (1813-1883)
 楽劇《ワルキューレ (Die Walküre)
  ヨーナス・カウフマン (テノール、ジークムント) アーニャ・カンペ (ソプラノ、ジークリンデ)
  ニーナ・ステンメ (ソプラノ、ブリュンヒルデ) ルネ・パーペ (バス、ヴォータン)
  エカテリーナ・グバノヴァ (メッツォソプラノ、フリッカ) ミハイル・ペトレンコ (バス、フンディング)
  ジャンナ・ドンブロフスカヤ (ソプラノ、ゲルヒルデ) イリーナ・ヴァシリエヴァ (ソプラノ、オルトリンデ)
  ナタリヤ・エフタフィエヴァ (メッツォソプラノ、ヴァルトラウテ) タチヤナ・クラフツォヴァ (ソプラノ、ヘルムヴィーゲ)
  リュドミラ・カヌンニコヴァ (メッツォソプラノ、シュヴェルトライテ)
  エカテリーナ・セルゲーエヴァ (メッツォソプラノ、ジークルーネ)
  アンナ・キクナーゼ (メッツォソプラノ、ギルムゲルデ) エレーナ・ヴィートマン (メッツォソプラノ、ロスヴァイゼ)
  マリインスキー劇場管弦楽団 ワレリー・ゲルギエフ (指揮)
 [録音 201266日-14日 サンクトペテルブルク・コンサートホール (セッション録音)]

◇グラインドボーン・フェスティヴァル、バイロイト・フェスティヴァル、チューリヒ・オペラ、コヴェントガーデンでイゾルデを歌い大きな成功をおさめたスウェーデンのソプラノ、ニーナ・ステンメ Nina Stemme (1963-) がブリュンヒルデを歌った《ワルキューレ》。彼女がスカラ座の2010年/2011年のシーズン・オープニングに歌ったブリュンヒルデはセンセーションを呼んだといわれ、その後、サンフランシスコ・オペラの《指輪》では第1夜から第3夜すべてのブリュンヒルデを歌っています。

Naxos 8.572871 男声合唱と管弦楽のための合唱曲集
ジャン・シベリウス (1865-1957)
 バラッド《囚われの女王 (Vapautettu kuningatar)》 作品48 (男声合唱と管弦楽のための)
クロード・ドビュッシー (1862-1918) 祈り (Invocation) (男声合唱と管弦楽のための)
リヒャルト・シュトラウス (1864-1949) 一日の時 (Die Tageszeiten) 作品76 − 第2曲 静かな正午のひととき (Mittagsruhe)
アントン・ブルックナー (1824-1896) ヘルゴラント (Helgoland) ト短調 WAB71
フランツ・シューベルト (1797-1828) 水の上の精霊の歌 (Gesang der Geister über den Wassern) D714
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907)
 故郷への帰還 (Landkjenning) 作品31 (バリトン、男声合唱、管弦楽とオルガンのための)
リヒャルト・ワーグナー (1813-1883) 使徒の愛餐 (Das Liebesmahl der Apostel) (1843) (抜粋)
  ルンド大学男声合唱団 マルメオペラ管弦楽団 アルベルト・ホルド=ガッリード (指揮)
  ミケール・ステーンベク (テノール) ダニエル・ヘルストレム (バリトン)
 [録音 201177日-10日 ルフトカステレット (マルメ、スウェーデン)]

◇ロシア支配下にあった祖国フィンランドの解放への願いを城に幽閉された女王の物語に託したといわれるパーヴォ・カヤンデル Paavo Cajander (1846-1913) の詩をテクストとするシベリウスのバラッド《囚われの女王》。トロンハイムのニーダロス大聖堂修復を支援する催しに際し、ノルウェーをキリスト教国とするため帰国したオラヴ・トリグヴァソン (オラヴ一世) Olav Trygvason (在位 995-1000) を題材に詩人のビョルンスチェーネ・ビョルンソン Bjørnstjerne Bjørnson (1832-1910) が詩を、グリーグが曲を書いた《故郷への帰還 (陸地望見)》。北欧でもっとも魅力的な2曲をプログラムに加えた男声合唱と管弦楽のための曲集。ルンド大学男声合唱団 Lunds Studentsångare は、ダウスゴーが指揮したJPE・ハートマンの《巫女の予言》 の録音 (dacapo 8.226061) に起用された合唱団です。

ルンド大学男声合唱団 official website: http://www.studentsangarna.nu/

Neos Music NEOS11006 SACD hybrid (Multichannel/stereo)
エルヴィーン・シュルホフ (1894-1942) 弦楽四重奏曲第1(1924)
ジャン・シベリウス (1865-1957) 弦楽四重奏曲 ニ短調 作品56 《内なる声 (Voces Intimae)
レオシュ・ヤナーチェク (1854-1928) 弦楽四重奏曲第1番 《クロイツェル・ソナタ》 (1923)
  ヘンシェル四重奏団
   クリストフ・ヘンシェル (ヴァイオリン) マークス・ヘンシェル (ヴァイオリン)
   モニカ・ヘンシェル (ヴィオラ) マティアス・バイヤー=カールスホイ (チェロ)
 [録音 200812月]

Ondine ODE1186-2Q 4CD's special price エイノユハニ・ラウタヴァーラ (1928-) 合唱作品集
[CD1] ヴィジリア (洗礼者聖ヨハネ追悼の徹夜の祈り) (Vigilia) (1971-72 rev.1996)
  ユルキ・コルホネン (バス) トピ・レヘティプー (テノール) ピア・フロイント (ソプラノ)
  リッリ・パーシキヴィ (メッツォソプラノ) ペッテリ・サロマー (バリトン)
  フィンランド放送室内合唱団 ティモ・ヌオランネ (指揮) [ODE910-2]
[CD2]  クレド (Credo) (1972) 聖処女マリアの雅歌 (Canticum Mariae Virginis) (1978)
 主の祈り (Herran rukous) (1973) 2つの詩篇 (Kaksi psalmia) 作品37 (1968-70)
 マニフィカト (Magnificat) (1979) 聖体拝領 (Nattvarden) (1963)
 アヴェ・マリア (Ave Maria) (1957) 12のカノンによるミサ曲 (Missa duodecanonica) (1963)
 失われえぬ慈悲 (Rakkaus ei koskaan häiviä) (1983)
 伝説 (Legenda) (1985) マルヤッタのクリスマス賛歌 (Marjatan jouluvirsi) (1976/95)
 クリスマス賛歌 (Joulun virsi) (1953/76/93) 祈りの詩篇 (Avuksihuutopslami) (1971-72)
 夕べの賛歌 (Ehtoohymni) (1971-72) われらの時代の歌 (Canción de nuestro tiempo) (1993)
  フィンランド放送室内合唱団 ティモ・ヌオランネ (指揮) [ODE935-2, ODE1020-2]
[CD3 ]
 柳の木陰で (Halavan himmeän alla) (1998)
  フィンランド放送室内合唱団 ティモ・ヌオランネ (指揮) [ODE1020-2]
 旅立ち (Lähtö) (1975) 花嫁 (Morsian) (1975) 実用ドイツ語 (Praktisch Deutsch) (1969)
 喜びながらぼくらは踊る (Och glädjen den dansar) (1993)
 夏の夜 (Sommarnatten) (1975) 大聖堂 (Katedralen) (1983)
 フェデリーコ・ガルシア・ロルカの詩による組曲 (Lorca-sarja) (1973)
 ルードゥス・ヴェルバリス (Ludus verbalis) (ドイツ語の代名詞によるシュプレヒコール) (1957)
 涅槃の法 (Nirvana Dharma) (1979) 最初の悲歌 (Die erste Elegie) (1993)
  フィンランド放送室内合唱団 エーリク=オーロフ・セーデルストレム (指揮) [ODE851-2]
[CD4]
 最後の処女地にて (On the Last Frontier) (1998) (合唱と管弦楽のための幻想曲)
  フィンランド・フィルハーモニック合唱団 ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム (指揮)
  [ODE921-2]
 真実と偽りのユニコーン (True & False Unicorn) (1971 rev.2000) (3人の語り手、室内合唱と管弦楽のための)
  ヤーコ・コルテカンガス (バリトン) ペッテリ・サロマー (バス) サデ・リッサネン (アルト)
  フィンランド放送室内合唱団 フィンランド放送交響楽団 ティモ・ヌオランネ (指揮) [ODE1020-2]

Ondine ODE1191-2D 2CD's special price エーリヒ・コルンゴルト (1897-1957)
 劇付随音楽《から騒ぎ (Much Ado about Nothing/Viel Lärm um Nichts)》 作品11 (全曲)
 シンフォニエッタ 作品5
  ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 ヨン・ストゥールゴールズ (指揮) マティ・トゥリ (テノール)
 [録音 2012126日-28日 (空騒ぎ)、2012128日、201189日-10日 ヘルシンキ・ミュージックセンター]
 [制作 セッポ・シーララ  録音 エンノ・マエメツ] [DXD 録音] 試聴盤

◇シェイクスピアの劇『から騒ぎ』のための音楽は、1918年に委嘱を受け、翌1919年にかけて作曲が行われ、19205月にウィーンのシェーンブルン宮殿で行われた上演で演奏されました。その後、ヴァイオリニストのルドルフ・コーリッシュのためにヴァイオリンとピアノの抜粋版が編曲、編纂され、現在は、コンサート上演のため最良の5曲を選んで組曲とした版で親しまれています。コルンゴルトがゆたかな想像力とともに室内管弦楽のために構想、作曲した全15曲の劇付随音楽がコンサート初演されたのは2012年。首席指揮者のヨン・ストゥールゴールズ John Storgårds (1963-) がヘルシンキ・フィルハーモニックを指揮してヘルシンキの新しいミュージックセンターで演奏しました。その際にセッション録音されたこの演奏が世界初録音です。「Sigh no more, ladies, sigh no more/Ihr Mädchen klagt nicht Ach und Weh (嘆くんじゃないよ、お嬢さんがた)」。ケネス・ブラナーが監督した映画ではサウンドトラックの音楽を作曲したパトリック・ドイルみずからバルサザーに扮して歌った〈バルサザーの歌〉は、テノールのマティ・トゥリ Mati Turi がオリジナルのドイツ語で歌っています。

Ondine ODE1203-2 マックス・レーガー (1873-1916) ヴァイオリン協奏曲 作品101
 ソロヴァイオリンのためのシャコンヌ 作品117-4
  ベンヤミン・シュミット (ヴァイオリン) タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団 ハンヌ・リントゥ (指揮)
 [録音 2012428日-30日 タンペレホール]

Ondine ODE1204-2 WA・モーツァルト (1756-1791) ヴァイオリンソナタ集
 ヴァイオリンソナタ 変ロ長調 K454 ヴァイオリンソナタ ト長調 K379/373a ヴァイオリンソナタ イ長調 K526
  ラース・フォークト (ピアノ) クリスチャン・テツラフ (ヴァイオリン)
 [録音 2011627日-30日、2012423日-25日 ゼンデザール (ブレーメン)]

Ondine ODE1206-2 SACD hybrid (5.0 surround/stereo) セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) 晩祷 作品37
  ラトビア放送合唱団 シグヴァルズ・クリャーヴァ (指揮)
 [録音 20115月 聖ヨハネ教会 (リガ、ラトビア)]

RCO Live RCO12004 14CD's special price ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 アンソロジー 第7(2000-2010)
[CD1]
レオシュ・ヤナーチェク (1854-1928) 序曲《嫉妬》 ラプソディ《タラス・ブーリバ》
  サー・マーク・エルダー (指揮)  [録音 20001110日]
リヒャルト・シュトラウス (1864-1949) 家庭交響曲 作品53
  ロリン・マゼール (指揮) [録音 20001014日]
[CD2]
アルフォンス・ディーペンブロック (1862-1921) (エドゥアルト・レーザー 編曲) 交響組曲《エレクトラ》 (1919-20 arr.1952)
  クラウス・ペーター・フロール (指揮) [録音 2001107日]
イーゴリ・ストラヴィンスキー (1882-1971) オペラ= オラトリオ《エディプス王》
  ロバート・ディーン・スミス (テノール、エディプス) ヴァルトラウト・マイヤー (メッツォソプラノ、イオカステ)
  ユハ・ウーシタロ (バリトン、クレオン) ヤン=ヘンドリク・ロータリング (バス、ティレシアス)
  マルセル・ライアンス (テノール、羊飼い) ヨハン・レイセン (語り手) オランダ放送合唱団男声合唱
  リッカルド・シャイー (指揮) [録音 20011225日]
[CD3]
イーゴリ・ストラヴィンスキー (1882-1971) ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
  アレクサンダー・ケル (ヴァイオリン) リッカルド・シャイー (指揮) [録音 200098日]
ボフスラフ・マルチヌー (1890-1959) 交響的三部作《ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ画》 H352
  レナード・スラトキン (指揮) [録音 2001216日]
ペーター・スハット (1935-2003) 交響曲第3番 作品45 《ガムラン》
  ハンス・フォンク (指揮) [録音 2001519日]
モーリス・ラヴェル (1875-1937) バレエ《ダフニスとクロエ》 第2組曲
  マリス・ヤンソンス (指揮) [録音 2002411日]
[CD4]
ジャン・シベリウス (1865-1957) 交響的幻想曲《ポホヨラの娘》 作品49
  サー・コリン・デイヴィス (指揮) [録音 200267日]
カロル・シマノフスキ (1882-1937) ヴァイオリン協奏曲第1番 (1916)
  ヴェスコ・エシュケナージ (ヴァイオリン) サー・マルク・エルダー (指揮) [録音 20001110日]
ジャン・シベリウス (1865-1957) 交響曲第5番 変ホ長調 作品82
  パーヴォ・ベリルンド (ベルグルンド) (指揮) [録音 2003216日]
[CD5]
ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809) 交響曲第97番 ハ長調 Hob.I/97
  ニコラウス・アーノンクール (指揮) [録音 20031016日]
ルチアーノ・ベリオ (1925-2003) レンダリング (Rendering) (1990)
  ハインツ・ホリガー (指揮) [録音 2003926日]
パウル・ヒンデミット (1895-1963) 弦楽オーケストラと金管のための協奏音楽 作品50
  クルト・マズア (指揮) [録音 200122日]
[CD6]
アンリ・デュティユー (1916-) チェロ協奏曲《はるかなる遠い国へ》
(1968-70)
  ゴッドフリート・ホーヘフェーン (チェロ) ヤン・パスカル・トルトゥリエ (指揮) [録音 200447日]
ヴィトルト・ルトスワフスキ (1913-1994) ピアノ協奏曲 (1987-88)
  ラルス・フォークト (ピアノ) ダニエル・ハーディング (指揮) [録音 2004123日]
ヴォルフガング・リーム (1952-) トランペット、打楽器と管弦楽のためのラプソディ《マルシャス》
  ラインホルト・フリードリヒ (トランペット) グスタボ・ヒメノ (打楽器) ジョージ・ベンジャミン (指揮) [録音 20061027日]
[CD7]

テオ・ファーベイ (1959-) トロンボーンと管弦楽のためのリート (2007)
  ヨルゲン・ファン・ライエン (トロンボーン) マルクス・シュテンツ (指揮) [録音 2007914日 世界初演]
アントン・ブルックナー (1824-1896) 交響曲第8番 ハ短調 WAB108 (ノーヴァク版) (第1楽章-第3楽章)
  ズービン・メータ (指揮)
[CD 8]
アントン・ブルックナー (1824-1896) 交響曲第8番 ハ短調 WAB108 (ノーヴァク版) (第4楽章)
  ズービン・メータ( 指揮) [録音 2005122日]
ルドルフ・エッシャー (1912-1980) 哀悼の音楽 (悲嘆に暮れる魂に捧ぐ音楽) (1943)
  ベルナルト・ハイティンク (指揮) [録音 2005225日]
メイケ・ナス (1972-) No reason to panic (2006) (ブラスバンド、打楽器とコントラバス群のための)
  デイヴィッド・ロバートソン (指揮) [録音 20081011日]
トマス・アデス (1971-) アサイラ (Asyla) 作品17 (1997)
  ダニエル・ハーディング (指揮) [録音 2004123日]
[CD9]
アントン・ヴェーベルン (1883-1945) 管弦楽のための6つの小品 作品6
  ピエール・ブーレーズ (指揮) [録音 2011121日]
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827) 交響曲第9番 ニ短調 作品125
  クラッシミラ・ストヤノヴァ (ソプラノ) マリアンネ・コルネッティ (アルト) ロバート・ディーン・スミス (テノール)
  フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ (バス) オランダ放送合唱団 マリス・ヤンソンス (指揮) [録音 20061225日]

[CD10]
ロベルト・シューマン (1810-1856) 交響曲第2番 ハ長調 作品61
  クルト・マズア (指揮) [録音 2007114日]
ヨハネス・ブラームス (1833-1897) 交響曲第4番 ホ短調 作品98
  ヘルベット・ブルムステット (ヘルベルト・ブロムシュテット) (指揮) [録音 2007415日]
[CD11]
ドミートリー・ショスタコーヴィチ (1906-1975) 交響曲第13番 変ロ短調 作品113 《バビ・ヤール》
  セルゲイ・レイフェルクス (バス) プラハ・フィルハーモニック合唱団男声合唱 クルト・マズア (指揮)
 [録音 20065
12日]
ベンジャミン・ブリテン (1913-1976) シンフォニア・ダ・レクィエム 作品20
  ステファン・アスベリー (指揮) [録音 200739日]
[CD12]
オリヴィエ・メシアン (1908-1992) 忘れられた捧げ物 (1930)
  ジョージ・ベンジャミン (指揮) [録音 2007119日]
ロブ・ズイダム (1964-) アダム=インターリュード (2007-08)
  インゴ・メッツマッハー (指揮) [録音 2008614日 世界初演]
クロード・ドビュッシー (1862-1918) 3つの交響的スケッチ《海》
  ベルナルト・ハイティンク (指揮) [録音 2009312日]
ヘールト・ファン・クーレン (1943-) 5つの悲劇的な歌 (2007)
  デトレフ・ロート (バリトン) ローター・ツァグロゼク (指揮) [録音 20091113日 世界初演]
[CD13]
WA・モーツァルト (1756-1791) 交響曲第41番 ハ長調 K551 《ジュピター》
  イヴァン・フィッシャー (指揮) [録音 2009116日]
フランツ・シューベルト (1797-1828) 交響曲第3番ニ長調 D200
  イヴァン・フィッシャー (指揮) [録音 2010423日]
リヒャルト・シュトラウス (1864-1949) 《ばらの騎士》 組曲 作品59
  マリス・ヤンソンス (指揮) [録音 201124日]
[CD14]

フェルッチョ・ブゾーニ (1866-1924) 悲しい子守歌 作品42
  エド・スパンヤール (指揮) [録音 20101210日]
セルゲイ・プロコフィエフ (1891-1953) 交響的スケッチ《秋》 作品8
  デイヴィッド・ロバートソン (指揮) [録音 20081011日]
グスタフ・マーラー (1860-1911) 交響曲《大地の歌》
  アンナ・ラーション (アルト) ロバート・ディーン・スミス (テノール) ファビオ・ルイージ (指揮)
 [録音 2011520日]
  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 [録音 AVRO (オランダ公共放送) (ライヴ録音)]

SibaRecords SACD1009 SACD hybrid (Multichannel/stereo) Classical ミサ・ブレヴィス (Missa Brevis)
ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809)
 十字架上のキリストの最後の七つの言葉 − ソナタ第7番「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます」
カイ=エーリク・グスタフソン (1942-) ミサ・ブレヴィス (アコーディオンのための)
WA・モーツァルト (1756-1791) アダージョ ロ短調 K540 (アコーディオンのための)
アハティ・ソンニネン (1941-1984)
 シオンの賛歌
(Siionin virsiä)
  Särkyköön nyt sydämeni/Break now, my heart Koit, Jeesus, Ristin ruhtinas/Jesus, Prince of the Cross
  Herra Jeesus, kysyt multa/Lord Jesus, you ask me
タピオ・ネヴァンリンナ (1954-) ハグ (Hug)
ペトリ・マッコネン
 コラール前奏曲「どんな平和、どんな幸福を世界が提供するかわたしにはわからない (En ymmärrä, mitä rauhaa, onnea maailma voisi tarjota)
  マッティ・ランタネン (アコーディオン) マルコ・ユロネン (チェロ)
 [録音 2011年夏 ヌンミ教会]

◇フィンランドの6人の作曲家がアコーディオンのために書いた7つの作品を演奏した『Zolo(Alba ABCD201) のプレーヤー、マッティ・ランタネン Matti Rantanen (1952-) の新しいアルバム。「アコーディオンによるミサ」をテーマに、ハイドンとモーツァルト、そしてフィンランドの作曲家たちの手になる宗教的な曲が演奏されています。

Simax PSC1324 秘密の記憶 (Secret Momories) − コントラバスのための音楽
レーラ・アウエルバッハ (アヴェルバフ) (1973-) タンゴの思い出 (Memory of a Tango) (コントラバスソロのための)
テッポ・ハウタ=アホ (1941-) 詩的なカプリース (Poetic Caprice) (コントラバスソロのための)
ジェルジュ・クルターグ (1926-)
 メッセージ − クリスチャン・ズッターへの慰め (Message - Consolation à Christian Sutter) (コントラバスソロのための)
オラヴ・アントン・トンメセン (1946-) 抒情のデュエット (A Lyrical Duet) (コントラバスとヴァイオリンのための) *
ジャチント・シェルシ (1905-1988) マントラム (Mantram) (コントラバスソロのための)
ペーア・ネアゴー (1932-) (ヤコブ・クルベア (1976-) 編曲)
 ソナタ《秘密の声 (Secret Voices/La melodia segrata)》 (ヴァイオリンとコントラバスのための) *
ベルナール・サル (1954-) III − ティエリー・バルベ (Thierry Barbé) (コントラバスソロのための)
 I − ダン・ステュッフェ (Dan Styffe) (コントラバスソロのための)
ロルフ・マッティンソン (1956-) コントラバス協奏曲第1番 **
  ダーン・ステュッフェ (コントラバス) ペーテル・ヘレスタール (ヴァイオリン) *
  オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
** ユッカ=ペッカ・サラステ (指揮) **
 [録音 20111017日-19日、2012117日-19日 モールセルヴ教会 (バルドゥフォス、ノルウェー)]
 [制作・録音 フランソワ・エケール] 試聴盤

◇スウェーデン生まれのダーン・ステュッフェ Dan Styffe は、ゲーリー・カーのアシスタントを経て1985年にオスロでソロデビューし、ノルウェーを本拠にキャリアーを積み上げてきました。現在、オスロ・フィルハーモニック管弦楽団のソロ・コントラバス奏者。今日を代表する国際的プレーヤーのひとりに数えられています。ステュッフェの音楽を紹介するポートレートアルバム『秘密の記憶』。スウェーデンの作曲家ロルフ・マッティンソン Rolf Martionsson (1956-) のコントラバス協奏曲第1番がプログラムのメインです。この作品は、ヴィルトゥオーゾ性の高い技巧を採り入れ、ステュッフェと彼の弾く楽器、ガスパル・デ・サロ Caspar de Salo(ca.1580) を念頭に置いて作曲されました。豊かな色彩、「協奏曲」の興奮、都会的な気分をもち、マッティンソンが管弦楽作家として国際的に知られるきかっけとなった一作と言われます。ユッカ=ペッカ・サラステ Jukka-Pekka Saraste (1956-) 指揮オスロ・フィルハーモニックの共演です。コントラバスのソロ曲は、古風な趣の作品からヴィルトゥオーゾ性の高い作品まで、色とりどり。ノルウェーのトンメセン Olav Anton Thommessen (1946-) の《抒情のデュエット》 はコントラバスとヴァイオリンのためのオリジナル曲。ネアゴー Per Nørgård (1932-) のソナタ《秘密の声》 は、ヴィオラのために書かれた曲をヤコブ・クルベア Jakob Kullberg (1976-) がデュオのために編曲しました。

Simax PSC1326 JS・バッハ、テレマン、ヴィオラとファゴットのための協奏曲
JS・バッハ (1685-1750) (ラーシュ・アネシュ・トムテル (1959-)、マーティン・クースクマン (1971-) 編曲)
 ヴィオラ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 変ホ長調 (
BWV169, 49, 1053 に基づく再構築)
 ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ短調 (BWV1059 の断片、
BWV35に基づく再構築)
 ファゴット、ヴィオラ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ハ短調 (BWV1060 に基づく再構築)
GP・テレマン (1681-1767) ヴィオラ、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト長調
 ヴィオラ、ファゴット、弦楽と通奏低音のための協奏曲 ト長調 (2つのヴィオラ、弦楽と通奏低音のための協奏曲)
  ラーシュ・アネシュ・トムテル (ヴィオラ) マーティン・クースクマン (ファゴット) 1B1室内管弦楽団
  ヤン・ビョーランゲル (リーダー)
 [録音 2012118日-22日 ターナゲル教会 (ソラ、ノルウェー)]
 [制作・録音 ショーン・ルイス] 試聴盤

◇ノルウェーでもっとも忙しく活動しているというヴィオラ奏者、ラーシュ・アネシュ・トムテル Lars Anders Tomter (1959-)。エストニアに生まれ、欧米各地のオーケストラや音楽家と共演しニューヨーク・タイムズをはじめとするメディアから称賛されているファゴット奏者、マーティン・クースクマン Martin Kuuskmann (1971-)。意欲的で遊び心をもったふたりのミュージシャンが企画したアルバムは、キャッチフレーズが「アーリーミュージック・コミュニティのオリジナル至上主義者たちよ、眉をひそめる心構えはできているか!」。かつてJS・バッハが、自身の作品やヴィヴァルディの協奏曲をソロ、2台あるいは3台のチェンバロのための協奏曲に改作したのにならい、そのバッハの作品を素材に用いて創ったヴィオラとファゴットのための協奏曲を3曲、そしてテレマンの協奏曲を2曲演奏しています。「バッハの協奏曲」の素材に選ばれたのは、チェンバロ協奏曲第2番ホ長調 BWV1053、チェンバロ協奏曲第8番ニ短調 BWV1059 (断片)、2台のチェンバロのための協奏曲第1番ハ短調 BWV1060、そしてカンタータ3曲、「心も魂も乱れはて」 BWV35、「われ希望をもちて歩み求めん」 BWV49 「神のみにぞわが心を捧げん」 BWV169 のシンフォニアやオルガン・オブリガートです。トムテルとクースクマンと共演するオーケストラは、ヤン・ビョーランゲル Jan Bjøranger がリーダーを務めるプログレッシヴな弦楽アンサンブル 1B1。ノルウェー第4の都市、スタヴァンゲルが2008年の「ヨーロッパ文化の首都」に選ばれた際、スタヴァンゲル大学で教える音楽家と最優秀の学生たち、スタンヴァンゲル交響楽団のメンバーによって創設され、本拠を置くホールの住所に因み命名されました。この愉しいアルバムが 1B1 のデビュー録音です。

Simax PSC1328 アルネ・ヌールハイム (1931-2010) アコーディオンのための作品全集
 拍車 (Spur) (1975) (アコーディオンと管弦楽のための協奏曲)
 ディノサウロス (Dinosauros) (1971) (アコーディオンとテープのための)
 シグナル (Signals) (1967) (アコーディオン、エレクトリックギターと打楽器のための)
 閃光 (Flashing) (1986) (アコーディオンソロのための)
  フルーデ・ハルトリ (アコーディオン) ノルウェー放送管弦楽団 クリスチャン・エッゲン (指揮)
  ハンス=クリスチャン・ショス・ソーレンセン (打楽器) ラウル・ビョーケンハイム (エレクトリックギター)

◇アルネ・ヌールハイム Arne Nordheim (1931-2010) はノルウェーのモダニズム音楽の旗手として活躍。オスロの王宮の一角にある「グロッテン」に住むというノルウェーの芸術家にとって最高の栄誉を与えられ、2010年に没した時は、多くの人たちに惜しまれ、グリーグやセーヴェルーと同じようにノルウェー王国国葬で送られました。ヌールハイムのアコーディオンのための作品集。これらの作品は、1967年の《シグナル》以下、有機的な音から電子楽器を思わせる響きまで、アコーディオンという楽器の音色と特性を活かし「芸術音楽」の楽器として定着させたデンマークのモーエンス・エレゴー Mogens Ellegaard (1935-1995) との共同作業により生まれました。そのヌールハイムの作品を、クラシカル・アコーディオンの新生面を切り開き、ECM レーベルをはじめとする録音でも知られるノルウェーのフルーデ・ハルトリ Frode Haltli (1975-) が録音しました。《シグナル》には、ノルウェーの打楽器奏者ハンス=クリスチャン・ショス・ソーレンセン Hans-Kristian Kjos Sørensen (1965-) と、スコーチ・トリオ Scorch Trio のリーダーを務め、ビッグバンドの UMO、現代音楽のアンサンブル Avanti!、タンペレ・フィルハーモニックなど、ジャンルを越えた活動をしているフィンランドのジャズギタリスト、ラウル・ビョーケンハイム Raoul Björkenheim (1956-) が共演。《ディノサウロス》ではエレゴーが作成したテープ録音が使われています。

Sterling CDA1676-2 CDR 銀色の調べ (Silver Tunes) − フルートとオルガンのための音楽
エルランド・フォン・コック (1910-2009) 銀色の調べ (Silver Tunes) (1980) (フルートソロのための)
ジャン・ラングレ (1907-1991) 5つの小品
オーガスタ・リード・トマス (1964-) 天使の涙と大地の祈り (Angel Tears and Earth Prayers) (2006)
クロード・ドビュッシー (1862-1918) シューリンクス (Syrinx)
ローウェル・リーバマン (1961-) アリア (Air) 作品106 (2009)
ユーハン・ヘルミク・ルーマン (1694-1758) ソナタ ト長調
マリア・ローヴベリ (1968-) フルートソナタ − コラール
クリストフ・ヴィリバルト・グルック (1714-1787) メヌエットと精霊の踊り
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン (1098-1179) (エリヴィ・ヴァーガ 編曲) おお永遠なる神よ (O eterne Deus)
  エリヴィ・ヴァーガ (フルート) ウッレ・ラングストレム (オルガン) [フルート ブラネン=クーパー]
 [録音 2011720日-22日]

◇スウェーデン、フランス、アメリカの作品にグルックと12世紀のヒルデガルトの曲を加えたプログラム。エリヴィ・ヴァーガ Elivi Varga は、スウェーデンとハンガリーにルーツをもつアメリカのフルーティスト。

Sterling CDA1677-2 クラリネットとピアノのための稀少レパートリー (Rare Repertoire for Clarinet and Piano)
ダニエル・グレゴリー・マンソン (1873-1953) ソナタ 作品14
ドナルド・フランシス・トーヴィ (1875-1948) ソナタ 作品16
アルベルト・メシンガー (1897-1985) ソナティナ 作品65
JS・バッハ (1685-1750) ソナタ ト短調 BWV1036b
  シュテファン・ジーゲントハーラー (クラリネット) コンスタンティン・リフシッツ (ピアノ)
 [録音 20111027日-28日]

◇アメリカのマンソン Daniel Gregory Manson (1873-1953)、イギリスのトーヴィ Sir Donald Francis Tovey (1875-1948)、スイスのメシンガー Albert Moeschinger (1897-1985)JS・バッハ。クラリネットという楽器にとって貴重なレパートリーを、スイス、ビール交響楽団 (ビエンヌ交響楽団) のソロクラリネット奏者を務めるシュテファン・ジーゲントハーラー Stephan Siegenthaler (1957-) が録音。

Sterling CDS1095-2 Swedish Romantics CDR ピアノと管弦楽のための作品集
ルードヴィーグ・ノルマン (1831-1885)
 ピアノと管弦楽のための演奏会用小品 (Konsertstycke för piano och orkester) 作品54 (1875)
テューレ・ラングストレム (1884-1947) バラード Ballad (1909 rev.1937) (ピアノと管弦楽のための)
アードルフ・ヴィークルンド (1879-1950)
 ピアノと管弦楽のための演奏会用小品 (Konsertstycke för piano och orkester) ハ長調 作品1 (1903)
  マリア・ヴェルバイテ (ピアノ) ノルランドオペラ交響楽団 B・トミー・アンデション (指揮)
 [録音 201177日-10日]

◇マリア・ヴェルバイテ Maria Verbaite は、リトアニア生まれ、スウェーデン在住のピアニストです。スウェーデンの作曲家3人のピアノと管弦楽のためのロマンティックな音楽をノルランドオペラのオーケストラとB・トミー・アンデション B. Tommy Andersson (1964-) の共演で録音しました。ノルマン Ludvig Norman (1831-1885) がライプツィヒで学んでいたころ、ロベルト・シューマンの音楽に魅せられながら、自らの言葉と確かな構成感、そして巧みな管弦楽法をもって書いた《演奏会用小品》。ラングストレム Ture Rangström (1884-1947) の《バラード》は、ヘ短調で作曲され、28年後、調性をホ短調に変え、大幅に改訂されました。ヴィークルンド Adolf Wiklund (1879-1950) は、輝かしい技巧と音楽をもったピアニストして活躍、ロマンティックな2曲のピアノ協奏曲 (Caprice CAP21363) の作曲者として知られます。《演奏会用小品》は、ストックホルムで学んだ後、パリとベルリンに留学する最初の年に書かれた作品です。マッティン・ステュルフェルトがヘルシングボリ交響楽団と共演したアルバム (hyperion CDA67828)2曲の協奏曲と一緒に録音していました。

Sterling CDS1096-2 German Romantics
アウグスト・クルークハルト (1847-1902) 交響詩《レノーレ (Lenore)》 作品27
  アンハルト・フィルハーモニック管弦楽団 マンフレート・マイヤホーファー (指揮)
フリードリヒ・ゲルンスハイム (1839-1916) 交響詩《ある劇に (Zu einem Drama)》 作品82
  カイザスラウテルンSWR放送管弦楽団 クラウス・アルプ (指揮)
 [録音 20021014日 (ライヴ) (クルークハルト)、199576日]

Sterling CDM3001-2 Modern CDR B・トミー・アンデション (1964-) 管弦楽のための音楽
 快楽の園 (The garden of delights) (2009) バレエ《戦士たち (Warriors)(2010)
  ノルランドオペラ交響楽団 B・トミー・アンデション (指揮)
 [録音 201012月、20113月]

◇マドリードのプラド美術館が所蔵するヒエロニムス・ボスの三連祭壇画 (tryptich) 『快楽の園 (Tuin der lusten)』からインスピレーションを得たという《快楽の園》。紀元前338年、カイロネイアの戦いでピリッポス二世とアレクサンドロスのマケドニア軍に敗れたテーバイの精鋭部隊、150組の男性同士の恋人によって編成されていたという神聖隊 (Sacred Band of Thebes) を題材にノルランドオペラのために作曲した約40分のバレエ《戦士たち》。指揮者としての顔が知られるB・トミー・アンデション B. Tommy Andersson (1964-) の作曲家としてのポートレートアルバム。

Toccata Classics TOCC0013 ヴラダス・ヤクベナス (1904-1976) 作品集
 弦楽四重奏曲 イ短調 作品4 (1929-30)
  ヴィルニュス弦楽四重奏団
 2つの映像 (Du vaizdeliai) 作品2 (1926-1927) (ピアノのための)
  童話の国から (Is pasaku krasto) 伝説 (Legenda)
  カスパラス・ウインスカス (ピアノ)
 メロディ=レジェンド (Melodija-legenda) (1930-31) (ヴァイオリンとピアノのための)
  ルスネ・マタイティーテ (ヴァイオリン) アルビーナ・シクシュニューテ (ピアノ)
 セレナード (Seranada) (1936) (チェロとピアノのための)
  エドムンダス・クリカウスカス (チェロ) アルビーナ・シクシュニューテ (ピアノ)
 前奏曲と三重フーガ ニ短調 (1928-29) (弦楽オーケストラのための)
  聖クリストフ室内管弦楽団 ドナータス・カトクス (指揮) [LMIPCCD029]

Toccata Classics TOCC0097 ヤーニス・メディンシュ (1890-1966)
 24のダイナス (24の前奏曲集) (24 Dinas) (ピアノのための)
  ジョナサン・パウエル (ピアノ)
 [録音 2008811日-
12日 ダラム大学 (ダラム、イギリス)]

◇ヤーニス・メディンシュ Janis Medins (1890-1966) はラトビア音楽の先駆者のひとり。ラトビア初のオペラを作曲し、指揮者、音楽教師としても重要な役割を果たし、第二次世界大戦に際して亡命したストックホルムで没しました。ラトビアの民俗詩集から採った曲名をもつ《24のダイナス》は、ラフマニノフ、グリーグ、スクリャービン、そしてラトビアの民俗音楽から受け継いだ旋法の色彩を反映した作品と言われます。ジョナサン・パウエル Jonathan Powel (1969-) によるこの録音が、初めての24曲全曲のCDです。

Toccata Classics TOCC0124 アイヴィン・アルネス (1872-1932) 歌曲集
 ニルス=マグヌス・フォルケの詩による4つの歌 作品34
 グスタフ・フローディングとNM・フォルケの詩による4つの歌 作品35 ニルス・コレット・ヴォークトの3つの詩 作品29
 ロバート・バーンズとハインリヒ・ハイネの詩による5つの歌 作品6 ヴィゴ・ストケンベアの詩による3つの歌 作品26
 ヘルマン・ヴィルデンヴァイの4つの詩 作品30 アネシュ・ホーヴデンとAO・ヴィンニェの詩による6つの歌 作品22
 ニルス・コレット・ヴォークトの詩による中声のための3つの歌 作品23
 オスカル・スチェーネとニルス=マグヌス・フォルケの詩による4つの歌 作品41
  アン=ベート・ソルヴァング (メッツォソプラノ) エルリング・R・エーリクセン (ピアノ)
 [録音 2009622日-24日 スタヴァンゲル・コンサートホール、小ホール (スタヴァンゲル、ノルウェー)]

2つの交響曲の録音 (Sterling CDS1084-2) が発表され、注目されたアイヴィン・アルネス Eyvind Alnas (1872-1932) は、フレードリクスタの生まれ。クリスチャニア (現オスロ) の大学でピアノとオルガン、音楽理論と作曲をイーヴェル・ホルテルに学び、ライプツィヒ音楽院ではカール・ライネッケの下で作曲法の研究をつづけました。帰国後はドランメンの教会やオスロの大聖堂のオルガニストを務めながら、作曲活動を行いました。作品番号をもつ作品は45。その多くをピアノ曲と歌曲が占めています。アルネスの音楽は、抒情のスタイルにノルウェー民俗音楽のメロディとリズムをを結びつけたことがグリーグにつながり、後期の作品ではドビュッシーとフランス印象主義への意識も指摘されています。ノルウェー (ヴォークト、ヴィルデンヴァイ、ホーヴデン、ヴィンニェ)、スウェーデン (フォルケ、フローディング、スチェーネ)、スコットランド (バーンズ)、ドイツ (ハイネ)、デンマーク (ストケンベア) の詩人による詩をテクストとする歌曲集。アン=ベート・ソルヴァング Ann-Beth Solvang はノルウェーを代表するメッツォソプラノ歌手のひとり。アルネスのピアノ作品集 (TOCC0067)、ブーディル・アルネセンのアルネス歌曲集 (Simax PSC1110) のエルリング・R・エーリクセン Erling R. Eriksen が共演しています。

 

リリース情報 − Jazz

CAM Jazz CAMJ3314 ペーテル・クヌードセン − Sagas of the Present
ペーテル・クヌードセン (曲)
 Kalejdoskop The Emperor of Portugallia Winter Walk Saga of the Gingerbread Castle Nuked Present
 Aurora Borealis Wedding Waltz
  エミール・ストランドベリ (トランペット、フリューゲルホルン)
  アンドレアス・ギドルンド (サクソフォーン、クラリネット、フルート) グスタヴ・ローストレム (サクソフォーン、クラリネット)
  トマス・ベクマン (サクソフォーン、バスクラリネット、フルート) リーサ・ボデリウス (トロンボーン)
  ペーテル・クヌードセン (ピアノ) ペール=オーラ・ランディン (ベース) セバスチャン・ヴォーグレル (ドラムズ)

◇スウェーデンのジャズピアニスト、ペーテル・クヌードセン Peter Knudsen (1980-)20歳の時、若いジャズミュージシャンに贈られるイングヴァル・ユーハンソン奨学金を獲得、2001年から2006年までヨーテボリの音楽アカデミーでアンデシュ・ペーション、アンデシュ・ヨルミンの下で学びました。2009年からはストックホルムに住み、インプロヴィゼーションを修士課程で学びながら、オレブルーの音楽アカデミーでピアノとアンサンブル演奏を教えています。代表的アルバムとされるドビュッシーとラヴェルの音楽をピアノトリオで演奏した "Impressions - a Tribute to Debussy and Ravel" (2008) (Found You Recording) に対し、「Sagas of the Present (今の冒険物語)」のタイトルをもつ新しいアルバムではクヌードセンのオリジナル曲が演奏されています。クヌードセンは、2010年、美しい抒情で知られるペッテション=ベリエル (P-B) の音楽を新しいアレンジで演奏するためサクソフォーン奏者のヨアシム・ミルデルを加えたカルテットで "P-B revisited" プロジェクトを立ち上げました。ペッテション=ベリエルは、夏の別荘のあるヤムトランドの自然を愛したと言います。そうした心持ちの作曲家が書いた音楽がクヌードセンの心の故郷なのかも知れません。

Stunt Records STUCD12072 ペーター・ローセンダール − Old Man's Kitchen
 Chrysanthemum (菊) Present Sabotage Guldfeber (金鉱熱) Interlude Old Man's Kitchen Stealing Candy
 Insomnia on the Road Outono Winter Is Coming Arturo
  ペーター・ローセンダール (ピアノ、ワーリツァー、ローズ、メロディカ、フルーガボーン、パーカッション、ヴォーカル)
  クリスチャン・ヨーアンセン (ヴァイオリン) ペーター・フウルサング (クラリネット) ペーター・イェンセン (トロンボーン)
  カスパー・ヴェズホルト (ベース、エレクトリックベース) イェペ・グラム (ドラムズ)
 [録音 2012年春、夏]

◇ピアノトリオの『Tide(STUCD7192)、クラリネット、サックスとギターが加わった『Pica-Pau(STUCD10022) のペーター・ローセンダール Peter Rosendal の新作は、ヴァイオリン、クラリネットにトロンボーンを加えたアンサンブルによるセッション演奏です。ジャズ、クラシカル、フォークミュージック、ブラジル音楽……さまざまなスタイルと色彩の音楽がインプロヴィゼーションたっぷりに展開します。ブックレットを飾るアートワークは、グラフィックデザイン、ロゴデザイン、ウェブデザインの工房を主宰するデザイナー、デンマークのポール・ウィルソン Paul Wilson が制作しました。

http://www.youtube.com/watch?v=VC-P_mGjSks

Stunt Records STUCD12112 トマス・クラウセン・トリオ − Sol
 Springtime Dream Sol (太陽) Prelude 見わたすかぎり雪 (Det er hvidt derude) Green Grass
 Flowers & Trees Bass Space The Norway Fairy Tale Skumring (たそがれ) So to Speak
  トマス・クラウセン・トリオ
   トマス・クラウセン (ピアノ、エレクトリックピアノ) トマス・フォネスベク (ベース) カーステン・バッゲ (ドラムズ)
 [録音 2012年3月17日-18日 ニレント・スタジオ (ヨーテボリ、スウェーデン)]

◇デンマークのピアニスト、トマス・クラウセン Thomas Clausen がトマス・フォネスベク Thomas Fonnesbæk、カーステン・バッゲ Karsten Bagge と組んだトリオの『Back to Basics』 (2006年録音) (STUCD07062) に次ぐアルバム。オリジナル曲にデンマークのクリスマスキャロル《見わたすかぎり雪》を加えたプログラム。ちょうど季節です。

Stunt Records STUCD12142 ヤズ − So Danso
 Mas que nada (マシュ・ケ・ナダ) Corrida da Jangada (コヒーダ・ヂ・ジャンガーダ) Perhaps (キサス・キサス・キサス)
 So danco Samba (ソ・ダンソ・サンバ) Besame mucho (ベサメ・ムーチョ) Sway (スウェイ) *
 Girl From Ipanema (イパネマの娘) Samba de uma nota so (ワン・ノート・サンバ) Dindi (ジンジ)
 Quiet nights/Corcovado (静かな夜/コルコバード) Doralice (ドラリシ) Manha de Carnaval (カーニバルの朝) (黒いオルフェ)
  ヤズ (ヴォーカル) ヤコブ・ディネセン (テナーサックス) カルロス・ペレス (トロンボーン)
  ポウル・ライマン (ピアノ、キーボード) ヤッサー・ピノ (ベース) エリエル・ラソ (パーカッション)
  マーティン・ブリウマン (ヴォーカル) *

◇デンマークのヴォーカリスト、ヤズ Yazz (本名はヤスミン・キアケゴー Yasmin Kierkegaard) はモザンビークの生まれ。ボサノバのスタンダードナンバーをジャズの気分いっぱいに歌った『So Danso』は、ヤコブ・ディネセン Jakob Dinesen、カルロス・ペレス Carlos Perez、ポウル・ライマン Poul Reimann、そして、デンマークに住んで活動するハバナ生まれのふたりのミュージシャン、ディネセンの 『Dino's Afro-Cuban Dream』 (STUCD11132) に参加したベースのヤッサー・ピノ Yasser Pino (1976-) とパーカッションのエリエル・ラソ Eliel Lazo (1983-) が共演。トラック6の《スウェイ》では、コメディアン、俳優、作曲家、ミュージシャンと多才な活動をするデンマークのマーティン・ブリウマン Martin Brygmann (1963-) がゲストヴォーカリストとしてデュエットのパートナーを務めます。素敵なアルバムです。

 

リリース情報 − Blues, Folk, Pop & World Music

SibaRecords SACD1010 SACD hybrid (Multichannel/stereo) World 殺人のバラード (Murhaballadeja)
伝承曲 皇帝アレクサンドル (Keisari Aleksanteri) 殺人者たちの橇の歌 (Rekilauluja murhamiehista)
 カトリーナ (Katrina)
ヘイッキ・ライティネン (1943-) コンサートホールの殺人 (Murha musiikkittalossa)
 戦いに斃れた者の嘆きの歌 (Itkuvirsi sodissa kaatuneille) カールロとケルットゥ (Kaarlo ja Kerttu)
  ヘイッキ・ライティネン (ヴォーカル) キンモ・ポホヨネン (アコーディオン)
 [録音 201221日 ヘルシンキ・ミュージックセンター、ソノレホール]

◇ヘイッキ・ライティネン Heikki Laitinen (1943-) は、シベリウス・アカデミーの民俗音楽学部の名誉教授。フィドル弾き、ヴォーカリスト、作曲家として活動し、アコーディオン奏者のキンモ・ポホヨネン Kimmo Pohjonen をはじめとする他ジャンルのアーティストとも交流も行っています。


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CD Artwork © Lindberg Lyd, Simax/Grappa (Norway), Alba, Ondine, SibaRecords/Sibelius Academy (Finland), Avi-Service for Music, Neos Music (Germany), BIS, Sterling (Sweden), CAM Jazz (Italy), dacapo, Stunt/Sundance Music (Denmark), Toccata Classics (UK), Naxos Rights International