Newsletter No.86   15 February 2006

 

リリース情報

Albany TROY784 バスーンのための作品集
デイヴィッド・マスランカ (1943-) バスーン・ソナタ
オイヴィン・ヴェストビ
 ある家族の肖像 (Portrait of a Family) (バスーンと室内アンサンブルのための)
ジェイムズ・ラッセン
 奇妙な間奏曲第3(Strange Interlude No. 3) (バスーンとピアノのための)
  ペール・ハンネヴォル (バスーン) トルライフ・トルゲルセン (ピアノ) ベルゲン室内アンサンブル
  [録音 グリーグ・ハウス (ベルゲン)]

◇ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団とベルゲン木管五重奏団のバスーン奏者、ペール・ハンネヴォル Per Hannevold のために書かれた作品集。オイヴィン・ヴェストビ Øyvind Westby (トロンボーン奏者、編曲者) のイギリス・ポップミュージックに影響された作品。モンタナ州 (アメリカ) 生まれ、ベルゲン・フィルハーモニックの副首席バスーン奏者、ジェイムズ・ラッセン James Lassen は、日本の尺八から学んだ奏法にヒントを得た曲を同僚のために書いた。[プレスリリースから]

Altara Classic ALT1010 No borders − グスタフ・シェークヴィスト室内合唱団10周年記念アルバム
ヨハネス・ブラームス (1833-1897) 2つのモテット 作品74 (混声合唱のための)
サミュエル・バーバー (1910-1981) アニュス・デイ 作品11
ヤン・カールステット (1926-2004)
 フィンマーク、オルサの夕べの賛美歌 (Aftonpsalm från Orsa Finnmark) (混声合唱のための)
 4つの愛の詩 (4 kärlekspoem) 作品37 (混声合唱のための) − 愛の時間 (Hours of love)
ヒゥーゴ・アルヴェーン (1872-1960) (編曲) 空にある星のように (Som stjärnan uppå himmelen)
 リム、リム、リーマ (Limu, limu, lima)
黒人霊歌 遅すぎた 誰も知らない私の悩み 死んでる暇もない 誰かが扉をたたいている がんばろう!
 おまえはそこにいたか?
 他 (全16曲)
  グスタフ・シェークヴィスト室内合唱団 グスタフ・シェークヴィスト (指揮) バーバラ・ヘンドリクス (ソプラノ)
  [録音 20059月 ストックホルム]

Altara Classic ALT1013
モデスト・ムソルグスキー (1839-1881) 組曲《展覧会の絵》 (1874)
フェレンツ・リスト (1811-1886) ハンガリー・ラプソディ第11番 イ短調 S244-11
 バラード第2番 ロ短調 S171 イゾルデの愛の死 S447 夜想曲《夢のなかに》 S207
  ペーテル・ヤブロンスキ (ピアノ)
  [録音 200512月 (ムソルグスキー) ソウル (ライヴ)、20046月]

◇スウェーデンのピアニスト、ペーテル・ヤブロンスキ Peter Jablonski が、自身の Altara レーベルでリリースする3枚目のアルバム。メインは、“楽器の展覧会”の趣のあるラヴェル編曲版にくらべ充実した響きのムソルグスキー《展覧会の絵》のオリジナル。Altara のウェブサイト情報によると、スタヴァンゲル交響楽団来日公演でグリーグのイ短調協奏曲を弾いた後に韓国のソウルで行ったコンサートのライヴ録音とのこと。“技巧をひけらかすことなんか興味ない”と言いたげなペーテルは、どんな演奏を聴かせてくれるでしょうか。

Ars Produktion ARS38449 スカンディナヴィアの合唱音楽
トロン・クヴェルノ (1945-) アヴェ・マリス・ステラ (Ave Maris Stella)
ウルマス・シサスク (1960-) ベネディクツィオ (Benedictio)
クヌート・ニューステット (1915-) 3つのモテット
ヴェルヨ・トルミス (1930-) 秋の風景
ヴィルヘルム・ステーンハンマル (1871-1927)
 3つのアカペラ合唱曲 (Tre körsånger) (1890)
ダーヴィド・ヴィーカンデル (1884-1955) 早春の夕べ (Förvårskväll)
 スズランの王 (Kung Liljekonvalje)
ニルス・W・ゲーゼ (1817-1890) 朝の歌 (Morgensang)
ヒゥーゴ・アルヴェーン (1872-1960) 夕べ (Aftonen) (1942)
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) 何と美しい面立ちの神の子よ (Hvad est du dog skjøn) 作品74-1
エイノユハニ・ラウタヴァーラ (1928-) 夏の夜 (Sommarnatten) (1975)
  アマデウス合唱団 ニコル・マット (指揮)
  [録音 20031025日-29日、200426日-8日 ハイルスブロン修道院] 
試聴盤

◇アマデウス合唱団は約50人編成の混声合唱団。1978年、ニュルンベルク近郊の町、ノイエンデッテルサウに創設されました。創設者は、ヴィンツバッハ少年合唱団の指揮者として高名なカール=フリードリヒ・ベリンガー。2001年からは、エーリク・エーリクソンとフリーダー・ベルニウルに師事、ノルディック室内合唱団 (現、ヨーロッパ室内合唱団) を指揮して名を挙げたニコル・マット (1970-) が指揮者を務めています。

BIS CD1370 クラウジオ・サントーロ (1919-1989) 交響曲第4番《平和》 (1954) (合唱と管弦楽のための)
 交響曲第9(1982) ポンティウ (1953) フレヴォ (1953/82)
  サンパウロ交響楽団・合唱団 ジョン・ネシリング (指揮)

BIS CD1373 カイクシュルー・ソラブジ (1892-1988) 100の超絶技巧練習曲 − 第1番〜第25
  フレードリク・ウッレーン (ピアノ)

BIS SACD1429 SACD (Multichannel/stereo hybrid) フルートのための名曲
セルゲイ・プロコフィエフ (1891-1953) フルートソナタ ニ長調 作品94
フランツ・シューベルト (1797-1828) 「しおれた花」による変奏曲 ホ短調 D802
アンリ・デュティユー (1916-) ソナティナ (1942) (フルートとピアノのための)
アンドレ・ジョリヴェ (1905-1974) リノスの歌 (1944)
  シャロン・ベザリー (フルート) ロナルド・ブラウティハム (ピアノ)

BIS CD1457 エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) 歌曲集 第5
 クリスチャン・ヴィンターの4つのロマンス (Fire Romancer af Christian Winther) 作品10
  感謝 (Tanksigelse) 森の歌 (Skovsang) 花の挨拶 (Blomsterne tale)
  山に寄せる歌 (Sang på fjeldet)
 劇音楽《ペール・ギュント》の3つの歌 (Tre sanger fra "Peer Gynt") 作品23
  ペール・ギュントのセレナード (Peer Gynts serenade)
  ソールヴェイの歌 (Solveigs sang)
  ソールヴェイの子守歌 (Solveigs vuggevise)
 ホルガー・ドラクマンの「山とフィヨルドの旅の思い出」 ("Reiseminder fra Fjeld og Fjord" af Holger Drachmann) 作品44
  プロローグ (Prolog) ヨハンネ (Johanne) ラグンヒル (Ragnhild) インゲビョルグ (Ingebjørg) ラグナ (Ragna)
  エピローグ (Epilog)
 ホルガー・ドラクマンの6つの詩 (Seks digte af Holger Drachmann) 作品49
  通り過ぎた若者を見たか (Så du knøsen, som kom forbi) 岩よ、おお波よ (Vug, o vove)
  ようこそ、ご婦人がた (Vær hilset, I Damer) さあ、日暮れはおそい (Nu er Aftnen lys og lang)
  クリスマスの雪 (Julesne) 春の雨 (Forårsregn)
 たわいのない歌 (Simpel Sang) EG147
  モニカ・グループ (メッツォソプラノ) ロジャー・ヴィニョールズ (ピアノ) 
試聴盤

BIS SACD1471 SACD (Multichannel/stereo hybrid) JS・バッハ (1685-1750)
 カンタータ第51番「すべての国よ、神を誉め讃えよ」 BWV51
 アリア「神と共にすべての事に当たり」 BWV1127 (新発見)
 結婚カンタータ BWV210 − 歌たちよ (CDトラックのみ)
  キャロリン・サンプソン (ソプラノ) バッハ・コレギウム・ジャパン 鈴木雅明 (指揮)
  
BIS SACD1475 SACD (Multichannel/stereo hybrid) ジョン・ダウランド (1563-1626) リュート伴奏の歌曲集
 あふれよ、わが涙 悲しみよ、とどまれ 彼女は私の過ちを許してくれるだろうか 彼の金髪も時が銀髪に
 私は見た、あの人が泣くのを 早まって死んではならない 悲しめ、昼は闇に去った 時の長男、すなわち老い
 おお優しい森 さようなら、あまりに美しく貞節な人 時は静止して 愛の神の目を閉じた
 ダフネはあまり純潔ではなかった 誰よりも私だけをあの世に アポロが初めてダフネを
 愛の神よ、見つけたことがあるなら 愚かな蜜蜂が
  エマ・カークビー (ソプラノ) アンソニー・ルーリー (リュート)

Classico CLASSCD633 アントニオ・ロゼッティ (c.1750-1792) 木管アンサンブルのための音楽
 パルティータ ヘ長調 六重奏曲 変ロ長調 四重奏曲 変ホ長調 パルティータ 変ホ長調
  スイス・ウィンド・ソロイスツ

Classico CLASSCD638 カール・ニルセン (1865-1931) カール・ニルセン・エディション 第5
 ヴァイオリン協奏曲 FS61 (作品33)
 ロマンス (Romanze) FS8-1 (ヴァイオリンと管弦楽のための) (ハンス・ジット 編曲)
 劇付随音楽《アラディン (Aladdin)》 組曲 FS89 (作品34)
  マルカム・スチュアート (ヴァイオリン) 王立リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団
  ダグラス・ボストック (指揮) [録音 2003年]

Classico CLASSCD651 アストル・ピアソラ (1921-1992) (アラン・シャヴァヤ 編曲)
 タンゴ (フルート、クラリネットとピアノ三重奏のための)
 リベルタンゴ アディオス・ノニーノ フラカナパ 五重奏のための協奏曲 オブリビオン レバシオン
 バンドネオン ジタ ウィスキー エスコラソ
  トリアーデ [録音 2005年]

Classico CLASSCD656-657 2CD's JS・バッハ (1685-1750) 6つのパルティータ BWV825-830
  スヴェレ・ラーセン (ピアノ) [録音 2004年−2005年]

◇《イギリス組曲》 (CLASSCD440-441) に次ぐスヴェレ・ラーセン Sverre Larsen (1964-) によるバッハ。

Classico CLASSCD658-659 2CD's アストル・ピアソラ (1921-1992) オペリータ《ブエノスアイレスのマリア》
  マリアナ・レヴェルスキ (ヴォーカル) トリアーデ [録音 2004年]

Classico CLASSCD660-661 2CD's ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827) チェロソナタ全集
 チェロソナタ第1番 ヘ長調 作品5-1 チェロソナタ第2番 ト短調 作品5-2 チェロソナタ第3番 イ長調 作品69
 チェロソナタ第4番 ハ長調 作品102-1 チェロソナタ第5番 ニ長調 作品102-2
  モーテン・ソイテン (チェロ) アメーリ・マリング (ピアノ)

◇バッハの《無伴奏チェロ組曲》 (CLASSCD104-105) など多くの録音でも知られるモーテン・ソイテン Morten Zeuthen (1951-)。シューマンのピアノ作品集 (Kontrapunkt 32201) やクーラウとグリーグのピアノ協奏曲 (Chandos CHAN9699) などの録音のあるアメーリ・マリング Amalie Malling (1948-)。デンマークを代表するアーティストの共演です。

Classico CLASSCD662 エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) (ヤコブ・ヴェスト 編曲)
 抒情小曲集 (Lyriske stykker) (フルート、クラリネット、トランペット、ハープと弦楽三重奏のための)
 トロルの行進 (Trolltog) 夜想曲 (Notturno) スケルツォ (Scherzo) 秘密 (Hemmelighet)
 彼女は踊る (Hun danser) アルバムのページ (Albumblad) 羊飼いの少年 (Gjetergut) ガンガル (Gangar)
 幻影 (Illusion) 子守歌 (Bådnlåt) (ゆりかごの歌) 春に寄せて (Til våren) 農夫の歌 (Bondens sang)
 高い山の夕暮れ (Aften på høyfjellet) 感謝 (Tak) 小川 (Bekken) 夢想 (Drømmesyn) 家路 (Hjemad)
 郷愁 (Hjemve) トロールハウゲンの婚礼の日 (Bryllupsdag på Troldhaugen)
  デンマーク室内アンサンブル [録音 2004年]

Classico CLASSCD663 クリストファー・シンプソン (1605-1669)
 12ヶ月 (12 Months) (3つのヴィオールとオルガンのための)
  ブーラスク
   モーエンス・ラスムセン (ヴィオール) 他 [録音 2005年]

Classico CLASSCD669 エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) (アレクサンドル・ルーディン (1960-) 編曲)
 弦楽四重奏曲 ト短調 作品27 (弦楽オーケストラのための)
  ムジカ・ヴィーヴァ・アカデミック室内管弦楽団 アレクサンドル・ルーディン (指揮)
 チェロソナタ イ短調 作品36 (チェロと管弦楽のための)
  アレクサンドル・ルーディン (チェロ) ムジカ・ヴィーヴァ・アカデミック室内管弦楽団 リン・タオ (指揮)

Classico CLASSCD5011-5012 2CD's リヒャルト・ヴァーグナー (1813-1883)
 オペラ《ローエングリン》 − 前奏曲 第1幕第2場、第3場 第2幕第1場、第2場 第3
  エーリク・ショーベア (テノール、ローエングリン) ドロティ・ラーセン (ソプラノ、エルザ) 他
  デンマーク王立オペラ管弦楽団・合唱団 エーリヒ・クライバー (指揮)
  [録音 1953222日 デンマーク王立オペラ (ライヴ)]

cpo 777 072-2 ルードルフ・ニルセン (1876-1939) オペラ《イスベラ (Isbella)(1907) − 序曲
 バレエ《ラクシュミ (
Lackschmi)》 (またはインドの愛の物語) 作品45
  クイーンズランド交響楽団 ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト (指揮)

cpo 777 106-2 クット・アッテルベリ (1887-1974) ヴェルムランド・ラプソディ (En värmlandsrapsodi) 作品36
 ヴァイオリン協奏曲 ハ短調 作品21 演奏会序曲 イ短調 作品4
  ウルフ・ヴァリーン (ヴァイオリン) ベルリン放送交響楽団 ロジャー・エップル (指揮)

Heilo HCD7166 古いクリスマスの賛美歌
JS・バッハ (1685-1750) コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」 BWV659
 コラール「神は、その慈悲により」 BWV600 コラール「全能なる神を讃えよ」 BWV602
ノルウェー民謡 甘き喜びのうちに 立てみなこの世に住むものは
 高き天より、われは来たり (Fra Himlen Hoit Jeg Kommer Her) (全17曲)
  シニカ・ランゲラン (ヴォーカル) アンドレアス・リビッグ (オルガン)

Kontrapunkt 32338 ポウル・エルミング、アンデルセンを歌う (Poul Elming sings Hans Christian Andersen)
ロベルト・シューマン (1810-1856) においすみれ 作品40-1 母の夢 作品40-2
 兵士 作品40-3 クリスマスの歌 作品79-16
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907)
 HC・アンデルセンの詩による「心の歌」 ("Hjertets melodier" af H.C. Andersen) 作品5
  茶色のふたつの瞳 (To brune øjne) 海の永遠の動きをあなたは知らない (Du fatter ej bølgernes evige gang)
  君を愛す (Jeg elsker dig) 私の思いは高い峰のように (Min tanke er et mægtigt fjeld)
 愛 (Kjærlighet) 作品15-2 ランゲラン島の民謡 (Langelandsk folkemelodi) 作品15-3
 森の散歩 (Vandring i skoven) 作品18-1 愛しいひとはとても色白で (Hun er så hvid) 作品18-2
 詩人の最後の歌 (En digters sidste sang) 作品18-3 詩 (Poesien) 作品18-5 小屋 (Hytten) 作品18-7
 ばらのつぼみ (Rosenknoppen) 作品18-8 兵士 (Soldaten) EG125 わたしの小鳥 (Min lille Fugl) EG126
 涙 (Taaren) EG128
フレデリク・ディーリアス (1862-1934) 茶色のふたつの瞳 (Zwei braune Augen)
ニルス・W・ゲーゼ (1817-1890) においすみれ (Martsviolerne) ロマンス「わたしの小鳥」 (Romanze "Min lille Fugl")
カール・ニルセン (1865-1931) ランゲラン島の民謡 (Langelandsk folkemelodi)
  ポウル・エルミング (テノール) トーヴェ・レンスコウ (ピアノ) [録音 2005年]

◇2005年、H・C・アンデルセンの生誕200年を記念し、国際的に活躍するデンマークのテノール、ポウル・エルミング Poul Elming (1949-) が録音しました。1990年、《ヴァルキューレ》のジークムントを歌ってバイロイト・デビューしてからは、コヴェントガーデン、ベルリン・ドイツ・オペラ、ウィーン国立オペラ、フィレンツェ、メトロポリタン・オペラなど、主要なオペラハウスで活躍するようになりました。デンマーク王立オペラのキャストによるCD録音、クプファー演出の《パルジファル》と《ヴァルキューレ》に出演。最近では、ライヴ録画されたランゴーの《反キリスト (Antikrist)(dacapo 2.110402) にも参加しています。トーヴェ・レンスコウ Tove Lønskov もデンマーク人。シアベクのピアノ作品集 (Kontrapunkt 32310)、ランビアスと共演したブラームスとシューベルトの4手の作品集の他、歌曲と室内楽の録音があります。

Lyrinx LYR2232 SACD (Multichannel/stereo hybrid)
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907)
 ヴァイオリンソナタ第2番 ト長調 作品13 ヴァイオリンソナタ第3番 ハ短調 作品45
レインゴリト・グリエール (1875-1956)
 12のやさしい小品 作品45 − 第1曲 第4曲 第6曲 第7曲 第9曲 第12
  ダヴィット・ガルストフ (ヴァイオリン) ジュリアン・ジェルネ(ピアノ) [録音 2003年]

MTG Music MTGCD80033 ア・コルダ
ニコロ・パガニーニ (1782-1840)
 協奏的三重奏曲 (Terzetto Concertante) ニ長調 作品68 (ヴァイオリン、チェロとギターのための)
フランシス・ド・フォッサ (1775-1849) 協奏的三重奏曲 (Trio Concertante) 作品18-2
  ア・コルダ
   ブリジット・ステルネス (ヴァイオリン) マッティン・ハウグ (ギター) オイスタイン・ビルケラン (チェロ)

Naxos 8.557023 WA・モーツァルト (1756-1791) セレナード第13番 ト長調 K525 《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》
 セレナード第6番 ニ長調 K239 《セレナータ・ノットゥルナ》 ディヴェルティメント第10番 ヘ長調 K247
  スウェーデン室内管弦楽団 ペッテル・スンドクヴィスト (指揮)

Naxos 8.557728 WA・モーツァルト (1756-1791) レクイエム K626 (ジュスマイアー 補筆版)
 洗礼者聖ヨハネ祭のためのオフェルトリウム「女より生まれし者として」 K72/74f
 四季斎日のオフェルトリウム「主よ憐れみたまえ」 K222/205a
  ミリアム・アラン (ソプラノ) アンネ・ブター (メッツォソプラノ) マルクス・ウルマン (テノール)
  マーティン・スネル (バス) ゲヴァントハウス室内合唱団 ライプツィヒ室内管弦楽団
  モーテン・シュルト=イェンセン (指揮)

◇モーテン・シュルト=イェンセン Morten Schuldt-Jensens (1958-) は、エーリク・エーリクソンにも師事したデンマークの指揮者。ソケロン合唱団 Sokkelund Sangkor を指揮したホルムボーのアカペラ合唱作品集 (dacapo DCCD9204) が代表的録音。

Ondine ODE1067-2 野いちごのかご (A Basket of Wild Strawberries)
ジャン=フィリップ・ラモー (1683-1764) クラヴサンのための小曲集
 クラヴサン曲集第1(pub.1706) − 前奏曲 アルマンド 第1サラバンド 第2サラバンド
  ガヴォット
 クラヴサン曲集 (pub.1724) 組曲 ホ長調 − ロンドー形式のジグ ロンドー形式の第2ジグ
  鳥のさえずり 第1リゴドン 第2リゴドン ロンドー形式のミュゼット タンブラン 村娘
 クラヴサン曲集 (pub.1724) 組曲 ニ長調 − やさしい訴え ソリーニュのひなどり ため息
  歓喜
 新クラヴサン曲集 (pub.1728) − アルマンド 3つの手 サラバンド ファンファリネット 勝ち誇った女
  ガヴォットと6つの変奏
  ツィモン・バルト (ピアノ) [録音 20052月 ヤルヴェンパー・ホール (フィンランド)]
  [制作 ラウラ・ヘイキンヘイモ  録音 エンノ・マエメツ]

◇アメリカのピアニスト、ツィモン・バルト Tzimon Barto (1963-) がラモーのクラヴサン曲集に挑みました。ルネサンスやバロック時代に興味をもっていたバルトにインスピレーションを与えたのは、ミンコフスキとクリスティーが上演したラモーのオペラです。バロックであって、現代。印象主義の先がけ。バルトは、ラモーの音楽に対してさまざまな想いを抱き、それをこれらの小曲に投影しました。クラヴサン曲をピアノで演奏するために、新たな色彩とフレージングを探らねばならない。そのことについてバルトは、こう答えています。「ひとつのフレーズの中のどのふたつの音も同じに響かせたくない。そのために pppfff の間に36のダイナミックスの色調を与えた。それが私の自慢だ」。バルトはラン・ランと同様、指揮者クリストフ・エッシェンバッハに絶賛されたピアニスト。エッシェンバッハがフィラデルフィア管弦楽団と録音したバルトークの《管弦楽のための協奏曲》 (ODE1072-5) を製作総指揮したケヴィン・クラインマンが、ここにも名を連ねています。ジャン・シメオン・シャルダン (1699-1779) の絵にちなみ、「野いちごのかご (Le Panier des frqises des bois)」 と名付けられたアルバムは、“ラモーのクラヴサン曲集による自由な即興詩集” とも呼べそうです。ラモーをピアノで弾いた演奏には他に、フランスのピアニスト、アレクサンドル・タローによる録音 (Harmonia Mundi France HMC901754) があります。

 ラモーのクラヴサン曲集の代表的アルバムのひとつは、クリストフ・ルセによる録音です。録音に際して彼は、当時の振付本をあたることで舞踊のテンポとリズムを改めて考証しています。それは、様式を真正に再現することでラモーの音楽を現代に伝え、今の芸術家にとってラモーとは何か、という問いに対する答を探ったと思います。そうしたルセの姿勢は、当然のことながらヨーロッパで正しく評価されました。

 音楽家には、さまざまなタイプがあります。バルトはおそらく、ルセとは対極にある演奏家でしょう。彼のラモーを聴いた後、かつてLP時代にエッシェンバッハが録音したショパンを思い出しました。《24の前奏曲》。その演奏の細かい記憶はありません。しかし、ひとりの演奏家が自分だけの世界に沈潜する姿につらい思いがしたことを覚えています。時間まで止まってしまうような異様な世界。あのアルバムを、吉田秀和氏は “黒の詩集” と呼んでいたはずです。

 ラモーのクラヴサン曲が日々の想いを綴る日記にとどまるか、バロック時代の曲が客観的な視点でとらえられ、普遍性のある音楽として今日のわれわれに届くか。演奏家の姿勢、そして資質ということについて考えてしまいました。

Profil PH04020 魂をゆさぶる音楽 (Musik für die Seele)
ハビエル・ブスト (1949-) アヴェ・マリア
ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ (c.1525-1594) 教皇マルチェルスのミサ − キリエ
オルランドゥス・ラッスス (オルランド・ディ・ラッソ) (1532-1594) 美しいアンフィトリット − アニュス・デイ
ヨーゼフ・ラインベルガー (1839-1901) オルガンソナタ第1番 ハ短調 作品27 − アンダンテ
モーテン・ローリドセン (1943-) オ・マグヌム・ミステリウム (O magnum mysterium) (おお、大いなる神秘)
 ディレトン オ・ナータ・ルクス (O nata lux)
ガブリエル・フォーレ (1845-1924) レクイエム 作品48 − ピエ・イェズ
JS・バッハ (1685-1750) 主よ、人の望みの喜びよ (カンタータ第147番から)
フランツ・シューベルト (1797-1828) アヴェ・マリア D839
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ (1710-1736)
 スターバト・マーテル − Stabat Mater dolorosa Cujus animam gementem
キリルス・クレーク (1889-1962) わたしの魂よ、主をたたえよ (詩編103番)
オードリー・スナイダー ウビ・カリタス (Ubi caritas)
江蘇地方の歌 茉莉花
広東の歌 花落ちて
  アッカント ヨーゼフ・ハンセン (指揮) オックスフォード・カメラータ スコラ・カントルム・オブ・オックスフォード
  ジェレミー・サマリー (指揮) ラン・ラオ (ソプラノ) 他

◇スペインのブスト Havier Busto、アメリカのローリドセン Morten Lauridsen、パレストリーナ、ラッスス……2004年のクリスマスにノルウェーでベストセラーを記録した "Magnum Mysterim" (2L26) を思わせるプログラムです。実際、ローリドセンの《オ・マグヌム・ミステリウム》は 2L のアルバムでも歌われていました。エストニアの作曲家、クレーク Cyrillus Kreek は「ダヴィデの詩編」をテクストとする曲をかなり残しており、このディスクの詩編103番は、4曲を収録した「バルトの声第1集」 (Harmonia Mundi HMU907311) に含まれていなかった作品です。

Profil PH05049 ジャン・シベリウス (1865-1957) 交響曲第2番 ニ長調 作品43 音詩《ある伝説 (En saga)》作品9
 音詩《大気の娘 (ルオンノタル) (Luonnotar)》作品70 (ソプラノと管弦楽のための)
  ウーテ・ゼルビク (ソプラノ) ドレスデン・シュターツカペッレ サー・コリン・デイヴィス (指揮)
  [録音 1988922日 (交響曲)、200377日−8日 ゼンパーオーパー (ドレスデン) (ライヴ)]

RCO RCO05005 SACD (5.0 Multichannel/Stereo hybrid) ジャン・シベリウス (1865-1957)
 交響曲第2番 ニ長調 作品43
  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 マリス・ヤンソンス (指揮)
  [録音 20056月、8月 コンセルトヘボウ (アムステルダム) (ライヴ)]

Simax PSC1161 ブリンヤル・ホフの芸術
ロベルト・シューマン (1810-1856) 3つのロマンス 作品94 (オーボエとピアノのための)
ベンジャミン・ブリテン (1913-1976) オウヴィディウスによる6つのメタモルフォーゼ 作品49
フランツ・ライツェンシュタイン (1911-1968)
 オーボエとピアノのためのソナティナ 作品11 (1937)
WA・モーツァルト (1756-1791) オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K370/368b
  ブリンヤル・ホフ (オーボエ) コーレ・オルヌング (ピアノ) ヒンダル三重奏団 [Libra Classics LCD1004]
  [録音 1973年、1979年 アウラ大学 (オスロ)]
  [制作 ブリンヤル・ホフ  録音 ヤン=エーリク・コングスハウグ]
 試聴盤

◇ブリンヤル・ホフ Brynjar Hoff (1940-) はスカンディナヴィアを代表するオーボエ奏者でした。20年間にわたりオスロ・フィルハーモニックの首席を務めながらイギリス、アメリカ、ドイツ、スペイン、ソ連など、北欧以外の国でもコンサートを行い、1981年にはノルウェー作曲家協会の年間最優秀演奏家に選ばれています。その後、指の故障のために引退。Aurora、Simax (Victoria/Libra Classics 録音) などのアルバムだけが、彼の芸術を知るよすがとなってしまいました。

Simax PSC1232 トマス・テレフセン (1823-1874) ピアノ協奏曲第1番 ト短調 作品8
 ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品15 (1853)
  アイナル・ステーン=ノクレベルグ (ピアノ) トロンハイム交響楽団 テリエ・ミケルセン (指揮)
 [録音 2003526日-28日、86日-8日 オラヴホール (トロンハイム、ノルウェー)]
 [制作 アンドリュー・キーナー  録音 ジェフ・マイルズ] 
試聴盤

◇トマス・デューケ・アクラン・テレフセン Thomas Dyke Ackland Tellefsen (1823-1874) はノルウェー・ロマンティシズム時代の作曲家、ピアニスト。パリではヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして認められ、ショパンの知己を得ました。第1番の協奏曲は、ショパンが目を通した後に完成し、1852年にザール・プレイエルで初演されました。終楽章の主題として、リンデマンが収集した民謡が使われています。第2番は、完成の2年後、故郷トロンハイムで初演。たちまち人気曲となり、1930年代までノルウェーのピアニストの重要なレパートリーだった作品です。終楽章が舞曲のタランテラとなっているのは、ショパンの協奏曲を意識したためと言われます。グリーグのピアノ作品全集 (Naxos) を録音したアイナル・ステーン=ノクレベルグ Einar Steen-Nøkleberg (1944-) と、作曲者ゆかりのオーケストラが共演。2曲ともこれが世界初録音です。

Simax PSC1235 小さな女の子を知っている (Eg veit ei lita gjente)
パウル・オッケンハウグ (1908-1975) 歌曲集
 それは夕べのこと (Det var i kveld) 灰色のすずめ (Gråspurv) 舟歌 (Barcarole)
 私のカーネーションに (Til min gyldenlak)
 そして今、白樺は花嫁のベールをつけ (Og nu staar bjerken i brudeslør)
 子守歌 (Berceuse) フィヨルドの詩 (Fjordidyll) 君の瞳 (Ditt øye)
 ソーベルの歌 (Songen Hennar Søber) 一日の終わり (Dagens kverv)
 秋の歌 (Haust-vise) 小さな女の子を知っている (Eg veit ei lita gjente)
 ハウゲボンデン (丘の農夫) (Haugebonden) メヌエット (Menuett) ブリングセン (Bringsen)
 ストリルの歌 (Strilevise) 牛寄せの声 (Lokk) 穀物の秋 (Kornhøst) 1, 2, 3, 4 (En, to, tre, fir)
 ねんねん坊や (Byssan, byssan båne) 子守歌 (Bånsull) 悲しげなワルツ (Vals lugubre)
 主の母堂 (Herrens moder) 子守歌 (Voggevise) 伝説 (Legende)
  アイル・インデルハウグ (ソプラノ) スヴァイヌング・ビェラン (ピアノ)

◇パウル・オッケンハウグ Paul Okkenhaug (1908-1975) の代表作は、《聖オラヴの劇 (Spelet om Heilag Olav)》 の音楽 (Simax PSC3122)。オッケンハウグが音楽を書いたこの野外劇は、ノルウェー国王オラヴ二世 (c.995-1030 在位 1015-28) が戦死したスティクレスター Stiklestad で毎夏上演され、多くの人に親しまれてきました。オッケンハウグは、ビャーネ・ブルースター Bjarne Brustad (1895-1978)、ダーヴィド・モンラード・ヨハンセン David Monrad Johansen (1888-1974)、ゲイル・トヴェイト Geirr Tveitt (1908-1981) らに師事。大胆な和声やリズムを用いながらも、まずメロディ。それが彼の音楽の親しみやすさに繋がっています。アイル・インデルハウグ Eir Inderhaug1991年、19歳の時にノルウェーの全国コンペティションで優勝。ライン・ドイツ・オペラなどを経て、現在はコペンハーゲンを中心に活躍しています。

Simax PSC1251 2CD's クロード・ドビュッシー (1862-1918) 独奏ピアノ作品全集 第2
 前奏曲集 第1(Préludes I) 前奏曲集 第2(Préludes II)
 沈める寺 (La Cathédrale engloutie) (第2版) 子供の領分 (Children's Corner)
 練習曲集 第1(Etudes livre I) 練習曲集 第2(Etudes livre II)
 コンクールの小品 (Morceau de concours) (pub.1905) ハイドンへのオマージュ (Hommage à Haydn) (1909)
 小さな黒人 (The Little Nigar) (pub.1909) レントよりも遅く (La plus que lente) (1910)
 英雄の子守歌 (Berceuse heroïque) (1914)
 アルバムのページ (負傷者の服のための小品) (Page d'album) (1915) エレジー (Elégie) (1915)
 「石炭の火に照らされる夕べ (Les soirs illuminé par l'ardeur du charbon)(1917)
  ホーコン・アウストボー (ピアノ)
 [録音 2004911日-14日、2005120日-23日 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]
 [制作 ホーコン・アウストボー、ジェフ・マイルズ  録音 ジェフ・マイルズ]
 試聴盤

◇「これこそ芸術」、「ドビュッシーの音楽に新しい窓を開いた」。2004年にリリースされたアウストボー Håkon Austbø (1948-) のドビュッシー第1(PSC1250) は、欧米の批評家と聴衆の間で評判になりました。曲の構造と響きを適確に呈示した、知的でセンスにみちた演奏。第2集では、《前奏曲集》を初めとするドビュッシーの代表作とともに、1905年から1917年にかけて作曲された小品を演奏しています。《石炭の火に照らされる夕べ (Les soirs illuminé par l'ardeur du charbon)》は、これが初録音。パリが厳しい寒さに襲われた1917年、ドビュッシーが石炭の代金がわりに作曲し、2001年になって楽譜が発表された作品です。《沈める寺》 (前奏曲集 第1集) は、作曲者自身がピアノロールに残した演奏によるテンポ変化を反映させた録音が、別バージョンとして収録されています。

Simax PSC1259 2CD's ヨハネス・ブラームス (1833-1897) クラリネットのための室内楽作品集
 クラリネット五重奏曲 ロ短調 作品115 クラリネット三重奏曲 イ短調 作品114
 クラリネットソナタ第1番 ヘ短調 作品120-1 クラリネットソナタ第2番 変ホ長調 作品120-2
  ハンス・クリスチャン・ブレイン (クラリネット) ホーヴァル・ギムセ (ピアノ)
  ビョルグ・ヴェルネス (チェロ) アトレ・スポンベルグ (ヴァイオリン)
  ペール・クリスチャン・スカルスタード (ヴァイオリン)
  ノラ・タクスダール (ヴィオラ) アネ・ブリット・セーヴィーグ・オールダール (チェロ)
 [録音 20033月、200412月 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]
 [制作 ヨルン・ペーデシェン  録音 アルネ・アクセルベルグ] 
試聴盤

◇ハンス・クリスチャン・ブレイン Hans Christian Bræin (1948-) は、オスロ・フィルハーモニック管弦楽団を経て、現在、ノルウェー国立音楽アカデミーの教授を務めているクラリネット奏者。ソロイストとしての活動も行う彼を中心に、名前を見るだけでため息の出そうなミュージシャンが集まりました。ホーヴァル・ギムセ Håvard Gimse (1966-) はノルウェーを代表するピアニスト。ヴェルターヴォ弦楽四重奏団のビョルグ・ヴェルネス Bjørg Værnes、オスロ弦楽四重奏団のペール・クリスチャン・スカルスタード Per Kristian Skalstad (1972-)。アトレ・スポンベルグ Atle Sponberg は、ノルウェー放送管弦楽団のコンサートマスター。トルルス・モルクが録音したグリーグの弦楽四重奏曲にも参加しています。ノラ・タクスダール Nora Taksdal とアネ・ブリット・セーヴィーグ・オールダール Anne Britt Savig Årdal は、オスロ・フィルハーモニックの首席奏者。こうしたメンバーで日常的に室内楽を楽しんでいることは、ノルウェー文化の深さと豊かさの表れでしょう。

Simax PSC1261x SACD (5.1 Multichannel/Stereo hybrid)
ノルウェー音楽のパイオニア、オーレ・ブル
オーレ・ブル (1810-1880) ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
 夜想曲 (Nocturne) 作品2 (1842)
 セーテルの娘の日曜日 (Sæterjentens Søndag) (ヴァイオリンと弦楽のための)
  (ヨハン・スヴェンセン 編曲)
 セーテル訪問 (Et sæterbesøg) (1848-49)
 アダージョ・レリジョーゾ (母の祈り) (Adagio religioso "En Moders Bøn") (1834)
 《ポラッカ・ゲッリエラ (Polacca guerriera)(1835) から (ハーラル・ハイデ、アルヴェ・テレフセン 編曲)
 アダージョ・ソステヌート (Adagio sostenuto) (1840-41)
 アジアーコ・クバーノ (Agiaco Cubano) (1844) − 大行進曲 (Grand Marche) (ラグナル・セーデルリン 編曲)
 カンタービレ・ドロローゾとロンド・ジョコーゾ (Cantabile doloroso e Rondo giocoso) (1837)
 孤独の時に (メランコリー) (I ensomme stunde "La Mélancolie") (ヴァイオリンと弦楽のための)
  (ヨハン・ハルヴォシェン 編曲)
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907)
 劇付随音楽《十字軍兵士シーグル (Sigurd Jorsalfar)》 作品22 − 力くらべの場で (Ved mannjevningen)
  アルヴェ・テレフセン (ヴァイオリン) トロンハイム交響楽団 アイヴィン・オードラン (指揮) 弦楽アンサンブル
オーレ・ブル (1810-1880) ヴァイオリンとピアノのための作品集
 アジアーコ・クバーノ (Agiaco Cubano) (1844) − アンダンテ・マエストーゾ (Andante maestoso)
 シーグリの歌 (Sigrids sang) (断片 1849) 舟歌 (Barcarolle) (1833-35) (オーラ・リンゲ 編曲)
 スコットランド幻想曲 (Scotch Fantasy)
 アンダンテ・カンタービレ (Andante cantabile) (アルヴィド・オールスネス 編曲)
 カンタービレ (1842年フレドリクスヴェルンのコンサート回想) (Cantabile - Reminicens fra Concerten i Fredriksværn 1842)
 孤独の時に (I ensomme stunde) (1863)
  アルヴェ・テレフセン (ヴァイオリン) ホーヴァル・ギムセ (ピアノ)
  [録音 200461日−4日 オラヴ・ホール (トロンハイム)、1111日、13日 ヤール教会 (ベールム、ノルウェー)]
  [制作 ヨールン・ペーデシェン  録音 アルネ・アクセルベルグ] 
試聴盤

◇伝説と謎につつまれたヴィルトゥオーゾ、オーレ・ブル Ole Bull (1810-1880)。ノルウェーに生まれ、国際的に活躍したブルは、グリーグ、スヴェンセン、ビョルンソン、ヴィンニェ、イプセンら、ノルウェーの芸術家たちのモデルとなりました。しかし、民謡を素材とする《セーテルの娘の日曜日》や、ハルヴォシェンによる編曲が知られる《孤独の時に (メランコリー)》など一部の作品をのぞき、ブルが書いた多くの曲は忘れられてしまっています。「オーレ・ブルのヴァイオリン曲を網羅するアルバムを録音したい」。ノルウェーを代表するヴァイオリニスト、アルヴェ・テレフセン Arve Tellefsen (1936-) の温めていた企画が、ノルウェー独立100年を記念する Simax のアルバムにより実現しました。シベリウス・アカデミーでヨルマ・パヌラに師事したアイヴィン・オードラン Eivind Aadland (1956-) が指揮するトロンハイム交響楽団と、“伝統的スタイルではノルウェー最高”とテレフセンが讃えるホーヴァル・ギムセ Håvard Gimse (1966-) が共演しています。

Simax PSC1281 ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827) 管弦楽作品全集 第8
 交響曲第3番 変ホ長調 作品55 《エロイカ》 12のコントルダンス WoO14
 劇付随音楽《レオノーレ・プロハスカ》 WoO96
 ロマンス第1番 ト長調 作品40 (ヴァイオリンと管弦楽のための)
 ロマンス第2番 ヘ長調 作品50 (ヴァイオリンと管弦楽のための)
  カタリーナ・アンドレアソン (ヴァイオリン) スウェーデン室内管弦楽団
  トマス・ダウスゴー (指揮) [録音 2002年] 
試聴盤

◇デンマークの指揮者、トマス・ダウスゴー Thomas Dausgaard (1963-) と、スウェーデン室内管弦楽団 (オレブルー) によるシリーズ。ジョナサン・デル・マー校訂によるベーレンライター版を使用。現代楽器アンサンブルにピリオド楽器の奏法を活かした緻密な演奏、管楽器と弦楽器の程よいバランス、重苦しさと無縁の明快な響きなど、もっとも今日的なスタイルによるベートーヴェンのひとつとして人気を集めています。いよいよ 《エロイカ》の登場です。

Simax PSC1294 スカルラッティとメンデルスゾーンのソナタ集
ドメニコ・スカルラッティ (1685-1757) ソナタ ホ長調 K531 ソナタ 嬰ヘ長調 K318
 ソナタ イ長調 K533 ソナタ ロ短調 K87 ソナタ ホ長調 K380 ソナタ ト長調 K427
 ソナタ ト短調 K476 ソナタ ヘ長調 K44 ソナタ ヘ短調 K481 ソナタ ハ長調 K49
フェリクス・メンデルスゾーン (1809-1847) ピアノソナタ第1番 ホ長調 作品6
  スヴァイヌング・ビェラン (ピアノ)
  [録音 2005524日−27日 Teldex スタジオ (ベルリン)] 
  [制作 マーティン・ザウアー  録音 フィリップ・クノップ] 
試聴盤

◇スヴァイヌング・ビェラン Sveinung Bjelland (1970-) はノルウェーのピアニスト。エルリング・R・エーリクセン、ザルツブルクとベルリンでハンス・レイグラーフ、アンスネスの師でもあるイジー・フリンカに学びました。主な録音は、トヴェイトのピアノ協奏曲第1(BIS CD1397) と《ハルダンゲルの民謡による変奏曲》 (BIS CD1252)Harmonia Mundi の新人演奏家シリーズ (Les Nouveaux Musiciens) には、スウェーデンのクラリネット奏者、フレードリク・フォシュ Fredrik Fors と共演してドビュッシーやプーランクらの作品集 (HMN911853) を録音しました。初のソロアルバムは、スカルラッティのソナタ10曲と、メンデルスゾーンが10代に作曲したソナタを途中にはさむプログラム。スカルラッティからクレメンティやフンメルを経てメンデルスゾーンに至る様式と語法の変化、それを意識しながら、そこに共通する輝かしさ、優雅さ、そしてピアニスティックな表現を追求した、とビェランは語ります。メンデルスゾーンの第3楽章レチタティーヴォ、アダージョ・エ・センツァ・テンポ。その独白のクラシカルな佇まいはスカルラッティの時代を想い起こさせ、クラシックとロマンの美しく融け合った音楽となって届きます。

Sofa SOFA517 田中悠美子&イーヴァル・グリューデラン − コンチネンタル・クラスト (Continental Crust)
  田中悠美子 (義太夫 (太棹) 三味線、大正琴、ヴォーカル) イーヴァル・グリューデラン (ギター)
  [録音 20044月 大阪 (ライヴ)]

Sofa SOFA518 ONE
  トゥート (即興演奏)
   フィル・ミントン (ヴォイス) アクセル・ドルネル (トランペット) トマス・レーン (アナログ・シンセサイザー)

Sterling CDA1653-2 心の歌 (スウェーデン歌曲集)
グンナル・ド・フルメリ (1908-1987) 歌曲集(心の歌 (Hjärtats sånger)》 作品27
テューレ・ラングストレム (1884-1947) メロディ (Melodi) 楽園のひととき (Paradisets timma)
 パン (Pan) 夜の翼 (Vingar i natten) 夜への祈り (Bön till natten)
アードルフ・ヴィークルンド (1879-1950) 太陽の歌 (En solvisa) 巴旦杏の花のように (Som mandelblom...)
 セレナード (Serenad) 絹靴は金の型から (Silkessko over gulden laest)
ヒゥーゴ・アルヴェーン (1872-1960) わが心を汝 (な) が御手に (Saa tag mit Hjerte) 作品54
 静寂の時に (I stilla timmar) (1940) 森は眠る (Skogen sover) 作品28-6
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル (1867-1942) 歌曲集《民謡風の4つの歌 (Fyra visor i folkton)》 作品5
エミール・シェーグレン (1853-1918)
 歌曲集《ユリウス・ヴォルフの「タンホイザー」の6つの歌 (Sex sånger ur Tannhäuser af Julius Wolff)》 作品12
  レイフ・アルーン=スレーン (テノール) ヴィクトル・オースルンド (ピアノ)

 

リリース情報 − Jazz

Opus3 CD22051 SACD (4.1 Multichannel/Stereo hybrid)
 デイヴィッド・ウィルチェフスキ − 雲の中の部屋 (Room in the Clouds)
 Mio (ミオ) Wayne's World (for Wayne Shorter) April Fools
 無念無想 (Munen-Musou) (Room in the Clouds)
 Elvin Jones (エルヴィン・ジョーンズ) Fun for Kofi Lament to B.G. Goffy in Gdansk
 Blues for Shep Way Back When Speedy For a Smile
  デイヴィッド・ウィルチェフスキ (テナーサックス、ソプラノサックス、クラリネット、アルトフルート)
  ハックス・フラックス・ネッテルマルム (ドラムズ) ペーテル・ニューランデル (ギター)
  マグヌス・ペーション (ヴァイブ、パーカッション) マックス・シュルツ (ギター)
  マッティアス・トレル (ギター) トゥルビョーン・セッテルベリ (ベース)
  [録音 200568月 Opus 3 スタジオ]
  [制作 デイヴィッド・ウィルチェフスキ  録音 ヤン=エーリク・ペーション] 
試聴盤

◇デイヴィッド・ウィルチェルスキ David Wilczewski はアメリカ生まれのジャズミュージシャン。ニューイングランド音楽院で学んだ後、同じボストンのバークリー音楽学校の学生だったスティーヴ・スミス Steve Smith の創ったグループ、ヴァイタル・インフォメーション Vital Information にサックス奏者、作曲家として参加しました。1988年にグループから独立してからも、彼の作品はスティーヴらの重要なレパートリーとなっています。このアルバムの曲もすべてデイヴのオリジナル。ガールフレンドに捧げた《Mio》。キース・ジャレットとゲーリー・バートンの ECM 録音が人気だったボストン時代をふりかえる《Way Back When》。「"Munen-Musou" は “世俗の思考から解放される” ことを意味する日本語。この感覚は、丘の上、雲の中にあるこのアパートメントに住みながら得たもの」と、デイヴは語ります。《For a Smile》は、ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンのツアーに参加した経験から生まれ、ツアーを収録したDVD"Smile" にちなんだ曲名がつけられました。

 「デイヴの作曲スタイルはユニークだ。彼の感じさせる“今”は、トレンディな“今”だったり、2年後には時代遅れに聞こえるおそれのある“今”じゃない。デイヴの音楽は率直で、演奏意欲をそそる。演奏して楽しく、とにかく聴いて楽しい」というスティーヴの言葉が示すとおりのアルバム。Opus 3 の録音は、通常のCDで聴いても、スタジオの親密な空気が感じられます。

Prophone PCD084 ジャン=シモン・モラン − Rhythm with a Pinch of Something
 Jumping up the Ladder Borellia In My Own Sweet Way Rhythm with a Pinch of Something
 Walkin' in the Park Another Fall Green Bossa Mellow Man
  ジャン=シモン・モラン (ピアノ) マッティン・ルンドベリ (ベース) ラーシュ・“ベイカー”・アンデション (ドラムズ)

◇ジャン=シモン・モラン Jean-Simon Maurin は、スウェーデンのジャズシーンに台頭してきた20代アーティストのひとり。マルメ音楽院で、ジャズピアニストで作曲家のヤン・ルンドグレン (ラングレン) に学びました。ハードワークを通じて素晴らしいミュージシャンに成長したモランを、「言うべきことをもっていて、聴かなければと思わせるピアニスト」と、ルンドグレンは評しています。

Stunt Records STUCD05152 ジャズ・カミカゼ (Jazz Kamikaze)Mission 1
 Vill du blie munk? Rastapopoulos Sea Bridge SnowScape
 
Well of Echoes Under a Spell The Siege Village Blues Gina
 Clowns of doom are back in town

  ジャズ・カミカゼ
   モーテン・シャンツ (ピアノ) クリストー・ブレスゴー (ベース)
   ダニエル・デーヴィズセン (ギター) マリウス・ネセト (テナーサックス)
   アントン・エーアー (ドラムズ)

◇ジャズ・カミカゼ Jazz Kamikaze は、コペンハーゲン・ジャズフェスティヴァルで行われた "Young Nordic Jazz Comets" の最優秀賞を獲得。北欧ジャズ・シーンでの活躍を期待される、デンマークの若手グループ。ピアノのモーテン・シャンツ Morten Schantz が作曲を担当。

 

リリース情報 − Blues, Folk & World Music

Opus3 CD22042 SACD (4.1 Multichannel/Stereo hybrid)
ペーデル・アーヴ・ユグラス − Autumn Shuffle
 Harvest Song Wino's Dance Autumn Shuffle Central South Passion
 Last Call Far Away Dawn I Sold My Boat Stockholm Passing By Strife Within A Hymn
  ペーデル・アーヴ・ユグラス (エレキギター、ギター、マンドリン、エレキベース、
   キーボード、パーカッション、ピアノ)
  マルテ・シェーストランド (フェンダーローズ、ハモンドオルガン) ヘンリク・ヴァルテル (ドラムズ)
  ブー・ヌーデンフェルト (ベース) パトリク・シルヴェレーケ (アコーディオン)
  ダーヴィド・ヴィルチェフスキ (テナーサックス) ラーシュ・ホービンゲル (トロンボーン)
  ビョーン・ハムリン (ハーモニカ) スヴェン・ビェルハル (ディジャリドー)
  マッティアス・ヴァーゲル (オルガン)
  [ヘードヴィーグ・エレオノーラ教会 (ストックホルム) のオルガン]
  [録音 20045月、9月 Opus 3 スタジオ]
  [制作 ビョーン・ハムリン  録音 ヤン=エーリク・ペーション]
 試聴盤

◇ペーデル・アーヴ・ユグラス Peder af Ugglas はスウェーデンのミュージシャン。クラシカルのピアノを学ぶうちにロックとジャズに傾倒。ローリング・ストンズ、ルイ・アームストロング、ヤン・ユーハンソンの音楽からインスピレーションを授かりながら作曲と演奏をつづけました。主にギター奏者として活動するものの、ピアノとキーボードも、彼の音楽にとって大きな役割を果たしています。ステファン・スンドストレム、サラ・イーサクソンらと共演。彼らのアルバムでは制作にも関わりました。クリステル・テンプタンデルとハッセ・リンドロートの美術展のための音楽、映画やテレビのための音楽など、ジャンルにとらわれず広く芸術分野全般で活動を行っています。ハーモニカ奏者で歌手のビョーン・ハムリン Björn Hamrin とともにバンド、トポリノス Topolinos を結成。このアルバムの録音セッションは、バンドのメンバーも多数参加して行われました。


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