Newsletter No.57   15 July 2003

 

リリース情報

2L 2L14 ...in circles − ヴォルフガング・プラッゲ (1960-)
 ヴァイオリンのための作品集
 ヴァイオリンソナタ第3番 作品93 (1997)
 アステロイド組曲 (Asteroid Suite) 作品33 (1987) (ヴァイオリンとピアノのための)
 ラプソディ (Rhapsody) 作品89 (ヴァイオリン独奏のための)
 ヴァイオリンソナタ第4番 作品116...in circles (軌道をめぐり)》 (2001)
  アンナル・フォレソー (ヴァイオリン) ヘルゲ・ヒェクスフース (ピアノ)
  [録音 20031月 ソフィエンベルグ教会]
  [制作 ヴォルフガング・プラッゲ、モッテン・リンドベルグ 録音 ハンス・ペーテル・ロランジュ]

プラッゲ Wolfgang Plagge の曲にしばしば見られるように、ヴァイオリンソナタ第4番では聖歌「Lauda Sion (シオンを讃えよ)」が重要な素材となる。《アステロイド組曲 (Asteroid Suite)》は、ホルストの作品に対する、愛想よく、ちょっぴり皮肉なコメント。《ラプソディ 》は、独奏ヴァイオリンに高い技術が求められる、ディヴェルティメントスタイルの音楽。[2L14 プレスシートから]

cpo 999 858-2 special price ヨハン・スヴェンセン (1840-1911)
 弦楽四重奏曲 イ短調 作品1 弦楽五重奏曲 ハ長調 作品5
  オスロ弦楽四重奏団 ヘンニング・クラッゲルード (ヴィオラ)

◇弦楽四重奏曲はライプツィヒ留学時代の1865年、作曲のクラスの課題として作曲された。作曲法の師、ライネッケは、スヴェンセンが提出したオリジナルの作品を気に入ったものの、対位法が少なく、自由すぎることを指摘。スヴェンセンは曲を書き直し再提出したが、こんどは自由さと詩情に欠けると言われる。スヴェンセンは最終的にオリジナル稿をもう一度提出し、その作品にライネッケは満足したというエピソードがある。そのオリジナル稿が作品1となった。五重奏曲もライプツィヒ時代の1867年に書かれたロマンティックな音楽。グリーグとヨハンセン (Naxos 8.550879)、カール・ニルセン (8.553907, 8.553908)20世紀ノルウェー弦楽四重奏曲集 (8.554384)、ニューステット (Simax PSC1114) などを録音したオスロ弦楽四重奏団に、グリーグのヴァイオリンソナタ (Naxos 8.553904)、ノルウェー・ヴァイオリン愛好曲集 (8.554497)、スヴェンセンの《ロマンス》 (Simax PSC1097) のヴァイオリニスト、ヘンニング・クラッゲルード Henning Kraggerud (b.1973) がヴィオラ奏者として参加。

EMI Classics CDC5 57486-2
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
ロベルト・シューマン (1810-1856) ピアノ協奏曲 イ短調 作品54 [ライヴ録音]
  ライフ=ウーヴェ・アンスネス (ピアノ)
  ベルリン・フィルハーモニック管弦楽団 マリス・ヤンソンス (指揮) CCCD

Phono Suecia PSCD147 Air Drum (エアードラム) − マリー・サミュエルソン (b.1956) 作品集
 Lufttrumma III (Air Drum) (エアードラム) (1999) (管弦楽のための)
  ノールショーピング交響楽団 トゥオマス・オッリラ (指揮)
  [録音 2002821ルイ・ド・イェール・コンサートホール]
 オオカミの眼の中に (I vargens öga) (1997) (サクソフォーンとテープのための)
  ヨリエン・ペッテション (アルトサクソフォーン)
  [録音 200257de Geer コンサートホール]
 クロム (Krom) (1994) (金管五重奏のための)  
  ストックホルム・チェンバーブラス
   ウルバン・アイナス (トランペット) トゥーラ・トルスルンド (トランペット)
   ユーナス・ビュールンド (トロンボーン) イェンス・ビョアン=ラーセン (テューバ)
   マークス・マスクニーテュ (ホルン)
  [録音 2002928ルイ・ド・イェール・コンサートホール]
 I Am - Are you? (ぼくは − あなたは?) (2001) (ホルン、声とテープのための)
  ソーレン・ヘルマンソン (ホルン) デイナ・ジョンソン (声)
  [録音 200256日 ウッペンバレルセ教会 (ヘーゲルステーン)]
 Flow (流れ) (2000) (室内アンサンブルのための)
  室内アンサンブル N ヨアキム・ウナンデル (指揮)
  [録音 2002529ルイ・ド・イェール・コンサートホール]
 島 (Ö) (2002) (ヴァイオリンのための)
  アンナ・リンダール (ヴァイオリン) [録音 2002930ルイ・ド・イェール・コンサートホール]
 回転 (Rotationer) (1997 rev.2003) (弦楽オーケストラのための)
  ヘルシングボリ交響楽団 ハンヌ・リントゥ (指揮)
  [録音 2003428日−29日 ヘルシングボリ・コンサートホール]
 あの夜 (Den natten) (1992) (混声合唱のための)
  アンサンブル・ノートゥス オーロフ・ブーマン
  [録音 20021014de Geer コンサートホール]
  [制作 ホーカン・エルムクヴィスト 録音 トゥルビョン・サミュエルソン]

◇マリー・サミュエルソン Marie Samuelson (b.1956) はストックホルム生まれ。ストックホルム大学で音楽学、ビルカゴーデン Birkagården とフィルシンゲン Fylkingen でピアノと即興音楽。王立音楽大学ではスヴェン=ダーヴィド・サンドストレム、ダニエル・ベルツ、ペール・リンドグレン、ラーシュ=エーリク・ロセルらに作曲法を学んだ。パリの IRCAM でコンピューターによる作曲コースも修める。学生時代、ストックホルム・サクソフォーン四重奏団のために作曲した《Signal(Caprice CAP21517) が出世作。舞踊、映画、文学のアーティストとの交流も多く、このポートレートアルバムの《I Am - Are you? (ぼくは − あなたは?)》と 《あの夜 (Den natten)》はマグヌス・ウィリアム=オルソン Magnus William-Olsson のテクストによる作品。

Simax PSC1803 Northern Lights (Voices of Norway) vol.1
 オーセ・ヌールモー=ローヴベリ、ソプラノ
リヒァルト・ヴァーグナー (1813-1883) オペラ《タンホイザー》 − 歌の殿堂「おごそかなこの広間よ」
 オペラ《ローエングリン》 − エルザの祈り「寂しい日々に神に祈った」
  フィルハーモニア管弦楽団 ウォルター・サスキンド (ヴァルター・ジュスキント) (指揮) * [EMI]
ウンベルト・ジョルダーノ (1867-1948) オペラ《アンドレア・シェニエ》 − わたしの死んだ母が
  ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 オイヴィン・フィエルスター (指揮) [ノルウェー放送]
アミルカーレ・ポンキエッリ (1834-1886) オペラ《ジョコンダ》 − 自殺
  オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 アルヴィド・フラドモー (指揮) [ノルウェー放送 (ライヴ)]
WA・モーツァルト (1756-1791)
 オペラ《ドン・ジョヴァンニ》 − ドン・オッターヴィオ、悪者の正体が…私の名誉を奪おうとした
  スヴェン・オーロフ・エリーアソン (テノール) ノルウェー国立オペラ管弦楽団
  アルヴィド・フラドモー (指揮) [ノルウェー放送 (ライヴ)]
リヒァルト・シュトラウス (1864-1949) セレナード 作品17-2 献身 作品10-1
  オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 アルヴィド・フラドモー (指揮) [ノルウェー放送 (ライヴ)]
ジュゼッペ・ヴェルディ (1813-1901)
 オペラ《オテロ》 − Era pi calmo? Mia madre avena una povera ancella アヴェ・マリア
  ランディ・ブランド・グネルセン (メッツォソプラノ) ノルウェー国立オペラ管弦楽団
  オッド・グリューネル=ヘッゲ (指揮) [ノルウェー放送 (ライヴ)]
ジャコモ・プッチーニ (1858-1924) オペラ《トスカ》 − 歌に生き、恋に生き
  ストックホルム王立管弦楽団 シクステン・エールリング (指揮) [EMI]
リヒァルト・シュトラウス (1864-1949) 4つの最後の歌
  オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 オッコ・カム (指揮) [ノルウェー放送 (ライヴ)]
  オーセ・ヌールモー=ローヴベリ (ソプラノ) * Stereo

◇オーセ・ヌールモー=ローヴベリ Aase Nordmo-Lövberg はノルウェーのソプラノ歌手。1923年生まれ。ノルウェーが第2次世界大戦に巻き込まれた1940年春、モールセルヴの農場に住んでいたオーセは、ノルウェー軍の将校に才能を見いだされ、オスロで声楽を学ぶことを勧められる。1942年から1948年にかけて、ハルディス・インゲビャート・イセーネ Haldis Ingebjart Isene のヴォイストレーニングを受け、1948123日、オスロ大学のコンサートでデビューした。1952年、ストックホルム市とオスロ市の間で歌手の交換が計画され、彼女がノルウェー側の歌手に選ばれる。ストックホルムで行われたコンサートを聞いた、王立オペラの監督、ヨエル・ベリルンド Joel Berglund はオーディションを行い、彼女と契約。1953年、《タンホイザー》のエリーザベト役でデビューし、以後、1969年まで、ストックホルムの王立オペラが、主にオペラ歌手として活躍する彼女の本拠地となる。1955年4月には、シクステン・エールリング Sixten Ehrling が指揮した《ヴァルキューレ》に、ビルギット・ニルソン Birgit Nilsson (ブリュンヒルデ)、セト・スヴァンホルム Set Svanholm (ジークムント) と共演して、ジークリンデを歌った。1956年にはユシー・ビョーリン (ユッシ・ビョルリング) Jussi Bj rling と《トスカ》で共演。その後、ビョーリン主演の《トロヴァトーレ》でレオノーラを歌った (19571月の公演がCD化された Caprice CAP22051)。1957年にはウィーン国立オペラ、カラヤン指揮の《ヴァルキューレ》に出演し、後の国際的な活躍につながっていく。同年、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団と共演して、カーネギーホールでアメリカデビュー。1959年、メトロポリタンオペラにデビュー、《ローエングリン》のエルザを歌う。1960年、ヒシュテン・フラグスター (キルステン・フラグスタート) Kirsten Flastad が初代監督のノルウェー国立オペラに招待され、《オテロ》にデズデーモナ役で主演する。1970年からオスロ音楽院の教授。1978年から1981年までノルウェー国立オペラの監督。1993年、ノルウェー国立音楽アカデミーの教授職を最後に、引退した。その他の主な役は、エリザベッタ (ドン・カルロ)、アメリア (仮面舞踏会)、マクベス夫人、レオノーレ (フィデリオ)、元帥夫人 (ばらの騎士)、サントゥッツァ (カヴァレリア・ルスティカーナ)、エーファ (ニュルンベルクのマイスタージンガー)、ゼンタ (さまよえるオランダ人)、ミカエラ (カルメン)。

 

リリース情報 − Jazz

AIM Records AIMCD100 スミュル (Smyr) − 聖スニヴァ (St. Sunniva)
 さあ船は岸に着いた (Her rodde vi i land) 主はわが羊飼い (Herren er min hyrding)
 ここに自由が (Her er det fridom) 踊り (Dansen) 歌 (Song) ヒェルダ (Kjelda)
 あらし (Stormen) あなたに会うために (Deg å få skode) アヴェ・マリア (Ave Maria)
 呼び求める声 (Ropet) 日没 (Solefall)
  スミュル

◇ジャズとポップスの分野で人気のノルウェーの女声カルテット、スミュル (Smyr) が、アイルランド王女に生まれた聖スニヴァの伝説を歌う。中世の聖歌を思わせる静謐な音楽も含め、さまざまなスタイルのオリジナル曲とアイルランド民謡 (Deg å få skode) で構成されたユニークなアルバム。

Caprice CAP21722 ペール・ヘンリク・ヴァリーン − One Knife Is Enough
 One Knife Is Enough (1本のナイフだけあれば) Vättern (ヴェッテルン)
 East River Carousel (イーストリヴァーの回転木馬)
 You Took Advantage of Me (ぼくは君に利用された) April in Paris (パリの四月)
 Lullaby for Harry (ハリーの子守歌) Rats of Wisdom (賢いねずみ) People (ピープル)
 Receptet (レシピー) Fånerier Nr8 (愚行 第8番) Fånerier Nr3 (愚行 第3番)
 You Once (あなたはむかし) The Thrill (スリル) My Heart Just Left (ぼくの気持は離れたばかり)
 April in Paris (パリの四月)
  ペール・ヘンリク・ヴァリーン (ピアノ)
  [録音 1982131[Caprice (LP) CAP1273]200337日]

◇スウェーデン・ジャズを代表するピアニスト、作曲家のひとり、ペール・ヘンリク・ヴァリーン Per Henrik Wallin のソロアルバム。1982年のLP "One knife is enough" からの8曲に、新録音の8曲が加えられた。問いかけるのではなく、「だって、それは」とでもいうふうな、簡素に生きる、自然な流れで息づく音楽。外見より内面、テンポより内省、響きよりリズムに特徴がある。[CAP21722 プレスシートから]


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CD artwork © cpo (Germany), Lindberg Lyd (Norway)