Newsletter No.20   15 May 2000

 

音楽選書「北欧音楽入門」

 待望の本が出版になります。タイトルは「北欧音楽入門」。著者は、北欧音楽のファンにもおなじみの大束省三氏です。音楽之友社の音楽選書シリーズの最新刊として五月下旬には書店の店頭にならぶ予定です。税別価格も \1,700 に決まりました。

 「北欧音楽のことを知るためのガイドブックになる本はありませんか」。なにかのきっかけから北欧音楽に興味をおもちになった方々から、この質問を何度ちょうだいしたことでしょう。さいわいフィンランド音楽の場合は、作曲家のカレヴィ・アホらが書いた「フィンランドの音楽」という手頃な本があり、日本語にも翻訳されています。フィンランド音楽史を鳥瞰する上で貴重な資料としてありがたい存在です。でも、その他の北欧諸国の音楽となると、まったくお手上げです。数年前にはイギリスの Gramophone 誌が "Gramophone Explorations 1" という、北欧とバルト三国の音楽の別冊を刊行したことがあります。Gramophone のライターや北欧各国の研究者がそれぞれの専門分野のトピックを手際よくまとめ、かなり広範囲にわたる情報を提供してくれました。しかし、この本もすでに絶版です。

 大束省三さんについては、ほんとうに、あらためて紹介する必要もないことと思います。“豊かな音楽の宝庫”ということが認知される前から、北欧音楽の紹介と啓蒙につとめてこられた、北欧音楽の研究の先駆者 − 日本でも世界でも − のひとり。ジョン・ホートンの「北欧の音楽」(東海大学出版会)の翻訳者でもあります(残念ながらすでに絶版です)。いくつもの肩書きのなかでもっとも重要なのが“北欧合唱団主宰”です。大束さんにとっては子供のような存在の合唱団については本の中でも触れてあるので、それをお読みになってください。

 この本はタイトルこそ「北欧音楽入門」と研究書のようですが、実際は、大束省三さんと北欧音楽とのこれまでの交流が生んだ、いわば北欧音楽にあてた“ラヴレター”です。グリーグのイ短調協奏曲の冒頭の下降音形を“フィヨルドの海に落下する壮大な瀑布”にたとえ、シベリウスの音楽からは“しっかりと造られたアイノのいる家とやさしい手”を感じとる。“三十年早く生まれてしまったアーレ・メリカント”には暖かいまなざしを向け、セーヴェルーの抵抗三部作には“ノルウェー国民の魂をゆさぶった”と敬意を表す。全体は22の章にわかれ、最初の「北欧、人、音楽」では、北欧音楽の背景にあるものが、主に歴史、言語、地理の面から語られます。エドヴァルド・グリーグの歌曲《君を愛す (Jeg elsker dig)》を例にとった、言語と音楽の切り離せない関係についての話は、新鮮な感銘を呼びます。長年にわたる著者と北欧の関係から得られた“北欧なるもの”が、見事なほど凝縮していると思います。「北欧人の澄んだ声と歌」の章は、北欧の音楽に関心がなくとも興味深い話ではないでしょうか。

 この本には、さまざまな作曲家の個々の作品についての欲張った解説はありません。むしろ、北欧の国々を訪れた時の思い出やいろいろな人たちとの出会いと彼らの音楽を重ねることにより、彼らがどう生きて、どう人々とかかわったのかが浮き彫りにされます。それを手がかりに、それぞれの読み手が自分なりの北欧音楽、ひいては音楽とのかかわりを見つけていくことができれば、著者の大束省三さんにとっては願ってもないことではないかと思います。

 この本は当初、もっと前に出版されることで準備が進められていたと聞きます。しかし、北欧合唱団のデンマーク訪問などさまざまな事情が重なったために延期され、今回やっと実現したというわけです。おかげで、いまだに記憶に新しいオスモ・ヴァンスカとラハティ交響楽団の来日公演についての記述などもあり、北欧音楽のこれからの展望に新たな次元が付け加えられることになりました。巻末には「北欧主要音楽家人名一覧」が付録としてつけられています。この一覧のラフの作成というかたちで参加できたことは、個人的に、とても幸せなことと感じています。この本が道しるべとなって、北欧の音楽と音楽家たちが、たくさんの人々にとってより身近な存在になれるものと確信します。

 

フールム・コレクション 第2集 − ピアノのための作品集

 ノルウェーの作曲家アルフ・フールム Alf Hurum (1882-1972) のヴァイオリンとピアノのための作品全集 (thema TH199-2) がリリースされてから、ほぼ1年がたちました。古典主義、ロマン主義、印象主義、そしてノルウェーの伝統音楽といった異なる様式を活かしながら巧みにまとめあげた音楽は、きわめて魅力的な世界を味わわせてくれました。その thema レーベルのフールムのシリーズ第2作としてピアノ作品集が発表されます。前作が好評だったことを受けて、この企画は“フールム・コレクション”の名でシリーズ化されることになり、声楽作品を含むCDの録音計画がすでに立てられています。

 今回のセットには、1905年に出版された《3つのピアノの小品》作品1(1曲のみ)から1920年の《北欧組曲》までの主要なピアノ曲が収められています。フールムの創作活動がもっとも旺盛だった時期がカバーされているので、フールムの音楽の多様な作風と、その変化をたどることができる、きわめて楽しめるアルバムだと思います。作品1は1905年にオスロで、作品3の《ピアノのために (For piano)》は留学先のベルリンでそれぞれ作曲されました。アルバムの最初に収録されたピアノ曲集《印象》作品4 は1911年に遊学先のパリで作曲されているので、これを比べるだけでも興味はつきません。作品4には "Pour le piano (ピアノのために)" というフランス語のサブタイトル − 同名のドビュッシーの曲集の初演は1902年 − がつけられており、各曲のタイトルもフランス語です − 《ノートルダム (Notre-Dame)》、《噴水 (La Fontaine)》、《シャンソン (Chanson)》。第1曲の中間部にとつぜん“バッハ”が聞こえてくるのをのぞけば、音楽そのものには、あの“はるかな”響きのドビュッシーの影響が歴然としています。

 フールムが最初にピアノを学んだのは、ノルウェーのピアニスト、マッティン・クヌートセン Martin Knutzen でした。そして、ベルリンではマックス・ブルッフらに作曲を学ぶかたわら、ジョセ・ヴィアンナ・ダ・モッタ Jose Vianna da Motta についてピアノの研鑽を重ねています。このポルトガル人ピアニストが若いフールムにフランスのピアノ音楽を教えたかどうかはわかりません。でも、フールムがベルリンの音楽大学に在籍したのは1905年から1910年です。ドビュッシーの《3つの版画》(1903) はすでに発表されており、《ベルガマスク組曲》(1905) と《子供の領分》(1906-08) 、そして2組の《映像》(1905, 1908) もこの時期に作曲されました。後年、作曲活動をやめたフールムは、プロの画家として絹絵(シルクペインティング)の制作にいそしみます。それほど絵画に対して強い興味を持っていたフールムのことです。ダ・モッタを通じてドビュッシーの色彩感のある音楽を知ってパリに行きたい誘惑にかられたとしても、おかしくはありません。

 ヴァイオリンとピアノのための作品や交響曲 (Simax PSC3110) によって、このノルウェーの作曲家に対する興味がわいたなら、ぜひこのピアノ作品集をお聴きになってください。《北欧組曲》作品18 は「シェシュティと山の王」というノルウェーの伝承の詩にインスパイアされた作品です。古典的な様式とドビュッシーの音調のとりあわせのおかげで、簡素ながら魅力的な音楽になっています。同じ年に出版された《ゴシック絵画》作品17 は、当時のノルウェーの批評家には“ドビュッシーと同じくらい”急進的な音楽に聞こえたようです。フールムは“調性という考え方を完全に捨てた”などと書かれたらしいので、ほんとうに今は昔の思いがします。

 このアルバムでピアノを弾いているのは、オイヴィン・オーセ Øyvind Aase (b.1959) です。ヴァイオリンとピアノのための作品のディスクでバラット=ドゥーエと共演したほか、オーセには“子供のための北欧ピアノ作品集”(thema TH195-2) というディスクがあります。このディスクで演奏されていた曲集《おとぎの国》作品16 も新録音による演奏が収められています。《魅惑の庭で》《王女は黄金のリンゴと遊ぶ》《3匹のトロル》《雪やこんこん》《小鬼のパーティ》《北極光の娘たち》。オーセらしい、愛情にみちたピアノ演奏が作品の魅力を最大に引き出しています。

 前回につづきジャケットにはフールムの絵が使われています。今回は「卓の上の白い花瓶に生けた3本のハイビスカス」です。この絵が醸し出す雰囲気は、どこかでドビュッシーの東洋への憧れとつながっていそうです。全体の流れの関係から割愛された残りのピアノ曲は、声楽曲のアルバムに収録される予定です。この thema のコレクションがどこまで発展していくのか。フールムが残した作品の数は多くはありません。なんとか全作品を聴けるところまで進められることが期待されます。


thema TH201-2 2CD's アルフ・フールム (1882-1972) ピアノ作品集
 ピアノのための《印象 (Impressions)》 作品4 (1911)
  ノートルダム (Notre-Dame) 泉 (La Fontaine) 歌 (Chanson)
 3つのピアノの小品 (Tre Klaerstykker) 作品1 (1905) − ロマンス (Romance)
 水彩画 (Akvareller) 作品5 (1911)
  睡蓮 (Vandliljen) 小品 (Miniature) 水彩画 (Akvarel)  
 パステル画 (Pasteller) 作品10
  古い修道院の庭から (Fra en gammel klosterhave) 詩 (Poem) ある伝説 (En Saga)
  メムノンの像のそばで迎える朝 (Morgen ved Memnonstøtten)
 ピアノのために (For Piano) 作品3
 おとぎの国 (Eventyrland) 作品16
  魔法にかかった庭で (I den forheksede have)
  王女さまが金のリンゴと遊んでいる (Prinsessen leker med gulleplene) 3人のトロル (De tre troll)
  雪やこんこん (Det sner og det sner) 小鬼の宴 (Tusselag) 北極光の娘たち (Nordlysdøtrene)
 ピアノのための北欧組曲 (Norrøn Suite for piano) 作品18
  (民俗詩「シェルスティと山の王」による7つの小品
  (Syv korte stykker over teksten Kjersti og Bergjekongen》)
 ピアノのために (For Piano) 作品7 − ばらと蝶々 (Rose og Sommerfugl) シルエット (Silhouet)
 2つのピアノの小品 (To klaverstykker) 《ロココ (Roccoco)
  ガヴォット (Gavotte) リゴドン (Rigaudon)
 ピアノのための詩 (Poemer for piano) 《ゴシック絵画 (Gotiske Billeder)》作品17
  聖ヨハネ修道院の修道士の合唱 (Munkekor i Jonskolsteret) 聖トマスの鐘 (St. Thomas Klokker)
  ガーゴイル (Gargoyle) ばらの絵のステンドグラスの淡い光 (Dunklet lys gjennom rosevindu)
  夕べの空に映える天空の光彩 (Luftlet ornamentik mot aftenhimmel) 神秘 (Mysterium)
  オイヴィン・オーセ (ピアノ)

参考ディスク

thema TH199-2 アルフ・フールム (1882-1972) ヴァイオリンとピアノのための作品 (全曲)
 ヴァイオリンソナタ第1番 ニ短調 作品2 (1910)
 ヴァイオリンとピアノのための《異国情緒の組曲 (Eksotisk suite)》 作品9 (1915)
 ヴァイオリンソナタ第2番 イ短調 作品8 (1915)
  ステファン・バラット=ドゥーエ (ヴァイオリン)
  オイヴィン・オーセ (ピアノ)

Simax PSC3110  アルフ・フールム (1882-1972)
 弦楽四重奏曲 イ短調 作品6
  ヴェルターヴォ弦楽四重奏団
 交響詩《ベンディクとオーロリリヤ (Bendik og Aarolilja)》作品20 交響曲 ニ短調 (1927)
  スタヴァンゲル交響楽団 アレクサンドル・ドミトリーエフ (指揮)

 

トマス・イェンセン、スカンディナヴィアのクラシックス

 カール・ニルセンは、第2番以降の交響曲の初演を指揮していながら、録音をまったく残していないと言われます。自身の演奏だけでなく、存命中に作品が録音されなかったのは、ラジオ放送や蓄音機から聞こえてくる音楽を “生きた音楽” とニルセンが考えなかったことに理由があるようです。そのためカール・ニルセンの指揮した音楽がどんな響きをしたかということを知る手がかりは、同時代の指揮者たちの録音だけです。ラウニ・グレンダール Launy Grøndahl やエーリク・トゥクセン Erik Tuxen などの録音が貴重だといわれるのはそのためです。

 トマス・イェンセン Thomas Jensen (1898-1963) も、そのひとりに数えられる、当時のデンマークを代表する指揮者でした。交響曲は全作品を − 第2番は2種 (Danacord DACOCD365/67, Dutton Lab. CDCLP4001) − 録音で残しています。新たに Danacord からリリースされた “スカンディナヴィア古典作品録音集”(DACOCD523/24) には、OdeonHMVTonoSP原盤から復刻された、1937年から1949年にかけての録音が収められています。ニルセンとイェンセンの両方を知る音楽家たちが “驚くほど似ている” とコメントしたこと、そしてニルセンの娘ふたりが “イェンセンだけが” ニルセン自身が指揮する音楽に匹敵したと言ったことが、ブックレットの解説で紹介されています。それだけに、この2枚組のアルバムでは、まずニルセン作品の演奏に興味があります。

 《弦楽のための小組曲》は1941年の1月と2月に録音され、ニルセンの管弦楽作品としては初めての録音だとされています。イェンセンの演奏は、名演奏として名高いユハ・カンガスとオストロボスニア室内管弦楽団の録音とくらべても、ずっとシリアスな音楽になっています。解説のアーネ・ヘルマンは “何か楽しいことが待ち受けている音楽の前奏曲” ではないと言っています。否定的な意味で言っているのでないことは、もちろんです。なんといっても素晴らしいのが第2曲の《間奏曲》です。ニルセンのフュンでの子供時代の思い出をたどって作曲されました。すべてが紗のヴェールの向こう側のできごとのような、懐かしさを覚える軽やかな四分の三拍子のリズム。素朴な微笑みを浮かべながら踊りを眺めているニルセンの姿が想像されるような演奏です。終曲も含め、この曲がここまでシリアスに響くことも多くはないと思います。1941年という “戦時” だからなのか、それともニルセンの本来の意図に忠実に演奏した結果なのか、それは何とも言えません。でも、この演奏を聴くと、イェンセンが決して過小評価されるべき指揮者でないことは確かです。

 素晴らしいということでは、序曲《ヘリオス (Helios)》も同様です。テーマとなったギリシャ神話の要素が、力強く表現され、全体にどっしりとした落ち着きと威厳が感じられます。解説によれば、この曲の復刻にあたり、技術的な改善も施されたということです。“暗闇にかすかな一条の日の光が射す” 冒頭と幕切れの最弱音の音楽は、SP盤の場合、特有のサーフェスノイズに消されがちです。そのため、スタジオ収録の際には相対的に強めの音で録音されました。そのままCD化すると、ダイナミックレンジの点で不自然になるので、レベルの調整が行われ、結果として、当然あるべきプロポーションが再現されています。

 イェンセンは、《フィンランディア》をどう指揮するかをシベリウス自身から習ったと伝えられます。1924年ストックホルムで交響曲第7番を初演したシベリウスは、同じ年の秋にコペンハーゲンにやってきます。第7番と第1番の交響曲、それに《フィンランディア》と《悲しいワルツ》の組み合わせで、当初1回のはずが、つごう6回のコンサートになってしまったということです。その際オーケストラの一員としてチェロを弾いていたのが、若いイェンセンです。イェンセンの《フィンランディア》で特徴的なのは “抑圧されたフィンランド” の部分です。威嚇するような、息苦しい音楽。シベリウス自身から学んだということ、そして録音の行われたのが1942年、ナチスドイツがデンマークに侵攻していた時代だということが、この演奏を指揮したイェンセンの気持に去来したとしても不思議なことではないように思います。

 ブックレットに興味深いことが書かれています。1957年から1963年の間、デンマーク放送の管弦楽団の首席指揮者をつとめたイェンセンには、シベリウスの交響曲全曲の録音があるとか。放送局に保管されている録音を聴く機会のあったアーネ・ヘルマンによると、ロベルト・カヤヌスの第3番と第5番とともに“まさしく本物”だということです。極めて状態のいいモノラル録音で、CD化されて当然の価値がありながら、著作権の関係で実現できないといいますから、何としても残念です。

 その他、ゲーゼの《オシアンの余韻》の詩情豊かな演奏。内省的な演奏によるスヴェンセンのロマンス。イェンセンは、とんでもないユーモアのセンスの持ち主だったと言われます。その一端がうかがえる、ホフディングの交響的幻想曲《まったくほんとう!》など。ここには間違いなくひとつの時代と、それを伝える音楽家の姿がうかがえます。原盤の状態によると思われる若干の音程のゆれがあることを除けば、イェンセンの音楽を知るにはまず問題のない音質で復刻されています。

Danacord DACOCD523/524 2CD's Thomas Jensen conducts Scandinavian Classics
JPE・ハートマン (1805-1900)
 神々の勝利の行進 (Gudernes Triumfmarch)
  コペンハーゲン・フィルハーモニック トマス・イェンセン (指揮)
  [録音 1942年夏] [Odeon DXX8001]
ニルス・W・ゲーゼ (1817-1890)
 演奏会序曲《オシアンの余韻 (Efterklang af Ossian)》 作品1
  コペンハーゲン・フィルハーモニック トマス・イェンセン (指揮)
  [録音 1942年夏] [Odeon DXX8000-8001]
ヨハン・スヴェンセン (1840-1911)
 ロマンス (Romance) ト長調 作品26 (ヴァイオリンと管弦楽のための)
  カーロ・アナセン (ヴァイオリン) コペンハーゲン・フィルハーモニック トマス・イェンセン (指揮)
  [録音 1939831日] [HMV DB5232]
フィニ・ヘンリケス (1867-1940)
 劇付随音楽《鍛冶屋のヴェロン (Vølund Smed)》 − 前奏曲 (Forspil) (1899)
  ティボリ・コンサートホール管弦楽団 トマス・イェンセン (指揮)
  [録音 194897日] [Tono X25120]
PE・ランゲ=ミュラー (1850-1926)
 劇付随音楽《ルネッサンス (Renæ
sance)》 − 前奏曲 1901)
  ティボリ・コンサートホール管弦楽団 トマス・イェンセン (指揮)
  [録音 194297-8日] [Tono X25008]
カール・ニルセン (1865-1931)
 小組曲 (Lille suite) FS6 (作品1)
  王立管弦楽団 トマス・イェンセン (指揮) [録音 1941131日、222日] [HMV DB5256-7]
 序曲《ヘリオス (Helios)FS32 (作品17)
  王立管弦楽団 トマス・イェンセン (指揮) [録音 1942年夏] [Odeon D6436-7]
 劇付随音楽《母 (Moderen)FS94 (作品41)− 行進曲 (March)
  王立管弦楽団 トマス・イェンセン (指揮) [録音 1942年夏] [Odeon D6437]
 オペラ《サウルとダヴィデ (Saul og David)FS25 − 第2幕前奏曲
  ティボリ・コンサートホール管弦楽団 トマス・イェンセン (指揮)
  [録音 194272日] [Tono X25002]
ジャン・シベリウス (1865-1957)
 音詩《フィンランディア (Finlandia)》 作品26
  ティボリ・コンサートホール管弦楽団 トマス・イェンセン (指揮)
  [録音 194272日] [Tono X25003]
 悲しいワルツ (Valse triste) 作品44-1
  ティボリ・コンサートホール管弦楽団 トマス・イェンセン (指揮)
  [録音 1947623日] [Tono X25109]

 抒情的ワルツ (Valse lyrique) 作品96a
  ティボリ・コンサートホール管弦楽団 トマス・イェンセン (指揮)
  [録音 194794日] [Tono X25109]
フィン・ヘフディング (1899-1997)
 交響的幻想曲《まったくほんとう! (Det er ganske vist!)(1944)
  ティボリ・コンサートホール管弦楽団 トマス・イェンセン (指揮)
  [録音 1947623] [Tono X25090]
スヴェン・エーリク・タープ (1908-1994) 小組曲《モザイク (Mosaik)(1940)
  ティボリ・コンサートホール管弦楽団 トマス・イェンセン (指揮)
  [録音 194297日、9] [Tono X25010]
クヌーズオーエ・リスエア (1897-1974)
 弦楽のための小序曲 (1934)
  デンマーク国立放送管弦楽団 トマス・イェンセン (指揮)
  [録音 1949127日−28日] [Tono X25146]
 トランペット小協奏曲 (1933)
  ジョージ・エクスデイル (トランペット) デンマーク国立放送管弦楽団 トマス・イェンセン (指揮)
  [録音 1949127日−28日] [Tono X25145-6]
 バレエ《郵便馬車の12(Tolv med Posten)(1942)
  − 1(Januar) 5(Maj) 8(August) 10(Oktober)
  デンマーク国立放送管弦楽団 トマス・イェンセン (指揮)
  [録音 1945124日−25日] [Tono X25040]
 《愚者の楽園 (Slaraffenland)》組曲 (1936)
  コペンハーゲン・フィルハーモニック トマス・イェンセン (指揮) [録音 193798日] [HMV Z250-51]
 デンマークの2つの乞食学生の歌 (To danske peblingeviser) (1937)
 …の場合 (I anledning af -) (1934)
  コペンハーゲン・フィルハーモニック トマス・イェンセン (指揮) [録音 193877日] [HMV X6151]

 

Alba のトゥビン交響曲シリーズ

 アルヴォ・ヴォルメルとエストニア国立交響楽団によるエドゥアルド・トゥビン Eduard Tubin (1905-1982) の交響曲全曲録音シリーズの第1作が好評です − 第2番《伝説的》と第5番 (Alba ABCD141)。ネーメ・ヤルヴィの BIS のシリーズも共感にあふれた素晴らしい演奏を聴かせてくれますが、テクスチュアの明快なヴォルメルの演奏からは、別種の新鮮な魅力が感じられます。エストニアのオーケストラの演奏も際立っていて、音色の美しさと重量感が素晴らしいというのが、もっぱらの評判です。

 次回作は第3番 (1940-42) と第6番 (1954) のカップリングです。すでに録音も終わり、ブックレットの作成にとりかかったところだということですので、しばらくすれば番号やリリース時期も明らかにされることと思います。

 

“追憶”− エルグが歌う歌曲集

 かれこれ20年ほど前、“クラシカル・バーブラ” というチャーミングなアルバムがリリースされました。もちろんLP時代のことです。アメリカを代表するポピュラー・ヴォーカリストのひとり、バーブラ・ストライサンドが “クラシカルの” 歌曲を歌うという、きわめてユニークな作品でした。けっして思いつきだけで作られたアルバムではなく、シューマンらのリートをずっと愛唱してきたことを、彼女自身、テレビ番組の中で語っていました。オーケストラの楽器をテーマにした、この特別番組で、彼女はシューベルトの《水の上にて歌える》をハープシコード伴奏で歌ってみせてもくれました。この軽やかに、楽しげにうたわれるシューベルトがとても素晴らしくて、それが、この企画に結びついたのではないかと思っています。バーブラ独特の声で歌われたシューマンやフォーレらの歌曲は、ポップ・ヴォーカルとクラシカル音楽の両方のファンから愛されました。このLPはベストセラーになり、バーブラの代表的アルバムの一枚としてCD化もされています。

 その後、オペラ歌手あたりがポップスを歌ったアルバムはたくさん作られはしても、バーブラのようにポップスの分野の歌手がクラシカル歌曲に挑戦して (?) 成功したという話はちょっと記憶にありません。そんなところへ、ノルウェーのレーベル Simax から、バーブラのアルバムに負けないくらい素敵なディスクがリリースされました。

 こんどは、なんとロック歌手による録音です。エルグ Elg という名前で、10年は勇に超えるキャリアをもつ、いわばベテランのシンガーだということです。名前に聞き覚えがあるだけでなく、個性的な歌から存在感のあるアーティストだということは容易に想像がつきます。「表現の強烈さ、そして歌の内容を聴き手に伝え、感情移入することにかけてエルグに匹敵するシンガーがいないことは、これまでの公演で明らかだ。すくなくとも彼を超える歌手がいないことは間違いない」。ブックレットでは、ここまで言っています。声はかなりハスキー、むしろダミ声の一歩手前と言ったほうがいいかもしれません。ちょっとブルース・スプリングスティーンやクリス・クリストファースンあたりの声を思わせます。クセの強い声ということは確かです。でも、クセが強いと言っても、カントリー歌手のウィリー・ネルスンのような粘っこさがないので、全体の印象は意外にサッパリしています。

 エルグが取りあげた曲は、バーブラ以上にバラエティに富んでいます。ノルウェーのゲイル・トヴェイト Geir Tveitt の《ハルダンゲルの100の民謡》の《名誉もち歓迎す (Vél komne med æra)》に始まり、パーセルの《ディドとアイネイアス》の“ディドの別れ”に終わる。有名なものから地味なものまで15の歌曲が並んでいます。アルバン・ベルクの《ナイチンゲール (Die Nachtigall)》まで歌っていますから、これは相当に凝った選曲です。それだけ自分の歌に相当の自信があるのだと思います。リヒァルト・シュトラウスの《献身 (Zueignung)》が聞こえてきた時には、嬉しくなりました。実際、48分あまりの時間、エルグと共演者たちの作り上げる音楽からは、気持ちをなごませるようなものを感じました。声も歌い方も個性的ですが、何もかもが自然です。バーブラのように“うまい!”という方に気が向きがちな歌でないことが原因かもしれません。トヴェイト、フォーレの《五月 (Mai)》、シューベルトの2曲は、英語の訳詞で歌われています。少しも違和感を感じなくてすむのは、彼の歌も含めた自然な音楽のせいだと思います。

 このアルバムを企画したのは、ピアノの伴奏をするグレーテ・ヘレ・ラスムセン Grete Helle Rasmussen です。オスロ大学で音楽学の学士号を取得し、数々の録音で有名なイェンス・ハーラル・ブラトリにもついて学んでいます。オーケストラや室内アンサンブルとの共演といった活動をするとともに、ノルウェー国立音楽院やバラット・ドゥーエ音楽学校の教師でもあります。エルグのヴォーカルとラスムセンのピアノ、そして5曲につきあうスウェーデン室内管弦楽団の音はすべてアクースティックで、音響上の加工はまったく行われていません(録音についていえば、バーブラの CBS Columbia の人工的な音よりも、はるかに自然です)。そのアクースティックな音に彩りをつけるのは、ヘルゲ・ハフスゴール・スンデ Helge Havsgård Sunde による編曲と彼のサウンドデザインにより別のスタジオで録音されたシンセサイザーの音楽です。エルグのヴォーカルやラスムセンのピアノに新たな次元の広がりを与えているように感じられます。

 嬉しいゲストプレーヤーがいます。ウィリアム・ロイの《この小さなばら (This Little Rose)》でコルネットを吹いているのは、オーレ・エドヴァルド・アントンセン Ole Edvard Antonsen。リレハンメル・オリンピックの開会式でトランペットを吹いて一躍有名になった名手です。1曲だけというのが残念なくらい、魅力的な演奏を聴かせてくれます。このアルバム、じっくりとエルグたちの世界を楽しむだけでなく、BGM としても使えそうです。酒がたしなめれば、部屋の照明を落として“グラス片手に”といけるところでしょう。

 アルバムタイトルは、中で歌われるチャールズ・アイヴズの作品にちなんで “追憶 (Remembrance)” となっています。それ以上の意味があるかどうかは不明です。ただ、“思い出をたどるように、ふと聴きたくなる” アルバムだということだけは間違いなさそうです。バーブラといいエルグといい、どうして彼らはこんなに素敵な歌を歌えるのでしょうか。美声を張り上げてポップスを歌うテノール歌手たちにも見習ってほしい、と言ったらファンには叱られるでしょうね、きっと。


Simax PSC1202 Remembrance (追憶) − エルグ、歌曲を歌う
ゲイル・トヴェイト (1908-1981) 名誉もち歓迎す (Vél komne med æra) 作品150-1
ガブリエル・フォーレ (1845-1924) 五月 (Mai) 作品1-2
ウ ィリアム・ロイ この小さなバラ (This Little Rose)
ロジャー・クウィルター (1877-1953)
 真紅の花びらがまどろめば (Now Sleeps the Crimson Petal) 作品3-2
 愛の哲学 (Love's Philosophy) 作品3-1
フランツ・シューベルト (1797-1828) 君こそわが憩い D776 万霊節の日のための連祷 D343
チャールズ・アイヴズ (1874-1954) 追憶 (Remembrance) (1921) 
アルバン・ベルク (1885-1935) ナイチンゲール (Die Nachtigall) (「7つの初期の歌曲」から)
サミュエル・バーバー (1910-1981) この輝く夜に、きっと (Sure on This Shining Night)
ベンジャミン・ブリテン (1913-1976) サリーの園 (The Salley Gardens)
リヒァルト・シュトラウス (1864-1949) 献身 作品10-1
グスターヴ・ホルスト (1874-1934) ウシャス (Ushas) (夜明け) (「リグ・ヴェーダの讃歌 作品24」から)
GF・ヘンデル (1685-1759) シャコンヌ ト長調 HWV435 (第9-第16変奏)
ヘンリー・パーセル (c.1659-1695) ディドの別れ (「ディドとアイネイアス」から)
  エルグ (ヴォーカル) グレーテ・ヘレ・ラスムセン (ピアノ)
  ヘルゲ・ハフスゴール・スンデ (サウンドデザイン)

 

ヤーコとペッカがジャズを弾く − “スウィングする”シベリウス

 ヤーコとペッカの “クーシスト・ブラザーズ” Jaakko Kuusisto & Pekka Kuusisto が、愉快なアルバムの録音に参加しています。フィンランドの若手ジャズトリオ、トリオ・トイケアット Trio Töykeät − “不作法な”トリオ − の“シス (Sisu)”というCDです。フィンランドでのリリースが1997年ですから、こっそりとこんなお遊びをやっていたんですね。全12のトラックのうち5つのトラックで、ひとりあるいはデュオとして兄弟の演奏を聴くことができます。特に興味深いのが、ペッカがソロを担当する《栄誉はいらない (En esti valtaa, loistoa/Giv mig ej glans, ej guld, ej prakt)》。そう、あのシベリウスの5つのクリスマスの歌(作品1)の中でもっともポピュラーな曲です。トリオ・トイケアットのピアニスト、イーロ・ランタラの編曲が素晴らしく、始まって早々、低音域の旋律を弾くペッカの素敵なヴァイオリンが楽しめます。近接気味の録音ということもあってヴァイオリンの音がいつもと少し違って聞こえますが、メロディの歌わせ方は間違いなくペッカ・クーシストです。ジャズアルバムなので、ただひたすらメロディを歌わせるだけでなく、もちろん“スウィング”しています。これにはまいってしまいました。

 そうなるとヤーコも負けてはいません。ユハ・ヴァイニオの歌《くちひげの老人 (Vanhojapoikia viiksekkäitä)》、この歌は、サイマー湖に住むオスのワモンアザラシと湖畔のひとりものの男のお話なんだそうです。ふたりともいくら努力しても相手をみつけることができなくて、寂しい湖の生活を送らなきゃならない。アレンジしたイーロ・ランタラの子供のころからのお気に入りの歌らしく、そんな哀愁の物語の旋律をヤーコ・クーシストが切なくなるような歌い方で弾いてくれます。でもアドリブの部分に入ると、うってかわってスウィング感いっぱいのヴァイオリンに変わり、弾くことが楽しくてしかたないというような音楽が聴けます。

 ヤーコとペッカは3つの曲で共演しています。その1曲《ボクらは一緒にストロガノフ (Together we are Stroganoff)》は、ミレイユ・マチューとボビー・“ダラス”・ユーイングが歌った "Together we are strong" にヒントを得たということです。そして、ヤーコがミレイユの、ペッカがボビーの役をヴァイオリンでこなします。ほんとにセンスのいい兄弟です。

 《もうひとつのラグタイム》のホンキートンク風のピアノをはじめとして、このトリオのスウィング感には心を躍らせるところがあります。そして、静かな音楽から感じられるのは、いかにも北欧のミュージシャンらしい抒情味です。ブックレットでは、湖などフィンランドの自然や民謡も彼らのインスピレーションのもとになっていると記しています。クーシスト・ブラザースを目当てに聴きはじめながら、いつの間にか彼らのファンになってしまいました。アルバムタイトルの "sisu" というフィンランド語は “断固としてガンバル” という意味だそうです。ヤーコもペッカもしっかりと頑張っています。


Emarcy 536580-2 Sisu (シス)
 カラテ (Karate) もうひとつのラグタイム (Another ragtime)
 栄誉はいらない (En etsi valtaa, loitoa)(シベリウス) フィンランド風でないタンゴ (Unfinnish tango)
 ピッツィタクシー (Pizzitaxi) ホンッパ=フンッパ (Hömppä-humppa)
 くちひげの老人 (Valhojapoikia viiksekkäitä) 欲望と破滅 (The lust and the doom)
 ボクらは一緒にストロガノフ (Together we are Stroganoff) ウェディングワルツ (The wedding waltz)
 ホーム・エリ・コトナ (Home Eli Kotona) おおかみ (Susi)
  トリオ・トイケアット
   イーロ・ランタラ (ピアノ) ラミ・エスケリネン (ドラムズ) エーリク・シーカサーリ (ベース)
  ヤーコ・クーシスト (ヴァイオリン) ペッカ・クーシスト (ヴァイオリン)

 

新譜情報

BIS CD1023 ジャン・シベリウス (1865-1957) ヴァイオリンとピアノのための初期作品集 第2集
 組曲 ホ長調 JS88 (1888) レント 変ホ短調 JS76 (1887-88)
 アレグレット 変ホ長調 JS22 (1887-88)
 モデラートとマエストーゾ 変ホ長調 JS132 (1887-88)
 ピアノのための間奏曲 ハ短調 (1887-88) マエストーゾ ハ短調 (1887-88)
 アレグレット ハ長調 JS19 (1888) テンポ・ディ・ヴァルス イ長調 (1888)
 ソナタのアレグロ楽章 イ短調 JS26 (1888-89)
 ヴァイオリンソナタ ヘ長調 JS178 (1889)
 ラルガメンテ (断片) ホ短調 (1889-91) アダージョ ニ短調 (1890-92)
 ラルゲット (断片) ニ短調 (1890-92) グラーヴェ ニ短調 (断片) (1891-94)
 エチュード ニ長調 JS55 (1886) (無伴奏ヴァイオリンのための)
 アレグレット イ長調 (1891-94) (無伴奏ヴァイオリンのための)
 ロマンス ト長調 (1915) (無伴奏ヴァイオリンのための)
 楽しき楽士 (En glad musikant) JS70 (1924-26) (無伴奏ヴァイオリンのための)
  ヤーコ・クーシスト (ヴァイオリン) フォルケ・グレースベク (ピアノ)

Euridice EUCD012 Arctic contrasts (北極のコントラスト) − ミン=アンサンブルのための作品集
C・マシュー・バートナー(アメリカ) Sikuigvik (氷解けの時)
マグナル・オーム (1952-) あなたの胸の中の光 (lyset i bringa di) (1994)
ビョルン・アンドル・ドラーゲ (1959-) A jôbor (1998)
テリエ・ビョルクルン (1945-) 眠れる女王 (1998)
  トゥールライフ・ユリウス・トルゲシェン (ピアノ) ミン=アンサンブル (MiN-ensemble)
  ビョルン・アンドル・ドラーゲ (指揮)
                     
Finlandia 3984-29718-2 灯台 − 弦楽オーケストラのためのバルト三国の音楽
レポ・スメラ (b.1950) 弦楽と打楽器のための交響曲 (1998)
ペーテリス・ヴァスクス (b.1946) ムジカ・アドヴェントゥス (1996)
オヌテ・ナルブタイテ (b.1956) シンフォニア・コル・トリアンゴロ (1996)
エルッキ=スヴェン・トゥール (b.1959) 灯台 (1997)
  オストロボスニア室内管弦楽団 ユハ・カンガス(指揮)

Fylkingen FYCD1017 2CD's Nature is Perverse
 Nature is Perverse festival (27-29l.11.1998 The Modern Museum, Stockholm) のドキュメンタリー
  ライヴ・エレクトロニクス
 
Pro Musica PPC9038 J・S・バッハ (1685-1750) オルガン作品集
 前奏曲とフーガ ハ短調 BWV546 コラール変奏曲「喜び迎えん、慈しみ深きイエスよ」 BWV768
 ソナタ第4番 ホ短調 BWV528 コラール「おお、けがれなき神の子羊」 BWV656
 パッサカリア ハ短調 BWV582
  コルバイン・ハーガ (オルガン)
  [録音 ペトリ教会の1735年ジルバーマンオルガン (フライブルク、ドイツ)]

Quattro QCD9408 十字架 (Crux) − グレクス・ヴォーカリス、ノルウェー合唱作品集
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) 4つの詩編 作品74
クヌート・ニューステット (1915-) O Crux (おお十字架よ) 作品79
 Immortal Bach (不滅のバッハ) (1987)
アルネ・ヌールハイム (1931-) Tres Lamentationes (3つの哀歌) (1985)
トロン・HF・クヴェルノ (1945-) Corpus Christi Carol (聖体拝領のキャロル) (1982)
 Ave Maris Stella (めでたし海の星) (1976) Missa in sono Tubae
 Stabat Mater Dolorosa (悲しみの聖母)
  ニョル・スパルボ (バリトン) グレクス・ヴォーカリス カール・ホグセット (指揮)


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