Newsletter No.98   15 February 2007

 

リリース情報

2L 2L41SACD SACD hybrid (5.0 surround/stereo) コンサート (Konsert)
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク (1760-1812) ピアノソナタ第1番 作品45
セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) 10の前奏曲 作品23 − 第1番−第6
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) 
 抒情小曲集 (Lyriske stykker)8集 作品65
  青年時代より (Fra ungdoms dagene) 農民の歌 (Bondens sang)
  憂鬱 (Tungsind) サロン (Salong) バラード調で (I balladesone)
  トロールハウゲンの婚礼の日 (Bryllupsdag på Troldhaugen)
セルゲイ・プロコフィエフ (1891-1953) ピアノソナタ第1番 ヘ短調 作品1
エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) ピアノソナタ ホ短調 作品7 − アンダンテ・モルト
  ステフェン・ホルン (ピアノ)
  [録音 2005125日 ガムレ・ルーゲン (オスロ) (ライヴ)]
  [制作 モッテン・リンドベルグ  録音 モッテン・リンドベルグ、ハンス・ペーテル・ロランジュ] 試聴盤

◇ノルウェーのピアニスト、ステフェン・ホルン Steffen Horn (1976-)2005年ノルウェー・ツアーからのライヴ録音。ホルンは、アンスネスの師でもあるイジー・フリンカの弟子。スメタナ・コンペティションで第2位と特別賞を獲得し、ロンドンのウィグモアホール・デビューも果たしました。チェコ、ロシア、ノルウェー。それぞれにユニークなスタイルをもつ国。その表現豊かな音楽にひかれ、共感を寄せるホルンにとって、もっとも個人的な思い入れのあるプログラムによるコンサート。

Altfiol i Väst AIVCD003 1974年コンサートの思い出 (Souvenirs from Concerts in 1974)
ベンクト・ハルベリ (1932-) 弦楽三重奏曲 (1974)
  ヨンセン三重奏団
   トゥーレ・ヨンセン (ヴァイオリン) ベンクト・アンデション (ヴィオラ) ヤン・ネアンデル (チェロ)
  [録音 1974127日 ストックホルム・コンサートホール (グリューネヴァルト・ホール) (ライヴ)]
  [制作 スティーグ・リューブラント  録音 ウッレ・ブーランデル (スウェーデン放送)]
アントニーン・ドヴォルジャーク (1841-1904) 三重奏曲 B148 作品74 (2つのヴァイオリンとヴィオラのための)
  マヌーグ・パリキアン (ヴァイオリン) トゥーレ・ヨンセン (ヴァイオリン) ベンクト・アンデション (ヴィオラ)
WA・モーツァルト (1756-1791) ディヴェルティメント ニ長調 K334/320b (第17番)
  マヌーグ・パリキアン (ヴァイオリン) トゥーレ・ヨンセン (ヴァイオリン) ベンクト・アンデション (ヴィオラ)
  ヤン・ネアンデル (チェロ) トシュテン・シェーグレン (ダブルベース) グンナル・ヴェンベリ (ホルン)
  ベンクト・スンドベリ (ホルン)
  [録音 1974112日 王立スウェーデン音楽アカデミー、大ホール (ライヴ)]
  [制作 スティーグ・リューブラント  録音 ベルント・ベルントソン (スウェーデン放送)] 試聴盤

1948年から1957年にかけてフィルハーモニア管弦楽団の第1首席奏者を務めたアルメニアのヴァイオリニスト、マヌーグ・パリキアン Manoug Parikian (1920-1987) をしのぶアルバム。パリキアンは、多くのスウェーデン人ヴァイオリニストを育てたことでも知られ、演奏者としてたびたびスウェーデンを訪れました。パリキアンが1974年、ストックホルムの王立スウェーデン音楽アカデミーで行ったコンサート。ヨンセン三重奏団による同年のコンサート。いずれもスウェーデン放送によりライヴ録音されました。

 ヨンセン三重奏団が演奏する弦楽三重奏曲を作曲したベンクト・ハルベリ Bengt Hallberg (1932-) は、スウェーデンを代表するジャズピアニスト。クラシックピアノを学び、ストックホルムの王立音楽大学ではラーシュ=エーリク・ラーションとオーケ・ウッデーンにそれぞれ作曲法と対位法を教わっています。ジャズミュージシャン初の王立音楽アカデミー会員でもあります。弦楽三重奏曲はスウェーデン国立コンサート機関 (Rikskonserter) のための作品。「旋律的フレーズに基づくモデラート、民俗音楽の軽いタッチをつロマンティックなレント、ブルースとポップな要素のスケルツァンド、エネルギッシュなアレグロ・コン・フオーコ」 (ベンクト・アンデション) の4つの楽章から構成されています。

 ヨンセン三重奏団のリーダー、トゥーレ・ヨンセン Thore Johnsen (1937-)1960年から2002年までスウェーデン放送交響楽団副首席奏者。彼はオックスフォードでパリキアンに師事しています。ヴィオラ奏者のベンクト・アンデション Bengt Andersson (1935-) は、このレーベルの主宰者です。ヨーテボリ交響楽団 (副首席奏者)、スウェーデン放送交響楽団、王立ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団、ヨーテボリ放送交響楽団 (首席奏者) (1976年−1981年)、ヨーテボリ・オペラ管弦楽団 (1986年−1999年) を経て、現在、ソロイスト、教師として活動を続けています。チェリストのヤン・ネアンデル Jan Neander (1935-1988) はヨンセンの同僚。チェロの首席を務めていました。モーツァルトのディヴェルティメントで共演するトシュテン・シェーグレン Thorsten Sjogren (1920-1991) (ラーション《ダブルベース小協奏曲》の初演者)、グンナル・ヴェンベリ Gunnar Wennberg (1928-)、ベンクト・スンドベリ Bengt Sundberg (1929-) もスウェーデン放送交響楽団の奏者です。

 カラヤン時代のフィルハーモニアで演奏したパリキアンの室内楽奏者としての顔を記録した貴重なアルバム。彼と共演したミュージシャンたちには懐かしい思い出となりました。

Bergen Digital Studio BD7046CD 太陽の気分 (Solstemning) − フルートとオルガンのための音楽
ゲイル・トヴェイト (1908-1981) 名誉ある出迎え (Velkomne med æra)
エギル・ホーヴラン (1924-) 瞑想
カール・グスタヴ・スパッレ・オルセン (1903-1984) 間奏曲 (Intermezzo) 作品45
ルードヴィーグ・イルゲンス=イェンセン (1894-1969) ボルの歌 (Bols Vise)
ビャルネ・スロゲダール (1927-) 民謡の旋律による変奏曲
アイヴィン・グローヴェン (1901-1977) ラリングとスル (Laling og sull) (1950) (ピアノ協奏曲第1番の動機)
 太陽の気分 (Solstemning) (1948)
ヨハン・クヴァンダール (1919-1999) ロマンス (Romance) 作品16-4
シェル・モルク・カールセン (1947-) ロムの民謡によるパルティータ (Partita on a Folk Tune from Lom) 作品7-3
エドヴァルド・フリフレート・ブレイン (1924-1976) 外海へむけて (Ut mot Havet)
スヴェッレ・ユーダン (1889-1972) ロマンス
オーレ・ブル (1810-1880) 孤独の時に (I ensomme stunde)
 セーテルの娘の日曜日 (Sæterjentens Søndag)
ヨハン・スヴェンセン (1840-1911) ロマンス ト長調
  トム・オッタル・アンドレアセン (フルート) ロジャー・アンドレアセン (オルガン)

Caprice CAP21744 ベンクト=オーケ・ルンディン、オールストレムとヨンセンを弾く
オーロフ・オールストレム (1756-1835) ピアノソナタ 変ホ長調 ピアノソナタ ニ長調
ヒンリク・フィリップ・ヨンセン (1716/17-1779) ピアノソナタ第1番 ピアノソナタ第2
 ピアノソナタ第3番 ピアノソナタ第4番 ピアノソナタ第5番 ピアノソナタ第6番 ピアノソナタ イ短調
  ベンクト=オーケ・ルンディン (ピアノ)
  [録音 200522日−3日 スウェーデン放送 (ストックホルム) 第3スタジオ]
  [制作 シェル・セーデルクヴィスト  録音 ベッティル・グリペ] 試聴盤

◇スウェーデンを代表するピアニストのひとり、ベンクト=オーケ・ルンディン Bengt-Åke Lundin (1963-)18世紀スウェーデンのキーボード曲を弾きました。オーロフ・オールストレム Olof Åhlstrom (1756-1835) は作曲家、オルガニスト、ハープシコード奏者、指揮者、軍事省役人、楽譜出版者と多面的に活動。作曲家としては主にハイドンとグルックから影響を受けたとされるものの、ルンディンが言うとおり、自然に流れる旋律をもつ優しい音楽はちょっとモーツァルトに似ています。

 ドイツ生まれのヒンリク・フィリップ・ヨンセン Hinrich Philip Johnsen (1717-1779) はキーボードの名手。仕えていたアードルフ・フレデリクが王位継承のためにスウェーデンに渡った際に同行。オルガニスト、指揮者として宮廷で活躍しました。ドメニコ・スカルラッティの影響を受けたとされる6つのソナタは、すべて1楽章の曲。ルンディンは、「スリリングでダイナミック、和声的には非合理的、言い換えれば、紛れもなく悪魔的」 と評しています。一方、イ短調のソナタはCPE・バッハの音楽を思い起こさせ、アレグロ・アッサイ、アダージョ、ポコ・プレストの3楽章で書かれています。ヨンセンの曲は現存する楽譜が少なく、オルガン曲 (Alba ABCD129, Proprius PRCD9088) など数曲が紹介されただけ。ほとんど録音のないオールストレムの曲とともに貴重な録音となるでしょう。

Caprice CAP22060 2CD's ユーハン・ヘルミク・ルーマン (1694-1758)
 フラウト・トラヴェルソ、ヴィオローネとチェンバロのためのソナタ (全曲)
 ソナタ第1番 ト長調 ソナタ第2番 ニ長調 ソナタ第3番 ハ短調 ソナタ第4番 ト長調
 ソナタ第5番 ホ短調 ソナタ第6番 ロ短調 ソナタ第7番 ト長調 ソナタ第8番 イ長調
 ソナタ第9番 ハ長調 ソナタ第10番 ホ短調 ソナタ第11番 ト短調 ソナタ第12番 ニ長調
  マリア・バニア (フルート) ラース・ウルリク・モーテンセン (ハープシコード)
  ジェーン・ガウアー (バスーン) トマス・ピット (チェロ)
  [録音 2006220日−21日、925日−26日 ヨンセレード教会 (パッティレ、スウェーデン)]
  [制作 ウルバン・ヘッグルンド  録音 スヴェン=エーリク・エドヴァルドソン] 試聴盤

◇ユーハン・ヘルミク・ルーマン Johan Helmich Roman (1694-1758) のソナタについて、全12曲を新録音したマリア・バニアは、「大きな特色は、豊かな着想、興奮を誘うリズム、きわめて個性的な表現」と述べています。

 これらの作品は“フラウト・トラヴェルソ、ヴィオローネとチェンバロのためのソナタ (Sonate a flauto traverso, violone e cembalo)” として出版されましたが、18世紀にはさまざまな楽器編成で演奏されました。このアルバムではソロ楽器はフルート。ハープシコード、バスーン、チェロが加わります。

 マリア・バニア Maria Bania (1964-) はスウェーデン、ヤヴレの生まれ。1991年からコンチェルト・コペンハーゲン (CoCo) の奏者を務めています (楽器は、ルドルフ・トゥッツ (インスブルック) 製作のJC・デンナー (c.1720) コピー)。ハープシコードを弾くラース・ウルリク・モーテンセン Lars Ulrik Mortensen (1955-) は、コンチェルト・コペンハーゲンのソロイスト、指揮者として来日公演を終えたばかり。素晴らしく楽しいバッハ!という声が各地から聞こえてきました。久保田彰製作のリュッケルス (1624) コピー楽器を弾いています。

 ジェーン・ガウアー Jane Gower はイギリス・バロック・ソロイスツのメンバー。インマゼール指揮アニマ・エテルナと共演したモーツァルトのバスーン協奏曲 (Zig Zag Territoires ZZT030501) で名前が知られています (マシュー・ダート (ロンドン) 製作、JC・デンナー (c.1700) のコピー)。トマス・ピット Thomas Pitt もイギリス出身。アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック、イングリッシュ・コンサート、CoCo、オランダ・バロック協会のソロ・チェリストとして活躍。2005年からは、王立デンマーク音楽アカデミーでバロックチェロと室内楽演奏を教えています (フランソワ・ギュースト製作、アマティ・モデルのコピー)。

 ヘンデル、リュリ、テレマン、民俗音楽の影響がうかがえる優雅な作品。ルーマンのフルートソナタは、ペネロピー・エヴィソンとクリストフ・フントゲブルトによる録音 (Proprius PRCD9019, PRCD9020) がカタログから外れてしまったため、Caprice の新しいアルバムは、喜ばれることと思います。

Cavalli Records CCD225 ユーセフ・マッティン・クラウス (1756-1792) 弦楽四重奏曲集 第2
 弦楽四重奏曲 イ長調 作品1-1 弦楽四重奏曲 ハ短調 弦楽四重奏曲 ハ長調 作品1-5
 弦楽四重奏曲 ホ長調 弦楽四重奏曲 ト長調 作品1-6
  ユーセフ・マッティン・クラウス四重奏団
   ヴェルナー・エールハルト (ヴァイオリン) イェルク・ブッシュハウス (ヴァイオリン)
   アンチェ・サビンスキ (ヴィオラ) ゲアハルト・ダルムシュタット (チェロ)

◇スウェーデン国王グスタフ三世 (在位1771-1792) の宮廷に仕えたクラウス Joseph Martin Kraus (1756-1792)。国際ユーセフ・マッティン・クラウス協会の会長でもあるアルペッジョーネ奏者、ゲアハルト・ダルムシュタットをメンバーとする四重奏団によるシリーズ。第1集は CCD224

Classico CLASSCD646
デンマーク・ロマンティシズム (Dansk Romantik) − アカペラ合唱作品集
ニルス・W・ゲーゼ (1817-1890) 5つの歌 作品30 おお、あなたは愛 祈り
JPE・ハートマン (1805-1900) アドルフ・ラングステズの神聖な詩 作品86-1
 エアンスト・フォン・デア・レシェの世俗の詩 作品86-2
 馬に乗って森をゆっくりと行こう (Rid sagte gennem lunden)
  コーロ・ミスト セーアン・ビアク (指揮)

Classico CLASSCD650 WA・モーツァルト (1756-1791) ピアノ作品集
 ピアノソナタ第10番 ハ長調 K330/300h
 グルックのオペラ「メッカの巡礼」の「われら愚かな民の思うは」による10の変奏曲 ト長調 K455
 アダージョ ロ短調 K540 ピアノソナタ第16番 ハ長調 K545
 ピアノソナタ第8番 イ短調 K310/300d
  アメーリ・マリング (ピアノ)

Classico CLASSCD687 イタリアのバロック (Italian Baroque)
アルカンジェロ・コレッリ (1653-1713) 合奏協奏曲 ト短調 作品6-8 《クリスマス》
ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ (1710-1736)
 カンタータ《オルフェーオ》 − レチタティーヴォとアリア サルヴェ・レジナ
アレッサンドロ・スカルラッティ (1660-1725)
 合奏協奏曲形式の12のシンフォニア − 第1番 ヘ長調 第2番 ニ長調
  コペンハーゲン・サクソフォーン四重奏団
  マティアス・ヘーゼゴー (テノール) ヴィゴ・マンゴ (オルガン)

Classico CLASSCD688 カール・ニルセン (1865-1931) フルート協奏曲 FS119
 パンとシューリンクス (Pan og Syrinx) FS87 (作品49)
 アンダンテ・ラメントーゾ 《若き芸術家の棺のかたわらで (Ved en ung Kunstners Baare)》 FS58
 ボヘミア=デンマーク民謡 (Bøhmisk-Dansk Folketone) FS130
 フルート協奏曲 FS119 − 第2楽章 (初稿)
  ルーネ・モスト (フルート) チェコ室内フィルハーモニック ダグラス・ボストック (指揮)

Classico CLASSCD699 イタリアの太陽の下で (Under Italiens sol)
 お母さん (Mamma) マリオ、愛の言葉を (Parlami d'amore Mariu) Anema e Core
 理想の人 (Ideale) スペイン女 (La Spagnola) Arrividerci Roma Angelique (ja! det er den)
 忘れな草 (Non il scordar di me) ヴォラーレ (Volare) 君なんかもう愛していない (Non t'amo più)
 イタリアの太陽の下で (Sotto il sole d'Italia) (Under Italiens Sol) フニクリ・フニクラ (Funiculi, funicula)
 Con te partirò
  ダリオ・カンペット (バリトン) トーヴェ・ヒュルゴー (ソプラノ) トニー・ランディ (テノール)
  トアベン・ペーザセン (ピアノ) リンビ=トアベク交響楽団 モーテン・リーロン (指揮)

Classico CLASSCD705
リヒャルト・ワーグナー (1813-1883) オペラ《リエンツィ》 − 序曲
 ヴェーゼンドンク歌曲集 − 悩み
 楽劇《ラインの黄金》 − 逃れよ、ヴォータン ジークフリート牧歌
ジョルジュ・ビゼー (1838-1875) オペラ《カルメン》 − 第1幕前奏曲 ハバネラ セギディーリャ
  エリサベト・ハンケ (メッツォソプラノ) ブルガリア国立フィルハーモニック管弦楽団 ニルス・ボアクサン (指揮)
  [録音 20065月 (ライヴ)]

Classico CLASSCD5017 エーリク・シェーベア、オペラアリア集
P・E・ランゲ=ミュラー (1850-1926) メロドラマ《ルネサンス (Renaissance)》 − セレナード (Serenade)
ペーター・アーノル・ハイセ (1830-1879)
 オペラ《王と代官 (Drot og Marsk)》 − 皇太子のロマンス (Kongesønnens romance)
 まどろみから覚めよ (Vaagn af din Slummer)
ヨハン・シュトラウス (1825-1899) オペレッタ《ヴェネツィアの一夜》 − ゴンドラの歌
ジョルジュ・ビゼー (1838-1875) オペラ《カルメン》 − 花の歌
カール・マリア・フォン・ヴェーバー (1786-1826) オペラ《魔弾の射手》 − 森をぬけ、草原を越えて
リヒャルト・ワーグナー (1813-1883) オペラ《タンホイザー》 − タンホイザーのローマ語り
 楽劇《ヴァルキューレ》 − ノートゥング、ノートゥング 他
  エーリク・シェーベア (テノール) ハナ・アリン (ソプラノ) エスト・ヴァニング (ピアノ)
  デンマーク放送管弦楽団 エーリク・トゥクセン (指揮) デンマーク王立管弦楽団
  ヨン・フランセン (指揮) 他
  [録音 1946年−1954年]

Classico CLASSCD5018 王立劇場のビルギット・ニルソン (Birgit Nilsson på Det Kongelige Teater)
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン (1770-1827)
 オペラ《フィデリオ》 − 悪者よ、どこへ急ぐ 言いようもないうれしさ
ジャコモ・プッチーニ (1858-1924)
 オペラ《トスカ》 − マリオ!マリオ!ここにいます! 歌に生き、恋に生き おお、やさしい手よ 
リヒャルト・ワーグナー (1813-1883)
 楽劇《トリスタンとイゾルデ》 − 愛の夜よ、とばりを降ろせ 愛の死「優しくかすかな彼のほほえみ」
  ビルギット・ニルソン (ソプラノ) ヴィリ・ハートマン (テノール) ライナル・ウルフング (テノール)
  ペーテル・リンドロース (テノール) ヘルゲ・ブリリオート (テノール) デンマーク王立管弦楽団
  ヨン・フランセン (指揮) ジュゼッペ・パターネ (指揮) ポウル・ヨーアンセン (指揮)
  イェジー・セムコフ (指揮)
  [録音 19665月 (フィデリオ)、196911月 (トスカ)、197812月 (おお、やさしい手よ)、
       19735月 デンマーク王立劇場 (ライヴ)]

cpo 777 263-2
カール・ユレヴィチ・ダヴィドフ (1838-1889) チェロ協奏曲第1番 ロ短調 作品5
 チェロ協奏曲第2番 イ短調 作品14
ピョートル・チャイコフスキー (1840-1893) ロココ風の主題による変奏曲 イ長調 作品33
  ウェン=シン・ヤン (チェロ) ラトヴィア国立交響楽団 テリエ・ミケルセン (指揮)

dacapo 6.220526 SACD hybrid (5.1 surround/stereo)
ロマンティック・トロンボーン協奏曲集
ヴァウン・ホルムボー (1909-1996) 室内協奏曲第12番 作品52 M169 (トロンボーンと管弦楽のための)
セーアン・ヒュルゴー (1962-) Concerto Borealis (北の協奏曲) (2000 rev.2005)
アクセル・ヨーアンセン (1881-1947) ロマンス (Romance) 作品21 (1916)
 トロンボーンと管弦楽のための組曲 作品22 (1926)
ラウニ・グレンダール (1886-1960) トロンボーン協奏曲 (1924) (第1版)
  イェスパー・ユール (トロンボーン) デンマーク国立交響楽団 (DR)
  ヘンリク・ヴァウン・クリステンセン (指揮) トマス・ダウスゴー (指揮)
  [録音 20011月 (グレンダール)、20062月 デンマーク放送コンサートホール]
  [制作 プレーベン・イヴァン  録音 ヤン・オルロプ] 試聴盤

◇デンマーク・コンサートバンド Danish Concert Band の委嘱作、トロンボーンとコンサートバンドのための《Rapsodia Borealis (北のラプソディ)》 (2000) を作曲者のヒュルゴー Søren Hyldgaard (1962-) 自身がトロンボーンと管弦楽のために改訂した《Concerto Borealis (北の協奏曲)》。トロンボーンという楽器のリリカルな面に焦点を当てたこの曲を中心とする、20世紀デンマークのロマンティック協奏曲集。ヒュルゴーの作品のふたつの版を初演したイェスパー・ユール Jesper Juul (1973-) は、デンマーク北西部のティステーズ生まれ。オーフス、パリ、コペンハーゲンで学び、1996年からデンマーク国立交響楽団 (DR) のソロ・トロンボーン奏者を務めています。優れた作品の陰にはかならず、技術と音楽センスをもったプレーヤーがいる。このアルバムもそのことを語っています。

Danacord DACOCD650 JS・バッハ (1685-1750) オルガン作品集 第13
 前奏曲とフーガ ト長調 BWV541 コラール「今ぞすべての人よ神に感謝せよ」 BWV657
 トッカータ (前奏曲) とフーガ ハ長調 BWV566
 ノイマイスター・コラール集 BWV957, BWV1110-BWV1120
 オルガン小曲集 − 「主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ」 BWV639
  「神のひとり子なる主キリスト」 BWV601
  ハンス・ヘルマンス・ティルマンス (オルガン)
  [オルペ (ドイツ) のヴァイラント・オルガン、ケルペ=シンドルフ (ドイツ) のメンヒ・オルガン、
   ブランデンブルク大聖堂のヴァーグナー・オルガン]
  [録音 20066月]

Euridice EUCD34 シグムン・リレビェルカ (1931-) フルート協奏曲 シンフォニエッタ
 ヴァイオリン協奏曲
  エリサベト・クリステンセン・アイデ (フルート) スヴァイヌング・リレビェルカ (ヴァイオリン)
  ブード・シンフォニエッタ アルヴィド・エンゲゴー (指揮)

Euridice EUCD35 対話 (Dialogo)
JS・バッハ (1685-1750) 無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011
ベンジャミン・ブリテン (1913-1976) 無伴奏チェロ組曲第3番 作品87
ソフィア・グバイドゥーリナ (1931-) 十字架に
  スティーグ・ヴァルベルグ (チェロ) ビョルン・アンドル・ドラーゲ (オルガン)

Euridice EUCD36 アーリル・サンヴォル (1895-1984) オルガン作品集
 序奏とパッサカリア (Introduction and Passacaglia) 作品4
 ノルウェー民謡の旋律による7つの印象 作品5
 オルガンソナタ へ短調 作品9
 ノルウェー民謡「天の城を知っている」による変奏曲
  (Variations on a Norwegian Folk Tune "Eg veit i himmerik ei borg)
 ノルウェー民謡「主よ、心よりあなたの栄光を望みます」による変奏曲
  (Variations on a Norwegian Folk Tune "Herre, jeg hjertelig ønsker å fremme din ære")
 ハイドンの主題による2つの小品 (1947)
  ビョルン・ボイセン (オルガン)

Euridice EUCD38 オーレ・ブル・ヒッツ (Ole Bulls Hits)
ビョルン・アンドル・ドラーゲ (1959-) ホルベルグ・スウィート・ミント (エドヴァルド・グリーグ)
 オーレ・ブル・ヒッツ第1番−第4番 ヴァルドレ行進曲 (ヨハンネス・ハンセン)
 オーレ・ボヤーレル (Ole Bojarer) (ヨハン・ハルヴォシェン)
 オーレ・ブルガレル (Ole Bullgarer) (伝承曲) (全15曲)
  ミン=アンサンブル

hyperion CDA67583 ロマンティック・チェロ協奏曲集 第2集
ロベルト・フォルクマン (1815-1883) チェロ協奏曲 イ短調 作品33
アルベルト・ディートリヒ (1829-1908) チェロ協奏曲 ト短調 作品32
フリードリヒ・ゲルンスハイム (1839-1916) チェロ協奏曲 ホ短調 作品78
ロベルト・シューマン (1810-1856) チェロ協奏曲 イ短調 作品129
  アルバン・ゲアハルト (チェロ) ベルリン放送交響楽団 ハンヌ・リントゥ (指揮)

LSO Live LSO0105
LSO Live LSO0605 SACD hybrid (Multichannel/stereo) ジャン・シベリウス (1865-1957)
 交響曲第2番 ニ長調 作品43 交響的幻想曲《ポホヨラの娘 (Pohjolan tytär)》作品49
  ロンドン交響楽団 サー・コリン・デイヴィス (指揮)
  [録音 200610月 (第2番)、200510月 バービカンセンター (ロンドン) (ライヴ)]
  [制作 ジェイムズ・マリンソン  録音 ジョナサン・ストークス]

MTG Music MTGCD80068 グレゴリオのキー (Gregorian Key)
グレゴリオ聖歌 今日キリストは生まれた (Hodie Christus natus est)
 天より露をしたたらせよ (Rorate caeli)
ヘンリク・オーデゴール (1955-) 幼子が生まれた (Puer natus est) (2001)
 3つのグレゴリオのアンティフォナ (Tre gregorianske antifoner) (2003)
  今日キリストは生まれた (Hodie Christus natus est)
  天より露をしたたらせよ (Rorate caeli) サルヴェ・レジナ (Salve Regina)
オーラ・ヤイロ (1978-) Unicornis Captivatur (2000)
 ヴェスペレ変奏曲 (Vesper Variations) (2002)
ヴォルフガング・プラッゲ (1960-) Salve Crux (貴き十字架) 作品128 (2003)
テリエ・ビョルクルン (1945-) アヴェ・レジナ (Ave Regina) (1994)
ヘンニング・ソンメッロ (1955-)
 3つのグレゴリオの思考 (Tre gregorianske tankar) (1994)
  アヴェ・マリア (Ave Maria) 見よ、おとめはみごもって (Ecce Virgo)
  天より露をしたたらせよ (Rorate caeli)
ノルウェー民謡 (オーデゴール 編曲) つねに待ち望む心を (Mitt hjerte altid vanker)
 一輪のばらが咲いた (Det hev ei rose sprunge)

  オスロ・フィルハーモニック合唱団 トゥーレ・エーリク・モーン (指揮)
  ビルギッテ・ヴォラン (ハープ) ダーグフィン・クラウセン (オルガン)
  [録音 2004年 リース教会、ウラニエンボルグ教会] [制作・録音 ショーン・ルイス]

nosag records CD125 スティーヴ・ドブロゴス (1956-)
 先頃ライラックが前庭に咲いたとき (When Lilac Last in the Dooryard Bloom'd) (2000) (合唱と管弦楽のための歌)
  聖ヤコブ教会室内合唱団 ウプサラ室内交響楽団
  ゲーリー・グレイデン (指揮) スティーヴ・ドブロゴス (ピアノ)
  [録音 20051113日 ウプサラ大学講堂]
  [制作 ステラン・サグヴィーク  録音 オルヴィング・ヘレブルー] 試聴盤

◇アメリカ合衆国ノースカロライナ州ローリーに育ち、1978年からストックホルムに住むスティーヴ・ドブロゴス Steve Dobrogosz (1956-)。ストックホルムの王立音楽アカデミーで学び、現在、スカンディナヴィアのジャズ・シーンに欠かせないピアニスト、作曲家として活躍しています。1990年代からはクラシカル音楽の作曲家としても作品を発表。25の国で演奏され、若者からも支持された《ミサ曲》 (1992) (Phono Suecia PSCD107)。抒情的なメロディとハーモニーが特徴的な《レクイエム》 (2001) と《テ・デウム》 (2002) (nosag records CD093)。“今日の”作曲家ドブロゴスの音楽は人々から愛されています。

 《先頃ライラックが前庭に咲いたとき》はドブロゴスが2000年に書いた作品です。リンカン大統領の死を悼むウォルト・ホイットマン Walt Whitman (1819-1892) の抒情詩をテクストに“合唱と管弦楽のための歌”として作曲されました。

 「When lilac last in the dooryard bloom'd, And the great star early droop'd in the western sky in the night, I mourn'd, and yet shall mourn with ever-returning spring (先頃ライラックが前庭に咲き、大きな星が時ならず西の空に沈んだとき、わたしは嘆き悲しんだが、しかし蘇ることをけっして忘れぬ春とともに悲しみも蘇りつづけるだろう)」 (Walt Whitman: Leaves of Grass When lilac last in the dooryard bloom'd ウォルト・ホイットマン「草の葉」 から「先頃ライラックが前庭に咲いたとき」 酒本雅之・訳 岩波文庫 赤 309-2 p.345)

 「『ライラック…』が合唱交響曲として歌ってくれ、と叫んでいる」

 ドブロゴスは、ホイットマンの詩で象徴的に使われるライラックと星と鳥をガイドに、みずからを“歌い手”と呼んだホイットマンの詩に“メロディ”を聴きながら、《ライラック…》の音楽をイメージしていきました。“前庭のライラックの手入れをしながら”ハミングで歌う歌。高らかに響くアメリカーナのメロディ。“ホイットマンの詩と折り合いのよくないポストモダニズム”の音楽は、慎重に避けられています。

 6つの部分からなる、演奏時間7956秒の作品。ウプサラ大学で初演が行われたのは20051110日。アメリカ生まれ、ドブロゴスの親友のゲーリー・グレイデン Gary Graden (1955-) が指揮しました。グレイデンは、エーリク・エーリクソンに学んだ合唱指揮者。聖ヤコブ教会室内合唱団を率い、教育者としても活動しています。ウプサラ室内交響楽団は、ルーマンの《ドロットニングホルムの音楽》 (Naxos 8.552733) を録音したウプサラ室内管弦楽団が母体となったオーケストラです。

 この作品の底本には、「草の葉」の“臨終版 (death bed version)(1892) が使われました。《ミサ曲》《レクイエム》《テ・デウム》と違い、この音楽を味わうためにはホイットマンの詩への理解が欠かせず、ブックレットには原詩の全文が掲載されています。岩波文庫から出版された酒本雅之氏の新訳 (前述) も、大きな助けになるでしょう。

 タイトルは酒本雅之氏の訳にしたがい、《先頃ライラックが前庭に咲いたとき》としました。"last" は、"最後に" とするよりも "先頃" とするほうが詩の内容に沿っているように思います。

 《先頃ライラックが前庭に咲いたとき》をテクストとする音楽はヒンデミットとロジャー・セッションズ Roger Sessions (1896-1985) も書いています。《愛する人びとへのレクイエム》の副題がつけられた、第2次世界大戦の犠牲者を悼むヒンデミットの作品 (1946)。カリフォルニア州立大学バークリー校から委嘱を受け、暗殺されたマーティン・ルーサー・キングとロバート・ケネディを追悼するセッションズの作品 (1964-70)。両曲ともタイトルは《先頃ライラックが前庭に咲いたとき》です。

nosag records CD128 for cello − ペーテル・シュバク (1947-) チェロ独奏のための音楽
 Sonat 1900 (1994) Transdecendere (2004) 13 Chances (1991)
 Lettere di don Giovannni (2001) Canti di Euridici (1987)
  ペーテル・シュバク (チェロ)
  [録音 200698日、13日 スウェーデン放送 (ストックホルム) 第3スタジオ] 試聴盤

◇ペーテル・シュバク Peter Schuback (1947-) は、リオ・デ・ジャネイロ在住のスウェーデンのチェリスト。ストックホルム王立音楽大学でチェロを学び、エンリコ・マイナルディ、ジークフリート・パルム、ポール・トルトリエにも師事しています。さまざまな演奏グループや作曲家たちとの作業を通じて作曲に関心を寄せるようになりました。チェリストとして活動しながら、室内楽や管弦楽のための作品やテープのための音楽を発表しています。

nosag records CD129 打楽器と弦楽オーケストラのための音楽
ステファン・ソリヨム (1979-) ドラムズと弦楽のための演奏会用小品
ネイ・ロサウロ (1952-) マリンバと弦楽オーケストラのための協奏曲
ハンス・セーデルベリ (1937-) マリンバと弦楽オーケストラのための小協奏曲
 ヴィブラフォーンと弦楽のためのアリエッタ
ペーター・クラツォウ (1945-) マリンバ弦楽オーケストラのための協奏曲
エーバハード・アイサー (1932-) Colludo (打楽器と弦楽のための)
  マークス・レオソン (打楽器) ウプサラ室内ソロイスツ
  [録音 2004129日 アルヴェーン・ホール (ウプサラ) (ライヴ)、20051210日 パイク・ベイ・スタジオ]
  [録音 スウェーデン放送、オルヴィング・ヘレブルー] 試聴盤

nosag records CD131
スヴァンホルム・シンガーズ・ジャパン・ライヴ (Svanlholm Singers Live in Japan)
ベーラ・バルトーク (1881-1945)

 4つの古いハンガリー民謡 (Negy régi magyar népdal)
  キジバトさんたち、気をつけて (Rég megmondtam, bús gerlice)
  おお神よ、俺はなぜ待っているのだ (Jai istenem, kire várok)
  兄嫁の畑には (Ángyomasszony kertje)
  若い農夫よ、刈り草を荷車にしっかり積め (Bereslegény, jól megrakd a szekeret)
エイノユハニ・ラウタヴァーラ (1928-) 歌うたい (Laulaja)
 わが妻に歌うセレナード (Serenadi vaimolleni)
セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) (ヴラディーミル・ソロモン 編曲) さあ拝みましょう (Priiditie, poklonimsia)
セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) (トマス・ベヴェリッジ 編曲) 乙女よ喜べ (Bogorditse Devo)
セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) (アレクサンドル・グレチャニノフ 編曲) 詩篇6(Shestopsalmiye)
ヒゥーゴ・アルヴェーン (1872-1960) 海辺の夜明け (Gryning vid havet)
ヒルドル・ルンドヴィーク (1885-1951) おまえの両手の上にこうべを垂れた (Över dina händer lutad)
スウェーデン民謡 (ソフィア・セーデルベリ・エーベルハード 編曲) このすばらしい夏に (I denna ljuva sommatid)
ヴェルヨ・トルミス (1930-) 古代の海の歌 (Songs of the ancient sea)
アメリカ民謡 (ジェイムズ・アーブ 編曲) シェナンドー (Shennandoah)
イギリス民謡 (マッティン・ビュールストレム 編曲) スカボロー・フェア (Scarborough Fair)
広島県民謡 (福永陽一郎 編曲) 音戸の舟歌
宮城県民謡 (竹花秀昭 編曲) 斉太郎節
槇原敬之 (マッティン・エーゲルヒル、トビアス・ラーション 編曲) 世界にひとつだけの花
  スヴァンホルム・シンガーズ ソフィア・セーデルベリ・エーベルハード (指揮)
  ケンネト・ヨンソン (サクソフォーン)
  [録音 2003722日、20041214日 東京オペラシティ・コンサートホール (ライヴ)、
   2005713日 紀尾井ホール (東京) (ライヴ)]
  [ミクシング、マスタリング A・ニルソン、エミール・ヨハンニソン、ソフィア・セーデルベリ・エーベルハード] 試聴盤

◇スヴァンホルム・シンガーズ Svanholm Singers はスウェーデン、ルンド市に本拠をおく室内男声合唱団。ウプサラ市のオルフェイ・ドレンガル (OD) とともに、スウェーデンだけでなく北欧を代表する男声合唱団として愛されています。メンバー数は約20人。"vocal orchestra" あるいは "choral symphony" と呼ばれるODとは、編成、性格、スタイルも異なる合唱団です。そのODのメンバーも、「スヴァンホルムは "world's best"」 と彼らの実力を認め、その音楽を敬愛しています。

 スヴァンホルム・シンガーズが2003年から2005年にかけて行った日本ツアーのライヴ録音集。2003722日、東京オペラシティ・コンサートホールでのツアー・ファイナル・コンサートは、ホールの音響がよく、シンガーズたちが "out best concert" と語った演奏会です。ラウタヴァーラ、アルヴェーン、ルンドヴィーク。指揮者ソフィア・セーデルベリ・エーベルハードのソロにシンガーズが答えるスタイルの《シェナンドー》は、この前日の紀尾井ホールのコンサートでも歌われました。

 2004年のツアーからは、同じオペラシティ・コンサートホールで行われた "ボルボ・ファミリーコンサート"。バルトーク、ラフマニノフ、トルミス、そしてアンコールに歌われた《世界にひとつだけの花》が収録されています。2005年、紀尾井ホールのプログラムからは、スウェーデン、イギリス、日本の民謡が選ばれました。《音頭の舟歌》と《斉太郎節》の美しく、力強い日本語。豊かな響きとともに歌詞が聴き手に伝わってきます。多くの日本のクラシック歌手や合唱団は、スヴァンホルム・シンガーズの歌をどう聴くでしょうか。

 “隣のおにいちゃん” とでもいった気さくなメンバーたち。そのシンガーズの歌をコンサートの聴衆はしあわせそうな表情で聴いていました。その光景を懐かしく思い出してしまいます。

Paula PACD157 Engkatedral − ビャーネ・ホーア 歌曲集
 レーオム修道院 (Løgumkloster) Gå stille og tyst gennem
 香しく楽しい夏 (En yndig og frydefuld sommertid) Et sted i verden blir jeg til
 Om at leve i nuet Farvel til dunkle nattegange 瀕死の子 (Det døende barn) (全21曲)
  リタ・スコウ (ソプラノ) ビャーネ・ホーア (ピアノ)

Prima Music 106102 ラグナル・ビェルクライム (1958-)
 あなたの安息日にくちづけを (Kyss din Kvardag)
  合唱団 kor:z インゲル・ヴァーグレ (指揮)

Sonor Records SONCD6007 ルードヴィーグ・ニルセン (1906-2001) オルガン作品集
 イントラータ・ゴティカ 作品14 パッサカリア 作品23a
 「永遠の平安は誰にも望めない (Ingen vinner frem til den evige ro)」による変奏曲 作品2
 序奏とフーガ ロ短調 作品6 聖祝日のためのオルガン作品 作品20a
 コラール幻想曲 作品34 オルガン・コラール 作品5
 オルガン幻想曲《ニダロス大聖堂の鐘》 作品37b
  ハーラル・リセ (オルガン)

Toccata Classics TOCC0006 ゲオルグ・ベットウシュ (1668-1743)
 トリオソナタと「ヤーコプ・メストマッヒャーの音楽帖」
 トリオソナタ第8番 ト長調
 ヤーコプ・メストマッヒャーの音楽帖 − 第106番 行進曲
  第248番 アリア (ベルゲン・バロックによる変奏曲つき)
  第75番 パスピエ (Paspie de la Compertanje) 第13番 メヌエット
  第53番 ガヴォット (Gavotte Alternativement)   第166番 アレグロとトリオ
 トリオソナタ第15番 ヘ短調 トリオソナタ第11番 ヘ長調  トリオソナタ第21番 変ロ短調
 トリオソナタ第17番 変ホ長調 トリオソナタ第12番 ニ短調 トリオソナタ第14番 ト短調
  ベルゲン・バロック
   ペーテル・スピスキ (ヴァイオリン) ビャッテ・アイケ (ヴァイオリン)
   マルック・ルオラヤン=ミッコラ (チェロ、ヴィオラダガンバ) フルーデ・トゥーシェン (リコーダー)
   シェシュティ・セレヴォーグ (トラヴェルソ) ハンス・クヌート・スヴェーエン (ハープシコード)
  [録音 20019月、20036月 ノルウェー放送 (ベルゲン)]
  [制作 フルーデ・トゥーシェン、ハンス・クヌート・スヴェーエン  録音 グンナル・ヘルライフ・ニルセン] 試聴盤

◇バルサンティとヴェラチーニのトリオソナタ (Simax PSC1122) を録音したピリオド楽器グループ、ベルゲン・バロック Bergen Barokk がノルウェーの作曲家ゲオルグ・ベットウシュ Georg Bertouch (1668-1743) の作品を演奏。

Toccata Classics TOCC0033 ドナルド・フランシス・トーヴィー (1875-1940) 交響曲 ニ長調 作品32
 オペラ《ディオニュソスの花嫁 (The Bride of Dionysus)
》 − 前奏曲
  マルメ・オペラ管弦楽団 ジョージ・ヴァス (指揮)
  [録音 2005523日−27日 スウェーデン放送 (マルメ) 第7スタジオ]

Toccata Classics TOCC0037 GP・テレマン (1681-1767)
 音楽による礼拝、または一般用の教会カンタータ (Harmonischer Gottes-Dienst)1
 Lauter Wonne, lauter Freude TWV1:1040  In gering- und rauhen Schalen TWV1:549
 Hemmet den Eifer, berbannet die Rache TWV1:941 Seele, lerne dich erkennen TWV1:1502
 Du bist verflucht, o Schreckensstime TWV1:213 Auf ehernen Mauern TWV1:96
  ベルゲン・バロック
   モナ・ユルスルード (ソプラノ) フルーデ・トゥーシェン (リコーダー)
   ハンス・クヌート・スヴェーエン (ハープシコード)
   マルック・ルオラヤン=ミッコラ (チェロ、ヴィオラダガンバ)
  [録音 20051011日−13日 ソフィエンベルグ教会 (オスロ)]

trembling records nr2 Music for a Planet (ある惑星のための音楽)
ラグナル・ビェルクライム (1958-)
 ナンセンの精神 2000年への祈り Blue Flavour Music for a Planet (ある惑星のための音楽)

trembling records TR0100 ラグナル・ビェルクライム (1958-)
 映画「The Immortal Ibsen」 (オリジナル・サウンドトラック)
  カーリ・ブレムネス (歌) ビョルグ・ヴェルネス (チェロ)
  ペール・アルネ・グロルヴィーゲン (バンドネオン)
  シェティル・ビェルケストラン (キーボード) ラグナル・ビェルクライム (ピアノ)
  kor:z インゲル・ヴァーグレ (指揮)

 

リリース情報 − Jazz

NORCD NORCD0661 カール・セーグレム − Urbs (都会)
 Urbs (都会) Morenelys (堆石光) Digeldans (halling) Vridd Rudlande
 Over Oslo (オスロ上空) Nye Nord Folketone (民謡の調子) Fossil (化石)
 Synsrand
  カール・セーグレム (テナーサックス、山羊角笛、エレクトロニクス)
  ホーコン・ホゲモ (ハリングフェレ)
  ゲルムン・シルセット (エレキベース、ベース、エレキギター)
  オラヴ・トルゲット (ギター、エレキギター、エンゴニ、バグラヴァ)

Proprius PRSACD7879 3SACD's hybrid (Multichannel/stereo)
Jazz at the Pawnshop 30th Anniversary
  アルネ・ドムネールス (アルトサックス、クラリネット) ベンクト・ハルベリ (ピアノ)
  ラーシュ・エーシュトランド (ヴィブラフォーン) ゲオルグ・リーデル (ベース)
  エギル・ユーハンセン (ドラムズ)
  [録音 1976年 スタンペン (ポーンショップ) (ストックホルム) (ライヴ)]
  [制作 ヤーコブ・ボエティウス  録音 ゲルト・パルムクランツ]

"Jazz at the Pawnshp" (Proprius PRSACD7778, PRSACD7079/PRCD9044/PROP9544, PRCD9058/PROP9558) の全トラックに未収録のナンバー(約20分) を加えた音源をデジタルリマスターし、3枚のSACDに収録。2006年に行われたインタビューのBonus DVDProprius/Prophone/Swedish Society Discoril 2007年版カタログを収めたボックスセット。

Resonant Music RM17-2 ダーグ・アルネセン − Norwegian Song
 ルンダーネで (Ved Rondane) オーラよオーラ、愛しいわが子 (Ola, Ola, min eigen unge)
 マルギット・ユクセ (Margit Hjukse) アリエッタ (Arietta) 向こうにあなたの影が (Eg ser deg ut før gluggjin)
 オーゴットの山の歌 (Aagots fjeldsang) ホーヴァル・ヘッデ (Håvard Hedde)
 イェンディーネの子守歌 (Gjendines bådnlåt) ノルウェーの谷の歌 (Den norske dalevise)
 ファルクヴォル・ルーマンソン (Falkvor Lomansson) セーテルの娘の日曜日 (Sæterjentens søndag)
  ダーグ・アルネセン・トリオ
   ダーグ・アルネセン (ピアノ) テリエ・ゲヴェルト (ベース) ポール・トゥーヴセン (ドラムズ、パーカッション)
  [録音 200610月 レゾナント・スタジオ (オスロ)]
  [制作 ダーグ・アルネセン・トリオ  録音 アネシュ・スヴィンダール] 試聴盤

◇ダーグ・アルネセン Dag Arnesen、テリエ・ゲヴェルト Terje Gewelt、ポール・トゥーヴセン Pål Thowsen。グリーグの歌曲《ルンダーネで》、ピアノのための《アリエッタ》 (抒情小曲集 第1集)、オーレ・ブルの編曲によるヴァイオリン曲や、合唱のための編曲で親しまれている民謡《セーテルの娘の日曜日》。ノルウェーの歌を素材とする素敵なアルバムです。

Turn Left turnCD10 ヘンニング・グラーヴロク − Sense (感覚)
 Langt Ute (すばらしい) Vintervår (冬のように寒い春)
 Seaguls and Eagles Til en svarthvit liten slåsskjempe (どう猛なマダラヒタキ)
 Salmo trutta (ブラウントラウト)
 Ingen vet hvor haren hopper (野ウサギの跳ぶ場所は誰も知らない)
 Endelig Regn (やっと雨が) The Helper
 Penger, Penger (お金、お金) Morgenbønn (朝の祈り)
  ヘンニング・グラーヴロク (テナーサックス、ソプラノサックス)
  アイヴィン・ヴァルネス (ピアノ、、キーボード)
  ルーネ・ネルゴー (ベース) アンドレアス・ホーケスター (ドラムズ)
  ボルゲ・ペーテシェン=オーヴェルライル (ギター) オラヴ・ネース (ヴォーカル)
  ハネ・パウルセン・グラーヴロク (ヴォーカル) [録音 2006624日−26日]

 

リリース情報 − Blues, Folk, Pop & World Music

Etnisk Musikklubb (Norway) EM26
アンネ・スヴォーナウグ=ハウガン (Anne Svånaug Haugan)Scordatura (ティンのスロッテル)
 Kivlemøyspringar Trulovingsvals
 クヌート・ダーレの最後のスロット (スプリンガル) (Knut Dahles siste slått, springar)
 トロルのハリング (Trollhalling) Signe lita Førnesbrunen, lydarslått
 Sonnev, springar Triløytingen, gangar Sundagsslåtten til Halvor Flatland, gangar
 Springar etter Knut Dahle Springar etter Håvard Gibøen Springar etter Fykerud
 Springar etter Håvard Gibøen Gunnars vals på nedstilt bass
 Klarinettvals etter Thomas Lurås Slåttestev til innmed omnen
 Innmed omnen, springar Tore, halling Fiskheimen, springar
 Influensaen, reinlender Pilkefiskaren, reinlender Kivlemøyane, springar
 Kivlemøyane, gangar Triløytingen, gangar
 Springar e. Petter Veum/Veumen, springar m/dans Takkestev

  アンネ・スヴォーナウグ=ハウガン (ハリングフェレ)

Nyrenning (Norway) NYCD10 クヌート・ブーエン (Kunt Buen) − 期待 (Von)
クヌート・ブーエン (曲、歌詞)
 Å var eg vind Det ordlause Hjartekvad/Hjartetonen I hugheiann
 Orginalen Hugskot (Aforismer) Tele Von Song til det ulevde
 Bånsull Framtidssong Gjev tol Solsong Sjønnur (Stjerner)
 Vandringsvise
  クヌート・ブーエン (ハリングフェレ) アンネ・グラヴィル・クリュッケン (ヴォーカル)
  フロイディス・グロルード (フルート、サクソフォーン)
  トゥールユス・ヴィエルリ (ピアノ、アコーディオン、チェレスタ)

Nyrenning NYCD11 クヌート・ブーエン (Kunt Buen) − 心のガンガル (Hjartegangar)
 Rosa, lydarslått Fyrespel og Rosa (オルガンのための)
 Bukkehornhallingen/Førnesbrunen, gangar
 Fornesbrunen (オルガンのための) St. Thomasklokkeslatten, lydarslått
 St. Thomasklokkeslatten (オルガンのための) ミュラルグーテンの結婚行進曲 (Myllargutens bruremarsj)
 Englesongen 
Salmediktaren  山にとらわれし者 (Den bergtekne)
 Linde ホーヴァル・イボーエンの結婚行進曲 (Håvard Gibøens bruremarsj)
 Hellosmarsjen テレマルクの結婚行進曲 (Telemarkens bruremarsj)
 セルフィヨルドの結婚行進曲 (Telemarkens bruremarsj) 心のガンガル (Hjartegangar)
 ハリングダールの結婚行進曲 (Bruremarsj frå Hallingdal)
  コーレ・ノールストーガ (オルガン) クヌート・ブーエン (ハリングフェレ)
  シンニッカ・ランゲラン (ヴォーカル、カンテレ) 試聴盤

Talik Records (Norway) TA21CD
マティスゴール (Mattisgård) & ロイネ (Røine)Sudan Dudan (スダン・ドゥダン)
 So ro rugge Sudan Dudan Brynnings vise Dave og Jon Prastens hustru
 O søodeste vennen Adjøo, min forlorede blomme
 Mann og Kjærlinge En kvinne mon belkage Mitt live er sjukt
 Ridder og Møo Rakleljølkin
  マティスゴール & ロイネ

◇男性ヴォーカルと女性ヴォーカルによる民謡集。

Talk Records TA24CD
ヘンニング・アンデシェン (Henning Andersen)Underlege makter (劣る力)
 教会の塔の悪魔 (Styggen i kyrkejtarnet) Tøstein Langbein
 Sylkegulen hass Bendik I Nø'en Store Salmen Komme nord
 黒死病時代の馬の鐘 (Hestebjøoutn I svartedauen) 鐘の旅 (Klokkereisa)
 Hedalsklokkelåten 春のかおり (Vårduft) Thomasklukkelaatten
 Slidreklukkelaatten ユーマのための葬送の賛美歌 (Likferdssalmen åt Joma)
 I Oletjedn, I Olekinn St. Tomasklukkelåtten Hedalsklokkene
  ヘンニング・アンデシェン (ヴォーカル、フィドル、口琴、笛、ツィター、ヴァルドレの鐘)

Talik Records TA30CD アンネ・ヒュッタ (Anne Hytta) − 昼、夕べ、夜 (Dag, kveld, natt)
 Fyrispel etter Svein Løndal Sandsdalspringar Tinnemannen
 Fjellrosa Gangar etter Hølje Handsverk Fjerllmannjenta Bokkoen
 Gangar etter Hølje Sjoåsen Gjerki Haukeland Bgjuven
 Gangar etter Håvard Gibøen Springar etter Håvard Gibøen
 Systerslått I Systerslått II Systerslått III
  アンネ・ヒュッタ (ハリングフェレ) [録音 200511月−12月]


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