Newsletter No.81   30 September 2005

 

リリース情報

2L 2L29 SACD SACD (5.0 surround/stereo hybrid) クヌート・ニューステット (1915-)
 合唱のための作品集
 Prayers of Kierkebaard (キアケゴーの祈り) 作品157 (1999) (混声合唱のための)
 サルヴェ・レジナ (Salve Regina) 作品156a (1999) (男声合唱のための)
 The Word Became Flesh (言 (ことば) は肉となって) 作品162 (2001) (混声合唱のための)
 Nytt er livet (新しきは人生) 作品170 (2003) (女声合唱のための) *
 Jesu sieben Worte (イエスの7つの言葉) 作品171 (混声合唱のための)
 Immortal Bach (不滅のバッハ) (1988) (混声合唱のための)
  アンサンブル96 オイスタイン・フェヴァング (指揮) ベールム・ヴォーカルアンサンブル *
  ベアテ・クローネン (ソプラノ) ゲア・オートゥン (ソプラノ)
  [録音 20042月、4月、9月 ウラニエンボルグ教会 (オスロ)]
  [制作 モッテン・リンドベルグ  録音 ハンス・ペーテル・ロランジュ] 試聴

94日の日曜日、オスロで大きなイベントが催されました。グレクス・ヴォーカリス (カール・ホグセット指揮)、スコラ・カントールム (トゥーネ・ビアンカ・ダール指揮)、ノルウェー・ソリスト合唱団 (グレーテ・ペーデシェン指揮)、アンサンブル96 (オイスタイン・フェヴァング指揮)。オスロを代表する4つの合唱団が集い、前日、90歳の誕生日を迎えた作曲家、ニューステット Knut Nystedt を祝うコンサート。4つのグループがニューステットの代表的な曲を分担して歌い、最初の《Immortal Bach》と最後の《オー・クルックス》、そしてアンコールの《I Will Greatly Rejoice (わたしは主によって喜び楽しみ)》は合同演奏です。旧オスロ大学のアウラ・ホールは、ほぼ満員。「コンサートは大成功だった……ステージに上った老作曲家が、聴衆と合唱団の両方から賞賛の拍手を受ける。それは感動を呼ぶ瞬間だった」。グレクス・ヴォーカリスのメンバーとして来日したばかりのバリトン歌手、シェル・ヴィーグ Kjell Viig が、そう伝えてきました。

 新たにニューステットの作品集を録音したのは、このコンサートに参加した、オイスタイン・フェヴァング Øystein Fevang 指揮のアンサンブル96 Ensemble 96。彼らにとって、ヴォルフガング・プラッゲの《恩寵の道 (Liknarbraut)(2L9) につづく2L録音です。プロデューサーは、コンサートに立ち会い、「全部の合唱団で歌った《オー・クルックス》は、これまででもっとも素晴らしい演奏」と語ったといわれるモッテン・リンドベルグ Morten Lindberg。スコラ・カントールムのニューステット混声合唱作品集 (ASV CDDCA1054) を指揮者のコーレ・ハンケンと共同で制作。録音を担当していました。ちなみに、テリエ・マティセン Terje Mathisen のノルウェー語テクストを英訳したのは、大束省三さんと北欧合唱団の40周年特別演奏会 (2002年) にヴィーグと一緒に客演したアンドルー・スミス Andrew Smith です。2L初のSACDアルバム。

Altara Classic (UK) ALT1001
フランク・マルタン (1890-1974) 序曲とフォックストロット (4手のピアノのための)
アルテュール・オネゲル (1892-1955) パルティータ (4手のピアノのための)
イーゴリ・ストラヴィンスキー (1882-1971) 春の祭典 (2台のピアノのための)
  ペーテル・ヤブロンスキ (ピアノ) パトリック・ヤブロンスキ (ピアノ)
  [録音 200113日−5日 ポットン・ホール (サフォーク)]

Altara (アルタラ) は、スウェーデンのピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキ Peter Jablonski (1971-) が、弟パトリック Patrik Jablonski (1974-) と一緒にイギリスで創設したレーベル。BISOndineAlbaSimax のディストリビューター、キングインターナショナルとの間で契約が結ばれました。

Altara Classic ISCD2 2CD's ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827) チェロソナタ全集
 チェロソナタ第1番 ヘ長調 作品5-1 チェロソナタ第2番 ト短調 作品5-2
 チェロソナタ第3番 イ長調 作品69 チェロソナタ第4番 ハ長調 作品102-1
 チェロソナタ第5番 ニ長調 作品102-2
  マッツ・ロンディン (チェロ) ハンス・ポールソン (ピアノ) [録音 2002年]

◇「ひたむき、清潔。ベートーヴェンの音楽を演奏する歓びが伝わってくる」という評判を耳にする録音。マッツ・ロンディン Mats Rondin (1960-)、ハンス・ポールソン Hans Pålsson (1949-)、ともに音楽シーンには欠かせない素敵な音楽家です。

Altara Inlife ALT1004 In Life − ヤブロンスキ兄弟と仲間たち
ピョートル・チャイコフスキー (1840-1893)
 くるみ割り人形 (2台のピアノのための) − こんぺいとうの踊り アラビアの踊り
  中国の踊り
フェレンツ・リスト (1811-1886) ハンガリー・ラプソディ第11番 イ短調
セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) ヴォカリーズ (チェロとピアノのための)
 組曲第1番 《幻想的絵画》 作品5 − 涙 (2台のピアノのための)
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907)
 抒情小曲集 (Lyriske stykker) − エロティック (Erotikk) (愛の歌) ワルツ (Vals) 憂鬱 (Melankoli)
  ハリング (Halling) あなたのそばで (For dine føtter)
ガブリエル・フォーレ (1845-1924) 愛の歌 作品27-1 墓地で 作品51-2 わたしたちの愛 作品23-2
 夢のあとに 作品7-1 (チェロとピアノのための)
クロード・ドビュッシー (1862-1918) アラベスク ホ長調
コンスタンチン・ヴィレンスキー (1949-) ウクライナの遊び (ピアノのための)
リチャード・ロドニー・ベネット (1936-) 4つの小品組曲 (1974) (2台のピアノのための) − フィナーレ
  ペーテル・ヤブロンスキ (ピアノ) パトリック・ヤブロンスキ (ピアノ) シェシュティン/アヴェモ (ソプラノ)
  マッツ・ロンディン (チェロ) スタファン・シェーヤ (ピアノ)

◇“現代人のライフスタイルに合わせ、クラシカル音楽をより幅広く、より身近に”というコンセプトで制作したsコンピレーションアルバム! グリーグの《抒情小曲集》はペーテル。フォーレの歌曲は、2002年ヨーテボリ・オペラで歌ったルルがセンセーションを呼んだといわれるスウェーデンのソプラノ、シェシュティン・アヴェモ Kerstin Avemo と、パトリックのピアノ。ラフマニノフの《ヴォカリーズ》、フォーレの《夢のあとに》は、マッツ・ロンディンとスタファン・シェーヤ Staffan Scheja の共演です。シェーヤはプロコフィエフのソナタ (CD155) とモーツァルトのピアノ協奏曲ハ長調 (K467) (CD205)BISに録音していました。

BIS CD1417 アルノルト・シェーンベルク (1874-1951) ピアノのための作品集
 3つのピアノ曲 作品11 6つの小さなピアノ曲 作品19 5つのピアノ曲 作品23 組曲 作品25 ピアノ曲 作品33a
 ピアノ曲 作品33b ピアノソナタ 作品1 ソナタ断片 (ヴォツェック断片)
  ローランド・ペンティネンン (ピアノ)

◇ヴァイオリンとピアノのための作品全集 (CD1407)、ピアノ三重奏のための作品集 (+ヴェーベルン) (CD1467) につづく、ペンティネン Roland Pöntinen のシェーンベルク。この録音を最後に彼は、シリーズに参加したウルフ・ヴァリーン、トゥールレイフ・テデーエンとともに BIS を離れるそうです。実力とセンスを備えた素敵なミュージシャンたちを捨て、華麗な名前が売り物のスターたちを起用することが目立つ、スウェーデンのレーベル BIS の今日の姿。いいのか、わるいのか。

BIS SACD1448 SACD (Multichannel/Stereo hybrid)
ナサニエル・シルクレット (1889-1982) トロンボーン協奏曲 (1945)
フレードリク・ホーグベリ (1971-) トロンボーン協奏曲第1番 《キット・ボーンズの帰郷》 (2000-01)
クリスチャン・リンドベリ (1958-)
 ヘリコン・ワスプ (Helikon Wasp) (2003) (指揮するトロンボーン奏者と管弦楽のための) [CD1428]
  クリスチャン・リンドベリ (トロンボーン、声、指揮) サンパウロ交響楽団 ジョン・ネシリング (指揮)

◇ニューヨークのブロードウェイで活躍した音楽家、映画「摩天楼」や「踊らん哉」の音楽を担当したナサニエル・シルクレット Nathaniel Silkret の協奏曲が録音されました。ストコフスキーの依頼で作曲され、トミー・ドーシーのソロで演奏された作品。行方不明になっていたスコアが見つかり、リンドベリ Christian Lindberg の演奏により復活します。資料がなくて不明ですが、フレードリク・ホーグベリ Fredrik Högberg の協奏曲は、リンドベリが録音 (CD1148) した、6つのトロンボーンと2人の語り手のための《キット・ボーンズのバラッド (The Ballad of Kit Bones)(1998) −− 「キット・ボーンズの話を聞かせてやろう。キットは、スライド・トロンボーンで西部を牛耳っててさ、ブラスボーンの闘いじゃ、負け知らず。速いスライド技は西部一、そうさ、あたぼう……」 −− と関連があるかもしれません。

BIS SACD1483 SACD (Multichannel/Stereo hybrid) ドミートリー・ショスタコーヴィチ (1906-1975)
 交響曲第8番 ハ短調 作品65
  オランダ放送フィルハーモニック管弦楽団 マーク・ウィグルズワース (指揮)

BIS CD1494 ルードヴィーグ・ニルセン (1906-) オルガンのための作品集
 2つの聖オーラフの日の旋律による幻想曲 作品4 (1941) コラール・カプリース 作品50a
 「Ingen vinner trem til den evige ro (永遠の平安は誰にも望めない)」による変奏曲 作品2 (1941)
 独唱とオルガンのための聖歌集 他
  モナ・ユールスルード (ソプラノ) ビョルン・コーレ・ムー (オルガン)

◇ルードヴィーグ・ニルセン Ludvig Nielsen (1906-) は、教会オルガニストでもあったノルウェーの作曲家。オルガン曲をはじめ、主に宗教曲を書いています。

BIS SACD1518 SACD (Multichannel/Stereo hybrid)
セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) ピアノ作品集
 ショパンの主題による変奏曲 作品22 ピアンソナタ第2番 変ロ短調 作品36 ライラック 作品21-5
 ひな菊 作品38-3
フリッツ・クライスラー (1875-1962) (セルゲイ・ラフマニノフ 編曲) 愛の喜び 愛の悲しみ
  エフゲニー・スドビン (ピアノ)

BIS SACD153901 SACD (Multichannel/Stereo hybrid) special price
WA・モーツァルト (1756-1791) (カレヴィ・アホ (1949-) カデンツァ) フルートと管弦楽のための作品集
 フルート協奏曲第1番 ト長調 K313 アンダンテ ハ長調 K315 ロンド ニ長調 KAnh184 (疑わしい?)
 フルート協奏曲第2番 ニ長調 K314
  シャロン・ベザリー (フルート) オストロボスニア管弦楽団 ユハ・カンガス (指揮)
  [録音 2005411日−15日 カウスティネン教会 (フィンランド)]

◇フィンランドの作曲家カレヴィ・アホ Kalevi Aho が、この録音プロジェクトのためにカデンツァを作曲。ベザリーは、現代フルートの特性がフルに活かされたたカデンツァを賞賛し、「刺激的なのは確かだわ。でも、あの時代にはモーツァルトだって、そうだったのよ」と語っています。2005年版 BIS 総合カタログ付。特別価格でリリースされます。

BIS CD1560 レポ・スメラ (1950-2000) 合唱のための作品集
 混声合唱と弦楽のための協奏曲(1997) 汝の祖国は長く暗黒にあるかもしれないが (1985)
 マッシュルーム・カンタータ (1979/1983) 島の乙女の海の歌
  エストニア・フィルハーモニック室内合唱団 タリン室内管弦楽団 トヌ・カリユステ (指揮)

Caprice CAP21735 SACD (Multichannel/Stereo hybrid) ユーハン・ブリッジャー、打楽器奏者
ジョーセフ・シュワントナー (1943- アメリカ) 速度 (Velocities) (1990) (マリンバ独奏のための)
トビアス・ブルーストレム (1978-) Scene for Vibraphone (ヴィブラフォーンのための情景) (2002)
アウスケトル・マウッソン (1953-) 胚芽 (ドラムの歌) (Frum, a drum song) (1995)
デイヴィッド・マスランカ (1943- アメリカ)  Variations on Lost Love (1997) (マリンバ独奏のための)
スタファン・ストルム (1964-) グローリア (Gloria) (2002) (マリンバ独奏のための)
  ユーハン・ブリッジャー (打楽器)
トビアス・ブルーストレム (1978-) 打楽器協奏曲第1番 《アレーナ (Arena)(2004)
  ユーハン・ブリッジャー (打楽器) ヘルシングボリ交響楽団 マッツ・ロンディン (指揮)
  [録音 20048月−10月 ヘルシングボリ・コンサートホール]
  [制作 シェル・セーデルクヴィスト  録音 トゥルビョーン・サミュエルソン] 試聴

◇ソロイスト賞 (Solistpriset)2年に一度、王立音楽アカデミー、スウェーデン・コンサート協会/フォルクサム、スウェーデン演奏家音楽家協会 (SAMI)、イェヴレ交響楽団から、将来を期待される若手ミュージシャンに贈られます。賞の内容は賞金、オーケストラへの出演、国内ツアー、そしてアルバムの制作。1993年の第1回はバリトン歌手カール=マグヌス・フレードリクソン。以後、トビアス・リングボリ (ヴァイオリン)、マークス・レオソン (打楽器)、カーリン・ドゥーンブッシュ (クラリネット)、セシリア・シリアクス (ヴァイオリン)、フランシスカ・スクーグ (ピアノ)、ミカエル・ホルムルンド (ピアノ) が受賞しています。

 2004年のソロイストに選ばれたユーハン・ブリッジャー Johan Bridger1976年生まれ。クラシカルの打楽器演奏を正式に学ぶようになったのは16歳のとき。最初の先生は、ヘルシングボリ交響楽団のソロ・ティンパニ奏者、ウルフ・スヴェンソン Ulf Svensson です。その後、レンナート・グリューヴステット Lennart Gruvstedt (マルメ音楽アカデミー)、マイケル・バリット Michael Burritt (ノースウエスタン大学 (シカゴ) 音楽修士号取得) に師事し、マルメに戻ってからは、ふたたびリー・ハワード・スティーヴンズ Leigh Howard Stevens の下でマリンバ演奏を学び、2005年3月にディプロマを取得しました。アメリカ留学中にソロデビュー。ヨーロッパ各国とスウェーデンのラジオ、テレビへの出演、オーケストラとの共演のほか、1996年にパトリック・ローブ Patrick Raab と打楽器デュオ、マレウスインクス (MalleusIncus) を結成し、室内楽奏者としての活動も行っています。コペンハーゲンの王立音楽院で教えることも決まりました。

 王立ストックホルム・フィルハーモニックの打楽器奏者、ダニエル・コーセ Daniel Kåse は、「ユーハン・ブリッジャーは、間違いなくスウェーデンでもっとも優秀な打楽器奏者。これほど見事なマリンバの演奏を聴いたことがない」と讃え、ストックホルムの王立音楽大学の教授、アンデシュ・ルーグイン Anders Loguin (クロウマータのメンバー) も、「彼の世代を代表する、もっとも刺激的な打楽器奏者のひとり」と賛辞を贈っています (CAP21735 プレスリリースから)。

dacapo 8.226007 L'Homme Armé (武装した人) − チェロ独奏のための作品集
ポウル・ルーザス (1949-)
 「武装した人」によるチェロ独奏のための技巧練習曲
  (Bravourstudien for solo cello over "L'homme armé") (1976)
カール・オーエ・ラスムセン (1947-)
 ナヤ・マリ・アイトの詩に寄せるシルエット (Silhuet til et vers af Naja Marie Aidt) (1995)
アンディ・ペイプ (1955-)
 シチリアーノ・スコンフォルテヴォーレ (Siciliano sconfortevole) (意気のあがらないシチリアーノ) (1999)
ニルス・ロシング=スコウ (1954-) シチリアーナ (Siciliana) (1999)
スヴェン・ニルセン (1937-) シチリアーノ “昔むかし” (Siciliano, "Der var engang") (1999)
ペーア・ネアゴー (1932-)
 小ソナタ “What - is the word!(Sonata breve: "What - is the word!") (チェロ独奏のためのソナタ第3番)
ハンス・エブラハムセン (1952-) チェロ独奏のためのソナタ (1988-99)
ヴァウン・ホルムボー (1909-1996) チェロ独奏のためのソナタ 作品101 (1969)
  モーテン・ソイテン (チェロ)
  [録音 2003111日、26日、21日、423日] [制作・録音 イェスパー・ヨーアンセン] 試聴

◇息の長いメロディと幅広い表現力。チェロの独奏楽器向きの特性を活かすため、20世紀後期、デンマークの作曲家たちが書いた作品集です。デュファイ、ジョスカン・デ・プレ、ラ・リュらも素材とした14世紀の歌「武装した人」によるルーザス Poul Ruders の曲。さまざまな技巧が試されます。カール・オーエ。ラスムセン Karl Aage Rasmussen、アンディ・ペイプ Andy Pape、ロシング=スコウ Niels Rosing-Schow、スヴェン・ニルセン Svend Nielsen の曲は、ソイテン Morten Zeuthen の“シチリアーノ・プロジェクト”のための作品。エブラハムセン Hans Abrahamsen も同じプロジェクトのために《シチリアーノ (Siciliano)》 を作曲。後に書いた《賛歌 (Hymne)》 (第1楽章) と、デンマークのアーティストグループ "Storm og stille" (嵐と静寂) の展覧会のための《嵐と静寂 (Storm og stille)》 (第2楽章) を加え、3つの楽章からなるソナタとしました。ネアゴー Per Nørgård の曲では、チェロはメロディ楽器としてだけでなく、ポリフォニー音楽のための楽器として使われます。ホルムボー Vagn Holmboe のソナタは、東欧の音楽や民俗音楽から影響を受けるようになってからの作品。コダーイのソナタがインスピレーションの源となったと思われます。

dacapo 8.226023 ディズリク・ブクステフーデ (c.1637-1707) オルガン作品全集 第3
 前奏曲 ハ長調 BuxWV138 われらが神はかたき砦 BuxWV184
 愚かな口はよき言葉を語る BuxWV187
 主よ、御言葉もてわれらを守りたまえ BuxWV185
 前奏曲 ト短調 BuxWV163 トッカータ ト長調 BuxWV164
 前奏曲 イ短調 BuxWV158 アダムの罪によりすべては失われぬ BuxWV183
 神のひとり子なる主キリスト BuxWV191 神のひとり子なる主キリスト BuxWV192
 救いはわれらに来たれり BuxWV186 カンツォネッタ ト長調 BuxWV172
 カンツォネッタ イ短調 BuxWV225 カンツォーナ ト短調 BuxWV173 前奏曲 ト短調 BuxWV150
 われに来たれと神の子は言いたもう BuxWV201
 主イエス・キリスト、われはことごとく知れり BuxWV193 天にいますわれらの父よ BuxWV219
 トッカータ ヘ長調 BuxWV156
  ビーネ=カトリーネ・ブリンドーフ (オルガン)
  [聖マリア教会 (ヘルシングボリ、スウェーデン) のロベルト・グスタフソン・オルガン (1997-2000年製)]
  [録音 2003年11月17日−18日] [制作 ヘンリク・スライボー 録音 クレメンス・ヨハンセン] 試聴

◇第1(8.226002)、第2(8.226008) が欧米で高く評価されている、ビーネ=カトリーネ・ブリンドーフ Bine Katherine Bryndorf のシリーズ。デンマーク生まれのブクステフーデに似つかわしく、しっかりした構成感とともに、おおらかな雰囲気の表現が重視されています。リズム感のいいこと、聞こえてくる音楽の豊かなこと。インゲ・ベレロプ (Danacord)、ウルシク・スパング=ハンセン (Paula) の録音とならび、ブクステフーデのオルガン作品を代表的するシリーズのひとつです。

 第3集は、ブクステフーデもオルガニストを務めたことのあるへルンシングボリの聖マリア教会で録音。ブクステフーデ時代のユーハン・ローレンツ・オルガン Johan Lorentz organ (1662年、ブクステフーデの監修のもと、ハンス・クリストフ・フリチュ Hans Christoff Frietzsch が再建) は、ルンドに近いトルレーサ教会に移設されていたため、ブリンドーフが弾いたのは、新たに設置されたロベルト・グスタフソン Robert Gustavsson 製作のオルガンです。このオルガンのマヌアルヴェルク・パイプは、マルメ博物館のオルガン (フリチュが聖ペトリ教会のために製作) のパイプを基に設計。バロック時代のオルガンをしのばせる響きをもっています。

dacapo (open space) 8.226517 Circles − トロンボーンのためのデンマーク音楽
オーレ・シュミット (1928-)
 トランペットとトロンボーンのための協奏曲 作品19Pièce Concertante (協奏的小品)》
ペーア・ネアゴー (1932-)
 It'
s All His Fancy, That (1992-95) (トランペット、トロンボーンとピアノのための)
ベント・ロレンセン (1935-) Circles (1996) (トロンボーン独奏のための)
ベント・セーアンセン (1958-)
 ヴィネタの鐘 (The Bells of Vineta) (1990) (トロンボーン独奏のための)
ペーター・ブルーン (1968-)
 Twelve to Remember, Twelve to Come (2001) (トロンボーン独奏とアンサンブルのための)
  カスパー・トーロプ (トロンボーン) オーレ・エドヴァルド・アントンセン (トランペット)
  カトリーネ・ギスリネ (ピアノ) デンマーク放送シンフォニエッタ ジョルダーノ・ベリンカンピ (指揮)
  [録音 20013月、1月、20051月、200111月、200410月]
  [制作 モーテン・モーエンセン、トマス・ヴィンター、ヨン・フランセン
    録音 ペーター・ボー・ニルセン ラース・C・ブルーン] 試聴

◇カスパー・トーロプ Kasper Thaarup (1974-)2002年、コペンハーゲンの王立音楽院の独奏者クラスを卒業。在学中にオーディションを受け、23歳でデンマーク放送シンフォニエッタのソロ・トロンボーン奏者の地位を射止めています。シンフォニエッタでの活動のほか、金管五重奏団、アート・オブ・ブラス・コペンハーゲン Art of Brass Copenhagen のメンバー。王立コンセルトヘボウ管弦楽団、デンマーク王立オペラ、デンマーク国立管弦楽団、オーフス交響楽団、オルボー交響楽団、マルメ・オペラのコンサートにも招かれています。このアルバムは、トーロプの dacapo - open space 初録音。“トリスタン変奏曲”のサブタイトルをもつオペラ《素晴らしき愛の物語 (A Wondrous Love Story)(Kontrapunkt 32267) をはじめ、劇場音楽の分野で活躍の目立つベント・ロレンセン Bent Lorentzen の《Circles》 以下、トロンボーンの特性を活かしながら、作曲家の個性を際だたせた音楽が集められています。

 バルトークの《弦、打楽器とチェレスタのための音楽》からインスピレーションを得たと思われるオーレ・シュミット Ole Schmidt の協奏曲。ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」にタイトルとサブタイトルを求めたネアゴー Per Nørgård の曲。《ヴィネタの鐘》にインスピレーションを与えたのはセルマ・ラーゲルレーヴの「ニルスのふしぎな旅」。ベント・セーアンセン Bent Sørensen は、1世紀に一度だけ姿を見せるという、ゴトランド沖に沈んだ都市ヴィネタを、“隠れていた宇宙が目に見えるようになる” ことの象徴にしています。表層に見えるものと、深層にあるもの。ゆったりと流れる“時間”からさまざまなイメージがもたらされるのは、セーアンセンの音楽に特徴的です。ペーター・ブルーン Peter Bruun のトロンボーン協奏曲、《Twelve to Remember, Twelve to Come》は、冒頭、打楽器が演奏する“12の不規則なビート”が作品全体の重要なリズム要素となっていることから、タイトルがつけられました。マイルズ・デイヴィスとギル・エヴァンズの古典的ジャズ作品、《Sketches of Spain (スペインのスケッチ)》がインスピレーションとなり、異国情緒も漂ってきます。

 ノルウェーのトランペット奏者、アントンセン Ole Edvard Antonsen が共演。“音楽のためのテクニック”という点でもトーロプと共通の感覚をもっています。トロンボーン・ファンだけに聴かせておいてはいけない、楽しく、充実したアルバムです。

Danica DCD8193 イェペ・オーキャーの詩による歌
オーロフ・リング (1884-1946) わが憧れのすべて (Alle mine længsler)
 それもはるか昔のことに (Nu er det længe siden)
トマス・リネマン・ラウプ (1852-1927) 心よ静まれ、太陽がしずむ (Stille hjerte, sol går ned)
トーヴァル・オーゴー (1877-1937) スズメは枝のかげでものも言わず (Spurven sidder stum bag kvist)
 新緑のブナの木がまぶしい島 (Jeg ser de bøgelyse er)
 コウノトリは夏といっしょにやってくる (Han kommer med sommer)
J・サクストープ=ミケルセン アナはアナースに恋をしていた (Anna var i Anders kær)
アクセル・アーヤビ (1889-1942) わたしはオート麦 (Jeg er havren)
アルフレズ・トフト (1865-1931) オーレは丘にすわって歌っていた (Ole sad på en knold og sang) 他
  フィン・シグラー (ヴァイオリン) カーステン・クリステンセン (ピアノ、テナーサックス) イェスパー・ランゴー (バス)
  聖アネ少女合唱団 エアリング・ペーザセン (指揮)

Danica DCD8228 暗黒の歌 (Sange midt i mørket)1944年−1945年フレスレヴ収容所の音楽
カレン・ブリグ (1894-1962) (編曲) フレスレヴ行進曲 (Frøslev March) * 愛らしき国あり (Der er et yndigt land)
 王のなかの王 (Kongernes Konge) 緑の森を愛す (Jeg elsker de grønne lunde)
 おとぎ話のような響きが (Det lyder som et eventyr) 雨が降ったばかりだ (Det haver så nyligen regnet)
 ほほえみながら重荷を担う (Jeg bærer med smil min byrde) デンマークの歌 (Den danske sang)
 東の空に陽が昇る (I østen stiger solen op) 素晴らしい夕べのそよ風 (Underlige aftenlufte)
 西の空に城がそびえ (Der står et slot i Vesterled) 夜のしじまに (Natten er så stille)
 あなたが行くとき、いつも信頼し (Altid frejdig, når du går) わたしは疲れ、床に入る (Jeg er trast og går til ro)
  エスロム=ヘレロプ合唱団 ヘンリク・パルスマー (指揮) スティウ・センダリス (トランペット) *
  トム・ホイロン・オルセン (スネアドラム) *
エルセ・マリ・ペーゼ (1924-)
 歌曲集《壁から聞こえる歌 (Sange fra en væg)
  あなたとわたしと星 (Du og jeg og stjernerne) あなたが知っていたなら (Hvis du viste) Swingsko
  心の素敵なリズム (Hjertets underfulde rytme) 春を歌う小さなメロディ (En lille melodi med forår i)
  モーテン・ペーゼ (バリトン) スヴェレ・ラーセン (ピアノ)

◇第2次世界大戦中、ドイツ軍占領下のデンマークでは、女性だけで構成されたレジスタンス・グループが活動を行っていました。グループのリーダーは、ピアノ教師のカレン・ブリグ Karen Brieg。メンバーのひとりに、作曲家のエルセ・マリ・ペーゼ Else Marie Pade がいました。彼女は現在、エレクトロ=アクースティック音楽の分野でデンマークを代表する作曲家のひとりです。このディスクには、彼らが収容所で編曲、あるいは作曲した作品を集められています。ブリグは、カール・ニルセンの《愛らしき国あり》、《ほほえみながら重荷を担う》、《デンマークの歌》、《素晴らしい夕べのそよ風 (郷愁)》、AP・メラーの《緑の森を愛す》、CEF・ヴァイセの《東の空に陽が昇る》、《西の空に城がそびえ》、《夜のしじまに》、《あなたが行くとき、いつも信頼し》、スヴェン・S・シュルス (シュルツ) の《雨が降ったばかりだ》 など、デンマークの人たちの愛唱歌を合唱のために編曲しました。エスロム=ヘレロプ合唱団 Esrum-Hellerup Koret の初アルバム。

LPO LPO0005 SACD (Multichannel/Stereo hybrid) ジャン・シベリウス (1865-1957)
 交響曲第2番 ニ長調 作品43 交響曲第7番 ハ長調 作品105
  ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 パーヴォ・ベリルンド (ベルグルンド) (指揮)
  [録音 2005216日 (第2番)、2003126日 (第7番) (ライヴ)]

LPO LPO0006 The Founding Years (創立の時代)
ジャン・シベリウス (1865-1957) 劇音楽《テンペスト (Stormen)》 作品109 (抜粋)
  [録音 1934104日 リーズ音楽祭 (世界初録音)]
WA・モーツァルト (1756-1791) ミサ ハ短調 K427/417a 《大ミサ曲》 − キリエ クヴィ・トーリス
  [録音 1934103日 リーズ音楽祭]
 交響曲第35番 ニ長調 K385 《ハフナー》 [録音 19381130日、193974日]
GF・ヘンデル (1685-1759) オラトリオ《エジプトのイスラエル人》 (抜粋)
  [録音 1934103日 リーズ音楽祭]
エマニュエル・シャブリエ (1841-1894) ラプソディ (狂詩曲) 《スペイン》
  [録音 19391130日、1219日]
  ドラ・ラペッテ (ソプラノ) リーズ音楽祭合唱団 ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 トマス・ビーチャム (指揮)

LPO LPO007 SACD (Multichannel/Stereo hybrid) マーク=アンソニー・ターネッジ (1960-)
 Scherzoid Evening Songs When I Woke * Yet Another Set To **
  ジェラルド・フィンリー (バリトン) * クリスチャン・リンドベリ (トロンボーン) **
  ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団 ジョナサン・ノット (指揮) ヴラディーミル・ユロフスキー (指揮)
  マリン・オールソップ (指揮)
  [録音 2005126(Scherzoid)20041212(Evening)2004128(When)2005319(Yet)]

MILS MILS0370 フィンランドのチェロ
トイヴォ・クーラ (1883-1918) 悲しげな旋律 (Melodie lugubre) 作品17a-8 子守歌 (Kehtolaulu) 作品3a-1
 無言歌 (クリスマスキャロル) (Chanson sans paroles, Joululaulu) 作品22-1
イルマリ・ハンニカイネン (1892-1955) アリア
エルッキ・メラルティン (1875-1937) カンティレーナ (Cantilene) 子守歌 (Berceuse)
 カント・レリジョーゾ (Canto Religioso)
ジャン・シベリウス (1865-1957) ロマンス (Romance) 作品78-2 悲しいワルツ (Valse triste) 作品44-1
タネリ・クーシスト (1905-1988) 慰め
オスカル・メリカント (1868-1924) 子守歌 (Berceuse) ロマンス (Romance) おやすみ (Hyvää yötä)
アルマス・ヤルネフェルト (1869-1958) 子守歌 (Berceuse)
  トゥイヤ・ランタマキ (チェロ) カレヴィ・キヴィニエミ (オルガン)

Naxos 8.557164 カール・ニルセン (1865-1931) 管弦楽作品集
 劇音楽《アラディン (Aladdin)FS89 (作品34) 組曲
 劇音楽《キューピッドと詩人 (Amor og Digteren)FS150 − 序曲
 サガの夢 (Saga-Drøm) FS46 (作品39)
 序曲《ヘリオス (Helios)FS32 (作品17)
 オペラ《仮面舞踏会 (Maskerade)FS39 − 序曲 第2幕への前奏曲
 パンとシューリンクス (Pan og Syrinx) FS87 (作品49) (管弦楽のための自然の情景)
  南ユラン交響楽団 ニクラス・ヴィッレーン (指揮)
 
 [録音 2002年10月8日−12日 センダベア・音楽ハウス] [制作 ティム・ハンドリー] 試聴

◇シベリウスやグリーグにくらべ、同じ北欧でもカール・ニルセン Carl Nielsen の音楽は、なんとなくとっつきにくいと言われることがあります。「北欧の大作曲家の中ではニルセンがダントツで人気がない」という、友人の話も、ある意味では当たっているでしょう。それは日本だけの話ではなく、トゥビンを紹介するエストニアのテレビ番組でも、スウェーデンのピアニストがインタビューに答え、似たようなことを言っていました。それには、さまざまな理由が考えられます。シベリウスやグリーグの作品と違い、ちょっと聴きには、いわゆる“北欧の抒情”の感じられない音楽。「どこへ連れていかれるのかわからない!」という奇妙な感覚。あるいは、どこか小難しい感じがつきまとう。しかし、ニルセンの音楽にはデンマークという国で育まれた抒情があり、新しいことに興味を示したニルセンの試みから生まれた音楽が21世紀の今日、とても新鮮に響きます。そして、ある日突然、「あれ、こんなにおもしろい音楽だったっけ? 今まで何を聴いていたんだろう?」。そういう経験をした友人を何人も知っています。《アラディン》組曲、《キューピッドと詩人》、《サガの夢》、序曲《ヘリオス》、《パンとシューリンクス》……。交響曲よりもまず、代表的な管弦楽曲を! それも、ベルリンやサンフランシスコあたりのゴージャスな響きのオーケストラだと、ちょっと違った方に行っちゃうような気がするので、ニルセンと“何か”を共有するデンマークのオーケストラで。

Saphir LVC1048
ガブリエル・フォーレ (1845-1924) (アンシ・カルットゥネン 編曲)
 ヴァイオリンソナタ第1番 イ長調 作品13 (チェロとピアノのための)
ガブリエル・フォーレ (1845-1924) 悲歌 作品24 ロマンス イ長調 作品69 蝶々 作品77
 セレナード 作品98 シチリアーノ (シシリエンヌ) 作品78
アンリ・デュパルク (1848-1933) チェロソナタ (1867)
  アンシ・カルットゥネン (チェロ) トゥイヤ・ハッキラ (ピアノ) [録音 20043月、聖マルセル寺院 (パリ)]

Simax PSC1242 ノルウェーのオルガン (Organum Norvegica)1
ニコラ・ド・グリニ (1672-1703)
 1曲のミサ曲と一年の主要祝日の賛歌を含むオルガン曲集 第1巻 − 賛歌
  来たれ、創り主なる聖霊よ (Veni Creator Spiritus)
 
 いと高きみ言葉 (Verbum Supernum)
  舌もて語らしめよ (Pange lingua) アヴェ・マリス・ステラ (Ave Maris Stella)
  日の出ずる地の果てより (A Solis Hortus)
JS・バッハ (1685-1750) 幻想曲とフーガ ハ短調 BWV562
 コラール前奏曲「バビロン川のほとりで (An Wasserflussen Babylon)BWV653
 フーガ ト長調 BWV577 オルガンの小品 (Pièce d'orgue) (幻想曲 ト長調) BWV572
  テリエ・ヴィンゲ (オルガン) [オール教会 (ノルウェー) のカーリフ・オルガン (1996年)]

◇ノルウェーのさまざまな時代のオルガンを紹介する4枚のシリーズ。建立当時のオルガンにかぎらず、時代の特色を反映する楽器が選ばれています。第1集は、ノルウェーの山地にある木造教会のバロックオルガン。曲目は、フランス・バロック期のオルガニスト、ニコラ・ド・グリニ Nicolas de Grigny (1672-1703) の出版された唯一の曲集から「賛歌」と、バッハの作品。バッハは、このグリニの曲集をコピーし、自分の音楽の糧にしたと言われます。テリエ・ヴィンゲ Terje Winge1970年のデビュー。バロックから現代まで、幅広いレパートリーのコンサート活動を行い、それぞれの楽器の“魂”を探りながら、それを作品の解釈につなげるという姿勢が評価されています。

Simax PSC1247 アントニオ・ヴィヴァルディ (1678-1741) (テリエ・トンネセン (1955-) 補筆)
 ヴァイオリン協奏曲集《四季》 (和声と創意の試み 作品8 から)
  ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 《春》 RV269
 
 ヴァイオリン協奏曲 ト短調 《夏》 RV315
  ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 《秋》 RV293
  ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調 《冬》 RV297
  テリエ・トンネセン (ヴァイオリン) ノルウェー室内管弦楽団
  [ウラニエンボルグ教会 (オスロ) ライヴ録音]

◇新しいカデンツァ、サンプリングとエレクトロニクス処理、打楽器とハーディ・ガーディとバグパイプの追加……ノルウェー室内管弦楽団とリーダーのテリエ・トンネセン Terje Tonnesen (1955-) がオスロの教会で行ったコンサート。満員の聴衆を沸かせたと伝えられる、そのコンサートのライヴ録音です。17世紀と21世紀をタイムトラベルする「四季」。

Simax PSC1260x 2SACD's (5.1 Multichannel/Stereo hybrid)
 ノルウェーの心の故郷 − ロマンティック管弦楽曲の遺産
ヨハン・スヴェンセン (1840-1911)
 ノルウェー・ラプソディ (Norsk rapsodi)3番 作品21
 ノルウェー芸術家の謝肉祭 (Norsk kunstnerkarnaval) 作品14
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
ヨハン・ハルヴォシェン (1864-1935)
 ノルウェー・ラプソディ (Norsk rapsodi)2番 ト長調
 ベルゲンシアーナ (ベルゲンの昔の旋律によるロココ変奏曲)
  (Bergensiana: Rokokkovariationer over en gammel Bergens melodi) (1913)
 ボヤール (ルーマニア貴族) の入場行進曲 (Bojarenes inntogsmarsj) (1893)
ハラール・セーヴェルー (1897-1992) ペール・ギュント (Peer Gynt) 組曲第1番 作品28-1
 最後の子守歌 (Den siste bå'nlåt) 作品22a-3
 ロンド・アモローゾ (Rondo Amoroso) 作品14a-7
 抵抗のバラッド (Kjempeviseslåtten/Canto Rivoltoso) 作品22a-5
ゲイル・トヴェイト (1908-1981) 
ハルダンゲルの100の旋律 (Hundrad Hardingtonar) 作品151 − 名誉ある出迎え (Velkomne med æra)
  自慢家のバラッド (Storskrystarstev) ハルダンゲルのビール (Haring-øl)
  ヒユルドラハウゲンの秘めた歌 (Songjen inne i Huldrahaugjen)
  フォルガフォドネ氷河は秘密を守る (Folgafodne fortél ingjenting)
  神の善行と神の偉大さ (Guds godhet og Guds Storhet) ランゲレイクの響き (Langeleiklåt) 求愛に (Friarføter)
  オスロ・フィルハーモニック管弦楽団 ミハイル・ユロフスキー (指揮) シーグル・スロッテブレク (ピアノ)
  アルヴェ・モーン・ベルグセット (ヴォーカル) イーサ・カタリーナ・ゲーリケ (ソプラノ)
  [録音 20048月 オスロ・コンサートホール] [制作 トニー・ハリソン  録音 ジェフ・マイルズ] 
試聴盤

◇スヴェンセン、グリーグ、ハルヴォシェン、セーヴェルー、トヴェイト……ナショナル・ロマンティシズムの伝統を伝える作曲家たちの音楽は、ノルウェーの石、山々、土壌、景色の響きから生まれました。スウェーデン=ノルウェー連合消滅 (ノルウェー王国独立) 100年を祝うにふさわしいアルバムです。ミハイル・ユロフスキー指揮オスロ・フィルハーモニックを中心に、ラヴェルとシューマンのピアノ曲を録音したシーグル・スロッテブレク Sigurd Slåttebrekk のピアノ、イーサ・カタリーナ・ゲーリケ Isa Katharina Gericke がセーヴェルーの《ペール・ギュント》組曲でソールヴェイ (ソルヴェイグ) を歌います。トヴェイトの曲では、ノルウェーを代表する民謡歌手、ヴァイオリニスト、ハリングフェレ奏者のアルヴェ・モーン・ベルグセット Arve Moen Bergset が参加。ハルダンゲルの調べを歌います。

Simax PSC1280 ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827) 管弦楽のための作品全集 第7
 ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
 ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61a (ピアノと管弦楽のための版)
  ボリス・ベレゾフスキー (ピアノ) スウェーデン室内管弦楽団
  トマス・ダウスゴー (指揮) 試聴

◇デンマークを代表する指揮者のひとり、トマス・ダウスゴー Thomas Dausgaard (1963-) とスウェーデン室内管弦楽団 (オレブルー) によるシリーズ。ピリオド楽器の奏法を活かした、現代楽器による小編成オーケストラの透明な響きによる演奏は、新しいスタイルのベートーヴェンのひとつとして評価されています。

Sterling CDS1067-2 オスカル・リンドベリ (1887-1955) 管弦楽作品集
 3つのダーラナの絵 (Tre dalmålningar) 作品1 祝祭ポロネーズ (Festpolonäs) 作品13
 交響詩《故郷をはなれて (Hemifrån)》 作品34 レクサンド組曲 (Leksandssvit) 作品41
 音詩《イェスンダ (Gesunda)》 作品54
  イェヴレ交響楽団 ミカエル・バートシュ (指揮)

 

リリース情報 − Jazz

Stunt Records (Denmark) STUCD05072 ヤコブ・クリストファセン・トリオ − Facing the Sun (太陽に向かって)
 Facing the Sun Everything I Love Fenster and Mcmanus Remembering On the Horizon Sing Song
 Apology Homecoming All of You Transformation Game
  ヤコブ・クリストファセン・トリオ
   ヤコブ・クリストファセン (ピアノ) イェスパー・ボーディルセン (ベース) ヨーナス・ヨハンセン (ドラムズ)
  [録音 20053月、5月]

◇サイドメンとして数多くのセッションに参加した実力派ピアニスト、ヤコブ・クリストファセン Jacob Christoffersen の初リーダーアルバム。8曲がオリジナル作品。アップテンポのメロディアスな曲、バラッド。ハービー・ハンコックやキース・ジャレットからインスピレーションを得たと言われます。

Stunt Records STU05082 マイケル・ブレイク − Blake Tartare
 Flipper Lemmy Caution A Messy Business Cuban Sandwich Feast Languidity
 Meditaition (for a pair of wirecutters) A hole is to dig Niel's Toy Train
  マイケル・ブレイク (テナーサックス、ソプラノサックス、バスクラリネット、カリンバ)
  セーアン・キェアゴー (フェンダーローズ、ピアノ、エフェクト) ヨーナス・ヴェスタゴー (ベース)
  クレステン・オスグッド (ドラムズ) テディ・クンペル (ギター) [録音 2002年]

Stunt X STXCD20512 コペンハーゲン・アート・アンサンブル − Dont' Mention the War (戦争の話はよそう)
 The Tower of Babel What is the question? Battlefield II From the Forces of Mouse 他
  ロッテ・アンカー (テナーサックス、ソプラノサックス) トマス・ガウデリー (トランペット)
  ペーター・ダルグレン (トロンボーン) ニルス・ダヴィドセン (ベース) アナス・モーエンセン (ドラムズ)
  トマス・クラウセン (ピアノ) 他 トゥーレ・ラーセン (指揮) [録音 200412月]


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