Newsletter No.54   15 April 2003

 

アルフ・フールム歌曲集

 ノルウェーの作曲家アルフ・フールム Alf Hurum (1882-1972) はオスロに生まれ、ホノルル (ハワイ) で生涯をとじた。ピアニスト、マッティン・クヌーツェン Martin Knutzen と作曲家イーヴェル・ホルテル Iver Holter (1850-1941) に教わった後、ベルリン王立音楽大学でロベルト・カーン Robert Kahn (1865-1951) とブルッフ Max Bruch (1838-1920) に学ぶ。そしてパリ滞在中の1911年、フールムはドビュッシーの音楽と出会い、以後の彼の作品には印象主義の影響が色濃い (その最初の作品は、1911年のピアノのための《印象 (Impressions)》 作品4)。1916年から1917年の冬にはサンクトペテルブルクに留学し、リムスキー=コルサコフの義理の息子、マクシミリアン・シテインベルク Maximillian Stenberg (1883-1946) に管弦楽法を学んだ。

 作曲家として活動した1930年までに、フールムは18曲の歌曲を書き、うち16曲が出版された。作品11から作品14と、手稿譜のみの2曲 (《白樺》と《九月》) は1917年から1918年の作曲。作品19の第1曲、インドの詩人タゴール Rabindranath Tagore (1861-1941) の詩による《夕べ (Aften)》は1921年に書かれたが、詩篇121番をテクストとする第2曲は1950年代になって作曲された (ヒシュテン・フラグスター (キルステン・フラグスタート) Kirsten Flagstad (1895-1962) に献呈)。

 フールムがテクストに選んだ詩にはさまざまなスタイルがある。ヴィルヘルム・クラーグ Vilhelm Krag (1871-1933) (作品12、作品13、作品14-1) (8曲) とシーグビョルン・オブストフェルデル Sigbjørn Obstfelder (1866-1900) (作品14 第3曲、第4曲) はネオロマンティシズムの詩人。1870年代から1880年代のリアリストたちが客観世界を描いたのと対照的に、彼らは人の心理と内面を見つめる詩を書いた。ヘンリク・ヴェルゲラン Henrik Wergeland (1808-1845) が死の床で書いたロマンティックな《わたしのニオイアラセイトウに (Til min Gyldenlak)》には宗教が影を落とし、《白樺 (Bjerken)》のテオドル・カスパリ Theodor Caspari (1853-1948) は、山のイメージを浮き彫りにした抒情的な作風で知られる。スウェーデンのヴィクトル・リュードベリ Viktor Rydberg (1828-1895) (《ふたたび会う日を (Vi ses igen)》と《一輪の花 (En blomma)》) の詩はリベラルな社会思想、宗教的神秘主義、ロマンティシズム、デンマークのハンス・ヴィルヘルム・コーロン Hans Vilhelm Kaalund (1818-1885) の《九月 (September)》はロマンティシズムの香りもあるリアリズムが特徴。

 テクストとなった詩の多様なスタイルは、そのままフールムの歌曲にも反映する。若い娘の墓に咲く《一輪の花 (En blomma)》や、恋人を想いながら白夜をさすらう《明るい夜 (Blonde nætter)》の北欧情緒。人の命に限りがあると知らされたペルシャの王が、その考えを払うため楽士たちに派手な音楽を演奏をさせる、《ファンダンゴ (Fandango)》の異国情緒。フランス印象主義の色彩をもっとも感じさせる、オストフェルデルの詩による2曲 (《夜想曲 (Nocturne)》、《雨 (Regn)》)。一曲一曲に深い魅力のある歌曲たち。ピアノの伴奏も多くを語るが、フールムは、4曲については、テクストの内容がより多くの色彩を求めていると考え、管弦楽伴奏による版も書いた −− 《黒犬はなぜ吠えているのか (Hvorfor hyler de sorte hunde)》、《明るい夜》、《ファンダンゴ》、《夜想曲》。

 マリアンネ・ベアーテ・シェラン Marianne Beate Kielland (b.1975) はノルウェー国立音楽アカデミーでイングリー・ビョーネル (イングリッド・ビョーナー) Ingrid Bjöner (1918-2006) とスヴェイン・ビョルコイ Svein Bjørkøy に師事。ホーカン・ハーゲゴード Håkan Hagegård (1945-) のマスタークラスにも参加した。ノルウェー・バロック室内管弦楽団、ノルウェー室内管弦楽団、オスロ・フィルハーモニックと共演。バロックから現代までのレパートリーをこなし、国外の舞台にも立つ。オイヴィン・オーセ Øyvind Aase (1959-) は、シューベルト、ドビュッシー、シューマンのプログラムで、1979年にオスロでデビュー。1981年、ベルゲン・フィルハーモニックとのショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番で管弦楽団と初共演した。

 ノルウェー語と英語による解説、スウェーデン語とノルウェー語とデンマーク語の原詩、そして、英語による短い要旨をブックレットに掲載。オーセのピアノを中心とする、thema の “フールム・コレクション” はこれで完結。今回も、画家でもあったフールムの絵がブックレットの表紙を飾る (「ランとアヤメのある静かな生活 (Still Life with Orchids Irises)」)。

thema TH202-2 フールム・コレクション 第3集 − アルフ・フールム (1882-1972)
 ピアノをともなう歌曲集 (全曲)
 3つの歌曲 作品11
  ふたたび会う日を (Vi ses igen) 一輪の花 (En blomma)
  いと高きところに栄光あれ (Gloria in Excelsis)
 ヴィルヘルム・クラーグの詩による3つの歌曲 作品12
  小さなヒシュテン (Liden Kirsten) 黒犬はなぜ吠えているのか (Hvorfor hyler de sorte hunde)
  お泣き、青ざめた子よ (Græd kun, du blege)
 ヴィルヘルム・クラーグの詩による4つの歌曲 作品13
  明るい夜 (Blonde nætter) 逢い引き (Stævnemøde) 風俗画 (Genrebillede)
  美しい雄鶏 (Det var en deilig hane)
 4つの歌曲 作品14
  ファンダンゴ (Fandango) わたしのニオイアラセイトウに (Til min Gyldenlak)
  夜想曲 (Nocturne) 雨 (Regn)
 白樺 (Bjerken) 九月 (September)
 2つの歌曲 作品19
  夕べ (Aften) 目を上げて、わたしは山々を仰ぐ (Jeg løfter mit øie)
  マリアンネ・ベアーテ・シェラン (メッツォソプラノ) オイヴィン・オーセ (ピアノ)
  [録音 200166日−7日 ノルウェー放送第11スタジオ (オスロ)]
  [制作 グン・E・メルゴー・オーセ、マリ・ルンナン  録音 モッテン・ヘルマンセン]

 

オルフェイ・ドレンガルの “ダイアモンド”

 「1853年10月30日、古い大学の街、ウプサラの小さなレストランに、男声四重唱の歌を歌うために13人の学生のグループが集まった。この集いを楽しんだ彼らは再会を決め、それをきっかけにオルフェイ・ドレンガルが結成された。ふつう、イニシャルをとり OD と呼ばれるオルフェイ・ドレンガルの名は、彼らの集まりの最初にかならず歌う歌、スウェーデンを代表する音楽作家のひとり、カール・ミカエル・ベルマンの《聞け、オルフェウスのしもべよ (Hör I Orphei Drängar)》の第1節からとられた」(フランク・ヘードマン Frank HedmanSwedish Society Discofil SCD1009 ブックレット)

 スウェーデンを代表する男声合唱団のひとつ、オルフェイ・ドレンガル Orphei Drängar (オルフェウスのしもべたち) は、1863年の創立以来、一貫して、男声合唱による音楽表現を広げることを目標においた。1880年代にはすでに国外へのツアーを行うまでに成長。1910年に作曲家、ヒゥーゴ・アルヴェーン Hugo Alfvén (1872-1960) が指揮者に指名されてからは、彼の献身的な努力が実り、オルフェイ・ドレンガルは伝統的な男声合唱団の枠を越え、アルヴェーン自身が “ヴォーカルオーケストラ (vokalorkester)” と呼ぶほど、大きな表現力を備えたグループに育った。1947年に指揮者の地位を退くまで、アルヴェーンは、OD のために曲を書き、スウェーデン民謡の編曲を行った。それらの作品は、今では、OD だけでなく、スウェーデン、そして世界各国の男声合唱団のスタンダードレパートリー曲となっている。

 1951年からはエーリク・エーリクソン Eric Ericson (b.1918) が指揮者に就任。新しい曲を積極的にレパートリーに取り入れることで、OD の一層の成長に貢献した。1991年には、1986年からエーリクソンと共同で芸術監督と指揮者を務めていたロベルト・スンド Robert Sund (b.1942) が単独で指揮者を務めるようになった (1996年からフォルケ・アリーン Folke Alin (b.1960) が副指揮者)。スンドはエーリクソンの方針をそのまま受け継ぎ、彼が指揮して録音した、ヤン・サンドストレム Jan Sandström (b.1954) の《カオ・ヤイの歌う猿 (The Singing Apes of Khao Yai)》は、実験的な作品にもかかわらず世界的な評判をとった。

 創立150周年にあたる今年、オルフェイ・ドレンガルは1枚の記念アルバムをリリースする。OD の存在理由を誇示するように、彼らの伝統のレパートリーを避け、20世紀の作品を中心とするプログラムが組まれた。作曲者の国籍もさまざま −− プーランク、ミヨー、サン=サーンス (以上フランス)、トルミス (エストニア)、トイヴォ・クーラ (フィンランド)、リヒァルト・シュトラウス (ドイツ)、ランドル・トンプソン (アメリカ)、間宮芳生 (日本)、スホニュ (スロヴァキア)、クジチカ (チェコ)。スウェーデンからは、ダニエル・ベルツ Daniel Börtz (b.1943) の《夜明けの風 (Gryningsvind)》(OD の委嘱作) と、アンデシュ・ヒルボリ Anders Hillborg (b.1954) の《muo:aa:yiy::oum》(男声合唱版) が選ばれた。

 これらの曲を歌うには高い技術が要求される。ベルツの曲では、16声という密度の高い和声にもかかわらず高い透明度が求められ、クーラ Toivo Kuula の《夕べの雲 (Iltapilviä)》の最後、一日の終わりに “死” が重ね合わされるところでは、セカンドベースは、フィンランド人のバスを想定して書かれた、低い変ロ (B-flat) の音を歌わねばならない。最大の難曲はヒルボリの曲。音声学の記号を曲名とするこの作品では、声は楽器の役割を担わされ、テクスチュアの微細な変化、響きの固定、動的なリズムといった要素が絡み合う。それらが高い完成度で歌われたとき、聴き手は、この複雑な音楽が響かせようとする世界の美しさに気づかせられる (混声合唱が最初に作曲され、エーリクソンと OD の委嘱により男声合唱版が書かれた)。アルヴェーンの時代に OD のレパートリーとなった、クジチカの《明けの明星の歌 (Zornicka)》の1曲、恋する者の想いを託す、《明けの明星は空高く (Vysoko zornicka)》の柔らかい響き。ここに、技巧と感性の融合を見ることができる。

 150周年記念アルバムは “ダイアモンド (Diamonds)” と題された。このタイトルからは、選ばれた作品、そしてそれを歌う、オルフェウスのしもべたちが、ともに永遠に輝くという誇りが感じられる。つねに新しいことを求めるという、OD がもっとも大切に考えている伝統がつづく限り、彼らが歌う男声合唱のしなやかで、厚い響きの魅力が失せることはない。

[注 "Orphei Dr ngar" が英語で "The Sons of Orpheus" と呼ばれることについて OD のメンバーからコメントを受け取った。それによると、団名を正確に英訳することは何度か試みられたが、結論が出ず、現在は、翻訳するのをやめ、通常、英語のテクストでは "The Orphei Drängar Choir" とするとのこと。したがって、"The Sons of Orpheus" (オルフェウスの息子たち) は公式名称ではない。"dräng" ("drngar" は複数形) は今のスウェーデン語では "farmhand" (作男)。以前は意味が異なり、"servant" (しもべ) 程度。“オルフェイ・ドレンガル” とカナ表記し、意味を "The Servants of Orpheus" (オルフェウスのしもべたち) と考えるのがベスト?]

BIS CD1233 ダイアモンド − オルフェイ・ドレンガルの芸術
フランシス・プーランク (1899-1963) アッシジの聖フランチェスコの4つの小さな祈り (1948)
ダリユス・ミヨー (1892-1974) 詩篇121番「主の家に行こう」 (1921)
ダニエル・ベルツ (1943-) 夜明けの風 (Gryningsvind) (1976)
ヴェルヨ・トルミス (1930-) 古代の海の歌 (Muistse mere laulud) (1979)
トイヴォ・クーラ (1883-1918) 夕べの雲 (Iltapilviä) 作品27a-5 (1914)
カミーユ・サン=サーンス (1835-1921) サルタレッロ 作品74
リヒァルト・シュトラウス (1864-1949) 3つの男声合唱曲 AV123 − 夢の光
ランドル・トンプソン (1899-1984) タランテッラ (1937) (男声合唱とピアノのための)
間宮芳生 (1929-) コンポジション第6:2 (1968)
オイゲン・スホニュ (1908-1993) スロヴェニアの歌 (1973)
ヤロスラフ・クジチカ (1882-1969)
 明けの明星の歌 (Zornicka) 作品28 − 明けの明星は空高く (Vysoko zornicka)
  ブラティスラヴァの粗末な家 (Presporská kasárna) 黒い瞳の恋人のいる男は (Kdo má pocernú galánk)
アンデシュ・ヒルボリ (1954-) muo:aa:yiy::oum (1983/2000) (男声合唱のための)
  オルフェイ・ドレンガル (OD) ロベルト・スンド (指揮) フォルケ・アリーン (指揮、ピアノ)
  [録音 20023月、10月 スウェーデン放送第2スタジオ (ストックホルム)]
  [制作・録音 トゥーレ・ブリンクマン、イェンス・ブラウン]

(TT)

 

リリース情報

BIS CD1200 イングヴァル・リードホルム (1921-) 管弦楽作品集 (1958年−1963年)
 ムタンツァ (Mutanza) (1959 rev.1965)
 ノットゥルノ − カント (Notturno - Canto) (《吟遊詩人の夜 (Skaldens Natt)》 から) (1958 rev.2000) (ソプラノと管弦楽のための)
 モートゥス − コロレス (Motus - Colores) (1960) バレエ組曲《儀式 (Riter)(1959)
  レーナ・ヌーディン (ソプラノ) ノールショーピング交響楽団 リュー・チャー (指揮)

◇現代スウェーデンを代表する作曲家のひとり、リードホルム Ingvar Lidholm の管弦楽作品シリーズの新録音。1963年から1998年の曲による第1集より前の時代の作品が集められた。《ムタンツァ (Mutanza)》とともに、彼のこの時期の代表作とされる《儀式 (Riter)》は、詩人エーリク・リンデグレン Erik Lindegren、振付師ビルギット・オーケソン Birgit Åkesson らとの共同作業から生まれた。ストラヴィンスキーの《春の祭典》と同様、若い娘のいけにえの儀式を題材とするが、そのシャーマニスティックな儀式の進行を通じて、権力と犠牲の構図を浮き上がらせる。第二次世界大戦後の冷戦構造の時代を反映し、そのまま、2003年3月に始まった戦争につながる、今日的な意味をもつ。強烈で表現主義的な作品。

BIS CD1306 カイクシュルー・ソラブジ (1892-1988) ピアノ作品集
 ヴェネツィア散歩 (オッフェンバックの「ホフマンの舟歌」に基づく)
 第56変奏曲 (ピアノと管弦楽のための交響的変奏曲より) (ピアノ独奏版)
 ハバネラ風に 作品8 ショパンの「子犬のワルツ」によるきまぐれなパスティッチョ
 JS・バッハの「半音階的幻想曲」と別のフーガをハープシコード技巧の見地から
モーリス・ラヴェル (1875-1837) (ソラブジ 編曲) スペイン狂詩曲
  マイケル・ヘイバーマン (ピアノ)

BIS CD1309 セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) 交響曲第1番 ニ短調 作品13
 交響詩《ロスチスラフ王子》 (1891)
  ロイヤル・スコットランド国立管弦楽団 オーウェイン・アーウェル・ヒューズ (指揮)

BIS CD1311 JS・バッハ (1685-1750) カンターター全集 第21
 カンタータ第65番「彼らはみなシバより来たらん」 BWV65
 カンタータ第81番「イエス眠りたまえば、われ何に頼るべきや」 BWV81
 カンタータ第83番「新しき契約の喜びの時」 BWV83
 カンタータ第190番「主に向かって新しき歌をうたえ」 BWV190 (鈴木雅明 父子 復元版)
  ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) ジェイムズ・ジルクライスト (テノール) ペーター・コーイ (バス)
  バッハ・コレギウム・ジャパン 鈴木雅明 (指揮)

BIS CD1445 ジャン・シベリウス (1865-1957) 管弦楽作品集
 音詩《オーケアニス (大洋の女神) (Aallottaret)》 作品73 (最終稿)
 音詩《オーケアニス》 作品73 (イェール版)
 管弦楽のための組曲の断片 (1914) (《オーケアニス》の原曲?)
 カッサツィオーネ (Cassazione) 作品6 (1904年初稿)
 ある情景のための音楽 (Musik zu einer Szene) (1904)
  (舞踏間奏曲 (Tanssi-intermezzo)1番の初稿)
 戴冠式行進曲 (Kröningsmarsch) (1896)
 ジャコブ・ド・ジュランのモチーフによるロマンティックな小品
  (Morceau romantique sur un motif de M. Jacob de Julin) (1925)
 ビョーネボリの人々の行進曲 (ポリの人々の行進曲) (Porilaisten marssi) (1900) (編曲)
 行列 (1905) 春の歌 (Kevätlaulu/Vårsång) 作品16 (1895年稿)
  ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮)

◇作曲の経緯が謎につつまれた《オーケアニス》 のイェール版と、その原曲ではないかとされる《管弦楽のための組曲の断片》を含む興味あるディスク (最終稿は CD1225 に収録されたのと同じ音源)。《春の歌》は、1894年6月21日に《即興曲 (Improvisation)》として初演。その後改訂が行われ、1895年4月13日にあらためて初演された作品です。その際、《即興曲》から《春の歌》に曲名が変更されました。このディスクに収められたのは “1895年稿” による演奏。改訂稿は、「Sibelius - Lahti -Vänskä − シベリウス管弦楽作品集」(CD1125) に収録されています。

Caprice CAP21715 swïne live!
デイヴィッド・ラング (1957-) Short Fall (短い落下) (2000)
モッテン・ユーシェー (1969-) Tangram #1 (知恵の板 #1) (1996)
ペール・モッテンソン (1967-) カルテット (Quartet) (2000)
アンドレ・シーニ (1945-) シュルストレミング・ラップ (Surströmmingsrap(p)) (2000)
アニー・ゴスフィールド (1960-)
 クランクとサボテンの針 (Cranks and Cactus Needles) (2000)
アンデシュ・ヒルボリ (1954-) トリュフ讃歌 (Truffle Hymn) (2002)
トリスタン・ミュライユ (1947-) Feuilles à travers les cloches (葉の網状組織を通して見る鐘) (1999)
ミカエル・エードルンド (1950-) Cosi Ballano i Cinghiali (イノシシが踊るように) (2000)
S・パトリック・シンメルード (1963-) 豚から真珠 (Pärlor från svin) (1996)
ステーン・ハンソン (1936-) 間奏曲 (Interludium) I - VII (2002) (エレクトロアクースティック作品)
  ザ・パールズ・ビフォー・スワイン・エクスピリエンス (豚に真珠経験)
   サラ・ハンマルストレム (フルート) ジョージ・ケントロス (ヴァイオリン)
   マッツ・ウーロフソン (チェロ) モッテン・ランドストレム (ピアノ)

◇スウェーデンのカルテット、“パールズ・ビフォー・スワイン・エクスピリエンス (豚に真珠経験) (the peärls before swïne experience)”の第2作。フルート、ヴァイオリン、チェロ、ピアノというオーソドックスな楽器編成によりながら、音楽を伝統的な環境から解放し、強烈なインパクト体験を与えることをめざします。第1作 (Caprice CAP21587) のマッツ・ラーション、カイパイネン、エークストレム、アトリ・ヘイミル・スヴェインソンらにつづき、新しいアルバムにはスウェーデンと国外 (アメリカのアニー・ゴスフィールドと、フランスのトリスタン・ミュライユ) の作曲家に委嘱した作品が含まれています。これらの曲は2回のコンサートで演奏され、それがライヴ録音されました。スウェーデンのエレクトロアクースティック音楽の先駆者のひとり、ステーン・ハンソン Sten Hanson にアルバム制作を依頼。ハンソンが再構築した聴衆の音でライヴ録音の音楽をつなぐことでコンサートの感覚を再現することがイトされています。[Caprice CAP21715 プレスリリースによる]

DG 474 353-2 Trio 3CD's ジャン・シベリウス (1865-1957) 交響曲全集
 交響曲第1番 ホ短調 作品39 交響曲第3番 ハ長調 作品52
  ヘルシンキ放送交響楽団 オッコ・カム (指揮)
 交響曲第2番 ニ長調 作品43
  ベルリン・フィルハーモニック管弦楽団 オッコ・カム (指揮)
 交響曲第4番 イ短調 作品63 交響曲第5番 変ホ長調 作品82 交響曲第6番 ニ短調 作品104
 交響曲第7番 ハ長調 作品105
  ベルリン・フィルハーモニック管弦楽団 ヘルベルト・フォン・カラヤン (指揮)

Finlandia 0927-49597-2 オヌテ・ナルブタイテ (b.1956) 交響曲第2番 (2001)
 リベラシオ (12の管楽器、シンバル、4本の弦楽器のための) メタボーレ (室内管弦楽のための)
  リトアニア国立交響楽団 ロベルタス・シャルヴェニカス (指揮)

TDK TDKOC012 ジャン・シベリウス (1865-1957) 交響曲第1番 ホ短調 作品39
 悲しいワルツ (Valse trise) 作品44-1
  ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 渡邉暁雄 (指揮)
  [録音 1982年1月28日 福岡サンパレス (ライヴ)]

◇1982年、ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団が初来日した時のライヴ録音による、シベリウスの全交響曲シリーズの第1集。渡邉暁雄と、当時の音楽監督のオッコ・カムが指揮したヘルシンキのオーケストラが演奏したシベリウスを、懐かしさをこめて熱く語るファンも多い。福岡サンパレス (1982年1月28日) (第1番、第4番、第7番)、東京厚生年金会館大ホール (1982年1月22日) (第3番、第6番)、大阪フェスティヴァルホール (1982年2月4日) (第5番、第2番)。その録音はFM東京の “TDKオリジナルコンサート” で放送され、これも評判となった。第1集にはアンコールの《悲しいワルツ》とともに渡邉暁雄のインタヴューとリハーサル風景と収録される。

TDK TDKOC013 ジャン・シベリウス (1865-1957) 交響曲第4番 イ短調 作品63
 交響曲第7番 ハ長調 作品105
  ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 渡邉暁雄 (指揮)
  [録音 1982年1月28日 福岡サンパレス (ライヴ)]

◇第1番と同じ日に演奏された2曲を収録。日本フィルと2度、交響曲全曲を録音した渡邉暁雄が、“もっとも満足のいく演奏”と回顧したと伝えられる幸せな出会いの記録。

Virgin Classics VC5 45561-2 ジャン・シベリウス (1865-1957) カンタータ集
 即興曲《スネフリード (Snöfrid)》 作品29 (1900) (朗読、合唱と管弦楽のための)
 カンタータ《わが祖国 (Oma maa)》 作品92 (1918)
 カンタータ《ヴァイナモイネンの歌 (Väinön virsi)》 作品110 (1926)
 カンタータ《大地の歌 (Maan virsi)》 作品95 (1920)
 レンミンカイネンの歌 (Laulu Lemminkäiselle) 作品31-1 (1896)
 フィンランディア 作品26 (合唱と管弦楽のための)
  ソフィア・ジョーンズ (朗読) エッレルヘイン少女合唱団 エストニア国立男声合唱団
  エストニア国立交響楽団 パーヴォ・ヤルヴィ (指揮)  CCCD

Virgin Classics VC5 45588-2 ヴァイオリンとチェロのための作品集
ヨハン・ハルヴォシェン (1864-1935)
 パッサカリア (Passacaglia) (1897) (ヴァイオリンとヴィオラのための)
ゾルターン・コダーイ (1882-1967) 二重奏曲 作品7 (ヴァイオリンとチェロのための)
エリーク・タンギ (b.1968) ソナタ (2002) (ヴァイオリンとチェロのための)
エルヴィン・シュールホフ (1894-1942) 二重奏曲 (1925) (ヴァイオリンとチェロのための)
ギー & セルヴェ 「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による華麗な変奏曲 作品38
  ルノー・カプソン (ヴァイオリン) ゴーティエ・カプソン (チェロ)  CCCD

 

新譜情報 − Jazz

Caprice CAP21685 Jazz in Sweden 2003 ジョセフィーン・クロンホルム − ホテル・パラダイス (Hotel Paradaise)
 I Hold My Breath Do You Remember Shadow Areoplane True Colors Wings
 Silent Moon Memory of a Lover Another Day in Paradise
  ジョセフィーン・クロンホルム (ヴォーカル、ギター)
  IBIS  フレミング・アーヤスコウ (トランペット、エレクトロニクス) ヘンリク・スンド (ピアノ、シンセサイザー)
   トミー・アンデション (ダブルベース) リスベト・ディアス (ドラムズ、パーカッション)

◇コペンハーゲンを中心に活動を行う、スウェーデン生まれのジャズ・ヴォーカリスト、ジョセフィーン・クロンホルム Josefine Cronholm"Jazz in Sweden 2003" アーティストに選ばれた記念のアルバム。この賞は、Caprice Records と、その母体となるスウェーデン国立コンサート機関 (Rikskonserter) が主宰する。彼女の歌では、複雑なコードによらない、“単純な” 音楽をめざし、物語性よりもメロディと絵画性のある雰囲気が重視される。[CAP21685 プレスシートから]


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