Newsletter No.170   15 February 2013

 

リリース情報 − Classical & Contemporary

2L 2L093SABD SACD hybrid (5.1 surround/stereo) + Pure Audio Blu-ray The Schubert Connection
フランツ・シューベルト (1797-1828) 弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D810 《死と乙女 (Der Tod und das Mädchen)
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) 弦楽四重奏曲 ト短調 作品27
  オスロ弦楽四重奏団
 [録音 20126月 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]
 [制作 ヴォルフガング・プラッゲ  録音 ビーアトリス・ヨハンネセン]
 [
DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
 [Bluray: 5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MP3 & FLAC, Region ABC] 試聴盤

◇グリーグは3曲の弦楽四重奏曲を書きました。1曲は楽譜が紛失し、1891年のヘ長調の作品 (EG117) は未完に終わり、後にリーヴォ・チリンギリアンやオスロ弦楽四重奏団のオイスタイン・ソンスタードが補筆完成を行っています。完成した姿で残された唯一の作品、作品27として出版された弦楽四重奏曲は、ロフトヒュスの作曲小屋で1877年から1878年にかけて作曲されました。両親をなくした後に作曲したピアノのための《バラード》 (作品24) と同様、強い感情を表現するために用いられることの多いト短調の調性がとられています。「開始のモティーフによって全曲は構築されている……リストが適用し始めたアイデアだったが、グリーグはこれほどの一貫した水準で大規模な作品にこれを用いた最初の作曲家であった。ドビュッシーが彼の弦楽四重奏曲ト短調で同様のことをする十五年前のことである」 (アーリング・ダール『グリーグ その生涯と音楽』 (小林ひかり・訳) (音楽之友社) p.156)。2Lの新しいアルバムには「グリーグの弦楽四重奏曲とシューベルトの《死と乙女》の出会い」のコピーがつけられました。独創性にあふれたグリーグの四重奏曲をシューベルトの作品とならべてみることで、2つの曲に何かおもしろいつながりが見つかるかも知れない……。グリーグの四重奏曲をオスロ弦楽四重奏団が録音するのは二度目です。19933月にオスロのノルウェー放送局で録音された最初のディスク (Naxos 8.550879) では創立メンバーのペール・クリスチャン・スカルスタードが第2ヴァイオリンを弾き、ソフィエンベルグ教会でセッションが行われた新録音では、ステーンハンマルの弦楽四重奏曲集 (cpo 777 426-2) の録音後に新たに加わったリヴ・ヒルデ・クロック Liv Hilde Klokk が第2ヴァイオリンを担当しています。第1ヴァイオリンのゲイル・インゲ・ロツベルグ Geir Inge Lotsberg (1969-)、ヴィオラのアーレ・サンバッケン Are Sandbakken (1967-)、チェロのソンスタード Øystein Sonstad (1970-) は、創立以来のメンバーです。

 24bit/352.8kHzDXD 録音。5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz)2.0 LPCM (24bit/192kHz)Pure Audio Bluray ディスクと SACD ハイブリッドディスク (5.1 surround/stereo) のセットです。Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていません。CDDVD のプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応の PC で再生してください。

Alba ABCD352 風景 (Landscape) − ウーノ・クラミ (1900-1961) ピアノ、ピアノとヴァイオリンのための作品集
 ロンド ヘ短調 作品1 (1917) (ピアノのための) メロディ (Sävelmä) イ長調 作品3-1 (1916) (ピアノのための)
 葬送行進曲 (Trauermarsch) ハ短調 作品8 (1916) (ピアノのための)
 バラード《森の精 (Metsänhaltija)》 ニ短調 作品10-4 (1916) (ピアノのための)
 田園詩 (Pastoraali) 変イ長調 (1919) (ピアノのための) ヴァイオリンソナタ ハ短調 (1920)
 前奏曲第3番 《カプリース風ワルツ (Valse quasi caprice)(1921) (ピアノのための)
 舟歌 (Barcarole) 作品5 (1924) (ピアノのための) 格言 (Aforismi) (1926) (ピアノのための)
 ヘルシンキ行進曲 (Helsinki-marssi) (1934) (ピアノのための)
 ユモレスク (Humoresque) 作品36-1 (1945-46) (ヴァイオリンとピアノのための)
 悲しい歌 (Chanson triste) 作品36-2 (1945-46) (ヴァイオリンとピアノのための)
 歌 (Laulelma) (1952) (ヴァイオリンとピアノのための) 小組曲 (Pieni sarja) (1957) (ピアノのための)
  エサ・ユロネン (ピアノ) シルック・マンテレ (ヴァイオリン)
 [録音 2012118日-19日、621日 クーサンコスキ・ホール (フィンランド)]
 [制作 エサ・ユロネン、アルト・ハッキネン  録音 マッティ・ヘイノネン] 試聴盤

◇ウーノ・クラミ Uuno Klami 1900年生まれ。1924年から1925年にかけてパリに学び、フィンランド・モダニズムの作曲家として20世紀前期のフィンランド音楽を彩りました。彼は、アーレ・メリカントやライティオたち同時代のモダニストの青年期に見られるロマンティシズム、あるいは、彼らの音楽に大きく影を落とすクリャービン流の情念や恍惚感や表現主義には関心がなかったと言われます。ラヴェルの《スペイン・ラプソディ》を「世界でもっとも美しい管弦楽作品」とみなし、3曲の交響曲、《カレヴァラ組曲》《レンミンカイネンのサーリ島の冒険》、演奏会序曲《スオメンリンナ》、《荒野の靴職人》序曲、未完成に終わったバレエ《旋風》などの管弦楽作品からは、彼がストラヴィンスキーに代表されるロシア近代の原始主義、ファリャのスペイン音楽、ジャズからインスピレーションを得たことがわかります。彼の主要な作品のほとんどは管弦楽曲が占め、ピアノ独奏のための作品はこのアルバムで演奏されている作品がほぼすべて。室内楽のための作品も少なく、1915年から学びはじめたヘルシンキ音楽院時代の弦楽四重奏曲 (1916) とピアノ三重奏曲 (1917)1920年代に音楽院のマチネーコンサートのために作曲したヴィオラソナタ (1920) やピアノ五重奏曲 (1923) など数曲と、1940年代以降に作曲された小品が数えるくらいです。このアルバムでは、ヴァイオリンとピアノのための作品が4曲、ヴィオラソナタと同じ年に作曲された、〈アレグロ・モデラート〉と〈アンダンテ・モルト〉の2楽章から成るソナタ、交響曲第2番の後の〈ユモレスク〉と〈悲しい歌〉、1952年の《歌》が演奏されています。ピアノのための《舟歌》をのぞきすべて世界初録音です。ピアニストのエサ・ユロネン Esa Ylönen1995年にシベリウス・アカデミーのピアノ科を卒業、現在はコトカに住み、音楽学校のピアニスト、教会音楽家として活動しています。ヴァイオリンのシルック・マンテレ Sirkku Mantere もコトカを中心に演奏活動を行う音楽家です。アルバムのタイトルは、《小組曲》の第2曲〈アンダンティーノ〉の曲名〈風景 (Maisema)〉からとられました。

Alba ABCD353 SACD hybrid (5.0 multichannel/stereo) 魔の炎 (Magic Fire) − ワーグナー・トランスクリプション
リヒャルト・ワーグナー (1813-1883) (ユッカ・ニュカネン (1976-) 編曲) 『さまよえるオランダ人』の主題によるパラフレーズ
リヒャルト・ワーグナー (1813-1883) (フランツ・リスト (1811-1886) 編曲) 『さまよえるオランダ人』の紡ぎ歌
リヒャルト・ワーグナー (1813-1883) (エルネスト・シェリング (1876-1939) 編曲) 《トリスタンとイゾルデ》前奏曲
リヒャルト・ワーグナー (1813-1883) (フランツ・リスト (1811-1886) 編曲) ワルハラ (Valhalla) (《ラインの黄金》から)
リヒャルト・ワーグナー (1813-1883) (ルイ・ブラッサン (1840-1884) 編曲)
 ジークムントの愛の歌 (《ワルキューレ》から) 魔の炎 (《ワルキューレ》から)
リヒャルト・ワーグナー (1813-1883) (カール・タウジヒ (1841-1871) 編曲) ワルキューレの騎行 (《ワルキューレ》から)
リヒャルト・ワーグナー (1813-1883) (ルイ・ブラッサン (1840-1884) 編曲) 森のささやき (《ジークフリート》から)
リヒャルト・ワーグナー (1813-1883) (フェルッチョ・ブゾーニ (1866-1927) 編曲) 葬送行進曲 (《神々のたそがれ》から)
リヒャルト・ワーグナー (1813-1883) (フランツ・リスト (1811-1886) 編曲) 《タンホイザー》序曲
  リスト=マッティ・マリン (ピアノ)

◇ヴィルトゥオーゾ・ピアニストが人気を博した19世紀、リストをはじめとする作曲家やピアニストがワーグナーの歌劇や楽劇の音楽をピアノのために編曲することがさかんに行われ、ひとつの伝統にもなりました。2013年はワーグナー生誕200年のメモリアルイヤー。Alba Records は、シベリウス・アカデミーの博士課程で「ピアノ・トランスクリプション」を研究し、興味深いアルバムをリリースしてきているリスト=マッティ・マリン Risto-Matti Marin (1976-) を起用し、ワーグナーと同時代あるいは後世の作曲家によるトランスクリプション集をリリースします。リスト Franz (Ferenc) Liszt (1811-1886)、ルイ・ブラッサン Louis Brassin (1840-1886)、カール・タウジヒ Carl Tausig (1841-1871)、ブゾーニ Ferruccio Busoni (1866-1927)、エルネスト・シェリング Ernest Schelling (1876-1939)。《『さまよえるオランダ人』の主題によるパラフレーズ》を作ったユッカ・ニュカネン Jukka Nykänen (1976-) は「ピアノの魔術師 (the piano wizard)」とも呼ばれるフィンランドのピアニスト。作曲と編曲も手がけ、フィンランドの歌を素材にしたトランスクリプションを演奏した『わが祖国』 (ABCD349)2012年の秋にリリースしています。

Andre Charlin SLC4 エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) 管弦楽作品集
 ノルウェー舞曲 (Norske danser) 作品35 トロールハウゲンの婚礼の日 (Bryllupsdag på Troldhaugen) 作品65-6
 2つのノルウェーの旋律 (To nordiske melodier) 作品63
  民謡の調子で (I folketonestil)/牛寄せの歌と農夫の踊り (Kulokk og stabbelåten)
  シャンゼリゼ劇場管弦楽団 ポール・ボノー (指揮) [Andre Charlin (LP)]

BIS CD1640 世界の創造 (La création du monde)
ジョン・ウィリアムズ (1932-) (ボコック 編曲) キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (Catch Me If You Can) *
ダリユス・ミヨー (1892-1974) 世界の創造 (La création du monde) 作品81
ロジェ・ブトリ (1932-) (ブトリ 編曲) アルト・サクソフォーンと管楽合奏のためのディヴェルティメント *
ポール・クレストン (1906-1985) アルト・サクソフォーンとバンドのための協奏曲 作品26 *
アンデシュ・エミルソン (1963-) バンドに挨拶 (Salute the Band) (2006) (シンフォニックバンドのための)
アストル・ピアソラ (1921-1992) (テホ 編曲) 鮫 (Escualo) (アルト・サクソフォーンとシンフォニックバンドのための) *
  クロード・ドラングル (アルト・サクソフォーン) * スウェーデン・ウィンドアンサンブル クリスチャン・リンドベリ (指揮)
 [録音 20075月、11月 ナッカ・コンサートホール (ナッカ、スウェーデ
ン)]

BIS SACD1964 SACD hybrid (Multichannel/stereo) WA・モーツァルト (1756-1791)
 ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調 K459 ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K488
  ロナルド・ブラウティハム (フォルテピアノ) ケルン・アカデミー ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンス (指揮)
 [録音 201112月 ドイツ放送室内楽ホール (ケルン)]

BIS SACD1984 SACD hybrid (Multichannel/stereo) フェリクス・メンデルスゾーン (1809-1847)
 ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲 ニ短調 弦楽八重奏曲 変ホ長調 作品20
  ボリーナ・レスチェンコ (ピアノ) リチャード・トニェッティ (ヴァイオリン) オーストラリア室内管弦楽団
 [録音 20122月 ユージーン・グーセンス・ホール (シドニー)]

BIS SACD1994 SACD hybrid (Multichannel/stereo) セルゲイ・プロコフィエフ (1891-1953)
 交響曲第6番 変ホ短調 作品111 組曲《キージェ中尉 (Lieutenant Kije)》 作品60 *
 組曲《3つのオレンジへの恋 (L'amour des trois oranges)》 作品33b
  ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 アンドルー・リットン (指揮) アンドレイ・ボンダレンコ (バリトン) *
 [録音 20121月 グリーグホール (ベルゲン、ノルウェー)]

BIS CD2015 18世紀イタリアのトリオソナタ
トマーゾ・アルビノーニ (1671-1750) パレット ト長調 作品3-3
フランチェスコ・アントニオ・ボンポルティ (1672-1749) ソナタ ト短調 作品6-7
アントニオ・ヴィヴァルディ (1678-1741) ラ・フォリア 作品1-12
ジョヴァンニ・マリア・ボノンチーニ (1642-1678) 室内ソナタ第2
ニコラ・ポルポラ (1686-1768) ソナタ 作品2-3
ジュゼッペ・サンマルティーニ (1695-1750) ソナタ第5番 ヘ長調
ピエトロ・ロカテッリ (1695-1764) ソナタ ニ長調 作品8-8
ドメニコ・ガッロ (1730-c.1768) ソナタ第1番 ト長調
ジュゼッペ・タルティーニ (1692-1770) 3声のソナタ ニ短調
  ロンドン・バロック
 [録音 20124月、5月 セントマーティン教会 (ハンプシャー、イギリス)]

BNL BNL112970 エルッキ・メラルティン (1875-1937) ピアノ作品集
 伝説 II (Legend II) 作品12 夜 (Nacht) 作品8-3 トントゥの踊り (Tonttujen tanssi)
 前奏曲 (Prelude) 作品25-1 牧歌 (Idyl) 作品27-1
 悲しみの庭 (Der traurige Garten) 作品52
  われらふたり (Wir zwei)/愛の家 (Liebesalle)/乞食の子守歌 (Wiegenlied eines Bettlerkindes)/雨 (Regen)/孤独 (Solitude)
 エレジー (Elegie) 作品67-3
 6つのピアノの小品 (6 pianostycken) 作品123 − 葬送行進曲 (Marcia funèbre)/田園詩 (Pastorale)/小行進曲 (Piccola marcia)
 神秘の森 (Den hemlighetsfulla skogen) 作品118 − 神秘の森 (Den hemlighetsfulla skogen/Salaperäinen metsä)/魔女 (Häxan/Noita)
 火の踊り (Tulitanssi) 黙示録の幻想曲 (Fantasia apocalyptica) 作品111
  ジャン・デュベ (ピアノ)

Chandos CHSA5116 SACD hybrid (Multichannel/stereo) クット・アッテルベリ (1887-1974) 管弦楽作品集 第1
 交響曲第6番 ハ長調 作品30 ヴェルムランド・ラプソディ (En Värmlandsrapsodi) 作品36
 組曲第3番 嬰ハ短調 作品19-1 (ヴァイオリン、ヴィオラと弦楽オーケストラのための)
 交響曲第4番 ト短調 作品14Sinfonia Piccola (シンフォニア・ピッコラ) (小さな交響曲)》
  ヨーテボリ交響楽団 ネーメ・ヤルヴィ (指揮) サラ・トルーベック (ヴァイオリン) ペール・ホーグベリ (ヴィオラ)

cpo 777 775-2 トゥール・アウリン (1866-1914) 管弦楽作品集
 スウェーデン舞曲 (Svenska danser) 作品32 (1913) ゴトランド島の舞曲 (Gotländska danser) 作品28 (1910)
 劇音楽《オーロフ師 (Mäster Olof)》 作品22 (1908) − 組曲
  ケルンWDR交響楽団 ニクラス・ヴィッレーン (指揮)

◇アウリン Tor Aulin (1866-1914) は、ストックホルムの王立劇場の音楽監督を務めていた1908年、アウグスト・ストリンドベリ August Strindberg (1849-1912) の劇《オーロフ師 (Mäster Olof)》の上演に際し、5つの幕のための序曲を作曲。その音楽に一部改訂の手を加え、〈宗教改革家 (Reformatorn)〉〈主婦と子 (Husfrun och barnet)〉〈大聖堂にて (I storkyrkan)〉〈マルガレータの死 (Margaretas död)〉〈ノレプートの祝宴 (Festen vid Norreport)〉の5曲からなる組曲としました。4曲の《スウェーデン舞曲》と3曲の《ゴトランド島の舞曲》はニクラス・ヴィッレーン Niklas Willén (1961-)2度目の録音。前の録音 (Sterling CDS1050-2) ではスウェーデンのイェヴレ交響楽団を指揮していました。

Fabra FBR-CD08 オスロ弦楽四重奏団、大きく飛び跳ねる (Oslo Strring Quartet Jumping Wide)
オイスタイン・ソンスタード (1970-) (編曲) In the Mood (イン・ザ・ムード) (Joe Garland)
 Take Five (テイク・ファイヴ) (Brubeck/Desmond) The Kid from Red Bank (Neil Hefti)
 Visa från Utanmyra (ユータンミューラの歌) (スウェーデン伝承歌)
 
Waterloo (ウォータールー) (Benny Andersson/Björn Ulvaeus/Stikkan (Stig) Andersson)
 Trumpet Voluntary (トランペット・ヴォランタリー) (Horst Jankowski/Ervan Coleman/Julius Wechter)
 Summertime (サマータイム) (George Gershwin/Ira Gershwin) *
 Le Reel du Forgeron (鍛冶屋のリール) (La Bottine Souriante) Fairytale (Alexander Rybak) **
 Ay Candela (Faustino Oramas Osorio) ***
   オスロ弦楽四重奏団 イサ・ゲリッケ (ソプラノ) * アーレ・サンバッケン (ヴォーカル) **
   エルネスト・マヌイット・ヘルナンデス (リードヴォーカル) ***
   シウネ・アスムセン・マヌイット (コーラス、パーカッション) ***
 [録音 20101月、3月 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]
 [制作・録音 ヨルン・ペーデシェン] 試聴盤

◇『高みに向かって落ちていく (Falling Upwards)』 (FBR-CD02) につづくオスロ弦楽四重奏団の「ポップ」なアルバム。ジャズのスタンダードナンバー、スウェーデンの伝承歌、ABBA のヒットソング、キューバのサルサ。すべての曲を、前のアルバムと同様、オスロ弦楽四重奏団のチェリスト、オイスタイン・ソンスタード Øystein Sonstad (1970-) が弦楽四重奏用に編曲しています。《鍛冶屋のリール》はケベックのフォークバンド La Bottine Souriante の曲。《Fairytale》は、2009年、ヨーロッパの歌の祭典、「ユーロヴィジョン・ソングコンテスト」でアレクサンデル・リバクがフィドルを弾き、歌い、第1位に輝いた曲です。オスロ弦楽四重奏団のリーダー、ゲイル・インゲ・ロツベルグ Geir Inge Lotsberg (1969-) はアレクサンドルにヴァイオリンを教えたことがあり、この演奏が「本物」だということに自信があるようです。ヴォーカルを引き受けたのはヴィオラのアーレ・サンバッケン Are Sandbakken (1967-) です。ガーシュウィンの《サマータイム》のソロを歌うのは、ソプラノのイサ・ゲリッケ Isa Gericke。彼らの永年の友人です。このアルバムは2010年にオスロで録音されました。第2ヴァイオリンは、前作のペール・クリスチャン・スカルスタードに代わる新しいメンバー、リヴ・ヒルデ・クロック Liv Hilde Klokk です。

Harmonia Mundi HMU907578 The Edge of Night
オリヴィエ・メシアン (1908-1992)
 前奏曲集 (Préludes) (1929) (ピアノのための)
  鳩 (La colombe)/悲しい風景の中の恍惚の歌 (Chant d'extase dans un paysage triste)/軽快な数 (Le nombre léger)/
  過ぎ去った時 (Instants défunts)/夢の中のかすかな音 (Les sons impalpables du rêve)/
  苦悩の鐘と告別の涙 (Cloches d'angoisse et larmes d'adieu)/静かな訴え (Plainte calme)/
  風の中の反映 (Un reflet dans le vent)
 ピアノと弦楽四重奏のための小品 (Piéce pour piano et quartuor à cordes) (1991)
カイヤ・サーリアホ (1952-) 前奏曲 (Prelude) (2007) (ピアノのための) バラード (Ballade) (2005) (ピアノのための)
 心臓がもうひとつ鼓動している (Je sens un deuxième coeur) (2003) (ヴィオラ、チェロとピアノのための)
  グロリア・チェン (ピアノ)
  コールダー四重奏団
   ベンジャミン・ジェイコブソン (ヴァイオリン) アンドルー・ブルブルック (ヴァイオリン)
   ジョナサン・ミーアシェル (ヴィオラ) エリック・バイアズ (チェロ)
 [録音 201111American Academy of Arts and Letters (ニューヨーク) (ピアノソロ)、20122Zipper Hall, Colburn School (ロサンジェルス)]

◇サロネン、スタッキー、ルトスワフスキの作品を演奏したアルバムが2009年グラミー賞の最優秀器楽部門賞に選ばれ、「新音楽のきわめて貴重な代言者 (an invaluable new-music advocate)」と言われるアメリカのピアニスト、グローリア・チェン Gloria Cheng と、南カリフォルニア大学 (USC) のソーントン音楽学校 (Thornton School of Music) で結成されたコールダー四重奏団 Calder Quartet の共演によるメシアンとサーリアホ Kaija Saariaho (1952-) の作品集。サーリアホの2つのソロ曲、《前奏曲》と《バラード》は初録音。カーネギーホール・コーポレーションの委嘱により作曲され、〈私は肌を見せる (Je dévoile ma peau)〉〈私に開いてくれ、はやく! (Ouvre-moi, vite!)〉〈夢の中であの女 (ひと) は待っていた (Dans le rêve, elle l'attendait)〉〈私を入れてくれ (Il faut que j'entre)〉〈私の心臓のとなりで心臓がもうひとつ鼓動している (Je sens un deuxième coeur qui bat tout près du mien)〉の5つの部分から構成される《心臓がもうひとつ鼓動している》は、ハッキラ、カルットゥネン、スティーヴン・ダン (Ondine ODE1189-2) に次ぐ録音です。メシアンは2曲。パリ音楽院に学んでいたころ作曲され、彼のソロピアノ曲の代表作に挙げられる《前奏曲集》と、ウィーンのウニフェルザール出版社 (Universal Edition) の社長の90歳記念コンサートで演奏するために作曲された《ピアノと弦楽四重奏のための小品》。コールダー四重奏団は、ロサンジェルスのコルバーン音楽院、ニューヨークのジュリアード音楽院、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でも学び、ジュリアードで室内楽研究の演奏家ディプロマを獲得しました。現代アメリカの作曲家、とりわけクリストファー・ラウス、テリー・ライリー、トマス・アデスと長年にわたり交友関係をつづけ、彼らの作品はハイドン、モーツァルト、ベートーヴァンの古典作品とともにコールダーの重要なレパートリーとなっています。

ICA Classics ICAC5096 2CD's
[CD1] フランツ・シューベルト (1797-1828) 交響曲第4番 ハ短調 D417 《悲劇的 (Tragische)
ベンジャミン・ブリテン (1913-1976) セレナード (Serenade) 作品31 (テノール、ホルンと弦楽のための)
[CD2] ジャン・シベリウス (1865-1957) 交響曲第2番 ニ長調 作品43
  ジェラルド・イングリッシュ (テノール) ヘルマン・バウマン (ホルン)
  ケルン放送交響楽団 (ケルン WDR 交響楽団) サー・ジョン・バルビローリ (指揮)
 [録音 196927日 ケルン放送第1ホール (ライヴ) (Stereo)]

Ladybird 79556824 2CD's スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム (1942-) 教会暦年のための音楽 (Musik för kyrkoåret)
 テ・デウム (Te Deum) 夜はふけて (Så mörk är natten) クリスマスの朝が明けると (När juldagsmorgon glimmar)
 神はわれらがよるべ (Gud är vår tillflykt) 汝の家に住む者は幸いなり (Lyckliga de som bor i ditt hus)
 わたしは罪なき手を洗う (Jag sköljer i oskuld mina händer)
 汝が命を主の御手にゆだねよ (Lägg ditt liv i Herrens hand) 嵐のごとく (Som en ström)
 主よ、わが叫びを聞きたまえ (Herre, hör mitt rop) かつてあなた方は闇の中にいた (En gång var ni i mörker)
 主を囲む食卓にわれら集い (Vi samlas Herre kring ditt bord)
 ようこそ、祝福されしもの (Var hälsad, du högt benådade) 喜び歓喜の声をあげよ (Gläd dig och jubla)
 われらのとがのため傷つけられ (Ja, han var sargad) カンタータ第1番 (Kantat nr 1) 短き時 (En kort tid)
 記憶がわたしを見つめる (Minnena ser mig) 完成半ばの天国 (Den halvfärdiga himlen)
 主の祈り (The Lord's Prayer) なぜ天を見上げて立っているのか (Varför står ni och ser mot himlen?)
 冨の深さ (Vilket djup av rikedom) 神の御業を見よ (Kom och se vad Gud har gjort) 同胞 (Medmänniskan)
 汝の死者は甦るであろう (Dina döda skall få liv igen) なぜならそこに汝の宝が (Ty där din skatt är
)
 知恵の叫び声が (Visheten ropar) わたしに強いるな (Tvinga mig inte)
 白い衣をまとう者たちは (Dessa som är klädda i vita kläder) われらが永遠の希望 (Vårt evighetshopp)
 おお神よ、あなたのお考えを (Dina tankar, o Gud) クラリネットのためのキリエ (Kyrie per clarinetto)
 会うときは優しさをもち (Möt dem med ömhet)
  ストックホルム大聖堂合唱団 グスタフ・シェークヴィスト室内合唱団 グスタフ・シェークヴィスト (指揮)
  ハッセルビ・モテット合唱団 モナ・エーントルプ (指揮)
 [録音 20126月 ストックホルム]

Naxos 8.111395 ジャン・シベリウス (1865-1957) 作品集 第3
 交響曲第3番 ハ長調 作品52 交響曲第5番 変ホ長調 作品82
 フィンランド狙撃兵 (イェガタイ) 行進曲 (Jääkarimarssi) 作品91a (管弦楽のための) *
  ロンドン交響楽団 ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 * ロベルト・カヤヌス (指揮)
 [録音 1932621日-22日 (第3番)、22日-23EMI アビーロード第1スタジオ、1928530日 ベルリン *]
 [復刻 マーク・オーバト=ソーン]

Naxos 8.572662 フェリクス・メンデルスゾーン (1809-1847) ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 MWV O14
 ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 MWV O3 ヴァイオリンソナタ ヘ短調 作品4 MWV Q12 *
  揚天堝 (ヴァイオリン) シンフォニア・フィンランディア・ユヴァスキュラ パトリック・ガロワ (指揮)
  ロマン・デシャルム (ピアノ) *
 [録音 201091日-3日 (ホ短調)、830日-31日 (ニ短調) ハンカサルミ教会 (ユヴァスキュラ、フィンランド)
  20111215日 クラライ・ヴィーク・オーディトリアム (ザントハウゼン、ドイツ) *]

Neos Music NEOS11213 ジョン・ケージ、コミュニケーション − 1958年ダルムシュタット夏期現代音楽講習会の講義 第3部『プロセスとしての作曲』
ジョン・ケージ (1912-1992) Communication 1 Communication 2
  ジョン・ケージ (講義)
クリスチャン・ウルフ (1934-) プリペアドピアノのために (For Piano with Preparations) (1957)
  デイヴィッド・テューダー (ピアノ)
ジョン・ケージ (1912-1992) Communication 3
  ジョン・ケージ (講義)
ブー・ニルソン (1937-) 量 (Quantitäten) (1958)
  デイヴィッド・テューダー (ピアノ)
ジョン・ケージ (1912-1992) Communication 4
  ジョン・ケージ (講義)
ブー・ニルソン (1937-) 量 (Quantitäten) (1958)
  デイヴィッド・テューダー (ピアノ)
ジョン・ケージ (1912-1992) Communication 5 Communication 6
  ジョン・ケージ (講義)
ジョン・ケージ (1912-1992) ヴァリエーションズ I (Variations I) (1958) (2台のピアノとラジオセットのための) *
  ジョン・ケージ (ピアノ) デイヴィッド・テューダー (ピアノ)
 [録音 195899日、93* ダルムシュタット、ドイツ]

◇ドイツのダルムシュタットで行われた夏期現代音楽講習会は、 第二次世界大戦後の「今日の音楽」が展開し発展する基礎となり、ブーレーズ、ノーノ、シュトックハウゼンをはじめとする優れた作曲家と音楽家を育てました。その講習会のアーカイヴから、1958年にジョン・ケージ John Cage (1912-1992) が行った講義の第3部『プロセスとしての作曲 (Composition as Process)』の録音が初めて紹介されます。講義 (Communication)6つに分かれ、その合間にアメリカのクリスチャン・ウルフ Christian Wolff (1934-) とスウェーデンのブー・ニルソン Bo Nilsson (1937-) のピアノ作品をデイヴィッド・テューダー David Tudor (1926-1996) が演奏しています。ニルソンの作品は2種類の演奏。講義の6日前にケージとテューダーの演奏でヨーロッパ初演されたケージの《ヴァリエーションズ I》がアルバムの最後に収められています。

Neos Music NEOS11214-16 3SACD's hybrid (Multichannel/stereo) ドナウエッシンゲン音楽祭 2011
[SACD1]
ヴォルフガング・リーム (1952-)
 セラピム交響曲 (Séraphin-Symphonie) (1993 rev.2011) (アンサンブルと大管弦楽のための)
  アンサンブル・ムジークファブリーク (Ensemble musikFabrik) バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
  エミリオ・ポマーリコ (指揮)
ラーシュ・ペッテル・ハーゲン (1975-)
 ツァイトブロムに (To Zeitblom) (2011) (ハリングフェレと管弦楽のための)
  イェルムン・ラーシェン (ハリングフェレ) ラーシュ・ペッテル・ハーゲン (語り) ヴィーラント・ホーバン (語り)
  バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団 フランソワ=クザヴィエ・ロト (指揮)
サエド・ハッダード (1972-) 逆暴力 (Kontra-Gewalt) (2010) (クラリネットと管弦楽のための)
  ニーナ・ヤンセン (クラリネット) バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
  フランソワ=クザヴィエ・ロト (指揮)
[SACD2]
レベッカ・ソーンダーズ (1967-) 停滞 (Stasis) (2011) (多空間に配置された16人の奏者のための)
  アンサンブル・ムジークファブリーク
ヴォルフガング・ミッテラー (1958-) 小さな微笑 (Little Smile) (2011) (アンサンブルとライヴエレクトロニクスのための)
  アンサンブル・ムジークファブリーク エンノ・ポッペ (指揮) パウル・ヨイケンドルプ (サウンドディレクション)
  ヴォルフガング・ミッテラー (ラップトップ、サウンドディレクション)
[SACD3]
ハンス・トーマラ (1975-)
 不在の最高に輝かしい形 (The Brightest Form of Absence) (2011)
 
(声、アンサンブル、ライヴエレクトロニクスとビデオプロジェクションのためのマルチメディア作品)
  Barstow/Nevada Desert/Death Valley Junction/The Death Song of White Antelope/S Las Vegas Blvd/
  Death Valley Rd 127 (1)/Song of a Man about to Die in a Strange Land/Mojave Desert Dry Lakebed/
  Death Valley Rd 127 (2)/Las Vegas Fwy/Song for Sunsets
  サラ・マリア・サン (ソプラノ) SWR EXPERIMENTALSTUDIO des SWR アンサンブル・ムジークファブリーク
  エンノ・ポッペ (指揮) ミヒャエル・アッカー (サウンドデザイン、ミュージックコンピューティング)
  トーマス・フンメル (サウンドデザイン) ジーモン・シュピルナー (サウンドデザイン)
イリス・テル・シプホルスト (1956-)
 フィギュアの研究/シリーズ A (Studie zu Figuren/Serie A) (2009/11) (増幅された7つの声とサンプラーのための)
  シュトゥトガルト・ノイエ・ヴォーカルゾリステン (Neue Vocalsolisten Stuttgart)
アンドレアス・ドーメン (1962-) コンパス/定規/フェルシャー (zirckel/richtscheyt/felscher) (2011) (大管弦楽のための)
  バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団 フランソワ=クザヴィエ・ロト (指揮)
 [録音 201110月 ドナウエッシンゲン音楽祭 (ライヴ)]

2011年ドナウエッシンゲン音楽祭のライヴ録音。イェルムン・ラーシェン Gjermund Larsen (1981-) のハリングフェレ (ハルダンゲルフィドル) をソロ楽器にノルウェーのラーシュ・ペッテル・ハーゲン Lars Petter Hagen (1975-) が作曲した《ツァイトブロムに》、ヨルダンのサエド・ハッダード Saed Haddad (1972-) やイギリスのレベッカ・ソーンダーズ Rebecca Saunders (1967-) の作品。南西ドイツ放送 (SWR) が単独ないし共同で委嘱した作品の世界初演です。

Nimbus NI5884 CDR ディーリアス、グリーグ、チェロとピアノのための作品全集
フレデリク・ディーリアス (1862-1934) ロマンス (Romance) RT VIII/5 (1896)
 秋の歌 (Chanson d'automne) RT V17 (声とピアノのための) チェロソナタ RT VIII/7 (1917)
 カプリースとエレジー (Caprice and Elegy) RT VII/8 (1930) (チェロと室内管弦楽のための)
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) 間奏曲 (Intermezzo) イ短調 EG115
 アレグレット・エスプレッシーヴォ (Allegretto expressivo) ホ長調 (ヴァイオリンソナタ第
3番 作品452楽章の編曲)
 チェロソナタ イ短調 作品36
  ラファエル・ウォルフィッシュ (チェロ) ジョン・ヨーク (ピアノ)
 [録音 2011115日-6日 ワイアストン・レイズ (モンマス、イギリス)]

Ondine ODE1229-2T 3CD's for price of 1 ヨハネス・ブラームス (1833-1897) 交響曲全集
 交響曲第1番 ハ短調 作品68 交響曲第2番 ニ長調 作品73 交響曲第3番 ヘ長調 作品90
 交響曲第4番 ホ短調 作品98
  ヨーロッパ室内管弦楽団 (COE) パーヴォ・ベリルンド (ベルグルンド) (指揮)
 [録音 20005月 バーデン=バーデン・フェスティヴァルホール (ライヴ)] [ODE990-2T] 試聴盤

◇ヨーロッパ室内管弦楽団とパーヴォ・ベリルンド (ベルグルンド) Paavo Berglund (1929-2012) がシベリウスの交響曲全集 (Finlandia) につづいて発表したブラームスが再リリースされます。ブラームスの音楽を瑞々しく、均整のとれた姿で示す、バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団とミヒャエル・ギーレンの録音 (hänssler CD93.135, CD93.136) ととともに代表的録音に挙げられる全集です。

Phono Suecia PSCD188 ソプラノサクソフォーンのためのスウェーデン協奏曲
ロルフ・マッティンソン (1956-) ソプラノサクソフォーン協奏曲第1番 《黄金の調和 (Golden Harmony)(2012)
  アンデシュ・パウルソン (ソプラノサクソフォーン) ノルランドオペラ交響楽団 クリストフ・アルトシュテット (指揮)
 [録音 201297日-8日 ノルランドオペラ (ウメオー、スウェーデン)]
 [制作 ホーカン・エルムクヴィスト  録音 トゥールビョーン・サミュエルソン]
スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム (1942-)
 ソプラノサクソフォーンとシンフォニックバンドのための4つの小品 (Four Pieces for Soprano Saxophone and Symphonic Band) (2003)
  アンデシュ・パウルソン (ソプラノサクソフォーン) ヘルシングボリ交響楽団 トビアス・リングボリ (指揮)
 [録音 2011530日-31日 ヘルシングボリ・コンサートホール (ヘルシングボリ、スウェーデン)]
 [制作 レンナット・デーン  録音 トゥールビョーン・サミュエルソン]
アンデシュ・エリーアソン (1947-) ソプラノサクソフォーンと弦楽オーケストラのための協奏曲 (2002 rev.2008)
  アンデシュ・パウルソン (ソプラノサクソフォーン) ノールショーピング交響楽団 ユハンネス・グスタフソン (指揮)
 [録音 201261日-2日 ルイ・ド・イェール・コンサートホール (ノールショーピング、スウェーデン)]
 [制作 ホーカン・エルムクヴィスト  録音 ベッティル・アルヴィング] 試聴盤

◇スウェーデンのサクソフォーン奏者、アンデシュ・パウルソン Anders Paulsson (1961-) は、ソプラノサクソフォーンという楽器のトップランナーと目され、クラシカル、ジャズ、ワールドミュージックと広いジャンルに活躍しています。ドビュッシー、ブリテン、J・S・バッハ、ベリオの曲をソプラノサックス・ソロで演奏した『デートはソプラノサクソフォーンと (A date with a soprano saxophone)(Caprice CAP21668)、聖ヤコブ室内合唱団、リアルグループ、マレーナ・エルンマン、ホーカン・ハーゲゴード、ウッレ・ペーションがセッションに参加した、《ダニュガン・サンクチュアリ》をはじめとする自作と編曲による『人生讃歌 (Hymn to Life)(CAP21732) の2枚のアルバムは、「楽器」のファンだけでなく、音楽を愛する人たちから支持されました。新しいアルバムでは、パウルソンのために作られたソプラノサクソフォーンのための協奏曲が3曲演奏されます。ロルフ・マッティンソン Rolf Martinsson (1956-) は、パウルソンと同じく、ジャズをルーツとする作曲家です。ソプラノサクソフォーン協奏曲第1番は、透明な響きを求め、2管の木管楽器群、2つのトランペットと2つのホルン、ひとりの打楽器奏者が担当するティンパニとヴィブラフォーン、弦楽のオーケストラ編成で作曲されました。《黄金の調和 (Golden Harmony)》の副題は、数学用語の「黄金分割 (golden section/proportion/ratio)」を連想させながら、むしろ、美しいバランス、美しい楽器、華やかな外観、響きの内にある姿をイメージしていると言われます。つづけて演奏されるトランクウィッロ、ドルチッシモ、エネルジーコの3楽章。都会の抒情を漂わせる音楽は、伝統的な語法で書かれています。スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム Sven-David Sandström (1942-) の「協奏曲」は、《9つのコントラバスのための7つの小品》や《ピアノ三重奏と管弦楽のための6つの小品》など、「ヴェーベルンとシェーンベルクのスタイルを手本に」という一連の「小品 (Pieces)」のひとつ。オーショッタとゴトランドのシンフォニック・ウィンドアンサンブルの委嘱作です。エリーアソン Anders Eliasson (1947-) の曲は、ジョン・エドワード・ケリーのために書いた2002年の《アルトサクフォソーンと弦楽オーケストラのための協奏曲》をソプラノサクソフォーン版に改訂した作品です。

 このたび、スウェーデン政府の予算削減にともないスウェーデン音楽情報センター (Svensk Musik/STIM) の規模が縮小されました。スウェーデンの「今」の音楽シーンを紹介してきた Phono Suecia レーベルの制作も終了。このパウルソンのアルバムが最後のリリースです

Simax PSC1329 2CD's JS・バッハ (1685-1750) イギリス組曲
 イギリス組曲第1番 イ長調 BWV806 イギリス組曲第2番 イ短調 BWV807 イギリス組曲第3番 ト短調 BWV808
 イギリス組曲第4番 ヘ長調 BWV809 イギリス組曲第5番 ホ短調 BWV810 イギリス組曲第6番 ニ短調 BWV811
  シェティル・ハウグサン (チェンバロ)
 [楽器 マルティン・スコヴロネック製作 (1985) のドイツ様式2段鍵盤チェンバロ]
 [録音 2012423日-26日、57日-10日 ドイツ放送 (DLF) 室内楽ホール (ケルン)]
 [制作 フランソワ・エッケルト  録音 クリストフ・リーゼンベルク] 試聴盤

BWV806-811の作品番号がつけられたチェンバロのための6つの組曲は、「あるイギリスの貴族のために作曲された」という理由から、《イギリス組曲》の名で呼ばれています。「二分の三拍子のフランス風クラント、舞曲ドゥーブル、装飾音に彩られた高貴なサランバンドをもち、イタリア的色彩が多々見られる《フランス組曲》よりも明らかにフランスの伝統に根ざしている」と、フランスのクラヴサン奏者クリストフ・ルセが言う曲集。ノルウェーを代表するチェンバロ奏者シェティル・ハウグサン Ketil Haugsand が、2011年にリリースされ高い評価を受けたフォルクレの全集 (PSC1317) につづき、この《イギリス組曲》を録音しました。この組曲は、かつてはJS・バッハの後期の作品とされていましたが、近年の研究では、1720年に完成したという説のある《無伴奏チェロ組曲》とほぼ同じ時期、1718年から1720年頃に作曲されたと言われてます。《ゴルトベルク変奏曲》 (PSC1192) や《6つのパルティータ》 (PSC1086) の録音に見られるとおり、ハウグサンはつねに、音楽の瑞々しい魅力を最大限にひきだすため、作曲の時代と様式を意識した解釈と演奏を心がけていると言われます。「三十代」のバッハの音楽。この録音のためにハウグサンが選んだ楽器は、ブレーメン在住のマルティン・スコヴロネック Martin Skowroneck (1926-)1985年に製作したドイツ様式の2段鍵盤チェンバロです。

Toccata Classics TOCC0092 フェレンツ・リスト (1811-1886) (オギュスト・ストラーダル (1860-1930) 編曲)
 交響詩集 第2
 交響詩《オルフェウス (Orpheus)》 交響詩《タッソ、悲哀と勝利 (Tasso, Lamento e trionfo)
 交響詩《ハンガリー (Hungaria)》 交響詩《ハムレット (Hamlet)
  リスト=マッティ・マリン (ピアノ)
 [録音 201286日-7日 クーサーホール (クーサンコスキ、フィンランド)]

Toccata Classics TOCC0171 ジュゼッペ・コロンビのシャコンヌによる秘密の変奏曲 (Mystery Variations on Giuseppe Colmbi's Chiacona)
ジュゼッペ・コロンビ (1635-1694) Chiacona
ヨウニ・カイパイネン (1956-) Anything Goes (c.2010)
マルティーン・マタロン (1958-) 塵 (Polvo) (c.2010)
ロジャー・レイノルズ (1934-) Colombi Daydream (c.2010)
ドニ・コーアン (1952-) Chaconne (c.2010)
ユッカ・ティエンスー (1948-) bLeuelein (c.2010)
スティーヴン・スタッキー (1949-) Partite sopra un basso (c.2010)
エサ=ペッカ・サロネン (1958-) Sarabande per un Coyote (c.2010)
エドマンド・キャンピオン (1957-) Something to Go On (c.2010)
ロルフ・ヴァリーン (1957-) Ciacconetta (c.2010)
パブロ・オルティス (1956-) Paloma (c.2010)
パーヴォ・ヘイニネン (1938-) Triple Antienne (c.2010)
アンデシュ・ヒルボリ (1954-) Still and Flow (c.2010)
フレッド・ラーダール (1943-) There and back again (c.2010)
ヴェリ=マッティ・プーマラ (1965-) ...se sillar... (c.2010)
パスカル・デュサパン (1955-) 50 notes en 3 Variations (c.2010)
キンモ・ハコラ (1958-) Colombi Variation (c.2010)
タン・ドゥン (1957-) Chiacona - after Colombi (c.2010)
マーク・ネイクラグ (1946-) Tiny Colombi (c.2010)
湯浅譲二 (1929-) Locus on Colombi's Chiacona (c.2010)
ライアン・ウィグルズワース (1979-) Arietta (after Colombi) (c.2010)
コリン・マシューズ (1946-) Drammatico (c.2010)
カイヤ・サーリアホ (1952-) Dreaming Chaconne (c.2010)
イヴァン・フェデーレ (1953-) Preludio e Ciaccona (c.2010)
ヴィンコ・グロボカール (1934-) Idée Fixe (c.2010)
ガルティエロ・ダッツィ (1960-) Variation sombre e libre d'après Chiacona (c.2010)
タピオ・トゥオメラ (1958-) 発芽 (Idulla) (c.2010)
ベッツィ・ジョラス (1926-) A Fancy for Anssi (c.2010)
ミロスラフ・スルンカ (1975-) A Variation (c.2010)
ルカ・フランチェスコーニ (1956-) Anssimmetry (c.2010)
マグヌス・リンドベリ (1958-) 決闘 (Duello) (c.2010)
  アンシ・カルットゥネン (チェロ)
 [録音 201137日、16日、910日、121日、2012516日 フィンランド放送 M2 スタジオ (ヘルシンキ)]

◇フィンランドのチェリスト、アンシ・カルットゥネン Anssi Karttunen (1960-) が夫人ミュリエルの50歳の誕生日プレゼントとするために30人の作曲家に依頼した「コロンビの《シャコンヌ (Chiacona)》 を主題とする」変奏曲集。依頼の目的が伏せてあったこと、「秘密の変奏曲 (Mystery Variations)」のアルバム・タイトルがつけられました。

Yarlung Records YR5787 ペッテリ・イーヴォネン、ヴァイオリンの芸術 (Art of the Violin)
ウジェーヌ・イザイ (1858-1931) 無伴奏ヴァイオリンソナタ イ短調 作品27-2
アウリス・サッリネン (1935-) カデンツァ 作品14
クロード・ドビュッシー (1862-1918) ヴァイオリンソナタ ト短調 *
ウジェーヌ・イザイ (1858-1931) 無伴奏ヴァイオリンソナタ ホ短調 作品27-4
デイヴィッド・S・レフコウィッツ (1964-) エリ、エリ (Eli, Eli)
JS・バッハ (1685-1750) 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
  ペッテリ・イーヴォネン (ヴァイオリン) ケヴィン・フィッツ=ジェラルド (ピアノ)
*
 [録音 200869日-16日 アルフレッド・ニューマン・ホール (ロスアンジェルス)]

Yarlung Records YR76721 ペッテリ・イーヴォネン、ソナタの芸術 (Art of Sonata)
JS・バッハ (1685-1750) 無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番 ト短調 BWV1001
セザール・フランク (1822-1890) ヴァイオリンソナタ イ長調 *
デイヴィッド・S・レフコウィッツ (1964-) ミニチュア VIII
ヨハネス・ブラームス (1833-1897) ヴァイオリンソナタ第3番 ニ短調 作品108 *
  ペッテリ・イーヴォネン (ヴァイオリン) ケヴィン・フィッツ=ジェラルド (ピアノ) *
 [録音 200869日-16日 アルフレッド・ニューマン・ホール (ロスアンジェルス)]

Yarlung Records は、エンジニアのボブ・アティエイ Bob Attiyeh がロスアンジェルスに設立したクラシカル音楽のレーベルです。音響の優れたホールを録音場所に若手ミュージシャンによるアルバムを中心に制作しています。ヘルシンキ音楽院に学び、トゥオマス・ハーパネンとハガイ・シャハムにも師事したヴァイオリニスト、ペッテリ・イーヴォネン Petteri Iivonen (1987-) のアルバムが2枚。イザイ、JS・バッハ、イーヴォネンのために作曲されたレフコウィッツ David S. Lefkowitz (1964-) のソロ曲、カナダのピアニスト、ケヴィン・フィッツ=ジェラルドの共演によるソナタが演奏されています。

 

リリース情報 − Jazz

Country & Eastern CE20 ベンクト・ベリエル − The Vedbod Tapes (たきぎ小屋のテープ)
 Polska efter Bleckå (ブレッコーのポルスカ) Woodshedding 1 Karnatic Investigation
 Bröllopsmarsch efter Bleckå (ブレッコーの結婚行進曲) Chuida Woodshedding 2
 Polska efter Bränd Jon Larsson (「やけどした」ヨン・ラーションのポルスカ)
  ベンクト・ベリエル (ドラムズ、ムリダンガム)
  ローランド・シェイセル (コルネット、クラリネット、ドゥンドゥン、フルート、ソプラノサックス、ソウナ)
  シェル・ヴェストリング (バスクラリネット、ハーモニアム、ソプラノサックス、ソウナ、ヴァイオリン)
 [録音 1977年]

◇ベンクト・ベリエル Bengt Berger は、ドン・チェリーと共演したことでも知られ、スウェーデンを代表するフリージャズのプレーヤーのひとりとされます。長年にわたり共演し、2010年秋に急逝したシェル・ヴェストリング Kjell Westling への追悼の思いをこめ、1977年にローランド・シェイセル Roland Keijser3人で「たきぎ小屋 (vedbod)」で行ったセッションの録音をみずから主宰する Country & Eastern レーベルの一枚としてリリースしました。

Country & Eastern CE21 ISKRALive in Stockholm "Liberté, Égalité, Humanité"
  Liberté/Liberty Égalité/Equality Humanité/Humanity
  ISKRA
   ヨリエン・アードルフソン (サクソフォーン) トゥオモ・ハーパラ (ベース) スーネ・スポングベリ (ドラムズ)
   アルヴィド・ウッグラ (ベース)
 [録音 2003111日 ドーム (ストックホルム)]

1970年から1992年にかけて活躍したフリーインプロヴィゼーション・グループ ISKRA (閃光) が、2003年、ストックホルムのドーム (Dome) に集まって行ったライヴの録音。この2週間後、スーネ・スポングベリ Sune Spångberg82歳で「この惑星に別れを告げた」ため、これがオリジナルメンバーによる最後のコンサートになりました。

Country & Eastern CE23 エリーサベト・エングダール、トマス・グスタフソン − Piece in Peace
 Piece in Peace Root Song Twelve Open Sky Java My Song (Keith Jarrett) Magma Song for Jeny
 A Remark You Made (Joe Zawinul) In a Silent Way (Joe Zawinul) Pine November
  エリーサベト・エングダール (オルガン) トマス・グスタフソン (ソプラノサックス)
 [録音 2012116日 クリスティーネ教会 (ヨーテボリ、スウェーデン)]
 [制作 ベンクト・ベリエル、トマス・グスタフソン  録音 トマス・グスタフソン]

◇エリーサベト・エングダール Elisabeth Engdhal はヨーテボリ大学の教授を務めるオルガニスト。ソプラノサックス奏者のトマス・グスタフソン Thomas Gustafsson と共演したデュオアルバムでは、それぞれのオリジナル曲を中心にキース・ジャレットとジョー・ザヴィヌルの曲を演奏しています。

 "Piece in Peace" http://www.youtube.com/watch?v=Hs5fw3sN_7k

Country & Eastern CE24 クリスチャン・スペリング − Inside Bach
 無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番 ト短調 − アダージョ
 無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番 ニ短調 − クラント サラバンド
 Elegia 無伴奏ヴァイオリンパルティータ第1番 ロ短調 − ドゥブル
 無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 − サラバンド 無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 − メヌエット ジグ
 無伴奏ヴァイオリンパルティータ第1番 ロ短調 − アルマンド
 Zona di passagio 無伴奏ヴァイオリンパルティータ第1番 ロ短調 − サラバンド
  クリスチャン・スペリング (ベース)
 [録音 2012年 ガラーシェット (ヴァレントゥナ、スウェーデン)]
 [制作 ベンクト・ベリエル、クリスチャン・スペリング]

◇スウェーデンのベーシスト、クリスチャン・スペリング Christian Spering がヴァレントゥナの自宅、ガラーシェット Garaget で録音した「対位法とポリフォニーの大家で傑出した即興音楽家でもあった」JS・バッハの作品によるインプロヴィゼーション。"Elegia""Zona de passagio" はスペリングのオリジナル曲。

 "Sarabande from violin partita no.1 in B minor" http://www.youtube.com/watch?v=GW0oWHhux4k

Ladybird 79556821 ベンガン・ヤンソン、ヤン・ルンドグレン、ウルフ・ヴァケニウス
 Love land Chorinho pra Sivuca Låt till Far (父さんに捧げる歌) Paris Tango
 Halvpolska efter Donna-Lee (ドナ=リーのハーフポルスカ) Tycker inte om dig (君が好きじゃない)
 Fran Djursholm till Danvikstull (ユシュホルムからダンヴィークストゥルへ) Alone for you Lovers' Parade
 Backner Världen är full av violer (世界中にすみれの花が咲き) Ett enkelt liv (質素な生活)
  ベンガン・ヤンソン (アコーディオン) ヤン・ルンドグレン (ピアノ) ウルフ・ヴァケニウス (ギター)

Ladybird 79556823 イサベラ・ルンドグレン − It had to be you
 La vie en rose (バラ色の人生) It Only Happens When I Dance with You (Judy Garland/Irving Berlin)
 It Had to Be You (Isham Jones) I Cried for You (Gus Arnheim) Don't Ever Leave Me (Jerome Kern)
 Blues in the Night (Harold Arlen) You Belong to Me (Pee Wee King/Chilton Price/Redd Stewart)
 If I Should Lose You (Ralph Rainger) Time after Time (Jule Styne) Reach for Tomorrow (Jimmy McHugh)
  イサベラ・ルンドグレン (ヴォーカル) オーラ・ベンクトソン (ギター) ルチアーノ・モセッティ (ハーモニカ)
  ペーテル・アスプルンド (トランペット) クラース・リンドクヴィスト (クラリネット、サクソフォーン)
  ディッケン・ヘドレニウス (トロンボーン) マグヌス・フリッツ (ドラムズ) アンデシュ・ヨンソン (ベース)
  クリステル・ルンドクヴィスト (ピアノ)

◇イサベラ・ルンドグレン Isabella Lundgren (イザベラ・ラングレン) はスウェーデンのヴァルムランド生まれ。両親が聴いていたレコードから音楽、とりわけジャズに興味をもったと言われます。18歳の時、ニューヨークに渡り、New School University に学びながらチャールズ・トリヴァー、エディ・デイヴィスといったミュージシャンと共演しました。22歳で帰国。現在はストックホルムに住み、将来は司祭となるため大学で神学を学んでいます。勉学とともにジャズも楽しみ、ペーテル・アスプルンド Peter Asplund、レイフ・クロンルンド、ジェシー・リンドグレン、ダン・バレット、クラース・リンドクヴィスト Klas Lindkvist、クリステル・ルンドクヴィスト Krister Lundkvist たちと共演しています。

Official website: http://www.isabellalundgren.com/

[追記] Ladybird のこのアルバムは、日本盤のリリースが予定され、レコード会社間の独占的契約のためスウェーデン盤の取り扱いができなくなりました。ご了承ください。

Prophone PCD131 The BeginnersTwo years after
 Skanstull Serenade Waltz for Maggie Fyra Soda's Dream Södermalm Runt The Beginners As Usual
 Blues for Keith Deux ans après (Two years after)
  The Beginners
   エーリク・セーデルリンド (エレクトリックギター) アンドレアス・ギドルンド (ソプラノサックス、テナーサックス)
   マッティン・シェーステット (ピアノ) クリスチャン・リンド (ベース) クリス・モントゴメリー (ドラムズ)
 [録音 20119月 アトランティス・スタジオ (ストックホルム)]
 [制作 エーリク・セーデルリンド、アンドレアス・ギドルンド] 試聴盤

The Beginners は、ストックホルムを本拠に活動するグループ。彼らのレパートリーは、リーダーのエーリク・セーデルリンド Erik Söderlind とアンドレアス・ギドルンド Andreas Gidlund 曲を中心にアメリカのスタンダード曲も含まれます。彼らの音楽にはキャノンボール・アダリーやジョージ・ベンソン、ラーシュ・ギュッリンとルネ・グスタフソンをはじめとするスウェーデンのミュージシャンたちの影響も見受けられると言われています。

Prophone PCD133 ユーナス・ホルゲション − Jonas Holgersson 4003
 Deciphering the message (Hank Mobley) The thing to do (Blue Mitchell) Idle moments (Grant Green)
 Prism (Keith Jarrett) Isotope (Joe Henderson) Sonnet for Caesar (Duke Ellington) Infra-rae (Hank Mobley)
 Extempore (Clifford Jordan) Una mas (Kenny Dorham) My groove, your move (Hank Mobley)
 Roll call (Hank Mobley) Driftin' (Herbie Hancock)
  ユーナス・ホルゲション (ドラムズ) ジェラード・プレゼンサー (トランペット、フリューゲルホルン)
  ハンス・ウルリク (テナーサックス) マティアス・ランデウス (ピアノ) ヨニー・オーマン (ベース)
 [録音 20121120日-21日 ギュラ・スタジオ (マルメ、スウェーデン)]
 [制作 ユーナス・ホルゲション] 試聴盤

◇ユーナス・ホルゲション Jonas Holgersson は、ストックホルムの王立音楽アカデミーを卒業後、クリス・ポッター、フィル・マーコウィツ、ジェームズ・イングラム、パレ・ダニエルソン、ボボ・ステンソン、モニカ・セッテルルンド、マスヌス・リンドグレンをはじめ多くの音楽家のセッションに参加、今日のスカンディナヴィアを代表するドラマーのひとりと言われる存在になりました。コペンハーゲンで活動するイギリス生まれのトランペッター、ジェラード・プレゼンサー Gerard Presencer、デンマークのハンス・ウルリク Hans Ulrik とマティアス・ランデウス Mathias Landæus、スウェーデンのヨニー・オーマン Johnny Åman の共演です。

Stunt Records STUCD13022 (STUM22031 - STUCD13022 + SU9085-2 for price of 1)
スコット・ハミルトン − Swedish Ballads... & More
 Dear Old Stockholm (trad.) Swing in F (Olle Lind) You Can't Be in Love with a Fool (Al Sandström)
 Trubbel (トラブル) (Olle Adolphson) Stockholm Sweetnin' (Quincy Jones)
 Min soldat (わたしの兵隊さん) (Nils Perne) Blues i oktaver (オクターヴのブルース) (Jan Johansson)
  スコット・ハミルトン (テナーサックス) ヤン・ルンドグレン (ピアノ) イェスパー・ロンゴー (ベース)
  クリスチャン・レト (ドラムズ)
 [録音 201212月 STCスタジオ (コペンハーゲン)]
 [制作 クリスチャン・レト  録音 アンレアス・ヴィズ]

Sundance SU9085-2 CD+ catalogue Stunt Records 2013/Stunt Records Compilation vol.21
イェンス・ヴィンター  Midnight Mood (STUCD12032)
ペーター・ローセンダール  Old Man's Kitchen (STUCD12072)
ニコライ・モンク=ハンセン  Levon (STUCD12182)
ヤズ  Corrida da Jangada (コヒーダ・ヂ・ジャンガーダ) (STUCD12142)
シックス・シティ・ストンパーズ  Cornet Chop Suey (STUCD12172)
イェンス・セナゴー・カルテット、ボブ・ロックウェル  
Dear Kathy (STUCD12042)
イェンス・リスダル  Easy Mind (STUCD12052)
ヘンリク・ゴネ・トリオ  Limelight (STUCD12092)
ディエゴ・フィゲレイド  Na Baixa Do Sapateiro (サパテイロ通りの坂の下で) (STUCD12102)
ハンス・ウルリク、ラーシュ・ヤンソン・トリオ  Horace (STUCD12162)
チャック・イスラエル  Ventilation (STUCD12062)
リチャード・アンダソン  Hanna in Esbjerg (エスビェアのハナ) (STUCD12022)
トマス・クラウセン  Skumring (たそがれ) (STUCD12112)
リーネ・クルーセ  Recuerdos (STUCD12152)
マルグリュー・ミラー、クリュヴァーズ・ビッグバンド  When You Get There (STUCD12122)
ジャズ・カミカゼ  Kole (STUCD12012)
パスボーズ・オデッサ  Incident on Souht Street (STUCD12082)
サラ・ヴォーン  Shulie a Bop/Summertime (STUCD12132)


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© Nordic Sound Hiroshima

CD Artwork © Lindberg Lyd, Afontibus/Fabra, Simax (Norway), Alba (Finland), BIS, Country & Eastern, Ladybird, Prophone/Naxos, STIM/Svensk Musik (Sweden), BNL, Harmonia Mundi (France/USA), Chandos, Nimbus (UK), cpo, Neos Music (Germany), Sundance Music (Denmark), Yarlung (USA)