Newsletter No.74   25 February 2005

 

シーグル・リ、管弦楽のための作品集

 シーグル・リ Sigurd Lie (1871-1904) が作曲した《雪 (Sne)》はノルウェー人の愛唱歌のひとつです。ヒシュテン・フラグスター (キルステン・フラグスタート) の録音が残されており、合唱曲にも編曲されて合唱団のレパートリーにもなりました。

 シーグル・リは、ノルウェーのドランメン (Drammen) の生まれ。教師の父親はアマチュア合唱団に参加、母親はピアノをたしなむという家庭環境です。ヴァイオリンとピアノを習い、10代の中ごろから作曲を始めました。科学と数学を学ぶためにクリスチャニア (現オスロ) 大学に入学。クリスチャニアに移ってから、イーヴェル・ホルテル Iver Holter (1850-1941) の下で正式に音楽理論と作曲法を教わるようになりました。1991年に大学を中退。ドイツのライプツィヒに行き、グリーグとスヴェンセンの師でもあったカール・ライネッケ Carl Reineck (1824-1910) に師事します。その後、ヴァーグナー作品の研究を手がけるためにベルリンに移っています。帰国後は、ベルゲンの“ハルモニエン (Harmonien)”管弦楽団 (ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団) のリーダー、クリスチャニアの中央劇場のカペルマイスターなどを務めながら、歌曲や男声合唱曲を中心に作曲活動を行いました。1899年に歌曲《雪》を出版。その秋にふたたびベルリンに赴き、交響曲の作曲に着手したのものの、少年時代からの持病だった結核が悪化して1902年に帰国。サナトリウムで療養生活を送った後、翌年10月には婚約者のグードルンと結婚します。しかし翌1904年、作曲と合唱指揮などの活動を再開しながらも、9月の終わり近くになって病状が悪化し、その30日、ヴェストレ・アーケルで生涯を閉じました。

 シーグル・リの唯一の交響曲は、ベルリンに滞在中の1899年秋から1903年にかけて作曲されました。この曲は、シューマンとグリーグ、そしてヴァーグナーの影響を作曲者自身が認め、さらにはシンディング Christian Sinding (1856-1941) の交響曲第1番 (1890年、クリスチャニアで初演) との類似を指摘する意見もあります。第1楽章アレグロ・コン・フォーコ、第2楽章アンダンテ・カンタービレ、第3楽章アレグレット・スケルツァンドの3つの楽章がまず完成し、作曲者自身が“ハルモニエン”を指揮して1901年に初演。終楽章だけは、体力の衰えを覚えたシーグルの依頼により、ホルテルが補筆とオーケストレーションを完成。1903228日、ホルテル指揮クリスチャニアの音楽協会管弦楽団 (Musikforeningen) により全曲初演されました。この交響曲は、メロディの美しい第2楽章と、ノルウェー・ロココ様式を思わせる明るい第3楽章は、ベルゲンでの初演時から評価されたものの、第1楽章と終楽章については厳しい批評が寄せられました。ただ、作曲家ヴィンテル=イェルム Otto Winter-Hjelm (1837-1931) のように、再演を促す声もあり、評価はこれからだと言われます。

 ヴァイオリンと管弦楽のための《民謡「エランと山の精」による協奏的小品 (Konsertstykke over folkevisa "Huldre aa'n Elland")》は、LM・リンデマンの「古い、また新しい山のメロディ (Ældre og nyere Norske Fjeldmelodier)」 (1853年出版) にに収められたノルウェー民謡「エランと山の精 (Huldre aa'n Elland)」が素材です。この歌は、グリーグが《ノルウェーの旋律》 (EG108) に収め (第100曲)、スヴェンセンもノルウェー・ラプソディ第2番の旋律のひとつとして使いました。夏の暑い日、重い荷物を運んでいた少年エランと、彼を誘惑する山の精の話が歌になっています。

 バラッド《ヴァルトブルク (Wartburg)》は、テオドル・カスパリ Theodor Caspari の連作詩「ヴァルトブルク (Wartburg)」 (詩集「南と北から (Fra Syd og Nord)」 (1899年出版) に収録) による歌曲集の第2曲《バラッド (Ballade)》です。シーグル・リは7編の詩すべてに曲をつけており、この曲だけバスバリトンと管弦楽のために書かれているために、独立した作品として扱われます。詩の題材となったヴァルトブルクはテューリンゲン、アイゼナハの近郊にある砦です。1067年の建設以来、この砦はマーティン・ルター訪問 (1521-22年) や学生会議 (1817年) などの歴史的な出来事の舞台となり、ドイツの国家的象徴とも言われます。1206年、ヴァルトブルクの歌合戦は、ヴァーグナーの《タンホイザー》によって有名になりました。

 バラッド《ヴァルトブルク》のテクスト、第2の詩は、神聖ローマ皇帝フリートリヒ一世“バルバロッサ (赤髭王)” (1122-90) の砦訪問が題材になっています。砦の拡張工事を行っていた義弟、テューリンゲン領主ルートヴィヒ二世との対話が語られ、砦の壁を欠くことがないようにドイツも人を欠くことはないという内容で結ばれます。汎ドイツの色彩が濃厚で、シーグル・リが書いた音楽にも、シューマンのバラッドやヴァーグナーのオペラを思わせる響きがあります。

 指揮者のテリエ・ボイェ・ハンセン Terje Boye Hansen (1946-) は、ノルウェー音楽史の隠れた名作の発掘に意欲をもっていることで知られます。最近では、ボルグストレム Hjalmar Borgstøm (1864-1925) のオペラ《リーモルのトゥーラ (Thora på Rimol)》 を初演、全曲録音した (Simax PSC1230) ことで評価されました。クリスチャンサン交響楽団は、クリスチャンサン室内管弦楽団の母体となる団体。オーケストラとしての歴史は、クリスチャンサンの町の管弦楽団が創られた1919年にさかのぼり、2002年にノルウェー国軍が解体したウィンドバンドから移籍した管楽器奏者が加わってから、プロの交響楽団としての活動が始まりました。

 ("Lie" は、“リー”あるいは“リーエ”と表記されていましたが、あらためて確認したら、原音に沿った表記では“レ”とするのが正しいことがわかりました。「"ie""general""e" と同じ音)」という回答です)

2L 2L27 シーグル・リ (1871-1904) 交響曲 イ短調 (1898?-1903)
 民謡「エランと山の精」による協奏的小品 (Konsertstykke over folkevisa "Huldre aa'n Elland") (1894-95)
  (ヴァイオリンと管弦楽のための)
 バラッド《ヴァルトブルク (Wartburg)(1899-1900) (バスバリトンと管弦楽のための)
  テリエ・トネセン (ヴァイオリン) フルーデ・オルセン (バスバリトン) クリスチャンサン交響楽団
  テリエ・ボイェ・ハンセン (指揮) [録音 20046月 クリスチャンサン大聖堂 (ノルウェー)]
  [制作 ヴォルフガング・プラッゲ 録音 ハンス・ペーテル・ロランジュ] 試聴盤

 

リリース情報

Antes Edition BM-CD31.9197 ヘルムート・ローセンヴァルド (1929- エストニア) 作品集
 ヴァイオリン協奏曲第1
  レンモ・エレンディ (ヴァイオリン) タリン室内管弦楽団 ネーメ・ヤルヴィ (指揮) [録音 19769月]
 ヴァイオリン協奏曲第2番 《クワジ・ウナ・ファンタジア (幻想曲風に)》
  レンモ・エレンディ (ヴァイオリン) エストニア国立交響楽団 ユーリ・アルペルテン (指揮)
  [録音 198611月]
 2つの牧歌
  エストニア国立交響楽団 ヴェッロ・パハン (指揮) [録音 19832月]
 ソナタ・カプリッチョーゾ (ヴァイオリンのための)
  ヴァレンティナ・ゴンチャロワ (ヴァイオリン) [録音 19886月]
 交響曲第3番 夜想曲
  エストニア国立交響楽団 ネーメ・ヤルヴィ (指揮) [録音 19667月、1967年]

BIS CD1182 ジャン・シベリウス (1865-1957) ピアノをともなう四重奏曲全集
 ピアノ四重奏曲 ニ短調 JS157 (1884)
 光の乙女 (Ljunga Wirginia) (1885)
 
(ヴァイオリン、チェロと4手のピアノのための四重奏曲) (オペラのための音楽)
 スケルツォ ホ短調 JS165 (1887) (ヴァイオリン、チェロと4手のピアノのための)
 アンダンテ・カンタービレ 変ホ長調 JS30 (1887) (ピアノとハルモニウムのための)
 四重奏曲 ト短調 JS158 (1887) (ヴァイオリン、チェロ、ピアノとハルモニウムのための)
 ピアノ四重奏曲 ハ短調 JS156 (1891)
  ヤーコ・クーシスト (ヴァイオリン) サトゥ・ヴァンスカ (ヴァイオリン) タネリ・トゥルネン (チェロ)
  フォルケ・グレースベク (ピアノ) ペーテル・ロンクヴィスト (ピアノ) ハッリ・ヴィータネン (ハルモニウム)

◇シベリウスの未出版の室内楽。このディスクでは、1884年から1891年にかけて作曲された、ピアノをともなう四重奏曲が演奏されました。シベリウスにとって初めての試みとなったオペラ《光の乙女 (Ljunga Wirginia)》の音楽 (6曲) が特に興味をひきます。

BIS CD1318 ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809) キーボード協奏曲 ニ長調 HobXVIII/11
 キーボード協奏曲 ヘ長調 HobXVIII/3 キーボード協奏曲 ヘ長調 HobXVIII/2
 キーボード協奏曲 ト長調 HobXVIII/4
  ロナルド・ブラウティハム (フォルテピアノ) コンチェルト・コペンハーゲン
  ラース・ウルリク・モーテンセン (指揮)

CEF・ヴァイセの交響曲第1番と第7番を録音した (Classico CLASSCD399) コンチェルト・コペンハーゲン (CoCo) は、テンポ感、リズム感、音色感のどれをとっても魅力的なグループ。ピリオド楽器のオーケストラにありがちな、せかせかした感じがありません。ブラウティハムとの共演。素敵な音楽です。

BIS CD1346 フランソワ・クープラン (1668-1733) マニフィカト テネブレの読誦
  シアター・オヴ・アーリーミュージック
   ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) ダニエル・テイラー (カウンターテナー)
   ジョナサン・マンソン (ヴィオラダガンバ) ロレンス・カミングズ (オルガン)

BIS SACD1460 SACD hybrid (Multichannel/stereo) ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
 ピアノソナタ第8番 ハ短調 作品13《悲愴》 ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2《月光》
 ピアノソナタ第23番 ヘ短調 作品57 《アパッショナータ》
  フレディ・ケンプ (ピアノ)

BIS SACD1500 SACD hybrid (Multichannel/stereo) JS・バッハ (1685-1750) マタイ受難曲 BWV244 (抜粋)
  ゲルト・テュルク (福音史家) ペーター・コーイ (イエス) ナンシー・アージェンタ (ソプラノ)
  ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) 櫻田亮 (テノール) 浦野智行 (バス)
  バッハ・コレギウム・ジャパン 鈴木雅明 (指揮)

BIS CD1508 ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757) ソナタ集
 変ロ長調 K545 ヘ短調 K466 ヘ短調 K365 ニ長調 K435 ロ短調 K87 ハ長調 K487 嬰ヘ短調 K448
 ニ長調 K492 ト短調 K30 ト長調 K455 ホ長調 K20 イ長調 K429 ト短調 K426 ト長調 K427
 ロ短調 K197 ロ短調 K27 イ長調 K24
  エフゲニー・スドビン (ピアノ)

col legno WWE20242 スレマ・デラクルス (1958- スペイン)
 ピアノ協奏曲第1番 《アトランティコ》 (2000)
  ギレルモ・ゴンザレス (ピアノ) ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム (指揮)
  [録音 200128日 カナリア諸島音楽祭 (ライヴ)
 大気の光 (2000)
  プロジェクト・ヘラルド・アンサンブル ホセ・デ・エウセビオ (指揮) [録音 2001620日]
 ラティール・イスレーニョ (1998)
  ギレルモ・ゴンザレス (ピアノ) [録音 1998111日]
 孤独 (1998)
  チェコ・ヴィルトゥオージ ホセ・デ・エウセビオ (指揮) [録音 1998421日]

dacapo 6.220507-508 2SACD's hybrid (Multichannel/stereo) カール・ニルセン (1865-1931)
 オペラ《仮面舞踏会 (Maskerade)FS39
  イブ・ハンセン (バリトン) グアリ・プレスナー (アルト) トニー・ランディ (テノール)
  モーエンス・スミト・ヨハンセン (バス) クリスチャン・セーアンセン (テノール) ゲアト・バスチャン (バリトン)
  エディト・ブローアセン (ソプラノ) トーヴェ・ヒュルゴー (ソプラノ) ヨーアン・クリント (バリトン)
  オーエ・ハウグラン (バス) デンマーク国立放送合唱団・交響楽団 ヨン・フランセン (指揮) [録音 1977年]
  [Unicorn-Kanchana DKP (CD) 9073/4]

dacapo 8.224702 テーエ・ニルセン (1929-2003) 管弦楽のための作品集
 Il giardino magico (魔法の庭) (1967-68) パッサカリア (Passacaglia) (1981)
  オーフス交響楽団 ジャン・トレル (指揮)
  [録音 20039912日 フリクスパーケン]
 Konzertstück (小協奏曲) (1998) (ピアノと11の楽器のための)
 Retrospect (回顧) (2001) (室内オーケストラのための)
 5つのオペラの断片 (5 operafragmenter) (1986-91)
  窓辺の場 (Scene ved vinduet) 子供の場 (Scene med barnet) ラグタイム (Ragtime)
  悪夢 (Mareridt) アルビヌスの死 (Albinius' dod)
  エーリク・カルトフト (ピアノ) オーフス・シンフォニエッタ ジャン・トレル (指揮)
  [録音 200432226日 フリクスパーケン]
  [制作 モーテン・モーエンセン  エンジニア クラウス・ビーリト]
 試聴盤

◇テーエ・ニルセン Tage Nielsen の残した作品数が少ないのは “量よりも内容の豊かさを求めた” から、とオーフス王立音楽アカデミーの同僚、カール・オーエ・ラスムセン Karl Aage Rasmussen (1947-) は言います。テーエ・ニルセンがいろいろな試みをした1960年代から、晩年まで、このディスクで演奏されているオーケストラやシンフォニエッタのための作品はいずれも、内容と形が調和した簡潔な音楽です。ヴァーグナーが《パルジファル》の第2幕、クリングゾルの魔法の園としてイメージしたのと同じ、イタリアの小さな村にある修道院の庭からインスピレーションを受けた《Il giardino magico (魔法の庭)》。ヴァーグナーの楽劇からの引用があります。《パッサカリア》は、緊張感のある展開のうちに、繊細で詩的な雰囲気が漂う音楽。《Konzertstück》では “指揮者はピアニストを指揮してはならず、ピアニストは指揮者を見てはならない”。動と静の《Retrospect (回顧)》。《5つのオペラの断片》は、ヴラディーミル・ナボコフの小説「Kamera obskura (Laughter in the Dark)」に基づく室内オペラ《暗闇の笑い (Latter i mørket)》からの音楽。1930年代ベルリンの退廃気分が、表現主義、ロマンティシズム、ポップ、ジャズ、キャバレー音楽といった幅広いスタイルで表現されます。

 このアルバムのプロデューサーは、コペンハーゲン三重奏団のメンバーとして来日したことのあるピアニスト、モーテン・モーエンセン Morten Mogensen です。モーエンセンがプロデュースするアルバムを目にする機会が最近、多くなってきました。デンマークの若手、パイゾ弦楽四重奏団が2002年に録音したベートーヴェンの嬰ハ短調とハ短調の弦楽四重奏曲 (Classico CLASSCD413) のころからでしょう。そればかりか、ローステズの合唱作品集 (dacapo 8.224701)、リスエアのピアノ作品集 (8.226004)、ニルス・ヴィゴ・ベンソンのチェロとピアノの作品集 (8.226015) では録音も担当しています。ミュージシャンが第3者として制作に携わったからといって、“音”ではなく“音楽”がとらえられるとは限りませんが、そこは北欧デンマーク。結果がはっきりと示されています。

dacapo 8.224705 スヴェン・ヴェスタゴー (1922-)
 フリューゼンロン変奏曲 (Frydenlund-variationer) 作品34A (1982)
 
(ピアノ、弦楽四重奏とダブルベースのための)
 木管五重奏曲第2番 作品15 (1949) 無伴奏チェロソナタ 作品33 (1979)
 弦楽四重奏曲 作品28 (1966)
  ラナース室内管弦楽団
  [録音 2001年5月18-20日 ヴェアケト (ラナース)]
  [制作 モーテン・モーエンセン  エンジニア クラウス・ビーリト]
 試聴盤

dacapo 8.226009 Passage − デンマークのピアノ三重奏曲
ヴァウン・ホルムボー (1909-1996) ピアノ三重奏曲 作品64 (1954)
 ピアノ三重奏曲 作品129Nuigen (1976)
ペーア・ネアゴー (1932-) Spell (呪文)
カール・ニルセン (1865-1931) ピアノ三重奏曲第1番 ト長調 (1883)
アナス・ノーエントフト (1957-) Doruntine (1994)
  トリオ・オンディーヌ
   エリク・ハイゼ (ヴァイオリン) ヘルゲ・スロート (チェロ) マーティン・クヴィスト・メラー (ピアノ)
  [録音 200198日、20033月、4月 デンマーク放送コンサートホール]
  [制作 モーテン・モーエンセン、ヘンリク・スライボー (ノーエントフト)]
 試聴盤

dacapo 8.226025 ルーズ・ランゴー (1893-1952) ピアノ作品集
 ギタンジャリ賛歌 (タゴールによる) (Gitanjali-Hymner) (Efter Tagore) BVN149 (1918)
 幻想ソナタ (Fantasi-Sonate) BVN121 (1916) エアスン海峡の夜 (Nat paa Sundet) BVN 21 (1907)
 全天球の音楽 (Hél-Sfærernes Musik) BVN 371 (1948)
 狂気の幻想曲 (Vanvidsfantasi) BVN 327 (1947 rev.1949)
  ベーリト・ヨハンセン・タンゲ (ピアノ)
  [録音 2004年1月 マンツィウスゴーエン (ビアケレーズ)] [制作・録音 プレベン・イヴァン]
 試聴盤

dacapo (open space) 8.226515 Dif:rq! − サクソフォーンとエレクトロニクスのための作品集
イーヴァー・フロウンベア (1950-)
 サクソ (Saxo) (2000) (ソプラニーノ、アルトサックス、バリトンサックス、コントラバスサックス、
  テープとエレクトロニクスのための)
イェンス・ヘアスヴィング (1969-)
 Corrosions (腐食) (2001) (ソプラノサックス、テープとエレクトロニクスのための)
ハンス・ペーター・ストゥベ・テグルビェア (1963-)
 Dif:rq! (2001) (サクソフォーンとエレクトロニクスのためのパラフォニー)
モーテン・オルセン (1961-)
 イラス (Irazz) (2001) (バスサックス、テープとエレクトロニクスのための)
ソンライフ・ラスムセン (1961-)
 Le Psaume salé (海の香りの賛美歌) (2001)
  (アルトサックス、テナーサックス、テープとエレクトロニクスのための)
  メタ・デュオ  ダニエル・キンツィ (サクソフォーン) レイナ・ポルトゥオンド (サウンドデザイン)
  [録音 2000年−2002年 ノーヴァ・ムジカ・スタジオ (パリ)]
  [制作 ノーヴァ・ムジカ  エンジニア レイナ・ポルトゥオンド、ダニエル・キンツィ、モーテン・オルセン]
 試聴盤

◇サクソフォーン奏者のダニエル・キンツィ Daniel Kientzy とサウンドデザイナーのライナ・ポルトゥンド Reina Portundo。メタ・デュオ (Meta Duo) がコンサート活動するコンセプトは Metachamber music (超室内楽) です。サクソフォーンは通常の楽譜を基に演奏。作曲者から渡されたテープにポルトゥンドが電子処理を施します。このアルバムの作品はすべて、このデュオのために作曲されました。フェロー諸島の作曲家、ソンライフ・ラスムセン Sunleif Rasmussen の作品では、中世の修道士トマス・キンゴ Thomas Kingo が書いた賛美歌「讃美と感謝と永遠の栄光を (Lov og tak og evig ære)」が素材として用いられています。

Gehrmans Musikförlag GMCD7343 [新着] 風の子供 (Vindens barn) − マルガレータ・メリンの詩による歌集
ブー・ハンソン (1950-) (編曲) 風の子供 (Vindens barn) マリア (Maria) あなたは太陽 (Du är solen) (全31曲)
  アンデシュ・パウルソン (サクソフォーン) スティーヴ・ドブロゴス (ピアノ) ハンス・バッケンロート (ダブルベース)
  アン=シャルロット・ラーション (リコーダー) ブー・ハンソン (ギター) マッツ・ベリストレム (ギター)
  シェル・リュセル (ヴァイオリン) ブー・セーデシュトレム (ヴァイオリン) カーリン・デュンゲル (ヴィオラ)
  レーナ・ティレゴード (チェロ) ヤン・ベンクトソン (フルート) トゥルビョーン・エークルンド (フルート)
  ベンクト・ルーセングレン (オーボエ) カール・ユーハン・ヌーディン (バスーン) ヴォーカルアンサンブル
  ゲーリー・グレイデン (指揮) [録音 19966月 スウェーデン放送 (ストックホルム) 第3スタジオ]

◇ ゲオルグ・リーデル Georg Riedel (1934-) をはじめとするスウェーデンの作曲家や教会音楽家たちが、スウェーデンの詩人、マルガレータ・メリン Margareta Melin (1935-) の詩をテクストにして作曲した歌のアルバム。

Harmonia Mundi France HMU907386 ギター伴奏によるロシア・ロマンス集
デュビュク 私を怒らないで、お母さん セレナード 私があなたに気づいた時 さらば 2つの別れ
ピョートル・チャイコフスキー (1840-1893) 舞踏会のざわめきの中で
ミハイル・グリンカ (1804-1857) 忘られようか  
ワルラモフ それを言うな、いとしい女よ 形見
シリャーエフ おまえをしっかり抱いて  パスハーロフ 私に頼むな
ブラーホフ 可愛い口  リバーソフ おまえだけ  スピロ 肖像画  ユリエフ むなしい愛
アレクサンドル・イワーノフ=クラムスコイ (1912-1973)
 ギター独奏のための音楽  悲しい調子 夜想曲 ワルツ つむじ風
  カイア・ウルブ (ソプラノ) ヘイキ・マトリク (ギター)

◇カイア・ウルブ Kaia Urb は、エルッキ=スヴェン・トゥールの《レクイエム》の録音 (ECM 449 459-2) に参加していたエストニアのソプラノです。ロシアには独自の7弦ギターの伝統があり、ロシアの民謡やロマンスにはピアノよりもギターのほうがふさわしいと言われます。ロシア・ロマンスの新録音も少なく、同じエストニアのギター奏者、ヘイキ・マトリク Heiki Mätlik6弦ギターと共演したディスクは貴重でしょう。

hänssler 93 149
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) 演奏会序曲《秋に (I høst)》 作品11 [録音 1954122日 (ライヴ)]
マックス・ブルッフ (1838-1920) ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26
ヘルマン・ゲッツ (1840-1876) ヴァイオリン協奏曲 ト長調 作品22
ロベルト・フォルクマン (1815-1883) 序曲《リチャード三世》 作品68
  ハンスハインツ・シュネーベルガー (ヴァイオリン) ロマン・シマー (ヴァイオリン)
  シュトゥットガルト放送交響楽団 カール・シューリヒト (指揮) [モノラル録音]

Intim Musik IMCD091 西海岸の伝説 (Västkustlegender) − フルートのためのスウェーデン作品集
ヒルディング・ハルネス (1903-1984)
 西海岸の伝説 (Västkustlegender) (1974) (フルート独奏のための) *
 抒情組曲 (Lyrisk svit) (1964) (フルートとピアノのための)
  アラベスク (Arabesk) ユモレスク (Humoresk) ノットゥルノ (Notturno)
  [録音 197383日]
 ギターとフルートのための3つの対話 (Tre dialoger för gitarr och flöjt) (1971)
  [録音 19731112日]
スヴェン=エーリク・ユーハンソン (1919-1997) 独奏フルートソナタ (1955) *
シクステン・エッケルベリ (1909-1991)
 フルートとチェロのための二重奏曲 (Duo per flauto e violoncello) (1964)
  [録音 1964129日 ヨーテボリ・コンサートホール]

オーケ・ヘルマンソン (1923-1996) 独奏のフルート (Flauto del sole) 作品19 (1978) *
トシュテン・ソーレンソン (1918- 1992)
 4つの彫刻画 (Fyra Gravyrer) (1962) (フルート独奏ソナタ) *
  ビネット (Vignett) ドン・キホーテ (Don Quijote) 戯れる風 (Lekande vind) ヴォカリーズ (Vocalise)
 フルート、弦楽と打楽器のための協奏曲 (1976) [録音 19781130日 ヨーテボリ・コンサートホール]
  ジェラール・シャウブ (フルート) グンナル・シェーストレム (ピアノ) グイド・ヴェッキ (チェロ)
  ペール=オーロフ・ヨンソン (ギター) ヨーテボリ交響楽団 シャルル・デュトワ (指揮)
  [* 録音 2000222日 ヨーテボリ大学音楽学部オルガン教室]
 試聴盤

◇ジェラール・シャウブ Gérard Schaub はスイスのヴィンタートゥール出身。オーレル・ニコレ、アンドレ・ジョネ、ガストン・クリュネル (パリ音楽院) に学び、トレスデン・フィルハーモニック、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、ザルツブルク・モーツァルテウムのオーケストラで首席奏者を歴任。1957年から、引退する1996年までヨーテボリ交響楽団の首席奏者を務めました。スウェーデン市民権を取り、1995年には王立音楽アカデミー会員に選ばれています。

 このアルバムで演奏されているのは、ヨーテボリゆかりの作曲家たちの作品が中心。メロディの美しい曲、ユーモラスな曲、民謡の影響をうかがわせる曲。フルートのさまざまな表情が見える音楽です。当初、このディスクは新録音でまとめられる予定でしたが、4曲を録音したところでシャウブが急病になり、スウェーデン放送の音源がライセンス収録されることになりました。JS・バッハのフルートソナタ (IMCD008) 以来の Intim Musik へのソロアルバムになります。

Intim Musik IMCD092 ウジェーヌ・イザイ (1858-1931)
 無伴奏ヴァイオリンソナタ 作品27 (第1番−第6番)
  藤田ありさ (ヴァイオリン)
  [録音 2003135日 セントポール・スクール (ロンドン) ウェイゼンホール]
  [制作 アンドリュー・キーナー  エンジニア サイモン・イードン]  日本語解説付
 試聴盤

◇藤田ありさは、1985年からイギリスでデイヴィッド・タケノに師事し、1991年にギルドホール音楽演劇大学に入学。ソロ活動、フジタ・ピアノ三重奏団としての活動のほか、母校のヴァイオリン科の教授。チャイコフスキーのピアノ三重奏曲イ短調 (IMCD085) につぐ録音。

Intim Musik IMCD094 Nordiska romanser − 北欧ロマンス (歌曲) 集
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル (1867-1942)
 収穫を終え、歌う (Sång efter skördeanden)
 菩提樹の陰の乙女 (Jungfrun under lind) 作品10-1 マーリトの歌 (Marits visor) 作品12
 待つときほどいいことは (Intet är som väntans tider)
 君の瞳は炎と燃え (Dina ögon äro eldar) ボリェビのワルツ (Böljebyvals)
テューレ・ラングストレム (1884-1947)
 メロディ (Melodi) パン (Pan) 夜のつばさ (Vingar i natten)
ジャン・シベリウス (1865-1957)
 三月の雪の上のダイアモンド (Demanten på marssnön) 作品36-6
 葦よそよげ (Säv, säv, susa) 作品36-4 初めてのくちづけ (Den första kyssen) 作品37-1
ヨースタ・ニューストレム (1890-1966)
 歌曲集《魂と風景 (Sjöl och Landskap)(1950) − 望み (Önskan) ただ彼らとともに (Bara hos den)

カール・レオポルド・シェーベリ (1861-1900) トゥーネナ (音楽) (Tornerna)
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) 睡蓮に寄せて (Med en vandlilje) 作品25-4
 ソールヴェイの歌 (Solveigs sang) 作品23-19 君を愛す (Jeg elsker dig) 作品5-3 希望 (Et Håb) 作品26-1
グンナル・ド・フルメリ (1908-1987) もっとも美しい時は黄昏 (Det är vackrast när det skymmer) 作品24-1
ヴィルヘルム・ステーンハンマル (1871-1927) 幸せの国への旅 (Lycklands resan) 作品26-8
 ブロンド嬢とブルネット嬢 (Jungfru Blond och Jungfru Brunett) 作品26-2
 ルーネベリの「牧歌と墓碑銘」から (Ur Runebergs 'Idyll och epigram') 作品4b
  聖ヨハネの夕べに糸を結ぶ娘 (Flickan knyter i Johannenatten)
  逢い引きから帰ってきた娘 (Flickan kom ifrån sin älsklings möte)
 魔法のランプとアラディン王子 (Prins Aladdin av Lampan) 作品26-10
  カーリン・インゲベック (ソプラノ) アンデシュ・ラーション (バリトン) マッティ・ヒルヴォネン (ピアノ)
  [録音 200361214日 ヨーテボリ音楽大学アティステン・オルガンホール]
  [制作 カーリン・インゲベック、アンデシュ・ラーション  エンジニア エーリク・シッケマ]
 試聴盤

◇カーリン・インゲベック Karin Ingebäck (1967-) とアンデシュ・ラーション Anders Larsson は、スウェーデンを中心にオペラとオラトリオの歌手として活躍しています。そのためでしょう、北欧の代表的なロマンス (歌曲) を歌ったこのアルバムでは、まるでオペラかミュージカルのステージのようです。コンサートイメージの響きを再現するため、、エンジニアのエーリク・シッケマ Erik Sikkema が開発した ULSI (Ultra Linear Stereo Image) という録音システム (詳細不明) が使われています。ストックホルムの王立音楽アカデミーで伴奏法を教え、歌唱法のマスタークラスも定期的に開催するピアニスト、マッティ・ヒルヴォネン Matti Hirvonen の音楽がまた、魅力的です。

Intim Musik IMCD095 正装の民俗音楽 第2(Folkmusik i Frack II)
サミュエル・ユーハンソン (編曲) 集まりし友よ (O, vänner, som församlade är)
ペール=オーケ・ヴェンネルベリ (編曲)
 ヴェンネルベリによる3つの編曲 (Tre Wennerbergare)
  ミュールのハリング (Myhrhalling) また一日がおわった (Nu är en dag framliden)
  カール・リンドブラードのポルスカ (Karl Lindblads polska)
 ヨンク・ユーナスにならうポルスカ (Polska efter Jonk Jonas)
ヘイノ・ハッレク (編曲) 聖母マリア (Jungfru Maria) エーンヴィーケンの結婚行進曲 (Brudmarsch från Enviken)
ギタン・グランス 世紀の変わり目のポルスカ (Sekelskiftespolska)
ギタン・グランス (編曲) ビュュス=カッレのメロディによるスレングポルスカ (Släangpolska efter Byss-Kalle)
 レトヴィーク民謡組曲 (Svit från Rättvik)

  スウェーデン娘アンナのワルツ (Svensk Annas vals) レトヴィークの徒歩の歌 (Gånglåtar från Rättvik)
 スモーランド組曲 (Småländsk svit)
  2つのポロネーズ (2 Polonäser) 土曜日の歌 (Lördagsvisan)
  ばあちゃんの婚礼ワルツ (Farmors brudvals) 娘たちのポルスカ (Pigopolskan)
ボッセ・ヘルグレン (編曲) ラッパンドの調べ (Visa från Lappand)
ペール=オーケ・ヴェンネルベリ、ヘイノ・ハッレク、サミュエル・ユーハンソン (編曲)
 西ダーラナの4つの民謡 (Fyra låtar från Västerdalarna)
  レイスメ・ペールのメロディによる徒歩の歌 (Gånglåt efter Lejsme Per)
  トロスカリ家のメロディによるスプリングレク (Springlek efter Troskari)
  ビョーン・ストービのメロディによるポルスカ (Polska efter Björn Ståbi)
  マールングのワルツゲーム (Valslek från Malung)
アネッテ・ヴァリーン 美しい木よ (Du vackra träd)
ヘイノ・ハッレク、ギタン・グランス (編曲)
 3つの愛の瞑想 (Tre kärleksbetraktelser)
  永遠の恋 (Ideliga älskog) 夏は、あなたに抱かれ (Sommar i din famn) 若い男はみな (Alla gossar)
  ユーネ五重奏団
   マルト・ハッレク (ヴァイオリン) ヤーコブ・ド・ヴェルディエ (ヴァイオリン)
   ニルス・シェーベリ (ヴィオラ) ホーカン・ムーランデル (チェロ)
   アンデシュ・ゲルハルドソン (ダブルベース)
  アッリス・ブルールソン (ヴォーカル) ギタン・グランス (ピアノ) カーリン・ストール (ヴォーカル)
  マリン・パルスムー (ヴォーカル) アネッテ・ヴァリーン (ヴォーカル) マリ・レンネ・ペーション (ヴォーカル)
  [録音 200410月−11月 ニレント・スタジオ (ヨーテボリ)]
  [制作 ヤン・ユーハンソン  エンジニア ペーテル・ルンディン]
 試聴盤

◇民俗音楽を弦楽四重奏で! ユーネ四重奏団 (Junekvartetten) の「正装の民俗音楽 (Folkmusik i Frack)(Naxos (Sweden) 8.553529) の好評を受け、その第2作として企画されたのがこのアルバムです。今回はダブルベースを加えた弦楽五重奏による録音。グループ名もユーネ五重奏団 (Junekvintetten) に代わりました。ヨンショーピングや、スモーランド地方のヒゥスクヴァルナに住む、ユーネ五重奏団の友人たちが、スウェーデンとノルウェーの民俗音楽の編曲を担当しました。ヘイノ・ハッレク Heino Hallek、ペール=オーケ・ヴェンネルベリ Per-Åke Wennerberg、ギタン・グランス Gittan Glans、サミュエル・ユーハンソン Samuel Johansson。教会音楽家、ピアニスト、フォーク・ミュージシャン、フリーランスのミュージシャンと顔ぶれもさまざま。音楽教師のボッセ・ヘルグレン Bosse Hellgren はベースプレーヤーとしてジャズやロックやポップスの演奏にも参加しています。録音セッションには友人の歌手たちも加わりました。いろいろなスタイルで編曲、演奏され、あるいは新たに作曲された音楽の中から、民俗音楽の心を伝えたいという、彼らの民俗音楽に対する敬意と愛情が感じられるでしょう。

Naxos 8.557284 ヒゥーゴ・アルヴェーン (1872-1960)
 交響曲第4番 ハ短調 作品39 《海辺の岩礁から (Från havsbandet)》 (ソプラノ、テノールと管弦楽のための)
 祝祭序曲 (Fest-Ouverture) 作品52

  アルンディス・ハーラ (ソプラノ) ヨハン・ヴァルデマルソン (テノール)
  シグルーン・エズヴァルスドウッティル (ヴァイオリン) リチャード・タルコウスキー (チェロ)
  クリスチャン・ステファンセン (コールアングレ) アイスランド交響楽団 ニクラス・ヴィッレーン (指揮)

nosag CD096 19世紀のギター音楽
ヨハン・カスパル・メルツ (1806-1856) ハンガリー幻想曲 作品65-1 エレジー (Elegie)
アントニオ・ヒメネス・マンホン (1866-1919) Aire Vasco
フェルナンド・ソル (1778-1839) モーツァルトの主題による序奏と変奏曲 作品9
ディオニシオ・アフアド (1785-1849) アンダンテとロンド イ短調
マウロ・ジュリアーニ (1781-1829) ロッシニアーナ第1番 作品119
  ヤーコブ・ヘンリケス (ギター) [録音 ゴーシンゲ教会]
  [制作 イェンス・キーレーン、ヤーコブ・ヘンリケス  エンジニア イェンス・キーレーン]
 試聴盤

◇ヤーコブ・ヘンリケス Jakob Henriques (1972-) はスウェーデンのギター奏者。ストックホルムの王立音楽大学卒業後、オーケストラとの共演も含め、ソロ活動をつづけています。ヴィラ=ロボス、マルタン、ロドリーゴらの曲を演奏したアルバム (nosag CD089) につぐリリースです。

nosag CD104 インゲル・ヴィークストレム (1939-)
 室内オペラ《ある愚か者の告白 (En dåres försvarstal)
  ミカエル・バルトフ (バリトン) グニッラ・バルトフ (ソプラノ) インゲル・ヴィークストレム (ピアノ)
  [録音 20046710日 スウェーデン放送 (ストックホルム) 第2スタジオ]
  [制作 北欧室内オペラ  エンジニア ベッティル・グリペ]
 試聴盤

◇インゲル・ヴィークストレム Inger Wikström はスウェーデンのピアニスト、指揮者。ボーマルシェの戯曲「不埒な母親 (La Mère Coupable)」 (「フィガロ三部作」の第3部) (Proprius PRCD9069) やアンデルセンの「ナイティンゲール」 (Proprius PRCD9109) によるオペラなどを書き、作曲家としても活動しています。《ある愚か者の告白》は、スウェーデンの作家、アウグスト・ストリンドベリ August Strindberg (1849-1912) と、ノルウェーの女優シリ・フォン・エッセンの愛の顛末を綴った自伝的小説を基にした室内オペラです。人妻シリとの不倫の恋、シリの離婚、シリとアウグストの結婚、破局……。台本には、ふたりが交わした手紙の文章と、ストリンドベリの戯曲のセリフも加えられました。歌とピアノというシンプルな編成。ヴェリズモオペラの大げさな色恋物とは違い、内面の動きから劇的な抑揚が生まれる作品になっています。2002年、ストックホルムのヴァーサ劇場で初演されました。

nosag CD105 12(december) − スヴァンホルム・シンガーズのクリスマス
ジャン・シベリウス (1865-1957) (ソフィア・セーデルベリ・エーベルハード 編曲)
 クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」 (Julvisa "Giv mig ej glans, ej guld, ej prakt") 作品1-4
グスタフ・ヌードクヴィスト (1886-1949) クリスマス、輝くクリスマス (Jul, jul strålande jul)
 クリスマスに (I juletid)
中世聖歌 (フレードリク・エミールソン 編曲) 来たれ、エマヌエル (Veni Immanuel)
フランス・クリスマスキャロル (ソフィア・セーデルベリ・エーベルハード 編曲)
 新しいクリスマス (Noël nouvelet)
イギリス・クリスマスキャロル (ジョナサン・ラズボーン 編曲) コヴェントリー・キャロル (Coventry Carol)
「ピエ・カンツィオーネス」 (フレードリク・エミールソン 編曲) この日、人と (Personet Hodie)
中世聖歌 (ソフィア・セーデルベリ・エーベルハード 編曲)
 今日キリストは生まれた (Hodie Christus natus est)

エイノユハニ・ラウタヴァーラ (1928-)
 TS・エリオットの2つの前奏曲 (Two Preludes of T. S. Eliot)
  冬の夜のとばりがおりて (Winter evening settles down)
  朝の訪れを感じる (The morning comes to consciousness)
オッリ・コルテカンガス (1955-) 雪の輝き (Lumen valo)

ヴェルヨ・トルミス (1930-) クリスマスがやって来る (Jõulud tulevad) ヴェプサの冬 (Vepsa talv)
セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943)
 晩祷 (Vsenosjtjnoje bdenije) 作品37
  さあ、神を拝もう (Priidite, poklonimsia) (ヴラディーミル・モロサン 編曲)
  聖母マリアよ喜べ (Bogoroditse Deve) (トマス・ベヴェリッジ 編曲)
  6つの詩編 (Shestopsalmiye) (アレクサンドル・グレチャニノフ 編曲)
カール・ニルセン (1865-1931) 語るもふしぎな (Forunderligt at sige) (「賛美歌と聖歌」 FS83 から)
ペーター・コルネリウス (1824-1974) (ロベルト・スンド 編曲) 三人の王が (Drei Könige)
マックス・レーガー (1873-1916) (ソフィア・セーデルベリ・エーベルハード 編曲)
 マリアの子守歌 (Mariä Wiegenlied)
フランツ・グルーバー (1787-1863) (ステファン・エングストレム 編曲) 聖しこの夜 (Stille Nacht)
  スヴァンホルム・シンガーズ ソフィア・セーデルベリ・エーベルハード (指揮)
  [録音 20049月 ロンマ教会]
  [制作 アンドレアス・ニルソン、ソフィア・セーデルベリ・エーベルハード  エンジニア アンドレアス・ニルソン
] 試聴盤

◇クリスマスの季節のイメージ、瞬間……キャンドルの明かりと楽しい踊りと素敵な料理、そしてキャロルの歌声。スヴァンホルム・シンガーズ第3作はクリスマスのアルバムです。シベリウスの《クリスマスの歌》は、20041214日、東京オペラシティのコンサートでも歌われました。シベリウス自身の男声合唱版ではなく、指揮者のソフィア・セーデルベリ・エーベルハード Sofia Söderberg Eberhard による編曲。この歌が聞こえてくると、あの夕べの幸せな思い出がよみがえってきて、涙ぐんでしまいます。トルミスの《ヴェプサの冬》、ラフマニノフの《晩祷》、そして《来たれ、エマヌエル》と《聖しこの夜》も、2004年のツアーで歌われました。

 コルテカンガス Olli Kortekangas の《雪の輝き (Lumen valo)》は来日公演のプログラムには入っていませんでした。打楽器のソナ−リとクラヴェスにバリトンソロが加わり、ヴォカリーズの合唱で“輝く雪”を表現する印象的な音楽。この合唱団の団長、第1バスのミカエル・ビョーネ Michael Björne がソロを担当します。

 コンサート後、ロビーでスヴァンホルム・シンガーズのメンバーが手にもっていた国内盤と違ってオリジナルのスウェーデン盤はデジパック仕様です。


リリース情報 - Jazz

GASON Jazz CD718 ユーハン・ベルケ − Upstairs Five
 Short, but sweet no2 One for A.G. Short, but weet no1 Old song no4 Orangos Tangos no4
 Orangos Tangos no5 Meanwhile upstairs What's next Waltz for G.H. Any other ideas?
  オルヤン・ヒゥルテーン (テナーサックス) フレードリク・ヌードストレム (テナーサックス、アルトサックス)
  ユーハン・ベルケ (ギター) フィリプ・アウグストソン (ベース) フレードリク・ルンドクヴィスト (ドラムズ)
  ヤン・エーリクソン (ラップスティール) [録音 2004222日、420日]
 試聴盤

GASON Jazz CD719 ホーカン・グーデ・トリオ − Hokus Fokus
 the believers distance obdurodon dubbelt sa lang (倍の長さ) hatam comercial k.l.i.m.p. context am i
  ホーカン・グーデ (ギター) ニルス・オールメダール (ベース) ヨン・ペーション (ドラムズ)
  [録音 2004531日]
 試聴盤


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© Nordic Sound Hiroshima

CD artwork © Lindberg Lyd (Norway), dacapo records (Denmark), Intim Musik, nosag records (Sweden)