Newsletter No.76   25 April 2005

 

リリース情報

Alba ABCD184 レーヴィ・マデトヤ (1887-1947) パレエパントマイム《オコン・フオコ (Okon Fuoko)》 作品58 (1927)
  ヘレナ・ユントゥネン (ソプラノ) トゥオマス・カタヤラ (テノール) オウル室内合唱団 オウル交響楽団
  アルヴォ・ヴォルメル (指揮)

◇マデトヤ Leevi Madetoja (1887-1947) の管弦楽作品は作風により、ふたつの種類に分けられます。演奏会序曲《クッレルヴォ (Kullerovo)》 や交響曲第2番に代表される、フィンランドの悲しい面をもった作品と、フランス風の優雅な音楽。このスタイルの作品に含まれるのは《コメディ序曲 (Huvinäytelmäalkusoitto)》、交響曲第3番、そしてパレエパントマイム《オコン・フオコ (Okon Fuoko)》 です。組曲 (Alba ABCD156) が知られるこの曲は、“繊細なニュアンス、透明な色彩、巧みなオーケストレーション” (キンモ・コルホネン "Finnish Orchestral Music 1" (1995) FIMIC) に特色のある作品。日本に題材をとりながらも、オリエンタル情緒を際だたせるよりは優雅で様式化した雰囲気の音楽に仕上げられていることも評価されています。このバレエの音楽は当初、3つの管弦楽組曲にまとめられる予定でしたが、完成したのは、《夢の魔術師オコン・フオコ (Okon Fuoko, unitaikuri)》以下6つの音楽による1曲だけ。ヴォルメル Arvo Volmer (1962-) 指揮の全曲録音は35のトラックに分かれ、77分近い音楽を聴くことができます。待望のリリースでしょう。

Alba ABCD196 ヨハン・ヤコブ・フローベルガー (1616-1667) ハープシコード作品集
 王子フェルディナント四世殿下の悲しい死に寄せる哀悼曲
 ファンタジア《ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラによる》 FbWV201 トッカータ第18番 組曲第2FbWV602
 トッカータ第14番 パルティータ第6番 《Auff die MaÿerinFbWV606 ( 第1パルティータ 第2パルティータ)
 組曲第20番 皇帝フェルディナント三世陛下の悲しい死に寄せる哀悼曲 組曲第19
 ブランシュローシュ氏の死に寄せるパリで作ったトンボー
  アッシ・カルットゥネン (ハープシコード)

Alba ABCD200:1-2 2CD's ユッカ・リンコラ (1955-) オペラ《希望のかなう国 (旅) (Täyttyneiden toiveiden maa) (Matka)(1996-98)
  ハンヌ・ユルム (テノール) カトリーナ・ケルッポラ (ソプラノ)
  リセ・ホルムベリ (メッツォソプラノ) ペーテル・ノルドマン (バリトン)
  ハンヌ・ソッカ (バスバリトン) カイ・フオパイネン (バス)
  カリ・クッコネン (バリトン) オッリ・トゥオヴィネン (バスバリトン)
  リーカ・パッリ (ソプラノ) ユッシ・ポッラネン (バリトン)
  コトカ・オペラ合唱団 キュミ・シンフォニエッタ ユハ・ニッコラ (指揮)

◇《希望のかなう国 (旅) (Täyttyneiden toiveiden maa) (Matka)》は、ジャズからクラシカルまで、才気煥発の作曲家ユッカ・リンコラ Jukka Linkola (1955-)3作目のオペラです。基になったのはトイヴォ・ペッカネン Toivo Pekkanen の小説。詩人を主人公に、見果てぬ夢と、その現実が語られます。“社会のくず”扱いされている人々が村の酒場に集い、どうすれば希望のかなう国に行けるのかと空想していると、彼らの夢が現実となり……。アリアを含み、前2作よりも抒情的なページの多いオペラ (ペッカ・ハコ "Finnish Opera" (2002) FIMIC) といわれます。

Alba ABCD201 Zolo − フィンランド・アコーディオン作品集
エイノユハニ・ラウタヴァーラ (1928-) ペリマンニたち (フィドル弾きたち) (Pelimannit) 作品1 (1952 arr.1992)
 イコン (Ikonit) (1955 arr.1997)
オット・ロマノフスキ (1952-) Hiding (1994) (アコーディオンとテープのための)
ハッリ・ヴオリ (1957-) 狼の時 (Suden hetki) (2000)
ユッカ・ティエンスー (1948-) Zolo (2002)
タピオ・トゥオメラ (1958-) 鬼火 (Virvatulia) (1996)
ペール・ヘンリク・ノルドグレン (1944-) In Patches (つぎはぎで) 作品41 (1978)
  マッティ・ランタネン (アコーディオン)

Alba ABCD202 タピオラ・ユース交響楽団
エイノユハニ・ラウタヴァーラ (1928-) 至福の島 (Lintukoto) (1995)
セッポ・ポホヨラ (1965-) タピオランディア (Tapiolandia) (2003)
イルッカ・クーシスト (1933-) Tapiola Today (2003)
カレヴィ・アホ (1949-) ロウヒ (Louhi) (2003)
  タピオラ・ユース交響楽団 マルクス・レヘティネン (指揮)

◇エスポー音楽学校40周年記念コンサートのための委嘱作3曲と、同じくエスポー音楽学校が委嘱し、タピオラ・ユース交響楽団とレヘティネンが初演したラウタヴァーラの《至福の島 (Lintukoto)》。

Alba ABCD206:1-2 2CD's レーヴィ・マデトヤ (1887-1947) ピアノ作品全集
 祝祭行進曲 (Juhl
amarssi) 作品5-1 (1910)
 ピアノのための6つの小品 (Kuusi Pianokappaletta) 作品12 (1912)
  ワルツ (Valssi) 民謡 (Kansanlaulu) スケルツィーノ (Scherzino)
  メヌエット (Menuetto vanhaan tyyliin) 子守歌 (Kehtolaulu) ロマンス (Romanssi)
 ピアノのための3つの小品 (Pianosävellyksiä) 作品17 (1912)
  もっとも親しかった君 (Du var mig mera nära) 小さなロマンス (Pieni romanssi)
  踊り (Tanssi)
 ピアノのための小品 (Pienoiskuvia pianolle) 作品21 (1914)
  夕星 (Iltatähti) 小ワルツ (Valsette) 夜想曲 (Nocturne) ゲーム (Leikki) 子供の行進 (Lasten marssi)
 ピアノのための4つの小品 (Pieniä Pianokappaleita) 作品31 (1915)
  羊飼いの夢 (Paimenen unelma) 前奏曲 (Prélude) 小さな童話 (Pieni Satu) 思い出 (Vanha muisto)
 田園組曲 (Pastoraalisarja) 作品34 (1916)
  朝 (Aamu) カプリース (Caprice) 伝説 (Legenda) ワルツ (Valssi)
 死の庭 (Kuoleman puutarha) 作品41 (1918-21)
  アンダンテ・アンダンティーノ (Andante andantino) ポコ・レント−コン・モト (Poco lento - con moto)
 
 子守歌 (Berceuse)
 自由行進曲 (Vapauden Marssi) 作品42-4 (1918)
 ピアノの小品 (Pianosävellyksiä) 作品65 (1931)
  アンダンティーノ (Andantino) テンポ・ディ・メヌエット (Tempo di menuetto) カンツォネッタ (Canzonetta)
  ガヴォット (Gavotte) アレグロ・スケルツァンド (Allegro scherzando)
 子守歌 (Kehtolaulu) (1915)
  ミカ・ランナリ (ピアノ)

◇マデトヤ Leevi Madetoja (1887-1947) は、メラルティン、パルムグレン、クーラとともにシベリウスを継ぐ世代のフィンランド作曲家のひとり。3曲の交響曲とオペラ《ポホヤの人々 (Pohjalaisia)》が代表作。交響曲、とりわけ第3番はコンサートでもとりあげられ、《ポホヤの人々》は20世紀フィンランド・オペラの傑作のひとつとして国立オペラで上演されています。パレエパントマイム《オコン・フオコ (Okon Fuoko)》からの組曲と交響詩《クッレルヴォ (Kullervo)》、そして各地の合唱団がレパートリーにしている男声合唱のための50数曲でも、マデトヤの音楽は親しまれています。それにくらべると、ピアノのための作品はほとんど知られていません。そのことについてフィンランドの音楽学者キンモ・コルホネン Kimmo Korhonen は、マデトヤ自身、腕の立つピアニストでなく、全般にピアノという楽器の機能を生かし切った作品になっていないことを理由に挙げています。しかし、《民謡 (Kansanlaulu)》、《小さな童話 (Pieni Satu)》、《思い出 (Vanha muisto)》、《伝説 (Legenda)》といった小品を好んで演奏するピアニストにとっては、マデトヤの音楽に特徴的な、ありのままのメランコリーが魅力になっていると言われます。コルホネンがもっとも高く評価しているのは《死の庭 (Kuoleman puutarha)》。洗練され、感情の表出を抑えたこの組曲は、マデトヤのピアノ曲として重要なだけでなく、フィンランドでもっとも優雅なピアノのための作品に数えられるということです。

Alba ABCD207 タピオラ・オリジナルズ
ウルマス・シサスク (1960-) 創造のことば (Yleiset luomissanat) 作品51 (混声合唱のための)
ヨウニ・カイパイネン (1956-)
 Des Flußes Stimme (河の声) 作品54 (1996) (混声合唱のためのレクイエム)
カイヤ・サーリアホ (1952-) Tag des Jahrs (四季) (2001) (混声合唱とエレクトロニクスのための)
エルッキ=スヴェン・トゥール (1959-)
 Inquiétude du Fini (完成の不安) (1992) (混声合唱と室内管弦楽のための)
  ヨハンナ・オヤラ (ソプラノ) マッティ・ニッシネン (テノール) ヘルマン・ヴァッレーン (バリトン)
  タピオラ室内合唱団 オストロボスニア室内管弦楽団 ハンヌ・ノルヤネン (指揮)

◇タピオラ室内合唱団からの委嘱作を集めたアルバム。《Des Flußes Stimme (河の声)》 は、フィンランド音楽愛好家でプロモーターのジェレミー・パーソンズ Jeremy Parsons が、HIV 感染していた自分のためのレクイエムとして、カイパイネン Jouni Kaipainen (1956-) に委嘱。グンナル・エクレーヴ Gunnar Eklöf とソールヴェイ・フォン・ショウルツ Solveig von Schoultz のスウェーデン語の詩、ライナー・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke とヘルマン・ヘッセ Hermann Hesse のドイツ語の詩がテクストです。タピオラ室内合唱団からも合唱曲の依頼を受けた作曲者が、ふたつの委嘱を結びつけることで、交響的合唱作品が完成しました。サーリアホの《Tag des Jahrs (四季)》のテクストはヘルダーリン Friedrich Hölderlin。エレクトロニクス音楽はジャン=バプティスト・バリエール Jean-Baptiste Barrière の協力によりイタリアで制作されています。

Caprice CAP21731 SACD (Multichannel hybrid) アンデシュ・エリーアソン (1947-) 弦楽オーケストラのための作品集
 Ostacoli (障害) (1987) (弦楽オーケストラのための)
 ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲 (1992)
 Ein schneller Blick...ein kurzes Aufscheinen (2003) (弦楽オーケストラのための)
  カメラータ・ノルディカ リーヴォン・チリンギリアン (ヴァイオリン、指揮)
  [録音 20031120日−23日 ヴィルセルム教会]
  [制作 シェル・セーデルクヴィスト 録音 トゥルビョーン・サミュエルソン] 試聴盤

◇“アンデシュ・エリーアソン Anders Eliasson (1947-) の音楽は、情緒的だが個人的にならず、外向的だが月並みにならない” (トニー・ルンドマン)。カメラータ・ノルディカ Camerata Nordica (旧、カメラータ・ルーマン) の委嘱により作曲された《Ein schneller Blick...ein kurzes Aufscheinen》、フィンランドのヴァイオリニスト、ヤリ・ヴァロ Jari Valo と指揮者、ユハ・カンガス Juha Kangas に献呈された表現的なヴァイオリン協奏曲は、これが初めての録音でしょう。エネルギッシュな《Ostacoli (障害)》 は、カンガス指揮のオストロボスニア室内管弦楽団による録音もリリースされています (Caprice CAP21381)

Chandos CHAN10303 フランス・ベールヴァルド (1796-1868) 交響曲全集 第2
 Sinfonie sérieuse (サンフォニー・セリユーズ) (まじめな交響曲) ト短調 (1842) (交響曲第1番)
 幻想曲《ノルウェーの山の思い出 (Minne från norske fjällen)(1842)
 Sinfonie capricieuse (サンフォニー・カプリシューズ) (気まぐれな交響曲) ニ長調 (1842) (交響曲第2番)
  (ニルス・カステグレン 復元)
  デンマーク国立交響楽団 トマス・ダウスゴー (指揮)

cpo 999 972-2 アウリス・サッリネン (1935-) 作品集 (エディション) 第2
 管弦楽のための前奏曲《Shadows (影)》 作品52 (1983)
 交響曲第8番 作品81Autumnal Fragments (秋の断片)》 (2001)
 ヴァイオリン協奏曲 作品18 (1968) Palace Rhapsody (宮殿ラプソディ) 作品72 (1996)
  ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニック管弦楽団 アリ・ラシライネン (指揮)
  ヤーコ・クーシスト (ヴァイオリン)

◇アウリス・サッリネン Aulis Sallinen (1935-) の管弦楽のための作品を紹介するシリーズ。管弦楽のための前奏曲《Shadows (影)》 は、オペラ《国王はフランスへ出発する (Kuningas lähtee Ranskaan)》 (Ondine が全曲録音の予定) の素材を用いた、“レクイエム”ともいえる音楽。暗い抒情と劇的な音楽が交差します。ワシントンのナショナル交響楽団の委嘱により作曲されました。最新作の交響曲第8番はアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の委嘱作 (2004416日初演)。副題の 《Autumnal Fragments (秋の断片)》 は、サッリネンがさしかかった人生の秋と、911日の悲劇が起きた2001年の秋に由来します。オペラ《クッレルヴォ (Kullervo)》から“死者の主題”を引用。断片的で素描的な要素と、規律と統一性という交響的な要素を結合し、大きな全体像を創りあげることが試みられました。ヴァイオリン協奏曲は、第2楽章ラルゲット、オーロラが拡散するイメージの音楽が印象的な作品です。サッリネンにとって最初の大曲。表情ゆたかな音楽を有機的に展開する手法を獲得した記念的な曲といわれます。《Palace Rhapsody (宮殿ラプソディ)》は、エチオピア皇帝の宮殿を舞台にしたブラックコメディ、オペラ《宮殿 (Palatsi)》の音楽に基づく作品。イギリスの王立ノーザン音楽カレッジの委嘱により、ウィンドアンサンブルとピアノのために作曲されました。

Daphne DAPHNE1018 Solo
ユーハン・ハンメルト (1953-) 前奏曲 (Preludium)7(2000)
ペール=マグヌス・リンドボリ (1968-) Runs and resonances (1996)
ペール・リンドグレン (1952-) Winding Threads (絡みあう糸) (1998)
アンデシュ・ニルソン (1954-) Les Cloches de la Nuit (夜の鐘) (1987)
ロルフ・マッティンソン (1956-) 天秤座 (Libra) 作品36 (1996)
 双子座 (Gemini) 作品46 (1998) 獅子座 (Leo) 作品44 (1997)
ユーハン・ハンメルト (1953-) 前奏曲 (Preludium)3(1999)
  アンデシュ・シールストレム (ピアノ)
  [録音 200310月、20049月、11月 ベールヴァルドホール (ストックホルム)]
  [制作 ビョーン・ウッデーン 録音 ビョーン・ヌレーン] 試聴盤

◇アンデシュ・シールストレム Anders Kilström (1961-) は、ソロイストと室内楽奏者として活躍する、スウェーデンを代表するピアニスト。ステーンハンマルのピアノ協奏曲第2(Caprice CAP21448)、ホーカン・ルーセングレンのクラリネットと共演したヴェーバーやシューマンらの作品集 (Nytorp 9901)、ニューストレムの歌曲集 (シャルロット・ヘレカントのメッツォソプラノ、Daphne DAPHNE1017) などの録音でも知られます。このディスクは、シールストレムにとって初めての、現代作品だけのソロアルバムです。ユーハン・ハンメルト Johan Hammerth (《ストックホルム・カンタータ (Stockholms kantat)(Phono Suecia PSCD121) の作曲者) が書いた2曲の前奏曲がブックエンド。ペール=マグヌス・リンドボリ PerMagnus Lindborg (ノルウェー在住)、ペール・リンドグレン Pär Lindgren、アンデシュ・ニルソン Anders Nilsson、ロルフ・マッティンソン Rolf Martinsson の作品を間に挟み、プログラムの自然な流れの生まれる構成がとられています。いずれも技巧性の高い、音楽への深い共感の求められる作品。現代スウェーデンのピアノ音楽の深い世界が味わえるでしょう。

hänssler 94 050 (再リリース) カミラ・ニュールンド
ジャン・シベリウス (1865-1957) 春はいそぎ過ぎゆく (Våren flyktar hastigt) 作品13-4
 葦よそよげ (Säv, säv, susa) 作品36-4 初めてのくちづけ (Den första kyssen) 作品37-1
 夢だったのか (Var det en dröm?) 作品37-4
 逢い引きから帰ってきた娘 (Flickan kom ifrån sin älskings möte) 作品37-4 北の国 (Norden) 作品90-1
トイヴォ・クーラ (1883-1918) 炎を見つめて (Tuijotin tulehen kauan) 作品2-2
 シニカの歌 (Sinikan laulu) 作品16a-1 森の娘 (Sinipiika) 作品23-1
 月夜の舟旅 (Purjein kuutamolla) 作品31a-1
クロード・ドビュッシー (1862-1918) 美しい夕べ ロマンス 鐘 感傷的な風景 春が来た
ベンジャミン・ブリテン (1913-1976)
 この島国で 作品11
  華やかな音楽でたたえよう いまや木の葉は落ちゆき 海の景色 夜想曲 満ち足りたゆえに
  カミラ・ニュールンド (ソプラノ) マリタ・ヴィータサロ (ピアノ) [録音 1997年9月] [98 300]

Naxos 8.557413 ディズリク・ブクステフーデ (c.1637-1707) ハープシコード作品集
 トッカータ ト長調 BuxWV165 アリア「ラ・カプリッチョーザ」による32の変奏曲 BuxWV250
 コラールパルティータ「わが愛する神に」BuxWV179 幻想曲とフーガ ト長調 BuxWV162
 2つの変奏つきアリア BuxWV249 前奏曲とフーガ ト短調 BuxWV163 組曲 ト短調 BuxWV241
 カンツォネッタ ト長調 BuxWV171
  グレン・ウィルソン (ハープシコード)

NMA NMA4 Tockà (憧れ) − スクリャービン、ラフマニノフ、ピアノ作品集
アレクサンドル・スクリャービン (1872-1915) ピアノソナタ第2番 嬰ト短調 作品19
 幻想曲 ロ短調 作品28 前奏曲 ト短調 作品11-22
セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) ピアノソナタ第2番 変ロ短調 作品36
  グニッラ・シュスマン (ピアノ)
  [録音 20049月、10月 イプセンハウス、ドヴレグッベンホール (シーエン)]
  [制作 アウドゥン・クライヴェ、グニッラ・シュスマン 録音 アウドゥン・クライヴェ] 試聴盤

◇ゲイル・トヴェイトの《ハルダンゲルの民謡による変奏曲》 (Naxos 8.555761、カンヌ・クラシカル・アウォード (2004年) ノミネート) でホーヴァル・ギムセ、ビャッテ・エンゲセット指揮ロイヤル・スコットランド・ナショナル管弦楽団と共演してCDデビューしていたノルウェーのピアニスト、グニッラ・シュスマン Gunilla Süssmann の初のソロアルバム。2004年ベルゲン国際フェスティヴァルでグリーグの協奏曲のソロイストに選ばれ、今年はオスロ・フィルハーモニック管弦楽団との共演、アムステルダム・コンセルトヘボウでのソロリサイタルが予定されるなど、国際的キャリアを積みつつあるノルウェーのもっとも若い世代に属するピアニストです。ベルゲン生まれ。オスロの国立音楽アカデミーとハノーファーの音楽大学でアイナル・ステーン=ノクレベルグ Einar Steen-Nøkleberg に師事しました。“憧れ”を意味するロシア語をタイトルに、“名前もなく、誰も見たことのない色を探る”おもしろさのあるスクリャービンの曲と、“初めて出逢った時から愛してしまった”ラフマニノフの第2番のソナタがプログラムに選ばれています。このソナタは、ヴォルフガング・プラッゲの解説によると、“原典版と改訂版の両方に基づいて演奏した”となっています。改訂版ほど多くはないが、ある程度のカットを施したという意味でしょう。

(追記) ラフマニノフが好きで、ソナタの録音をいくつも聴いたことのある友人に、このディスクを聴かせたところ、とても気に入っていました。彼によると、この曲は、響きの大きさと指の動きの速さが強く印象に残り、肝心の音楽のほうはさて?ということになりがちだとか。第3楽章アレグロ・モルトでスケルツァンドの音楽になるところも、ラフマニノフがお墨付きを与えたといわれるホロヴィッツの録音でさえ、CBS録音の音質がよくなくて、何をやっているのかわからないくらいゴチャゴチャして聞こえるそうです。「なんだかわからないけど、スゴかった?」そして、「ラフマニノフのいろんな楽想とフレーズを丁寧に拾っていて、いい音楽に聞こえる。ルバートをかけまくりの粘っこいラフマニノフを好きな人は、この演奏は好きじゃないだろうね。録音がいいし、ラフマニノフを聴きたい季節になったら、これはほしい」というのが結論でした。

Ondine ODE988-2 2CD's マーク・アダモ (1962- アメリカ) オペラ《若草物語》
  ジョイス・ディドナート (メッツォソプラノ、メグ) ステファニー・ノヴァチェク (メッツォソプラノ、ジョー)
  ステイシー・タッパン (ソプラノ、ベス) マーガレット・ロイド (ソプラノ、エイミー)
  チャド・シェルトン (テノール、ローリー) ダニエル・ベルチャー (バリトン、ジョン・ブルック)
  ヒューストン大歌劇場管弦楽団・合唱団 パトリック・サマーズ (指揮)

Ondine ODE1055-2D 2CD's タウノ・ピュルッカネン (1918-1980)
 オペラ《マレと息子 (Mare ja hänen poikansa)(1942-43)
  キルシ・ティーホネン (ソプラノ、マレ) ライモ・シルッカ (テノール、イマント)
  ユハ・ウーシタロ (バリトン、ゴスヴィン・フォン・ヘリケ) エサ・ルートゥネン (バリトン、マンゴ)
  ユハ・リーヒマキ (テノール、吟遊詩人) カイ・ヴァルトネン (バス、兵士)
  エストニア国立オペラ合唱団・管弦楽団 ハンヌ・リントゥ (指揮)
  [録音 2004910日−11日 エストニア・コンサートホール (タリン) (ライヴ)]
  [制作 ラウラ・ヘイキンヘイモ  録音 エンノ・マエメツ] 試聴盤

◇タウノ・ピュルッカネン Tauno Pyrkkänen は第2次世界大戦後フィンランドを代表するオペラ作曲家のひとり。5つのオペラ、4つの小オペラと、バレエが1作。作品はほとんどが劇のための音楽に限られる。ナショナル・ロマンティシズムを基本としながら、戦後モダニズムへの傾斜も見せた。《マレと息子》 (1942-43) は、放送オペラ《狼の許嫁 (Sudenmorisian)(1950) で国際的な成功を収める以前の彼の出世作となったオペラ。全3幕。舞台は1343年、帯剣騎士団統治下のリヴォニア (今日のラトヴィア東北部からエストニアの南部にかけての地域)。領主の弾圧で6人の息子を失った母マレは、新たな反乱の計画から末の息子を救おうと領主側と内通。彼女の裏切りにより反乱は失敗。ひとり助かった息子は事実を知り、城壁から身を投げる。子を失ったマレは真相を告白、村人により殺されてしまう。フィンランドからエストニアに移住した作家、アイノ・カッラス Aino Kallas の物語を基にオペラ化された。豊かで輝かしい管弦楽の響き、アリアの復活。1945年にフィンランドオペラで初演され、好評を博した。[ペッカ・ハコ "Finnish Opera" (2002) FIMIC]

Ondine ODE1058-2 ジョン・コリリアーノ (1938-) 管弦楽作品集
 Phantasmagoria (ファンタズマゴーリア) To Music (音楽に寄せて)
 Fantasia on an Ostinato (オスティナートによる幻想曲) Three Hallucinations (3つの幻覚)
  タンペレ・フィルハーモニック管弦楽団 エリ・クラス (指揮)
  [録音 200411月 タンペレホール] 試聴

◇アメリカの人気作曲家、ジョン・コリリアーノ (1938-) の管弦楽作品集。《ファンタズマゴーリア》は、メトロポリタン・オペラ100周年のために作曲され、テレビやビデオを通じて世界的に注目された悲喜劇オペラ《ヴェルサイユの亡霊》に基づく作品です。さまざまな現代手法の音楽、ロココ時代の響き、ワーグナーの高笑い……時空を超えて旅する感覚のよう。これが初CD録音。《音楽に寄せて》は、シューベルトの同名歌曲による“壮麗な”音楽。《オスティナートによる幻想曲》では、ベートーヴェンの第7交響曲、第2楽章の主題を素材に、「(欠点を捨て) ミニマル音楽の魅力的な側面を情緒表現と結びつけること」が試みられました。《3つの幻覚》は、コリリアーノが初めて手がけ、アカデミー賞にノミネートされた、映画「アルタード・ステーツ」 のための音楽による組曲です。

Ornament ORN11471 6CD's ディズリク・ブクステフーデ (c.1637-1707) オルガン作品全集
  エルンスト=エーリッヒ・シュテンダー (オルガン)
  [録音 1992年−2003年 聖マリーエン教会 (リューベク)]

◇デンマークに生まれ、ドイツのリューベクで活動したブクステフーデ Didrich (Dietrich) Buxtehude のオルガン作品全集。現存する90曲のうち、断章だけのBuxWV216が省略され、カンタータ「平安と歓喜もてわれはゆく」BuxWV76が加えられました。

Ornament ORN11446 ディズリク・ブクステフーデ (c.1637-1707) オルガン作品全集 第1
 前奏曲 ハ長調 BuxWV137 「ああ主よ、哀れな罪人なるわれを罰したもうな」BuxWV178
 「われ神より離れじ」BuxWV221BuxWV220 前奏曲 嬰ヘ短調 BuxWV146
 「われらが神は堅き砦」BuxWV184 カンツォネッタ ト短調 BuxWV173
 第1旋法によるマニフィカト BuxWV203 パッサカリア ニ短調 BuxWV161
 トッカータ ト長調 BuxWV164 「いまぞわれら聖霊に乞わん」BuxWV209
 「暁の星のいと美しきかな」BuxWV223 前奏曲 ニ長調 BuxWV139
 「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BuxWV211 トッカータ ニ短調 BuxWV155
  エルンスト=エーリッヒ・シュテンダー (オルガン) [録音 1992年 聖マリーエン教会 (リューベク)]

Ornament ORN11450 ディズリク・ブクステフーデ (c.1637-1707) オルガン作品全集 第2
 トッカータ ヘ長調 BuxWV156 「来たれ聖霊よ、主なる神よ」BuxWV199
 「今ぞわが魂よ主をたたえよ」BuxWV214 「天にましますわれらの父よ」BuxWV219
 カンツォネッタ ト長調 BuxWV172 トッカータ ヘ長調 BuxWV157
 「いまぞ喜べ、汝らキリストのともがらよ」BuxWV210 シャコンヌ ホ短調 BuxWV160
 「われ汝に感謝す、主イエス・キリスト」BuxWV224BuxWV194 フーガ ハ長調 BuxWV174
 前奏曲 ト長調 BuxWV147 フーガ ト長調 BuxWV175 「かくも喜びに満てるこの日」BuxWV182
 前奏曲 ニ短調 BuxWV140
  エルンスト=エーリッヒ・シュテンダー (オルガン) [録音 1993年 聖マリーエン教会 (リューベク)]

Ornament ORN11454 ディズリク・ブクステフーデ (c.1637-1707) オルガン作品全集 第3
 前奏曲 ヘ長調 BuxWV145 「イエス・キリストよ、讃美を受けたまえ」BuxWV189
 「アダムの堕落によりてすべては罪にそみぬ」BuxWV183 「ああ主なる神よ」BuxWV177
 前奏曲 イ短調 BuxWV152 「わがもとに来たれ、と神の子語りたもう」BuxWV201
 「主よ、われらから取り去りたまえ」BuxWV207 前奏曲 ト長調 BuxWV162
 「いまぞわれら聖霊に乞わん」BuxWV208 シャコンヌ ハ短調 BuxWV159
 「いまぞ我らに救いは来れり」BuxWV186 前奏曲 イ短調 BuxWV158
 「父なる神よわれらと共にあらせたまえ」BuxWV190 カンツォーナ ト長調 BuxWV171
 「神もしわれらと共になかりせば」BuxWV222 前奏曲 ト短調 BuxWV149
  エルンスト=エーリッヒ・シュテンダー (オルガン) [録音 1996年、1998年 聖マリーエン教会 (リューベク)]

Ornament ORN11467 ディズリク・ブクステフーデ (c.1637-1707) オルガン作品全集 第4
 テ・デウム・ラウダームス BuxWV218 「人よ、汝幸いに生きんとせば」BuxWV206
 カンツォネッタ ニ短調 BuxWV168 「甘き喜びのうちに」BuxWV197 前奏曲 ト短調 BuxWV163
 「われらの主キリスト、ヨルダン川に来れり」BuxWV180 「今ぞわが魂よ主をたたえよ」BuxWV213
 「汝らキリスト者よ、こぞりて神をたたえよ」BuxWV202 前奏曲 ハ長調 BuxWV136
 「主よ、われに汝の言葉を守らせたまえ」BuxWV185 カンツォネッタ ハ長調 BuxWV167
 カンタータ「平安と歓喜もてわれはゆく」BuxWV76 前奏曲 ホ短調 BuxWV143
  エルンスト=エーリッヒ・シュテンダー (オルガン) [録音 2003年 聖マリーエン教会 (リューベク)]

Ornament ORN11469 ディズリク・ブクステフーデ (c.1637-1707) オルガン作品全集 第5
 前奏曲 ホ短調 BuxWV142 「主イエス・キリストよ、われはことごとく知れり」BuxWV193
 カンツォネッタ イ短調 BuxWV225 前奏曲 ハ長調 BuxWV138
 「主に感謝を捧げよ、主慈しみ深きゆえに」BuxWV181 「汝の御子によりてのみ汝に感謝す」BuxWV195
 前奏曲 ト短調 BuxWV148 「愚かな口はよき言葉を語る」BuxWV187 第9旋法によるマニフィカト BuxWV205
 カンツォーナ ハ長調 BuxWV166 「来たれ聖霊よ、主なる神よ」BuxWV200
 「今ぞ主をたたえよ、わが魂」BuxWV215 前奏曲 ヘ長調 BuxWV144 「神のひとり子なる主キリスト」BuxWV192
 「わが愛する神に」BuxWV179 前奏曲 イ短調 BuxWV153
  エルンスト=エーリッヒ・シュテンダー (オルガン) [録音 2003年 聖マリーエン教会 (リューベク)]

Ornament ORN11470 ディズリク・ブクステフーデ (c.1637-1707) オルガン作品全集 第6
 前奏曲 ホ長調 BuxWV141 「神のひとり子なる主キリスト」BuxWV191 トッカータ ト長調 BuxWV165
 「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BuxWV196 カンツォーナ ト長調 BuxWV170
 「イエス・キリストよ、讃美を受けたまえ」BuxWV188 カンツォネッタ ホ短調 BuxWV169
 「今ぞわが魂よ主をたたえよ」BuxWV212 フーガ 変ロ長調 BuxWV176 前奏曲 ト短調 BuxWV150
 「われらの救い主、イエス・キリスト」BuxWV198 第1旋法によるマニフィカト BuxWV204
 「みどり児ベツレヘムに生まれたまえり」BuxWV217 前奏曲 イ長調 BuxWV151
  エルンスト=エーリッヒ・シュテンダー (オルガン) [録音 2003年 聖マリーエン教会 (リューベク)]

Phono Suecia PSCD152 ユーハン・イェヴェルード (1962-) 作品集
 ピアノ五重奏曲 (2002) ピアノ三重奏曲 (2001)
 過ぎ去った日のサロンのための音楽 (Musik för svunna salonger) (2001) (ピアノのための)
  ベンクト=オーケ・ルンディン (ピアノ)
  ウプサラ室内ソロイスツ  ニルス=エーリク・スパーフ (ヴァイオリン)
   パトリク・スウェードルプ (ヴァイオリン) スサンネ・マグヌソン (ヴィオラ)
   ラーシュ・フリクホルム (チェロ)
 駆けゆく時を歌う2つの歌 (Två sånger om tidens flykt) (2000) (混声合唱のための)
  百年の時について (Om hundra år) 若き日の守護精霊 (Ungdomens genius)
 夜の4つの歌 (Fyra sånger om natten) (1999) (混声合唱のための)
  コオロギ (Syrsorna) 夏の日 II (Sommardag II) ロマンティスト (Romantikern) 春の宵 (Vårnatt)
 ブー・ベリマンの詩による3つの歌 (Tre sånger till text av Bo Bergman) (2003) (混声合唱のための)
  仮面芝居 (Maskspel) 謎 (Gåtan) 鬼火と妖精 (Irrblosset och älvan)
  聖ヤコブ教会室内合唱団 ゲーリー・グレイデン (指揮) 試聴盤

◇ユーハン・イェヴェルード Johan Jeverud (1962-) は、セードラ・ラテン語学校の特別音楽課程で学んだ後、ストックホルムの王立音楽大学に進み、ペール・リンドグレン Pär Lindgren (1952-)、スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム Sven-David Sandstöm (1942-)、ラーシュ=エーリク・ロセル Lars-Erik Rosell (1944-2005) の下で作曲法などの勉強をつづけました。音楽ジャーナリストと音楽理論の教師を経て、作曲活動に専念。主に器楽と管弦楽のための作品を手がけ、かなりの数の曲が作品リストに載っています。初めてのポートレートアルバムとなるこのディスクには、形式とスタイルが定まり、調性がシンプルになったといわれる近年の作品が収められました。

Smekkleysa SMC6 チェロとピアノのための音楽
フレデリク・ショパン (1818-1849) チェロソナタ ト短調 作品65
アントニーン・ドヴォルジャーク (1841-1904) 森の静けさ B133-5 (作品68-5) ロンド B171 (作品94)
フェリクス・メンデルスゾーン (1809-1847) 無言歌 ニ長調 作品109
ロベルト・シューマン (1810-1856) 幻想小曲集 作品73
  グンナル・クヴァラン (チェロ) セルマ・グヴズムンスドウッティル (ピアノ)
  [録音 20012月] [制作 ビャルニ・ルーナル・ビャルナソン 録音 クレイン・ヴァルディマルソン]

Smekkleysa SMK26 2CD's シグヴァルディ・カルダロウンス (1881-1946) 歌曲集
 スプレンギサンドで (Á Sprengisandi) かあさんは眠りたい (Mamma ætlar að sofna)
 ベルグリョートの夢 (Draumur Bergljótar) わが夢の夏の歌 (Sommerlied meines Traumes)
 嵐 (Stormar) 力 (Vald) 海峡にたたずみ (Við sundið) 春のバラッド (Vorvísur)
 子供の祈り (Barnabæn) マリアの祈り (Maríubæn) 春の風 (Vorvindur) 春のバラッド (Vorvísur)
 君はわがこころの歓び (Þu eina hjartans yndið mitt) 物乞いの女 (Betlikerlingin) ウナ (Una) 雨 (Regn)
 わたしの巣 (Hreiðrid mitt) ねんねん坊や (Sofðu, unga ástin mín) (全50曲)
  オウラヴル・キャルタン・シーグルザルソン (バリトン) セセリャ・クリスチャウンスドウッティル (メッツォソプラノ)
  ヨウハン・フリズゲイル・ヴァルディマルソン (テノール) シグルーン・ヒャウルムティスドウッティル (ソプラノ)
  スノルリ・ヴィーウム (テノール) シグリーズル・アザルステインスドウッティル (メッツォソプラノ)
  ヨウナス・インギムンダルソン (ピアノ)

20世紀前期のアイスランドでは民族主義的な詩をテクストとする歌曲が数多く書かれました。プロフェッショナルの作曲家だけでなく、独学で音楽を学んだ医師、商人、公務員、教師、牧師らアマチュア作曲家らも、こぞって作品を書いています。シグヴァルディ・カルダロウンス Sigvaldi Kaldalóns (1881-1946) もアマチュア作家のひとり。本業は医者です。メロディを書く才能に恵まれたといわれ、きわだって独創的ではないにしても、シグヴァルディは“アイスランドのシューベルト”と呼ばれ、彼の歌は人々に愛されてきました。

Smekkleysa SMK28 ヨウン・ノルダル (1926-) 宗教作品集
 ルクス・ムンディ (Lux mundi) (世の光)
 サンダルのオウラヴル・ヨウンソン師の詩による民謡の編曲 (Þjóðlagaútsetningar úr kvæðabók Ólafs á Söndum)
 まことの光 (Ljósið sanna)
 わが信仰は定まらず (Trú mín er aðeins týra)
 レクイエム (Requiem) (1995) (ソプラノ、バリトンと混声合唱のための)
  ハトルヴェイグ・ルーナルスドウッティル (ソプラノ) オウラヴル・ルーナルソン (バリトン)
  クリョウメイキ室内合唱団  ベルンハルズル・ヴィルキンソン (指揮) [ITM との共同製作]

Smekkleysa SMK29 2CD's ソウラリン・ヨウンソン (1900-1974) 歌曲と男声合唱曲集
 アヴェ・マリア (Ave Maria) 苦悩 (Herzeleid) 牧歌 (Hjar&eht;ljóð) タイヨウチョウ (Sólskríkjan)
  シグルーン・ヒャウルムティスドウッティル (ソプラノ) アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル (ピアノ)
 Püppchens Wiegenlied (子供と月) In questa tomba (この墓に) Ruf mich mal morgen an (明日)
 子守歌 (Vögguvísa)
  イングヴェルドゥル・イール・ヨウンスドウッティル (メッツォソプラノ)
  アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル (ピアノ)
 すみれ (Fjólan) 夜 (Nótt) 真夜中 (Lágnætti) Lóan (鳥)
  ガルザル・ソウル・コルテス (テノール) アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル (ピアノ)
 Hylla skal um eilífð alla (オマージュ) Dagur austurloft uppljómar (夜明け) Eins og ljóssins skæra skrúða (光)
  ベルグソウル・パウルソン (バリトン) アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル (ピアノ)
 Der Überglückliche (しあわせな人) Ég fell í auðmýkt flatur niður Ég ungur kynntist sollnum sjó (荒海)
  オウラヴル・キャルタン・シーグルザルソン (バリトン) アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル (ピアノ)
 はるかな昔には (Ár vas alda) (アイスランド民謡) Norður við heimskaut (アイスランド)
 Verndi þig englar (天使たち) ワイン樽 (Lákakvæði) あいさつ (Kveðja) Huldur (海の精)
  フォウストブロウジル男声合唱団 アウルニ・ハルザルソン (指揮)

◇ソウラリン・ヨウンソン Þórarinn Jónsson (1900-1974) は漁師から作曲家に転向するという変わった経歴をもった作曲家です。アイスランドでもっとも有名な歌のひとつ、《すみれ (Fjólan)》は、舟にナイフで刻んで作曲したという話が伝わっています。21歳のときにアイスランド東部からレイキャヴィークに移り、パウトル・イーソウルソン Páll Ísólfsson (1893-1974) らのもとで正式に音楽を学ぶようになりました。1924年ベルリンに留学、フリートリヒ・エルンスト・コッホに師事します。その後1950年までベルリンにとどまり、教師、作曲家として働きました。第2次世界大戦中、ほとんどの作品が戦災で焼失。残っていた手稿譜が演奏家たちの間をまわり、演奏されたと言われています。

Smekkleysa SMK35 ふたご歌 (Tvísöngur)

◇2声で歌うアイスランド伝統のふたご歌 (トヴィーソングル) (tvísöngur)1473年の最古の歌から、新しくは20世紀の民謡集に収められた歌まで、26曲が新録音で収められました。1910年ごろの録音など、これまで紹介されていなかった現地調査録音もドキュメントとして、あわせて収録されています。

Smekkleysa SMK38 ハブリジ・ハトルグリームソン (1941-) 弦楽オーケストラのための音楽
 Herma (ヘルマ) 作品17 (1994) (チェロと弦楽オーケストラのための) (初稿)
 Ombra (オンブラ) 作品27 (1999) (ヴィオラと弦楽オーケストラのための)
 リーマ (Ríma) 作品15 (1993) (ソプラノと弦楽オーケストラのための)
  トゥールレイフ・テデーエン (チェロ) ソウルン・オウスク・マーリノウスドウッティル (ヴィオラ)
  ラグンヒル・ハイラン・ソーレンセン (ソプラノ) レイキャヴィーク室内管弦楽団
  ベルンハルズル・ヴィルキンソン (指揮)
  [録音 20021月、6月 アイスランド国立美術館]
  [制作 ビャルニ・ルーナル・ビャルナソン 録音 パウトル・スヴェイン・グヴズムンソン]
  [レイキャヴィーク室内管弦楽団、アイスランド国営放送、ITM との共同製作] 試聴盤

◇ハブリジ・ハトルグリームソン Hafliði Hallgrímsson (1941-) は最初、ソロ、室内楽、オーケストラ (イギリス室内管弦楽団、ロンドン・シンフォニエッタ、モンテヴェルディ管弦楽団、メニューヒン祝祭管弦楽団) のチェリストとして、イギリスを本拠に活動していました。1983年に、1977年から首席チェロ奏者を務めていたスコットランド室内管弦楽団を退団、作曲に専念するようになります。その最初の作品、ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための《ポエミ (Poemi)》 (作品7) が1986年のNOMUS賞 (北欧音楽委員会賞) を受けたことが作曲家として注目されるきっかけとなりました。主なジャンルは弦楽器のための音楽です。

 このアルバムの3曲も、《ポエミ》 と似た、協奏曲とでも考えられる音楽です。しかし、ソロイストがオーケストラと競う、あるいは対話する古典の協奏曲と違い、ソロイストの内面的な音楽をアンサンブルが支えるという趣の音楽になっています。《Herma (ヘルマ)》のタイトルは、胸像、頭像、あるいは、つながり、芽生えなどを意味するイタリア語。どの意味なのかは不明ですが、数学の集合論を応用したクセナキスの同名の曲とは関係なさそうです。「真に色彩的な、より正確に言えば、光と影がきわめて巧緻に作用しあう音楽」 (ハトルドウル・ヘイクソン Halldór Hauksson)。弦楽オーケストラの大きさが異なる2つの版があり、ここでは、22人の奏者のための初稿が使われています。ヴィオラと弦楽オーケストラのための《Ombra (オンブラ)》もタイトルはイタリア語。“影”を意味します。対となる作品といわれる《Herma》の影。オーケストラはソロイストの影。複合的な解釈がされています。《リーマ (Ríma)》は1994年リレハンメル冬季オリンピック大会事務局の委嘱作。ルネサンスの画家、彫刻家のミケランジェロの "Rimi" のソネット78番 "O notte, o dolce tenpo, benché nero" をテクストとすることから、このタイトルがつけられました。

Smekkleysa SMK42 グラウムルと格闘 (Glíman við Glám) − グンナル・レイニル・スヴェインソン (1934-)
 ギターのための作品集
 虹の下で (Undir regnboganum) アイスランド・ラプソディ (Íslensk rapsódia)
 ジャンゴ・ラインハルトへのオマージュ (Hommega Django Reinhardt)
 Ölerindi (Ale Stanzas) (アイスランド民謡による変奏曲)
 夕べを迎えられた一日を讃えよ (Dag skal að kvölði lofa) (2つのギターのための)
  シーモン・H・イーヴァルソン (ギター) ヨリエン・ブリリング (ギター) [ITM との共同製作]

Smekkleysa SMK43 段階 (Áfangar) − 現代アイスランドのクラリネット音楽
レイヴル・ソウラリンソン (1934-1998)
 段階 (Áfangar) (1976) (クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための)
ヨウン・ノルダル (1926-) 彫刻 (Ristur) (1985) (クラリネットとピアノのための)
パウトル・パムピクレル・パウルソン (1928-)
 3つの夜想曲 (Tre Notturni) (1999)
  第1番 (ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
  第2番 (ヴァイオリン、クラリネット、チェロとピアノのための)
  第3番 (クラリネット、ヴァイオリンとピアノのための)
アウスケトル・マウッソン (1953-) ソナティナ (1998) (クラリネットとピアノのための)
アトリ・ヘイミル・スヴェインソン (1938-)
 Plutôt blanche qu' azurée (空色よりは白が) (1976) (クラリネット、チェロとピアノのための)
  シーグルズル・イングヴィ・スノルラソン (クラリネット) シグルーン・エズヴァルスドウッティル (ヴァイオリン)
  ブリンディース・ハトラ・ギルファドウッティル (チェロ) アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル (ピアノ)
  [録音 20016月 イーミル・コンサートホール (レイキャヴィーク)]
  [制作 ビャルニ・ルーナル・ビャルナソン 録音 ゲオルグ・マグヌーソン、スヴェルリル・ギースラソン] 試聴盤

◇アイスランドという小さなコミュニティで一緒に仕事をし、気心も知れた間柄の4人の演奏家たちのために5人の作曲家が書いた、クラリネットのための室内楽作品集。

 それぞれの作曲者による自作についてのノーツがブックレットに掲載されています。「《旅程 (Áfangar)》は、シーグルズル・イングヴィ・スノルラソン Sigurður Ingi Snorrason、マーク・リードマン Mark Reedman、ギースリ・マグヌーソン Gísli Magnússon3人の奏者からの委嘱により作曲した。クリスチャーン・ダヴィーズソン Kristján Daviðsson の絵画に描かれた旅人たちの姿が主なインスピレーションの源となった」 (レイヴル・ソウラリンソン Leifur Þórarinsson)。

 「《彫刻 (Ristur)》 は、シーグルズルとアンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル Anna Guðný Guðmundsdóttir (1958-) のために書いた。スタイルと素材に関連性のある第1曲と第3曲。第2曲は自由な中間部をもったマーチに似ている。単純で飾り気のない音楽」 (ヨウン・ノルダル Jón Nordal)。

 「最初の《夜想曲》は、おだやかで優しい。移り気な第2曲は、最初、ヴァイオリンとチェロとピアノのために作曲した。第3曲は瞑想的で悲しい」 (パウトル・パムピクレル・パウルソン Páll Pampichler Pálsson)。「《ソナティナ》は、アイスランドとスコットランド高地で作曲し、オークニー諸島で完成した。この作品の主題は北アイスランドの昔の旋律に基づいている」 (アウスケトル・マウッソン Áskell Másson)。

 「《Plutôt blanche qu' azurée (空色よりは白が)》は、休暇をデンマークで過ごした1976年にペーア・ネアゴーのサマーハウスで作曲した。この曲は、人里離れた小さな島の長く、明るく、温かく、晴れ渡った夏の日の夜明けから日暮れを描写する。長和音が憂いをおび、ブルーになるにつれ、元気のいい短和音の姿がひんぱんに現れるようになる。印象主義的な色彩によるシュールなロマンディシズム」 (アトリ・ヘイミル・スヴェインソン Atli Heimir Sveinsson)。

 シグルーン・エズヴァルスドウッティル Sigrún Eðvaldsdóttir (1967-) とブリンディス・ハトラ・ギルファドウッティル Bryndis Halla Gylfadóttir (1964-) は現在はアイスランド交響楽団のメンバー。デジパック仕様のアルバム表紙にはレイヴル・ソウラリンソンのイラストが使われています。

Sterling CDS1065-2 エミール・ジャック=ダルクローズ (1865-1950 スイス) 管弦楽作品集
 音楽的牧歌劇《ジャニー (Janie)(1894) − 前奏曲
 悲劇的印象《1914年》 (c.1914) (ヴァイオリンと管弦楽のための) 管弦楽組曲《ロマン地方の絵》 (c.1903-05)
  モスクワ交響楽団 アドリーアノ (指揮) セルゲイ・リュバボフ (ヴァイオリン)

 

リリース情報 − Jazz

Caprice CAP21736 ダニエル・カールソン − Pan-Pan
 Pan-Pan Trollharan Pilot Alma Januari Tabla Oddjob
  ダニエル・カールソン (ピアノ) ペール・テクサス・ユーハンソン (サクソフォーン)
  マグヌス・ブルー (トランペット) クリスチャン・スペリング (ダブルベース)
  ヨン・フェルト (ドラムズ) ヤン・ロベルトソン (ドラムズ) Jazz in Sweden 2005
  [録音 2005117日−19日 アトランティス・スタジオ (ストックホルム)]
  [制作 マリー・ヴィセーン 録音 ヤンネ・ハンソン] 試聴盤

2005年度 "Jazz in Sweden" を受賞したピアニスト、ダニエル・カールソン Daniel Karlsson (1973-) の受賞記念アルバム。ジャズ・クインテット、オッドジョッブ Oddjob のメンバーとして有名。このアルバムで演奏された、アップテンポの曲、瞑想的で穏やかな曲は、すべてカールソンが作曲と編曲を行った。アルバムセッションに参加したミュージシャン、ペール・テクサス・ユーハンソン Per "Texas" Johansson、マグヌス・ブルー Magnus Broo、クリスチャン・スペリング Christian Spering、ヨン・フェルト Jon Fält、ヤン・ロベルトソン Jan Robertson も、カールソン自身がピックアップした。[CAP21736 プレスシートから]

GAC (Sweden) GAC001 オルカ・フィッション (Orca Fission)
 スクルート I クズリ (Järven) 歌 (Sången) 他
  パトリク・エルンボリ (ギター) ビョーン・アルムグレン (サクソフォーン) ヨーラン・クローン(ドラムズ)
  マグヌス・ブルー (トランペット) ユハンネス・ルンドベリ (ベース) ステファン・ヴィンゲフォシュ (キーボード)

GAC GAC002 Dr. DingoRelaxin' at Kartong Inn
 Point Young like a Lover Shut Up and Blow Your Drum Ramblin' All My Life Spirits Tico Tico 他
  トマス・グスタフソン (サクソフォーン) アンデシュ・ヨルミン (ベース) トマス・イェーデルルンド (サクソフォーン)
  アンデシュ・シェルベリ (ドラムズ) リーナ・ニューベリ (ヴォーカル)  [録音 199723日]

GASON gasonCD716 ダーヴィド・ハレンスタム・バンド − What Happened in Premantle?
 Oblivion Willow Pattern Whatever It Is, I Am against It カンガルー・ガリー ラ・クンパルシータ Silhouette 他
  ダーヴィド・ハレンスタム・バンド
   ソフィ・モレタ (ヴォーカル) ユニー・ヴァルテル (サクソフォーン、トランペット、フルート、他)
   ホーカン・ユーハンソン (アコーディオン) 他

J.A.M. Produktion JAMCD009
 ラーシュ・グッリン追悼 (Remembering Lars Gullin) − サンダ教会コンサート 1998年−2000
 Prologue Fine Together Subway Silhouette Lars Meets Jeff Spelmanen spelar (スペルマンが弾く)
 マズルカ (Mazurka) Paradisk timma (楽園の時) The Waltz Happy Again Late Date Peter of April
 愛の瞳 (Kärlekens ögon) Dininggirl Jag såg ふたりだけの牧場で (Uti vår hage)
  グンナル・モーリツソン (ヴォーカル) ヤン・アラン (トランペット) ルネ・グスタフソン (ギター)
  ゲオルグ・リーデル (べース)
  [録音 1998628日、199973日、200071日 サンダ教会 (スウェーデン)]

Prophone PCD078 カーリン・ルンディン − Songs that we all recognize
 Ain't That Love Little Girl Blue Pick Yourself Up Secret Love Take Your Time Blues
 Love Me or Leave Me I'll Be Around Them There Eyes Available You Look like Someone
 The Party's Over
  カーリン・ルンディン (ヴォーカル) ヤン・ルンドグレン (ヤン・ラングレン) (ピアノ)
  マッティアス・ヴェーリン (ベース) ダニエル・フレードリクソン (ドラムズ)

1991年からプロとして活躍しているスウェーデンのジャズヴォーカル、カーリン・ルンディン Carin Lundin が、レイ・チャールズ、リチャード・ロジャーズ、ジェローム・カーン、サミー・フェインらのスタンダードナンバー (誰もが知ってる歌 "Songs that we all recognize") と自作2曲を歌ったアルバム。人気ピアニスト、ヤン・ルンドグレン (ラングレン) Jan Lundgren も共演。

Sittel Records SITCD9305 マッティン・ショーステット・バンド − Slow Charles
 Heavy Ax Slow Charles Intervals Four in One Blues for Mr. Brent You Don't Know What Love Is
 Elvinology Capetown Capetown
  マッティン・ショーステット・バンド
   カール・オーランデション (トランペット) フレードリク・クロンクヴィスト (アルトサックス)
   ユーナス・オールストレム (ピアノ) マッティン・ショーステット (ベース)
   ダニエル・フレードリクソン (ドラムズ) [録音 2004430日]

Touché Music TMcCD023 リンダ・ペッテション − Who Are You?
 Who Are You? Detour Ahead The Ballad of the Sad Young Men In Your Eyes Skylark All I Want
 The Folks Who Live on the Hill From Ton to Tom Up from the Skies Winter Sweet
 I Still haven't Found What I'm Looking for
  リンダ・ペッテション (ヴォーカル) ウルフ・アドーケル (トランペット) アンデシュ・ペーション (ピアノ)
  クリスチャン・スペリング (ベース) ユーナス・ホルゲション (ドラムズ)
  [録音 2004820日−21日 ストックホルム]

◇スウェーデンの女性ヴォーカル、リンダ・ペッテション Linda Pettersson のソロ・デビューアルバム。バラード系の作品をメインとするプログラム。ケニー・ウィーラー、ホーギー・カーマイケル、ジミ・ヘンドリックスら、ジャンルを超えた選曲。

 

リリース情報 − Vocals

12 Tónar 12T010 アイヴル・ポルスドッティル − アイヴル (eivør)
 ふたりだけで森を (Við gengum tvö) わたしの友だちだけが (Only a friend of mine) 命をかけたら (Om jag vågar)
 優しい歌をあなたに (Sweet sweet song) 天使はどこに (Where Are the Angels) わたしのお母さん (Mín móðir)
 あなたと今宵 (Ég veit þu kemur í kvöld til mín) つらい時にあなたは (If I needed You)
 あこがれて (Mær leingist) 太陽よずっと輝いてくれ (Må solen alltid skina) 魔法にかかり (Trøllabundin)
  アイヴル・ポルスドッティル (ヴォーカル、ギター) ビル・ボーン (ギター、ベース)
  ピェートゥル・グリェータルソン (パーカッション、アコーディオン) ビルギル・ブラガソン (ベース)
  [録音 20049月] [制作 ビル・ボーン] 試聴盤

◇フェロー諸島生まれのシンガーソングライター、アイヴル・ポルスドッティル Eivør Pálsdóttir の新作。自作とビル・ボーンらの曲により構成され、いろいろなスタイルの歌をくつろいで楽しめます。アイスランド語、英語、スウェーデン語、フェロー語の歌詞。セカンドアルバム「カラス (Krákan)(12 Tónar 12T001) に参加したピェートル Pétur Grétarsson とビルギル Birgir Bragason に、プロデュースを担当するビル・ボーン Bill Bourne を加えたメンバーとのコラボレーションです。ムンクの「叫び」を模したジャケットデザイン。

2L 2L24 BNB
 もう少し中へ (Lite längre in) Paulista (Frekk i) dvale
 Dan fagraste viso pao joræ 思い出は深く (Et minne dypt) 追憶 (Erindring)
 Ser du eit hjarte langs vinden Galgea Fivreld 神秘の歌 (Runarvisa) Fantasea
 川の歌 (Sang på elva) Et segl glir bort
  ベーリト・オプハイム (ヴォーカル) ニルス・オークラン (フィドル、ハリングフェレ、ヴィオラダモーレ)
  ビョルン・シェレミール (ベース、ルネサンス・バスリュート)
  [録音 2004年3月 ウレンスヴァング教会]
  [制作 ヨルン・シメンスター 録音 ハンス・ペーテル・ロランジュ] 試聴盤

◇アーリーミュージックと前衛的な現代音楽のヴォーカリスト、ベーリト・オプハイム Berit Opheim、フィドル奏者のニルス・オークラン Nils Økland、ジャズ・ベーシストのビョルン・シェレミール Bjørn Kjellemyr によるコラボレーション。オリジナル曲、ハルダンゲル民謡などを即興の要素をまじえながら聴かせる、瞑想的な雰囲気のアルバムです。


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Artwork © Alba, Ondine (Finland), Daphne (Sweden), Lindberg Lyd (Norway), Smekkleysa (Iceland)