Newsletter No.65   15 May 2004

 

リリース情報

BIS CD1080 ヨウン・レイフス (1899-1968) 作品集
 ヴァイキングの返答 作品54 (管楽アンサンブル、打楽器、ヴィオラとダブルベースのための)
 フンディング殺しのヘルギの歌 (Helga kviða Hundingsbana) 作品61 (1964) (アルト、バスと小管弦楽のための)
 グロウアの呪文 (Grógaldr) 作品62 (1965) (アルト、テノールと管弦楽のための)
 ヨウナス・ハトルグリームソン追悼 作品48 (合唱と管弦楽のための)
 春の歌 作品46 (合唱と管弦楽のための)
 序曲《故郷への帰還 (Landsýn)》 作品41 (1955) (男声合唱と管弦楽のための)
 アイスランド・カンタータ 作品13 (合唱と管弦楽のための)
  グヴズルーン・エッダ・グンナルスドウッティル (アルト) フィンヌル・ビャルナソン (テノール)
  オウラヴル・キャルタン・シーグルザルソン (バス) ハトルグリーム教会モテット合唱団
  アイスランド交響楽団 ヘルマン・ボイマー (指揮)

◇ヨウン・レイフス Jón Leifs の声楽と管弦楽のための作品を中心とするアルバム。伝承文学「エッダ」に基づく《フンディング殺しのヘルギの歌》と《グロウアの呪文》 (ITM9-01)、《アイスランド・カンタータ》 (Chandos CHAN9433)、第二次世界大戦後、帰国途中でイギリス軍にとらえられた時の望郷の想いがインスピレーションになった《故郷への帰還》 (ITM6-04) 以外は、これがCD初録音のはず。

BIS CD1248 古典主義のトロンボーン協奏曲
ミヒァエル・ハイドン (1737-1806) トロンボーン協奏曲 ニ長調 (1764)
ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル (1715-1777) トロンボーン協奏曲 変ホ長調
ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー (1736-1809) トロンボーン協奏曲 変ロ長調 (c.1755)
レオポルト・モーツァルト (1719-1787) トロンボーン協奏曲 ニ長調 (1755)
  クリスチャン・リンドベリ (アルトトロンボーン) オーストリア室内管弦楽団
  リチャード・トニェッティ (指揮)
クリスチャン・リンドベリ (b.1958) アルカンディアの夢
マッツ・ラーション・グーテ (b.1965) 前奏曲と舞曲
  シャロン・ベザリー (フルート) スウェーデン室内管弦楽団 スウェーデン・ウィンドアンサンブル
  クリスチャン・リンドベリ (指揮)

BIS CD1303 日本の打楽器音楽
末吉保雄 (b.1937) ミラージュ
石井眞木 (b.1936) サーティーン・ドラムス
三善晃 (b.1933) 風紋
小櫻秀樹 ジョハリ
一柳慧 (b.1933) 森の肖像
三木稔 (b.1930) マリンバの時
  竹原美歌 (打楽器)

◇竹原美歌はスウェーデン在住の打楽器奏者。安倍圭子の弟子。作曲家の小櫻秀樹もスウェーデンを本拠に活動中。

BIS CD1307 CPE・バッハ (1714-1788) キーボード協奏曲全集 第13
 ソナティナ ヘ長調 H463 キーボード協奏曲 ニ短調 H425 ソナティナ ハ長調 H457
  ミクローシュ・シュパーニ (タンジェントピアノ) コンチェルト・アルモニコ ペーテル・スツ (指揮)

BIS CD1315 エイノユハニ・ラウタヴァーラ (b.1928) ヴァイオリン協奏曲 (1977)
 交響曲第8番 《旅 (Journey)(1999)
  ヤーコ・クーシスト (ヴァイオリン) ラハティ交響楽団 オスモ・ヴァンスカ (指揮)

BIS SACD1348 SACD (Multichannel/Stereo hybrid) ピョートル・チャイコフスキー (1840-1893)
 交響曲第6番 ロ短調 作品74 《悲愴》 幻想的序曲《フランチェスカ・ダ・リミニ》 作品32
  ヨーテボリ交響楽団 ネーメ・ヤルヴィ (指揮)

BIS CD1364 ニコス・スカルコッタス (1904-1949)
 ピアノ協奏曲第3(1939) (ピアノと管楽十重奏のための) バレエ《ノーム (小鬼)》
  ジェフリー・ダグラス・マッジ (ピアノ) CAPUT アンサンブル ニコス・フリストドゥルー (指揮)

BIS CD1374 エルネスト・レクオーナ (1896-1963) 歌曲集
 いつも私の心の中に 感じるままに あの遠い山の中で つれないあなた 私の心は消えた
 あなたはばらの貴婦人 あなたはそれをしてはだめ 目的 愛の貴婦人 わたしを笑って
 女優 最後に 花が咲いた キューバの蟻 晩熟の愛 そんな夜に 心が戻る まぼろしの春
 愛を手に入れる コスタリカのカーニバル わたしは残された 私はだまされない
 進歩したルンバ 私を見ずに話す わたしの愛は花になった 悲しい愛の歌
  キャロル・ファーリー (ソプラノ) ジョン・コンスタブル (ピアノ)

BIS CD1392
アルフレート・シュニトケ (1934-1998) 古風な様式による組曲 (1972) フーガ (1953)
アルヴォ・ペルト (b.1935) フラトレス (Fratres) (1977) 鏡の中の鏡 (Spiegel im Spiegel) (1978)
ペーテリス・ヴァスクス (b.1946) 小さな夏の音楽 (1985)
ギヤ・カンチェリ (b.1935) 時…そして再び (1996)
  ワジム・グルツマン (ヴァイオリン) アンジェラ・ヨッフェ (ピアノ)

BIS CD1397 ゲイル・トヴェイト (1908-1981)
 ピアノ協奏曲第1番 ヘ長調 作品1
  スヴァイヌング・ビェラン (ピアノ) スタヴァンゲル交響楽団 オーレ・クリスチャン・ルード (指揮)
 亀 (The Turtle) (ソプラノまたはテノールと管弦楽のための)
  インゲビョルグ・コスモ (メッツォソプラノ) スタヴァンゲル交響楽団 オーレ・クリスチャン・ルード (指揮)
 ピアノ協奏曲第4番 作品130 《北極光 (Nordljos)
  ホーコン・アウストボー (ピアノ) スタヴァンゲル交響楽団 オーレ・クリスチャン・ルード (指揮)

BIS CD1399 パウル・クレツキ (1900-1973)
 交響曲第3番 《イン・メモリアム》 (1939) フルート小協奏曲 (1940)
 シャロン・ベザリー (フルート) ノールショーピング交響楽団 トーマス・ザンデルリング (指揮)

LMIPC LMIPCCD022-23 2CD's 劇的フレスコ − エドゥアルダス・バルシス (1919-1984) 作品集
 弦楽四重奏曲 (1953)
  リトアニア四重奏団 [録音 1965年]
 ヴァイオリン協奏曲第1(1954)
  アレクサンドラス・リヴォンタス (ヴァイオリン) リトアニア放送交響楽団
  アベリス・クレニツキス (指揮) [録音 1956年]
 バレエ《ヤマカガシの女王エグレ》の5つの断片 (Egle zalciu karaliene: Penki fragmentai is baleto)
  ライムンダス・カティリュス (ヴァイオリン) ラリサ・ロブコワ (ピアノ) [録音 1980-81年]
 ヴァイオリン協奏曲第2(1958)
  イングリダ・アルモナイテ (ヴァイオリン) リトアニア放送交響楽団
  ユオザス・ドマルカス (指揮) [録音 2003年]
 劇的フレスコ (Dramatines freskos) (1965) (ヴァイオリン、ピアノと交響楽団のための)
  アレクサンドラス・リヴォンタス (ヴァイオリン) オルガ・シュテインベルガイテ (ピアノ)
  ユリユス・ラポレヴァス (トランペット) 国立フィルハーモニック交響楽団
  ユオザス・ドマルカス (指揮) [録音 1970年]
 序奏とパッサカリア (Introdukcija ir pasakalija) (1974) (オルガンと交響楽団のための)
  レオポルダス・ディグリス (オルガン) 国立フィルハーモニック交響楽団グループ [録音 1974年]
 海の反映 (Juros atspindziai) (1981) (弦楽オーケストラのための)
 肖像 (Portretai) (1983) (交響楽団のための)
  国立フィルハーモニック交響楽団 ユオザス・ドマルカス (指揮) [録音 1988年]
 無伴奏ヴァイオリンのための協奏曲 (1984)
  ライムンダス・カティリュス (ヴァイオリン) [録音 1988年]

◇音楽表現が徐々に自由になりつつあった1960年代リトアニアで、新しい音楽技法をもっとも早くから取り入れた作曲家のひとり、エドゥアルダス・バルシス Eduardas Balsys (1919-1984) の主要な作品を集めたディスク。CD1 はモダニズムを取り入れる前の作品。弦楽四重奏曲は古典と民俗音楽の伝統を受け継いだ、若々しい音楽。リトアニア国立音楽院学生時代に作曲され、今でもコンサートのプログラムにのぼる。第1番のヴァイオリン協奏曲も伝統的手法により作曲された。この協奏曲がきっかけで知り合ったヴァイオリニストのアレクサンドラス・リヴォンタス Aleksandras Livontas (1920-1974) は、バルシスの曲を演奏しただけでなく、さまざまなアイデアも提供した。数多くの魅力的な作品が生まれ、バレエ《ヤマカガシの女王エグレ》からの5曲の編曲もその一作。ヴァイオリン協奏曲第2番はバルシスが新たな方向に向かったことを示す作品。《レチタティーヴォ》、《スケルツォ》、《即興曲》、《ユモレスク》の4つの楽章。色彩感のあるオーケストレーション、素材の簡潔な展開。自由な精神が発揮され、リトアニアでもっとも人気の高い作品のひとつになった。

 CD2 の最初の曲、《劇的フレスコ (Dramatines freskos)》の作曲が始まったのは1963年。冷戦時代、戦争というテーマが作曲者の心に重くのしかかっていた。バルシスははじめて十二音技法を取り入れ、交響曲、協奏曲、詩の要素をブレンドしたタペストリーを織りあげた。《序奏とパッサカリア》は、オルガン、金管楽器、ベースギターと打楽器という変わった楽器編成の作品。ヴィルニュス市内にあるさまざまな様式の建築物の、それぞれの時代 (ゴシック、バロック、現代) の精神が表現される。新古典スタイルの《海の反映 (Juros atspindziai)》では、《序奏》と《トッカータ》の2つの部分をノスタルジックな旋律の音楽が橋渡しする。《肖像 (Portretai)》はリトアニアの作曲家へのオマージュ。ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス Mikalojus Konstanthinas Ciurlionis (1875-1911)、スタシス・シムクス Stasys Simkus (1887-1943)、ユオザス・グルオディス Juozas Gruodis (1884-1948)。彼らの名をタイトルとするそれぞれの曲には、彼らが書いた旋律が使われる。《無伴奏ヴァイオリンのための協奏曲》はリヴォンタスへの感謝のしるしとして、彼の弟子、ライムンダス・カティリュス Raimundas Katilius (1947-2000) が演奏することを念頭に作曲された。“存在すること” と “存在しないこと” に対する内省が、単一楽器による簡潔な音楽で語られる。無伴奏版と同時に構想された管弦楽伴奏の版は作曲者の死により実現せず、無伴奏の曲も、最終稿が決まっていなかった第3曲《シャコンヌ》は、カティリュスの手で完成された。[LMPICCD022-23 ブックレットから]


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