Newsletter No.75   25 March 2005

 

Footprint Records − スウェーデンのインディペンデント・レーベル

 ノルウェーのレーベル、2L2004年のクリスマスシーズンにリリースしたグレクス・ヴォーカリスの「大いなる神秘」 (2L26) は思いがけないヒットを記録しました。リリースまもなく、最初の5000枚がなくなり、あわてて5000枚が追加プレスされましたが、それでも足りなかったとか。ノルウェー国内だけのリリースだったことを考えると、これはたいへんな数字です。ヒットを意図せず、自分たちがベストと考えるアルバムを作り、それが多くの人たちに受け入れてもらえたことは、ミュージシャンにとってもスタッフにとっても、大きな喜びでした。"Free from the strains of genre" (ジャンルという系譜から解放されて) のモットーのもと、2001年にレコード制作を始めたモッテン・リンドベルグ、ヨルン・シメンスター、ヴォルフガング・プラッゲらの努力が報われたのは、とても嬉しいことです。

 2L のように、レコード制作の現場で経験を積んだ人たちが新たにレコードレーベルを立ち上げる、いわゆるインディペンデント・レーベルの活動がめざましくなってきたことは、アルバム制作に苦労しているといわれるメージャーレーベルの姿と対照的です。自由な発想から生まれるアルバム・コンセプト、優れた演奏技術と、自分たちが演奏する音楽への愛情をもったミュージシャンたち、音楽を知り、録音技術を究めたスタッフ。インディペンデント・レーベルの制作スタイルは、価値観の多様化した今の時代に相応しいものに思えます。

 スウェーデンの Footprint Records もインディペンデント・レーベルです。正式の創立は20039月。その1年前に、すでに最初のアルバムをリリースしています。南スウェーデンのヨーテボリが本拠。同じヨーテボリにあり、ヤン・ユーハンソンが主催する、これも独立系のレーベルとして着実な活動をつづけている Intim Musik とは、レーベルカラーとレパートリーがかなり違っています。Intim Musik がクラシカルのほぼ全般にわたりアルバムを制作しているのに対し、Footprint Records は、クラシカルのジャンルを合唱音楽、室内楽、オルガン音楽にしぼり、そのかわりにジャズ、フォーク、ワールドのアルバムをあわせて制作しています。こうしたレパートリーが選ばれた背景には、合唱指揮者のグンナル・エーリクソンやジャズピアニストのステファン・フォシェーンら、録音に参加するミュージシャンの顔ぶれも関係しているはずです。

 Footprint Records は、さりげない日常の喜びと悲しみを映し出す音楽を聴かせることをめざしています。感情の振幅の大きい音楽を避けているのは、その表れのひとつ。さらに、合唱音楽のアルバムの中にはクラシカル音楽とジャズが融合した音楽もあり、“フュージョン”といった意識的なジャンル交流ではなく、ごく自然な日常の音楽となっていることに清々しさが感じられます。

 Footprint Records はふたりのプロデューサーが運営しています。音楽書と楽譜の編集会社を経営しているブー・エーイェビ Bo Ejeby がブックレットとアルバムデザインを担当。Sound Processing という会社で音響コンサルタントとリサーチをしているペール・シェーステン Per Sjösten が録音、編集、マスタリングなどの技術面を担当しています。Footprint Records の目標は、音楽と技術の両面で質の高いCDを制作すること。エーイェビとシェーステンのふたりは1980年代なかばから、ジャズのアルバムを中心に、優秀な録音で知られる Prophone Records で制作を経験しており、そのクオリティは Footprint Records のアルバムに引き継がれています。

 これまでにリリースされたディスクは18枚。グンナル・エーリクソン Gunnar Eriksson (1936-) は、プロデューサーとの個人的なつながりもあり、指揮者、あるいは編曲者として録音に参加しています。ヨーテボリ室内合唱団を指揮した「あなたの想いは緑の木 (Tankarnas gröna träd)(FRCD004) は、彼らがレギュラー出演していたスウェーデン放送の番組のために録音された音源をピックアップしたもの。このコンビの代表作のひとつ、「風よささやけ (Viska du vind)(Proprius PRCD9017) に似た、スウィング感のある音楽が楽しめます。オスロ室内合唱団の“スウェーデンとノルウェーの海にちなんだ”「海岸 (Kyst/Kust/Coast)(FRCD012) は、グレーテ・ペーデシェン・ヘルゲロード Grete Pedersen Helgerød (1960-) とエーリクソンの友情から生まれました。このアルバムには、ボボ・ステンソンやサムリ・ミッコネンのトリオにも参加するジャズベーシスト、アンデシュ・ヨルミンも参加しています。

 Footprint とグンナル・エーリクソンの共同作業はつづき、「短い人生 (Det korta livet)(Swedish Society Discofil SCD1112) や「しばし楽の音に (Music for a While)(Prophone PCD005) のコンビ、リルケ・アンサンブル Rilke Ensemble を指揮した、アルネ・メルネス Arne Mellnäs (1933-2002) 作品集のリリースが予定されています。

 ヨーテボリ本拠のふたつのグループ、サイモン・フィップス・ヴォーカルアンサンブルのベンジャミン・ブリテン作品集 (FRCD006)、ホルムボーらデンマークの曲にスウェーデンやフィンランドなどの曲をまじえたヴォーチェス・ノルディケ (ノルディック・ヴォイセズ) Voces Nordicae のアルバム (FRCD007) もユニーク。ストックホルムで活動するアンデシュ・エビ指揮ミカエリ室内合唱団の2枚のアルバム (ダニエル=ルシュールの《ソロモンの雅歌 (Le Cantique des Cantiques)》をメインにすえた「ソロモンの雅歌」 (FRCD011) とヘンク・バーディングスの合唱曲集《聖母マリア (Maria)(FRCD008)) は、録音の数が少ないことから、演奏だけでなく、レパートリーとしても注目されます。

 ヴォックス・ヴォーカルカルテット Vox Vokalkvartetten は、スウェーデンでただひとつ、プロフェッショナルとして活動するヴォーカルカルテットです。ウルリカ・オーレーン・アクセルベリ Ulrika Åhlén Axberg (ソプラノ)、カタリナ・ルンドボリ Katarina Lundborg (アルト)、トゥーレ・スネソン Tore Sunesson (テノール)、マッツ・ユーハンソン Mats Johansson (バリトン、バス) はソロイストとしてもコンサートや録音活動をしている人たち。「それが人生 (Such is life)(FRCD009) は、4声のヴォーカルという編成に思いがけない表現の幅があることを気づかせてくれます。

 ジャズのディスクも色とりどり。ステファン・フォシェーン Stefan Forssén の「バッハの音楽によるジャズ組曲《天使の音楽 (Änglaspel)》」 (FRCD001) は、《パルティータ》、《フランス組曲》、《無伴奏チェロ組曲》、《音楽の捧げ物》、《ゴルトベルク変奏曲》などから選んだ14曲が“ジャズに新しい次元” (クレース・アンデション) を与えています。アンデシュ・ハーグベリ Anders Hagberg (フルート、ソプラノサックス) とヨハンネス・ランドグレン Johannes Landgren (オルガン) の「Of Air(FRCD017) は、スウェーデンの有名なコラール《祝福された日 (Den signade dag)》 や、日本の尺八からインスピレーションを得た《寺の秋 (Tempelhöst)》 など、宗教的な色彩のある、フリージャズのアルバム。ヨーテボリ大学音楽学部との共同制作による "Resonance" シリーズの第1作です。クリスチャン・ヨルミン・トリオ Christian Jormin 3 の「Sol Salutis (太陽に挨拶を)」 (FRCD019) は瞑想的、思索的なジャズ。ヴォーカルとベースを中心とする、繊細な音楽を聴かせるアルバム、ユーセフ&エリカの「壁紙物語 (Wallpaper Stories)」とともに、Footprint のレーベルコンセプトをうかがわせます。

 チェッロ・エスペランサ・バンド Cerro Esperanza Band の「Nubes del alma(FRCD002) はワールドミュージック。アルルナ Alruna の「Eja(FRCD013) では、ヴォーカル、チェロ、パーカッションにアラビア・リュートが加わり、スウェーデンの民俗音楽が、ふしぎな香りのする音楽になっています。

Footprint Records リリースリスト

 

リリース情報

2L 2L25 Ceros (角) − フロイディスとホルンのための作品集
ヴォルフガング・プラッゲ (1960-) RAGA (ラーガ) 作品106 (2つのホルンとピアノのための)
  ヤン=オラヴ・マッティンセン (ホルン) フロイディス・レー・ヴェクレ (ホルン)
  ヴォルフガング・プラッゲ (ピアノ)
 Monoceros (ユニコーン) 作品51 (ホルン独奏のための)
  フロイディス・レー・ヴェクレ (ホルン)
 ホルンソナタ第4番 作品115
  フロイディス・レー・ヴェクレ (ホルン) ヴォルフガング・プラッゲ (ピアノ)
シーグル・ベルゲ (1929-2002) 三重奏曲 (1986) (3つのホルンのための)
  フロイディス・レー・ヴェクレ (ホルン) ヤン=オラヴ・マッティンセン (ホルン)
  リサ・フォード (ホルン)
トリグヴェ・マドセン (1940-) ホルン三重奏曲 作品110
  フロイディス・レー・ヴェクレ (ホルン) アトレ・スポンベルグ (ヴァイオリン)
  トゥール・エスペン・アスポース (ピアノ)
ヨハン・クヴァンダール (1919-1999) 賛美歌の調べ (Salmetone) (ホルン独奏のための)
  フロイディス・レー・ヴェクレ (ホルン)
アンドレア・クリアフィールド (1960-)
 ハヤブサの目の中に (Into the Falcon's eye) (2つのホルンとピアノのための)
  フロイディス・レー・ヴェクレ (ホルン) リサ・フォード (ホルン) アンドレア・クリアフィールド (ピアノ)
  [録音 2004年 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]
  [制作 ヴォルフガング・プラッゲ  録音 ハンス・ペーテル・ロランジュ]
  [録音 1996年][制作 ショーン・ルイス  録音 モッテン・リンドベルグ] (Monoceros) 試聴盤

◇ノルウェーが生んだ世界的なミュージシャンと言えば、ヴァイオリンのアルヴェ・テレフセン Arve Tellefsen (1936-) とチェロのトルルス・モルク Truls Mørk (1961-) の名前がすぐに挙げられるでしょう。最近では、ピアニストのホーコン・アウストボー Hakon Austbø (1948-) とホーヴァル・ギムセ Håvard Gimse (1966-) も、ノルウェーだけでなく世界の舞台で活躍するアーティストとして耳にすることが多くなりました。ヴァイオリン、チェロ、ピアノほど独奏楽器として注目されることがないため、一般には彼らほど知られていないものの、ホルン奏者のフロイディス・レー・ヴェクレ Frøydis Ree Wekre (1941-) も世界の音楽地図の上ではとても重要な存在です。

 ヴェクレは、オスロ・フィルハーモニック管弦楽団の副首席奏者としての役割を果たしながら、ヨーロッパと北アメリカで、独奏者、室内楽奏者、教育者としてのキャリアを積み上げてきました。サラソタ音楽祭 Sarasota Music Festival (アメリカ) やカナダのバンフ芸術センター Banff Centre of the Arts など、各地の音楽祭にゲストプレーヤーや講師として招待され、特に、国際ホルン・ワークショップ (アメリカ) には1973年のデビュー以来、常連として参加してきました。著書の「Thoughts on Playing Horn well (よきホルン演奏に関する考察)」 は、各国の言葉に翻訳され、ホルンプレーヤーの指針になっています。フィルハーモニックを引退してからは教育者としての仕事が活発。今年は来日も予定され、公開レッスンが開かれることになっていると聞きました。

 ヴェクレのホルンがもつ特有の音色と、高いコミュニケーション能力のおかげで、彼女の音楽は、各国の聴衆だけでなく作曲家たちにもアピールしてきました。彼女のために書かれた作品も多く、同時代の音楽に対する関心あって、ヴェクレは多くの新作初演を手がけています。彼女からの委嘱作もかなりの数にのぼり、それらの音楽が、世界のホルン奏者たちにより再演される機会も増えてきています。

 このアルバムで演奏される作品も、ベルゲとクヴァンダールの曲をのぞき、ヴェクレからの委嘱作です。インド音楽に触発された《RAGA (ラーガ)》、想像の動物を重ねあわせた《Monoceros (ユニコーン)》、11世紀のセクエンツァを素材とするソナタ第4番。時を超えた響きは、プラッゲ Wolfgang Plagge の音楽のおもしろさのひとつ。彼はヴェクレの長年の友人でもあります。多彩なスタイルで知られるシーグル・ベルゲ Sigurd Berge3つのホルンのための三重奏曲にはノルウェー伝統の音楽の影響がありそうです。のびやかな音楽からは、高原に響く角笛がしのばれるかもしれません。クヴァンダール Johan Kvandal の《賛美歌の調べ (Salmetone)》 は、トロンハイム交響楽団の首席奏者だったラグンヒル・イェルデ Ragnhild Gjerde のために作曲された小品です。

 マドセン Trygve Madsen によると、ホルン奏者とヴァイオリニストとピアニストが共演する理由はただひとつ。ブラームスの三重奏曲 (作品40) を演奏すること。そして、ヴェクレのために作曲したホルン三重奏曲が、ブラームスを演奏する前のウォーミングアップとして必ず演奏されるようになることが、作曲者としての願いだとか。フレンドリーな音楽で人気の高いマドセンらしい発言です (マドセンといえば、最近リリースされた、シュトラウスへのオマージュ、ホルンとシンフォニックバンドのための《航海への誘い (Invitation to a Voyage)(Pro Musica PPC9049) もヴェクレのアメリカツアーのために書かれた作品。"Strauss" の名によるアナグラム (Es, C, D, A, C, Es) をモチーフにした、フィルムスコア風の胸の躍る音楽です)。

 伴奏者コーディネーターとしてサラソタ音楽祭に参加するアメリカの作曲家、アンドレア・クリアフィールド Andrea Clearfield の作品では、ピアニストでもあるクリアフィールド自身が録音に参加しました。ヴェクレと共演しているホルン奏者、オスロ・フィルハーモニックのヤン=オラヴ・マッティンセン Jan-Olav Martinsen と、ヨーテボリ交響楽団の首席、リサ・フォード Lisa Ford はヴェクレの生徒です。

Aeon AE0530 3CD's for price of 2 エドヴァルド・グリーグ (1843-1907)
 劇音楽《ペール・ギュント (Peer Gynt)》 作品23 (独唱、合唱と管弦楽のための)
  ディートリヒ・ヘンシェル (バリトン) (ペール) ランベール・ウィルソン (台詞) (ペール)
  インガー=ダム・イェンセン (ソプラノ) (ソールヴェイ) ソフィー・コーシュ (メッツォソプラノ) (アニトラ)
  ヴィヴィアーナ・アリベルティ (台詞) (オーセ、ソールヴェイ、緑の衣をまとった女、アニトラ)
  エルス・キスファルディ (台詞) (山の魔王) ヴェーゲル・ヴァルダール (ハリングフェレ)
  ジュネーヴ・モテット・ヴォーカルアンサンブル スイス・ロマンド管弦楽団
  ギヨム・トゥルニエール (指揮) [録音 20006月−7月]

◇アラン・ペルーの新演出による台詞つきの全曲録音。独唱と合唱はノルウェー語、台詞はフランス語。ブックレットはフランス語のみ。ディスク3は、音楽だけをあらためて収録したボーナスディスク。

Arabesque Z6578 [旧譜] クリスチャン・シンディング (1856-1941) ピアノ作品集
 ピアノソナタ ロ短調 作品91 コン・フォーコ メロディ 作品76 グロテスクな行進曲 (Marche grotesque) 作品32-1
 セレナード (Ständchen) 作品33-4 鬼火 カプリッチョ 行進曲風に ポンポーゾ
 春のさざめき (Frühlingsrauschen) 作品32-3
  ジェローム・ローウェンタール (ピアノ)

BIS CD1217 アルフレート・シュニトケ (1934-1998)
 交響曲第8(1994) 交響的前奏曲 (1993) リヴァプールへ (1994)
  ノールショーピング交響楽団 リュー・チャー (指揮) 試聴盤

BIS CD1250 エイトル・ヴィラ=ロボス (1887-1959) ブラジル風バッハ 第1
 ブラジル風バッハ第2(1930) ブラジル風バッハ第3(1938) ブラジル風バッハ第4(1941)
  サンパウロ交響楽団 ロベルト・ミンチュク (指揮) ジャン=ルイ・シュトイアマン (ピアノ) (第3番)

BIS CD1298 アトリ・インゴウルソン (1962-)
 小妖精のアクセント (The Elves' Accent) (1998) (五重奏のための)
 恐怖の的 (Object of Terror) (2000) (14人のアンサンブルのための)
 叫びの距離 (La métrique du cri) (1996) (11人のアンサンブルのための)
  CAPUT アンサンブル
 スラッシュ (Slash) 1-4 (エレクトロニクスのための)
  アトリ・インゴウルソン (エレクトロニクス)
 HZH: 弦楽四重奏曲第1(1999)
  アルディッティ弦楽四重奏団
 フレクテ・ラピス II (Flecte Lapis II) (1998) (クラリネットとキーボードサンプラーのための)
  グヴズニ・フランソン (クラリネット) マッシミリアーノ・ヴィエル (キーボード) 試聴盤

BIS CD1328 CPE・バッハ (1714-1788) ソロ・キーボード曲全集 第13
 シンフォニア ト長調 Wq122-1 ソナタ ニ短調 Wq65-24 アレグレットと変奏 KW188-5
 シンフォニア ヘ長調 Wq122-2 幻想曲とフーガ ハ短調 Wq119-7 ソナタ ハ長調 Wq65-29
  ミクローシュ・シュパーニ (フォルテピアノ)

BIS CD1335 初期イタリアのリコーダー音楽
タリオ・カステッロ (1590-1644) ソナタ第1
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ (1571-c.1630) ソナタ第2
バルトロメオ・モンタルバーノ (?c.1600-1651) シンフォニア第1番 シンフォニア第2
ジョヴァンニ・パオロ・チーマ (b.c.1570-fl.until 1662) ソナタ第1番 ソナタ第2
タルキニオ・メールラ (1594/5-1665) ソナタ第1
ジョヴァンニ・バッサーノ (c.1558-1617) リチェルカータ第8
アンジェロ・ベラルディ (c.1636-1694) カンツォーネ第6
ジョヴァンニ・バッティスタ・コンフォルティ (fl.1550-1570) Laudate Pueri
ジローラモ・フレスコバルディ (1583-1643) カンツォーナ第3番 2つのカンツォーナ
ジョヴァンニ・パンドルフィ (fl.1660-1669) ソナタ《ベルナベア》
  ダン・ラウリン (リコーダー) 鈴木雅明 (ハープシコード、オルガン)

BIS CD1376 ジャン・シベリウス (1865-1957) 弦楽四重奏曲全集 第1
 モルト・モデラートとスケルツォ JS134 (1885)
 スケルツォ ロ短調 (1885) (カレヴィ・アホ補筆)  弦楽四重奏曲変ホ長調 JS184 (1885)
 4つの主題 (1887) 3つの小品 (1888) アレグレット ニ長調 JS20 (1888)
 アンダンティーノ ハ長調 JS39 (1888) 主題と変奏 嬰ハ短調 JS195 (1888) (カレヴィ・アホ補筆)
 33の小品 (1888-89) アレグロ ト短調 (1888-89)
 アンダンテとアレグロ・モルト ニ長調 JS32 (1888-89)
 アンダンテ・モルト・ソステヌート ロ短調 JS37 (1888-89)

  テンペラ四重奏団 試聴盤

20代の習作を含め、シベリウスが弦楽四重奏のために書いた作品のすべてを紹介するシリーズ。全部で3枚にディスクになります。第1集の作品はいずれも世界初録音です。テンペラ四重奏団は、女性ばかりで結成したフィンランドのグループ。メンバー全員がシベリウス・アカデミーの卒業生です。テンペラ画のような色あざやかな音楽を演奏したいという願いからこの名前がつけられました。

BIS CD1407 アルノルト・シェーンベルク (1874-1951) ヴァイオリン作品全集
 幻想曲 (1949) ヴァイオリンとピアノのための小品 ニ短調 (1893-94)
 木管五重奏曲に基づくヴァイオリンソナタ (フェリクス・グライスル 編曲)
 ヴァイオリンとピアノのための断章 (1927)
  ウルフ・ヴァリーン (ヴァイオリン) ローランド・ペンティネン (ピアノ) 試聴盤

BIS SACD1408 SACD (Multichannel/Stereo hybrid) ピョートル・チャイコフスキー (1840-1893)
 交響曲第5番 ホ短調 作品64 交響的バラッド《地方長官》 作品78 イタリア奇想曲 作品45
  ヨーテボリ交響楽団 ネーメ・ヤルヴィ (指揮)

BIS CD1421 JS・バッハ (1685-1750) カンタータ全集 第27
 カンタータ第80番「われらが神は堅き砦」 BWV80 カンタータ第5番「われいずこにか逃れゆくべき」 BWV5
 カンタータ第115番「備えて怠るな、わが霊よ」 BWV115
  スサンネ・リュデーン (ソプラノ) パスカル・ベルタン (カウンターテナー) ゲルト・テュルク (テノール)
  ペーター・コーイ (バス) バッハ・コレギウム・ジャパン 鈴木雅明 (指揮)

BIS CD1428 クリスチャン・リンドベリ (1958-) 作曲家の肖像
 ヘリコン・ワスプ (Helikon Wasp) (2003) (指揮するトロンボーン奏者と管弦楽のための)
  クリスチャン・リンドベリ (トロンボーン、声、指揮) サンパウロ交響楽団
 The World of Montuagretta (モントゥアレグレッタの世界) (2001-02)
  シャロン・ベザリー (フルート)
  スウェーデン室内管弦楽団 クリスチャン・リンドベリ (指揮)
 コンドル峡谷 (Condor Canyon) (2000) (トロンボーンと金管五重奏のための)
  クリスチャン・リンドベリ (トロンボーン) ストックホルム室内ブラス
 朝日は昇る ('...ty solen är uppe!') (1999) (トロンボーンと男声合唱のための)
  クリスチャン・リンドベリ (トロンボーン) OD (オルフェイ・ドレンガル) ロベルト・スンド (指揮)
 ベハック・ムンロー (Behac Munroh) (2004) (トランペット、トロンボーンと管弦楽のための)
  オーレ・エドヴァルド・アントンセン (トランペット) クリスチャン・リンドベリ (トロンボーン)
  バスク国立管弦楽団 クリスチャン・マンデアル (指揮) 試聴盤

BIS SACD1484 SACD (Multichannel/Stereo hybrid) ニコス・スカルコッタス (1904-1949)
 ピアノ協奏曲第2(1937) 主題と変奏 (Tema con variazioni) (1949) 弦楽のための小組曲 (1942)
 4つの映像 (Four images) (1948)
  ジェフリー・ダグラス・マッジ (ピアノ) BBC交響楽団 ニコス・クリストドウルー (指揮)

BIS CD1502 トルストイのワルツ − ロシア文豪の音楽
レオ・トルストイ (作家) ワルツ ヘ長調
ボリス・パステルナーク (作家) ピアノソナタ 2つの前奏曲
グリボエードフ (作家) 2つのワルツ
オドエフスキー (作家) カノン センチメンタルなワルツ 子守歌 ワルツ
ポレーノフ (画家) 別れの歌  海へ わが心は暗く
フェドートフ (画家) いとしい女 カッコウ
セルゲイ・ディアギレフ (振付師) 憶えているか、マリア
ジョージ・バランシン (振付師) ゆったりしたワルツ
  レーラ・アウエルバッハ (ピアノ) 浦野智行 (バリトン) [たまゆら]

Bluebell ABCD098 スウェーデンの偉大な歌手たち − エーリク・セデーン
ガエターノ・ドニゼッティ (1797-1848) オペラ《愛の妙薬》 − お聞きください、 村の皆さん
ジュゼッペ・ヴェルディ (1813-1901) オペラ《トロヴァトーレ》 − 起きろ!起きろ!
シャルル・グノー (1818-1893) オペラ《ファウスト》 − 黄金の子牛の歌
フェリクス・メンデルスゾーン (1809-1847) オラトリオ《パウロ》 − 神よ我を憐れみ給え 他 (全12曲)
  エーリク・セデーン (バスバリトン) 他

Bottega Discantica DISCANTICA117 JS・バッハ (1685-1750) 2台のハープシコードのための協奏曲集
 2台のハープシコードのための協奏曲 ハ短調 BWV1060 (ハープシコード、オルガンと弦楽による)
 2台のハープシコードのための協奏曲 ハ長調 BWV1061 (ハープシコード、オルガンと弦楽による)
 2台のハープシコードのための協奏曲 ハ短調 BWV1062 (ハープシコード、オルガンと弦楽による)
  ファビオ・チオフィーニ (ハープシコード) マルック・マキネン (オルガン) Opus X
  [録音 2004101日−2日 コトカ教会 (フィンランド)]

◇イタリアのハープシコード奏者が、フィンランドのオルガニスト、マキネン (1973-) とピリオド楽器アンサンブルの Opus X と共演してフィンランドの教会で録音。

Caprice CAP21713 SACD (Multichannel/Stereo hybrid) To hear with the mouth
リチャード・バレット (1959- イギリス) colloid (1992) EARTH (1987-88) colloid-E (1992)
バリー・ガイ (1947- アイルランド) Bichrome Terrors (2002) Holyrood (1998)
ロジャー・ドイル (1949- イギリス) Shindstu (1998)
  アンサンブル SON  マグヌス・アンデション (ギター) イーヴォ・ニルソン (トロンボーン)
   ユニー・アクセルソン (打楽器) ヨリエン・ペッテション (サクソフォーン)
  サラ・リンドロフ (フルート) スヴェン・オーベリ (マンドリン) バリー・ガイ (ダブルベース)
  [録音 2002103日−4日 フィルシンゲン (ストックホルム) (ライヴ)]
  [制作 マグヌス・アンデション 録音 トゥルビョーン・サミュエルソン] 試聴盤

◇アンサンブル SON (Ensemble SON) は、個性的なミュージシャン4人が1994年に結成したグループです。ヨリエン・ペッテション Jörgen Pettersson (1964-)、マグヌス・アンデション Magnus Andersson (1956-)、ユニーs・アクセルソン Jonny Axelsson (1963-)、イーヴォ・ニルソン Ivo Nilsson (1966)。全員の名字に "son" がついていることが名前の由来になりました。このディスクは、サラ・リンドロフ Sarah Lindloff、スヴェン・オーベリ Sven Åberg、バリー・ガイ Barry Guy をゲストに迎えたコンサートのライヴ録音。バレット Richard Barrett、ロジャー・ドイル Roger Doyle、バリー・ガイの作品では即興の要素も楽譜に細かく指示があるといわれ、いずれも Phono Suecia"con forza" シリーズに起用された、スウェーデンを代表する、しかも即興演奏の好きなアーティストたちの実力が発揮されます。

Caprice CAP21746 カール・ニルセン、モーツァルト
WA・モーツァルト (1756-1791)
 ピアノ、オーボエ、クラリネット、バスーンとホルンのための五重奏曲 変ホ長調 K452
 ピアノソナタ ヘ長調 K332/300k (第12番)
カール・ニルセン (1865-1931) 木管五重奏曲 FS100 (作品43)
  アマデ五重奏団
   スサンネ・ホールベリ (フルート) ベンクト・ルーセングレン (オーボエ)
   ニクラス・アンデション (クラリネット) ヘンリク・ブリクスト (バスーン)
   ハンス・ラーション (ホルン)
  テレース・ローヴ (ピアノ)
  [録音 2004824日−26日 スウェーデン放送 (ストックホルム) 第3スタジオ]
  [制作 シェル・セーデルクヴィスト  録音 ベッティル・グリペ] 試聴盤

◇アマデ五重奏団 Amadékvintetten のミュージシャン、スサンネ・ホールベリ Susanne Hörberg (ソロ・ピッコロ)、ベンクト・ルーセングレン Bengt Rosengren (1963-)、ニクラス・アンデション Niklas Andersson (1962-)、ヘンリク・ブリクスト Henrik Blixt、ハンス・ラーション Hans Larsson はいずれも、スウェーデン放送交響楽団のソロ奏者です。木管楽器アンサンブルの素敵なレパートリーの“リバイヴァル”をめざして五重奏団を結成。2003年にコンサートデビューしました。テレース・ローヴ Terés Löf (1976-) はエステル・ブーディン=カルペ Ester Bodin-Karpe とスタファン・シェーヤ Staffan Scheja の生徒。ストックホルムの王立音楽大学のディプロマを取得後は独奏者、室内楽奏者として活動し、スウェーデン放送交響楽団、ノールショーピング交響楽団とも共演しています。

 変ホ長調の五重奏曲は、モーツァルトのの数多い室内楽曲の傑作のひとつ。興趣にみちた、美しい音楽です。ミュージシャンに言わせると、この曲を演奏する時には、木管楽器とピアノのバランスに特に気をつかうとか。そのことは、録音する際のバランスのとり方でも同じでしょう。かなりの数のディスクがカタログに載っていますが、なかなかいい録音がないという声を聞きます。世評の高いデニス・ブレインらイギリスの奏者とギーゼキングが共演した録音も、あの音質ではね。素直に音楽が楽しめません。シェル・セーデルクヴィスト Kjell Söderqvist が制作したアマデ五重奏団のディスクはまず、録音が見事です。エンジニアのベッティル・グリペ Bertil Gripe とは気の合った間柄。楽器はバランスよくとらえられ、響きもクリア。音色につやがあります。スタジオの空気感が巧く表現されていて、楽しそうに演奏する奏者の姿まで見えてくる感じです。

  アマデ五重奏団とローヴの演奏からは、彼らがアンサンブルをするということを知っていることがわかります。いわゆる楽器の出し入れが巧み。音楽の流れが自然に整い、ミュージシャンたちが室内楽を楽しみ、モーツァルトの音楽を愛している雰囲気が伝わってきます。あれはアンリ・ゲオンの「モーツァルトとの散歩」でしたっけ、少年モーツァルトが、会う人ごとに、「ぼくのこと好き?」と尋ねたって書いてあったのは? アマデ五重奏団とローヴの演奏を聴けば、「好きだよ!」って言ってもらえるでしょう。きっと。

 五重奏曲の後にヘ長調のピアノソナタが演奏されているのは、プログラムとして気が利いています。モーツァルトの場合、ベートーヴェンあたりと違って、ソナタばかり並んでいると飽きてしまいがち。そういう時には、「モーツァルトのソナタって、聴くものじゃなく、弾くものじゃないか!」なんて思ったりもします。

 ニルセンの木管五重奏曲はデンマークのグループによる優れた録音が、いくつもあります。同じ北欧でもデンマークとスウェーデンではカラーに違いがあり、この演奏からもそのことが感じられます。明るく軽快なデンマーク、しっとり落ち着いたスウェーデン。おおざっぱには、そんな感じでしょうか。ここでも、アマデ五重奏団がニルセンの音楽を好きだということがわかります。いくらトップ奏者が集まったって、音楽が好きじゃなければ、こういった演奏にはならないでしょう。

 音楽は音。こんな風に音楽の方から語りかけてくれると、スピーカーと対峙して聴くということがなくなります。とてもいい気分。音楽とライフスタイルのかかわりって、そんなものだと思います。

Caprice CAP22057 2CD's
Winner Takes All − ストックホルム・エレクトロニックアート・アウォード&ems1995年−2004
ジャン・フランソワ・カヴロ (1963- フランス) K (2002)
クリスチャン・バナシク (1963- ポーランド) ...letzte Gebaerde offerner Muender (1998-99)
ミゲル・アスギメ (1960- ポルトガル) Le Dicible Enfin Fini (2003)
ステファン・ドゥンケルマン (1956- ベルギー) Metharcana (1998)
エーリク・ペーテルス (1970- スウェーデン) Allt som ligger under snön är gratis (1999)
ウィリアム・ブランソン (1953- アメリカ) Creature Comforts (1998)
ジェイソン・アーネスト・ガイストワイト (アイルランド) A letter from the trenches of Adrianopolis... (2004)
ハンナ・ハルトマン (1961- スウェーデン) Die Schrauben, die die Welt zusammenhalten (2001)
ポール・ルディ (1962- アメリカ) Thema: Omaggio (2002)
フランク・コーコラン (1944- アイルランド) Quasi una Missa (1999)
フランチェスコ・ボシェット (1970- イタリア) Your Heart is a Red Train (1994-95)
ジル・ゴベイユ (1954- カナダ) Nuit Cendre (1995)
  [制作 マッツ・リンドストレム] 試聴盤

Stockholm New MusicCaprice RecordsEMS (Electroacoustic Music in Sweden) の共同企画。1995年から2004年にかけてストックホルム・エレクトロニックアート・アウォード (Stockholm Electronic Arts Award)EMS(emsPrize) を受賞した作品が収録され、エレクトロアクースティック音楽のトレンドを知ることができます。

dacapo 8.226020 ヘーコン・ベアセン (1876-1954) オペラ《高貴な訪問客 (Den kongelige gæst)(1919)
  スティウ・フォウ・アナセン (テノール) ティナ・キベア (ソプラノ)
  グイド・パエヴァタルー (バリトン) エーディト・ギヨム (メッツォソプラノ)
  リーセ=ロッテ・ニルセン (ソプラノ) オーゼンセ交響楽団 タマーシュ・ヴェテ (指揮)
  [録音 2003610日−13日、16日−17日 オーゼンセ・コンサートホール]
  [制作 ヘンリク・スライボー  エンジニア クヌーズ・エスマーク] 試聴盤

◇ベアセン Hakon Børresen3つの交響曲 (dacapo 8.224059, 8.224061 廃盤) で知られるデンマークの作曲家です。オペラ《高貴な訪問客 (Den kongelige gæst)》 は、ノーベル文学賞を受けたデンマークの作家、ヘンリク・ポントピダン Henrik Pontoppidan (1857-1943)1908年に発表した短編に基づく作品。医師夫妻の家を訪れた客 −− カーネヴァル (カーニヴァル) 王子 (Prins Karneval) −− がパンとエロスを讃えるというストーリーにちなみ、《エロスへの賛歌 (Hymn til Eros)》 という副題があります。1919年の王立劇場での初演では、ゲーオウ・ヘーベア Georg Høeberg (1872-1950) が指揮した音楽の抒情と詩情が人々の心をつかんだといわれ、ベアセンの曲ではもっとも人気のある作品となりました。1964年までに王立劇場で134回上演されています。全1幕、演奏時間約80分。デンマーク語歌詞、英語・ドイツ語対訳付き。

dacapo 2.110401 DVD アナス・ノーエントフト (1957-) On This Planet (この惑星で) (2000-2002)
 ノーエントフト「五線紙からオーケストラへ」 (ビデオ映像) 作曲家・演奏家バイオグラフィ インターネットリンク集
  トマス・サンベア (ヴォーカル) コペンハーゲン・アテラス・シンフォニエッタ
  モーテン・リーロン・セーアンセン (指揮) マーティン・トゥリニウス (演出)
  [収録 20021130日−122日 コペンハーゲン (ライヴ)]
  [NTSC 16:9 Dolby Digital 5.1 Dolby Digital 2.0 DTS 90min 英・独・仏・西・デンマーク語字幕]

◇アナス・ノーエントフト Anders Nordentoft が自身とデレク・ウォルコット Derek Walcott のテクストに作曲したミュージックドラマ。演出家マーティン・トゥリニウス Martin Tulinius がビデオ映像とコンピューターグラフィックスによりステージ制作し、ミュージシャンのトマス・サンベア Thomas Sandberg が演じました。ロックとジャズとブルースと現代の手法をミックスした音楽により、誕生から死に至る“生の物語”が語られます。音楽のみのCD (8.224221) がリリースされていました。

Daphne DAPHNE1019 Flames − スウェーデンの木管五重奏曲
ロルフ・マッティンソン (1956-) Coloured Flames (木管五重奏のための)
グンナル・ド・フルメリ (1908-1987)
 木管五重奏のための組曲 (Svit för blåskvintett) 作品71 (1973)
ダニエル・ベルツ (1943-) Winter Pieces 2 (冬の小品 第2) (1982) (木管五重奏のための)
ヒルディング・ルーセンベリ (1892-1985)
 五重奏曲 (Quintetto) (1959 rev.1968) (木管五重奏のための)
  アマデ五重奏団
   スサンネ・ホールベリ (フルート) ベンクト・ルーセングレン (オーボエ) ニクラス・アンデション (クラリネット)
   ヘンリク・ブリクスト (バスーン) ハンス・ラーション (ホルン) 試聴盤

◇アマデ五重奏団 Amadékvintetten はスウェーデン放送交響楽団のソロ奏者が結成した木管五重奏団です。ニルセンとモーツァルトの五重奏曲を組み合わせた素敵なアルバム (Caprice CAP21746) がリリースされたばかり。フルメリの組曲 (Fusion CD108?) とルーセンベリ (Caprice CAP1021 LP) は録音があったようですが、マッティンソンとベルツが紹介されるのは初めてだと思います。

Daphne DAPHNE1023 ドミートリー・ショスタコーヴィチ (1906-1975)
 交響曲第7番 ハ長調 作品60 《レニングラード》
  スウェーデン放送交響楽団 エフゲニー・スヴェトラーノフ (指揮) [録音 1993年 (ライヴ)] [Vanguard Classics] 試聴盤

◇活動を停止した Vanguard Classics (Areco) (The Netherlands) 音源の再リリース。

Footprint Records FRCD009 それが人生 (Such is life)
フランソワ・サルアン (1972-)  それが人生 (Such is life) ああ、おじさん (Oh, Nuncle)
ラーシュ・グッリン (1928-1976) (グンナル・エーリクソン 編曲) 愛のまなざし (Kärlekens Ögon)
ペーア・ネアゴー (1932-) 緑の歌 (Grøn sang) 不安をすぎて (Overstået angst)
 幸福の輝き (Lykkestrejf )
クリスチャン・ブレーディン 君の口はケシの花 (Din mun var vallmo)
フレードリク・オステルリング (1966-) 感傷的なエチュード (Quartetto: étude sentimentale)
 なんと部屋は静か (Tyst är det rum)
スヴェン=エーリク・ユーハンソン (1919-1997) 山のむこうに何かが (Det är något bortom bergen)
 もっとも美しい時は黄昏 (Det är vackrat när det skymmer)
ラーシュ・ユーハン・ヴェルレ (1926-2001) オルフェウス (Orpheus)
伝承曲 (マッツ・ユーハンソン 編曲)
 3つのスウェーデン民謡によるクオドリベ (Quodlibet över tre svenska folkvisor)
グンナル・イーデンスタム (1961-) ばらの花咲く林で踊りを (Dansen i rosende lund)
ラシード・カリムリン ウィンザーの森から (From Windsor Forest)
  ヴォックス (ヴォーカルカルテット)
   ウルリカ・オーレーン・アクセルベリ (ソプラノ) カタリナ・ルンドボリ (アルト)
   トゥーレ・スネソン (テノール) マッツ・ユーハンソン (バリトン、バス)
  グンナル・イーデンスタム (ピアノ) ルイーズ・アニャーニ (チェロ) 試聴盤

4つの “声 (Vox)” のアンサンブル。そこから生まれる内面のドラマ。それがこのアルバムのコンセプトです。ヴォックス Vox はスウェーデンのプロフェッショナル・ヴォーカルアンサンブル。もっとも適確にコンセプトを表現できるグループとして、プロデューサーのペール・シェーステン Per Sjosten が選びました。シェーステンは、「短い人生 (Det korta livet)(Swedish Society Discofil SCD1112) の録音を担当したエンジニアです。

Footprint Records FRCD012 海岸 (Kyst/Kust/Coast)
グンナル・エーリクソン (1936-) (編曲)
アルフ・クランネル 船乗りの歌 (Sjømansvise)
フリッツ・シェーストレム (1932-) 可愛い花 (Söt blomma)
エリサーベト・ヘルムードソン (1927-) フォーロに寄せる歌 (Visa till Fårö)
 風の中の歌 (Visa i vinden)
エヴェルト・トーブ (1890-1976)
 フルの帆船「青い鳥」号によせるバラッド (Balladen om briggen "Blue Bird" av Hull)
 ビュッサン・ルル (Byssan Lull) 船が進むかぎり (Så länge skutan kan gå) 夜想曲 (Nocturne)
 北ボーヒュースレンのスペルマン (En håttespelman)
スウェーデン、ノルウェー伝承曲 スヴァルテボリ (Svarteborg)
ラーシュ・グッリン (1928-1976) つま先のボッサ (Bossa på tå)
シェティル・ビョルンスター 恋に落ちた娘 (Ung forelsket kvinne) フィヨルドの夏の夜 (Sommernatt ved fjorden)
ゲイル・トヴェイト (1908-1981) 夏の夜は眠らずに (Vi skall ikke sova bort summarnatta)
リレビョルン・ニルセン 踊ろう、さあ泣くのはおよし (Danse, ikke grå nå)
  アルヴェ・ヘンリクセン (トランペット) マッツ・エーリクソン (ギター) アンデシュ・ヨルミン (ベース)
  オスロ室内合唱団 グレーテ・ペーデシェン・ヘルゲロード (指揮) グンナル・エーリクソン (指揮) 試聴盤

◇スウェーデンの合唱指揮者、グンナル・エリクソン Gunnar Eriksson は、さまざまなスタイルの演奏をこなせる指揮者として人気があります。代表的なアルバムは、ヨーテボリ室内合唱団の「風よささやけ (Viska du vind)(Proprius PRCD9017) やリルケ・アンサンブルの「短い人生 (Det korta livet)(Swedish Society Discofil SCD1112)。サムリ・ミッコネンのトリオにも参加するベース奏者アンデシュ・ヨルミン Anders Jormin や、同じくジャズ・ミュージシャンのアルヴェ・ヘンリクセン Arve Henriksen とマッツ・エーリクソン Mats Eriksson が参加する新しいアルバムはすべて、グンナル・エーリクソンが編曲も担当。スウェーデンのシンガーソングライター、エヴェルト・トーブ Evert Taube をはじめ、いろいろなジャンルの作曲家の曲がとりあげられています。もうひとりの指揮者、グレーテ・ペーデシェン・ヘルゲロード Grete Pedersen Helgerød (1960-) は、ノルウェー・ソリスト合唱団を指揮したラッセ・トゥーレセン Lasse Thoresen の合唱作品集 (Simax PSC1130) や、「聞きたまえ (Hear)」 (スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム、シェーンベルク、ニューステットらの作品) (PSC1134) が代表的なディスクです。

Fuga FUGA9197 2CD's エルッキ・メラルティン (1875-1937) ピアノ作品集
 2つのバラッド 作品5 伝説 II 作品12
  アルト・サトゥカンガス (ピアノ)
 悲しみの庭 (Der traurige Garten/Surullinen puutarha) 作品52
  ラルフ・ゴトーニ (ピアノ)
 5つの抒情詩 (Lyrik) 作品59
  マリタ・ヴィータサロ (ピアノ)
 Noli me tangere 作品87
  ティーナ・カラコルピ (ピアノ)
 神秘の森 (Den hemlighetsfulla skogen) 作品118
 リーサ・ポホヨラ (ピアノ)
 24の前奏曲 作品85
  リスト・キュロ (ピアノ)
 黙示録の幻想曲 (Fantasia apocalyptica) 作品111
  エーロ・ヘイノネン (ピアノ)
 6つのピアノの小品 (6 pianostycken) 作品123
  タルモ・ヤルヴィレヘト (ピアノ)

MILS8311 CDR JS・バッハ (1685-1750) カンタータ第199番「わが心は血にまみれ」 BWV199
 結婚カンタータ「今ぞ去れ、悲しみの影よ」 BWV202
  リトヴァ・ハルヴィアラ (ソプラノ) ヨルマ・ヴァルヤッカ (オーボエ) シモ・ヴオリスト (ヴァイオリン)
  ユハ=ペッカ・ヴィークマン (ヴァイオリン) ヨウコ・ハルヴィアラ (ヴィオラ) ユッカ・ペルクサロ (チェロ)
  アラリク・レポ (ダブルベース) ユッシ・ラウコラ (ハープシコード) [録音 1983312日] 試聴盤

MILS9759 CDR ヨーナス・コッコネン (1921-1996) 追悼
 弦楽のための音楽 (1957) − アダージョ・レリジョーゾ (Adagio religioso)
 レクイエム (1981) (ソプラノ、バリトン、混声合唱と管弦楽のための)
  サトゥ・ヴィハヴァイネン (ソプラノ) サウリ・ティーリカイネン (バリトン) カミス室内合唱団
  ユヴェナリス合唱団 PUOMI 男声合唱団 トゥルク音楽院交響楽団 ヤンネ・ハーパネン (指揮)
  [録音 1997427日 タンペレ大聖堂 (ライヴ)]  (
枚数に限りがあります)

MILS0492 素晴らしいオルガンの世界 第2集
ジャン・シベリウス (1865-1957) 前奏曲 (Preludium) (1925)
GF・ヘンデル (1685-1759) (OH・ピーズグッド 編曲) ホーンパイプ (「水上の音楽」から)
ウジェーヌ・ジグー (1844-1925) トッカータ ロ短調
ヨーゼフ・ラインベルガー (1839-1901) カンティレーナ
ウィリアム・ウォルトン (1902-1983) (ハーバート・ミュリル 編曲) 戴冠式行進曲「王冠」
WA・モーツァルト (1756-1791) (ウィルコ・ボス 編曲) アンダンテ (ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K467 から)
ルイ・JA・ルフェービュル=ウェリ (1817-1870) オフェルトリウム 行進曲 演奏会ボレロ
リヒァルト・ヴァーグナー (1813-1883) (フェレンツ・リスト 編曲) 巡礼の合唱 (「タンホイザー」 から)
エドワード・エルガー (1857-1934) (パウリ・ピエティライネン 編曲) 朝の歌 (Chanson de Matin) 作品15-1
JS・バッハ (1685-1750) (パウリ・ピエティライネン 編曲) 今ぞすべての人よ神に感謝せよ
ジュゼッペ・ヴェルディ (1813-1901) (フランク・E・ブラウン 編曲) 大行進曲 (「アイーダ」 から)
ピョートル・チャイコフスキー (1840-1893) おもちゃの行進 (「くるみ割り人形」組曲 から)
オスカル・メリカント (1868-1924) 祈り (Rukous)
ルイ・ヴィエルヌ (1870-1937) オルガン交響曲第1番 ニ短調 作品14 − 前奏曲と終曲
  パウリ・ピエティライネン (オルガン) [トゥルク大聖堂のオルガン] 試聴盤

MILS0393 われらの時代の絵 (Pictures of Our Time) − カリ・カルヤライネン (1953-)
 オルガンと弦楽のためのアダージョ (1997) オルガンと弦楽のためのアレグロ (1998)
  カレヴィ・キヴィニエミ (オルガン) ラハティ音楽院室内管弦楽団 エサ・ヘイッキラ (指揮)
  [録音 1998年 ラハティ十字架教会]
 トランペットとオルガンのための組曲 (1996)
  カリ・カルヤライネン (トランペット) カレヴィ・キヴィニエミ (オルガン) [MILS9547]
 ギターソナタ (1981)
  イルッカ・ヴィルタ (ギター) [録音 1981(YLE)]
 ラルゲット 作品1 (1976) (トランペットとオルガンのための)
  カリ・カルヤライネン (トランペット) カレヴィ・キヴィニエミ (オルガン) [MILS9547]
 フィンランド幻想曲 (Finnish Fantasy) (1990) (金管七重奏のための)
  アストラ金管七重奏団 [録音 2000年]
 DFG (1997) (トランペット独奏のための)
  カリ・カルヤライネン (トランペット) [MILS9758]
 わが友ジェレマイア・クラークへ (To My Friend, Jeremiah Clarke) (1995)
  カリ・カルヤライネン (トランペット) カレヴィ・キヴィニエミ (オルガン) [MILS9758]
 嘆きの歌 (The Song of Grief) (2000)
  アストラ金管七重奏団 [録音 2003年]
 夕べの音楽 (Iltasoitto) (1980)
  カリ・カルヤライネン (トランペット) カレヴィ・キヴィニエミ (オルガン) [MILS9547]
 ミシェル・コレットへのオマージュ (Hommage à Michel Corette) (1997)
  カレヴィ・キヴィニエミ (オルガン) [MILS9758]
 われらの時代の絵 (Pictures of Our Time) (2003)
  カリ・カルヤライネン (トランペット) カレヴィ・キヴィニエミ (オルガン) [録音 2003年]
  [トゥルク大聖堂のオルガン] 試聴盤

MILS0394 トゥルク聖ミカエル教会のオルガン
ジョン・フィリップ・スーザ (1854-1932) (マルコ・ハカンパー 編曲) 自由の鐘
ゴードン・ボルク・ネヴィン (1892-1943) 鬼火 (Will o' the Wisp) (オルガンのためのスケルツォ=トッカータ)
JS・バッハ (1685-1750) トッカータ ニ短調 BWV565 パッサカリア ハ短調 BWV582
ジョゼフ・エリー・ボネ (1884-1944) 演奏会変奏曲 作品1
トマス・ロレンス・フォーブズ (1833-1903) ディアパゾンのための前奏曲
アルフレッド・ホリンズ (1865-1942) トランペット・メヌエット Maytime (ガヴォット)
ユスティン・ハインリヒ・クネヒト (1752-1817) ロココ様式による音楽帳 (Handstück im galantan Stil)
サミュエル・ウェズリー (1766-1837) アリアとガヴォット
ルイ・JA・ルフェービュル=ウェリ (1817-1870) 行進曲 ト長調
エドウィン・ヘンリー・リマー (1865-1934) アンダンティーノ 変ニ長調
レオン・ボエルマン (1862-1897) トッカータ
  マルコ・ハカンパー (オルガン)
アスコ・ヒュヴァリネン (1963-)
 オルガンと打楽器のためのコンソルティウム (Consortium pour orgue et batterie) (2002)
  エーヴァ・パーヤネン (オルガン) アリ=ペッカ・マエンパー (打楽器)
  [トゥルク聖ミカエル教会のグロンルンド・オルガン (2002年)] 試聴盤

◇マルコ・ハカンパー Marko Hakanpää (1970-) は、ハンヌ・イロラ Hannu Ilola の下で基礎を学んだ後、シベリウス・アカデミーに移ってカリ・ユッシラ Kari Jussila に師事。マスターのディプロマを取得し、1998年からはトゥルクの聖ミカエル教区の教会音楽家を務めています。このアルバムは、2002年竣工のグロンルンド・オルガン Grönlund の明るく透明な響きと、ハカンパーのしっかりした音楽が魅力です。オルガンに詳しい友人はこの演奏を、「テンポ感と拍子感がいいから、音楽がすっきり聞こえるでしょ。バッハの《パッサカリア》って、コープマンなんかで聴くと、何をやってるかわからなくてグジャグジャだけど、ハカンパーって人は、技術があるし、ストップの選び方がセンスいいよね。いい曲だなって思うもの」と言いました。

Musica Rediviva MRCD010 Time Span − オールグリューテ教会ライヴコンサート
ヴィクトリア・ボリソワ=オッラス (1969-)
 雪の中でイエス誕生を祝う三人の博士 (Adoration of the Magi in the Snow)
セルゲイ・ドミトリーエフ (1964-) 未来への回想 (Reminiscenses of the Future)
フェレンツ・リスト (1811-1886) 「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」による変奏曲
ウィリアム・バード (1543-1623) パヴァーヌとガイヤルド ファンタジア イ長調
JS・バッハ (1685-1750) 協奏曲 イ短調 BWV593 われらみな唯一の神を信ず BWV740
 前奏曲 (トッカータ)とフーガ ニ短調 《ドリア旋法》 BWV538
  ベンクト・トリブカイト (オルガン)
  [オールグリューテ教会 (ヨーテボリ) のウィリス・オルガンとバロック・オルガン] [日本語解説付] 試聴盤

Musica Rediviva MRCD011
ザムエル・シャイト (1587-1654) カンティーノ・ベルジカ (Cantino Belgica)
 「私は傷ついた、ああ」によるファンタジア (Fantasia super "Io son ferito lasso")
ハインリヒ・シャイデマン (c.1595-1663) ガイヤルド ニ短調 (Galliard ex D) 第2変奏曲
ヨハン・クリーガー (1651-1735) リチェルカーレ ホ短調 アダージョ
JS・バッハ (1685-1750) 前奏曲とフーガ ニ短調
WF・バッハ (1710-1784) フーガ ト短調 フーガ ハ短調
WA・モーツァルト (1756-1791) アンダンテ ヘ長調 K616
ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス (1713-1780) 前奏曲とコラール「イエスはわが喜び」
 前奏曲とコラール「キリストは死の絆につきたまえり」 われはわがイエスを捨てず (Meinen Jesum laß ich nicht)
  今井奈緒子 (オルガン) [スウェーデンの歴史的オルガン] [日本語解説付] 試聴盤

Naxos 8.557356 木管五重奏のためのフランス音楽
フランシス・プーランク (1899-1963) ピアノと木管楽器のための六重奏曲
ジャック・イベール (1890-1962) 3つの小品
ダリユス・ミヨー (1892-1974) 組曲《ルネ王の炉辺》 作品205
ジャン・フランセ (1912-1997) 木管五重奏曲第1
  デンマーク国立放送交響楽団員の木管五重奏団
   アナ・ディナ・シク (フルート) マックス・アートヴェズ (オーボエ) セーアン・エルボ (クラリネット)
   ヘンニング・ドゥーエ・ハンセン (ホルン) イェンス・トフテ=ハンセン (バスーン)
  ラルフ・ゴトーニ (ピアノ)

◇木管五重奏のためのデンマーク音楽 (dacapo 8.224151 廃盤) で明るい音楽を聴かせてくれたデンマーク国立放送交響楽団員による木管五重奏団がフランスの作品を録音しました。フルートがアナ・ディナ・シク Anna Dina Schick に代わっただけ。オーボエのマックス・アートヴェズ Max Artved は、最近リリースされた、モーツァルトの四重奏曲と五重奏曲を含む「オーボエと弦楽のための音楽」 (Naxos 8.557361) の明るい光沢の響きと、心躍る演奏が印象に残っています。テンポ感、リズム感、拍感のよさは当然のこととして、北欧のミュージシャンたちの音楽にはそれ以上の“何か”を感じます。

Ondine ODE1040-2 ジャン・シベリウス (1865-1957)
 交響的幻想曲《ポホヨラの娘 (Pohjolan tytär)》作品49
 交響曲第4番 イ短調 作品63
 フィンランディア (Finlandia) 作品26 (男声合唱と管弦楽のための)
  ポリテク男声合唱団 ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム (指揮)

Ondine ODE1041-2 エイノユハニ・ラウタヴァーラ (1928-) Garden of Spaces (1971 rev.2003) (管弦楽のための)
 クラリネット協奏曲 (2001) カントゥス・アルクティクス (Cantus Arcticus) (1972) (鳥と管弦楽のための協奏曲)
  リチャード・ストルツマン (クラリネット) ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム (指揮)

◇《Garden of Spaces》 (空間の庭) は、《Säännöllisiä yksikköjaksoja puolisäännöllisessä tilanteessa (Regular Sets of Elements in a Semi-Regular Situation)》 (“半正則状況の中の正則要素集合”) 作品60 (1971) (Ondine ODE867-2) の改訂版。曲名は建築家、レイマ・ピエティラ Reima Pietilä の建築展 "Tilatarha" (Garden of Spaces) にちなむ。

Ondine ODE1050-2D 2CD's アルマス・ラウニス (1884-1959)
 オペラ《アスラク・ヘッタ (Aslak Hetta)(1922-30)
  アキ・アラミッコテルヴォ (テノール、アスラク・ヘッタ) ライリ・ヴィルヤカイネン (ソプラノ、アグニ)
  アンナ=クリスティーナ・カアーポラ (ソプラノ、ウンナ) ライモ・ラウッカ (バリトン、ナルタ)
  エーヴァ=リーサ・サーリネン (メッツォソプラノ、アグネタ)
  アルットゥ・カタヤ (バス、ヘンリク・リュクセリウス)
  ラッシ・ヴィルタネン (テノール、ニッラ・シャッゴ、叫ぶ男)
  ヤーコ・コルテカンガス (バリトン、アルムンド・ブクト)
  トゥオマス・カタヤ (テノール、ハンス・ルート) イルッカ・ハマライネン (テノール、カドヤ=ヨウサ)
  ティーナ・ペンティネン (アルト、トナカイ飼い) カイ・レヘティネン (ナレーター)
  YL (ヘルシンキ大学男声合唱団) カンピン・ラウル室内合唱団
  フィンランド放送交響楽団 サカリ・オラモ (指揮)
  [録音 20043月 文化の家 (ヘルシンキ)]
  [制作 リスト・ラテュ  録音 ヘイッキ・ホルッタ、アンナ=カイサ・ケンピ] 試聴盤

◇アルマス・ラウニス Armas Launis (1884-1959) は科学者で作曲家。《アスラク・ヘッタ (Aslak Hetta)》は、フィンランド初のコミックオペラといわれる、アレクシス・キヴィの小説に基づく《7人の兄弟 (Seitsemän veljestä)(1913) と、キヴィの同名戯曲と「カレヴァラ」、「カンテレタル」、エイノ・レイノの詩「トゥオネラの白鳥」によるオペラ《クッレルヴォ (Kullervo)(1917) につづくオペラ第3作。ノルウェー領ラップランドで実際に起きた事件に題材を求め、作曲者自身が台本を書いた。タイトルロールのアスラク・ヘッタは、酒を売った店を焼き払い、店主を殺した反乱者のリーダーとして処刑された人物。ラウニス自身が書いた台本ではサーミ解放の闘士として扱われる。音楽は、サーミの民俗音楽を基本に、ヴァーグナーのライトモチーフ技法も用いられる。オーケストレーションでは打楽器の多用が目立つ。ヴァーグナーのほか、旋律にはプッチーニ、和声にはリヒァルト・シュトウスの影響が見られる。このオペラの完成後、ラウニスはフランスに移住した。(Pekka Hako "Finnish Opera" (2002) FIMIC から)

Orfeo ORFEOR634042 2CD's エーリヒ・コルンゴルト (1897-1957) オペラ《死の都》
  トルステン・ケルル (テノール) (パウル) アンゲラ・デノケ (ソプラノ) (マリエッタ、マリア)
  ボー・スコウフス (バリトン) (フランク、フリッツ) ダニエラ・デンシュラーク (メッツォソプラノ) (ブリギッテ)
  ウィーン国立オペラ合唱団 ウィーン・フィルハーモニック管弦楽団 ドナルド・ラニクルズ (指揮)
  [録音 2004818日 ザルツブルク (ライヴ)]

◇デンマークのバリトン、ボー・スコウフス Bo Skovhus が参加したザルツブルク音楽祭公演のライヴ録音。

Phono Suecia PSSACD153 SACD (Multichannel/Stereo hybrid) ロルフ・エンストレム (1951-) Immeasurable Traces
 ラーマ (Rama) (1998) (混声合唱と電子音のための)
  (シェイクスピアのソネット123番とグンナル・エケレーヴの詩、アーサー・C・クラークとジェントリー・リーの引用による)
  ハンス・ヨンストイ (朗読) ソニー・ヤンソン (朗読) ストックホルム・モテット合唱団 オーロフ・ブーマン (指揮)
 カイロス (Kairos) (1999) (朗読とエレクトロニクスのための放送劇)
  (タリエ・ヴェソスの「夕べの小舟 (Båten om kvällen)」 とシェイクスピアのソネット66番による)
  ハンス・ヨンストイ (朗読) カーリン・エンストレム・サロモンソン (朗読)
 クロノス (Kronos) (2000) (5人の声と電子音のための)
  (シェイクスピアのソネット53番と、聖書と「リグヴェーダ」の断片による)
  ピュリファイヴ (男声アンサンブル)
 Saxplock (2001) (バスサックスとテープのための)
 Ebb (2002) (アルトサックスとテープのための)
 Tide (2002) (ソプラノサックスとテープのための)
  ヨリエン・ペッテション (サクソフォーン)
 天文台の音楽 (Observatoriemusik) (2003)
  [録音 2003107日 (スウェーデン放送 第2スタジオ)、2004526日 (エンゲルブレクト教会、ストックホルム)]
  [制作 レンナート・デーン 録音 トゥルビョーン・サミュエルソン]
 試聴盤

◇ロルフ・エンストレム Rolf Enström (1951-) はエレクトロアクースティック音楽の作曲家。いくつかの作品はスウェーデン現代音楽のクラシックとまで呼ばれ、写真家トマス・ヘルシング Thomas Hellsing との共同作業によるビルトシュピール (bildspiel) も発表しています。Nordiska Musikdagar (北欧音楽の日々) や ISCM (国際現代音楽協会) のフェスティヴァルでの活動や、EMS (Electroacoustic Music in Sweden) で教えていることでも知られます。

Sterling CDS 1062-2 バーデン=バーデンからの挨拶
ミロスラフ・ケーネマン (1826-1890) フレーメルスベルク (Der Fremersberg)
ジャック・オッフェンバック (1819-1880) オペレッタ《トレビゾンドの女王》 序曲
コンラーディン・クロイツァー (1780-1849) オペラ《グラナダの夜営》 序曲
ジャン=バプティスト・アルバン (1825-1889) 「ヴェネツィアの謝肉祭」による幻想曲と変奏曲
ヨハン・シュトラウス (1825-1899) ポルカ《舞踏会のかわいらしい花束》 作品380
 ポルカ・マズルカ《女性への賛美》 作品315
シャルル・グノー (1818-1893) オペラコミーク《鳩》 序曲
  バーデン=バーデン・フィルハーモニー ヴェルナー・シュティーフェル (指揮)
 
 マティアス・ヘーフス (トランペット)

Sterling CDS 1064-2 アウグスト・ハルム (1869-1929 ドイツ) 交響曲 イ長調
  ヴュルテンベルク・フィルハーモニー (ロイトリンゲン) ペール・ブーリン (指揮)

 

リリース情報 - Jazz

AIM Records (Norway) AIMCD103 キロンボ − Bordello Music (売春宿の音楽)
 Montmartre Julietta Dessert dance Les Bals Quo Vadis Petit Fleur 他
  キム・ミール (ギター) クヌート・エーリク・イェンセン (アコーディオン) スティアン・オーメナス (トランペット)
  テリエ・ストゥールステーン (ベース) スティーグ・レネストラウム (ドラムズ)

AIM records AIMCD104 モチーフ (Motif)
 John Doe Soft Song Blindfolded 他
  アトレ・ニーモ (サクソフォーン) マティアス・アイク (トランペット) ダーヴィド・トゥール・ヨンソン (ピアノ)

Meantime Records (Norway) MR11 カーリン・クルーグ − Cloud Line Blue
 Alone Song New Spring Jonathan Empty Streets 他
  カーリン・クルーグ (ヴォーカル) ジョン・サーマン (サクソフォーン、クラリネット、シンセサイザー、ギター、ピアノ)
  ジャネット・コーケ (ピアノ、他) ステュー・マーティン (ドラムズ)

Prophone PCD077 ラーシュ・エーシュトランド − Live in Japan, Kobe Jazz Street 2001
 My Melancholy Baby Memories of You Avalon How High the Moon Moonglow Sweet Sue - Just You
 Flying Home Hey! Ba-Ba-Re-Bop Star Dust Flying Home

  ラーシュ・エーシュトランド (ヴィブラフォーン) Legacy of Benny Goodman Small Group
  Kobe International All Stars Kobe-Breda Surprise Band

Real Records (Norway) RT117-2 スタファン・ヴィリアム=オルソン&シャープ 9No:Network
 Snowlight Vanishing Point Mister Sleaze One for the Boss 聖者の行進 Rhythm Mania Easy Way Out 他
  スタファン・ヴィリアム=オルソン (ギター) フルーデ・ニーモ (サックス)
  クヌート・リスネス (テナーサックス、フルート) ニルス・ヤンセン (ベース)
  マリウス・ハルトリ (トランペット、フリューゲルホルン) ロイ・ニコライセン (トランペット、フリューゲルホルン)
  ヘルゲ・サンネ (トロンボーン) テリエ・イェヴェルト (ベース) ロジャー・ヨハンセン (ドラムズ)

Stunt Records STUCD04142 Gleda
 Dansen og valsen Gleda 他
  ステファノ・ボラーニ (ピアノ) イェスパー・ボーディルセン (ベース) モーテン・ロン (ドラムズ)

Stunt Records STUCD04162 サム・リヴァーズ − Purple Violets (紫すみれ)
 Solace ザ・ムーチェ Captain America Avaloni In Search of Black Benny Turbulence
 Where to Go?!? Moderation Space
  サム・リヴァーズ (テナーサックス、ソプラノサックス、フルート) ベン・ストリート (ベース)
  クレステン・オズグッド (ドラムズ) ブライアン・カロット (ヴィブラフォーン)

 

リリース情報 - World Music

Caprice CAP21716 タクシミ − 北緯の地には (På nordliga breddgrader)
 マルガリタズのゼイベキコ レベティコ・クラブズ レベティスをやろう おいで恋人よ 孤独 心を開いて
 チャニアの裏街で 尼僧 遺言 自慢話 健忘症の戦利品 憧れるのは 北緯の地には
 ヤニス・アヴラミディス (ブズーキ、サジ、ウティ、ツラ) クリストス・デスピニアディス (ギター、ラウト)
  アン=カテリーネ・ヘーディン (バグラマ) アントニス・カシタス (ブズーキ・ツラ)
  テリス・パパドプロス (アコーディオン、ピアノ) ベンジャミン・クウィグリー (ベース)
  ヴァンゲリス・ヴラヴィアノス (ブズーキ、ツラ、マンドリン) ホーカン・ヴレスカラ (パーカッション)
  コスクム・イェシルテペレル (ヴァイオリン) ロウラ・マニサノウウ (ヴォーカル) 試聴盤

◇北欧に移住したギリシア人たちのフォークミュージック。


HOME

© Nordic Sound Hiroshima

CD artwork © Lindberg Lyd (Norway), Caprice Records, Daphne Records, Footprint Records (Sweden), dacapo records (Denmark), Ondine (Finland)