Newsletter No.84   15 December 2005

 

リリース情報

2L 2L28SACDSACD hybrid (5.1 surround/stereo) ベーラ・バルトーク (1881-1945)
 ヴァイオリンのための作品集
 無伴奏ヴァイオリンソナタ (1944) ヴァイオリンソナタ第2(1922)
 コントラスト (1938) (ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための)
  アンナル・フォレソー (ヴァイオリン) クリスチャン・イーレ・ハドラン (ピアノ)
  ビョーン・ニューマン (クラリネット)
  [録音 2003年−2004年 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]
  [制作 ヴォルフガング・プラッゲ  録音 ハンス・ペーテル・ロランジュ] 試聴

◇アンナル・フォレソー Annar Follesø は、オスロのバラッド・ドゥーエ音楽学校の出身。インディアナ大学に留学し、マウリシオ・フクス Mauricio Fuks らに学んだ後、1998年、ノルウェーのヴァイオリニストとしては初めてザルツブルク音楽祭にソロイストとして招かれました。イジー・フリンカの弟子でもあるクリスチャン・イーレ・ハドラン Christian Ihle Hadland とコンビでアメリカツアーを行い、ベルゲン国際音楽祭にも出演しています。ビョーン・ニューマン Björn Nyman はスウェーデン生まれ。ノルウェー国立音楽アカデミーで学び、ノルウェー放送管弦楽団の首席奏者を務めています。

 フォレソーのバルトークは、スケールの大きさや緊迫感よりも、聴き手をそのまま音楽の世界に誘っていくような自然さを目指しているように思います。甘くはないものの、美しいヴァイオリンの音。激しいフレーズになっても、音が汚れることがありません。曲によりパオロ・デ・バルビエリ (1921年ジェノヴァ)、エンリコ・ロッカ (1870年頃トリノ)、カロルス・ブラチェク (1919年プラハ) の楽器を弾きわけています。ハドランが弾くピアノはベーゼンドルファーです。

2L 2L30SACD SACD hybrid (5.1 surround/stereo) ヘンリク・ヴィエニャフスキ (1835-1880)
 ヴァイオリンのための作品全集 第2
 ソナタのアレグロ (Allegro de Sonate) 作品2
 無言歌と優雅なロンド (Romance sans paroles et Rondo élégant) 作品9
 東洋風幻想曲 (Fantaisie orientale) 作品24
 悲しいアダージョ (Adagio élégiaque) 作品5
 華麗なるポロネーズ (Plonaise brillante)1番 ニ長調 作品4
 ポーランド風大二重奏曲 (Grand duo polonais) 作品8
  ピョートル・ヤノフスキ (ヴァイオリン) ヴォルフガング・プラッゲ (ピアノ)
  [録音 2002年−2004年 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]
  [制作 ヨルン・シメンスター モッテン・リンドベルグ  録音 ハンス・ペーテル・ロランジュ] 試聴

◇ヴィエニャフスキのヴァイオリンのための作品シリーズ第2集は、センセーショナルな作品を中心に収録。伝説となったポーランドのヴァイオリンの巨匠、作曲家のヘンリク・ヴィエニャフスキには、同じくらい才能に恵まれた弟、ヨーゼフがいた。兄弟はふたりで、いくつかのびっくりするような曲を書く。その曲を、ここに初録音。都会風の曲、異国風の曲。よく知られた作品も、知られることのなかった独創的な作品も。ヴィエニャフスキを得意とする、ポーランドのヴァイオリニスト、ヤノフスキ Piotr Janowski とプラッゲ Wolfgang Plagge のコンビが輝かしい演奏で聴かせる。[2L30 プレスリリースから]

2L 2L32SACD SACD hybrid (5.1 surround/stereo) ヴォルフガング・プラッゲ (1960-)
 クリスマス変奏曲 (Julevariasjoner) − クリスマス・キャロルによる即興変奏曲
 イェルサレムの定期市 (Sjå Jerusalem)
 あなたのあわれな子供たちがやってきます (Her kommer dine arme små)
 青々と緑、きらきらと輝く (Du grønne, glitrende)
 たくさんのキャンドルに灯がともった (Nå tennes tusen julelys)
 さあ鐘よ鳴れ (Kling no klokka) 荒れ野の果てに (Høyr kor Englehæren)
 
ベツレヘムの小さな町 (O Betlehem)
 あなたのあわれな子供たちがやってきます (Her kommer dine arme små) (その2)
 一輪のばらが咲いた (Det hev ei rosa sprunge) つねに待ち望む心を (Mitt hjerte alltid vanker)
 ノルウェーのクリスマスキャロル (Norsk juleslått) さあ鐘よ鳴れ (Kling no klokka) (その2)
 鐘たちよ、今鳴っている (Kimer i klokker) なんじは讃えられよ (Du være lovet) 民の救済 (Folkefrelsar)
  ヴォルフガング・プラッゲ (ピアノ) [録音 200510月 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]
  [制作 モッテン・リンドベルグ  録音 ストーレ・ヘベーク・オーデゴルデン] 試聴

◇期待と安らぎと歓びの季節クリスマス。でも、気ぜわしくしているうちに、歓びは、たやすく寂しさに変わってしまう。ちょっと息抜き。ピアノのそばに腰をおろし、クリスマスの優しい歌が部屋いっぱいに広がるのを聴きながら、疲れた心に休息を。北欧の人たちの愛唱歌をヴォルフガング・プラッゲ Wolfgang Plagge が即興による変奏で聴かせる、ユニークなクリスマスアルバム。[2L32 プレスリリースから]

Aeon AE0534 セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) ピアノ作品集
 ピアノソナタ第2番 変ロ長調 作品36 幻想的小品集 作品3 − エレジー (悲歌) メロディ
 ショパンの主題による変奏曲 作品22
  ラウラ・ミッコラ (ピアノ) [録音 20041127日−28日]

Alba ABCD211 レーヴィ・マデトヤ (1887-1947) 管弦楽作品全集 第5
 演奏会序曲《クッレルヴォ (Kullervo)》 作品15
 ヴァイナモイネンの種蒔き (Väinämöisen kylvö) 作品46
 
(ソプラノ、またはテノールと管弦楽のための)
 小組曲 (Pieni sarja) 作品12 (管弦楽のための)
  ワルツ (Valssi) 民謡 (Kansanlaulu) スケルツィーノ (Scherzino)
 歌曲集《秋 (Syksy)》 作品68 (ソプラノと管弦楽のための)
  秋 (Syksy) 別れ (Lähtö) 私が見ていたのは (Luulit, ma katselin sua)
  おやすみ (Hyvää yötä) 青い鳥よ (Lintu sininen)
  波を越え永遠に (Ijät hyrskyjä päin!)
 バレエパントマイム《オコン・フオコ (Okon Fuoko)》組曲第2番 作品58 (管弦楽のための) (アルヴォ・ヴォルメル 編)
  トゥオマス・カタヤラ (テノール) キルシ・ティーホネン (ソプラノ) トゥーラ・フレイヴィク (ヴィオラ)
  オウル交響楽団 アルヴォ・ヴォルメル (指揮)
  [録音 1998年 (クッレルヴォ)、2002826日−29日 (オコン・フオコ)、2004817日−19
   オウル音楽センター、マデトヤホール]
  [制作 キンモ・ピヒラヤマー  録音 アンティ・カルヴォネン、アンティ・サウッコ] 試聴

◇マデトヤ Leevi Madetoja はシベリウスに作曲を学んだ数少ない生徒のひとり。フィンランド風の悲しみと憂い、フランス風の優雅と洗練。彼の音楽には、大きくふたつの性格があります。《クッレルヴォ》の嘆き、牧歌、情熱、絶望。同じく叙事詩「カレヴァラ」に基づく《ヴァイナモイネンの種蒔き》。夫人のオネルヴァの詩による歌曲集《秋》。これらの曲はフィンランド的性格が色濃く反映した作品です。《小組曲》 (ワルツ、民謡、スケルツィーノ) は、《ピアノのための6つの小品》から3曲を選び管弦楽曲とした作品。《オコン・フオコ》 には、作曲者自身がバレエパントマイム全曲 (ABCD184) から編んだ組曲 (ABCD156) があり、第2番は指揮者のヴォルメルが新たに編纂しました。オーケストレーションには手を加えず、音楽的まとまりを重視した選曲を行っています (全曲版と同じ録音です)。ネオクラシシズムとモダニズムにオリエンタルな香り。マデトヤの代表作が約21分の作品にまとめられました。それにしても、《クッレルヴォ》。カッコいい音楽です!

Alba ABCD216 ドメニコ・スカルラッティ (1685-1857) ハープシコードソナタ
 ソナタ イ短調 K175 ソナタ ホ長調 K380 ソナタ ホ長調 K381
 ソナタ ハ長調 K513 《パストラール》 ソナタ ヘ短調 K183 ソナタ ヘ短調 K184
 ソナタ ハ長調 K460 ソナタ ハ長調 K461 ソナタ ロ短調 K87
 ソナタ ニ長調 K119 ソナタ ハ短調 K115 ソナタ ハ短調 K116
 ソナタ 変ロ長調 K544 ソナタ 変ロ長調 K545 ソナタ ト短調 K30 《猫のフーガ》
  エリーナ・ムストネン (ハープシコード)
  [楽器 ヴィレム・クレースベルヘン (1993年ユトレヒト、クシェ・モデル)]
  [録音 2005424日−27日 カルヤー教会)]
  [制作 ヴェリ=マルクス・タピオ、エリーナ・ムストネン  録音s マッティ・ヘイノネン] 試聴

◇ナポリに生まれ、マリア・バルバラ王女に仕えるためにリスボンに赴いたドメニコ・スカルラッティは、スペイン皇太子ドン・フェルナンドに嫁ぐ王女とともにスペイン宮廷に移りました。スカルラッティのソナタには、華やかな時代を傍観者の立場で眺めた作曲者の思いが、さまざまにこめられています。情熱と憂い。みずからが生きた世界の残酷さ、美しさ、荒々しさ。エリーナ・ムストネン Elina Mustonen の初めてのスカルラッティ・ソナタ集は、ナポリからリスボンを経てマドリード、そしてアンダルシアと、作曲者の旅をたどるアルバムとして構成されました。

Alba ABCD217 Bach × 2 − バッハ親子のヴィオラダガンバ・ソナタ
CPE・バッハ (1714-1788)
 オブリガート・ハープシコードとヴァイオリンのためのソナタ ニ長調 H502
 ヴィオラダガンバと通奏低音のためのソナタ ハ長調 H558
JS・バッハ (1685-1750) ヴィオラダガンバ・ソナタ ト短調 BWV1029
 ヴィオラダガンバ・ソナタ ニ長調 BWV1027
  ヴェリ=マルクス・タピオ (ヴィオラダガンバ) エリーナ・ムストネン (ハープシコード)
  [楽器 ヘンドリク・ヤーコプス (17世紀末アムステルダム) (ガンバ)、
   ヴィレム・クレースベルヘン (1993年ユトレヒト、クシェ・モデル)]
  [録音 2005523日−25日 オリマッティラ教会]
  [制作 ラウリ・プラッカ  録音 ヤリ・ランタカウリオ] 試聴

◇ヴィオラダガンバという楽器が忘れ去られようとしていたころ、バッハ親子は、いくつかのソナタを書きました。《ブランデンブルク協奏曲》の楽しさを想いおこさせるJS2曲。CPEのギャラントなスタイル。シベリウス・アカデミーで学び、ジョルディ・サヴァルにも師事したヴェリ=マルクス・タピオ Veli-Markus Tapio と、エリーナ・ムストネン Elina Mustonen が共演し、作品の様式と個性を踏まえながら、華やかで優雅、そして温もりのある音楽を聴かせます。ゆとりの音楽! こういう演奏を聴くと、アカデミズムだけを追求する時代は終わったという気がします。

Alba ABCD218 魅せられた音 (Spellbound Tones) ペール・ヘンリク・ノルドグレン (1944-)
 ギターのための作品集
 Come da lontano (コメ・ダ・ロンターノ) 作品122 (2003) (ギター独奏のための)
 Spellbound Tones (魅せられた音) 作品132 (2005) (ギター、ホルンとチェロのための)
 ギターと弦楽四重奏のための五重奏曲 作品119 (2003)
 ギター協奏曲 作品126 (2004-05)
  ペトリ・クメラ (ギター) テロ・トイヴォネン (ホルン) トマス・ユープシェーバカ (チェロ)
  テンペラ四重奏団 ラップランド室内管弦楽団 ヨン・ストゥールゴールズ (指揮)
  [録音 2005428日−29日 インコー教会 (作品122, 132)、515日 カルヤー教会 (作品119)、226日 ロヴァニエミ教会]
  [制作 ラウラ・ヘイキンヘイモ  録音 マッティ・ヘイノネン] 試聴

◇ペトリ・クメラ Petri Kumela はフィンランドのギター奏者。ソロのほか、アヴァンティ!室内アンサンブル Avanti!、タンペレ・ロー・アンサンブル Tampera Raw Ensemble などと共演し、室内楽の分野でも活動しています。このアルバムは、フィンランドの作曲家ノルドグレンがクメラのために書いた作品集。この3年間の間に書かれた新作ばかり。すべて初めてのCD録音です。共演しているテンペラ四重奏団は、シベリウスの弦楽四重奏曲全曲録音に挑んだ、女性だけのグループ (最初のディスクが BIS CD1376)。ヴァイオリニストとしても活動し、アヴァンティ!室内アンサンブルの指揮者として来日したヨン・ストゥールゴールズ John Storgårds が、音楽監督を務めるラップランド室内管弦楽団を指揮して共演しています。

Alba NCD27 O Mare Mio (わたしの海よ) − オッリ・コルテカンガス (1955-) 合唱作品集
 五十年祭ミサのための音楽 (Musiikkia Riemuvuoden juhlamessusta) (1999)
  詩編の音楽 (Psalmimusiikkia) クレドの音楽 (Musiikkia Credon jälkeen)
  聖餐式の新賛美歌 (Uusi ehtoollisvirsi) 瞑想 (Mediaatio) ハレルヤ (Halleluja)
 緑の聖母 (Vihreä madonnna) (1975 rev.1980) Verbum (言葉) (1987)
 「ピエ・カンツィオーネス」組曲 (Piae Cantiones - sarja) (1996-2004)
  Tempus adest floridum (花咲く季節になった)
  Jesus Christus nostra salus (イエス・キリストはわれらの救い主)
  Personet Hodie (この日、人と)
 3つのロマンス (Kolme romanssia) (1995)
  Cherry Robbers (さくらんぼ泥棒) Green (緑) Old Song (古い歌)
 地中海 (Välimeri) (2002)
  海の情景 (Merikuva) 朝の歌 (Aamulaulu) 大理石のアイネイアース (Aeneas, marmorissa)
  キアロスクーロ (Chiaroscuro) ヴェネツィア (Venetsia)
  カンドミノ合唱団 タウノ・サトマー (指揮)
  [録音 2004年4月2日−4日、2005219日−20日 (言葉) オラリ教会 (エスポー)]
  [制作 ラウラ・ヘイキンヘイモ  録音 マッティ・ヘイノネン] 試聴

◇オッリ・コルテカンガス Olli Kortekangas (1955-) は、静岡音楽館AOIから委嘱され、合唱のための《木々のうた》 (1995) を間宮芳生と共作、日本とも縁の深い作曲家です。シベリウス・アカデミー在学中、マグヌス・リンドベリやサーリアホらとともに“コルヴァト・アウキ (耳を開け)”を設立。フィンランド音楽シーンに新しい風を呼びました。合唱曲は、放送と劇場のための音楽とともに得意のジャンル。エスポー市の教区のために作曲したミサ曲 (五十年祭ミサ) から無伴奏曲を5つ選んだ曲集、DH・ロレンスの詩と新約聖書 (「ヨハネの黙示録」と、「ヨハネの福音書」) をテクストとする《Verbum (言葉)》、DH・ロレンスの英詩を歌う《3つのロマンス》、ラッシ・ヌンミ Lassi Nummi の詩による《地中海》。スタイルはさまざまです。タウノ・サトマー Tauno Satomaa (1936-) 指揮のカンドミノ合唱団は、《フィンランディア賛歌》などを歌った「フィンランド合唱作品集」 (Finlandia FACD918 廃盤) や民謡集などで知られる、フィンランドを代表する合唱団のひとつ。ひさびさの録音です。

ASV CDDCA1180
マックス・ブルッフ (1838-1920) クラリネット、ヴィオラと管弦楽のための協奏曲 作品88
 8つの小品 作品83 (クラリネット、ヴィオラと管弦楽のための)
ロベルト・シューマン (1810-1856) おとぎ話 作品132 (クラリネット、ヴィオラとピアノのための)
  スティーヴン・カノフ (クラリネット) ポール・コレッティ (ヴィオラ) スタファン・シェーヤ (ピアノ)
  ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニック管弦楽団 トマゾ・プラシディ (指揮)

BIS CD1167 カール・ヴァイグル (1881-1949) 交響曲第6(1947) 古都ウィーン (1939)
  ベルリン放送交響楽団 トーマス・ザンデルリング (指揮) アラン・フランシス (指揮)

BIS SACD1206 SACD hybrid (Multichannel/stereo)
モーリス・デュリュフレ (1902-1986) レクイエム 作品9 (独唱、合唱とオルガンのための)
ガブリエル・フォーレ (1845-1924) (マッティアス・ヴァーゲル (1967-) 編曲)
 レクイエム 作品48 (ソプラノ、バリトン、合唱とオルガンのための)
  ミア・ペーション (ソプラノ) マレーナ・エルンマン (メッツォソプラノ) ウッレ・ペーション (バリトン)
  マッティアス・ヴァーゲル (オルガン) スウェーデン放送合唱団 フレードリク・マルムベリ (指揮)

◇“四季の歌 (Songs in Season)(Nytorp Musik NYTORP6)、“キャバレーソング (Cabaret Songs)(BIS CD1154)、“マイ・ラブ (My Love)(BIS-NL CD5020) など、幅広いレパートリーの歌を素敵に聴かせるメッツォソプラノ、マレーナ・エルンマン Malena Ernman (1970-)。 彼女と一緒に“スウェーデンのロマンス (歌曲) 第2集” (Phono Suecia PSCD707:2) を録音したバリトン、ウッレ・ペーション Olle Persson (1958-)。彼は、オルフェイ・ドレンガルの来日公演 (200510月) に参加し、温かみのある歌を聴かせてくれたばかりです。打楽器と共演した“ヴァトナヨークトル・ライヴ” (Opus3 CD19802) や、オルガン作品集 (Opus3 CD22031) などで知られるオルガニスト、マッティアス・ヴァーゲル Matthias Wager (1967-)。スウェーデンのミュージシャンによるフランスのレクイエムは、ムードに酔わない、清冽な響きの音楽になっていることでしょう。

BIS CD1355 クロード・ドビュッシー (1862-1918) ピアノ作品全集 第3
 前奏曲集 第2巻 英雄の子守歌 アルバムのページ レレジー おもちゃ箱
  小川典子 (ピアノ)

BIS SACD1461 SACD hybrid (Multichannel/stereo) JS・バッハ (1685-1750) カンタータ全集 第29
 カンタータ第2番「ああ神よ、天よりみそなわし」 BWV2
 カンタータ第3番「ああ神よ、いかに多き胸の悩み」 BWV3
 カンタータ第38番「深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわる」 BWV38
 カンタータ第135番「ああ主よ、哀れなる罪びとわれを」 BWV135
  ドロテー・ミールズ (ソプラノ) パスカル・ベルタン (カウンターテナー) ゲルト・テュルク (テノール)
  ペーター・コーイ (バス) バッハ・コレギウム・ジャパン コンチェルト・パラティーノ 鈴木雅明 (指揮)

BIS SACD1491 SACD hybrid (Multichannel/stereo) エドヴァルド・グリーグ (1843-1907)
 弦楽オーケストラのための作品集
 組曲《ホルベアの時代から (Fra Holbergs tid)》 作品40
 2つの悲しい旋律 (To elegiske melodier) 作品34
  心の傷み (Hjertesår) 最後の春 (Siste vår)
 2つの旋律 (To melodier) 作品53
  ノルウェーの旋律 (Norsk) はじめての出会い (Det første møte)
 2つのノルウェーの旋律 (To nordiske melodier) 作品63
  民謡の調子で (I folketonestil) 牛寄せの歌と農夫の踊り (Kulokk og stabbelåten)
 高い山の夕暮れ (Aften på høyfjellet) 作品68-4 子守歌 (Bådnlåt) 作品68-5
  ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団 オーレ・クリスチャン・ルード (指揮)

◇ベルゲン・フィルハーモニックとルード Ole Kristian Ruud (1958-) が、グリーグの管弦楽のための全作品を録音する企画。第5集は、弦楽オーケストラのための作品集です (作曲者自身が編曲した、《抒情小曲集》第9集の《高い山の夕暮れ》 (山の夕べ) だけ、オーボエとホルンが加わります)。《秋に》、ピアノ協奏曲 (小川典子)、交響曲を収めた第1集 (SACD1191) から始まったはじまったシリーズは、心からグリーグの音楽を愛する演奏が、共感を呼んでいます。

BIS CD1537 WA・モーツァルト (1756-1791) (ヨハン・ネーポムク・フンメル (1778-1837) 編曲)
 ピアノ協奏曲第26番 ニ長調 K537 《戴冠式》 ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K482
  白神典子 (ピアノ) ヘンリク・ヴィーゼ (フルート) ペーター・クレメント (ヴァイオリン) ティボール・ベーニ (チェロ)

Calliope CAL3221 3CD's for price of 2 ヨハネス・ブラームス (1833-1897) ピアノ作品集
 2つのラプソディ 作品79 3つの間奏曲 作品117 6つの小品 作品118 [CAL6679]
 ワルツ集 作品39 ワルツ集《愛のリート》 作品52a (4手のピアノのための)
 ワルツ集《新・愛のリート》 作品65a (4手のピアノのための) [CAL6219]
 ピアノソナタ第3番 ヘ短調 作品5 幻想曲集 作品116 4つの小品 作品119 [CAL6221]
  インゲル・セーデルグレン (ピアノ) フェルナンド・ソアレス (ピアノ)

◇リリース済みディスクのセット化。

Caprice CAP21718 SACD hybrid (Multichannel/stereo) Gaida − リトアニアの音楽
シャルーナス・ナカス (1962-) アポリヤ (Aporija) (1001) Drang nach Western
レミギュス・メルキャリス (1964-) Compas (コンパス) (2003)
ヴィータウタス・V・ユルグティス (1976-) テロゲノス (Telogenos) (2002)
ユルギス・ユオザパイティス (1942-) ヤウラ (Jaura) (2002 rev.2003)
  ガイダ・アンサンブル ミンダウガス・ピャツァイティス (指揮) ダニエル・ガソン (指揮)
  室内アンサンブル フランク・オル (指揮)

◇リトアニアの現代音楽祭ガイダ Gaida で発表された作品集。ほとんどの曲が初めて商用リリースされます。

Caprice CAP21721 スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム (1942-) 自由のミサ
 賛美歌《アヴェ・マリス・ステラ (Ave Maris Stella)(1994) (混声合唱と独唱のための)
 自由のミサ (Frihetsmässa) (1996) (ソプラノ、クラリネット、混声合唱、金管五重奏とオルガンのための)
 行列の音楽 (Processionsmusik) (1993) (金管五重奏のための)
 通常ミサと詩編 (Mässordinarium och Psaltarpsalm) (1992) (混声合唱、金管五重奏とオルガンのための)
  ジャネット・ビューリング (ソプラノ) ユーナス・ヴィークルンド (クラリネット) リンネ五重奏団
  カタリーナ・ヒエケ (オルガン) ユーハン・ハンマルストレム (オルガン) ウプサラ大学合唱団
  セシーリア・リューディンゲル=アリーン (指揮)
  [録音 200337日−9日、49日−10日 ベーリンゲ教会]
  [制作 エヴェルト・ヴァン・ベルケル  録音 ベッティル・グリペ] 試聴

2005年に創立175周年を迎えるウプサラ大学合唱団 Allmänna Sången と、ウプサラの金管アンサンブル、リンネ五重奏団 Linnékvintetten によるスヴェン=ダーヴィド・サンドストレム Sven-David Sandström 作品集。《自由のミサ》 は、“自由”をテーマとした1996年シリヤン湖音楽祭で初演された曲。ソプラノ歌手、マルガレータ・ヨント Margareta Jonth (1945-) が委嘱。通常ミサ典礼文の代わりに、みずから編纂したトゥーマス・トランストレーメル Tomas Tranströmer の詩をテクストとしました。ソプラノとクラリネットのソロに金管五重奏が加わった、抒情性と劇的エネルギーのある、簡素な音楽です。

Carus CV83.160 20世紀後期の音楽 (Musik vom Ende des 20. Jahrhunderts)
ヨン・ファン・ブーレン (1952-) グローリア (Gloria) (1996)
ハンス・シャンデルル (1960-) 詩編90(Psalm 90) (1996)
クヌート・ニューステット (1915-) アヴェ・マリア (Ave Maria) (1986) (混声合唱とヴァイオリンのための)
ペーター・ミヒァエル・ハーメル (1947-)
 おお大地よ... ("Oh, Erde...") (1995) (女声合唱と男声2部合唱のための)
ヴィルフリート・ヒラー (1941-) サッフォー (Sappho) (1997) (女声合唱、フルートとチェロのための断片)
  ミュンヘン・ヴィア・ノーヴァ合唱団 クルト・ズトナー (指揮) エクハルト・ヘルマン (ヴァイオリン)
  ヴェラ・ベッカー (フルート) アンドレアス・ズトナー (チェロ)

cpo 777 160-2 5CD's for price of 2.5 ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル (1857-1942) 交響曲全集
 交響曲第1番 変ロ長調 《旗 (Baneret)》 組曲《去年の夏 (I somras)》 (管弦楽のための) [999 561-2]
 交響曲第2番 《旅は南風にさそわれ (Sunnanfärd)》 ロマンス (Romans) ニ短調 (ヴァイオリンと管弦楽のための)
 東洋風舞曲 (Orientalisk dans) (管弦楽のための)
 カンタータ《スウェーデンのガルドラル (Sveagaldrar)》 − 前奏曲 [999 564-2]
 交響曲第3番 《ラップランド (Same-Ätnam)》  組曲《エアリナ (Earina)》 (管弦楽のための)
 音楽喜劇《最後の審判の予言者 (Domedagsprofeterna)》 のコラールとフーガ (管弦楽のための)
  (グンナル・ユーハンソン 編曲) [999 632-2]
 交響曲第4番 《ストックホルム (Holmia)》 組曲《眠れる森の美女 (Törnrossagan)》 (管弦楽のための)
 《フローセの花》 組曲 第1(Frösöblomster, Svit för orkester nr.1) (管弦楽のための) [999 669-2]
 交響曲第5番 《孤独 (Solitudo)》 ヴァイオリン協奏曲 [999 984-2]
  ザールブリュッケン放送交響楽団 ノールショーピング交響楽団 ミハイル・ユロフスキ (指揮)
  ウルフ・ヴァリーン (ヴァイオリン)

Danacord DACOCD644
フレデリク・ショパン (1818-1849) チェロソナタ ト短調 作品65
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) チェロソナタ イ短調 作品36
  エアリング・ブレンダール・ベンクトソン (チェロ) ニナ・カフタラージェ (ピアノ)
  [録音 2005727日−29日 マンツュースゴーデン (ビアケレーズ)]
  [制作・録音 モーテン・モーエンセン] 試聴

◇デンマークを代表するチェリストのひとり、エアリング・ブレンダール・ベンクトソン Erling Blöndal Bengtsson (1932-) と、モスクワで音楽教育を受けたニナ・カフタラージェ Nina Kavtaradze の共演。録音は、ブラームス (DACOCD516)、プロコフィエフとドビュッシーとバーバー (DACOCD548) 以来です。美しく、力強いデュオ。音に身を委ねてるうちに聴き手は、自然に音楽の世界に入っていることに気づきます。室内楽演奏の楽しさでしょう。

 カフタラージェは、ブレンダール・ベンクトソンの息子、デザイナーで画家のステファン・ブレンダール Stefan Bløndal の夫人。このアルバムのジャケット写真とデザインも、ステファンが担当しています。制作と録音を担当したのは、ピアニストのモーテン・モーエンセン Morten Mogensen (1965-)。演奏活動のかたわら彼が dacapoDanacord のアルバム制作に携わる機会も多くなってきました。ミュージシャンがミュージシャンのプロデュースをする。文化は、そうやって栄え、継承されていくのでしょう。デンマーク音楽の懐の深さと豊かさを感じます。

Danacord DACOCD647-648 2CD's エルセ・ポースケのポートレート (Else Paaske - a portrait)
ペーター・アーノル・ハイセ (1830-1879) 美しい女 (ひと) ベアトリス (Skønne fru Beatriz)
 歌曲集《グズルーンの嘆き (Gudruns sorg)(1871)
PE・ランゲ=ミュラー (1850-1926) 隣人の最初の歌 (Genboens første vise) 作品13-1
 裳裾の先に (Yderst i slæbet, det letted) 作品48-5 睡蓮 (Åkande) 作品4-2
 夕暮れ深く (Dybt i skumring) 作品20-1 美しい鳥が歌った (Der sang en fager fugl)
 空はほのかなあかね色に染まり (Himlen ulmer svagt i flammerrødt) 作品19-1
 歌曲集《シュラムのおとめとソロモン (Sulamith og Salomon)》 第1集 作品1
クロード・ドビュッシー (1862-1918) ビリティスの3つの歌
ヨハネス・ブラームス (1833-1897) 郷愁 (その2) 「おお、帰り道さえわかれば」 作品63-8
 風神の竪琴に寄せて 作品19-5 セレナード 作品106-1 5月の夜 作品43-2 甲斐のないセレナード 作品84-4
アルバン・ベルク (1885-1935) 4つの歌曲 作品2
マックス・レーガー (1873-1916) 2つの宗教的歌曲 作品105
 不安に襲われた時には (Wenn in bangen, trüben Stunden) (1900)
JS・バッハ (1685-1750)
 カンタータ第94番「われ何ぞ思いわずらわん」 BWV94 − 欺かれた世よ (Betörte Welt, betorte Welt!) *
 クリスマス・オラトリオ BWV248 - 備えよ、シオン **
フランシス・プーランク (1899-1963) グルヌイエール島 FP96
 2つの歌 FP162  二十日鼠 雲
 アポリネールの4つの詩 FP58 − 郵便はがき 1904
ロベルト・シューマン (1810-1856) リーダークライス 作品39
グスタフ・マーラー (1860-1911)
 子供の魔法の角笛 − ラインの伝説 美しいラッパの響くところ 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス
イブ・ネアホルム (1931-)
 アルトとピアノのための3つの歌 (Tre sange for alt og klaver) 作品54
  夢 (Drømme) (1939) さすらい (Vandring) (1944) 花の詩 (Blomsterdigt) (1970)
  エルセ・ポースケ (メッツォソプラノ) フリートリヒ・ギュルトラー (ピアノ) アナス・リーバー (オルガン)
  バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト * ペーター=ルーカス・グラーフ (フルート) *
  ユルゲン・ヴォルフ (チェロ) * マルタ・シュスター (ハープシコード) * ヘルムート・リリング (指揮) *
  デンマーク国立交響楽団 ** サー・ジョン・エリオット・ガードナー (指揮) **
  [録音 1967年−1983年 (ライヴ録音、デンマーク放送 (DR) スタジオ録音)] 試聴

◇ローネ・コペル (DACOCD623-624)、エルセ・ブレムス (DACOCD511-512) につづく、デンマーク歌手のポートレート・シリーズ。メッツォソプラノ歌手、エルセ・ポースケ Else Paaske は、歌曲とオラトリオの歌手として、デンマーク、ドイツ、オーストリアなど各地のコンサートに出演しています。ロマンティシズム期のハイセ、ランゲ=ミュラーから、現代のネアホルム、バッハ、シューマン、ブラームス、ベルク、レーガー、ドビュッシー、プーランクという幅広いレパートリー。温もりのある、美しい声。“ベストでない歌を歌うくらいなら、コンサートをキャンセルする” という完璧主義。彼女のキャリアが2枚のアルバムには収まるものではないにしても、デンマーク放送のためのスタジオ録音とライヴ録音、オーフス大聖堂、ウィーンのコンツェルトハウスでのライヴ録音などを集めたポートレートは魅力的です。フリートリヒ・ギュルトラー Friedrich Gürtler とアナス・リーバー Anders Riber は長年にわたり共演してきたアーティストとの演奏のほか、ヘルムート・リリングとガードナーが共演するバッハもあわせて収録されました。温もりのある、美しい声が印象に残ります。ポースケは、オルソン Otto Olsson (1879-1964) の《レクイエム》 の録音 (Caprice CAP21368) にも参加していました。歌詞 (原語)・英訳つき。

GASON CD723 スヴェン・ペトリ (1910-2000) 詩と歌 (Vers och Visa)
 詩と歌 (Vers och Visa) * 農場の音楽家 (En gårdsmusikant) いま草原は緑に燃え (Nu är ängen så grön)
 五月の夜の声 (Majnattsröster) ひとつの心 (Ett hjärta) 受け継いだもの、それは憧れ (Längtan heter min arvedel)
 この花を御手に (Tag denna blomma) 西の海 (Västerhav) アダージョ (Adagio) **
 カーリンに捧げる歌 (En visa till Karin) あぶないことの歌 (En visa om vansklighet)
 一本の花を手折り (Jag bryter en blomma) 暖炉の火のそばで (Vid brasen) ルシア (Lucia)
 短調の吟遊詩人 (Trubadur i moll) 春の最初の日 (Vårens första dag) ヴィヴァ=ギュル (Viva-Gull)
 青い忘れな草 (En blå förgät-mig-ej) 夏の賛美歌 (Sommarkoral) ***
  レイモンド・ビョーリング (テノール) カーリン・ストリード (シンセサイザー、オルガン)
  セシリア・シリアクス (ヴァイオリン) * カティ・ライティネン (チェロ) ** ヴォケイション・ヴォーカルアンサンブル ***
  [録音 200412月−20056月 セグルーラ教会 (スカンセン)]
  [制作 レイモンド・ビョーリング、トビアス・デルヴィンゲル]

◇スヴェン・ペトリ Sven Petri は、ルンドのオーケストラやマルメ交響楽団のヴァイオリン奏者を務めた他、風刺的な内容の歌などの作曲も行いました。彼の作品は、芸術歌曲というより、エヴェルト・トーブらの歌に似てそうです。レイモンド・ビョーリング Raymond Björling はユシー・ビョーリング (ユッシ・ビョルリング) の孫にあたります。

LSO LSO0074
LSO LSO0574 SACD hybrid (Multichannel/stereo)
 ジャン・シベリウス (1865-1957)
 交響詩《クッレルヴォ (Kullervo)》 作品7
  モニカ・グループ (メッツォソプラノ) ペーテル・マッテイ (バリトン) ロンドン交響楽団・男声合唱団
  コリン・デイヴィス (指揮) [録音 2005918日、109日 バービカンセンター (ロンドン) (ライヴ)]
  [制作 ジェイムズ・マリンソン  録音 ジョナサン・ストークス]

Naxos 8.557605 オスヴァルダス・バラカウスカス (1937-) 交響曲第4(1998) 交響曲第5(2001)
  ロムアルダス・スタシュクス (オーボエ) イーゴリ・クラマレフ (トランペット) リトアニア国立交響楽団
  ユオザス・ドマルカス (指揮)

nosag CD2108 2CD's スティーナ=ブリッタ・メーランデル、14歳から80歳まで (1938年−2004年録音)
オット・リンドブラード (1809-1864)、ジュゼッペ・ヴェルディ (1813-1901)WA・モーツァルト (1756-1791)、他
フランス・オペレッタ、フランス歌曲、ドイツ歌曲、民謡
  スティーナ=ブリッタ・メーランデル (ソプラノ) 王立管弦楽団 ヘルベルト・サンドベリ (指揮)
  ヤン・エイロン (ピアノ) 他
フランス・ベールヴァルド (1796-1868) オペラ《修道院に入る (Jag går i kloster)》 から
  スティーナ=ブリッタ・メーランデル (ソプラノ) スウェーデン放送交響楽団 スティーグ・リューブラント (指揮)
ヒルディング・ルーセンベリ (1892-1985) オペラ《至福の島 (Lycksalighetens ö)》 から
  スティーナ=ブリッタ・メーランデル (ソプラノ) スウェーデン放送交響楽団・合唱団
  スティーグ・ヴェステルベリ (指揮) 試聴

nosag CD3115 2CD's+DVD (bonus) クロード・ロヨラ・アルゲーン (1920-1990)
 無伴奏ヴァイオリンソナタ (1989)
  ヨアル・スコルペン (ヴァイオリン)
  [演奏時間 100'30"] [録音 2000416日 アッティステン (ヨーテボリ) (ライヴ)]
  [制作 ウルバン・G・ヘッグルンド  録音 ミカエル・ベリエク]
 DVD ゲネプロ風景 [PAL方式 収録時間 8'05"]
  [撮影・編集 ペーテル・ルンドベリ (スウェーデン放送)] 試聴

◇クロード・ロヨラ・アルゲーン Claude Lolyla Allgén (1920-1990) の、火災をまぬがれた最後の作品。第1楽章アレグロ・モデラート (47'45")、第2楽章ラルゴ (32'23")、第3楽章アレグロ・ヴィヴァーチェ・エ・ピアチエヴォーチェ (22'09") で構成された長大な作品。作曲者の80歳誕生日にヨーテボリのホールで行われたコンサートのライヴ録音。ゲネプロ風景を収録したボーナスDVDは、日本標準のNTSC方式ではなく、PAL方式です。パソコンでは再生できますが、NTSC/PAL変換機能のないプレーヤーでは再生できません。ご了承ください。

Ondine ODE1056-2 クラリネット協奏曲集
ヨハン・メルヒオル・モルター (1696-1765) クラリネット協奏曲第1番 イ長調 MWV6:36
 クラリネット協奏曲第3番 ト長調 MWV6:38 クラリネット協奏曲第4番 ニ長調 MWV6:39
WA・モーツァルト (1756-1791) クラリネット協奏曲 イ長調 K622 *
  カリ・クリーク (D管クラリネット、バセットクラリネット*)
  タピオラ・シンフォニエッタ ヨン・ストゥールゴールズ (指揮)
  アッシ・カルットゥネン (ハープシコード通奏低音 (モルター))
  [録音 20049月 タピオラ・ホール (エスポー) (モルター)、20058月 セッロ・ホール (エスポー)]
  [制作 セッポ・シーララ  録音 エンノ・マエメツ] 試聴

◇フィンランドのクラリネット奏者、カリ・クリーク Kari Kuriikku (1960-) は、東京オペラシティ、2004年の企画、マグヌス・リンドベリ・コンソーシアムのために来日。クラリネット奏者と音楽ファンの間で、一段と評価と人気が高まりました。そのクリークがモルターとモーツァルトの協奏曲を録音。素敵なアルバムが生まれました。

 ヨハン・メルヒオル・モルター Johann Melchior Molter はアイゼナッハの生まれ。バーデン=デュルラッハ伯カール・ヴィルヘルムにヴァイオリニストとして伺候。後に、カール・フリートリヒ伯爵に、宮廷楽団の再建を任されました。約170曲の交響曲 (シンフォニア)、室内楽曲、カンタータのほか、90曲を超す協奏曲を作曲しています。

 クラリネットのための協奏曲 (6曲) は1747年から1750年にかけて書かれました。この楽器のための協奏曲としてはもっとも初期の作品です。2度ほど訪れたイタリアで出会ったヴィヴァルディ、アルビノーニ、マルチェッロといったバロック期の作曲家と、古典時代に移ろうかという時期のふたり、ペルゴレージとサンマルティーニの影響を受けています。オーケストラなどで使われ一般的なA管 (イ管) やB管 (変ロ管) ではなく、D管 (ニ管) のクラリネットのための作品です。ストラヴィンスキーやシュトラウスも好んで使ったこの楽器は、かわいらしい音色が特徴。モルターの協奏曲でも、高域の明るい響きが活かされます。第1番と第4番の緩徐楽章の憂いをおびたメロディ。光の粒をまき散らすような終曲。ほとんど録音されてこなかったのが不思議なくらい、魅力的な作品です。

 クリークはモーツァルトの協奏曲をバセットクラリネットで演奏しています。モーツァルトは、バセットクラリネットのメランコリックな響きを好んだと言われ、《皇帝ティートの慈悲》、《レクイエム》など、晩年の作品で重要な使い方をしています。

 クリークの演奏は、軽妙な動きと、たえず光と影が交差する響きが魅力。彼のモーツァルトは、器用に指は動くものの何気なく始まり何もなく終わってしまう演奏とは次元が違います。表情の豊かさと音楽の推進力が巧みsにバランスしているのも、クリークの音楽の特色です。ヨン・ストゥールゴールズ John Storgårds (1963-) 指揮タピオラ・シンフォニエッタの和声感と、モーツァルトの和声感の美しい調和。モーツァルト、そしてモルターの時代と今の時代が、幸せな出逢いを果たしました。

Paula PACD151 スヴェンボーのカリヨン
ジェレマイア・クラーク (c.1674-1707) トランペット・ヴォランタリー デンマーク皇太子の行進曲
GF・ヘンデル (1685-1759) 《ユダス・マカベウス》 から 《オケイジョナル・オラトリオ》 − 行進曲
マルカントワーヌ・シャルパンティエ (c.1643-1704) テ・デウム − 序曲
JS・バッハ (1685-1750) ブレ バディネリ
WA・モーツァルト (1756-1791) セレナード ト長調 K525 《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》 から
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827) メヌエット ト長調 他 (全24曲)
  ハンス・モレロプ (カリヨン)

Paula PACD153 スペインのギター作品集
エミリオ・プホール (1886-1980) ロマンサ セビーリャ エボカシオン 即興曲
フェデリーコ・トロバ (1891-1982) 《Siete Piezas de Album》 から 《スペインの城》 から 《プエルタス・マドリード》 から
エドゥアルド・ロペス・チャヴァリ (1871-1970) ソナタ第2
フランシスコ・タレガ (1852-1909) 大ワルツ メヌエット アランブラ (アルハンブラ) の思い出
ホアキン・ロドリーゴ (1901-1999) Un Tiempo Fue Italica Famosa
マヌエル・パラウ (1893-1967) アレグロ
レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ (1896-1981) ペテネラ エル・ヴィート
  カーステン・ペーザセン (ギター)

Proprius PRSACD9086 SACD hybrid (4.0 surround/stereo) オット・オルソン (1879-1964)
 レクイエム (Requiem) ト短調 作品13 (1901-03)
  シルヴィア・リンデンストランド (ソプラノ) インゲル・ブルム (アルト)
  ビョーン・ハウガン (テノール) ウッレ・ショルド (バス)
  グスタフ・ヴァーサ・オラトリオ合唱団 王立オペラ管弦楽団
  アンデシュ・オールソン (指揮)
  [録音 1993516日 グスタフ・ヴァーサ教会 (ストックホルム)]
  [制作 ヤーコブ・ボエティウス  録音 ベッティル・グリペ] [PRCD9086]

Rondo RCD8365 金管アンサンブルのための作品集
ジャイルズ・ファーナビー (c.1563-1640) 古いスパニョレッタ ジャイルズ・ファーナビーの休息
 言っておくれ、ダフネよ トイ ジャイルズ・ファーナビーの夢 新しいサ・フー
ヴィクトル・エヴァルド (エーヴァリト) (1860-1935) 金管五重奏曲第3番
サミュエル・バーバー (1910-1981) アダージョ
フランシス・プーランク (1899-1963) ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ
ニスル・ヴィゴ・ベンソン (1919-2000) トランペット、ホルンとトロンボーンのための三重奏曲
ジョー・サヴィヌル (1932-) バードランド (Birdland)
  デンマーク王立管弦楽団金管五重奏団

Smekkleysa SMK40 ビョルグヴィン・グヴズムンソン (1891-1961) の曲による音楽劇《音の煌めき (Hljóbmlick)
  スノルリ・シグフース・ビルギソン (ピアノ) フォウストブロウジル男声合唱団 アウルニ・ハルザルソン (指揮)
  エイヨウルブル・エイヨウルブソン (テノール) シグルーン・ヒャウルムティスドウッティル (ソプラノ)
  アンナ・グヴズニー・グヴズムンスドウッティル (ピアノ) シグルーン・エズヴァルスドウッティル (ヴァイオリン)
  ピェートゥル・グリェータルソン (打楽器) キャルタン・ヴァルデマルソン (ピアノ)
  ヴァルディマル・コルベイン・シーグルヨウンソン (ダブルベース) シーグルズル・インギ・スノルラソン (クラリネット)
  アイヴル・ポルスドッティル (ヴォーカル) ビルギル・ブラガソン (ベース) エドヴァルド・ラウルソン (ギター)

Smekkleysa SMK48 鹿は住みかを変える (Hjörturin skiptir um dvalarstað)
フロウズマル・インギ・シーグルビョルンソン (1958-) ローラースケート (Hjólaskautar) 海の誘惑 (Hafboð)
 次の段階 (Næsta skref) ワルツ (Vals) 窓ふき (Gluggaþvottur) あなたが現れると (Er þú birtist)
 荷馬車 (Hestakerra) 鹿 (Hjörturinn)
  ルーシーバーナル (ローラーコースターズ)
   グヴズニ・フランソン (クラリネット) ヨウン・スクッギ (ダブルベース) クリスティン・アウナルソン (ギター)
   マティーアス・MD・ヘムストック (打楽器) タトゥ・カントマー (アコーディオン)
  ヴォクス・アカデミカ ハウコン・レイフソン (指揮)
  シグルーン・ヒャウルムティスドウッティル (ソプラノ) ヨウエル・パウルソン (テナーサックス)
  シグルーン・エズヴァルスドウッティル (ヴァイオリン)

Somm SOMM-BEECHAM18 ビーチャム・コレクション ジャン・シベリウス (1865-1957)
 交響曲第6番 二短調 作品104
  ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 トマス・ビーチャム (指揮)
  [録音 1954915日 ロイヤル・アルバート・ホール (プロムナード・コンサート、ライヴ)]
 交響曲第4番 イ短調 作品63
  BBC交響楽団 トマス・ビーチャム (指揮)
  [録音 1951104日 クライテリオン劇場 (ラジオ放送のためのスタジオ演奏)]

SR Records SRCD2021
フェレンツ・リスト (1811-1886) 「ノルマ」の回想 S394
シャルル・ヴァランタン・アルカン (1813-1888) イソップの饗宴
エマニュエル・シャブリエ (1841-1894) 10の絵画風小品 (1880) から
モーリス・ラヴェル (1875-1937) 夜のガスパール
  ユーハン・ウッレーン (ピアノ)

◇ユーハン・ウッレーン Johan Ullén はストックホルム生まれのピアニスト。王立音楽大学卒業後、シベリウス・アカデミーでリーサ・ポホヨラ教授に師事しました。アカデミーのコンペティション、Helmi Vesa (1998年) で第1位。2000年、スウェーデン放送のアーティスト・イン・レジデンスにも選ばれ、ラフマニノフ、アルカン、リスト、ゴドフスキの作品を弾いた一連のコンサートで注目されました。メルケル・メルケシュのピアノ協奏曲第2(Phono Suecia PSCD717) のソロを弾いています。

Sterling CDA1652-2 フランツ・シューベルト (1797-1828) 歌曲集《冬の旅》 D911
  ヨン・サクス (バリトン) ヴィクトル・アスルンド (ピアノ)

Sterling のアーティスト・シリーズ。第2作は、スウェーデンのバリトン歌手、ヨン・サクス John Sax。ストックホルムの王立オペラやヨーテボリ・オペラなど、スウェーデン各地の舞台で活躍中。

Swedish Society Discofil SCD1089 孤独 (Solitudo)
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル (1867-1942) ピアノ作品全集 第4
 5つの音詩《イタリアーナ (Italiana)(1922) (ピアノのための)
  太陽の賛歌 (Solhymn) 踊るニンフ (Dansande nymf)
  いにしえの幻影:バッコスを祝福す (Vision antique: Evoe Bacche)
  エステ荘 (Villa d'Este) ソレントのセレナード (Sorrentinsk serenad)
 3つの新しい踊りの詩 (Tre nya danspoem) (1914-23) (ピアノのための)
  母が若かったころ (När mor var ung) 菩提樹の下の草の上で (På gräset under lindarna)
  人生の踊りのゲーム (Livets danslek)
 ピアノのための3つの音詩 (Tre Tondikter för piano)
  幸福 (Lycka) (1925) 追悼 (In memoriam) (1926) アメリカの踊り (Amerikansk dans)
 5つの音詩《孤独 (Solitudo)(1932) (ピアノのための)
  おしゃべり (Glam) 独り者のワルツ (Ungkarlsvalsen) 田園詩 (Bukolikon)
  子供にも許される映画 (エチュード) (Tonfilm, barntillåten) (Etyder) なぞ (Gåtan)
 ピアノのための音詩《アナクレオン讃 (Anakreontika)》 第1(1922-23)
  竪琴に (Till lyran) 鳩に (Till duvan) 夢の暗示 (Drömtydning)
 ピアノのための音詩《アナクレオン讃 (Anakreontika)》 第2(1935)
  神託 (Oraklet) ペネイオスの笛吹き (Flöjtspel på Peneios) エロースへ (Till Eros)
  アナクレオンの踊り (Anakreons dans)
  オーロフ・ホーイェル (ピアノ)

◇あと少しで印象主義という《エステ荘》の瞑想的な音楽が際立つ、地中海の印象を新しい和声でつづった《イタリアーナ》。きわめて繊細な、さらに新しい和声を追求した、“古典的な”絵画とでもいえる2巻の《アナクレオン讃》。第4集では、晩年に近い作品が演奏されています。《フローセの花》 (全3巻) (SCD1097) を足してホーイェル Olof Höjer (1937-) によるペッテション=ベリエル Wilhelm Peterson-Berger のピアノ作品全曲録音が完成です。

Syrius SYR141386 2CD's for price of 1 (CD+5 channel dts CD) ジャン・シベリウス (1865-1957) ピアノ作品集
 夢だったのか (Var det en dröm?) 作品37-4 ロマンス キュッリッキ (Kyllikki) (3つの抒情的な小品) 作品41
 カプリース 夢 3つの即興曲 ソネット (Sonnet) 作品94-3 ワルツ 小さなセレナード (Petite sérénade) 作品40-9
 ポロネーズ (Polonaise) 作品40-10 アラベスク (Arabesque) 作品76-9 エチュード (Etude) 作品76-2
 孤独な松の木 (Den ensamna furan/Yksinäinen honka) 作品75-2 トウヒ (もみの木) (Granen/Kuusi) 作品75-5
 アイリス (Iris) 作品85-3 悲しいワルツ (Valse triste) 作品44-1 フィンランディア (Finlandia) 作品26
  ジャン・デュベ (ピアノ) * dts ディスク (専用プレーヤーで再生) にCDと同じ内容を収録

 

リリース情報 − Jazz

Alba ABCD215 オルマリン・ウニオニ − Peaceful Means (平和的方法)
 Morning Mood (モーニング・ムード) Try not (試さないでくれ)
 窓辺の白鳩 (Illalla valkea kyyhky) Wait and See (待っててごらん)
 Peaceful Means (平和的方法) Simple Things (単純なこと)
 Waltz for a Baby Girl (ベビーガールのためのワルツ) Reverence (敬意)
 A Man with the Bell (鐘をもった男)
  オルマリン・ウニオニ  ミッコ・“オルマリ”・ヤルヴィネン (ドラムズ) ヴィッレ・ラウハラ (ベース)
   サク・ヤルヴィネン (ピアノ) マサ・オルパナ (テナーサックス、ソプラノサックス)
  [録音 2005517日−19日 スタジオJJ (タンペレ)]
  [制作 オルマリン・ウニオニ  録音 ユーソ・ノルドルンド] 試聴

◇オルマリン・ウニオニ Olmarin Unioni (オルマリ・ユニオン) は1998年、フィンランド第2の都市、タンペレに誕生しました。“地に足の着いたジャズ” がモットーです。2004年のデビューアルバムに次ぐ、このセカンドアルバムでは、ヴィッレ・ラウハラ、マサ・オルパナ、サク・ヤルヴィネンが作曲を担当。1960年代の小編成スタイルをイメージした、落ち着いた雰囲気のジャズに誘います。

 

リリース情報 − Vocals

Alba ABCD208 ヴィヒレア・パルマ − 月とハイヒール (Kuu ja korkokengät)
 月の光 (Kuun valo) 駅で待ってる (Odotan sua asemalaiturilla) Hopeine kuu
 赤いハイヒール (Punaiset korkokengät)
 どこへ連れてってくれるの、月かしら? (Minne viet mua, kuu?)
 Kun kohtalo メヘメトの嘘つき (Petollinen Mehmet) むかしの歌 (Ikivanha laulu)
 心を奪ったのは誰? (Ken vei) 公園で (Puistossa) 最後の酒 (Viimeinen ryyppy)
 放浪者 (Kulkija) 楽しみにお金を (Panostan viihteeseen)
  ヴィヒレア・パルマ  キルシ・ポウタネン (ヴォーカル、バッキングヴォーカル)
   ハンヌ・ランタネン (ベース、テューバ、バッキングヴォーカル)
   ティモ・セッパネン (ギター、エレキギター、ハーモニカ、カンテレ、オルガン、バッキングヴォーカル)
   ユハ・マンテュラ (アコーディオン、ピアノ、バッキングヴォーカル)
  アンティ・ヘールマン (ヴァイオリン) タパニ・ヤムセーン (カホーン、ダルブーカ、シンバル)
  ヴィレ・フォシュ (コンガ) リスト・サルミ (テナーサックス、ソプラノサックス、クラリネット)
  [録音 200410月、20051月 ヘルシンキ]
  [制作 ヴィヒレア・パルマ  録音 エスコ・ヤースカ、ティモ・セッパネン] 試聴

◇女性ヴォーカリスト、キルシ・ポウタネン Kirsi Poutanen は、ペドロ・アルモドバル監督の映画が好き。彼女には夢がありました。キャンドルの灯のそば、誰かのいるところで音楽で語れる、そんな小さなオーケストラみたいなグループを作ること。できればワインでも飲みながら。そんな夢を実現するため彼女は、アルモドバルの映画で歌われた歌のフィンランド語訳をシボネ・オロサに依頼。みずからも詩を書き、作曲もするミュージシャン仲間のユハ・マンテュラらが集まり、グループが結成されます。グループ名、ヴィヒレア・パルマ Vihreä Palma (緑のパルマ) は、ちょっとスペインを想わせる、どこかはるか遠くの常夏の島。フィンランドのシャンソンとでも呼べそうなアルバムが、こうして生まれました。


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Artwork © Alba, Ondine (Finland), BIS, Naxos, nosag (Sweden), Danacord (Denmark), Lindberg Lyd (Norway)