Newsletter No.94   15 October 2006

 

リリース情報

Altara (Classic) ALT1012 ヴィルヘルム・ステーンハンマル (1871-1927) ピアノ作品集
 晩夏の夜 (Sensommarnätter) 作品33 3つの幻想曲 (Tre fantasier) 作品11
 ピアノソナタ ト短調 (1890)
  スタファン・シェーヤ (ピアノ)

◇ステーンハンマル Wilhelm Stenhammar (1871-1927) の主要なピアノ作品3曲の選集。代表作のひとつ、組曲《晩夏の夜》は、過ぎゆく夏に秋を想い、いずれ訪れる人生への別れの季節を一瞥する風情をもった音楽。音楽学者のブー・ヴァルネルが、「穏やかな空気、心を奪う歌、夢想、影の戯れ、心の乱れ」 と表現しました。ニクラス・シヴェレーヴの録音 (Naxos 8.553730) と同じく5曲の改訂版による演奏です。3つの幻想曲 −− モルト・アパッショナート、ドルチェ・スケルツァンド、モルト・エスプレッシーヴォ。情熱、夢……19世紀ロマンティシズムの世界です。ト短調のソナタは実質的に第4番のピアノソナタにあたります。19歳の時に作曲。ベートーヴェン、シューマン、ショパン、グリーグの影響を受けながら、ステーンハンマルが独自の個性を見せた作品と評価されています。スタファン・シェーヤ Staffan Scheja (1950-) は、プロコフィエフのピアノソナタ (CD155) とモーツァルトのピアノ協奏曲ハ長調 (CD205)BIS に録音していたスウェーデンのピアニスト。久々のソロアルバムです。

Altara (Archive) ALT1014 フレデリク・ショパン (1818-1849)
 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11
  モーリツ・ローゼンタール (ピアノ) ベルリン国立オペラ管弦楽団 フリーダー・ヴァイスマン (指揮)
  [録音 1931年 (ライヴ) ポーランド放送所蔵音源]
 ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21
  ヨーゼフ・ホフマン (ピアノ) ニューヨーク・フィルハーモニック ジョン・バルビローリ (指揮)
  [録音 1936年 (ライヴ) ポーランド放送所蔵音源]

Altara (Classic) ALT1017 WA・モーツァルト (1756-1791) ピアノ・デュエット作品集
 ソナタ ハ長調 K521 (4手のための) ソナタ ニ長調 K381/123a (4手のための)
 ソナタ ハ長調 K19d (4手のための) ソナタ 変ロ長調 K385/186c (4手のための)
  ペーテル・ヤブロンスキ (ピアノ) パトリック・ヤブロンスキ (ピアノ)

Altara (Classic) ALT1018
アラム・ハチャトゥリャン (1903-1978) ピアノ協奏曲 変ニ長調 (1936)
ドミートリー・ショスタコーヴィチ (1906-1975)
 ピアノ協奏曲第2番 ヘ長調 作品102
リチャード・アディンセル (1904-1977) ワルシャワ・コンチェルト (1941)
  パトリック・ヤブロンスキ (ピアノ)
  ポーランド放送管弦楽団 ヴォイチェフ・ライスキ (指揮)

◇パトリック・ヤブロンスキ Patrik Jablonski (1974-) はペーテルの弟。

BIS CD1281
ハインツ・カール・グルーバー (1943-) Exposed Throat (露出した喉) (2000)
ダニエル・ベルツ (1943-) Painting (2000)
ポウル・ルーザス (1949-) Reveille - Retraite (ルヴェイユ=ルトレト) (2003) (トランペットソロための)
ロバート・ヘンダーソン (20世紀) 変奏楽章 (Variation Movements) (1967) (トランペットのための)
ロビン・ホロウェイ (1943-) 無伴奏トランペットソナタ (1999)
  ホーカン・ハーデンベリエル (ハーデンベルガー) (トランペット)

BIS SACD1523 SACD (Multichannel/stereo hybrid)
カール・マリア・フォン・ヴェーバー (1786-1826) クラリネット協奏曲第1番 ヘ短調 作品73
 クラリネット協奏曲第2番 変ホ長調 作品74 クラリネット小協奏曲 変ホ長調 作品26
カール・マリア・フォン・ヴェーバー (1786-1826) (ジャン=ジャック・カントロフ 編曲)
 クラリネット五重奏曲 変ロ長調 作品34 (クラリネットと弦楽オーケストラのための)
  マッティン・フロースト (クラリネット) タピオラ・シンフォニエッタ ジャン=ジャック・カントロフ (指揮)

BIS SACD1541 SACD (Multichannel/stereo hybrid) JS・バッハ (1685-1750) カンタータ全集 第33
 カンタータ第41番「イエスよ、いま讃美を受けたまえ」 BWV41
 カンタータ第92番「われは神の御胸の思いに」 BWV92
 カンタータ第130番「主なる神よ、われらこぞりて汝を頌め」 BWV130
  野々下由香里 (ソプラノ) ロビン・ブレイズ (カウンターテナー) ヤン・コボウ (テノール)
  ドミニク・ヴェルナー (バス) バッハ・コレギム・ジャパン 鈴木雅明 (指揮)

BIS SACD1559 SACD (Multichannel/stereo hybrid)
ホアキン・ロドリーゴ (1901-1999) 田園協奏曲 (フルートと管弦楽のための)
フェルナンド・ル・ボルヌ (1862-1929) カルメンの歌による華麗な幻想曲 (フルートとピアノのための変奏曲)
ジャック・イベール
(1890-1962) フルート協奏曲
  シャロン・ベザリー (フルート) サンパウロ交響楽団 ジョン・ネシリング (指揮)

BIS CD1626/28 12CD's for price of 3 エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) ピアノのための作品集
 抒情小曲集 (Lyriske stykker) (全10集)
 4つの小品 (4 Stykker) 作品1 詩的な音の絵 (Poetiske tonebilleder) 作品3
 ユモレスク (Humoresker) 作品6 ピアノソナタ ホ短調 作品7
 リカルド・ノルドロークのための葬送行進曲 (Sørgemarsj til minne om Rikard Nordraak) EG107
 25のノルウェーの民謡と踊り (25 norske folkeviser og danser) 作品17
 人々の暮らしの情景 (Folkelivsbilleder) 作品19
 アルバムのページ (4 Albumblade) 作品28
 2つのノルウェー民謡による即興曲 (Improvisata over to norske folkeviser) 作品29

 ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード (Ballade i form av variasjoner over en norsk folketone) ト短調 作品24
 《ペール・ギュント (Peer Gynt)》組曲第1番 作品46 《ペール・ギュント》組曲第2番 作品55
 《十字軍兵士シーグル (Sigurd Jorsalfar)》組曲 作品56
 組曲《ホルベルグ (ホルベア) の時代から (Fra Holbergs tid)》 作品40
 2つの悲しい旋律 (2 elegiske melodier) 作品34
 ワルツ=カプリース (Valse-kapriser) 作品37
 オペラ《オラヴ・トリグヴァソン (Olav Trygvason)》 の2つの小品 作品50
 2つのノルウェーの旋律 (2 nordiske melodier) 作品63
 伝承による19のノルウェー民謡 (Hidtil utrykte Norske folkeviser) 作品66
 自作の歌曲によるピアノ曲 (Klaverstykker etter egne sanger) 作品41
  子守歌 (Vuggesang) 小さなホーコン (Liden Hakon) (マルグレーテの子守歌 (Margretes vuggesang))
  君を愛す (Jeg elsker dig) 愛しいひとはとても色白で (Hun er så hvid) 王女 (Prinsessen)
  春に歌を捧げる (Jeg giver mit digt til våren)

 自作の歌曲によるピアノ曲 (Klaverstykker etter egne sanger) 作品52
  母の嘆き (Modersorg) はじめての出会い (Det første møte)
  海の永遠の動きをあなたは知らない (Du fatter ej bolgernes evege gang)
  ソールヴェイの歌 (Solveigs sang) 愛 (Kjærlighed) 老いた母 (Du gamle mor)
 スロッテル (Slåtter) (ノルウェー農民舞曲) 作品72 気分 (Stimmungen) 作品73
 3つのピアノの小品 (Tre klaverstykker) CW154
  白い雲 (Hvide skyer) EG110 小妖精の歌 (Tusselåt) EG111 踊りつづけ (Dansen går) EG112
  エヴァ・クナルダール (ピアノ) [CD104-CD112]
 ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
 ノルウェー舞曲 作品35 (4手のピアノのための)
 2つの旋律 (2 melodier) 作品53 6つのノルウェーの山の旋律 (6 Norske Fjeldmelodier)
  エヴァ・クナルダール (ピアノ) ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
  シェル・インゲブレトセン (指揮、ピアノ) [CD113]

 ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 (1868 rev.1872) (2稿) (1出版譜)
 ラルヴィーク・ポルカ (Larvikspolka) EG101 (ピアノのための)
 ピアノのための23の小品 (23 Småstykker for klaver) EG104
  (3つのピアノの小品 EG102、子供のための9つの小品 EG103 を含む)
  ルーヴェ・デルヴィンゲル (ピアノ) ノールショーピング交響楽団 広上淳一 (指揮) [CD619]
 3つのピアノの小品 (Tre klaverstykker) EG105 アジタート (Agitato) EG106
 ハルフダン・シェルルフの記念碑で (Ved Halfdan Kjerlufs Mindestotte) EG167
 「ノルウェーの旋律 (Norges Melodier)」の10の編曲 《ペール・ギュント (Peer Gynt)》の5つの曲
 アルバムのページ (Albumblad) EG109
 ボヤールの入場行進曲 (Boyarenes inntogsmarsj) EG183 (ヨハン・ハルヴォシェンの曲の編曲)
  ルーヴェ・デルヴィンゲル (ピアノ) [CD620]

Caprice CAP21772 DVD-video JS・バッハ (1685-1750) (ドミートリー・シトコヴェツキー 編曲)
 ゴルトベルク変奏曲 BWV988
  トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン
   セシリア・シリアクス (ヴァイオリン) ヨハンナ・ペーション (ヴィオラ) カティ・ライティネン (チェロ)
  [録画 200446日−7日 スウェーデン放送局 (ストックホルム) 第4スタジオ]
  [PAL方式 16:9 (Anamorphic) Dolby Digital 5.1/Dolby Digital 2.0 5149秒 Region 0 (All regions)]
  [演出 ウルフ・サンドルンド 制作総指揮 カミッラ・ルンドベリ (SVT)、ドラガン・ブヴァチ (Caprice)
   録音 イヴォンヌ・セードマン] 試聴盤

1997年のソロイスト賞を受けたヴァイオリニスト、セシリア・シリアクス Cecelia Zilliacus。ヨーテボリ・オペラ管弦楽団の首席ヴィオラ奏者、室内アンサンブルの Gageego! のメンバーでもあるヨハンナ・ペーション Johanna Persson。王立管弦楽団とヤヴレ交響楽団のソロ・チェリストを兼任するカティ・ライティネン Kati Raitinen。スウェーデンの音楽シーンで知られる3人の女性が1999年、弦楽のトリオを結成しました。トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネン Trio ZilliacusPerssonRaitinen。トリオは、ベートーヴェンの弦楽三重奏曲全曲をはじめとする弦楽三重奏のための作品のほか、ピアノのベンクト・フォシュベリ、オーボエのヘレーン・ヤーレーン、クラリネットのマッティン・フローストらと共演して四重奏曲のレパートリーも手がけるようになりました。

 20016月、彼らはスウェーデンのボースタード室内音楽祭でシトコヴェツキー編曲版の《ゴルトベルク変奏曲》を演奏。大きな成功をおさめます。20022月にはストックホルムのスウェーデン放送スタジオで Rikskonserter (スウェーデン国立コンサート機関) による録音が行われ、アルバム (Caprice CAP21695) はスウェーデン・グラミー賞を受賞。海外のメディアからも賞賛を集めました。2004年、スウェーデン放送は、“トリオ・シリアクス=ペーション=ライティネンの《ゴルトベルク変奏曲》”をスタジオ録画。変奏ごとに衣裳、色調、カメラワークを変えるウルフ・サンドルンド Ulf Sandlund の演出。音と響きに耳を澄ませながら演奏する3人。《ゴルトベルク変奏曲》は、テレビ番組により新しい聴衆を獲得し、その好評を受けて、Rikskonserter とスウェーデン放送の共同制作によりによる映像のDVD化が実現しました。

[このDVDは、ヨーロッパ標準のPAL方式で収録されています。(日本の標準) NTSC方式への変換機能をもったプレーヤーか、DVD環境のあるパソコンで再生してください]

Centaur CRC2790 ロマンティック・ヴァイオリン協奏曲
ユリウス・レントヘン (1855-1932) ヴァイオリン協奏曲 イ短調
エルネスト・ショーソン (1855-1899) 詩曲 作品25
  ラーギン・ヴェンク=ヴォルフ (ヴァイオリン)
  ドヴォルジャーク交響楽団 スタニスラフ・ボグニア (指揮)
イェネー・フバイ (1858-1937) ヴァイオリン協奏曲第3番 ト短調 作品99
  ラーギン・ヴェンク=ヴォルフ (ヴァイオリン)
  スロヴァキア放送交響楽団 デニス・バーク (指揮)

◇ラーギン・ヴェンク=ヴォルフ Ragin Wenk-Wolff (1958-) はノルウェーのヴァイオリニスト。オスロでデビュー。ニューヨークでアーサー・バルサム、リリアン・フックス、アーロン・ロサンド、ロンドンでナタン・ミルシテインに学びました。イーヴェル・ホルテル (NKF NKFCD50020-2)、ヨハン・クヴァンダールとラグナル・ソーデルリン (Centaur CRC2336) の協奏曲などを録音しています。

The Christopher Nupen Films A 05CN D DVD-video 音楽ドキュメンタリー映画「ジャン・シベリウス」
[映画] 第1部 Early Years  第2部 成熟、そして、静けさ
 [脚本・監督 クリストファー・ヌーペン]
[音楽 (抜粋)] アンダンテ・フェスティーヴォ (Andante Festivo)
 音詩《フィンランディア (Finlandia)》 作品26 水滴 (Vattendroppar)
 交響詩《クッレルヴォ (Kullervo)》 作品7 《カレリア (Karelia)》組曲 作品11
 交響曲第1番 ホ短調 作品39 交響曲第2番 ニ長調 作品43
 あれから、私はたずねたことはなかった (Sen har jag ej frågat mera) 作品17-1
 ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 交響曲 第3番 ハ長調 作品52
 交響曲第4番 イ短調 作品63 ユバル (Jubal) 作品35-1 交響曲第5番 変ホ長調 作品82
 交響曲第7番 ハ長調 作品105 交響詩《タピオラ (Tapiola)》 作品112
  フィンランド放送交響楽団 ジャン・シベリウス (指揮) スウェーデン放送交響楽団
  ヴラディーミル・アシュケナージ (指揮、ピアノ) カール=ウーヴェ・マンベリ (ヴァイオリン)

  オーケ・オーロフソン (チェロ) エリーサベト・セーデシュトレム (ソプラノ) ボリス・ベルキン (ヴァイオリン)
[エクストラ・フィーチャー] クリストファー・ヌーペンによる序説
 「アレグロ・モルト」Allegro (TM) Films コンピレーション
  [NTSC 16:9 (anamorphic) LPCMステレオ 151分 (103分+48分)
   ナレーション:英語 字幕:ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語 Region 0]

◇音楽ドキュメンタリーの制作を手がけてきたクリストファー・ヌーペンが自作リリースのために設立したレーベル。シベリウスの生涯を2部構成で探るこの作品は、1984年ニューヨーク国際フィルム・テレビ・フェスティヴァル音楽部門銀賞、1985年バンフ・テレビフェスティヴァル審査員特別賞を受けました。

[注 ティモ・コイヴサロ監督の映画「Sibelius」 (フィンランド・ブエナヴィスタ) とは違う作品です]

Classico CLASSCD439 ヨハネス・ブラームス (1833-1897) モテットとオルガン作品集
 モテット「神よ、わがために清き心をつくれ」 作品29-2
 モテット「何ゆえ悩む者に光が与えられたのか」 作品74-1 3つのモテット 作品110
 11のコラール前奏曲 作品122 − 「わが心の切なる喜び」 「一輪のばらは咲きて」 「心から愛するイエス」
  「わが心の切なる願い」 「おお神よ、汝いつくしみ深き神よ」
 祝辞と格言 作品109 アヴェ・マリア 作品12 宗教的歌曲《惜しみなく与えよ》 作品30
  トリニターティス・カントーリ ペーア・エネヴォル (指揮) インゲ・ベネロプ (オルガン) [録音 2001年、2002年]

Classico CLASSCD492
フェルナンド・ソル (1778-1839) 序奏とアレグロ (大独奏曲) 作品14 ソナタ ハ長調 作品22
マウロ・ジュリアーニ (1781-1829) 華麗なソナタ ハ長調 作品15
  イェンス・バング=ラスムセン (ギター)

Classico CLASSCD495 来たれ、羊飼いたち
CEF・ヴァイセ (1774-1842)JS・バッハ (1685-1750)GF・ヘンデル (1685-1759)
ヨハン・ヘルマン・シャイン (1586-1630)、ジローラモ・フレスコバルディ (1583-1643)
カルロ・グラツィアーニ (?-1787)、ジャコモ・カリッシミ (1605-1764)
マルカントワーヌ・シャルパンティエ (c.1643-1704) の作品
  アンサンブル・セラフィム
   ベンテ・ヴィスト (ソプラノ) ティーネ・レンベク (ソプラノ) ウラ・モンク (メッツォソプラノ)
   モーエンス・ラスムセン (ヴィオラダガンバ) ライフ・マイアー (ハープシコード、オルガン)

Classico CLASSCD519 黄金色の記憶 (Gyldne minder)
リー・ハーライン (1907-1969) 星に願いを
カール・ミカエル・ベルマン (1740-1795) ベルマン・ポプリ
リチャード・ロジャーズ (1902-1979) エーデルワイス
アーヴィング・バーリン (1888-1989) イースター・パレード
ジョン・ハロルド・カンダー (1927-) キャバレー
ジョン・レノン/ポール・マッカートニー イェスタデイ 他
  スヴェン・ヨハンセン (ピアノ)

Classico CLASSCD524 9つの朗読 − イギリスの慣習によるクリスマスの準備
JS・バッハ (1685-1750) コラール「目覚めよと呼ぶ声あり」 コラール「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」
スヴェン=オーヴェ・メラー (1903-1949) 小コラール「私の魂は主を高く賞賛する」
ニルス・W・ゲーゼ (1817-1890) 小コラール「飼い葉桶に横たわる幼な子イエス」
デイヴィッド・ウィルコックス (1919-) すべてのキリスト教徒よ来たれ 他
  レーウム修道院教会学校聖歌隊 ハンス・クリスチャン・ハイン (指揮) キアステン・K・ラングベア (指揮)
  ペーザー・ラングベア (オルガン) アイナー・D・ペーザセン (オルガン)

Classico CLASSCD607
ほほえみとともに目覚めよ (Vågn med smil om munden) − デンマーク・ロマンティック歌曲集
カール・ニルセン (1865-1931) ぼくはひばりの巣を知っている (Jeg ved en lærkerede) FS114-1
 りんごの花 (Æbleblomst) FS18-1 彼女はわたしを忘れてしまった (Hun mig har glemt)
 自然の研究 (Studie efter Naturen) FS82 私は心地よい眠りにつく (Jeg lægger mig så tryg til ro)
民謡 こよなく楽しい夏 (En yndig og frydefuld sommertid)
民謡 (ヘンリク・メツ
(1948-) 編曲) 深く静かな森の中で (I skovens dybe, stille ro)
PE・ランゲ=ミュラー (1850-1926) (ヘンリク・メツ (1948-) 編曲)
 陽ざしをうけ小さなすすめたちがさえずっている (I solen kvidre spurve små)
P
E・ランゲ=ミュラー (1850-1926) 陽が沈むとき (Ved Solnedgang) 睡蓮 (Åkande) 作品4-2
レオ・エストヴェズ (1902-1986)
 白夜「ふたたび美しく明るい夜が訪れる」 (Den lyse nat "Det er igen den fine lyse nat")
ヘンリク・メツ (1948-) わたしには心配なことが (Jeg har en angst)
ペーター・アーノル・ハイセ (1830-1879) 美しい女 (ひと) ベアトリス (Skønne Fru Beatriz)
 アウネーテの子守歌 (Agnetes vuggevise) なんと静かな森の中 (I skoven er der så stille)
 みなのために私は祈る (Jeg beder for hver)
カール・モーテンセン (ヘンリク・メツ (1948-) 編曲)
 おやすみわが子、ゆっくりおやすみ (Sov mit barn, sov længe)
  ティナ・キルベア (ソプラノ) ヘンリク・メツ (ピアノ)

Classico CLASSCD630 スソー現代音楽祭の音楽 第2集
アナス・ノーエントフト (1957-) 賛歌 (Hymne)
  ストアストレム室内アンサンブル [録音 1998822日 (ライヴ)]
アクセル・ボロプ=ヨーアンセン (1924-)
 ハープシコードのためのタロッコ (Tarocco per il cembalo) 作品124
  グヴズルーン・オウスカルスドウッティル (ハープシコード) [録音 2000826日 (ライヴ)]
ハンス=ヘンリク・ノアストレム (1947-) The Twelve Bens (12の山)
  スロット三重奏団 [録音 2004821日 (ライヴ)]
アイヴィン・ゴルブランセン (1977-) Detections and spinn-offs (発見と副産物)
  ユラン・サクソフォーン四重奏団 [録音 2004821日 (ライヴ)]
ペーア・ネアゴー (1932-) マヤの踊り (Maya danser)
  アルス・ノーヴァ [録音 2004821日 (ライヴ)]
ペレ・グズモンセン=ホルムグレン (1932-) 近く、遠くに (Nær og Fjern)
  オーフス・シンフォニエッタ [録音 2004824日 (ライヴ)]
カール・オーエ・ラスムセン (1947-) Twin Dream (双子の夢)
  アンサンブル2000 [録音 1999821日 (ライヴ)]

Classico CLASSCD637 シャルル=マリー・ヴィドール (1845-1937)
 オルガン交響曲第9番 ハ短調 作品70 《ゴシック》
 オルガン交響曲第10番 ニ短調 作品73 《ローマ風の》
  ハンス・オーレ・タース (オルガン)

Classico CLASSCD640 抒情的な風景 (Lyrical Landscapes)
ヒルディング・ハルネス (1903-1984) 前奏曲第1番−第12番 (ギターのための)
 フルートとギターのための3つの対話 (3 Dialoger för flöjt och gitarr) (1971)
 厳しい音楽 (Strängaspel) (1975) (ギターのための8つの小品)
ヴァウン・ホルムボー (1909-1996) Parlare del piu e del meno (多数と少数の会話) (1988)
ディミトリ・ファンパス (1921-1996) ギターの歌第1番 ロマンス (Romanza)
ガスパール・カサド (1897-1966) カタルーニャの伝説 (Leyenda Catalana)
 キジアナのサルダーナ (Sardana Chigiana)
セザール・フランク (1822-1890) (エアリング・モルロプ 編曲)
 オルガニスト (L'Organiste) − クァジ・レント アンダンティーノ・ポコ・アレグレット
  モルト・モデラート 洞窟の歌 (Chant de la creuse)
  エアリング・モルロプ (ギター) カール・レオコヴィチ (フルート)

Classico CLSSCD668 JS・バッハ (1685-1750) (ペーター・ベクゴー (1952-) 編曲) カンタータの楽章
 カンタータ第29番「神よ、われら汝に感謝す」 BWV29 − シンフォニア
 カンタータ第199番「われ、汝の悲しむ子に」 BWV199 から
 カンタータ第75番「神のみわざは良きかな」 BWV75 から
 カンタータ第4番「キリストは死のきずなにつかせたまえり」 BWV4 から
 カンタータ第36番「喜びて舞いあがれ」 BWV36 − トリオ ト長調
 カンタータ第143番「汝平和の主、イエス・キリスト」 BWV143 から 他
  ヘルエ・グラムストロプ (オルガン)

Classico CLASSCD670 クヴァシルの血 (Kvasirs Blod) − ヴァイキングの音楽
 家の頌歌 (Húsdrápa) (アイスランド民謡) 戦いのうなり声 (Gýgjarslagr) (アイスランド民謡)
 Bretlandsslagr Drömbuðr Darraðarljóð Gorrlaust (クヌート・ヨンソン・へディ (1857-1938) による)
 Rammaslagr Jötna sláttr グロウアの呪文 (Grógaldr) (アイスランド民謡) Hjarrandaljóð
 Leikar (スウェーデンのバグパイプの旋律) (アダム・セーデシュトレム (1850-1927)J・プルケ (?-c.1910) による)
 Höfuðlausn Gorrlaust Hornaslagir
  エスク  ミリアム・アンデルシェン (歌、ハープ、角笛)
   ポウル・ヘクスブロ (骨のフルート、骨、ホーンパイプ、角笛)

Classico CLASSCD671 アンデルセン − 底流とともに
エーリヒ・コルンゴルト (1897-1957) エンドウ豆の上に寝たお姫様 (Prinsessen på erten)
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) 詩 (Poesien) (詩作法) 作品18-5
 ランゲラン島の民謡 (Langelandsk folkemelodi) 作品15-3 兵士 (Soldaten) EG125
 HC・アンデルセンの詩による「心の歌」 ("Hjertets melodier" af H.C. Andersen) 作品5
ニルス・W・ゲーゼ (1817-1890) アンデルセンによる3つの詩
ロベルト・シューマン (1810-1856) 5つの歌曲 作品40 − においすみれ 母の夢 兵士 吟遊詩人
フレデリク・ディーリアス (1862-1934) 茶色のふたつの瞳 (To brune øjne)
PE・ランゲ=ミュラー (1850-1926) 君を愛す (Jeg elsker dig)
CEF・ヴァイセ (1774-1842) 「ケニルワースの祭」による歌
ペーター・アーノル・ハイセ (1830-1879) 砂漠の息子 アウネーテの子守歌
ルズヴィ・シュッテ (1848-1909) HC・アンデルセンの詩に寄せる音楽の挿絵
  ヤコブ・クリスチャン・セトナー (バス) クリスチャン・ギヴァー (ピアノ)

Classico CLASSCD672
カミーユ・サン=サーンス (1835-1921) 序奏とロンド・カプリッチョーゾ 作品28
ピョートル・チャイコフスキー (1840-1893) ワルツ=スケルツォ
JS・バッハ (1685-1750) マタイ受難曲 BWV244 − 神よ、あわれみたまえ
ピエトロ・マスカーニ (1863-1945) オペラ《カヴァレリア・ルスティカーナ》 − 間奏曲
オスカル・ネドバル (1874-1930) 悲しいワルツ
フランチシェク・ポコルニー (1797-1850) ワルツ第5
アントニーン・ドヴォルジャーク (1841-1904) ユモレスク
 交響曲第9番 ホ短調 作品95 B178 《新世界から》 − ラルゴ
 マズルカ ホ短調 作品49 B39
パブロ・デ・サラサーテ (1844-1908) ツィゴイネルワイゼン
  ガブリエラ・デメテロヴァ (チェロ) チェコ・フィルハーモニック・コレギウム

Classico CLASSCD680 マルセル・デュプレ (1886-1971) オルガン作品集
 3つの前奏曲とフーガ 作品7 古いノエルによる変奏曲 作品20 受難交響曲 作品23
  クリスチャン・プレストホルム (オルガン)

Classico CLASSCD681 ニルス・ラクーア (1944-) 器楽のための作品集
 前奏曲 (Præludium) (ピアノのための) 5つの静物画 (Fem Stilleben) (ヴィオラとピアノのための)
 ピアノ三重奏曲 2つの夕べの歌 (To aftonsange) 要素 (Momenter) (ピアノのための)
  ドアテ・エルスベト・ラーセン (ソプラノ) アナ・スコウマン (ヴァイオリン) ペーター・テンスホフ (チェロ)
  マーティン・ヨキムセン (ヴィオラ) トーキル・ボロプ・ニルセン (ピアノ)

Classico CLASSCD684 イギリスの交響的作品集 第15
フレデリク・ハイメン・カウエン (1852-1935) 交響曲第6番 ホ長調 《牧歌
(The Idyllic)
サミュエル・コールリッジ=テイラー (1875-1912) 交響曲 イ短調
  オーフス交響楽団 ダグラス・ボストック (指揮)

Classico CLASSCD686 フィンセント・リューベック (1654-1740) オルガン作品集
 前奏曲 ホ長調 シャコンヌ イ長調 前奏曲 ニ短調 前奏曲 ト長調
 コラール幻想曲「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」 前奏曲とフーガ ハ短調 前奏曲とフーガ ヘ長調
 コラール・パルティータ「今ぞわれら主なる神に感謝せん」 前奏曲 ハ長調 前奏曲 ト短調
  セーアン・グレロプ・ハンセン (オルガン)

Classico CLASSCD703 JS・バッハ (1685-1750) 幻想曲とフーガ イ短調 BWV944
 幻想曲とフーガ イ短調 BWV894 幻想曲とフーガ イ短調 BWV904
 幻想曲とフーガ ハ短調 BWV906 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
  ギエドレ・ルクサイテ=ムラズコヴァ (ハープシコード)

Classico CLASSCD911
JS・バッハ (1685-1750) 幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
マックス・レーガー (1873-1916) 創作主題による変奏曲とフーガ 作品73
モーテン・G・ラデホフ (1978-)
 3つの変形  ダンスタブルの「うるわしのばら」 JS・バッハのジグ シューベルトの「おやすみ」
  モーテン・G・ラデホフ (オルガン)

Classico CLASSCD5003 デンマーク王立オペラ歴史的録音シリーズ
アーサー・シーモア・サリヴァン (1842-1900) コミックオペラ《軍艦ピナフォア》
  リーセ・リンハイム (ソプラノ) ヨーアン・レーンベアウ (バリトン) ジョン・プライス (バス)
  デンマーク王立管弦楽団 デンマーク王立オペラ合唱団 フランセスコ・クリストフォリ (指揮)
  [録音 196010月]

cpo 777 196-2 SACD (5.1 surround/stereo hybrid) ジャン・シベリウス (1865-1957)
 交響詩《クッレルヴォ (Kullervo)》 作品7
  サトゥ・ヴィハヴァイネン (ソプラノ) ユハ・ウーシタロ (バスバリトン)
  ヘルシンキ経済大学男声合唱団 (KYL)
  ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニック管弦楽団 アリ・ラシライネン (指揮)
  [録音 20051213日−15日 ルートヴィヒスハーフェン (プファルツバウ)]
  [録音監修 シュテファン・レー音楽プロダクション  録音 アンドレアス・ルーゲ] 試聴盤

dacapo 6.220523-24 2SACD's (Multichannel/stereo hybrid)
ルーズ・ランゴー (1893-1952) オペラ《反キリスト (Antikrist)BVN170 (1921-23)
  ステーン・ビリエル (バス) アネ・マーグレーテ・ダール (ソプラノ)
  ポウル・エルミング (テノール) ヘレーネ・ギェリス (メッツォソプラノ)
  ヨニー・ファン・ハル (テノール) ヨウン・ケティルソン (テノール)
  スサネ・レスマーク (メッツォソプラノ) ヨン・ルンドグレン (バリトン)
  カミラ・ニュールンド (ソプラノ) モーテン・スアバレ (台詞)
  デンマーク国立放送交響楽団・合唱団 トマス・ダウスゴー (指揮)
  [録音 20028月−9月 リーゼフセット (コペンハーゲン)] [dacapo 2.110402 (DVD)]

◇ランゴー Rued Langgaard (1893-1952) の《反キリスト》は、最後の審判の光景をテーマとする寓意物語的オペラ。長らく、“理解不能”という烙印を押されてきた作品です。2002年、王立デンマーク・オペラとデンマーク放送協会は共同で映像を制作。歌手たちの迫真的な歌唱。強固な造形で歌を支えるダウスゴー Thomas Dausgaard (1963-) の指揮。作品のかかえる問題点を解決したスタファン・ヴァルデマー・ホルム Staffan Waldemar Holm の演出。その映像がDVD (2.110402) としてリリースされると、英 Gramophone 誌をはじめ各国のメディアが、作曲者の想い描いた姿が見事な映像となったことを賞賛しました。このアルバムはその映像のための音源によるSACD化です。

dacapo 8.226046 HC・アンデルセンと現代デンマークの作曲家
ペーア・ネアゴー (1932-)
 劇的童話カンタータ《鬼火が町に行く (Lygttemændene tager til byen)》 (2003-04)
ベント・セーアンセン (1958-)
 人魚姫 (Den lille havfrue) (2004-05) (ソプラノ、テノール、少女合唱と管弦楽のための)
  インガー・ダム=イェンセン (ソプラノ) イルヴァ・シールベリ (ソプラノ)
  ヘレーネ・ギェリス (メッツォソプラノ) ゲアト・ヘニング=イェンセン (テノール)
  ボー・クリスチャン・イェンセン (テノール) イェンス・アルビノス (朗読)
  ソル・オ・モーネ アルス・ノーヴァ・コペンハーゲン デンマーク国立交響楽団・合唱団
  トマス・ダウスゴー (指揮)
  [録音 2005917日 (ネアゴー)、91日 (セーアンセン) (ライヴ) デンマーク放送コンサートホール]
  [制作 プレーベン・イヴァン  録音 ヤン・オルロプ、ヨーアン・ヤコブセン] 試聴盤

◇アンデルセン生誕200年を記念した2作品。作曲者ネアゴー Per Nørgård (1932-) が、アンデルセンの童話「鬼火が町にと沼のばあさんそう言った」に基づき、スサネ・ブレアー Suzanne Brogger とテクストを共作。劇的童話カンタータ《鬼火が町に行く》は、ソプラノとテノール、朗読と沼の魔女 (メッツォソプラノ)、混声合唱、児童合唱、管弦楽のために作曲された大規模な作品。セーアンセン Bent Sørensen (1958-) の《人魚姫》はペーター・アスムセン Peter Asmussen がテクストを執筆しました。少女合唱とソプラノに、童話を語るアンデルセン (テノール) という複次元設定。音と色彩を抑制した管弦楽。同じ作家をテーマとしながら、ふたりの作曲家が違ったアプローチを見せます。

dacapo (open space) 8.226510 ニルス・マーティンセン (1963-) 管弦楽作品集
 Monster Symphony (1995 rev.2004) (交響曲第1番 リミックス)
 管弦楽のためのパノラマ (Panorama per Orchestra) (1993)
 オペラ予告編《The Confessional (告解場)》
  オーフス交響楽団 ミシェル・タバシニク (指揮)

◇グロテスクなヴァイタリティ (Monster Symphony)、遅い速度の研究 (パノラマ)、近作オペラ《The Confessional》。ドラマ、ユーモア、不思議、ビッグバンが仲よく共存する、禁句のない音楽……聴き手の注意をひく術を心得た作曲家、マーティンセン Niels Marthinsen (1963-) のつよい表現力をもった作品集。

Danacord DACOCD653
フェレンツ (フランツ)・リスト (1811-1886) ピアノソナタ ロ短調 S178
 グレートヒェン (Gretchen) S513 (ピアノソロのための) (《ファウスト交響曲》 第2楽章)
フェレンツ・リスト (1811-1886) (カール・タウシッヒ (1841-1871) 編曲)
 交響詩《タッソ、悲哀と勝利 (Tasso, Lamento e Trionfo)S96 (ピアノソロのための)
  オレク・マルシェフ (ピアノ) [録音 20062月 オルボー (デンマーク)]
  [制作 モーテン・モーエンセン  録音 クラウス・ビリト] 試聴盤

◇「ピアノと管弦楽のための作品集」 (DACOCD651) につづくオレク・マルシェフ Oleg Marshev のリスト。ロ短調のソナタ、カール・タウシッヒ Carl Tausig のトランスクリプションによる交響詩《タッソ、悲哀と勝利》、《ファウスト交響曲》の第2楽章をリスト自身がピアノソロ用に編曲した《グレートヒェン》。ピアノソロのための作品3曲を演奏しています。いずれも知と情のバランスのとれた演奏。大きくイメージされた作品の姿。ダイナミックな響きと自然に生まれる推進力をもった劇的なエピソード。温もりのある美しい音が綴る内省的抒情のページ。「リスト!」と聞いて想像されがちな、大げさで深刻ぶった、時代がかった演奏とは別の世界の音楽です。ロ短調ソナタの素敵な演奏として思い出されるのが、イェンス・ハーラル・ブラトリ Jens Harald Bratlie の録音 (Victoria VCD19051)。マルシェフ、ブラトリ。ともに、高い演奏技術により実現された、19世紀ロマンティシズム音楽の壮大で香しい表現と言えるでしょう。

 「ピアノと管弦楽のための作品集」と同じセッションで録音が行われ、ピアニストのモーテン・モーエンセン Morten Mogensen が同じくプロデュースを担当しました。

 ブックレットには、イギリスの雑誌「Pianist」 (200667月号) のためにハリエット・スミス Harriet Smith が行ったインタビュー記事が転載されています。ヴィルトゥーゾというレッテルに抵抗を示し、「芸術家は音楽に奉仕するべきだ」と語るマルシェフ。リストより先にマルシェフはシューベルトの変ロ長調ソナタと3つの小品を録音していました (DACOCD646)。《冬の旅》をはじめシューベルトの歌曲を多数、ピアノのための編曲したリスト。彼らの音楽が深いところでつながっていることが想像されます。シューベルトを弾かずリストだけを得意げに演奏するピアニストたちと、シューベルトの内面を洞察し彼の音楽に共感を寄せるマルシェフ。同じリストの曲を弾いても、表現される音楽の次元が違うのは当然でしょう。素敵なリストだと思います。

London Sinfonietta (NMC) SINFCD1-2004
スナップショット (Snapshots) − オリヴァー・ナッセン50歳の誕生日に捧げる
ルイ・アンドリーセン (1939-) とても鋭いトランペット・ソナタ
チャールズ・ウォーリネン (1938-) フィフティ・フィフティ
アレクサンダー・ゲアー (ゲール) (1932-) オリーのためのたった2つの音
デトレフ・グラーネルト (1960-) 踊る風景
エリオット・カーター (1908-) Au Quai
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ (1926-) 岸辺のオリー
オーガスタ・リード・トマス (1964-) 夜の最初の光を点けよ
ロバート・ズイダム (1964-) 私はフーガは問題外だと思う
コリン・マシューズ
(1946-) Flourish, with fireflie
ジュリアン・アンダーソン (1967-) パッカサリア風に
マーク=アンソニー・ターネッジ (1960-) スナップショット (Snapshots)
ジョージ・ベンジャミン (1960-) オリカントゥス
マグヌス・リンドベリ (1958-) ブボ・ブボ
  ロンドン・シンフォニエッタ ジョージ・ベンジャミン (指揮)
  ロルフ・ハインド (ピアノ) ニコラス・ホッジズ (ピアノ)
  [録音 20026月−10月]

Naïve - Opus111 OPS10-001 JS・バッハ (1685-1750) オルガン作品集
 前奏曲とフーガ ト長調 BWV541 前奏曲 (幻想曲) とフーガ ト短調 BWV542
 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548 トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
 フーガ ト長調 BWV577 (偽作) フーガ ハ短調 BWV575 カンツォーナ ニ短調 BWV588
 コラール「われは神より離れまじ」 BVW658
 コラール「われらの主イエス・キリスト、ヨルダン川に来たれり」 BWV684
  グンナル・イーデンスタム (オルガン)

◇グンナル・イーデンスタム Gunnar Idenstam (1961-) は、シャルトル大聖堂のコンクールで優勝したこともあるスウェーデンのオルガニスト。作曲家、フォークミュージシャンとしても活躍しています。ユーハン・ヘーディン Johan Hedin のニッケルハルパ (スウェーデン伝統のキーフィドル) と共演してアルバム「スウェーデンの調べ (Låtar)(Caprice CAP21733) を録音。スウェーデン伝統の曲を新しいディメンションに展開した多彩な音楽が評価され、愛されています。

nosag CD117 The Plucked North − スウェーデン、デンマーク、フィンランドの新しい音楽
ヤン・W・モッテンソン (1940-)
 SONORA (1999) (ギターと弦楽オーケストラのための協奏曲)
  マグヌス・アンデション (ギター) ヴレーメナ・ゴーダ ヴラディスラフ・ブラーホフ (指揮)
  [録音 20041027日 チャイコフスキー音楽院 (モスクワ) 大コンサートホール]
ベント・セーアンセン (1958-)
 Shadow Siciliano (シャドウ・シチリアーノ) (1997) (ギターソロのための)
 Angelus Waltz (アンジェルス・ワルツ) (1996) (ギターソロのための)
  マグヌス・アンデション (ギター)
  [録音 2005416日 スウェーデン放送 (ストックホルム) 第3スタジオ]
エーリク・フォーラレ (1955-)
 2 intermovimenti (サクソフォーン、打楽器とウクレレのための)
イーヴォ・ニルソン (1966-)
 3つのエクヴァーレ (Tre Equale) (1998) (ギター、トロンボーンと打楽器のための)
  アンサンブル・ソン (Ensemble Son)
   マグヌス・アンデション (ギター、ウクレレ) ヨリエン・ペッテション (サクソフォーン)
   ユニー・アクセルソン (打楽器) イーヴォ・ニルソン (トロンボーン)
  [録音 2004518日 ナーレン (ストックホルム)] [STIM/Svensk Musik]
ハッリ・スイラモ (1954-) Noun - a fretwork cirlce for guitar solo (1989-90)

  マグヌス・アンデション (ギター)
  [録音 2006520日 スウェーデン放送 (ストックホルム) 第3スタジオ]
ダニエル・ベルツ (1943-) Etchings (エッチング画) (2004) (ギターソロのための)
  マグヌス・アンデション (ギター)
  [録音 200656日 スウェーデン放送 (ストックホルム) 第3スタジオ]
マッティン・ラーション (1967-) You can't cry but you climb on the walls (1989) (ギターソロのための)
  マグヌス・アンデション (ギター)
  [録音 1991年 スウェーデン国立音楽アカデミー (ストックホルム) (ライヴ)]
ペレ・グズモンセン=ホルムグレン (1932-) エレキギターのためのソロ (1971-72)
  マグヌス・アンデション (エレキギター)
  [録音 2006520日 スウェーデン放送 (ストックホルム) 第3スタジオ] 試聴盤

◇スウェーデンを代表するギター奏者、「Chitarra con forza − スウェーデンの新しいギター音楽」 (Phono Suecia PSCD19) を録音したマグヌス・アンデション Magnus Andersson (1956-) による新しい北欧音楽集。セーアンセンの2曲 (アンデションに献呈された《Shadow Siciliano》とデイヴィッド・スタロビンのために書かれた《Angelus Waltz》) 以外は、これが初めての録音。アンサンブル・ソン Ensemble Son のために作曲された2曲は、STIM/Svensk Musik がビデオ制作したスタジオ演奏の音源が使われています。

nosag CD118 イギリス教会のオルガン・コンサート
ヘンリー・パーセル (c.1659-1695) コラールの編曲 (オルガンのための)
ウィリアム・ウォ-ーロンド (c.1725-c.1770)
 コルネット・ヴォランタリー (Cornet voluntary) (オルガンのための)
ジョン・スタンリー (1713-1786) ヴォランタリー ト長調 (オルガンのための)
ウィリアム・ボイス (1711-1779) ヴォランタリー イ短調 (オルガンのための)
アラン・グリフィス (1927-) 夜明け (Dawn) (バリトンのための) オルガン協奏曲第2番 (オリジナル版)
イギリス民謡 (アラン・グリフィス (1927-) 編曲) Sweet England (バリトンのための)
ジョン・アイアランド (1879-1962) 小品 (Miniature) (オルガンのための)
マルカム・アーチャー (1952-) フェスティヴァル・フィナーレ (Festival Finale) (オルガンのための)
  ルーネ・カールソン (オルガン) ロルフ・ブロンメ (バリトン) スー・テンナンデル (ピアノ)
  [録音 2003920日 聖ペテロ・聖シグフリード英国国教会監督教会派教会 (ストックホルム) (ライヴ)] 試聴盤

Ondine Crystal Edition mid-price

Ondine 創立20周年を記念してリリースされたシリーズ、Ondine 20th Anniversary は、“今日のフィンランド” の音楽シーンの素晴らしさをあらためて世界に知らせ、その20枚のアルバムは多くの音楽ファンから歓迎されました。その好評を受け、Ondine のカタログから新たに16枚が Ondine Crystal Edition として限定リリースされます。

フィンランドの雅 (みやび) の時代をしのぶ古典音楽集 (ODE9710)、サーリアホが "メロディ" の要素を見せるようになった作品のひとつ、ヴァイオリン協奏曲 (ODE9970)、マグヌス・リンドベリがラヴェルとドビュッシーの彼方を眺めたピアノ協奏曲 (ODE10170)。昔も今もフィンランドは豊かな音楽にみちています。

フィンランド人として初めてシベリウス・コンペティションに優勝した青年、ペッカ・クーシスト Pekka Kuusisto が作曲者の心に共感を寄せ、瑞々しく歌いあげたシベリウスのヴァイオリン協奏曲 (ODE8780)。ペッカが兄のヤーコ・クーシスト Jaakko Kuusisto、タピオラ・シンフォニエッタと共演したバッハ (ODE9800) は、アンサンブルの楽しさいっぱい。さっそうとした演奏です。ソイレ・イソコスキ Soile Isokoski のモーツァルト・アリア (ODE10430)、ティモ・コルホネン Timo Korhonen がギターで弾くショパンとカタルーニャ民謡 (ODE9030)、昨年の来日公演以来、ファンの増えてきたクラリネット奏者、カリ・クリーク Kari Kriikku のヴェーバー (ODE8950)フィンランドのミュージシャンたちは無心に、音楽のもつ歓びと美しさを伝えてくれます。

Ondine ODE1084-5D 2SACD's(5.0 surround/stereo hybrid) special price
グスタフ・マーラー (1860-1911)
 交響曲第6番 イ短調
  フィラデルフィア管弦楽団 クリストフ・エッシェンバッハ (指揮)
 ピアノ四重奏曲 イ短調 (1876)
  クリストフ・エッシェンバッハ (ピアノ)
  フィラデルフィア管弦楽団員
   デイヴィッド・キム (ヴァイオリン) チューン・ジン=チャン (ヴィオラ)
   エフェ・バルタチギル (チェロ)
  [録音 200511月 (交響曲)、20063月 (四重奏曲) ヴェリゾンホール (フィラデルフィア)]
  [制作 マーサ・デ・フランシスコ  録音 チャールズ・ギャグノン、ジョシュア・ティズベリー] [日本語解説付]

Phono Suecia PSCD165 フルート、オルガンと打楽器のための音楽
クリスチャン・マリーナ (1965-)
 パッサカリア風に (Alla Passacaglia) (1999) (フルート、オルガンと打楽器のための)
トシュテン・ニルソン (1920-1999)
 Verwerfungen 作品40 (1970) (オルガンと打楽器のための)
イングヴァル・リードホルム (1921-)
 森の牧歌 (Pastoral i skogen) (1988) (フルート、オルガンとヴィブラフォーンのための)
ミクローシュ・マロシュ (1943-)
 Feinschnitten (1993) (フルートと打楽器のための)
 Ricamo (1996) (フルートとオルガンのための)
トマス・リリエホルム (1944-) Link (リンク) (フルート、オルガンと打楽器のための)
  トリオ・トリブカイト=ペッテション=ベリ
   ベンクト・トリブカイト (オルガン) ミカエル・ペッテション (フルート、アルトフルート)
   ダニエル・ベリ (マリンバ、打楽器)
  [録音 2005425日−28日 ヴェステロース大聖堂 (スウェーデン)]
  [制作 レンナット・デーン  録音 トゥールビョーン・サミュエルソン] 試聴盤

◇オルガニストのベンクト・トリブカイト Bengt Tribukait (1964-) は「ベンクト・トリブカイト、ドロットニングホルムのカーマン・オルガンを弾く」 (MRCD009) と「Time Span − オールグリューテ教会ライヴコンサート」 (MRCD010)、打楽器のダニエル・ベリ Daniel Berg (1971-) は「ある風景の中で (In a Landscape) − 独奏マリンバのための作品集」 (MRCD101)。ふたりにはヨーテボリのレコードレーベル Musica Rediviva にソロ奏者としての録音があり、フルートのミカエル・ペッテション Michael Pettersson (1961-) もCD録音、そして音楽祭に積極的に参加しています。トリオ・トリブカイト=ペッテション=ベリ Trio TribukaitPetterssonBerg は、3人が1996年に結成したトリオ。このポートレートアルバムは、彼らに献呈された作品を中心に構成されました。

Phono Suecia PSCD168 Clarinetto con forza − 現代スウェーデンのクラリネット音楽
ユーナス・フォシェル (1957-)
 はじめに… (I begynnelsen) (バセットクラリネットと管弦楽のための協奏曲) (2001 rev.2006)
カーリン・バートシュ・エードストレム (1965-) もう朝だ! (Redan morgon!) (2004)
フレードリク・セーデルベリ (1966-)
 Embryo: Wrong Music 2 (胚芽:誤った音楽 2) (クラリネットソロとライヴエレクトロニクスのための)
ヴィーキング・ダール (1895-1945)
 牧神の昼休み (En fauns lunchrast) (1937) (クラリネットソロのための)
イングヴァル・リードホルム (1921-) Amizia (友情) (1980) (クラリネットソロのための)
ハンス・エークルンド (1927-1999)
 室内音楽VII (Musica da camera VII) (1982) (クラリネットと弦楽のための)

スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム (1942-)
 ...there is a bluer sky, a wall with roses... (…もっと青い空、ばらの花咲く壁がある…) (2005) (クラリネットソロのための)
スタファン・モッテンソン (1964-)
 「There will never be another you (かけがえのない君)」によるPWへの即興
  (Improvisation to PW: There will never be another you) (2006)
  スタファン・モッテンソン (クラリネット、バセットクラリネット) ヘルシングボリ交響楽団
  トゥオマス・オッリラ (指揮) フレードリク・セーデルベリ (ライヴエレクトロニクス)
  [録音 2006214日−17日 ヘルシングボリ・コンサートホール、
      2005413日−14日、1017日 スウェーデン放送局 (ストックホルム) 第2スタジオ]
  [制作 レンナット・デーン  録音 トゥールビョーン・サミュエルソン] 試聴盤

◇現代スウェーデンを代表するアーティストの演奏により今日のスウェーデン音楽を紹介する "con forza" シリーズ。新しいアルバムは、クラリネットのための音楽です。スタンファン・モッテンソン Staffan Mårtensson (1964-) は、ストックホルム・オペラのピットで演奏する王立管弦楽団のソロ・クラリネット奏者を2000年から務めています。ソロ奏者としてのレパートリーはモーツァルト、ブラームス、ドビュッシーからシュトックハウゼンまで。バレエの上演にも主導的立場で参加するなど、ジャンルを問わない、国内外での活動を行っています。

 "Clarinetto con forza" で演奏される曲の作曲者には、オペラ、映画、踊りといった視覚芸術に対する興味をもつという共通項があり、そのことがアルバム全体の姿に反映しています。ユーナス・フォシェル Jonas Forsell (1957-) はオペラ《王国は汝のもの (Riket är ditt)》の作者。「旧約聖書」の冒頭からタイトルをとり、世界の創造に始まり人間の誕生のための踊りで終わる《はじめに…》は視覚イメージを呼ぶ音楽です。3つの楽章には《鉱物の王国 (Stenarnas rike)》、《植物の王国 (Vaxternas rike)》、《動物の王国 (Djurens rike)》の標題がつけられ、対応する「創世記」の部分がブックレットにスウェーデン語と英語で記載されています。

 クラリネットの特殊奏法を活かし、幼子を育てる親が経験する「もう朝になった?」という感覚を音楽にしたカーリン・バートシュ・エードストレム Carin Bartosch Edstrom (1965-)。フレードリク・セーデルベリ Fredrik Söderberg (1966-) の作品のタイトル "Embryo (胚芽)" は、より大きな音楽に展開する可能性を示唆。クラリネットが、事前に録音されたホルンと弦楽によるライヴ・エレクトロニクスと共演します。どちらの音楽からも“視覚”の存在が感じられるでしょう。

 ヴィーキング・ダール Viking Dahl (1895-1945) は、パリのスウェーデンバレエが上演した《Maison de fous (精神病院)》(Phono Suecia PSCD704) でスキャンダラスな成功を収め、ラヴェルから「若い作曲家の間でもっとも優れた才能をもつひとり」と言われながら、郷里に戻り、音楽教師、オルガニストとして働くことを余儀なくされた人。ドビュッシーの曲を想った、「白い半紙に書かれた俳句の語のように音が弾む」 (カタリナ・アロンソン) 《牧神の昼休み》は、1分にも充たない中にさまざまな音楽を凝縮した作品です。

 ハンス・エークルンド Hans Eklund (1927-1999) の《Musica da camera》は、さまざまな楽器のために書いたシリーズの1作。哀しく、美しい音楽は、父を追悼して作曲されました。イングヴァル・リードホルム Ingvar Lidholm (1921-) の曲と同じく、古典的協奏曲の構成ににならっています。スヴェン=ダーヴィド・サンドストレム Sven-David Sandström (1942-) がエケレーヴ・モルナ Eklöf Mölna の詩からインスピレーションを受けた一連の作品のひとつです。

 アルバムの最後に1曲、H・ウォレンの歌「There will never be another you」による即興演奏が録音されています。スウェーデンの偉大なジャズ・クラリネット奏者、プッテ・ヴィクマン Putte Wickman の訃報を受け取ったモッテンソンがヘルシングボリのコンサートホールで、敬愛するアーティストの思い出のために演奏しました。

Polskie Nagrania (Poland) PNCD927 エドヴァルド・グリーグ (1843-1907)
 《ペール・ギュント (Peer Gynt)》 組曲第1番 作品46
 《ペール・ギュント (Peer Gynt)》 組曲第2番 作品55
  ウーチ・フィルハーモニック管弦楽団 ヘンリク・チシ (指揮)
  [録音 197667日−10日 ワギェフニキ教会]

Sterling CDO1069-2 ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル (1867-1942)
 音楽喜劇《最後の審判の予言者 (Domedagsprofeterna) (1912-17 rev.1928) (抜粋)
  ミカエル・サミュエルソン (バリトン) ソールヴェイ・ファリンゲル (ソプラノ)
  トマス・スンネゴード (テノール) スウェーデン放送交響楽団
  ウルフ・セーデルブルム (指揮) [録音 19841月]

◇スウェーデンの偉大な時代。クリスティーナ女王 (1626-1689、在位 1632-1654) の時代を舞台とする歴史喜劇です。穏やかな詩情と手厳しいユーモア。旋律的で明るく、多彩な音楽は、ワーグナーの《ニュルンベルクのマイスタージンガー》を意識したと言われます。LP録音もないはず。これが初録音でしょう。

Wigmore Hall Live WHLive0011 イソコスキ、ウィグモアホール・ライヴ
ジャン・シベリウス (1865-1957)
 春はいそぎ過ぎゆく (Våren flyktar hästigt) 作品13-4
 とんぼ (En slända) 作品17-5 夕べに (Illalle) 作品17-6
 友情の花 (Vanskapens blomma) 作品57-7
 初めてのくちづけ (Den första kyssen) 作品37-1
 逢い引きから帰ってきた娘 (Flickan kom ifrån sin älskings möte) 作品37-5
アルバン・ベルク (1885-1935) 7つの初期の歌曲
リヒャルト・シュトラウス (1864-1949) ばらの花輪 (Der Rosenband) 作品36-1
 わが子に (Meinem Kinde) 作品37-3 君はわが心の王冠 (Du meines Herzens Kronelein) 作品21-2
 あすの朝 (Morgen) 作品27-4 ツェツィーリエ (Cäcilie) 作品27-2
ジョージ・ガーシュウィン (1898-1937) サマータイム (Summertime) (アンコール)
オスカル・メリカント (1868-1924) わたしは生きている (Ma elän) 作品71-1 (アンコール)
  ソイレ・イソコスキ (ソプラノ) マリタ・ヴィタサーロ (ピアノ)
  [録音 2006623日 ウィグモアホール (ロンドン) (ライヴ)]
  [制作 デイヴィッド・パップ  録音 クリス・ミュイア] 試聴盤

◇イソコスキのリサイタル! なぜ、こんな素敵な歌を歌えるのでしょう。心に温もりを覚え、その幸せな気分に涙がこぼれる。熱い拍手を贈るウィグモアホールの聴衆の表情が目に浮かびます。

 

リリース情報 − Jazz

H

ot Club Records HCRCD200 Hot Club Records − サンプラー
 Swing for Ninine  ジミー・ルーセンベルグ ロマーネ
 I Get a Kick out of You (アイ・ゲット・ア・キック・アウト・オブ・ユー)
  ステファン・グラッペリ・トリオ
 Swing Gitan (スウィング・ジタン)
  アンジェロ・デバーレ ホット・クラブ・ド・ノルヴェージュ
 Bossa Dorado (ボッサ・ドラード)  ストケロ・ルーセンベルグ・トリオ
 Montserrat (モンセラート)  ヨン・ラーシェン ビール・バッレステル
 Swing valse (スウィング・ワルツ)  バロ・フェレ・クインテット
 Les Yeux Noir (黒い瞳)  ホット・クラブ・ド・ノルヴェージュ ジミー・ルーセンベルグ
 Nature Boy  ビレリ・ラグレーネ ジミー・ルーセンベルグ
 Caravan (キャラヴァン)  ジミー・ルーセンベルグ オーラ・クヴェルンベルグ
 Amarcord (アマルコルド)  クインテット・リトミコ・ディ・ミラノ ファビオ・ロッサーニ

 Tziganskaïa  マテロ・フェレ・トリオ ブルー・フェレ
 Non Stop (ノンストップ)  ヨン・ラーシェン・トリオ
 Stompin' at the Savoy (ストンピン・アト・ザ・サヴォイ)
  アンドレアス・オーベリ マリアン・ペトレスク
 Rose Room (ローズルーム)  ジミー・ルーセンベルグ スチャン・カシュテンセン
 The Lonely Wolf  バビク・ラインハルト ホット・クラブ・ド・ノルヴェージュ
 David (ダヴィード)  モレーノ・デバーレ アンジェロ・デバーレ
 Move (ムーヴ)  アンドレアス・オーベリ ヨルギ・レフレル リタリ・ガゲネッティ
 Czardas de Monti (モンティのチャールダーシュ)  アンジェロ・デバーレ・トリオ
 Karlov (カルロフ)
  ウルフ・ヴァケーニウス ホット・クラブ・ド・ノルヴェージュ ヴェルターヴォ弦楽四重奏団
 Me som Gojo Chavoro  パスカル・ド・ルチェーク アルバート

◇ジプシージャズの伝統を今に伝えるノルウェーのレーベル、Hot Club Records のサンプラー・アルバム。

Phono Suecia PSCD169 ホーカン・ブルーストレム − New Places
 Possibilities Growing Up Storytellers Waltz New Places
 Drifting Apart To Cornelis Suspended moon Love her
 Starry Nights Don't Loose That Smile Three Year Old Cowboy
 
Chinese Dinner (With a Fortune Cookie)
  ホーカン・ブルーストレム・カルテット
   ホーカン・ブルーストレム (アルトサックス、ソプラノサックス)
   ヤーコブ・カールソン (ピアノ) ベンクト・スタルク (ドラムズ、マリンバ)
   パレ・ダニエルソン (ベース)
  カール=マッティン・アルムクヴィスト (テナーサックス) ベッティル・ストランドベリ (トロンボーン)
  ロベルト・ヌードマルク (テナーサックス) ペーテル・ダールグレン (トロンボーン)
  ユーハン・ホーレーン (アルトサックス) アルベット・ピントン (バスクラリネット)
  ペーテル・アスプルンド (トランペット) バンド ストリングズ
  [録音 200566日−10日 アトランティス・スタジオ (ストックホルム)]
  [制作 ヤン・クリング  録音 ヤンネ・ハンソン ポントゥス・オルソン] 試聴盤

◇スウェーデンのサックス奏者、ホーカン・ブルーストレム Håkan Broström が初めて大編成のバンドを率いたアルバム。マルメ大学を卒業した後、1984年からはストックホルムを拠点に、ソロイスト、小編成バンドのリーダー、スウェーデン放送ジャズグループやストックホルム・ジャズ・オーケストラのプレーヤーとして活躍するようになりました。1990年にテナーサックス奏者としてレコードデビュー。現在は、主にアルトサックスとソプラノサックスを演奏しています。

 このアルバムで演奏されるのは、オリジナル曲と、彼がビッグバンドとストリングズのための編曲した作品が2曲。ブルーストレムと彼のカルテット −− ピアニストのヤーコブ・カールソン Jakob Karlzon、ベーシストのパレ・ダニエルソン Palle Danielsson、ドラマーのベンクト・スタルク Bengt Stark −− をメインに、ウェーデンの優秀なジャズミュージシャンたちがセッションに参加。5つのトラックには弦楽器アンサンブルが加わり、《Starry Nights》 と 《Chinese Dinner (With a Fortune Cookie)》 では王立管弦楽団のヤン・ベンクトソン Jan Bengtson (フルート)、彼の父、スティーグ・ベンクトソン Stig Bengtson (アルトフルート)、ハンス・ベリマン Hans Bergman (クラリネット) もバンドのメンバーとして演奏しています。ストックホルムのスタジオでセッションの行われた録音が、それぞれの楽器の大きさとインタープレイの様子を自然な音でとらえています。

 若い時代、ジョン・コルトレーンに心酔していたといわれるブルーストレム。さて、今は? “紫煙たちこめる” クラブとは違った雰囲気のビッグバンド・ジャズ。深い香りのコーヒー、あるいはシングルモルトのスコッチが似合いそうです。

 

リリース情報 − Blues, Folk, Pop & World Music

Caprice CAP 21753 ノーラ (Nåra) − もしも (Om)
 かあさんのワルツ (Mors vals) 起きろアマリリス (Opp Amaryllis)
 ピーター・パンのページ (Peter Panblad) 天国にて (I himmelen)
 ラッセ・レイレ・デュー (Lasse läilä däu) 別れ (Avsked)
 古代の岩 (Hällebergen) もしも (Om) バラッド (Ballad)
 健やかな者は (Den som frisker är och sund) 愛の歌 (Kärleksvisa)
 おお偉大なる神 (O store Gud) クッレルルの歌 (Kullerullvisan)
 喜びの花 (Glädjens blomster) コルクをつついて (Picka på korken)
 乾杯の歌 (Krogvisa) じいちゃんが話してくれた (Morfar har berättat)
  ノーラ
   ビョーン・ストービ (フィドル、ヴォーカル) グンネル・マウリツソン (ヴォーカル)
   ベンガン・ヤンソン (アコーディオン、ヴォーカル)
  [録音 2005103日−6日、1219日−21日 サンドクヴィ・スタジオ (ゴトランド、ヴィースビ)]
  [制作 ノーラ  録音 ミカエル・リューアンデル]

◇バルト海の島、ゴトランドに生まれたグンネル・マウリツソン Gunnel Mauritzson、ダーラナ地方出身のビョーン・ストービ Björn Ståbi、ヘルシングランド生まれのベンガン・ヤンソン Bengan Janson。ノーラ (Nåra) は、スウェーデンの3つの地方からやってきたミュージシャンが作ったフォークバンドです。「ノーラ (Nåra)(CAP21615) に次ぐ Caprice への2枚目のアルバムには、人生と愛の歌とメロディが集められました。グリーグが《4つの詩篇》の第4曲に使った《天国にて (I himmelen)》。アルヴェーンの編曲により合唱曲として歌われている《喜びの花 (Glädjens blomster)》。悲しい恋と新たな希望を歌った《バラッド (Ballad)》は1845年、リカルド・デューベク Rickard Dybeck による新しい歌詞がつけられ、スウェーデン国歌「なんじ古き、なんじ自由の (Du gamla, du fria)」になりました。スウェーデンの人たちから親しまれているCM・ベルマン C. M. Bellman (1740-1795) の《フレードマンの歌 (Fredmans sånger)》からは第31番《起きろアマリリス (Opp Amaryllis)》。すべてノーラ、もしくはストービとヤンソンが編曲しています。フィドル、アコーディオン、手拍子、ヴォーカルによるシンプルな演奏。フォークミュージックとしてだけでなく、クラシカル音楽の源泉を探る楽しみもあるアルバムです。

GASON CD729 トリオ・アスケラッド
 Askeladd (アスケラッド) African Marketplace Oktober (10月)
 Herre Gud, ditt dyre mavn og ære (主なる神よ、御名の讃えられんことを)
 Vitae Lux Bliv kvar hos mig/Safari Madagaskar (マダガスカル) Icicles
 Whoza Mtwana Elegi (エレジー) Jesus, det eneste, helligste, reneste
 På det srore hav me siglar/Om nogen ont meg vil Landkjenning (陸地発見)
 Den ensomme veien (さびしい道) The wedding
  トリオ・アスケラッド
   ゲイル・アンフィンセン (トロンボーン、ヴォーカル) ニクラス・ビャルネヘル (ピアノ)
   オッド・インゲ・イェルスネス (トランペット)
  [録音 2005620日−23日 イェヴレ・コンサートホール (スウェーデン)]
  [制作 トリオ・アスケラッド  録音 ウーヴェ・ダーヴィドソン] 試聴盤

◇北欧からまた、ジャズの新しいグループがやってきました。トリオ・アスケラッド Trio Askeladd。スウェーデンのピアニスト、ニクラス・ビャルネヘル Niklas Bjarnehäll (1972-) が、スウェーデンのオーケストラで演奏するノルウェー出身のミュージシャンふたりと2003年春に結成したグループ。ゲイル・アンフィンセン Geir Anfinsen (1972-) は、イェヴレ交響楽団に12年間在籍し、現在は王立ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団のメンバー。オッド・インゲ・イェルスネス Odd Inge Gjelsnes (1970-) はイェヴレ交響楽団に所属。トランペットをアントンセン Ole Edvard Antonsen の下で学んだプレーヤーです。このアルバムでは、ノルウェーの賛美歌と民謡、ロルフ・ヴァリーン Rolf Wallin (1957-)、クリスチャン・シンディング Christian Sinding (1856-1941)、イーヴェル・クライヴェ Iver Kleive (1949-)、ダラー・ブランド、そしてメンバーのオリジナル曲などを演奏。トランペット、トロンボーン、ピアノという編成で、メロディアス、リリカル、時にさっそうとした音楽を聴かせます。ちなみにグループ名の "askeladd" (askeladden) は、ノルウェー民話に登場するさまざまな英雄のこと。こうしたフレンドリーな音楽も北欧ジャズのひとつの魅力でしょう。 《Den ensomme veien (さびしい道)》ではゲイルがヴォーカルを担当しています。

Rosarium (Sweden) ROS004 イムナ (Ymna) − 青い山を越えて (Över Bergena blå)
 二羽の白い鳩が飛んで行った (Det for två vita duvor) リム、リム、リーマ (Limu, limu, lima)
 ホーク・オーロフにならったポルスカ (Polska efter Höök-Olof)
 聖母マリアのテントウムシの歌 (Jungfru Marie nyckelpigesång)
 Lova lova leini Tjo attje & Minu Pers polska (ミヌ・ペールのポルスカ)
 一羽の小鳥 (En liten fågel) 美しい真珠 (Pärlor sköna)
 ヴェッデの花嫁の行進 (Brudmarch från Väddö) 喜びの歌 (Gla'låten)
 おお主よ、われらに信念を (O giv oss Herre av den tro) おお夏よ (O sommartid)
 おばあちゃんのポルスカ (Polska till mormor) この世で貧しき者 (Den som i världen fattig är)
 幸せなクリスマスが (Det blir en julhelg glad)
 アクセル・シェーランデルにならったポルスカ (Polska efter Axel Sjölander)
 なんじに賛美を (Lov ske dig) 乙女が今日、幼な子を生んだ (En jungfru födde ett barn idag)
 ようこそイエスよ (Välkommen o Jesu) 星がひとつ (En stjärna) 
 4時間 (Fyra timmar) ちいさなカエルたち (Små grodorna)
  イムナ (女声合唱団) ヨハンナ・トゥール (指揮) エヴァ・オーストレム・ルーネ (ヴォーカル)
  サラ・ウネベック (フィドル) リサ・エーリクソン (アコーディオン) クリスチャン・ヨルミン (打楽器)


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